JPH06199031A - インクジェット記録方法及びその装置 - Google Patents
インクジェット記録方法及びその装置Info
- Publication number
- JPH06199031A JPH06199031A JP5001958A JP195893A JPH06199031A JP H06199031 A JPH06199031 A JP H06199031A JP 5001958 A JP5001958 A JP 5001958A JP 195893 A JP195893 A JP 195893A JP H06199031 A JPH06199031 A JP H06199031A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- ink
- recording
- inks
- thermal energy
- recording head
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Ink Jet (AREA)
- Ink Jet Recording Methods And Recording Media Thereof (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 同系色で濃度が異なる複数のインクのうち、
少なくとも一種のインクの安定した吐出が困難になる場
合であっても所望の画像を得る。 【構成】 濃度が異なる濃淡インクの振り分けテーブル
を複数有し、少なくとも一種のインクの安定した吐出が
困難となったときに、前記振り分けテーブルを選択的に
使用して、残りのインクを用いて記録を行うことによ
り、安定した記録を続けることができる。
少なくとも一種のインクの安定した吐出が困難になる場
合であっても所望の画像を得る。 【構成】 濃度が異なる濃淡インクの振り分けテーブル
を複数有し、少なくとも一種のインクの安定した吐出が
困難となったときに、前記振り分けテーブルを選択的に
使用して、残りのインクを用いて記録を行うことによ
り、安定した記録を続けることができる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、同系色で濃度が異なる
複数のインクを用いて記録ヘッドの吐出口からインクを
吐出して記録媒体上に記録を行うインクジェット記録方
法及びその装置に関する。
複数のインクを用いて記録ヘッドの吐出口からインクを
吐出して記録媒体上に記録を行うインクジェット記録方
法及びその装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のインクジェット記録方式において
は、記録ヘッドに形成した複数のインク吐出口からデー
タ信号に基いてインクを吐出し、インク液滴を用紙等の
被記録材に付着させて記録している。この記録方法は、
例えば、プリンタやファクシミリあるいは複写機などに
利用されている。
は、記録ヘッドに形成した複数のインク吐出口からデー
タ信号に基いてインクを吐出し、インク液滴を用紙等の
被記録材に付着させて記録している。この記録方法は、
例えば、プリンタやファクシミリあるいは複写機などに
利用されている。
【0003】以上の装置において、インクを吐出させる
ため、吐出口近傍に発熱素子(電気・熱エネルギー変換
体)を設け、この発熱素子に電気信号を印加することに
よりインクを局所的に加熱して圧力変化を起こさせ、イ
ンクを吐出口から吐出させる電気・熱エネルギー変換体
を用いる方法や圧電素子などの電気・機械変換体を用い
る方法がある。
ため、吐出口近傍に発熱素子(電気・熱エネルギー変換
体)を設け、この発熱素子に電気信号を印加することに
よりインクを局所的に加熱して圧力変化を起こさせ、イ
ンクを吐出口から吐出させる電気・熱エネルギー変換体
を用いる方法や圧電素子などの電気・機械変換体を用い
る方法がある。
【0004】この種の記録方法では、一定サイズの記録
ドットにより単位面積当りの記録ドット数を制御して中
間調を表現するドット密度制御法、あるいは記録ドット
のサイズを制御して中間調を表現するドット径制御法に
より、中間調の記録制御を行っている。
ドットにより単位面積当りの記録ドット数を制御して中
間調を表現するドット密度制御法、あるいは記録ドット
のサイズを制御して中間調を表現するドット径制御法に
より、中間調の記録制御を行っている。
【0005】ここで、後者のドット径制御法は、記録ド
ットのサイズを微妙に変更するための複雑な制御が必要
となるため制約があるため、一般的には前者のドット密
度制御法が用いられている。
ットのサイズを微妙に変更するための複雑な制御が必要
となるため制約があるため、一般的には前者のドット密
度制御法が用いられている。
【0006】また、インク吐出手段として、製造が容易
で高密度化が可能であるため高解像度化が可能な電気・
熱エネルギー変換体を用いた場合、圧力変化量を制御す
ることが困難であり、記録ドットの径を変調することが
できないためドット密度制御法で行われている。
で高密度化が可能であるため高解像度化が可能な電気・
熱エネルギー変換体を用いた場合、圧力変化量を制御す
ることが困難であり、記録ドットの径を変調することが
できないためドット密度制御法で行われている。
【0007】このドット密度制御法に用いられる中間調
表現の2値化手法の代表的なもののひとつとして、組織
的ディザ法があるが、この方法は階調数がマトリクスサ
イズで制限されるという問題がある。即ち、階調数を多
くするためにはマトリクスサイズを大きくする必要があ
るが、マトリクスサイズを大きくすると1つのマトリク
スで構成される記録画像の1画素が大きくなって解像力
を損なうなどの問題があった。また、2値化手法のもう
ひとつの代表的なものとして、誤差拡散法などの条件付
決定型ディザ法がある。これは前述した組織的ディザ法
が、入力画素に無関係なしきい値を用いて2値化する独
立決定型ディザ法であるのに対し、入力画素の周辺画素
を考慮してしきい値を変化させる方法である。この誤差
拡散法に代表される条件付決定型ディザ法は、階調性と
解像力の両立性が良く、また原画像が印刷画像の場合、
記録画像にモアレパターンが発生することが極めて少な
いなどの長所がある反面、画像明部で粒状性が目立ち易
く、画質の評価が低くなるという問題があった。この問
題は、特に記録密度の低い記録装置において顕著であっ
た。
表現の2値化手法の代表的なもののひとつとして、組織
的ディザ法があるが、この方法は階調数がマトリクスサ
イズで制限されるという問題がある。即ち、階調数を多
くするためにはマトリクスサイズを大きくする必要があ
るが、マトリクスサイズを大きくすると1つのマトリク
スで構成される記録画像の1画素が大きくなって解像力
を損なうなどの問題があった。また、2値化手法のもう
ひとつの代表的なものとして、誤差拡散法などの条件付
決定型ディザ法がある。これは前述した組織的ディザ法
が、入力画素に無関係なしきい値を用いて2値化する独
立決定型ディザ法であるのに対し、入力画素の周辺画素
を考慮してしきい値を変化させる方法である。この誤差
拡散法に代表される条件付決定型ディザ法は、階調性と
解像力の両立性が良く、また原画像が印刷画像の場合、
記録画像にモアレパターンが発生することが極めて少な
いなどの長所がある反面、画像明部で粒状性が目立ち易
く、画質の評価が低くなるという問題があった。この問
題は、特に記録密度の低い記録装置において顕著であっ
た。
【0008】そこで上述した粒状性を目立たなくするた
めに、従来のインクジェット記録装置では、色の薄いイ
ンクと濃いインクをそれぞれ吐出する2個の記録ヘッド
を設け、画像の明部から中間調部分は色の薄いインクで
記録ドットを形成し、中間調部分から暗部までは色の濃
いインクで記録ドットを形成するような記録方法が提案
されている。
めに、従来のインクジェット記録装置では、色の薄いイ
ンクと濃いインクをそれぞれ吐出する2個の記録ヘッド
を設け、画像の明部から中間調部分は色の薄いインクで
記録ドットを形成し、中間調部分から暗部までは色の濃
いインクで記録ドットを形成するような記録方法が提案
されている。
【0009】図4に濃淡インクを用いたシリアルプリン
ト形式の従来のカラーインクジェット記録装置の要部構
成図を示す。
ト形式の従来のカラーインクジェット記録装置の要部構
成図を示す。
【0010】濃ブラックの色インクを吐出する記録ヘッ
ドBkk、淡ブラックの色インクを吐出する記録ヘッド
Bku、濃シアンの色インクを吐出する記録ヘッドC
k、淡シアンの色インクを吐出する記録ヘッドCu、濃
マゼンタの色インクを吐出する記録ヘッドMk、淡マゼ
ンタの色インクを吐出する記録ヘッドMu、濃イエロー
の色インクを吐出する記録ヘッドYk、淡イエローの色
インクを吐出する記録ヘッドYuはキャリッジ401に
所定距離をおいて設置してある。
ドBkk、淡ブラックの色インクを吐出する記録ヘッド
Bku、濃シアンの色インクを吐出する記録ヘッドC
k、淡シアンの色インクを吐出する記録ヘッドCu、濃
マゼンタの色インクを吐出する記録ヘッドMk、淡マゼ
ンタの色インクを吐出する記録ヘッドMu、濃イエロー
の色インクを吐出する記録ヘッドYk、淡イエローの色
インクを吐出する記録ヘッドYuはキャリッジ401に
所定距離をおいて設置してある。
【0011】用紙やプラスチック薄板等から成る被記録
材は搬送ローラ(不図示)を経て排紙ローラ402に挟
持され、不図示の搬送モータの駆動に伴い矢印方向に送
られる。
材は搬送ローラ(不図示)を経て排紙ローラ402に挟
持され、不図示の搬送モータの駆動に伴い矢印方向に送
られる。
【0012】ガイドシャフト403、およびエンコーダ
によりキャリッジが案内支持されている。
によりキャリッジが案内支持されている。
【0013】キャリッジは駆動ベルト404を介してキ
ャリッジモータ405の駆動により前述のガイドシャフ
トに沿って往復移動させられる。
ャリッジモータ405の駆動により前述のガイドシャフ
トに沿って往復移動させられる。
【0014】前述、インクジェットユニットのインク吐
出口の内部(液路)にはインク吐出用の熱エネルギーを
発生する発熱素子(電気・熱エネルギー変換体)が設け
られている。
出口の内部(液路)にはインク吐出用の熱エネルギーを
発生する発熱素子(電気・熱エネルギー変換体)が設け
られている。
【0015】エンコーダの読み取りタイミングに従い、
前述発熱素子を記録信号に基いて駆動し、濃ブラック、
淡ブラック、濃シアン、淡シアン、濃マゼンタ、淡マゼ
ンタ、濃イエロー、淡イエローの順に被記録材上にイン
ク液滴を吐出し、付着させることで画像を形成すること
ができる。
前述発熱素子を記録信号に基いて駆動し、濃ブラック、
淡ブラック、濃シアン、淡シアン、濃マゼンタ、淡マゼ
ンタ、濃イエロー、淡イエローの順に被記録材上にイン
ク液滴を吐出し、付着させることで画像を形成すること
ができる。
【0016】記録領域外に選定されたキャリッジのホー
ムポジションには、キャップ部406をもつ回復ユニッ
トが配設されインク吐出の安定性を保っている。
ムポジションには、キャップ部406をもつ回復ユニッ
トが配設されインク吐出の安定性を保っている。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、濃淡イ
ンクを用いたインクジェット記録装置はホストより送ら
れてきたR、G、Bの多値の輝度信号を色処理部におい
てY、M、C、Bkの多値の濃度信号に変換する。そし
てドット展開部の振り分けテーブルによりそれぞれの濃
度信号を濃インクで記録するものと淡インクで記録する
ものとに振り分け、振り分けられた信号を2値化して記
録ヘッドにより印字を行うものであるため、同一色の濃
淡インクのいずれか一方のインク量が低下した、あるい
は無くなった場合には画像形成上、必要である色がある
にも関わらず所望の画像を得ることができないという問
題があった。
ンクを用いたインクジェット記録装置はホストより送ら
れてきたR、G、Bの多値の輝度信号を色処理部におい
てY、M、C、Bkの多値の濃度信号に変換する。そし
てドット展開部の振り分けテーブルによりそれぞれの濃
度信号を濃インクで記録するものと淡インクで記録する
ものとに振り分け、振り分けられた信号を2値化して記
録ヘッドにより印字を行うものであるため、同一色の濃
淡インクのいずれか一方のインク量が低下した、あるい
は無くなった場合には画像形成上、必要である色がある
にも関わらず所望の画像を得ることができないという問
題があった。
【0018】本発明は上述の問題点に鑑みてなされたも
のであって、同系色で濃度が異なる複数のインクのう
ち、少なくとも一種のインクの安定した吐出が困難にな
る場合であっても所望の画像を得ることができるインク
ジェット記録方法及びその装置を提供することを目的と
する。
のであって、同系色で濃度が異なる複数のインクのう
ち、少なくとも一種のインクの安定した吐出が困難にな
る場合であっても所望の画像を得ることができるインク
ジェット記録方法及びその装置を提供することを目的と
する。
【0019】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成する本発
明は、同系色で濃度が異なる複数のインクを用いて記録
ヘッドの吐出口からインクを吐出して記録媒体上に記録
を行うインクジェット記録方法であって、前記複数のイ
ンクのうち、少なくとも一種のインクの安定した吐出が
困難になるとき、残りの種類のインクを用いて記録を行
うことを特徴とする。
明は、同系色で濃度が異なる複数のインクを用いて記録
ヘッドの吐出口からインクを吐出して記録媒体上に記録
を行うインクジェット記録方法であって、前記複数のイ
ンクのうち、少なくとも一種のインクの安定した吐出が
困難になるとき、残りの種類のインクを用いて記録を行
うことを特徴とする。
【0020】ここで、前記記録ヘッドは、熱エネルギー
を利用してインクを吐出する記録ヘッドであって、イン
クに与える熱エネルギーを発生するための熱エネルギー
変換体を備え、前記熱エネルギー変換体によって印加さ
れる熱エネルギーによりインクに状態変化を生起させ、
該状態変化に基づいて吐出口よりインクを吐出させる記
録ヘッドであることが好ましい。
を利用してインクを吐出する記録ヘッドであって、イン
クに与える熱エネルギーを発生するための熱エネルギー
変換体を備え、前記熱エネルギー変換体によって印加さ
れる熱エネルギーによりインクに状態変化を生起させ、
該状態変化に基づいて吐出口よりインクを吐出させる記
録ヘッドであることが好ましい。
【0021】また、本発明により、同系色で濃度が異な
る複数のインクを用いて記録ヘッドの吐出口からインク
を吐出して記録媒体上に記録を行うインクジェット記録
装置であって、画像信号に応じて、当該画像信号に対応
する画素を形成するために前記複数のインクの各々が用
いられる度合を定めるための振り分け手段と、前記複数
のインクのうち、少なくとも一種のインクの安定した吐
出が困難となったことを判断する判断手段と、前記判断
手段の判断結果に基づき、前記安定した吐出が困難とな
ったインク以外のインクを用いて記録を行うために前記
振り分け手段が定める度合を変更する変更手段と、を備
えることを特徴とするインクジェット記録装置が提供さ
れる。
る複数のインクを用いて記録ヘッドの吐出口からインク
を吐出して記録媒体上に記録を行うインクジェット記録
装置であって、画像信号に応じて、当該画像信号に対応
する画素を形成するために前記複数のインクの各々が用
いられる度合を定めるための振り分け手段と、前記複数
のインクのうち、少なくとも一種のインクの安定した吐
出が困難となったことを判断する判断手段と、前記判断
手段の判断結果に基づき、前記安定した吐出が困難とな
ったインク以外のインクを用いて記録を行うために前記
振り分け手段が定める度合を変更する変更手段と、を備
えることを特徴とするインクジェット記録装置が提供さ
れる。
【0022】
【作用】本発明によれば、濃度が異なる濃淡インクの振
り分けテーブルを複数有し、少なくとも一種のインクの
安定した吐出が困難となったときに、前記振り分けテー
ブルを選択的に使用して、残りのインクを用いて記録を
行うことにより、安定した記録を続けることができる。
り分けテーブルを複数有し、少なくとも一種のインクの
安定した吐出が困難となったときに、前記振り分けテー
ブルを選択的に使用して、残りのインクを用いて記録を
行うことにより、安定した記録を続けることができる。
【0023】
【実施例】図5は本発明の実施例におけるカラーインク
ジェット記録装置の要部構成を示す斜視図である。
ジェット記録装置の要部構成を示す斜視図である。
【0024】淡ブラックの色インクを吐出する吐出口
列、淡シアンの色インクを吐出する吐出口列、淡マゼン
タの色インクを吐出する吐出口列、淡イエローの色イン
クを吐出する吐出口列それぞれを有するインクジェット
ユニットと、濃ブラックの色インクを吐出する吐出口
列、濃シアンの色インクを吐出する吐出口列、濃マゼン
タの色インクを吐出する吐出口列、濃イエローの色イン
クを吐出する吐出口列それぞれを有するインクジェット
ユニットはキャリッジ501に所定距離をおいて設置し
てある。
列、淡シアンの色インクを吐出する吐出口列、淡マゼン
タの色インクを吐出する吐出口列、淡イエローの色イン
クを吐出する吐出口列それぞれを有するインクジェット
ユニットと、濃ブラックの色インクを吐出する吐出口
列、濃シアンの色インクを吐出する吐出口列、濃マゼン
タの色インクを吐出する吐出口列、濃イエローの色イン
クを吐出する吐出口列それぞれを有するインクジェット
ユニットはキャリッジ501に所定距離をおいて設置し
てある。
【0025】用紙やプラスチック薄板等から成る被記録
材は搬送ローラ(不図示)を経て排紙ローラ502に挟
持され、不図示の搬送モータの駆動に伴い矢印方向に送
られる。ガイドシャフト503、およびエンコーダによ
りキャリッジが案内支持されている。キャリッジは駆動
ベルト504を介してキャリッジモータ505の駆動に
より前述のガイドシャフトに沿って往復移動させられ
る。前述のインクジェットユニットのインク吐出口の内
部(液路)にはインク吐出用の熱エネルギーを発生する
発熱素子(電気・熱エネルギー変換体)が設けられてい
る。
材は搬送ローラ(不図示)を経て排紙ローラ502に挟
持され、不図示の搬送モータの駆動に伴い矢印方向に送
られる。ガイドシャフト503、およびエンコーダによ
りキャリッジが案内支持されている。キャリッジは駆動
ベルト504を介してキャリッジモータ505の駆動に
より前述のガイドシャフトに沿って往復移動させられ
る。前述のインクジェットユニットのインク吐出口の内
部(液路)にはインク吐出用の熱エネルギーを発生する
発熱素子(電気・熱エネルギー変換体)が設けられてい
る。
【0026】エンコーダの読み取りタイミングにしたが
い、前述発熱素子を記録信号に基づいて駆動し、濃イン
ク色、淡インク色の順に被記録材上にインク液滴を吐出
して付着させることで画像を形成することができる。記
録領域外に選定されたキャリッジのホームポジションに
は、キャップ部をもつ回復ユニットが配設されている。
記録を行わない時には、キャリッジをホームポジション
へ移動させてキャップ部の各キャップにより対応するイ
ンクジェットユニットのインク吐出口形成面を密閉し、
インク溶剤蒸発に起因するインクの固着あるいは塵埃等
の異物の付着等による目詰まりを防止する。
い、前述発熱素子を記録信号に基づいて駆動し、濃イン
ク色、淡インク色の順に被記録材上にインク液滴を吐出
して付着させることで画像を形成することができる。記
録領域外に選定されたキャリッジのホームポジションに
は、キャップ部をもつ回復ユニットが配設されている。
記録を行わない時には、キャリッジをホームポジション
へ移動させてキャップ部の各キャップにより対応するイ
ンクジェットユニットのインク吐出口形成面を密閉し、
インク溶剤蒸発に起因するインクの固着あるいは塵埃等
の異物の付着等による目詰まりを防止する。
【0027】また、上記キャップ部のキャッピング機能
は記録頻度の低いインク吐出口の吐出不良や目詰まりを
解消するために、インク吐出口から離れた状態にあるキ
ャップ部へインクを吐出させる空吐出モードに利用され
たり、キャップした状態で不図示のポンプを動作させ、
インク吐出口からインクを吸引し、吐出不良を起こした
インク吐出口の吐出回復に利用される。またキャップ部
隣接位置にブレード、拭き部材を配設することにより、
インクジェットユニットのインク吐出口形成面をクリー
ニングすることが可能である。
は記録頻度の低いインク吐出口の吐出不良や目詰まりを
解消するために、インク吐出口から離れた状態にあるキ
ャップ部へインクを吐出させる空吐出モードに利用され
たり、キャップした状態で不図示のポンプを動作させ、
インク吐出口からインクを吸引し、吐出不良を起こした
インク吐出口の吐出回復に利用される。またキャップ部
隣接位置にブレード、拭き部材を配設することにより、
インクジェットユニットのインク吐出口形成面をクリー
ニングすることが可能である。
【0028】図6は本実施例に用いるインクジェットユ
ニットの構成についての説明図である。配線基盤200
の一端は、ヒーターボード100の配線部分と相互に接
続され、さらに配線基盤200の他端部には、本装置か
らの電気信号を受けるための各電気・熱エネルギー変換
体に対応した複数個のパッドが設けられている。このこ
とにより本体装置からの電気信号は、それぞれの電気・
熱エネルギー変換体に供給されるようになる。
ニットの構成についての説明図である。配線基盤200
の一端は、ヒーターボード100の配線部分と相互に接
続され、さらに配線基盤200の他端部には、本装置か
らの電気信号を受けるための各電気・熱エネルギー変換
体に対応した複数個のパッドが設けられている。このこ
とにより本体装置からの電気信号は、それぞれの電気・
熱エネルギー変換体に供給されるようになる。
【0029】配線基盤200の裏面を平面で支持する金
属製の支持体300は、インクジェットユニットの底板
となる。押えばね500は溝天1300のインク吐出口
近傍の領域を線上に弾性的に押し圧を作用するために断
面略U字形状に折り曲げ形成した部分とベースプレート
に設けた逃げ穴を利用して引っかける爪と、バネに作用
する力をベースプレートで受ける一対の後脚を有してい
る。
属製の支持体300は、インクジェットユニットの底板
となる。押えばね500は溝天1300のインク吐出口
近傍の領域を線上に弾性的に押し圧を作用するために断
面略U字形状に折り曲げ形成した部分とベースプレート
に設けた逃げ穴を利用して引っかける爪と、バネに作用
する力をベースプレートで受ける一対の後脚を有してい
る。
【0030】このバネ力により配線基盤200と溝天1
300とを圧接している。支持体に対する配線基盤20
0の取付けは、接着剤等による貼着で行われる。インク
供給管2200の端部にはフィルター700が設けられ
ている。インク供給部材600は、モールド成形で作ら
れ、溝天も各インク供給口へと導く流路が形成されてい
る。インク供給部材600の支持体300に対する固定
は、インク供給部材600の裏面側の2本のピン(不図
示)を支持体300の穴1901、1902にそれぞれ
貫通突出させ、これを熱融着することにより簡単に行わ
れる。
300とを圧接している。支持体に対する配線基盤20
0の取付けは、接着剤等による貼着で行われる。インク
供給管2200の端部にはフィルター700が設けられ
ている。インク供給部材600は、モールド成形で作ら
れ、溝天も各インク供給口へと導く流路が形成されてい
る。インク供給部材600の支持体300に対する固定
は、インク供給部材600の裏面側の2本のピン(不図
示)を支持体300の穴1901、1902にそれぞれ
貫通突出させ、これを熱融着することにより簡単に行わ
れる。
【0031】この際、オリフィスプレート部410とイ
ンク供給部材600との隙間は均一に形成されている。
封止剤はインク供給部材600の上部封止剤注入口から
注入され、ワイヤーボンディングを封止すると同時にオ
リフィスプレート部410とインク供給部材600との
隙間を封止し、更に支持基盤300に設けられた溝31
0を通り、オリフィスプレート部410と支持基盤30
0前端部との隙間を完全に封止する。
ンク供給部材600との隙間は均一に形成されている。
封止剤はインク供給部材600の上部封止剤注入口から
注入され、ワイヤーボンディングを封止すると同時にオ
リフィスプレート部410とインク供給部材600との
隙間を封止し、更に支持基盤300に設けられた溝31
0を通り、オリフィスプレート部410と支持基盤30
0前端部との隙間を完全に封止する。
【0032】図7は、本実施例に用いるヘッドユニット
の溝天1300をヒーターボード100側から見た斜視
図である。液室は複数個設けられており、各液室は壁1
0a〜10cで仕切られている。各液室にはインクが供
給されるための供給口20a〜20dが設けられてい
る。
の溝天1300をヒーターボード100側から見た斜視
図である。液室は複数個設けられており、各液室は壁1
0a〜10cで仕切られている。各液室にはインクが供
給されるための供給口20a〜20dが設けられてい
る。
【0033】この各液室を仕切る壁10a〜10cのヒ
ーターボード100との圧接面に溝30a〜30cを設
けてある。この溝は、溝天1300の外周部と連通して
いる。溝天1300をヒーターボードに圧接し密着させ
た後、外周部は、前述したように封止剤で封止される。
この際、上記溝に沿って、封止剤が浸透していき、溝天
とヒーターボードの隙間を埋めていく。このように、従
来ヘッドで用いられていた技術的工程で、液室を完全に
分離することができる。この溝の構造は封止剤の物性に
より異なり、それぞれに対応した形状にする必要があ
る。
ーターボード100との圧接面に溝30a〜30cを設
けてある。この溝は、溝天1300の外周部と連通して
いる。溝天1300をヒーターボードに圧接し密着させ
た後、外周部は、前述したように封止剤で封止される。
この際、上記溝に沿って、封止剤が浸透していき、溝天
とヒーターボードの隙間を埋めていく。このように、従
来ヘッドで用いられていた技術的工程で、液室を完全に
分離することができる。この溝の構造は封止剤の物性に
より異なり、それぞれに対応した形状にする必要があ
る。
【0034】このように、液室を複数室に分離すること
により、各インク吐出口に異なったインクを供給するこ
とができる。
により、各インク吐出口に異なったインクを供給するこ
とができる。
【0035】ここでインク残量検知について説明する。
図8に本例に係る制御系の一構成例を示す。200はA
/Dコンバータを内蔵したマイクロコンピュータ形態の
制御部であり、本発明における複数のインクの各々が用
いられる度合を定めるための振り分け手段やこの振り分
け手段が定める度合を変更する変更手段等を含むもので
ある。10は記録ヘッド部、300は電圧変換回路、4
00は警報装置であり、LED等の表示器やブザー等の
音声発生装置、またはそれらの組み合わせとすることが
できる。500は記録などに際してキャリッジHCを走
査させるための主走査機構であり、モータ等を含むもの
である。600は副走査機構であり、記録媒体を搬送す
るモータ等を含むものである。又、Vはタンクからの残
量検知信号である。
図8に本例に係る制御系の一構成例を示す。200はA
/Dコンバータを内蔵したマイクロコンピュータ形態の
制御部であり、本発明における複数のインクの各々が用
いられる度合を定めるための振り分け手段やこの振り分
け手段が定める度合を変更する変更手段等を含むもので
ある。10は記録ヘッド部、300は電圧変換回路、4
00は警報装置であり、LED等の表示器やブザー等の
音声発生装置、またはそれらの組み合わせとすることが
できる。500は記録などに際してキャリッジHCを走
査させるための主走査機構であり、モータ等を含むもの
である。600は副走査機構であり、記録媒体を搬送す
るモータ等を含むものである。又、Vはタンクからの残
量検知信号である。
【0036】本実施例では基本的にはインク室bに設け
た2つの電極間に定電流を流して2本の電極間の抵抗値
を基にインク室bのインク残量検知を行うが、この場合
のインク残量と電極間抵抗との関係は図9に示すような
関係がある。
た2つの電極間に定電流を流して2本の電極間の抵抗値
を基にインク室bのインク残量検知を行うが、この場合
のインク残量と電極間抵抗との関係は図9に示すような
関係がある。
【0037】図10に本実施例で用いるインクカートリ
ッジを示し、インク残量検知の動作を表す。インクカー
トリッジ本体1は内部を2つのインク室(a,b)に仕
切るとともに底部で連通させ、一方のインク室aに毛細
管力を調整したインク吸収体を充填するとともにインク
ジェット記録ヘッドと連結するためのインク供給部2と
大気連通部3と残検ピン(電極)4とインク注入口5を
備えた構成となっている。インク注入口5にはゴムなど
の栓51で塞がれている。
ッジを示し、インク残量検知の動作を表す。インクカー
トリッジ本体1は内部を2つのインク室(a,b)に仕
切るとともに底部で連通させ、一方のインク室aに毛細
管力を調整したインク吸収体を充填するとともにインク
ジェット記録ヘッドと連結するためのインク供給部2と
大気連通部3と残検ピン(電極)4とインク注入口5を
備えた構成となっている。インク注入口5にはゴムなど
の栓51で塞がれている。
【0038】大気連通部3、インク供給部2、残検ピン
(電極)4およびインク注入口5の位置関係は特にこれ
に限定されるものではない。図10に示すように、イン
ク室bのインク液面が2つの電極4の内の上方の電極よ
りも下がったときに2つの電極間の抵抗が急激に高くな
り電極間にはその時の電圧が発生する。この電圧を直接
または電圧変換回路300を介して制御部のA/Dコン
バータでA/D変換する。こうして得られた検出値が予
め設定した値Rthよりも大となった時に、振り分けテー
ブルを切り替えることを制御部200内のテーブル選択
回路に知らせる。
(電極)4およびインク注入口5の位置関係は特にこれ
に限定されるものではない。図10に示すように、イン
ク室bのインク液面が2つの電極4の内の上方の電極よ
りも下がったときに2つの電極間の抵抗が急激に高くな
り電極間にはその時の電圧が発生する。この電圧を直接
または電圧変換回路300を介して制御部のA/Dコン
バータでA/D変換する。こうして得られた検出値が予
め設定した値Rthよりも大となった時に、振り分けテー
ブルを切り替えることを制御部200内のテーブル選択
回路に知らせる。
【0039】本実施例においてインク残量の検知方法は
タンク内に設けた電極間の抵抗値から検知する方法にて
説明したが、残量検知の方法は特にこれに限定するもの
ではなく、機械的に測定するものや光学的に測定するも
の等いずれの方法でも良い。尚、図15に濃インク用カ
ートリッジと淡インク用カートリッジとを連結した状態
の断面図を示す。図15においてインク注入口5及び栓
51は省略してある。
タンク内に設けた電極間の抵抗値から検知する方法にて
説明したが、残量検知の方法は特にこれに限定するもの
ではなく、機械的に測定するものや光学的に測定するも
の等いずれの方法でも良い。尚、図15に濃インク用カ
ートリッジと淡インク用カートリッジとを連結した状態
の断面図を示す。図15においてインク注入口5及び栓
51は省略してある。
【0040】(第1実施例)図1は本発明の特徴を最も
よく表す図面であり、テーブル選択により濃淡両方のイ
ンクを用いて印字をする場合と同一色の濃淡いずれか一
方が無くなった場合の処理の流れを示すものである。こ
の図において色処理部はレッドの画像輝度信号R、グリ
ーンの画像輝度信号G、ブルーの画像輝度信号Bを入力
補正回路でシアンの画像濃度信号C、マゼンタの画像濃
度信号M、イエローの画像濃度信号Yに変換する。そし
て、色補正(マスキング)回路、UCR(下色除去)・
黒生成回路で色処理を施した後、シアン、マゼンタ、イ
エロー、ブラックの新たな画像濃度信号C、M、Y、B
kに変換され、出力補正回路でシアン、マゼンタ、イエ
ロー、ブラックの画像濃度信号C、M、Y、Bkにガン
マ変換される。
よく表す図面であり、テーブル選択により濃淡両方のイ
ンクを用いて印字をする場合と同一色の濃淡いずれか一
方が無くなった場合の処理の流れを示すものである。こ
の図において色処理部はレッドの画像輝度信号R、グリ
ーンの画像輝度信号G、ブルーの画像輝度信号Bを入力
補正回路でシアンの画像濃度信号C、マゼンタの画像濃
度信号M、イエローの画像濃度信号Yに変換する。そし
て、色補正(マスキング)回路、UCR(下色除去)・
黒生成回路で色処理を施した後、シアン、マゼンタ、イ
エロー、ブラックの新たな画像濃度信号C、M、Y、B
kに変換され、出力補正回路でシアン、マゼンタ、イエ
ロー、ブラックの画像濃度信号C、M、Y、Bkにガン
マ変換される。
【0041】それに続くドット展開部はC、M、Y、B
kの濃度信号をインクを濃度の高いインクを印字する記
録ヘッドに対する濃度信号と濃度の低いインクを印字す
る記録ヘッドに対する濃度信号とに振り分ける振り分け
テーブルを選択し、選択された振り分けテーブルに従い
色処理部で生成されたC、M、Y、Bkの濃度信号を染
料濃度が高い濃シアン、濃マゼンタ、濃イエロー、濃ブ
ラックの画像濃度信号Ck、Mk、Yk、Bkkと染料
濃度が低い、淡シアン、淡マゼンタ、淡イエロー、淡ブ
ラックの画像濃度信号Cu、Mu、Yu、Bkuに振り
分け、振り分けられた濃度信号をそれぞれ2値化し、各
インクジェットユニットから信号値に応じて対応するイ
ンク吐出口列よりインクを吐出させカラー画像を形成す
る。
kの濃度信号をインクを濃度の高いインクを印字する記
録ヘッドに対する濃度信号と濃度の低いインクを印字す
る記録ヘッドに対する濃度信号とに振り分ける振り分け
テーブルを選択し、選択された振り分けテーブルに従い
色処理部で生成されたC、M、Y、Bkの濃度信号を染
料濃度が高い濃シアン、濃マゼンタ、濃イエロー、濃ブ
ラックの画像濃度信号Ck、Mk、Yk、Bkkと染料
濃度が低い、淡シアン、淡マゼンタ、淡イエロー、淡ブ
ラックの画像濃度信号Cu、Mu、Yu、Bkuに振り
分け、振り分けられた濃度信号をそれぞれ2値化し、各
インクジェットユニットから信号値に応じて対応するイ
ンク吐出口列よりインクを吐出させカラー画像を形成す
る。
【0042】図1において振り分けテーブルAは濃淡で
印字するデータを図2に示すような特性を示すように濃
インク用の印字データと淡インク用の印字データとに振
り分ける場合の振り分けテーブルである。振り分けテー
ブルBは淡インクを使わず濃インクのみで印字を行う場
合の振り分けテーブルである。振り分けテーブルCは濃
インクを使わず淡インクのみで印字を行う場合の振り分
けテーブルであり、この図においては淡インクで2つの
画像を得て2回の走査で印字を行うような場合を示した
ものであるが、実際には複数の画像を得てそれらの画像
を複数の主走査により重ねて記録を行うことにより濃イ
ンクで記録された画像と同様の画像濃度を淡インクのみ
を使用して得ることができる。
印字するデータを図2に示すような特性を示すように濃
インク用の印字データと淡インク用の印字データとに振
り分ける場合の振り分けテーブルである。振り分けテー
ブルBは淡インクを使わず濃インクのみで印字を行う場
合の振り分けテーブルである。振り分けテーブルCは濃
インクを使わず淡インクのみで印字を行う場合の振り分
けテーブルであり、この図においては淡インクで2つの
画像を得て2回の走査で印字を行うような場合を示した
ものであるが、実際には複数の画像を得てそれらの画像
を複数の主走査により重ねて記録を行うことにより濃イ
ンクで記録された画像と同様の画像濃度を淡インクのみ
を使用して得ることができる。
【0043】図1に示したそれぞれの振り分けテーブル
を図3に示す。図3aに示した振り分けテーブルAは色
処理部により生成された各色のデータをそれぞれ濃イン
ク用のデータと淡インク用のデータとに振り分けるもの
であり、ここではシアンインクの入力データに対する出
力データの関係を淡インクは実線で、濃インクは一点鎖
線で表している。これから明らかなように入力データが
aまでは淡インクのみを用い、入力データがa以上のと
き、淡インクと濃インクを組み合わせる。図3(b)に
示した振り分けテーブルBは色処理部により生成された
各色のデータをそれぞれの濃インクにのみ振り分けるも
のであり、ここではシアンインクの入力データに対する
出力データの濃インクに関する関係を一点鎖線で表して
いる。図3(c)に示した振り分けテーブルCは色処理
部により生成された各色のデータをそれぞれの淡インク
にのみ振り分けるものであり、ここではシアンインクの
入力データに対する第1画像の出力データの淡インクに
関する関係を実線で表していて、入力データに対する第
2画像の出力データの淡インクに関する関係を二点鎖線
で表している。これから明らかなように入力データがa
までは第1画像のみで印字し、入力データがa以上のと
き第1画像と第2画像を重ねて印字することにより高濃
度部分の画像を形成する。
を図3に示す。図3aに示した振り分けテーブルAは色
処理部により生成された各色のデータをそれぞれ濃イン
ク用のデータと淡インク用のデータとに振り分けるもの
であり、ここではシアンインクの入力データに対する出
力データの関係を淡インクは実線で、濃インクは一点鎖
線で表している。これから明らかなように入力データが
aまでは淡インクのみを用い、入力データがa以上のと
き、淡インクと濃インクを組み合わせる。図3(b)に
示した振り分けテーブルBは色処理部により生成された
各色のデータをそれぞれの濃インクにのみ振り分けるも
のであり、ここではシアンインクの入力データに対する
出力データの濃インクに関する関係を一点鎖線で表して
いる。図3(c)に示した振り分けテーブルCは色処理
部により生成された各色のデータをそれぞれの淡インク
にのみ振り分けるものであり、ここではシアンインクの
入力データに対する第1画像の出力データの淡インクに
関する関係を実線で表していて、入力データに対する第
2画像の出力データの淡インクに関する関係を二点鎖線
で表している。これから明らかなように入力データがa
までは第1画像のみで印字し、入力データがa以上のと
き第1画像と第2画像を重ねて印字することにより高濃
度部分の画像を形成する。
【0044】図1におけるテーブル選択は図2に示すよ
うなシーケンスにより振り分けテーブルAからCを自動
的に選択する。この選択は図8に示す制御部200が実
行する図2のシーケンスにおいて例えば1ページの印字
が終了した時点で全色に対しインクの残量検知を行う。
そして例えばシアンの淡インクが所定の残量がない場合
にはシアンに対してのみ淡インクを使わず濃インクのみ
で印字させるための振り分けテーブルを選択し、シアン
濃度の低い部分が印字されなくなることを防ぎ良好な画
像を得ることができる。また、例えばシアンの濃インク
が所定の残量がない場合にはシアンに対してのみ濃イン
クを使わず淡インクのみで印字させるための振り分けテ
ーブルを選択し、印字方法も複数の主走査による記録画
素への重ね記録を併用することにより、濃度の高い部分
が印字できなくなることを防ぎ良好な画像を得ることが
できる。
うなシーケンスにより振り分けテーブルAからCを自動
的に選択する。この選択は図8に示す制御部200が実
行する図2のシーケンスにおいて例えば1ページの印字
が終了した時点で全色に対しインクの残量検知を行う。
そして例えばシアンの淡インクが所定の残量がない場合
にはシアンに対してのみ淡インクを使わず濃インクのみ
で印字させるための振り分けテーブルを選択し、シアン
濃度の低い部分が印字されなくなることを防ぎ良好な画
像を得ることができる。また、例えばシアンの濃インク
が所定の残量がない場合にはシアンに対してのみ濃イン
クを使わず淡インクのみで印字させるための振り分けテ
ーブルを選択し、印字方法も複数の主走査による記録画
素への重ね記録を併用することにより、濃度の高い部分
が印字できなくなることを防ぎ良好な画像を得ることが
できる。
【0045】この例ではシアンの濃淡インクいずれかが
無くなった場合には、シアンに対してのみ濃淡どちらか
一方を使う振り分けテーブルを選択しているが、全色に
対して同様の振り分けテーブルを使ってもよい。
無くなった場合には、シアンに対してのみ濃淡どちらか
一方を使う振り分けテーブルを選択しているが、全色に
対して同様の振り分けテーブルを使ってもよい。
【0046】また、それぞれの振り分けテーブルAから
Cは、全色同様に濃淡を振り分けるような1つのテーブ
ルを持っているようなものであっても、各色毎に1つず
つ異なるテーブルを持っていて各色に対して最も適した
振り分け方をするようなものであってもよい。
Cは、全色同様に濃淡を振り分けるような1つのテーブ
ルを持っているようなものであっても、各色毎に1つず
つ異なるテーブルを持っていて各色に対して最も適した
振り分け方をするようなものであってもよい。
【0047】また、ここではインクの残量検知を行い自
動的に振り分けテーブルを選択しているが、振り分けテ
ーブル選択スイッチを設けてユーザーが自由に選択でき
るようにしてもよい。
動的に振り分けテーブルを選択しているが、振り分けテ
ーブル選択スイッチを設けてユーザーが自由に選択でき
るようにしてもよい。
【0048】また、振り分けテーブルの選択の切り替え
は1ページ印字した時点だけでなく1行印字した時点な
どの所定のタイミングで行ってもよい。
は1ページ印字した時点だけでなく1行印字した時点な
どの所定のタイミングで行ってもよい。
【0049】さらには、上記のように各色に対し濃淡2
種類のインクを用いた印字方法の振り分けテーブルであ
ったが、濃中淡3種類やさらに多くの種類を持つもので
あってもよい。
種類のインクを用いた印字方法の振り分けテーブルであ
ったが、濃中淡3種類やさらに多くの種類を持つもので
あってもよい。
【0050】また、本実施例においては、複数のインク
のうち、少なくとも一種のインクの安定した吐出が困難
になることの判断はインク残量の低下を検知することに
より行うこととしたが、これに限らず、インク残量の低
下に起因しない他の理由、たとえば吐出口の目づまり等
によるインクの不吐出を検知することにより判断しても
良い。
のうち、少なくとも一種のインクの安定した吐出が困難
になることの判断はインク残量の低下を検知することに
より行うこととしたが、これに限らず、インク残量の低
下に起因しない他の理由、たとえば吐出口の目づまり等
によるインクの不吐出を検知することにより判断しても
良い。
【0051】以上説明したように、濃淡インクを用いて
印字を行うインクジェット記録装置においてC、M、
Y、Bk各色の濃度信号をそれぞれ濃度の高いインクで
印字する濃度信号と濃度の低いインクで印字する濃度信
号に振り分ける振り分けテーブルのほかに、濃度の高い
インクだけに濃度信号を振り分ける振り分けテーブルと
濃度の低いインクだけに濃度信号を振り分ける振り分け
テーブルを持ち、それらのテーブルを選択する手段を持
つことにより、同一色の濃度の高いインクもしくは濃度
の低いインクが無くなった、あるいは適切な吐出が行わ
れなくなった場合であっても本発明によれば正常な画像
を得ることができる。
印字を行うインクジェット記録装置においてC、M、
Y、Bk各色の濃度信号をそれぞれ濃度の高いインクで
印字する濃度信号と濃度の低いインクで印字する濃度信
号に振り分ける振り分けテーブルのほかに、濃度の高い
インクだけに濃度信号を振り分ける振り分けテーブルと
濃度の低いインクだけに濃度信号を振り分ける振り分け
テーブルを持ち、それらのテーブルを選択する手段を持
つことにより、同一色の濃度の高いインクもしくは濃度
の低いインクが無くなった、あるいは適切な吐出が行わ
れなくなった場合であっても本発明によれば正常な画像
を得ることができる。
【0052】(第2実施例)出力画像を1ページ分あら
かじめスキャンして画像データがどのような濃度分布を
しているかを調べることにより、例えば濃度分布が高い
ところに集中しているような画像であれば、前述の振り
分けテーブルB(図3(b))を選択し、濃インクのみ
で印字する。逆に濃度分布が低いところに集中している
ような画像であれば、先述の振り分けテーブルC(図3
(c))を選択し、淡インクのみで印字する。
かじめスキャンして画像データがどのような濃度分布を
しているかを調べることにより、例えば濃度分布が高い
ところに集中しているような画像であれば、前述の振り
分けテーブルB(図3(b))を選択し、濃インクのみ
で印字する。逆に濃度分布が低いところに集中している
ような画像であれば、先述の振り分けテーブルC(図3
(c))を選択し、淡インクのみで印字する。
【0053】このように、画像データの濃度分布を検知
することにより、濃淡インクの切り替え部分近辺で濃イ
ンクの印字による粒状感の無い一様な画像を得ることが
できる。
することにより、濃淡インクの切り替え部分近辺で濃イ
ンクの印字による粒状感の無い一様な画像を得ることが
できる。
【0054】(第3実施例)図11は第3実施例を示す
図であり、タンク壁の材質に透明または半透明なものを
用いたことによって光学的にインク残量検出を可能にし
た例である。この場合、インク室b内のインク室壁に光
を反射するための鏡のような反射板42を設け、タンク
外に発光素子43と受光素子44を備えたフォトセンサ
を設けている。この発光素子43および受光素子44は
キャリッジ上に設けても良いし、回復系のあるホームポ
ジションに設けても良い。
図であり、タンク壁の材質に透明または半透明なものを
用いたことによって光学的にインク残量検出を可能にし
た例である。この場合、インク室b内のインク室壁に光
を反射するための鏡のような反射板42を設け、タンク
外に発光素子43と受光素子44を備えたフォトセンサ
を設けている。この発光素子43および受光素子44は
キャリッジ上に設けても良いし、回復系のあるホームポ
ジションに設けても良い。
【0055】図11では発光素子43からある角度で光
を出し、反射板で反射された光を受光素子44で受けら
れるように構成されている。例えば発光素子43として
はLEDが、受光素子44としてはフォトトランジスタ
等が用いられる。図11(a)はインクがほぼ充満して
いる時であり、この様なときには発光素子43からでた
光はインク室b内のインクによって光が遮られ、受光素
子44にはほとんど光が届かず検出出力は小さい。しか
し、インクを消費し図11(b)の様になった時、発光
素子43から出た光はほとんど遮られることないため受
光素子での検出出力は高くなる。
を出し、反射板で反射された光を受光素子44で受けら
れるように構成されている。例えば発光素子43として
はLEDが、受光素子44としてはフォトトランジスタ
等が用いられる。図11(a)はインクがほぼ充満して
いる時であり、この様なときには発光素子43からでた
光はインク室b内のインクによって光が遮られ、受光素
子44にはほとんど光が届かず検出出力は小さい。しか
し、インクを消費し図11(b)の様になった時、発光
素子43から出た光はほとんど遮られることないため受
光素子での検出出力は高くなる。
【0056】また、図12は変形例として発光素子と受
光素子がインクタンクを挟んで対向するように構成した
ものである。この場合においてもインク室bのタンク材
質は透明または半透明のものを用いている。この例で
は、反射板を設ける必要がなく、しかも光を直接受け取
るため、検出感度は良好となる。
光素子がインクタンクを挟んで対向するように構成した
ものである。この場合においてもインク室bのタンク材
質は透明または半透明のものを用いている。この例で
は、反射板を設ける必要がなく、しかも光を直接受け取
るため、検出感度は良好となる。
【0057】インク残量検知手段を上記のような構成に
することにより、受光素子44で受け取る光エネルギー
(検出出力)はアナログ信号として得ることができるた
めC、M、Y、Bkの各色に対し濃淡2種類のインクを
用いるカラーインクジェット記録装置において各色の濃
インクと淡インクの検出出力の差に応じた振り分けテー
ブルを複数持ちそれらを選択することにより濃インクと
淡インクをほぼ同時に使いきることができる。
することにより、受光素子44で受け取る光エネルギー
(検出出力)はアナログ信号として得ることができるた
めC、M、Y、Bkの各色に対し濃淡2種類のインクを
用いるカラーインクジェット記録装置において各色の濃
インクと淡インクの検出出力の差に応じた振り分けテー
ブルを複数持ちそれらを選択することにより濃インクと
淡インクをほぼ同時に使いきることができる。
【0058】(第4実施例)図10に示すようなインク
タンクを用いた場合にインク供給量に応じてインク供給
部内圧が変化する様子を図13に示す。記録の初期状態
ではインク室aに少量のインクが存在しており、圧縮イ
ンク吸収体の毛細管力によって不圧が発生しているが、
インク供給に伴ってインク室aのインク量が少なくなる
に従い圧縮インク吸収体の圧縮率分布(細孔分布)に応
じて毛細管力によって発生するインク室aの負の圧力が
徐々に高くなる。
タンクを用いた場合にインク供給量に応じてインク供給
部内圧が変化する様子を図13に示す。記録の初期状態
ではインク室aに少量のインクが存在しており、圧縮イ
ンク吸収体の毛細管力によって不圧が発生しているが、
インク供給に伴ってインク室aのインク量が少なくなる
に従い圧縮インク吸収体の圧縮率分布(細孔分布)に応
じて毛細管力によって発生するインク室aの負の圧力が
徐々に高くなる。
【0059】さらにインクが消費されるとインク室a内
のインク分布は安定化して、インク室bへ大気が導入さ
れることで、以後ほぼ一定の内圧を保持する(インク安
定供給期間)。
のインク分布は安定化して、インク室bへ大気が導入さ
れることで、以後ほぼ一定の内圧を保持する(インク安
定供給期間)。
【0060】インクが更に消費されてインク室bのイン
クがすべて消費されると再びインク室aのインクが消費
され始め、インク室aの負圧が変化する。インク室aの
負圧が所定の値よりも大きくなった時点で安定した吐出
状態が得られなくなる。そのため、インク残量検知を行
い、安定吐出が得られなくなる状態を検知することによ
ってインク振り分けテーブルを切り替え、不安定な吐出
状態に起因する画像劣化を防止することが可能である。
クがすべて消費されると再びインク室aのインクが消費
され始め、インク室aの負圧が変化する。インク室aの
負圧が所定の値よりも大きくなった時点で安定した吐出
状態が得られなくなる。そのため、インク残量検知を行
い、安定吐出が得られなくなる状態を検知することによ
ってインク振り分けテーブルを切り替え、不安定な吐出
状態に起因する画像劣化を防止することが可能である。
【0061】図14は、インク使用効率を高めたインク
タンクの模式的分解斜視図であり、濃インク用インク室
13aとクリアインク(染料を含まない溶剤のみからな
るインク)用インク室13bをインクタンク内の仕切り
板13cによって分割し、インク供給口15a,15b
の面積比で色濃度を調整するよう構成している。さらに
前記濃インク用インク室13aとクリアインク用インク
室13bを負圧発生部とし、この負圧発生部と底面の開
口部13iを有した仕切り板13g,13hで仕切られ
たインク収容部13e,13fを形成する。負圧発生部
材14a,14b中のインクが使われた後、インク収容
部13e,13fからインクが供給され始めると、一定
の水頭圧でインク供給圧が維持されるため、より均一な
インクの調整が可能となる。尚、13dは大気連通孔で
ある。
タンクの模式的分解斜視図であり、濃インク用インク室
13aとクリアインク(染料を含まない溶剤のみからな
るインク)用インク室13bをインクタンク内の仕切り
板13cによって分割し、インク供給口15a,15b
の面積比で色濃度を調整するよう構成している。さらに
前記濃インク用インク室13aとクリアインク用インク
室13bを負圧発生部とし、この負圧発生部と底面の開
口部13iを有した仕切り板13g,13hで仕切られ
たインク収容部13e,13fを形成する。負圧発生部
材14a,14b中のインクが使われた後、インク収容
部13e,13fからインクが供給され始めると、一定
の水頭圧でインク供給圧が維持されるため、より均一な
インクの調整が可能となる。尚、13dは大気連通孔で
ある。
【0062】このインクタンクによれば、ヘッドの濃淡
各色に対応したインクタンクの供給口の面積をタンク内
に配設した仕切り板で面積比を変え、仕切られた2室に
各色インクとクリアインクを注入し、ヘッドと接続する
とヘッド内で供給口の面積比に応じた各インクが流れ込
んでヘッド内で混合され濃淡中間調インクが作られる。
ここでクリアインクがなくなったときは濃度の低いイン
クが吐出されなくなり、正常な画像を得ることができな
くなる。そのためクリアインクに対するインク残量検知
を行い、クリアインクがなくなった時点でインク振り分
けテーブルを切り替えることにより各色インクを使い切
るまで正常な画像を得ることができる。また、ここでは
各色インクとクリアインクを2室に注入するとしたが、
濃度の異なる同色系インクを用いても良く、その場合に
は濃淡両方でインク残量検知を行い、その結果に基づい
てインク振り分けテーブルを切り替えることにより、正
常な画像を記録しながらインクタンク内のインクをすべ
て使い切ることができる。
各色に対応したインクタンクの供給口の面積をタンク内
に配設した仕切り板で面積比を変え、仕切られた2室に
各色インクとクリアインクを注入し、ヘッドと接続する
とヘッド内で供給口の面積比に応じた各インクが流れ込
んでヘッド内で混合され濃淡中間調インクが作られる。
ここでクリアインクがなくなったときは濃度の低いイン
クが吐出されなくなり、正常な画像を得ることができな
くなる。そのためクリアインクに対するインク残量検知
を行い、クリアインクがなくなった時点でインク振り分
けテーブルを切り替えることにより各色インクを使い切
るまで正常な画像を得ることができる。また、ここでは
各色インクとクリアインクを2室に注入するとしたが、
濃度の異なる同色系インクを用いても良く、その場合に
は濃淡両方でインク残量検知を行い、その結果に基づい
てインク振り分けテーブルを切り替えることにより、正
常な画像を記録しながらインクタンク内のインクをすべ
て使い切ることができる。
【0063】本発明は、特にインクジェット記録方式の
中でも熱エネルギーを利用して飛翔的液滴を形成し、記
録を行うインクジェット方式の記録ヘッド、記録装置に
おいて優れた効果をもたらすものである。
中でも熱エネルギーを利用して飛翔的液滴を形成し、記
録を行うインクジェット方式の記録ヘッド、記録装置に
おいて優れた効果をもたらすものである。
【0064】その代表的な構成や原理については、例え
ば、米国特許第4723129号明細書、同第4740
796号明細書に開示されている基本的な原理を用いて
行うものが好ましい。この方式はいわゆるオンデマンド
型、コンティニュアス型のいずれにも適用可能である
が、特に、オンデマンド型の場合には、液体(インク)
が保持されているシートや液路に対応して配置されてい
る電気熱変換体に、記録情報に対応していて核沸騰を越
える急速な温度上昇を与える少なくとも一つの駆動信号
を印加することによって、電気熱変換体に熱エネルギー
を発生せしめ、記録ヘッドの熱作用面に膜沸騰を生じさ
せて、結果的にこの駆動信号に一対一で対応した液体
(インク)内の気泡を形成できるので有効である。この
気泡の成長、収縮により吐出用開口を介して液体(イン
ク)を吐出させて、少なくとも一つの滴を形成する。こ
の駆動信号をパルス形状とすると、即時適切に気泡の成
長収縮が行われるので、特に応答性に優れた液体(イン
ク)の吐出が達成でき、より好ましい。
ば、米国特許第4723129号明細書、同第4740
796号明細書に開示されている基本的な原理を用いて
行うものが好ましい。この方式はいわゆるオンデマンド
型、コンティニュアス型のいずれにも適用可能である
が、特に、オンデマンド型の場合には、液体(インク)
が保持されているシートや液路に対応して配置されてい
る電気熱変換体に、記録情報に対応していて核沸騰を越
える急速な温度上昇を与える少なくとも一つの駆動信号
を印加することによって、電気熱変換体に熱エネルギー
を発生せしめ、記録ヘッドの熱作用面に膜沸騰を生じさ
せて、結果的にこの駆動信号に一対一で対応した液体
(インク)内の気泡を形成できるので有効である。この
気泡の成長、収縮により吐出用開口を介して液体(イン
ク)を吐出させて、少なくとも一つの滴を形成する。こ
の駆動信号をパルス形状とすると、即時適切に気泡の成
長収縮が行われるので、特に応答性に優れた液体(イン
ク)の吐出が達成でき、より好ましい。
【0065】このパルス形状の駆動信号としては、米国
特許第4463359号明細書、同第4345262号
明細書に記載されているようなものが適している。な
お、上記熱作用面の温度上昇率に関する発明の米国特許
第4313124号明細書に記載されている条件を採用
すると、さらに優れた記録を行うことができる。
特許第4463359号明細書、同第4345262号
明細書に記載されているようなものが適している。な
お、上記熱作用面の温度上昇率に関する発明の米国特許
第4313124号明細書に記載されている条件を採用
すると、さらに優れた記録を行うことができる。
【0066】記録ヘッドの構成としては、上述の各明細
書に開示されているような吐出口、液路、電気熱変換体
の組み合わせ構成(直線状液流路または直角液流路)の
他に熱作用部が屈曲する領域に配置されている構成を開
示する米国特許第4558333号明細書、米国特許第
4459600号明細書を用いた構成としてもよい。加
えて、複数の電気熱変換体に対して、共通するスリット
を電気熱変換体の吐出部とする構成を開示する特開昭5
9−123670号公報や熱エネルギーの圧力波を吸収
する開孔を吐出部に対応させる構成を開示する特開昭5
9−138461号公報に基づいた構成とすることもで
きる。
書に開示されているような吐出口、液路、電気熱変換体
の組み合わせ構成(直線状液流路または直角液流路)の
他に熱作用部が屈曲する領域に配置されている構成を開
示する米国特許第4558333号明細書、米国特許第
4459600号明細書を用いた構成としてもよい。加
えて、複数の電気熱変換体に対して、共通するスリット
を電気熱変換体の吐出部とする構成を開示する特開昭5
9−123670号公報や熱エネルギーの圧力波を吸収
する開孔を吐出部に対応させる構成を開示する特開昭5
9−138461号公報に基づいた構成とすることもで
きる。
【0067】さらに、記録装置が記録できる最大記録媒
体の幅に対応した長さを有するフルラインタイプの記録
ヘッドとしては、上述した明細書に開示されているよう
な複数記録ヘッドの組み合わせによってその長さを満た
す構成や、一体的に形成された1個の記録ヘッドとして
の構成のいずれでもよい。
体の幅に対応した長さを有するフルラインタイプの記録
ヘッドとしては、上述した明細書に開示されているよう
な複数記録ヘッドの組み合わせによってその長さを満た
す構成や、一体的に形成された1個の記録ヘッドとして
の構成のいずれでもよい。
【0068】加えて、装置本体に装着されることで、装
置本体との電気的な接続や装置本体からのインクの供給
が可能になる交換自在のチップタイプの記録ヘッド、あ
るいは記録ヘッド自体に一体的にインクタンクが設けら
れたカートリッジタイプの記録ヘッドを用いてもよい。
置本体との電気的な接続や装置本体からのインクの供給
が可能になる交換自在のチップタイプの記録ヘッド、あ
るいは記録ヘッド自体に一体的にインクタンクが設けら
れたカートリッジタイプの記録ヘッドを用いてもよい。
【0069】また、本発明の記録装置の構成として設け
られる、記録ヘッドに対しての回復手段、予備的な補助
手段等を付加することは本発明の効果を一層安定できる
ので好ましいものである。これらを具体的に挙げれば、
記録ヘッドに対してのキャッピング手段、クリーニング
手段、加圧あるいは吸引手段、電気熱変換体あるいはこ
れとは別の加熱素子あるいはこれらの組み合わせによる
予備加熱手段、記録とは別の吐出を行う予備吐出モード
を行うことも安定した記録を行うために有効である。
られる、記録ヘッドに対しての回復手段、予備的な補助
手段等を付加することは本発明の効果を一層安定できる
ので好ましいものである。これらを具体的に挙げれば、
記録ヘッドに対してのキャッピング手段、クリーニング
手段、加圧あるいは吸引手段、電気熱変換体あるいはこ
れとは別の加熱素子あるいはこれらの組み合わせによる
予備加熱手段、記録とは別の吐出を行う予備吐出モード
を行うことも安定した記録を行うために有効である。
【0070】さらに、記録装置の記録モードとしては黒
色等の主流色のみの記録モードだけではなく、記録ヘッ
ドを一体的に構成するか複数個の組み合わせによってで
もよいが、異なる色の複色カラー、または混色によるフ
ルカラーの少なくとも一つを備えた装置とすることもで
きる。
色等の主流色のみの記録モードだけではなく、記録ヘッ
ドを一体的に構成するか複数個の組み合わせによってで
もよいが、異なる色の複色カラー、または混色によるフ
ルカラーの少なくとも一つを備えた装置とすることもで
きる。
【0071】以上説明した本発明実施例においては、イ
ンクを液体として説明しているが、室温やそれ以下で固
化するインクであって、室温で軟化するもの、もしくは
液体であるもの、あるいは上述のインクジェット方式で
はインク自体を30℃以上70℃以下の範囲内で温度調
整を行ってインクの粘性を安定吐出範囲にあるように温
度制御するものが一般的であるから、使用記録信号付与
時にインクが液状をなすものであればよい。
ンクを液体として説明しているが、室温やそれ以下で固
化するインクであって、室温で軟化するもの、もしくは
液体であるもの、あるいは上述のインクジェット方式で
はインク自体を30℃以上70℃以下の範囲内で温度調
整を行ってインクの粘性を安定吐出範囲にあるように温
度制御するものが一般的であるから、使用記録信号付与
時にインクが液状をなすものであればよい。
【0072】加えて、積極的に熱エネルギーによる昇温
をインクの固形状態から液体状態への状態変化のエネル
ギーとして使用せしめることで防止するか、またはイン
クの蒸発防止を目的として放置状態で固化するインクを
用いるかして、いずれにしても熱エネルギーの記録信号
に応じた付与によってインクが液化し、液状インクとし
て吐出するものや、記録媒体に到達する時点では既に固
化し始めるもの等のような、熱エネルギーによって初め
て液化する性質のインクの使用も本発明には適用可能で
ある。このような場合インクは、特開昭54−5684
7号公報あるいは特開昭60−71260号公報に記載
されるような、多孔質シート凹部または貫通孔に液状ま
たは固形物として保持された状態で、電気熱変換体に対
して対向するような形態としてもよい。本発明において
は、上述した各インクに対して最も有効なものは、上述
した膜沸騰方式を実行するものである。
をインクの固形状態から液体状態への状態変化のエネル
ギーとして使用せしめることで防止するか、またはイン
クの蒸発防止を目的として放置状態で固化するインクを
用いるかして、いずれにしても熱エネルギーの記録信号
に応じた付与によってインクが液化し、液状インクとし
て吐出するものや、記録媒体に到達する時点では既に固
化し始めるもの等のような、熱エネルギーによって初め
て液化する性質のインクの使用も本発明には適用可能で
ある。このような場合インクは、特開昭54−5684
7号公報あるいは特開昭60−71260号公報に記載
されるような、多孔質シート凹部または貫通孔に液状ま
たは固形物として保持された状態で、電気熱変換体に対
して対向するような形態としてもよい。本発明において
は、上述した各インクに対して最も有効なものは、上述
した膜沸騰方式を実行するものである。
【0073】さらに加えて、本発明に係る記録装置の形
態としては、上述のようなワードプロセッサやコンピュ
ータ等の情報処理機器の画像出力端末として一体または
別体に設けられるものの他、リーダ等と組み合わせた複
写装置、さらには送受信機能を有するファクシミリ装置
の形態を採るものであっても良い。
態としては、上述のようなワードプロセッサやコンピュ
ータ等の情報処理機器の画像出力端末として一体または
別体に設けられるものの他、リーダ等と組み合わせた複
写装置、さらには送受信機能を有するファクシミリ装置
の形態を採るものであっても良い。
【0074】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明によれば、
同系色で濃度が異なる複数のインクを用いて記録ヘッド
の吐出口からインクを吐出して記録媒体上に記録を行う
に際し、前記複数のインクのうち、少なくとも一種のイ
ンクの安定した吐出が困難になるとき、残りの種類のイ
ンクを用いて記録を行うので、正常な画像を得ることが
できる。
同系色で濃度が異なる複数のインクを用いて記録ヘッド
の吐出口からインクを吐出して記録媒体上に記録を行う
に際し、前記複数のインクのうち、少なくとも一種のイ
ンクの安定した吐出が困難になるとき、残りの種類のイ
ンクを用いて記録を行うので、正常な画像を得ることが
できる。
【図1】画像信号処理の流れを示す図である。
【図2】C、M、Y、Bkの濃度信号をCk、Cu、M
k、Mu、Yk、Yu、Bkk、Bkuの濃度信号に振
り分けるテーブルを選択するシーケンスを示す図であ
る。
k、Mu、Yk、Yu、Bkk、Bkuの濃度信号に振
り分けるテーブルを選択するシーケンスを示す図であ
る。
【図3】C、M、Y、Bkの濃度信号(入力データ)を
Ck、Cu、Mk、Mu、Yk、Yu、Bkk、Bku
の濃度信号(出力データ)変換する複数の振り分けテー
ブルを示す図である。
Ck、Cu、Mk、Mu、Yk、Yu、Bkk、Bku
の濃度信号(出力データ)変換する複数の振り分けテー
ブルを示す図である。
【図4】濃淡インクを用いたシリアルプリント形式の従
来のカラーインクジェット記録装置の要部構成図を示す
図である。
来のカラーインクジェット記録装置の要部構成図を示す
図である。
【図5】本発明の実施例におけるカラーインクジェット
記録装置の要部構成を示す斜視図を示す図である。
記録装置の要部構成を示す斜視図を示す図である。
【図6】本実施例に用いるインクジェットユニットの構
成の説明図である。
成の説明図である。
【図7】本実施例に用いるヘッドユニットの溝天130
0をヒーターボード100側から見た斜視図である。
0をヒーターボード100側から見た斜視図である。
【図8】装置の制御系の一構成例を示すブロック図であ
る。
る。
【図9】インク残量とその検知電極間の抵抗値との関係
を示す図である。
を示す図である。
【図10】第1実施例のインク残検検出時の状態を示す
図である。
図である。
【図11】第3実施例におけるインク残量検出の説明図
である。
である。
【図12】第3実施例におけるインク残量検出の変形例
の説明図である。
の説明図である。
【図13】インク供給部の内圧の変化を表す説明図であ
る。
る。
【図14】ヘッド内でインクを混合することにより濃淡
インクを生成するインクタンクの構成図である。
インクを生成するインクタンクの構成図である。
【図15】濃インク用カートリッジと淡インク用カート
リッジとを連結した状態の断面図である。
リッジとを連結した状態の断面図である。
4 残検ピン(電極) 10 記録ヘッド 200 制御部 300 電圧変換回路 400 警報装置 500 主走査機構 600 副走査機構
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 平林 弘光 東京都大田区下丸子3丁目30番2号キヤノ ン株式会社内 (72)発明者 杉本 仁 東京都大田区下丸子3丁目30番2号キヤノ ン株式会社内 (72)発明者 松原 美由紀 東京都大田区下丸子3丁目30番2号キヤノ ン株式会社内 (72)発明者 樫野 俊雄 東京都大田区下丸子3丁目30番2号キヤノ ン株式会社内
Claims (6)
- 【請求項1】 同系色で濃度が異なる複数のインクを用
いて記録ヘッドの吐出口からインクを吐出して記録媒体
上に記録を行うインクジェット記録方法であって、 前記複数のインクのうち、少なくとも一種のインクの安
定した吐出が困難になるとき、残りの種類のインクを用
いて記録を行うことを特徴とするインクジェット記録方
法。 - 【請求項2】 前記記録ヘッドは、熱エネルギーを利用
してインクを吐出する記録ヘッドであって、インクに与
える熱エネルギーを発生するための熱エネルギー変換体
を備えているインクジェット記録ヘッドである請求項1
記載のインクジェット記録方法。 - 【請求項3】 前記記録ヘッドは、前記熱エネルギー変
換体によって印加される熱エネルギーによりインクに状
態変化を生起させ、該状態変化に基づいて吐出口よりイ
ンクを吐出させるものである請求項2記載のインクジェ
ット記録方法。 - 【請求項4】 同系色で濃度が異なる複数のインクを用
いて記録ヘッドの吐出口からインクを吐出して記録媒体
上に記録を行うインクジェット記録装置であって、 画像信号に応じて、当該画像信号に対応する画素を形成
するために前記複数のインクの各々が用いられる度合を
定めるための振り分け手段と、 前記複数のインクのうち、少なくとも一種のインクの安
定した吐出が困難となったことを判断する判断手段と、 前記判断手段の判断結果に基づき、前記安定した吐出が
困難となったインク以外のインクを用いて記録を行うた
めに前記振り分け手段が定める度合を変更する変更手段
と、を備えることを特徴とするインクジェット記録装
置。 - 【請求項5】 前記記録ヘッドは、熱エネルギーを利用
してインクを吐出する記録ヘッドであって、インクに与
える熱エネルギーを発生するための熱エネルギー変換体
を備えているインクジェット記録ヘッドである請求項4
記載のインクジェット記録装置。 - 【請求項6】 前記記録ヘッドは、前記熱エネルギー変
換体によって印加される熱エネルギーによりインクに状
態変化を生起させ、該状態変化に基づいて吐出口よりイ
ンクを吐出させるものである請求項5記載のインクジェ
ット記録装置。
Priority Applications (7)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5001958A JPH06199031A (ja) | 1993-01-08 | 1993-01-08 | インクジェット記録方法及びその装置 |
AT93310642T ATE214529T1 (de) | 1993-01-08 | 1993-12-31 | Aufzeichnungsverfahren zur gradationsaufzeichnung mit hell- und dunkelfarbigen tinten und gerät dafür |
DE69331682T DE69331682T2 (de) | 1993-01-08 | 1993-12-31 | Aufzeichnungsverfahren zur Gradationsaufzeichnung mit hell- und dunkelfarbigen Tinten und Gerät dafür |
EP93310642A EP0606022B1 (en) | 1993-01-08 | 1993-12-31 | Recording method for gradation recording with light- and dark-colored inks and apparatus therefor |
KR1019940000247A KR0148258B1 (ko) | 1993-01-08 | 1994-01-08 | 밝은 색 및 어두운 색 잉크들로 그레데이션 기록하기 위한 기록 방법과 그 장치 |
CN94101554A CN1095751C (zh) | 1993-01-08 | 1994-01-08 | 用浅色-深色墨分层次记录的方法及其装置 |
US08/901,937 US6027196A (en) | 1993-01-08 | 1997-07-29 | Recording method for gradation recording with light-and dark-colored inks and apparatus therefor |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5001958A JPH06199031A (ja) | 1993-01-08 | 1993-01-08 | インクジェット記録方法及びその装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06199031A true JPH06199031A (ja) | 1994-07-19 |
Family
ID=11516108
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5001958A Pending JPH06199031A (ja) | 1993-01-08 | 1993-01-08 | インクジェット記録方法及びその装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06199031A (ja) |
Cited By (11)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0929989A (ja) * | 1995-07-14 | 1997-02-04 | Canon Inc | インク有無検出装置、インクタンク、キット、記録ユニット、記録装置、および情報処理システム |
EP0803360A2 (en) * | 1996-04-23 | 1997-10-29 | Canon Kabushiki Kaisha | Ink-jet printing system, and ink-jet printing method and apparatus |
US6120129A (en) * | 1996-04-23 | 2000-09-19 | Canon Kabushiki Kaisha | Ink-jet print method and apparatus |
US6142600A (en) * | 1996-04-23 | 2000-11-07 | Canon Kabushiki Kaisha | Print control method and printer |
US6145950A (en) * | 1996-04-23 | 2000-11-14 | Canon Kabushiki Kaisha | User interface, printing system using user interface and print control method |
US6158836A (en) * | 1996-04-23 | 2000-12-12 | Canon Kabushiki Kaisha | Print method and apparatus |
US6682170B2 (en) | 1997-04-07 | 2004-01-27 | Minolta Co., Ltd. | Image forming apparatus |
JP2006505431A (ja) * | 2002-11-08 | 2006-02-16 | ジェムプリュス | 堆積させる滴数の最適化を伴うカラー・インクジェット・プリント方法および対応するプリンタ |
JP2007124554A (ja) * | 2005-10-31 | 2007-05-17 | Ricoh Co Ltd | 画像変換装置及び画像変換方法 |
JP2013233714A (ja) * | 2012-05-08 | 2013-11-21 | Canon Inc | 画像処理装置、インクジェット記録装置および画像処理方法 |
US9666951B2 (en) | 2013-08-09 | 2017-05-30 | Huawei Device Co., Ltd. | Printed circuit board antenna and terminal |
-
1993
- 1993-01-08 JP JP5001958A patent/JPH06199031A/ja active Pending
Cited By (17)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0929989A (ja) * | 1995-07-14 | 1997-02-04 | Canon Inc | インク有無検出装置、インクタンク、キット、記録ユニット、記録装置、および情報処理システム |
EP0803360A2 (en) * | 1996-04-23 | 1997-10-29 | Canon Kabushiki Kaisha | Ink-jet printing system, and ink-jet printing method and apparatus |
EP0803360A3 (en) * | 1996-04-23 | 1998-08-12 | Canon Kabushiki Kaisha | Ink-jet printing system, and ink-jet printing method and apparatus |
US6120129A (en) * | 1996-04-23 | 2000-09-19 | Canon Kabushiki Kaisha | Ink-jet print method and apparatus |
US6142600A (en) * | 1996-04-23 | 2000-11-07 | Canon Kabushiki Kaisha | Print control method and printer |
US6145950A (en) * | 1996-04-23 | 2000-11-14 | Canon Kabushiki Kaisha | User interface, printing system using user interface and print control method |
US6158836A (en) * | 1996-04-23 | 2000-12-12 | Canon Kabushiki Kaisha | Print method and apparatus |
US6260938B1 (en) | 1996-04-23 | 2001-07-17 | Canon Kabushiki Kaisha | Ink-jet printing method and apparatus for printing with inks of different densities |
US6328403B1 (en) | 1996-04-23 | 2001-12-11 | Canon Kabushiki Kaisha | Print method and apparatus |
US6543872B2 (en) | 1996-04-23 | 2003-04-08 | Canon Kabushiki Kaisha | Ink-jet printing method and apparatus for printing with inks of different densities |
US6601938B1 (en) | 1996-04-23 | 2003-08-05 | Canon Kabushiki Kaisha | Ink-jet print method and apparatus |
US6682170B2 (en) | 1997-04-07 | 2004-01-27 | Minolta Co., Ltd. | Image forming apparatus |
JP2006505431A (ja) * | 2002-11-08 | 2006-02-16 | ジェムプリュス | 堆積させる滴数の最適化を伴うカラー・インクジェット・プリント方法および対応するプリンタ |
JP2007124554A (ja) * | 2005-10-31 | 2007-05-17 | Ricoh Co Ltd | 画像変換装置及び画像変換方法 |
JP4658775B2 (ja) * | 2005-10-31 | 2011-03-23 | 株式会社リコー | 画像変換装置及び画像変換方法 |
JP2013233714A (ja) * | 2012-05-08 | 2013-11-21 | Canon Inc | 画像処理装置、インクジェット記録装置および画像処理方法 |
US9666951B2 (en) | 2013-08-09 | 2017-05-30 | Huawei Device Co., Ltd. | Printed circuit board antenna and terminal |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
EP0606022B1 (en) | Recording method for gradation recording with light- and dark-colored inks and apparatus therefor | |
KR0138201B1 (ko) | 기록 제어를 변경 가능한 잉크 제트 기록 장치 및 그 장치에서의 잉크 제크 기록방법(an ink jet recording apparatus capable of altering the recording control and an ink jet recording method for said apparatus) | |
JP3413052B2 (ja) | インクジェット記録装置及び制御方法 | |
JP3133750B2 (ja) | インクジェットカートリッジおよびそれを用いるインクジェット記録装置 | |
US6260938B1 (en) | Ink-jet printing method and apparatus for printing with inks of different densities | |
US6053595A (en) | Multi recording system using monochrome printer | |
JP3530727B2 (ja) | 記録装置及び記録制御方法 | |
JPH06199031A (ja) | インクジェット記録方法及びその装置 | |
US7088471B2 (en) | Density correction method and printing apparatus employing the same | |
JP2000025251A (ja) | インクジェット記録装置 | |
JPH09286123A (ja) | インクジェット記録システム及びインクジェット記録方法 | |
JPH10211693A (ja) | プリント装置およびプリント方法 | |
JP3231143B2 (ja) | インクジェット記録装置およびインクカートリッジ | |
JPH06270421A (ja) | 記録方法および記録装置 | |
JP3162972B2 (ja) | 記録装置及びその記録装置を用いたファクシミリ装置 | |
JP2792579B2 (ja) | 記録装置 | |
JPH0781076A (ja) | インクジェット記録装置 | |
JPH0624009A (ja) | インクジェットカラー記録方法 | |
JP3320408B2 (ja) | インクジェット記録ヘッド | |
JP2004009447A (ja) | インクジェット記録装置 | |
JP2001105579A (ja) | 記録システム、及び記録装置の出力特性補正方法 | |
JPH09136405A (ja) | プリント装置 | |
JPH05270011A (ja) | インクジェットカラー記録方法及び装置とそれに用いられる駆動装置 | |
JP2001121720A (ja) | インクタンク | |
JPH111006A (ja) | 記録装置及び記録方法 |