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JPH06197877A - 生体信号採取装置 - Google Patents

生体信号採取装置

Info

Publication number
JPH06197877A
JPH06197877A JP4301224A JP30122492A JPH06197877A JP H06197877 A JPH06197877 A JP H06197877A JP 4301224 A JP4301224 A JP 4301224A JP 30122492 A JP30122492 A JP 30122492A JP H06197877 A JPH06197877 A JP H06197877A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
biological signal
output
converter
modulator
decimation filter
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP4301224A
Other languages
English (en)
Inventor
Yasuto Takeuchi
康人 竹内
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
GE Healthcare Japan Corp
Yokogawa Electric Corp
Hewlett Packard Japan Inc
Original Assignee
Yokogawa Electric Corp
Yokogawa Medical Systems Ltd
Yokogawa Hewlett Packard Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Yokogawa Electric Corp, Yokogawa Medical Systems Ltd, Yokogawa Hewlett Packard Ltd filed Critical Yokogawa Electric Corp
Priority to JP4301224A priority Critical patent/JPH06197877A/ja
Publication of JPH06197877A publication Critical patent/JPH06197877A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

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  • Measurement And Recording Of Electrical Phenomena And Electrical Characteristics Of The Living Body (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は心電計等のような生体から生体信号
を採取する生体信号採取装置に関し、回路構成の簡単な
生体信号採取装置を提供することを目的としている。 【構成】 複数の関電極からの複数のチャネルの信号を
受けて記録する生体信号採取装置において、各関電極か
らの生体信号を受けるECGアンプとして直流的なゲイ
ンが略1程度、交流的なゲインが数十程度のアンプを用
いて構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は心電計等のような生体か
ら生体信号を採取する生体信号採取装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より患者の心臓の機能を検査するた
めに、心電計が用いられている。心電計ならずとも、生
体の各所の生体信号を採取することが行われている。
【0003】図11は患者用電極の取り付け例を示す図
である。(a)は具体的取り付け状態を、(b)はその
等価回路を示している。(a)において、1は生体、2
は生体表面である。3は患者用電極であり、電解質3a
と金属片,銀塩化銀等よりなる電極3bより構成されて
いる。電極3bからは端子4が取り出されている。
【0004】図(b)において、V1は電極3の構成に
基づいて発生する分極電位(直流)、V2は心拍周期よ
りも十分に長い周期を持つドリフトであるふらつき、V
3は本来の生体信号である。分極電位V1は最大±0.
5V程度の振幅を持つ。これに対し、ふらつきV2は5
0mVpp程度、生体信号V3は1〜2mV程度であ
る。従って、生体信号を測定する際には、最も大きいレ
ベルである分極電位V1をとれだけ抑制して、生体信号
V3を精度よく取り出すかが問題となる。
【0005】図12は生体信号の検出波形例を示す図で
ある。分極電位V1は±0.5V程度まで変化する。そ
の範囲内で、ふらつきV2は50mV程度以下、生体信
号V3は5mV程度以下、ノイズは2.5μV程度以下
である。
【0006】図13は従来の生体信号採取装置の回路例
を示す図である。図において、10は入力端子である。
RAは右手、LAは左手、RLは右足である。RA及び
LAからの生体信号は、入力端子10を介してバッファ
アンプU1,U2に入る。バッファアンプU1,U2は
ゲイン1のインピーダンス変換用アンプであり、その出
力はそれぞれ差動アンプ11に入っている。この差動ア
ンプは、アンプU3及び抵抗より構成されており、その
ゲインは10程度である。
【0007】この差動アンプ11は、コンデンサC及び
抵抗RよりなるDCカット部12に入る。そして、この
DCカット部12で分極電位直流分がカットされる。従
って、後段の回路にはふらつきV2と生体信号V3のみ
が伝わることになる。最も大きいオフセット成分である
直流成分が除去されるので、後段の回路はその負担(ダ
イナミックレンジへの要求)が軽くなる。DCカット部
12の出力はゲインアンプ13に入り、30倍から10
0倍程度に増幅される。このゲインアンプ13は、アン
プU4及び抵抗から構成されている。
【0008】従来のアナログレコーダ方式の生体信号採
取装置の場合には、このゲインアンプ13の出力をレコ
ーダの入力としていた。現在はディジタル的に処理され
るので、ゲインアンプ13の出力はA/D変換器14に
入力され、ディジタルデータに変換される。その変換ビ
ット数としては、例えば8ビット程度が用いられる。分
極電位V1が除去されているので、A/D変換器14の
分解能としては、8ビット程度で足りる。
【0009】15はバッファアンプU1,U2からの出
力を受けるアンプであり、その出力はアナロググラウン
ドとして右足RLに接続されるようになっている。な
お、3チャネルの生体信号出力が欲しい場合には、図に
示す回路が3回路要ることになる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】前述した従来回路で
は、2つの電極の生体信号をバッファアンプU1,U2
で受けた後、その出力を差動アンプ11に入れて、差動
増幅し、その出力から直流成分をカットし、更にゲイン
アンプ13で増幅した後、A/D変換器14でディジタ
ルデータに変換するという構成をとっている。従って、
従来の回路では、回路構成が複雑であった。直流成分を
除去するために、アンプの入力側にディジタル側からフ
ィードバックするという方式もあるが、この方式も回路
が複雑である点は変わらない。
【0011】本発明はこのような課題に鑑みてなされた
ものであって、回路構成の簡単な生体信号採取装置を提
供することを目的としている。
【0012】
【課題を解決するための手段】前記した課題を解決する
本発明は、複数の関電極からの複数のチャネルの信号を
受けて記録する生体信号採取装置において、各関電極か
らの生体信号を受けるECGアンプとして直流的なゲイ
ンが略1程度、交流的なゲインが数十程度のアンプを用
いたことを特徴としている。
【0013】
【作用】各電極からの生体信号を受けるECGアンプの
直流的なゲインを1程度、交流的なゲインを数十程度に
設定する。この結果、直流ゲインが小さいので、分極電
位V1は増幅されず、本来の信号である生体信号V3の
みが増幅されるので、アナログ信号をディジタル信号に
変換するA/D変換器のビット数もそれほど多くなくて
もよい。本発明によれば、直流カット回路が不要にな
り、差動アンプとアンプの直列接続構成も不要となり、
回路構成の簡単な生体信号採取装置を提供することがで
きる。更に、直流の信号も通すので、患者用電極が外れ
た時には、ECGアンプの入力が浮いた状態になり、そ
の出力は正側か負側に振り切れる。従って、患者用電極
の外れも検出することができて都合がよい。
【0014】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を詳細
に説明する。図1は本発明の第1の実施例の要部を示す
回路図である。図において、EL1〜EL6までは関電
極、EL7は不関電極、EL8はガード(グラウンド
G)電極である。それぞれの関電極からの生体信号は、
それぞれオペアンプA1〜A6と抵抗及びコンデンサで
構成される増幅回路20に入る。21は各増幅回路20
からの生体信号を受けてディジタル信号に変換するA/
D変換部である。該A/D変換部21内には各増幅回路
20毎にA/D変換器(図示せず)が設けられており、
それぞれの生体信号を独立かつ並列にA/D変換する。
【0015】CALは各増幅回路のゲインをチェックす
るための試験パルスであり、0〜5Vの信号が印加され
る。印加されたCALパルスは、入力段で減衰されて0
〜50mVのパルスとなって各増幅回路20に共通に印
加される。このパルス入力に対する出力を応答を出力側
でチェックすることにより、増幅回路20のテストを行
うことができる。
【0016】また、このA/D変換部21には外部から
リセット信号が入るようになっている。各A/D変換器
の出力は、DATA OUTから出力されるようになっ
ている。また、クロックも出力されるようになってい
る。このクロックは、DATAOUTと同期している。
22はこのA/D変換部21を動作させるクロックを発
生する発振子であり、その周波数は1MHz程度であ
る。発振素子としては、例えば水晶が用いられる。この
ように構成された回路の動作を説明すれば、以下のとお
りである。
【0017】各関電極ELi(i=1〜6。以下同じ)
からの生体信号は、増幅回路20に入り、増幅される。
ここで、その増幅回路20の動作について詳細に説明す
る。図2の(a)は増幅回路20の構成例を示す図であ
る。関電極ELiからの生体信号は、抵抗R1,コンデ
ンサC1よりなるローパスフィルタ(低域通過フィル
タ)により高域成分が除去され、アンプAiの正入力端
子に入る。
【0018】先ず、直流成分の増幅動作について説明す
る。この時には、直流成分についてはコンデンサC2の
ために抵抗R3,コンデンサC2及び抵抗R4はないの
と同じになり、その等価回路は(b)に示すようなもの
となる。この図は、ゲイン1の単なるバッファである。
従って、(a)に示す回路は、直流的にはゲイン1のバ
ッファとして動作することになる。
【0019】一方、交流信号に対しては、特定周波数に
おける抵抗R3,コンデンサC2及び抵抗R4よりなる
インピーダンスをR11とすると、その等価回路は
(c)に示すようなものとなる。帰還抵抗をR2とし、
抵抗値の値としてその識別記号をそのまま用いるものと
すると、この時のアンプのゲインは、次式で表される。
【0020】(R2+R11)/R11 このゲインが(a)に示す抵抗値及びコンデンサ値の場
合に、約50倍程度となる。
【0021】ここで、若し関電極ELiが患者の体表面
から外れたものとする。この結果、増幅回路の入力が浮
いた形となり、オペアンプAiの出力は正方向または負
方向に振り切れる。この振り切れたことをもって、関電
極ELiが外れたことを検出することができる。
【0022】また、この増幅回路20では、直流(D
C)ではゲイン1,交流ではゲイン50として機能する
ので、最も入力レンジの広い分極電位V1に対しては増
幅せず、本来の生体信号のみ50倍に増幅する。従っ
て、直流のオフセットとして機能する分極電位V1は後
段のA/D変換部21のA/D変換器の分解能にそれほ
ど影響を与えない。従って、A/D変換器の分解能とし
てそれほど多ビットのものを用いる必要がなくなる。例
えば、12ビット程度でよい。
【0023】このようにして、増幅回路20で増幅され
た生体信号は、続くA/D変換部21に入ってチャネル
毎に独立のA/D変換器でA/D変換され、ディジタル
データに変換される。このディジタルデータは、DAT
A OUT端子から外部に出力されて、後段のCPU
(図示せず)に入る。
【0024】後段のCPUは、各チャネルからの生体信
号を受けて、分極電位を除去し、本来の電位差信号とし
て生体信号を取り出す誘導演算を行う。この誘導演算に
は、単純に2つのチャネルのデータの差をとる四肢誘導
演算や、演算式の中に重み係数をかける誘導演算があ
る。以下に示す式は、フランク誘導演算と呼ばれるもの
の一例である。
【0025】 Vx=0.3454M+0.6546F−1.000H Vy=0.6110A+0.1704C−0.7814I Vz=0.2315C+0.2647I+0.3731E−0.7368M −0.1325A 上式で、H,F,A,I,E,M,Cは体表の所定の位
置の検出生体信号を示している。これら7点をいつくか
の抵抗を介して結合し、X,Y,Z誘導の各端子として
いる。ここで、各誘導演算式中の係数を加算すると0に
なるが、これによりコモンモードを排除している。
【0026】上述の実施例では、A/D変換部21とし
て通常のA/D変換器を用いた場合を例にとった。ここ
で、A/D変換器としてΔΣA/D変換器を用いると、
入力段にあからさまにはアンチアリアジングフィルタが
いらなくなるという長所がある。ΔΣA/D変換器は、
ΔΣ変調器とデシメーションフィルタから構成されてい
る。しかしながら、生体信号のディジタル化にΔΣA/
D変換器を用いると、分極電位が一番大きい成分なので
問題が生じる。つまり、デシメーションフィルタにDC
(直流)成分を流すと、そのダイナミックレンジに過大
な要求が課され(ビットが18ビット程度必要にな
る)、寸法も大きくかつ高価なものとなる。
【0027】図3は本発明の第2の実施例の要部を示す
構成ブロック図である。図において、30は生体信号を
受けるΔΣ変調器、31は該ΔΣ変調器30の出力及び
フィードバック信号を受けて重み付け加算を行う1次結
合器、32は該1次結合器31の出力を受けるデシメー
ションフィルタである。33は該デシメーションフィル
タ32の出力を累積加算する累積加算器で、その出力は
前記1次結合器31にフィードバックされている。この
ように構成された回路の動作を説明すれば、以下のとお
りである。
【0028】ΔΣ変調器30に入った生体信号は、該変
調器の作用により公知の如くパルス密度変調信号に変換
される。その出力は、1次結合器31に入り、重み付け
加算が行われる。1次結合器31の出力はデシメーショ
ンフィルタ32に入り、クロックに同期してビットシリ
アルなデータがディジタル信号として出力される。ここ
で、デシメーションフィルタ32の出力は、累積加算器
33に入り累積加算される。その加算結果が、1次結合
器31にフィードバックされる。
【0029】1次結合器31は、ΔΣ変調器30の出力
から累積加算器33の出力を減算するような演算を行
う。この結果、デシメーションフィルタ32からは、分
極電位を含む直流オフセット成分が除去された生体信号
のみのディジタル信号が得られる。この結果、デシメー
ションフィルタ32に過大な負担がかかることがなくな
る。
【0030】ここで、1次結合器31の係数列は、処理
実行中の任意の時点で迅速に書き替え可能でなければな
らない。そして、係数列の絶対値の和は1、加算平均値
は0である。加算平均値を0にすることにより、コモン
モード成分が除去される。また、累積加算器33のフィ
ードバック時の係数を自由に書き替え可能にしておけ
ば、いわゆるインストの機能を実現することができる。
【0031】図4は本発明の第2の実施例の全体構成例
を示すブロック図である。図3と同一のものは、同一の
符号を付して示す。図において、破線で囲った部分は必
要に応じて集積回路化される。また、図において、EL
1〜EL6までは関電極、EL7は不関電極である。関
電極ELiは、RF周波数成分除去用のRCフィルタ
(抵抗10KΩとコンデンサ330pFで構成される回
路)を介してΔΣ変調器30に入っている。
【0032】このΔΣ変調器30は、チャネル毎に設け
られている。即ち、この実施例では6個設けられてい
る。不関電極EL7は、Vref/2(VrefはA/
D変換器の基準電圧)の電位に接続されている。各ΔΣ
変調器30の出力は、3個の1次結合器31にそれぞれ
入っている。
【0033】32は各1次結合器31の出力を受けるデ
シメーションフィルタである。このデシメーションフィ
ルタ32の必要数は、出力側で要求される並列チャネル
数(図の場合は3)と等しくなるように設けられてお
り、電極数とは異なる。これらデシメーションフィルタ
32の出力ビット数としては、例えば12〜16ビット
程度が用いられる。φ0 は動作クロックでり、ΔΣ変調
器30とデシメーションフィルタ32に入っている。
【0034】34は3個のデシメーションフィルタ32
のパラレル出力を受けてシリアル出力に変換するパラ/
シリ変換器である。該パラ/シリ変換器34からは1ビ
ットのシリアル信号が出力され、例えばDSP(ディジ
タル・シグナル・プロセッサ)に接続され、所望の種々
の解析処理が行われる。該パラ/シリ変換器34には、
パラ/シリ変換用のトランスファークロックφ1 及びシ
フトクロックが入り、また拡張用のシリアルデータが他
の装置から入るようになっている。これら信号のうち、
トランスファークロックは、デシメーションフィルタ3
2にA/D変換スタート信号として入っている。
【0035】33は各デシメーションフィルタ32から
の出力信号を受けて累積加算する累積加算器である。こ
れら累積加算器33の出力は、前記各1次結合器31に
フィードバックされている。なお、図に示す回路を動作
させるための電源電圧Vccとしては、低消費電力化を
はかるために2.7V〜3.3V程度が用いられる。電
源系統は、ノイズやビット除去のためアナログ系とディ
ジタル系とで別々に分かれている。
【0036】このように構成された回路の各部の動作
は、図3について説明したとおりである。なお、この実
施例において、1次結合器31とデシメーションフィル
タ32とで、係数可変のデシメーションフィルタと見な
すこともできる。
【0037】図5は本発明の第3の実施例の要部を示す
構成ブロック図である。この実施例は、図3に示す実施
例と比較すると分かるように、累積加算器33の累積加
算用の入力をデシメーションフィルタ32の出力側では
なく、1次結合器31の出力からもってくるようにした
ものである。このように構成しても、図3の実施例と同
様の動作が期待できる。
【0038】前述したように、生体信号をA/D変換器
を用いてディジタル信号に変換する場合、関電極から入
ってくる信号の一番大きい成分は、直流の分極電位V1
である(図11参照)。この分極電位の影響を排除し
て、A/D変換を行う他の有効な方法は、生体信号は時
間的に変化するという点に着目することにより実現でき
る。つまり、関電極からの信号を微分して変化分を抽出
し、その微分出力をA/D変換器でディジタル信号に変
換し、最後に積分して正しいディジタル信号を得るとい
うものである。
【0039】図6は本発明の第4の実施例を示す構成ブ
ロック図である。図において、40は関電極ELiから
の生体信号を微分する微分回路、41は該微分回路40
の出力を受けるΔΣ変調器、42はこれらΔΣ変調器4
1の出力を受ける1次結合器、43は該1次結合器42
の出力をうけるデシメーションフィルタである。43a
はデシメーションフィルタ43内に設けた積分器であ
る。ΔΣ変調器41,1次結合器42及びデシメーショ
ンフィルタ43とでΔΣA/D変換器を構成している。
このように構成された回路の動作を説明すれば、以下の
とおりである。
【0040】各関電極ELiからの生体信号はそれぞれ
の微分回路40に入って微分される。従って、生体信号
の変化分のみが抽出されることになる。この微分回路4
0の出力は、ΔΣ変調器41に入り、変調を受ける。こ
れらΔΣ変調器41の出力は、続く1次結合器42に入
って係数加算演算が行われる。そして、該1次結合器4
2の出力はデシメーションフィルタ43に入り、積分器
43aを経てディジタル信号として取り出される。本発
明によれば、積分器43aをデシメーションフィルタ4
3の内部に取り込んだことにより、回路構成が簡単にな
る。
【0041】図7は第4の実施例の具体的構成例を示す
回路図である。図6と同一のものは、同一の符号を付し
て示す。図において、コンデンサC10と抵抗R11と
で微分回路40を構成している。抵抗R10とコンデン
サC11は高周波成分を除去するローパスフィルタであ
る。オペアンプU10,DタイプフリップフロップU1
1,帰還抵抗R12,コンデンサC12とでΔΣ変調器
41を構成している。U12は積分機能を具備するデシ
メーションフィルタとしてのアップダウンカウンタ43
である。フリップフロップU11にはインバータGで反
転されれたクロックが、アップダウンカウンタU12に
はクロックがそのまま入力されている。
【0042】このように構成された回路において、デシ
メーションフィルタ43として、ただのアップダウンカ
ウンタ43を、変換期間毎にクリアせずに用いる。DC
成分を含む信号を処理しようとすると、必ずある期間毎
にカウンタをクリアしてやる必要がある。それ故に、い
つでも結果を読みにいくという訳にいかず、一定周期で
読込んではクリアする処理を繰り返す必要がある。そこ
で、このような処理を不要とするために、DC成分をカ
ットし、更にカウンタの積分器としての性質が帳消しに
なるように、入力をΔΣ変調器41に入れる前にアナロ
グ微分してやる。そうすると、カウンタ43は原理上は
上りと下りが釣り合って落ち着く。
【0043】ΔΣ変調器41の入力部での微分とアップ
ダウンカウンタ43による積分が釣り合って、カウンタ
の読みは交流信号としては入力信号を辿るものなる。従
って、いつカウンタ43の出力を読みに行ってもその出
力は正しい入力値を与える。
【0044】ΔΣA/D変換器は、ΔΣ変調器の後に続
くデシメーションフィルタの特性がその全体の精度を決
定的に決める。従来では、このデシメーションフィルタ
としては、区間重みづけ移動平均器とか、トランズバー
サルフィルタが用いられる。最も簡単には、前述したよ
うなただのアップダウンカウンタを用いてもよい。
【0045】この第4の発明によれば、A/D変換器が
扱う生体信号のダイナミックレンジを有効に制限しつ
つ、全体としては広いダイナミックレンジに対応するこ
とができる。従って、8〜12ビット程度のA/D変換
器を用いても電極電位の直接変換ができるようになる。
【0046】前記A/D変換器としてΔΣA/D変換器
を用いた場合、放送電波等の連続波(CW)等が回路に
影響を与えぬように、関電極信号の出力にECGアンプ
の入力段にローパスフィルタ(例えば図2のR1とC
1)を挿入することが多い。このローパスフィルタによ
り連続波が回路内に侵入してくることを防止している。
しかしながら、回路構成の簡略化という面から見ると、
ローパスフィルタ1個でもそれが多チャネルにわたると
部品点数の増大につながることとなる。
【0047】このような問題をなくすためには、ローパ
スフィルタを削除する必要がある。しかしながら、この
ローパスフィルタをなくすと、サンプリングクロックと
の間でビートが発生するおそれがある。このビートをな
くすためには、ΔΣ変調器及びデシメーションフィルタ
に印加するクロックを拡散スペクトル信号とすればよ
い。そのためには、例えばクロックの周波数を無害な程
度にわずかにFM変調さてやるのが有効な手段の一つで
ある。この結果、クロックとビートを引き起こす成分
は、スペクトル拡散されて目だたなくなる。
【0048】図8は本発明の第5の実施例の要部を示す
構成ブロック図である。図6と同一のものは、同一の符
号を付して示す。図において、40は入力した生体信号
を微分する微分回路、41は該微分回路40の出力を受
けるΔΣ変調器、43は該ΔΣ変調器41の出力を受け
るアップダウンカウンタである。このアップダウンカウ
ンタ43は、前述したようにデシメーションフィルタと
積分器の機能を兼ねている。
【0049】45は該アップダウンカウンタ43の出力
と基準値とを比較する比較器、50はアップダウンカウ
ンタ43の出力をディジタルデータ出力として受けるC
PUである。このCPU50は、比較器45からの比較
結果を割込信号として受けてアップダウンカウンタ43
にクリア信号を出力するようになっている。クロック
は、ΔΣ変調器41とアップダウンカウンタ43に入っ
ている。このように構成された回路の動作を説明すれ
ば、以下のとおりである。
【0050】アップダウンカウンタ43からは、生体信
号の変化に対応したディジタルデータが出力される。こ
のアップダウンカウンタ43の出力は、比較器45に入
り、基準値と常時比較される。この基準値は、その値よ
りも出力変化が小さい時には前の値を保持するように働
くものである。図9を用いて説明する。図に示す波形は
生体信号波形、図の縦線はサンプリング周期を示してい
る。このサンプリング周期毎にA/D変換器はディジタ
ルデータを出力するが、その変化がゆるやかな部分はデ
ータとして取り込んでもそれほど情報を持っている訳で
はない。
【0051】そこで、変化がゆるやかな部分について
は、前のデータをその点の値として用いるようにする。
その変化が大きくなり、基準値を越えた時には、比較器
45はCPU50に割込信号を発生する。CPU50
は、この割込信号を受けると、アップダウンカウンタ4
3をクリアする。この結果、そのサンプリング点におけ
る新たなデータを得るようにする。このように、ゆるや
かな変化の点のデータ採取をスキップすることにより、
データ圧縮を図ることができる。図9の場合を例にとる
と、図の●印で示した点はデータ採取点、×印で示した
点はデータを間引いた点である。間引いたデータの数だ
けデータの圧縮が図れることになる。このデータ圧縮方
式は、図1に示す実施例回路,図3に示す実施例回路及
び図5に示す実施例回路のいずれにも適用することがで
きる。
【0052】図10は本発明の第6の実施例の要部を示
す構成ブロック図である。図において、50は複数チャ
ネルからの入力(生体信号)を受けるΔΣ変調器、51
は各ΔΣ変調器50からのパラレル出力を受けてシリア
ル信号に変換するパラ/シリ変換器、52は該パラ/シ
リ変換器51の出力を受けるデシメーションフィルタで
ある。ここで、φ1 はΔΣ変調器50の動作クロック
(第1クロック)で、このクロックはパラ/シリ変換器
51にデータ取り込みクロックとして入っている。ま
た、φ2 はデシメーションフィルタ52の動作クロック
(第2クロック)であり、前記クロックφ1 とはφ2 =
nφ1 の関係がある。この第2クロックは、前記パラ/
シリ変換器51に送り出しクロックとして入っている。
このように構成された回路の動作を説明すれば、以下の
とおりである。
【0053】この第6の実施例は、以下のような原理に
基づいてなされたものである。この原理は、ΔΣ変調器
50の動作クロックφ1 と、後段のデシメーションフィ
ルタ52の動作クロックφ2 とは全く独立でもかまわな
いというものである。その理由は、ΔΣ変調器50の出
力は、“1”と“0”の確率密度変調になっており、
“1”と“0”の出現頻度は、大局的に見れば後段のデ
シメーションフィルタのクロックには依存しないからで
ある。
【0054】そこで、図10に示すようにn個のΔΣ変
調器50があり、共通のクロックφ1 で動作し、続くデ
シメーションフィルタ52の入力が1ビット/語ででき
ている場合、ΔΣ変調器50の共通クロックφ1 をデシ
メーションフィルタ52の取り込みクロックφ2 の1/
nとし(逆に言えば第2のクロックφ2 を第1のクロッ
クφ1 のn倍とし)、その1周期毎にnチャネル分の出
力をパラ/シリ変換器51でシリアル変換し、順に1ビ
ット/語のデシメーションフィルタ52の入力とする。
この結果、デシメーションフィルタ52からは、全ての
チャネルを平等に扱って単純平均した値が得られる。一
般に、デシメーションフィルタ52の方は、ディジタル
回路であるので、処理速度を上げやすいが、アナログ部
を含むΔΣ変調器50側においては、むやみに処理速度
を上げることができない。故に、このような直列化をし
てでもデシメーションフィルタ52の処理速度を速くし
た方が適応しやすい。
【0055】
【発明の効果】以上、詳細に説明したように、本発明に
よれば回路構成の簡単な生体信号採取装置を提供するこ
とができ、実用上の効果が大きい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例の要部を示す回路図であ
る。
【図2】増幅回路の構成例を示す図である。
【図3】本発明の第2の実施例の要部を示す構成ブロッ
ク図である。
【図4】本発明の第2の実施例の全体構成例を示すブロ
ック図である。
【図5】本発明の第3の実施例の要部を示す構成ブロッ
ク図である。
【図6】本発明の第4の実施例の要部を示す構成ブロッ
ク図である。
【図7】本発明の第4の実施例の具体的構成例を示す回
路図である。
【図8】本発明の第5の実施例の要部を示す構成ブロッ
ク図である。
【図9】データ圧縮の説明図である。
【図10】本発明の第6の実施例の要部を示す構成ブロ
ック図である。
【図11】電極の取り付け例を示す図である。
【図12】生体信号の検出波形例を示す図である。
【図13】従来の生体信号採取装置の回路例を示す図で
ある。
【符号の説明】
20 増幅回路 21 A/D変換部 22 発振子 EL1〜EL6 関電極 EL7 不関電極 EL8 グラウンド電極

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の関電極からの複数のチャネルの信
    号を受けて記録する生体信号採取装置において、 各関電極からの生体信号を受けるECGアンプとして直
    流的なゲインが略1程度、交流的なゲインが数十程度の
    アンプを用いたことを特徴とする生体信号採取装置。
  2. 【請求項2】 前記ECGアンプが正側又は負側に振り
    切れたことを検出して、関電極の外れを見つけるように
    したことを特徴とする請求項1記載の生体信号採取装
    置。
  3. 【請求項3】 前記各ECGアンプの出力をそれぞれ独
    立にA/D変換し、それぞれのA/D変換出力をマイク
    ロプロセッサにより誘導演算することにより、分極電位
    を除去して生体信号のみを抽出するようにしたことを特
    徴とする請求項1記載の生体信号採取装置。
  4. 【請求項4】 関電極からの生体信号をディジタルデー
    タに変換するA/D変換器としてΔΣ変調器とデシメー
    ションフィルタよりなるΔΣA/D変換器を用い、 かつ、デシメーションフィルタの出力を累積加算する累
    積加算器を設け、 この累積加算器の出力を、ΔΣ変調器とデシメーション
    フィルタの間に挿入した1次結合器にフィードバックす
    ることにより、直流的な分極電位を含む直流成分を除去
    するようにしたことを特徴とする生体信号採取装置。
  5. 【請求項5】 前記1次結合器の出力を累積加算器に入
    れ、該累積加算器の出力を1次結合器にフィードバック
    するようにしたことを特徴とする請求項4記載の生体信
    号採取装置。
  6. 【請求項6】 前記1次結合器とデシメーションフィル
    タの数は、出力信号の数に合わせたものとし、前記累積
    加算器の出力を1次結合器にフィードバックする時の係
    数を自由に変えられるようにしたことを特徴とする請求
    項4記載の生体信号採取装置。
  7. 【請求項7】 関電極からの生体信号をディジタルデー
    タに変換するA/D変換器としてΔΣ変調器とデシメー
    ションフィルタよりなるΔΣA/D変換器を用い、 関電極からの生体信号を微分回路で微分した後、前記A
    /D変換器を用いてA/D変換し、その結果をディジタ
    ル的に積分して出力データとするものにおいて、 前記積分機能をΔΣA/D変換器のデシメーションフィ
    ルタの内部に含めるようにしたことを特徴とする生体信
    号採取装置。
  8. 【請求項8】 連続妨害波に対する影響を除去するた
    め、ΔΣ変調器及びデシメーションフィルタに印加する
    クロックを拡散スペクトル信号としたことを特徴とする
    請求項4又は7記載の生体信号採取装置。
  9. 【請求項9】 前記A/D変換器として、入力信号の変
    化分をモニタし、その変化分が基準値に満たない場合に
    は、データとして取り込まないようにすることによりデ
    ータ圧縮を図った請求項1又は4又は7記載の生体信号
    採取装置。
  10. 【請求項10】 前記関電極の生体信号を微分回路で微
    分した後、ΔΣA/D変調器に入れ、 デシメーションフィルタとして、アップダウンカウンタ
    を用い、前記ΔΣ変調器の出力をこのアップダウンに入
    れてやるようにしたことを特徴とする請求項4又は7記
    載の生体信号採取装置。
  11. 【請求項11】 前記ΔΣA/D変換器を構成するΔΣ
    変調器とデシメーションフィルタのそれぞれを、周波数
    の異なる非同期のクロックで動作させるようにしたこと
    を特徴とする請求項4又は7記載の生体信号採取装置。
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