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JPH06197676A - 水溶性除草シート - Google Patents

水溶性除草シート

Info

Publication number
JPH06197676A
JPH06197676A JP29550292A JP29550292A JPH06197676A JP H06197676 A JPH06197676 A JP H06197676A JP 29550292 A JP29550292 A JP 29550292A JP 29550292 A JP29550292 A JP 29550292A JP H06197676 A JPH06197676 A JP H06197676A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
paper
water
soluble
sheet
weeds
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP29550292A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroyasu Yamamoto
博康 山本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Individual
Original Assignee
Individual
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Individual filed Critical Individual
Priority to JP29550292A priority Critical patent/JPH06197676A/ja
Publication of JPH06197676A publication Critical patent/JPH06197676A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Catching Or Destruction (AREA)

Abstract

(57)【要約】 [目的] 噴霧器による除草剤噴霧が困難な、植木鉢の
植栽面に生えた雑草とか、花卉や野菜の間の雑草に対し
て、シート化した茎葉処理移行型除草剤を供給して、雑
草のみを選択的に枯死させることを目的とする。 [構成] ティッシュペーパーやトイレットペーパーの
様な易水溶紙、または、デキストリンとか澱粉糊等によ
って成形された水溶性シートに、茎葉処理移行型除草薬
剤を含有または貼着させた後、裁断紙またはロール紙状
に仕上げ、必要に応じて、その裏面に粘着層(2)とか
数多くの切れ目(4)を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、噴霧器の使用が困難
な、植木鉢の植栽面に生えた雑草とか、花卉や野菜等の
間の雑草に対して、茎葉処理移行型除草剤をシート化し
て供給し、雑草のみを選択的に枯死させることを目的と
する。
【0002】
【従来の技術】従来は、花卉や野菜等の間の雑草に対し
て、非選択性茎葉処理移行型除草剤を使用する場合に
は、噴霧器によって一斉に薬剤散布を行なうことは出来
ず、噴霧する場合の希釈度より相当濃い水溶液にし、専
用の塗布器具によって対象とする雑草の茎葉に塗布して
いた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】この方法は非常に面倒
な気持ちが先立ち、実際に行なわれることは余りなかっ
た。ところが、除草剤を使わないで雑草を抜き取るとい
うことは、鉢物の除草の場合は、相当手の掛かるもので
ある。例えば、鉢の植栽面によく生えるカタバミの様
に、太い根を土中におろしているもの等は、地上に見え
る茎葉の部分を引っ張っても、根まで抜けることは殆ど
なく、取っても取ってもまた生えてくるという悩みを、
園芸家は皆もっている。このことは、花卉や野菜等の間
に生えてくる雑草についても同様で、それらの難点を、
非選択性茎葉処理移行型除草薬剤をシート化することで
解決する方法を研究した。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、例えばティッ
シュペーパーまたはトイレットペーパーの様な易水溶性
紙、または、澱粉糊等によって成形された水溶性シート
(以下、両者とも水溶性シートと称す)、即ち水溶性シ
ートに、茎葉処理移行型除草薬剤、例えば、グリホサー
ト(N−<ホスホノメチル>グリシンのイソプロピルア
ミン塩)を混合または含浸、あるいは更に乾燥させた後
に、裁断紙またはロール紙状に仕上げ、水溶性除草シー
ト(1)とする。
【0005】
【作用】以上の様に、本発明による水溶性除草シート
(1)は、水溶性シートの中に茎葉処理移行性除草薬剤
を含有させてあるが、薬剤を含浸させたウェットタイプ
のものと、薬剤を加えた後に乾燥させたドライタイプの
二種類にすることが出来る。従って、その使用にあたっ
ては、ウエットタイプの場合は、枯死させたい草の上に
本発明による水溶性除草シートを適宜裁断して載せるだ
けで、また、ドライタイプーの場合は、対象の葉に散水
をしておいてから載せるか、載せた後に軽く散水させる
ことによって、いずれの場合も、含浸してある薬剤すな
わち茎葉処理移行性除草薬剤の、対象とする草の葉面へ
の移行供給が行なわれる。
【0006】このことは、従来、それらの薬剤を、葉面
に個別に塗布していたものと略同様であり、水溶性除草
シート(1)に含有されている茎葉処理移行性除草薬剤
は葉面から順次根へと移行し、やがてその草自体を枯死
へと導かせ、除草効果を発揮する。
【0006】
【実施例】本発明の第一実施例は、従来の工程によって
トイレットペーパー様の易水溶性紙を形成した後、茎葉
処理移行性除草薬剤を水溶液の形で噴霧等によって含浸
させるか、トイレットペーパー等における色ものと称す
る紙の製造過程に準じて、製紙原液の中に茎葉処理移行
性除草薬剤を適量供給して混合した上、網に噴射してか
ら圧縮し、その後に、ウェットタイプまたはドライタイ
プの仕上げに応じて、必要なら乾燥処理を行なうことに
よって目的とする水溶性除草シート(1)を構成したも
のである。尚、茎剥処理移行性除草剤によっては、粉末
または微粒状にして貼着しても同様に利用出来る。
【0006】次の第二実施例は、デキストリンまたは澱
粉糊のような成形剤の中に、茎葉処理移行性除草薬剤を
混入した水性粘稠液をフィルム状に乾燥形成した水溶性
除草シート(1)である。尚、この成形剤は、水溶性の
もので植物の生育に障害を与えないものであれば他のも
のでもよく、肥料分を添加してもよい。この実施例の場
合は、完全な水溶性であるため、使用後、繊維の残滓を
生じない利点がある。尚、この実施例の場合も、澱粉糊
等で構成した水溶性シートを作っておいてから粉末また
は微粒の茎剥処理移行性除草剤を貼着してもよい。
【0007】第三実施例は、これらの水溶性除草シート
(1)の裏面に、線状とか、あるいは点・網状等に粘着
層(2)を設け、剥離紙(3)にてカバーする。使用に
あたっては、剥離紙(3)を剥ぐってから、この粘着層
(2)をもって枯死させたい雑草の葉の表面等に軽く粘
着させると、水溶性除草シート(1)と雑草の葉との接
触がより確実となり、しかも、灌水によって水溶性除草
シート(1)から溶出した茎葉処理移行型除草剤は、粘
着層(2)の間隙より雑草の葉の表面に流れ出てその効
果を発揮しはじめる。
【0008】
【発明の効果】この発明は、上記の様に、現在多用され
ている茎葉処理移行型除草剤を水溶性のフィルムの形に
シート化したもので、予め葉面に散水しておいて載置す
るか、載置した後に水をかけるかの何れかによって、茎
葉処理移行型除草剤が葉面に溶出して展着し、噴霧また
は塗布と同様に、葉面に茎葉処理移行型除草剤を供給す
ることが出来る。従って、使用時の薬剤の霧散が全くな
く、載置した雑草以外の植栽物への障害は生じない。ま
た、使用者についても、特に、そのドライタイプのもの
については、そのまま素手でもって使用しても薬害を受
ける心配がなく便利である。また、ウェットタイプのも
のについても、単に接触する指先だけに留意して手袋を
利用することで、予想される茎葉処理移行型除草剤の薬
害を排除出来るので、極めて安心である。
【0008】次に、枯死させたい対象植物に合わせて適
宜千切って利用することが出来るため、従来、除草剤噴
霧の出来なかった植木鉢に植栽した栽培物の根元の雑草
の様なものに対しても、その場で簡単に対応が可能であ
る。そして、従来、専用の塗布器具を利用して、茎葉処
理移行型除草剤の水溶液を個々に塗布していたのに対し
て、この水溶性除草シート(1)の場合、鉢面に生えた
雑草の状況に応じて紙面を千切り、上から葉面等に軽く
密接する様に置くだけで確実に作用し簡便である。この
場合、裏面に粘着層(2)を設けたタイプのものは、そ
の密接を更に容易にする効果がある。
【0009】また、図1に各種示すように、形状的に方
形・円形あるいはロール状と自由に形成して用意するこ
とか出来、また更に、例えば数ミリ間隔の細帯状の切れ
目(4)を適当に入れて、各種形状や雑草の伸び具合に
柔軟に対応して載置可能にて、その利用の簡便を一層図
ることも出来る。従って、本発明による水溶性除草シー
ト(1)は、主として、鉢物等における比較的背の低い
雑草の除去を目的にしているが、植木鉢間の雑草とか、
花卉や灌木間の雑草にも利用出来るし、庭の雑草につい
ても余り伸びていない場合には、ロール状にしたものを
広げて載置して除草効果を期待することが出来るので、
噴霧器を持たない一般家庭における利用も今後広がるで
あろう。
【0010】以上述べた様に、本発明による水溶性除草
シート(1)は、従来の除草剤散布の常識を破って、噴
霧器の使用を必要とせず、また、専用器具を用いた塗布
という面倒臭さもない。そして、外見上はティッシュペ
ーパーかトイレットペーパー、あるいはウェットペーパ
ー様のもので手軽に利用が可能で、利用者への薬害も予
想されず、管理も簡単であるため、特に、園芸関係者や
家庭での利用が大いに期待出来るものと考えている。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形状各例の斜面図
【符号の説明】
1は水溶性除草シート 2は粘着層 3は剥離紙 4は切れ目

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 葉面吸収性除草薬剤を混入または貼着し
    て形成した水溶性シートであることを特徴とする水溶性
    除草シート。
  2. 【請求項2】 水溶性シートの裏面に、部分的な点・線
    ・網状等の粘着層を設けたことを特徴とする請求項1の
    水溶性除草シート。
JP29550292A 1992-09-22 1992-09-22 水溶性除草シート Pending JPH06197676A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP29550292A JPH06197676A (ja) 1992-09-22 1992-09-22 水溶性除草シート

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP29550292A JPH06197676A (ja) 1992-09-22 1992-09-22 水溶性除草シート

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH06197676A true JPH06197676A (ja) 1994-07-19

Family

ID=17821447

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP29550292A Pending JPH06197676A (ja) 1992-09-22 1992-09-22 水溶性除草シート

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JP (1) JPH06197676A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11107287A (ja) * 1997-09-30 1999-04-20 Nisshoku Ryokuchi Kk 法面の緑化工法
US8142804B2 (en) 2000-11-01 2012-03-27 Makhteshim Chemical Works Ltd. Pest control sheet
WO2015125684A1 (ja) * 2014-02-18 2015-08-27 日本写真印刷株式会社 害虫の防除シート
JP2018044355A (ja) * 2016-09-14 2018-03-22 デンカ株式会社 防草シート及びそれを用いた防草工法

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