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JPH06206323A - 印字ヘッド装置 - Google Patents

印字ヘッド装置

Info

Publication number
JPH06206323A
JPH06206323A JP1933593A JP1933593A JPH06206323A JP H06206323 A JPH06206323 A JP H06206323A JP 1933593 A JP1933593 A JP 1933593A JP 1933593 A JP1933593 A JP 1933593A JP H06206323 A JPH06206323 A JP H06206323A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
head device
print head
print
printing
yoke
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP1933593A
Other languages
English (en)
Inventor
Mikio Nishihata
三樹男 西畑
Michio Matsumoto
三智夫 松本
Tatsuo Kunimine
辰雄 國峯
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Bell Parts Co Ltd
Original Assignee
Nippon Bell Parts Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Bell Parts Co Ltd filed Critical Nippon Bell Parts Co Ltd
Priority to JP1933593A priority Critical patent/JPH06206323A/ja
Publication of JPH06206323A publication Critical patent/JPH06206323A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 印字ピンを上下2列に千鳥状に互い違いに配
置し傾けて使用することにより、印字ヘッド装置の構造
を簡単化し安価かつ容易に製造可能とする。 【構成】 上下2列に千鳥状に互い違いに配置された印
字ピン1の両隅の縦方向の間隔がマトリックス字形の縦
方向の高さと一致するように印字ヘッド装置を横方向に
傾けて配置する。コイル7に永久磁石8の磁界を打ち消
すように通電すると、アマチュア3は板ばね部材5の復
元弾力によりコア6から離間し、印字ピン1が第1フロ
ントヨーク2のピン孔2aから延び出してインクリボン
を介して記録媒体を叩いてドットを印字する。コイル7
への通電を断つと、アマチュア3は、永久磁石8の磁力
によりコア6に再び吸着され、印字ピン1がピン孔2a
内に引き込まれる。複数のコイル7への通電を印字ヘッ
ド装置の送り位置に応じて制御することにより、所望の
マトリックス字形が印字される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は印字ヘッド装置に関し、
特にドットインパクト方式のシリアルプリンタに用いら
れて好適な印字ヘッド装置に関する。
【0002】
【従来の技術】周知のように、ドットインパクト方式の
シリアルプリンタは、印字と同時に複数枚の複写を作成
することができることから、伝票発行等の分野で広く使
用されている。
【0003】従来、この種のドットインパクト方式のシ
リアルプリンタに使用されている印字ヘッド装置は、放
射状に配置された印字ハンマの先端部に取り付けられた
印字ワイヤの先端がいくつかのガイド部材を介して互い
に近接するようにマトリックス字形の縦方向(副走査方
向)に一列または二列に並べられていた。例えば、24
ピンの印字ヘッド装置の場合、マトリックス字形の縦方
向に沿って24本の印字ワイヤの先端をドットの間隔
(ドットピッチ)で近接するように配置するか、マトリ
ックス字形の縦方向に沿って12本の印字ワイヤの先端
をドットピッチの2倍の間隔で近接するように一列配置
し、かつマトリックス字形の横方向(主走査方向)に一
定のドットピッチだけ離間させて同じものを縦方向に1
ドットピッチ以上だけずらしてもう一列配置するかして
いた。
【0004】また、印字ピンを所定のピッチ間隔で横方
向(主走査方向)に配列し、使用時に両端の印字ピンの
副走査方向の間隔がドット印字されるマトリックス字形
の縦方向の高さと一致するように傾けて使用するように
した印字ヘッド装置もすでに提案されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の印字ヘ
ッド装置は、放射状に配置された印字ハンマの先端部に
取り付けられた印字ワイヤの先端がいくつかのガイド部
材を介して互いに近接するように縦一列または縦2列に
並べられていたので、下記のような問題点があった。 (1) 構造が複雑で部品点数が多く、加工および組立
が困難であり、高価になる。 (2) 先端に重い印字ワイヤがあるため、高速化が困
難である。 (3) 摩耗箇所が多く、短寿命で印字品質も低下す
る。 (4) 印字ワイヤの先端が密集しているので、インク
リボンとの間のトラブルが多い。 (5) 印字ワイヤの印字タイミングが集中するので、
印字時の騒音が大きい。
【0006】また、印字ピンを所定のピッチ間隔で横方
向に配列し傾けて使用するようにした印字ヘッド装置
は、印字ワイヤの配置間隔を疎にすると装置が大型化す
る一方、印字ワイヤの配置間隔を密にすると印字ハン
マ,電磁石部等の配置が窮屈になって製造が難しいとい
う問題点があった。
【0007】本発明の目的は、上述の点に鑑み、印字ピ
ンを上下2列に千鳥状に互い違いに配置し、両隅の印字
ピンの副走査方向の間隔がマトリックス字形の縦方向の
高さと一致するように傾けて使用するようにした印字ヘ
ッド装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の印字ヘッド装置
は、ドットインパクト方式のシリアルプリンタ用の印字
ヘッド装置において、上下2列に千鳥状に互い違いに設
けられた複数のばね部に複数組の印字ピンおよびアマチ
ュアが一体に固着された板ばね部材と、上下2列に千鳥
状に互い違いに設けられた櫛歯状のコア部にコイルがそ
れぞれ巻装されたコアに永久磁石を介してヨークが固着
されてなる電磁石部と、複数のアマチュア孔およびピン
孔が上下2列に千鳥状に互い違いに穿設されていて前記
板ばね部材を介して前記電磁石部が結合されたフロント
ヨークとを備えることを特徴とする。
【0009】
【作用】本発明の印字ヘッド装置では、両隅の印字ピン
の副走査方向の間隔がマトリックス字形の縦方向の高さ
と一致するように印字ヘッド装置を送り方向(主走査方
向)に対して傾けて配置する。コイルに永久磁石の磁界
を打ち消すように通電すると、アマチュアは板ばね部材
の弾性復元力によりコア部から離間し、これにより印字
ピンがフロントヨークのピン孔から前方に延び出してイ
ンクリボンを介して記録媒体を叩いてドットを印字す
る。コイルへの通電を断つと、アマチュアは、永久磁石
の吸引磁力により再びコア部に吸着され、印字ピンがピ
ン孔内に引き込まれる。したがって、複数個のコイルへ
の通電を印字ヘッド装置の送り位置に応じて制御するこ
とにより、所望のマトリックス字形を印字することがで
きる。
【0010】
【実施例】次に、本発明について図面を参照して詳細に
説明する。
【0011】図1(a)および(b)は、本発明の第1
実施例に係る印字ヘッド装置を示す斜視図および一部破
砕斜視図である。また、図2および図3は、本実施例の
印字ヘッド装置の一部破砕正面図および上半部断面側面
図である。本実施例の印字ヘッド装置は、24ドット×
24ドットのマトリックス字形を印字するためのもので
あり、24本の印字ピン1が遊嵌される24個のピン孔
2aが上下2列に12個ずつ千鳥状に互い違いに穿設さ
れた第1フロントヨーク2と、印字ピン1が固着された
24個のアマチュア3が遊嵌される24個のアマチュア
孔4aが上下2列に12個ずつ千鳥状に互い違いに穿設
された第2フロントヨーク4と、上下2列に千鳥状に互
い違いに形成された24個のばね部5aにアマチュア3
がそれぞれ固着された板ばね部材5と、12個のコア部
6aが櫛歯状に突設され各コア部6aにコイル7が巻装
されたコア6と、コア6の一端に一方の磁極面が固着さ
れた永久磁石8と、永久磁石8の他方の磁極面に固着さ
れたヨーク9とから、その主要部が構成されている。な
お、コア6,永久磁石7およびヨーク9は、一対ずつ設
けられ、上下一対の電磁石部10を形成している。
【0012】印字ピン1は、直径0.1〜0.4mm程
度の耐摩耗性の高い鋼線などで数mm程度の長さに形成
されており、従来の印字ヘッド装置に使用されている印
字ワイヤに比べてきわめて短尺(かつ軽量)なものとな
っている。このため、印字ピン1の応答性が改善され、
印字の高速化が可能となる。また、印字ピン1は、ガイ
ド部材等に案内されておらず、摩耗部分が少ない。
【0013】第1フロントヨーク2は、シリコン鋼等の
強磁性体で長方形板状に形成されていて、図4に示すよ
うに、上下中央位置には上下2列のピン孔2aが12個
ずつ千鳥状に互い違いに穿設されているとともに、上縁
部および下縁部には上下各6個の挿通孔2bが穿設され
ている。なお、第1フロントヨーク2は、第2フロント
ヨーク4の磁気抵抗が十分に低ければ、かならずしも強
磁性体で形成されている必要はなく、ステンレス鋼,強
化プラスチック等で形成されていてもよい。
【0014】アマチュア3は、シリコン鋼等の強磁性体
で直方体状に形成されていて、図6に示すように、板ば
ね部材5のばね部5aに固着されている。
【0015】第2フロントヨーク4は、シリコン鋼等の
強磁性体で長方形板状に形成されていて、図5に示すよ
うに、上下中央位置には上下2列のアマチュア孔4aが
12個ずつ千鳥状に互い違いに穿設されているととも
に、上縁部および下縁部には上下各6個の挿通孔4bが
穿設されている。
【0016】板ばね部材5は、炭素工具鋼,マルテンサ
イト系のステンレス鋼等の弾性体で長方形板状に形成さ
れていて、図6に示すように、打抜きによって上下2列
に千鳥状に互い違いに形成された24個のばね部5aの
先端部には24個のアマチュア3がレーザ光等によって
それぞれ溶接されており、さらにアマチュア3の先端側
面には24個の印字ピン1がロウ付けされている。
【0017】コア6は、図7に示すように、シリコン鋼
等の強磁性体によって12個の櫛歯状のコア部6aが形
成されていて、基部が永久磁石8の一方の磁極面にエポ
キシ樹脂系の二液性の接着剤等で固着されている。コア
6の各コア部6aの周囲には、コイル7がそれぞれ巻装
されている。なお、コア部6aの先端面は、図3に示す
ように、アマチュア3を吸着したときに板ばね部材5の
ばね部5aが密着するように若干傾けられて形成されて
いる。
【0018】永久磁石8は、稀土類系,フェライト系等
の永久磁石で長板状に形成されていて、厚さ方向に磁化
されている。
【0019】ヨーク9は、シリコン鋼等の強磁性体によ
って断面L字型に形成されていて、永久磁石8の他方の
磁極面にエポキシ樹脂系の二液性の接着剤等で固着され
ている。また、ヨーク9は、永久磁石8に固着されたの
とは反対側にねじ孔9aが6個螺刻されており、板ばね
部材5を介して第1フロントヨーク2および第2フロン
トヨーク4にビス11によって固着されている。
【0020】図8は、本実施例の印字ヘッド装置の使用
態様を説明するための図である。前述したように、24
個の印字ピン1は、上下2列に千鳥状に互い違いに設け
られており、24ドット×24ドットのマトリックス字
形のドットピッチをp=0.14111mm(1/18
0インチ)とすると、左右に隣接する印字ピン1間の横
方向の間隔は、2np(例えば、n=14)に選定さ
れ、上下に隣接する印字ピン1間の縦方向の間隔は12
pに選定されている。そして、このように配列された印
字ピン1を、印字ヘッド装置の使用時には、両隅の印字
ピン1間の副走査方向の間隔がドット印字されるマトリ
ックス字形の縦方向の高さと一致するように傾けて配置
する。この場合の印字ピン1の列の横方向(主走査方
向)に対する傾斜角度θは、θ=tan-1(1/2n)
になる。このようにすれば、左右に隣接する印字ピン1
間の縦方向の間隔はpとなり、かつ両隅の印字ピン1間
の副走査方向の間隔が23pとなる。なお、図8では、
印字ピン1の列を右上がりに傾けた場合を例示したが、
印字ピン1の列を左上がりに傾けて使用するようにして
もよい。
【0021】このような構成を有する第1実施例の印字
ヘッド装置を組み立てるには、まず、板ばね部材5,第
2フロントヨーク4および第1フロントヨーク2を順次
重ねる。すると、板ばね部材5のアマチュア3が第2フ
ロントヨーク4のアマチュア孔4aに遊嵌され、板ばね
部材5の印字ピン1が第1フロントヨーク2のピン孔2
aまで遊嵌される。また、板ばね部材5の挿通孔5b,
第2フロントヨーク4の挿通孔4bおよび第1フロント
ヨーク2の挿通孔2bが一致する。
【0022】次に、一対の電磁石部10をコア6側が上
下に対向する向きに並置して板ばね部材5の背面側から
第2フロントヨーク4および第1フロントヨーク2に永
久磁石8の磁力によって吸着させる。部材相互の位置決
めを行うと、第1フロントヨーク2の挿通孔2b,第2
フロントヨーク4の挿通孔4bおよび板ばね部材5の挿
通孔5bと、ヨーク9のねじ孔9aとが揃うことにな
る。
【0023】続いて、第1フロントヨーク2の前面側か
らビス11を挿通孔2b,4bおよび5bを介してねじ
孔9bにそれぞれ螺入すると、電磁石部10,板ばね部
材5,第2フロントヨーク4および第1フロントヨーク
2が全体として一体的に固定されることになる。このよ
うに、本実施例の印字ヘッド装置は、第1フロントヨー
ク2の前面側からビス11を螺入するだけで全体の固定
が行えるので、組立作業を容易に行うことができる。な
お、組み立てた状態では、永久磁石8の磁力により、永
久磁石8,コア6,アマチュア3,第2フロントヨーク
4(第1フロントヨーク2)およびヨーク9を介する磁
気回路が形成され、アマチュア3が板ばね部材5のばね
部5aの弾性力に抗してコア6に吸着されることにな
る。
【0024】次に、このように構成された本実施例の印
字ヘッド装置を使用するには、図8に示すように、上下
2列の印字ピン1を印字ヘッド装置の送り方向(主走査
方向)に対して前記傾斜角度θだけ傾けて配置する。
【0025】コイル7に永久磁石8の磁界を打ち消すよ
うに通電すると、アマチュア3は板ばね部材5のばね部
5aの弾性復元力によりコア部6aから離間し、これに
より印字ピン1が第1フロントヨーク2のピン孔2aか
ら前方に延び出してインクリボン(図示せず)を介して
記録媒体(図示せず)を叩いてドットを印字する。コイ
ル7への通電を断つと、アマチュア3は、永久磁石8の
磁力により再びコア部6aに吸着され、印字ピン1がピ
ン孔2a内に引き込まれる。したがって、24個のコイ
ル7への通電を印字ヘッド装置の送り位置に応じて制御
することにより、所望の24ドット×24ドットのマト
リックス字形を印字することができる。なお、このと
き、従来の24本の印字ワイヤの先端を縦1列または縦
2列に並べた印字ヘッド装置の場合とは異なる印字ヘッ
ド装置の制御回路,制御用ソフトウェア等が必要になる
ことはいうまでもない。
【0026】ところで、上記第1実施例では、印字ピン
1の数が24の場合を例にとって説明したが、印字ピン
の数は16,32等の他の数であっても本発明が同様に
適用できることはいうまでもない(以下の実施例におい
ても同様)。
【0027】図9は、本発明の第2実施例に係る印字ヘ
ッド装置を示す上半部断面側面図である。本実施例の印
字ヘッド装置は、複数本の印字ピン21が遊嵌される複
数個のピン孔22aが上下2列に千鳥状に互い違いに半
数ずつ穿設された第1フロントヨーク22と、印字ピン
21が固着された複数個のアマチュア23が遊嵌される
複数個のアマチュア孔24aが上下2列に千鳥状に互い
違いに半数ずつ穿設された第2フロントヨーク24と、
複数個のばね部25aにアマチュア23がそれぞれ固着
された板ばね部材25と、複数個のコア部26aが上下
2列に千鳥状に互い違いに櫛歯状に突設され各コア部2
6aにコイル27が巻装されたコア26と、コア26の
一端に一方の磁極面が固着された永久磁石28と、永久
磁石28の他方の磁極面に固着されたヨーク29とか
ら、その主要部が構成されている。なお、符号31は、
ビスを示す。
【0028】このように構成された第2実施例の印字ヘ
ッド装置が、第1実施例の印字ヘッド装置とほぼ同様に
配置され、ほぼ同様にマトリックス字形の印字を行うこ
とはいうまでもない。したがって、その詳しい動作の説
明を割愛する。
【0029】第2実施例の印字ヘッド装置は、永久磁石
28を縦方向にして配置しているので、奥行きが少なく
できるとともに、コア26が上下に分離されていないの
で、全体をしっかりと構成でき剛性が高いという利点が
ある。
【0030】図10は、本発明の第3実施例に係る印字
ヘッド装置を示す上半部断面側面図である。本実施例の
印字ヘッド装置は、複数本の印字ピン41が遊嵌される
複数個のピン孔42aが上下2列に千鳥状に互い違いに
半数ずつ穿設されたフロント部材42と、板ばね部材4
5を介してフロント部材42がビス51によって固着さ
れるフレーム部材44と、複数個のばね部45aにアマ
チュア43がそれぞれ固着された板ばね部材45と、複
数個のコア部46aが櫛歯状に突設され各コア部46a
にコイル47が巻装されたコア46と、コア46の一端
に一方の磁極面が固着された永久磁石48と、永久磁石
48の他方の磁極面に固着されビス52によってフレー
ム部材44に固着されたヨーク49とから、その主要部
が構成されている。なお、フロント部材42およびフレ
ーム部材44は、強磁性体で形成されている必要はな
い。
【0031】このように構成された第3実施例の印字ヘ
ッド装置が、第1実施例の印字ヘッド装置とほぼ同様に
配置され、ほぼ同様にマトリックス字形の印字を行うこ
とはいうまでもない。したがって、その詳しい動作の説
明は割愛する。
【0032】第3実施例の印字ヘッド装置は、永久磁石
48,コア46,アマチュア43およびヨーク49を介
して磁気回路が形成されるために磁路が短く、またフロ
ントヨークがないので、重たい強磁性体を使用する部分
が少なく、軽量であるという利点がある。
【0033】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
印字ピンを上下2列に千鳥状に互い違いに配置し、両隅
の印字ピンの副走査方向の間隔がドット印字されるマト
リックス字形の縦方向の高さと一致するように傾けて使
用するようにしたことにより、以下に挙げるような効果
がある。 (1) 構成が直線的で簡単であるので、部品の形状も
単純で、特に加工が難しい部品がないため、容易にかつ
安価に製造できる。 (2) 短尺の印字ピンを用いるので、応答性が高く、
印字の高速化に寄与する。 (3) 摩耗箇所が少なく、信頼性が高く、長寿命であ
る。 (4) 印字ピンの先端が密集していないので、インク
リボンとの間のトラブルが少ない。 (5) 印字ピンの印字タイミングが分散するので、印
字時の騒音の低下が期待できる。
【0034】また、印字ピンを上下2列に千鳥状に互い
違いに配置したことにより、印字ハンマ,電磁石部等を
コンパクトに配置でき、装置を大型化することなしに印
字ピンの配置間隔を比較的疎にすることができるという
利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は本発明の第1実施例に係る印字ヘッド
装置を示す斜視図であり、(b)は第1実施例の印字ヘ
ッド装置の一部破砕斜視図である。
【図2】第1実施例の印字ヘッド装置の一部破砕正面図
である。
【図3】第1実施例の印字ヘッド装置の上半部断面側面
図である。
【図4】図1中の第1フロントヨークの正面図である。
【図5】図1中の第2フロントヨークの正面図である。
【図6】図1中の板ばね部材の正面図である。
【図7】図1中の電磁石部の斜視図である。
【図8】第1実施例の印字ヘッド装置における印字ピン
の配置を説明する図である。
【図9】本発明の第2実施例に係る印字ヘッド装置の上
半部断面側面図である。
【図10】本発明の第3実施例に係る印字ヘッド装置の
上半部断面側面図である。
【符号の説明】
1,21,41 印字ピン 2,22 第1フロントヨーク 2a,22a,42a ピン孔 3,23,43 アマチュア 4,24 第2フロントヨーク 4a,24a アマチュア孔 5,25,45 板ばね部材 5a,25a,45a ばね部 6,26,46 コア 6a,26a,46a コア部 7,27,47 コイル 8,28,48 永久磁石 9,29,49 ヨーク 10 電磁石部 11,31,51,52 ビス 42 フロント部材 44 フレーム部材

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ドットインパクト方式のシリアルプリン
    タ用の印字ヘッド装置において、 複数の印字ピンを上下2列に千鳥状に互い違いに配置
    し、両隅の印字ピンの副走査方向の間隔がドット印字さ
    れるマトリックス字形の縦方向の高さと一致するように
    傾けて使用することを特徴とする印字ヘッド装置。
  2. 【請求項2】 ドットインパクト方式のシリアルプリン
    タ用の印字ヘッド装置において、 上下2列に千鳥状に互い違いに設けられた複数のばね部
    に複数組の印字ピンおよびアマチュアが一体に固着され
    た板ばね部材と、 上下2列に千鳥状に互い違いに設けられた櫛歯状のコア
    部にコイルがそれぞれ巻装されたコアに永久磁石を介し
    てヨークが固着されてなる電磁石部と、 複数のアマチュア孔およびピン孔が上下2列に千鳥状に
    互い違いに穿設されていて前記板ばね部材を介して前記
    電磁石部が結合されたフロントヨークとを備えることを
    特徴とする印字ヘッド装置。
  3. 【請求項3】 前記板ばね部材が、1枚の板体の打抜き
    によって形成された複数のばね部にアマチュアおよび印
    字ピンをそれぞれ固着して形成されていることを特徴と
    する請求項2記載の印字ヘッド装置。
  4. 【請求項4】 前記フロントヨークが、上下2列のピン
    孔が穿設された第1フロントヨークと、上下2列のアマ
    チュア孔が穿設された第2フロントヨークとからなるこ
    とを特徴とする請求項2記載の印字ヘッド装置。
  5. 【請求項5】 前記電磁石部が、上列のコア,永久磁石
    およびヨークからなる上列の電磁石部と、下列のコア,
    永久磁石およびヨークからなる下列の電磁石部とに分離
    されていることを特徴とする請求項2記載の印字ヘッド
    装置。
JP1933593A 1993-01-11 1993-01-11 印字ヘッド装置 Pending JPH06206323A (ja)

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JP1933593A JPH06206323A (ja) 1993-01-11 1993-01-11 印字ヘッド装置

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ID=11996539

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JP1933593A Pending JPH06206323A (ja) 1993-01-11 1993-01-11 印字ヘッド装置

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN107993821A (zh) * 2018-01-08 2018-05-04 杭州富特科技股份有限公司 骨架及llc变压器

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN107993821A (zh) * 2018-01-08 2018-05-04 杭州富特科技股份有限公司 骨架及llc变压器
CN107993821B (zh) * 2018-01-08 2023-11-10 浙江富特科技股份有限公司 骨架及llc变压器

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