JPH06207771A - 冷温蔵庫 - Google Patents
冷温蔵庫Info
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- JPH06207771A JPH06207771A JP27993592A JP27993592A JPH06207771A JP H06207771 A JPH06207771 A JP H06207771A JP 27993592 A JP27993592 A JP 27993592A JP 27993592 A JP27993592 A JP 27993592A JP H06207771 A JPH06207771 A JP H06207771A
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Landscapes
- Devices That Are Associated With Refrigeration Equipment (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 2回路の半導体熱電素子5を手動で直並列通
電に切り換え、大巾な性能低下防止を図りながら、消費
電力である入力電流の制御を行う。 【構成】 2回路の半導体熱電素子5と、2回路の半導
体熱電素子5を手動で直並列通電に切り換える直並列切
り換えスイッチ10aを有し、冷温蔵能力を強弱に制御
可能にしたものである。
電に切り換え、大巾な性能低下防止を図りながら、消費
電力である入力電流の制御を行う。 【構成】 2回路の半導体熱電素子5と、2回路の半導
体熱電素子5を手動で直並列通電に切り換える直並列切
り換えスイッチ10aを有し、冷温蔵能力を強弱に制御
可能にしたものである。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、半導体熱電素子回路へ
の通電切り換えにより、冷蔵・温蔵時の能力制御を行
い、供給電源の負荷低減を図ることができる自動車用
(バッテリー・プラグに接続して用いる。)などの冷温
蔵庫に関するものである。
の通電切り換えにより、冷蔵・温蔵時の能力制御を行
い、供給電源の負荷低減を図ることができる自動車用
(バッテリー・プラグに接続して用いる。)などの冷温
蔵庫に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の冷温蔵庫について図8及び図9を
参照しながら説明する。図8は、従来の冷温蔵庫の概略
断面を示す図である。また、図9は、従来の冷温蔵庫の
電気回路を示す図である。
参照しながら説明する。図8は、従来の冷温蔵庫の概略
断面を示す図である。また、図9は、従来の冷温蔵庫の
電気回路を示す図である。
【0003】従来周知のこの種の冷温蔵庫は図8及び図
9に略図するように、上面が開口する本体2と、この本
体2の前記開口を塞ぐ蓋3とからなる断熱箱体1により
形成される。この断熱箱体1の庫内側空間に、被冷却
(加温)物を収容して冷却(加温)する形態のものが一
般的であって、本体2の内壁に相当する槽壁4は、アル
ミニウム板などの板厚が1〜2mm程度の良熱伝導板に
より形成され、この槽壁4を冷却(加温)板に兼用して
いる。
9に略図するように、上面が開口する本体2と、この本
体2の前記開口を塞ぐ蓋3とからなる断熱箱体1により
形成される。この断熱箱体1の庫内側空間に、被冷却
(加温)物を収容して冷却(加温)する形態のものが一
般的であって、本体2の内壁に相当する槽壁4は、アル
ミニウム板などの板厚が1〜2mm程度の良熱伝導板に
より形成され、この槽壁4を冷却(加温)板に兼用して
いる。
【0004】一方、槽壁4およびこの槽壁4に囲まれる
庫内側空間を低温(高温)に冷却(加温)するために半
導体熱電素子5を設けているが、この半導体熱電素子5
は庫内側集熱板5aが槽壁4の側面に添着した金属製、
例えばアルミニウム製の熱伝達ブロック6と、庫外側集
熱板5bが放熱用のヒートシンク7とそれぞれ密着する
と共に、これら2部品でサンドイッチ状に挟持された状
態となって配設されている。
庫内側空間を低温(高温)に冷却(加温)するために半
導体熱電素子5を設けているが、この半導体熱電素子5
は庫内側集熱板5aが槽壁4の側面に添着した金属製、
例えばアルミニウム製の熱伝達ブロック6と、庫外側集
熱板5bが放熱用のヒートシンク7とそれぞれ密着する
と共に、これら2部品でサンドイッチ状に挟持された状
態となって配設されている。
【0005】そして、熱伝達ブロック6を介して半導体
熱電素子5の庫内側集熱板5aと槽壁4との間、及び庫
外側集熱板5bとヒートシンク7との間で熱伝導がそれ
ぞれ形成されるものである。普通は、熱伝達ブロック6
とヒートシンク7とをビス等で締めつけて、その間に1
回路の半導体熱電素子5をサンドイッチ止めする一方、
熱伝達ブロック6も槽壁4に対しビス等で締めつけて一
体的に止着するようにしている。
熱電素子5の庫内側集熱板5aと槽壁4との間、及び庫
外側集熱板5bとヒートシンク7との間で熱伝導がそれ
ぞれ形成されるものである。普通は、熱伝達ブロック6
とヒートシンク7とをビス等で締めつけて、その間に1
回路の半導体熱電素子5をサンドイッチ止めする一方、
熱伝達ブロック6も槽壁4に対しビス等で締めつけて一
体的に止着するようにしている。
【0006】さらに、このヒートシンク7は、ファン8
により強制送風される構成となっている。このヒートシ
ンク7の裏面と本体2の間には、熱伝達ブロック6を囲
むようにパッキン9が装着され、冷却時の熱伝達ブロッ
ク6や半導体熱電素子5部での結露による性能低下や半
導体熱電素子5の絶縁性を確保している。
により強制送風される構成となっている。このヒートシ
ンク7の裏面と本体2の間には、熱伝達ブロック6を囲
むようにパッキン9が装着され、冷却時の熱伝達ブロッ
ク6や半導体熱電素子5部での結露による性能低下や半
導体熱電素子5の絶縁性を確保している。
【0007】また、ファン8は、強弱切り換えスイッチ
10で供給電圧をドロッピング抵抗11を使用して変化
させ、強風・弱風に切り換え制御されている。バッテリ
ー12に接続された冷温蔵庫スイッチ13は、OFF位
置、冷蔵位置(COOL)、温蔵位置(HOT)の3ポ
ジションで2回路を有する。ダイオード14は、冷温蔵
スイッチ13の切り換えによる電源ラインの極性変化に
かかわらずファン8の回転方向を一定に保持する。
10で供給電圧をドロッピング抵抗11を使用して変化
させ、強風・弱風に切り換え制御されている。バッテリ
ー12に接続された冷温蔵庫スイッチ13は、OFF位
置、冷蔵位置(COOL)、温蔵位置(HOT)の3ポ
ジションで2回路を有する。ダイオード14は、冷温蔵
スイッチ13の切り換えによる電源ラインの極性変化に
かかわらずファン8の回転方向を一定に保持する。
【0008】次に、動作について説明する。冷温蔵庫の
スイッチ13を冷蔵位置(COOL)に操作すると、半
導体熱電素子5のヒートポンプ作用により庫内側集熱板
5a→熱伝達ブロック6→槽壁4の順に冷却されて庫内
温度を低下させる。それと同時に、ヒートポンプ7は庫
外側集熱板5bにより庫内側からの熱移動量と半導体熱
電素子5の発熱量(ジュール熱量)で加熱される。
スイッチ13を冷蔵位置(COOL)に操作すると、半
導体熱電素子5のヒートポンプ作用により庫内側集熱板
5a→熱伝達ブロック6→槽壁4の順に冷却されて庫内
温度を低下させる。それと同時に、ヒートポンプ7は庫
外側集熱板5bにより庫内側からの熱移動量と半導体熱
電素子5の発熱量(ジュール熱量)で加熱される。
【0009】この熱量は、同時に駆動されているファン
8により強風送風で庫外側に放熱され、半導体熱電素子
5の能力設定値である規定温度差(通常20〜25de
g.)まで庫内温度は庫外温度より低下し、冷蔵状態を
維持する。この時、強弱切り換えスイッチ10を弱に変
更することにより、ファン8の送風量が減少し、庫外側
への放熱量が減少する。このため、ヒートシンクの温度
は強運転時よりも弱運転で上昇し、半導体熱電素子5の
能力が概略一定であるため、この温度上昇分庫内温度も
上昇し、弱冷蔵状態を維持する。同様に強運転では庫内
温度が弱運転よりも低い強冷状態を維持することとな
る。
8により強風送風で庫外側に放熱され、半導体熱電素子
5の能力設定値である規定温度差(通常20〜25de
g.)まで庫内温度は庫外温度より低下し、冷蔵状態を
維持する。この時、強弱切り換えスイッチ10を弱に変
更することにより、ファン8の送風量が減少し、庫外側
への放熱量が減少する。このため、ヒートシンクの温度
は強運転時よりも弱運転で上昇し、半導体熱電素子5の
能力が概略一定であるため、この温度上昇分庫内温度も
上昇し、弱冷蔵状態を維持する。同様に強運転では庫内
温度が弱運転よりも低い強冷状態を維持することとな
る。
【0010】一方、冷温蔵庫スイッチ13を温蔵位置
(HOT)に操作すると、前述とは逆方向に電流が流
れ、庫内側集熱板5aが放熱(加温)作用を行い温蔵庫
として作用する。なお、温蔵時の庫内温度は、図示しな
いサーモスイッチにより半導体熱電素子5への通電を断
続することにより設定温度に維持されるようになってい
るため、冷蔵時のようなファン8の強・弱運転では庫内
温度は変化しない。
(HOT)に操作すると、前述とは逆方向に電流が流
れ、庫内側集熱板5aが放熱(加温)作用を行い温蔵庫
として作用する。なお、温蔵時の庫内温度は、図示しな
いサーモスイッチにより半導体熱電素子5への通電を断
続することにより設定温度に維持されるようになってい
るため、冷蔵時のようなファン8の強・弱運転では庫内
温度は変化しない。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】従来の冷温蔵庫は以上
のように構成されているので、運転時に強・弱切り換え
スイッチ10を弱にしても、消費電流の大部分を占める
半導体熱電素子5への電流が変化しないため、夏場のク
ーラ使用時やエンジンのアイドル時などダイナモ発電量
に比し消費電力が多い場合に、バッテリー上り等の不具
合が発生するという問題点があった。
のように構成されているので、運転時に強・弱切り換え
スイッチ10を弱にしても、消費電流の大部分を占める
半導体熱電素子5への電流が変化しないため、夏場のク
ーラ使用時やエンジンのアイドル時などダイナモ発電量
に比し消費電力が多い場合に、バッテリー上り等の不具
合が発生するという問題点があった。
【0012】この発明は、前述のような問題点を解消す
るためになされたもので、運転時の消費電流を大巾に低
減できると共に、冷温蔵庫としての保冷・保温性能を著
じるしく低下させない機能を付加した冷温蔵庫を得るこ
とを目的とする。
るためになされたもので、運転時の消費電流を大巾に低
減できると共に、冷温蔵庫としての保冷・保温性能を著
じるしく低下させない機能を付加した冷温蔵庫を得るこ
とを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】この発明の請求項1に係
る冷温蔵庫は、次に掲げる手段を備えたものである。 〔1〕 冷蔵あるいは温蔵に応じてバッテリーの極性を
切り換える電源切換回路。 〔2〕 前記バッテリーからの印加電圧に基づいて庫内
を冷却あるいは加温する複数の半導体熱電素子回路。 〔3〕 冷温蔵能力を変える場合に前記複数の半導体熱
電素子回路を直列あるいは並列通電に切り換える直並列
切換回路。
る冷温蔵庫は、次に掲げる手段を備えたものである。 〔1〕 冷蔵あるいは温蔵に応じてバッテリーの極性を
切り換える電源切換回路。 〔2〕 前記バッテリーからの印加電圧に基づいて庫内
を冷却あるいは加温する複数の半導体熱電素子回路。 〔3〕 冷温蔵能力を変える場合に前記複数の半導体熱
電素子回路を直列あるいは並列通電に切り換える直並列
切換回路。
【0014】この発明の請求項2に係る冷温蔵庫は、次
に掲げる手段を備えたものである。 〔1〕 冷蔵あるいは温蔵に応じてバッテリーの極性を
切り換える電源切換回路。 〔2〕 前記バッテリーからの印加電圧に基づいて庫内
を冷却あるいは加温する複数の半導体熱電素子回路。 〔3〕 エンジン回転数に応じて前記複数の半導体熱電
素子回路を直列あるいは並列通電に切り換えて冷温蔵庫
能力を変える直並列切換回路。
に掲げる手段を備えたものである。 〔1〕 冷蔵あるいは温蔵に応じてバッテリーの極性を
切り換える電源切換回路。 〔2〕 前記バッテリーからの印加電圧に基づいて庫内
を冷却あるいは加温する複数の半導体熱電素子回路。 〔3〕 エンジン回転数に応じて前記複数の半導体熱電
素子回路を直列あるいは並列通電に切り換えて冷温蔵庫
能力を変える直並列切換回路。
【0015】この発明の請求項3に係る冷温蔵庫は、次
に掲げる手段を備えたものである。 〔1〕 冷蔵あるいは温蔵に応じてバッテリーの極性を
切り換える電源切換回路。 〔2〕 前記バッテリーからの印加電圧に基づいて庫内
を冷却あるいは加温する複数の半導体熱電素子回路。 〔3〕 前記印加電圧の大きさに応じて前記複数の半導
体熱電素子回路を直列あるいは並列通電に切り換えて冷
温蔵庫能力を変える直並列切換回路。
に掲げる手段を備えたものである。 〔1〕 冷蔵あるいは温蔵に応じてバッテリーの極性を
切り換える電源切換回路。 〔2〕 前記バッテリーからの印加電圧に基づいて庫内
を冷却あるいは加温する複数の半導体熱電素子回路。 〔3〕 前記印加電圧の大きさに応じて前記複数の半導
体熱電素子回路を直列あるいは並列通電に切り換えて冷
温蔵庫能力を変える直並列切換回路。
【0016】
【作用】この発明の請求項1に係る冷温蔵庫において
は、冷温蔵運転中に直並列切り換えスイッチを強位置か
ら弱位置にした時、n(n≧2)回路の半導体熱電素子
が並列通電から直列通電となり消費電流が概略1/n2に減
少し、冷蔵・温蔵性能の低下は比較的小さな状態で大巾
な省電力化が達成できると共に、必要な場合は、即、本
来の冷温蔵能力に復帰させることができる。
は、冷温蔵運転中に直並列切り換えスイッチを強位置か
ら弱位置にした時、n(n≧2)回路の半導体熱電素子
が並列通電から直列通電となり消費電流が概略1/n2に減
少し、冷蔵・温蔵性能の低下は比較的小さな状態で大巾
な省電力化が達成できると共に、必要な場合は、即、本
来の冷温蔵能力に復帰させることができる。
【0017】また、この発明の請求項2に係る冷温蔵庫
においては、冷温蔵運転中に自動車の使用状態の1つの
目安となるエンジン回転数を検出して目標値と比較し、
その目標値よりもエンジン回転数が低くなった場合に
は、n回路の半導体熱電素子を自動的にが並列通電から
直列通電に切り換えるため消費電流が概略1/n2に減少
し、冷蔵・温蔵性能の低下は比較的小さい状態で大巾な
省電力化が達成できると共に、エンジン回転数の上昇に
より、即、本来の冷温蔵能力に自動復帰する。又、プロ
グラムにより、高回転でエンジン出力を要する場合に
は、ダイナモ負荷となる消費電力の自動低減やエンジン
停止時に冷温蔵から通電停止の保冷・保温状態への自動
切り換えも可能である。
においては、冷温蔵運転中に自動車の使用状態の1つの
目安となるエンジン回転数を検出して目標値と比較し、
その目標値よりもエンジン回転数が低くなった場合に
は、n回路の半導体熱電素子を自動的にが並列通電から
直列通電に切り換えるため消費電流が概略1/n2に減少
し、冷蔵・温蔵性能の低下は比較的小さい状態で大巾な
省電力化が達成できると共に、エンジン回転数の上昇に
より、即、本来の冷温蔵能力に自動復帰する。又、プロ
グラムにより、高回転でエンジン出力を要する場合に
は、ダイナモ負荷となる消費電力の自動低減やエンジン
停止時に冷温蔵から通電停止の保冷・保温状態への自動
切り換えも可能である。
【0018】さらに、この発明の請求項3に係る冷温蔵
庫においては、冷温蔵運転中に本冷蔵庫印加電圧を常時
検出して目標値と比較し、その目標値よりもバッテリー
電圧が低くなった場合には、n回路の半導体熱電素子を
自動的に並列通電から直列通電に切り換えるため消費電
流が概略1/n2に減少し、冷蔵・温蔵性能の低下が比較的
小さい状態で大巾な省電力化が達成できると共に、冷蔵
庫印加電圧であるバッテリー電圧の上昇と共に、即、本
来の冷温蔵能力に自動復帰する。又、前述の目標値より
もさらに低い目標値を設定することにより、自動で通電
状態と非通電による保冷・保温状態への切り換えも可能
である。
庫においては、冷温蔵運転中に本冷蔵庫印加電圧を常時
検出して目標値と比較し、その目標値よりもバッテリー
電圧が低くなった場合には、n回路の半導体熱電素子を
自動的に並列通電から直列通電に切り換えるため消費電
流が概略1/n2に減少し、冷蔵・温蔵性能の低下が比較的
小さい状態で大巾な省電力化が達成できると共に、冷蔵
庫印加電圧であるバッテリー電圧の上昇と共に、即、本
来の冷温蔵能力に自動復帰する。又、前述の目標値より
もさらに低い目標値を設定することにより、自動で通電
状態と非通電による保冷・保温状態への切り換えも可能
である。
【0019】
実施例1.以下、この発明の実施例1の構成について図
1を参照しながら説明する。結線図以外の基本構成は前
述した従来例と同一であるため省略し、電気配線図につ
いてのみ説明する。
1を参照しながら説明する。結線図以外の基本構成は前
述した従来例と同一であるため省略し、電気配線図につ
いてのみ説明する。
【0020】図1において、この実施例1に係る冷温蔵
庫は、2回路の半導体熱電素子5と、ヒートシンク冷却
用軸流ファン8と、OFF位置、冷蔵位置(COO
L)、温蔵位置(HOT)の3ポジションで2回路を有
する冷温蔵庫スイッチ13とを備えたものである。ま
た、ダイオード14と、バッテリー12と、2回路の半
導体熱電素子5を直・並列に切り換えるため2回路を有
する直・並列(弱・強)切り換えスイッチ10aとを備
えたものである。
庫は、2回路の半導体熱電素子5と、ヒートシンク冷却
用軸流ファン8と、OFF位置、冷蔵位置(COO
L)、温蔵位置(HOT)の3ポジションで2回路を有
する冷温蔵庫スイッチ13とを備えたものである。ま
た、ダイオード14と、バッテリー12と、2回路の半
導体熱電素子5を直・並列に切り換えるため2回路を有
する直・並列(弱・強)切り換えスイッチ10aとを備
えたものである。
【0021】ところで、この発明の請求項1に係る電源
切換回路は、実施例1では冷温蔵庫スイッチ13に相当
し、請求項1に係る複数の半導体熱電素子回路は、実施
例1では半導体熱電素子5c、5dに相当し、請求項1
に係る直並列切換回路は、実施例1では直並列切り換え
スイッチ10aに相当する。
切換回路は、実施例1では冷温蔵庫スイッチ13に相当
し、請求項1に係る複数の半導体熱電素子回路は、実施
例1では半導体熱電素子5c、5dに相当し、請求項1
に係る直並列切換回路は、実施例1では直並列切り換え
スイッチ10aに相当する。
【0022】次に、実施例1の動作について説明するが
基本的動作は同一であるため省略し、電気関連部の動作
のみを図1の電気部品構成図に基づき説明する。
基本的動作は同一であるため省略し、電気関連部の動作
のみを図1の電気部品構成図に基づき説明する。
【0023】冷温蔵庫スイッチ13を冷蔵位置(COO
L)に操作し、直並列切り換えスイッチ10aを図の様
に並列側(強側)にすると、バッテリー12からの電流
は冷温蔵庫スイッチ13を通り、1系統は2回路の半導
体熱電素子5の5c側→直・並列切り換えスイッチ10
a→冷温蔵庫スイッチ13→バッテリー12、もう一つ
は直並列切り換えスイッチ10a→半導体熱電素子5の
5d側→冷温蔵庫スイッチ13→バッテリー12と流れ
る。
L)に操作し、直並列切り換えスイッチ10aを図の様
に並列側(強側)にすると、バッテリー12からの電流
は冷温蔵庫スイッチ13を通り、1系統は2回路の半導
体熱電素子5の5c側→直・並列切り換えスイッチ10
a→冷温蔵庫スイッチ13→バッテリー12、もう一つ
は直並列切り換えスイッチ10a→半導体熱電素子5の
5d側→冷温蔵庫スイッチ13→バッテリー12と流れ
る。
【0024】この時、軸流ファン8はダイオード14の
一方を通してバッテリー12の電圧がほぼ同電圧で印加
され、強運転となりヒートシンクを冷却する。
一方を通してバッテリー12の電圧がほぼ同電圧で印加
され、強運転となりヒートシンクを冷却する。
【0025】また、直並列切り換えスイッチ10aを図
とは逆の方向、直列側(弱側)にすると、バッテリー1
2からの電流は冷温蔵庫スイッチ13→2回路の半導体
熱電素子5の5c側→直並列切り換えスイッチ10a→
5d側→冷温蔵庫スイッチ13→バッテリー12と流れ
る。
とは逆の方向、直列側(弱側)にすると、バッテリー1
2からの電流は冷温蔵庫スイッチ13→2回路の半導体
熱電素子5の5c側→直並列切り換えスイッチ10a→
5d側→冷温蔵庫スイッチ13→バッテリー12と流れ
る。
【0026】この時、軸流ファン8はバッテリー12の
電圧が冷温蔵庫スイッチ13→2回路の半導体熱電素子
5の5c側→ダイオード14の一方を経由して印加さ
れ、この間の電圧ドロップにより弱運転となりヒートシ
ンクを冷却、同時にファン騒音の低下を図っている。
電圧が冷温蔵庫スイッチ13→2回路の半導体熱電素子
5の5c側→ダイオード14の一方を経由して印加さ
れ、この間の電圧ドロップにより弱運転となりヒートシ
ンクを冷却、同時にファン騒音の低下を図っている。
【0027】以上、冷温蔵庫スイッチ13を冷蔵位置
(COOL)にした場合について説明したが、この冷温
蔵庫スイッチ13を温蔵位置(HOT)にした場合は半
導体熱電素子5に流れる電流の向きが逆となり、温蔵庫
として作用する。なお、温蔵時の庫内温度は従来と同
様、図示しないサーモスイッチにより半導体熱電素子5
への通電を断続することにより設定温度に維持されるよ
うになっている。
(COOL)にした場合について説明したが、この冷温
蔵庫スイッチ13を温蔵位置(HOT)にした場合は半
導体熱電素子5に流れる電流の向きが逆となり、温蔵庫
として作用する。なお、温蔵時の庫内温度は従来と同
様、図示しないサーモスイッチにより半導体熱電素子5
への通電を断続することにより設定温度に維持されるよ
うになっている。
【0028】ここで、半導体熱電素子の特性について説
明すると、吸熱量Qabは下記の式で表わされる。
明すると、吸熱量Qabは下記の式で表わされる。
【0029】Qab=n・s・TC・i(ペルチュ効
果)−1/2・i2・R(ジュール損失)−K(TH−
TC)(熱伝導損失) (W) n:半導体熱電素子数、 s:半導体熱電素子の平均ゼーベック係数(v/°
k)、 TC:半導体熱電素子自体の低温側温度(°k)、 TH:半導体熱電素子自体の高温側温度(°k)、 i:半導体熱電素子に流れる電流値(A)、 R:半導体熱電素子の抵抗(Ω)、 K:半導体熱電素子の熱貫流率(w/°k)。
果)−1/2・i2・R(ジュール損失)−K(TH−
TC)(熱伝導損失) (W) n:半導体熱電素子数、 s:半導体熱電素子の平均ゼーベック係数(v/°
k)、 TC:半導体熱電素子自体の低温側温度(°k)、 TH:半導体熱電素子自体の高温側温度(°k)、 i:半導体熱電素子に流れる電流値(A)、 R:半導体熱電素子の抵抗(Ω)、 K:半導体熱電素子の熱貫流率(w/°k)。
【0030】この式から、冷却時を例にすれば冷却能力
は、半導体熱電素子の平均ゼーベック係数sと素子数n
が同一であれば、電流値が大きいほど強力となる。そこ
で、従来の半導体熱電素子を2分割して2回路構成とす
ることでこれら回路を直列に接続した場合は従来と同
一、並列に接続した場合は抵抗値が 1/{(1/2)・R}+1/{(1/2)・R}=1
/Rx となるので、従って Rx=(1/4)・R と表されて直列時の1/4 となり、同一電圧下での電
流値は4倍となる。
は、半導体熱電素子の平均ゼーベック係数sと素子数n
が同一であれば、電流値が大きいほど強力となる。そこ
で、従来の半導体熱電素子を2分割して2回路構成とす
ることでこれら回路を直列に接続した場合は従来と同
一、並列に接続した場合は抵抗値が 1/{(1/2)・R}+1/{(1/2)・R}=1
/Rx となるので、従って Rx=(1/4)・R と表されて直列時の1/4 となり、同一電圧下での電
流値は4倍となる。
【0031】このため、2回路の半導体熱電素子5を並
列通電すると、同一の半導体熱電素子レベル(素子数・
直列時抵抗値)で従来より数段優れた能力にすることが
可能となるが、同時に消費電流も増加する。そこで、こ
の実施例1は自動車のバッテリー負荷を低減するため、
従来と同様の消費電流となる直列運転と消費電流は増加
するが、より冷温能力の優れた並列運転への切り換えを
行うようにしたものであり、状況に応じ、ユーザが手動
にて切り換えることを可能としたものである。以上の中
で、2回路の半導体熱電素子5を1個の素子として表示
しているが、2個の同一素子を同様に装着して2回路構
成としても同様の効果が得られる。
列通電すると、同一の半導体熱電素子レベル(素子数・
直列時抵抗値)で従来より数段優れた能力にすることが
可能となるが、同時に消費電流も増加する。そこで、こ
の実施例1は自動車のバッテリー負荷を低減するため、
従来と同様の消費電流となる直列運転と消費電流は増加
するが、より冷温能力の優れた並列運転への切り換えを
行うようにしたものであり、状況に応じ、ユーザが手動
にて切り換えることを可能としたものである。以上の中
で、2回路の半導体熱電素子5を1個の素子として表示
しているが、2個の同一素子を同様に装着して2回路構
成としても同様の効果が得られる。
【0032】この発明の実施例1は、前述したように、
半導体熱電素子5により冷温蔵能力を強弱に制御可能な
らしめる冷温蔵庫において、2回路以上の半導体熱電素
子5と、これら回路の半導体熱電素子を直・並列通電に
切り換える直並列切り換えスイッチ10aを設けたこと
を特徴とする。すなわち、半導体熱電素子5により冷温
蔵庫能力を強弱に制御可能ならしめる冷温蔵庫におい
て、2回路の半導体熱電素子5c、5dと、これら回路
の半導体熱電素子5を直・並列通電に切り換える直並列
切り換えスイッチ10aを設けたことにより、ユーザー
の操作で冷温蔵庫の大巾な性能低下を防止しながら、消
費電力を減少させることが可能となり、自動車のバッテ
リー上り等の不具合を防止できるという効果を奏する。
半導体熱電素子5により冷温蔵能力を強弱に制御可能な
らしめる冷温蔵庫において、2回路以上の半導体熱電素
子5と、これら回路の半導体熱電素子を直・並列通電に
切り換える直並列切り換えスイッチ10aを設けたこと
を特徴とする。すなわち、半導体熱電素子5により冷温
蔵庫能力を強弱に制御可能ならしめる冷温蔵庫におい
て、2回路の半導体熱電素子5c、5dと、これら回路
の半導体熱電素子5を直・並列通電に切り換える直並列
切り換えスイッチ10aを設けたことにより、ユーザー
の操作で冷温蔵庫の大巾な性能低下を防止しながら、消
費電力を減少させることが可能となり、自動車のバッテ
リー上り等の不具合を防止できるという効果を奏する。
【0033】実施例2.なお、前述の実施例1は2回路
の半導体熱電素子5の直・並列切り換えを手動で行う構
成であったが、この実施例2では図2に示すように自動
車のエンジン回転数を検出し、目標値と比較して、その
結果により2回路の半導体熱電素子5を直並列切り換え
リレー30bを使用して切り換える自動制御器30で自
動制御する構成としたものである。
の半導体熱電素子5の直・並列切り換えを手動で行う構
成であったが、この実施例2では図2に示すように自動
車のエンジン回転数を検出し、目標値と比較して、その
結果により2回路の半導体熱電素子5を直並列切り換え
リレー30bを使用して切り換える自動制御器30で自
動制御する構成としたものである。
【0034】また、本実施例2も基本構成は従来と同一
であるため省略し、電気部品構成についてのみ説明す
る。
であるため省略し、電気部品構成についてのみ説明す
る。
【0035】図2において、実施例2に係る冷温蔵庫
は、2回路の半導体熱電素子5と、ヒートシンク冷却用
軸流ファン8と、強弱切り換えスイッチ10と、バッテ
リー12、OFF位置、冷蔵位置(COOL)、温蔵位
置(HOT)の3ポジションで2回路を有する冷温蔵庫
スイッチ13とを備える。
は、2回路の半導体熱電素子5と、ヒートシンク冷却用
軸流ファン8と、強弱切り換えスイッチ10と、バッテ
リー12、OFF位置、冷蔵位置(COOL)、温蔵位
置(HOT)の3ポジションで2回路を有する冷温蔵庫
スイッチ13とを備える。
【0036】また、実施例2に係る冷温蔵庫は、エンジ
ン回転数を検出して目標値と比較し、その結果により直
並列切り換え用リレー30bや半導体熱電素子5への通
電制御リレー30cを作動させる制御ユニット30aを
有する自動制御器30を備える。なお、エンジン回転数
の検出は、例えば、電源(バッテリー12)にのってく
るイグニッション・ノイズをカウントすることにより行
うことができる。
ン回転数を検出して目標値と比較し、その結果により直
並列切り換え用リレー30bや半導体熱電素子5への通
電制御リレー30cを作動させる制御ユニット30aを
有する自動制御器30を備える。なお、エンジン回転数
の検出は、例えば、電源(バッテリー12)にのってく
るイグニッション・ノイズをカウントすることにより行
うことができる。
【0037】制御ユニット30aは、入力回路31、メ
モリー32、CPU33、出力回路34を有している。
出力回路34は冷却用ファン8及び直並列切り換え用リ
レー30bと通電制御リレー30cとに接続されてい
る。
モリー32、CPU33、出力回路34を有している。
出力回路34は冷却用ファン8及び直並列切り換え用リ
レー30bと通電制御リレー30cとに接続されてい
る。
【0038】ところで、この発明の請求項2に係る電源
切換回路は、実施例2では冷温蔵庫スイッチ13に相当
し、請求項2に係る複数の半導体熱電素子回路は、実施
例2では半導体熱電素子5c、5dに相当し、請求項2
に係る直並列切換回路は、実施例2では強弱切り換えス
イッチ10、制御ユニット30a、直並列切り換え用リ
レー30b及び通電制御リレー30cから構成されてい
る。
切換回路は、実施例2では冷温蔵庫スイッチ13に相当
し、請求項2に係る複数の半導体熱電素子回路は、実施
例2では半導体熱電素子5c、5dに相当し、請求項2
に係る直並列切換回路は、実施例2では強弱切り換えス
イッチ10、制御ユニット30a、直並列切り換え用リ
レー30b及び通電制御リレー30cから構成されてい
る。
【0039】次に、実施例2の動作について説明する
が、基本的動作は同一であるため省略し、電気関連部の
動作のみを電気部品構成を示す図2、タイムチャートを
示す図3、フローチャートを示す図4に基づき説明す
る。
が、基本的動作は同一であるため省略し、電気関連部の
動作のみを電気部品構成を示す図2、タイムチャートを
示す図3、フローチャートを示す図4に基づき説明す
る。
【0040】冷温蔵庫スイッチ13を冷蔵位置(COO
L)に操作し(ステップ40)、強弱切り換えスイッチ
10を図2とは逆に強側にした場合、図4のフローチャ
ートで示すように、自動制御器30がエンジン停止を検
出したときは、通電制御リレー30cをOFFして冷温
蔵庫を停止し(ステップ45〜46)、エンジンが再度
回転し始めるとこれを検出して通電制御リレー30cを
ONして冷温蔵庫の運転を再開する。
L)に操作し(ステップ40)、強弱切り換えスイッチ
10を図2とは逆に強側にした場合、図4のフローチャ
ートで示すように、自動制御器30がエンジン停止を検
出したときは、通電制御リレー30cをOFFして冷温
蔵庫を停止し(ステップ45〜46)、エンジンが再度
回転し始めるとこれを検出して通電制御リレー30cを
ONして冷温蔵庫の運転を再開する。
【0041】さらに、エンジン回転数が目標値(1)以
下の場合(ステップ42のYESの場合)と目標値
(2)以上の場合(ステップ41のNOの場合)には直
並列切り換え用リレー30bはOFF(図3(d)を参
照)で、2回路の半導体熱電素子5には電流が冷温蔵庫
スイッチ13→半導体熱電素子の5c側→直並列切り換
え用リレー30b→半導体熱電素子の5d側→通電制御
リレー30c→冷温蔵庫スイッチ13→バッテリー12
と直列に流れる。
下の場合(ステップ42のYESの場合)と目標値
(2)以上の場合(ステップ41のNOの場合)には直
並列切り換え用リレー30bはOFF(図3(d)を参
照)で、2回路の半導体熱電素子5には電流が冷温蔵庫
スイッチ13→半導体熱電素子の5c側→直並列切り換
え用リレー30b→半導体熱電素子の5d側→通電制御
リレー30c→冷温蔵庫スイッチ13→バッテリー12
と直列に流れる。
【0042】なお、エンジン回転数が目標値(1)から
(2)の間にある場合には直並列切り換えリレー30b
がONし(ステップ43〜44)、2回路の半導体熱電
素子5には電流が、冷温蔵庫スイッチ13→半導体熱電
素子の5c側→直並列切り換え用リレー30b→冷温蔵
庫スイッチ13→バッテリー12、及び冷温蔵庫スイッ
チ13→直並列切り換え用リレー30b→半導体熱電素
子の5d側→通電制御リレー30c→冷温蔵庫スイッチ
13→バッテリー12と並列に流れる。
(2)の間にある場合には直並列切り換えリレー30b
がONし(ステップ43〜44)、2回路の半導体熱電
素子5には電流が、冷温蔵庫スイッチ13→半導体熱電
素子の5c側→直並列切り換え用リレー30b→冷温蔵
庫スイッチ13→バッテリー12、及び冷温蔵庫スイッ
チ13→直並列切り換え用リレー30b→半導体熱電素
子の5d側→通電制御リレー30c→冷温蔵庫スイッチ
13→バッテリー12と並列に流れる。
【0043】また、強弱切り換えスイッチ10が弱の場
合はエンジン停止時に通電制御リレー30cをOFFし
て冷温蔵庫を停止する以外、エンジンが回転している時
は常時、2回路の半導体熱電素子5を直列接続で通電、
冷却ファン8も自動制御器30で強運転時よりも騒音の
低い回転数で、それぞれ弱運転される。
合はエンジン停止時に通電制御リレー30cをOFFし
て冷温蔵庫を停止する以外、エンジンが回転している時
は常時、2回路の半導体熱電素子5を直列接続で通電、
冷却ファン8も自動制御器30で強運転時よりも騒音の
低い回転数で、それぞれ弱運転される。
【0044】以上、冷温蔵庫のスイッチ13を冷蔵位置
(COOL)にした場合について説明したが、この冷温
蔵庫スイッチ13を温蔵位置(HOT)にした場合は半
導体熱電素子5に流れる電流の向きが逆となり、温蔵庫
として作用する。
(COOL)にした場合について説明したが、この冷温
蔵庫スイッチ13を温蔵位置(HOT)にした場合は半
導体熱電素子5に流れる電流の向きが逆となり、温蔵庫
として作用する。
【0045】なお、温蔵時の庫内温度は従来と同様、図
示しないサーモスイッチにより半導体熱電素子5への通
電を断続することにより設定温度に維持されるようにな
っている。このように実施例1と同様の効果を自動車の
エンジン回転数を利用して、自動制御により得るように
しているため、ユーザーの操作忘れ等により発生すると
考えられる運転時のバッテリー上り等のトラブル防止
や、この実施例特有のエンジン高回転時の負荷軽減やプ
ログラムの変更によりエンジン回転数の変化による加速
時の負荷軽減も可能となるなどの効果を奏する。
示しないサーモスイッチにより半導体熱電素子5への通
電を断続することにより設定温度に維持されるようにな
っている。このように実施例1と同様の効果を自動車の
エンジン回転数を利用して、自動制御により得るように
しているため、ユーザーの操作忘れ等により発生すると
考えられる運転時のバッテリー上り等のトラブル防止
や、この実施例特有のエンジン高回転時の負荷軽減やプ
ログラムの変更によりエンジン回転数の変化による加速
時の負荷軽減も可能となるなどの効果を奏する。
【0046】この発明の実施例2は、前述したように、
エンジン回転数を検出して目標値と比較しその結果に基
づき直並列切り換えリレー30bを切り換え制御運転す
る制御ユニット30aを備えたので、ユーザーの操作忘
れ等により発生すると考えられる冷温蔵庫運転時のバッ
テリー上り等のトラブル防止や、実施例2特有のエンジ
ン高速回転時の負荷軽減やエンジン回転数の変化から加
速時の負荷軽減等も可能となるなどの効果を有する。
エンジン回転数を検出して目標値と比較しその結果に基
づき直並列切り換えリレー30bを切り換え制御運転す
る制御ユニット30aを備えたので、ユーザーの操作忘
れ等により発生すると考えられる冷温蔵庫運転時のバッ
テリー上り等のトラブル防止や、実施例2特有のエンジ
ン高速回転時の負荷軽減やエンジン回転数の変化から加
速時の負荷軽減等も可能となるなどの効果を有する。
【0047】実施例3.次に、エンジン回転数ではなく
冷温蔵庫印加電圧を検出目標値と比較し、その結果によ
り2回路の半導体熱電素子5を直並列切り換えリレー2
0bを使用して切り換える制御ユニット20aで自動制
御する例を図5に示す。
冷温蔵庫印加電圧を検出目標値と比較し、その結果によ
り2回路の半導体熱電素子5を直並列切り換えリレー2
0bを使用して切り換える制御ユニット20aで自動制
御する例を図5に示す。
【0048】なお、本実施例3も基本構成は従来と同一
であるため省略し、電気部品構成についてのみ説明す
る。
であるため省略し、電気部品構成についてのみ説明す
る。
【0049】図5において、実施例3に係る冷温蔵庫
は、2回路の半導体熱電素子5と、ヒートシンク冷却用
軸流ファン8と、強弱切り換えスイッチ10と、バッテ
リー12と、OFF位置、冷蔵位置(COOL)、温蔵
位置(HOT)の3ポジションで2回路を有する冷温蔵
庫スイッチ13とを備える。
は、2回路の半導体熱電素子5と、ヒートシンク冷却用
軸流ファン8と、強弱切り換えスイッチ10と、バッテ
リー12と、OFF位置、冷蔵位置(COOL)、温蔵
位置(HOT)の3ポジションで2回路を有する冷温蔵
庫スイッチ13とを備える。
【0050】また、実施例3に係る冷温蔵庫は、バッテ
リー電圧に近似した電圧となる冷温蔵庫印加電圧を検出
し目標値と比較し、その結果により直並列切り換え用リ
レー20bや半導体熱電素子5への通電制御リレー20
cを作動させる制御ユニット20aを有する自動制御器
20を備える。
リー電圧に近似した電圧となる冷温蔵庫印加電圧を検出
し目標値と比較し、その結果により直並列切り換え用リ
レー20bや半導体熱電素子5への通電制御リレー20
cを作動させる制御ユニット20aを有する自動制御器
20を備える。
【0051】制御ユニット20aは、検出電圧を変換す
るA/D変換部25、入力回路21、メモリー22、C
PU23、出力回路24を有している。出力回路24
は、冷却用ファン8と直並列切り換え用リレー20bと
通電制御リレー20cに接続されている。
るA/D変換部25、入力回路21、メモリー22、C
PU23、出力回路24を有している。出力回路24
は、冷却用ファン8と直並列切り換え用リレー20bと
通電制御リレー20cに接続されている。
【0052】ところで、この発明の請求項3に係る電源
切換回路は、実施例3では冷温蔵庫スイッチ13に相当
し、請求項3に係る複数の半導体熱電素子回路は、実施
例3では半導体熱電素子5c、5dに相当し、請求項3
に係る直並列切換回路は、実施例3では強弱切り換えス
イッチ10、制御ユニット20a、直並列切り換え用リ
レー20b、及び通電制御リレー20cから構成されて
いる。
切換回路は、実施例3では冷温蔵庫スイッチ13に相当
し、請求項3に係る複数の半導体熱電素子回路は、実施
例3では半導体熱電素子5c、5dに相当し、請求項3
に係る直並列切換回路は、実施例3では強弱切り換えス
イッチ10、制御ユニット20a、直並列切り換え用リ
レー20b、及び通電制御リレー20cから構成されて
いる。
【0053】次に、実施例3の動作について説明する
が、基本的動作は同一であるため省略し、電気関連部の
動作のみを電気部品構成を示す図5、タイムチャートを
示す図6、フローチャートを示す図7に基づき説明す
る。
が、基本的動作は同一であるため省略し、電気関連部の
動作のみを電気部品構成を示す図5、タイムチャートを
示す図6、フローチャートを示す図7に基づき説明す
る。
【0054】冷温蔵庫スイッチ13を冷蔵位置(COO
L)に操作し(ステップ50)、強弱切り換えスイッチ
10を図5とは逆に強側にした場合、図7のフローチャ
ートで示すように、自動ユニット20aは冷温蔵庫印加
電圧が目標値(1)以下を検出した場合には、通電制御
リレー20cをOFFして冷温蔵庫を停止する(ステッ
プ54〜55)。
L)に操作し(ステップ50)、強弱切り換えスイッチ
10を図5とは逆に強側にした場合、図7のフローチャ
ートで示すように、自動ユニット20aは冷温蔵庫印加
電圧が目標値(1)以下を検出した場合には、通電制御
リレー20cをOFFして冷温蔵庫を停止する(ステッ
プ54〜55)。
【0055】印加電圧が目標値(1)以上に復帰すると
これを検出して通電制御リレー20cをONし冷温蔵庫
の運転を再開する。
これを検出して通電制御リレー20cをONし冷温蔵庫
の運転を再開する。
【0056】さらに、印加電圧が上昇し、目標値(1)
を超えて目標値(2)以下の場合には直並列切り換え用
リレー20bはOFFで、2回路の半導体熱電素子5に
は電流が冷温蔵庫スイッチ13→半導体熱電素子の5c
側→直並列切り換え用リレー20b→半導体熱電素子の
5d側→通電制御リレー20c→冷温蔵庫スイッチ13
→バッテリー12と直列に流れる。
を超えて目標値(2)以下の場合には直並列切り換え用
リレー20bはOFFで、2回路の半導体熱電素子5に
は電流が冷温蔵庫スイッチ13→半導体熱電素子の5c
側→直並列切り換え用リレー20b→半導体熱電素子の
5d側→通電制御リレー20c→冷温蔵庫スイッチ13
→バッテリー12と直列に流れる。
【0057】なお、印加電圧が目標値(2)を超えた場
合には直並列切り換えリレー20bがONし、2回路の
半導体熱電素子5には電流が、冷温蔵庫スイッチ13→
半導体熱電素子の5c側→直並列切り換え用リレー20
b→冷温蔵庫スイッチ13→バッテリー12、及び冷温
蔵庫スイッチ13→直並列切り換え用リレー20b→半
導体熱電素子の5d側→通電制御リレー20c→冷温蔵
庫スイッチ13→バッテリー12と並列に流れる。
合には直並列切り換えリレー20bがONし、2回路の
半導体熱電素子5には電流が、冷温蔵庫スイッチ13→
半導体熱電素子の5c側→直並列切り換え用リレー20
b→冷温蔵庫スイッチ13→バッテリー12、及び冷温
蔵庫スイッチ13→直並列切り換え用リレー20b→半
導体熱電素子の5d側→通電制御リレー20c→冷温蔵
庫スイッチ13→バッテリー12と並列に流れる。
【0058】また、強弱切り換えスイッチ10が弱の場
合は印加電圧が目標値(1)以下の場合に通電制御リレ
ー20cをOFFして冷温蔵庫を停止する以外、常時、
2回路の半導体熱電素子5を直列接続で通電し、冷却フ
ァン8も自動制御器20で強運転時よりも騒音の低い回
転数で、それぞれ弱運転される。
合は印加電圧が目標値(1)以下の場合に通電制御リレ
ー20cをOFFして冷温蔵庫を停止する以外、常時、
2回路の半導体熱電素子5を直列接続で通電し、冷却フ
ァン8も自動制御器20で強運転時よりも騒音の低い回
転数で、それぞれ弱運転される。
【0059】以上、冷温蔵庫スイッチ13を冷蔵位置
(COOL)にした場合について説明したが、この冷温
蔵庫スイッチ13を温蔵位置(HOT)にした場合は半
導体熱電素子5に流れる電流の向きが逆となり、温蔵庫
として作用する。
(COOL)にした場合について説明したが、この冷温
蔵庫スイッチ13を温蔵位置(HOT)にした場合は半
導体熱電素子5に流れる電流の向きが逆となり、温蔵庫
として作用する。
【0060】なお、温蔵時の庫内温度は従来と同様、図
示しないサーモスイッチにより半導体熱電素子5への通
電を断続することにより設定温度に維持されるようにな
っている。
示しないサーモスイッチにより半導体熱電素子5への通
電を断続することにより設定温度に維持されるようにな
っている。
【0061】このように実施例3によると冷温蔵庫への
印加電圧を利用して、強・弱運転を自動制御しているた
め、ユーザーの操作忘れ等により発生すると考えられる
運転時のバッテリー上り等のトラブル防止や、この実施
例3特有の自動車以外のDC電源使用時に発生すると考
えられる冷温蔵庫強運転時の負荷過大によるこのDC電
源の損傷を防止できるという効果を奏する。
印加電圧を利用して、強・弱運転を自動制御しているた
め、ユーザーの操作忘れ等により発生すると考えられる
運転時のバッテリー上り等のトラブル防止や、この実施
例3特有の自動車以外のDC電源使用時に発生すると考
えられる冷温蔵庫強運転時の負荷過大によるこのDC電
源の損傷を防止できるという効果を奏する。
【0062】この発明の実施例3は、前述したように、
半導体熱電素子5への印加電圧を検出して目標値と比較
しその結果に基づき直並列切り換えリレー20bを切り
換え制御運転する制御ユニット20aを備えたので、ユ
ーザーの操作忘れ等により発生すると考えられる冷温蔵
庫運転時のバッテリー上り等のトラブル防止や、本実施
例3特有の自動車以外のDC電源使用時に発生すると考
えられる冷温蔵庫強運転時の負荷過大によるこのDC電
源の損傷を防止できるといった効果を有する。
半導体熱電素子5への印加電圧を検出して目標値と比較
しその結果に基づき直並列切り換えリレー20bを切り
換え制御運転する制御ユニット20aを備えたので、ユ
ーザーの操作忘れ等により発生すると考えられる冷温蔵
庫運転時のバッテリー上り等のトラブル防止や、本実施
例3特有の自動車以外のDC電源使用時に発生すると考
えられる冷温蔵庫強運転時の負荷過大によるこのDC電
源の損傷を防止できるといった効果を有する。
【0063】
【発明の効果】以上のように、この発明の請求項1に係
る冷温蔵庫は、冷蔵あるいは温蔵に応じてバッテリーの
極性を切り換える電源切換回路と、前記バッテリーから
の印加電圧に基づいて庫内を冷却あるいは加温する複数
の半導体熱電素子回路と、冷温蔵能力を変える場合に前
記複数の半導体熱電素子回路を直列あるいは並列通電に
切り換える直並列切換回路を備えたので、ユーザーの操
作で冷温蔵庫の大巾な性能低下を防止しながら、消費電
力を減少させることが可能となり自動車のバッテリー上
り等の不具合を防止できるという効果を有する。
る冷温蔵庫は、冷蔵あるいは温蔵に応じてバッテリーの
極性を切り換える電源切換回路と、前記バッテリーから
の印加電圧に基づいて庫内を冷却あるいは加温する複数
の半導体熱電素子回路と、冷温蔵能力を変える場合に前
記複数の半導体熱電素子回路を直列あるいは並列通電に
切り換える直並列切換回路を備えたので、ユーザーの操
作で冷温蔵庫の大巾な性能低下を防止しながら、消費電
力を減少させることが可能となり自動車のバッテリー上
り等の不具合を防止できるという効果を有する。
【0064】また、この発明の請求項2に係る冷温蔵庫
は、冷蔵あるいは温蔵に応じてバッテリーの極性を切り
換える電源切換回路と、前記バッテリーからの印加電圧
に基づいて庫内を冷却あるいは加温する複数の半導体熱
電素子回路と、エンジン回転数に応じて前記複数の半導
体熱電素子回路を直列あるいは並列通電に切り換えて冷
温蔵庫能力を変える直並列切換回路とを備えたので、ユ
ーザーの操作忘れ等により発生すると考えられる冷温蔵
庫運転時のバッテリー上り等のトラブル防止や、本発明
特有のエンジン高回転時の負荷軽減やエンジン回転数の
変化から加速時の負荷軽減等も可能となるなどの効果を
奏する。
は、冷蔵あるいは温蔵に応じてバッテリーの極性を切り
換える電源切換回路と、前記バッテリーからの印加電圧
に基づいて庫内を冷却あるいは加温する複数の半導体熱
電素子回路と、エンジン回転数に応じて前記複数の半導
体熱電素子回路を直列あるいは並列通電に切り換えて冷
温蔵庫能力を変える直並列切換回路とを備えたので、ユ
ーザーの操作忘れ等により発生すると考えられる冷温蔵
庫運転時のバッテリー上り等のトラブル防止や、本発明
特有のエンジン高回転時の負荷軽減やエンジン回転数の
変化から加速時の負荷軽減等も可能となるなどの効果を
奏する。
【0065】さらに、この発明の請求項3に係る冷温蔵
庫は、冷蔵あるいは温蔵に応じてバッテリーの極性を切
り換える電源切換回路と、前記バッテリーからの印加電
圧に基づいて庫内を冷却あるいは加温する複数の半導体
熱電素子回路と、前記印加電圧の大きさに応じて前記複
数の半導体熱電素子回路を直列あるいは並列通電に切り
換えて冷温蔵庫能力を変える直並列切換回路とを備えた
ので、ユーザーの操作忘れ等により発生すると考えられ
る冷温蔵庫運転時のバッテリー上り等のトラブル防止
や、本発明特有の自動車以外のDC電源使用時に発生す
ると考えられる冷温蔵庫強運転時の負荷過大によるこの
DC電源の損傷を防止できるという効果を奏する。
庫は、冷蔵あるいは温蔵に応じてバッテリーの極性を切
り換える電源切換回路と、前記バッテリーからの印加電
圧に基づいて庫内を冷却あるいは加温する複数の半導体
熱電素子回路と、前記印加電圧の大きさに応じて前記複
数の半導体熱電素子回路を直列あるいは並列通電に切り
換えて冷温蔵庫能力を変える直並列切換回路とを備えた
ので、ユーザーの操作忘れ等により発生すると考えられ
る冷温蔵庫運転時のバッテリー上り等のトラブル防止
や、本発明特有の自動車以外のDC電源使用時に発生す
ると考えられる冷温蔵庫強運転時の負荷過大によるこの
DC電源の損傷を防止できるという効果を奏する。
【図1】この発明の実施例1の電気部品構成を示す図で
ある。
ある。
【図2】この発明の実施例2の電気部品構成を示す図で
ある。
ある。
【図3】この発明の実施例2の動作を示すタイミングチ
ャートである。
ャートである。
【図4】この発明の実施例2の動作を示すフローチャー
トである。
トである。
【図5】この発明の実施例3の電気部品構成を示す図で
ある。
ある。
【図6】この発明の実施例3の動作を示すタイミングチ
ャートである。
ャートである。
【図7】この発明の実施例3の動作を示すフローチャー
トである。
トである。
【図8】従来の冷温蔵庫の概要構造を示す図である。
【図9】従来の冷温蔵庫の電気部品構造を示す図であ
る。
る。
1 断熱箱体 2 本体 3 蓋 4 槽壁 5 半導体熱電素子 5a 庫内側集熱板 5b 庫外側集熱板 5c,5d 半導体熱電素子を構成する各々の回路 6 熱伝達ブロック 7 ヒートシンク 8 ファン 9 パッキン 10 強弱切り換えスイッチ 10a 直並列切り換え用スイッチ 12 バッテリー 13 冷温蔵庫スイッチ 14 ダイオード 20、30 自動制御器 20a、30a 制御ユニット 20b、30b 直並列切り換え用リレー 20c、20c 通電制御リレー
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成5年11月22日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0008
【補正方法】変更
【補正内容】
【0008】次に、動作について説明する。冷温蔵庫の
スイッチ13を冷蔵位置(COOL)に操作すると、半
導体熱電素子5のヒートポンプ作用により庫内側集熱板
5a→熱伝達ブロック6→槽壁4の順に冷却されて庫内
温度を低下させる。それと同時に、ヒートシンク7は庫
外側集熱板5bにより庫内側からの熱移動量と半導体熱
電素子5の発熱量(ジュール熱量)で加熱される。
スイッチ13を冷蔵位置(COOL)に操作すると、半
導体熱電素子5のヒートポンプ作用により庫内側集熱板
5a→熱伝達ブロック6→槽壁4の順に冷却されて庫内
温度を低下させる。それと同時に、ヒートシンク7は庫
外側集熱板5bにより庫内側からの熱移動量と半導体熱
電素子5の発熱量(ジュール熱量)で加熱される。
Claims (3)
- 【請求項1】 冷蔵あるいは温蔵に応じてバッテリーの
極性を切り換える電源切換回路、前記バッテリーからの
印加電圧に基づいて庫内を冷却あるいは加温する複数の
半導体熱電素子回路、及び冷温蔵能力を変える場合に前
記複数の半導体熱電素子回路を直列あるいは並列通電に
切り換える直並列切換回路を備えたことを特徴とする冷
温蔵庫。 - 【請求項2】 冷蔵あるいは温蔵に応じてバッテリーの
極性を切り換える電源切換回路、前記バッテリーからの
印加電圧に基づいて庫内を冷却あるいは加温する複数の
半導体熱電素子回路、及びエンジン回転数に応じて前記
複数の半導体熱電素子回路を直列あるいは並列通電に切
り換えて冷温蔵庫能力を変える直並列切換回路を備えた
ことを特徴とする冷温蔵庫。 - 【請求項3】 冷蔵あるいは温蔵に応じてバッテリーの
極性を切り換える電源切換回路、前記バッテリーからの
印加電圧に基づいて庫内を冷却あるいは加温する複数の
半導体熱電素子回路、及び前記印加電圧の大きさに応じ
て前記複数の半導体熱電素子回路を直列あるいは並列通
電に切り換えて冷温蔵庫能力を変える直並列切換回路を
備えたことを特徴とする冷温蔵庫。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27993592A JPH06207771A (ja) | 1992-10-19 | 1992-10-19 | 冷温蔵庫 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27993592A JPH06207771A (ja) | 1992-10-19 | 1992-10-19 | 冷温蔵庫 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06207771A true JPH06207771A (ja) | 1994-07-26 |
Family
ID=17617970
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP27993592A Pending JPH06207771A (ja) | 1992-10-19 | 1992-10-19 | 冷温蔵庫 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06207771A (ja) |
Cited By (10)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010223497A (ja) * | 2009-03-24 | 2010-10-07 | Nitto Electric Works Ltd | ペルチェ式冷却ユニット |
US20150244042A1 (en) * | 2009-05-18 | 2015-08-27 | Gentherm Incorporated | Thermoelectric-based thermal management system |
US9590282B2 (en) | 2013-10-29 | 2017-03-07 | Gentherm Incorporated | Battery thermal management systems including heat spreaders with thermoelectric devices |
US9671142B2 (en) | 2011-07-11 | 2017-06-06 | Gentherm Incorporated | Thermoelectric-based thermal management of electrical devices |
KR20170105802A (ko) * | 2016-03-10 | 2017-09-20 | 코웨이 주식회사 | 순간 냉온수기 및 이를 포함하는 수처리 장치 |
US10170811B2 (en) | 2013-01-14 | 2019-01-01 | Gentherm Incorporated | Thermoelectric-based thermal management of electrical devices |
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US11152557B2 (en) | 2019-02-20 | 2021-10-19 | Gentherm Incorporated | Thermoelectric module with integrated printed circuit board |
US11993132B2 (en) | 2018-11-30 | 2024-05-28 | Gentherm Incorporated | Thermoelectric conditioning system and methods |
-
1992
- 1992-10-19 JP JP27993592A patent/JPH06207771A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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