JPH0619329Y2 - リンギングチョークコンバータ - Google Patents
リンギングチョークコンバータInfo
- Publication number
- JPH0619329Y2 JPH0619329Y2 JP1988028746U JP2874688U JPH0619329Y2 JP H0619329 Y2 JPH0619329 Y2 JP H0619329Y2 JP 1988028746 U JP1988028746 U JP 1988028746U JP 2874688 U JP2874688 U JP 2874688U JP H0619329 Y2 JPH0619329 Y2 JP H0619329Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- switching transistor
- transistor
- ringing choke
- main switching
- choke converter
- Prior art date
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- Expired - Lifetime
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- Dc-Dc Converters (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案はDC−DCコンバータ、特に自励式のリンギン
グチョークコンバータの構成に関するものである。
グチョークコンバータの構成に関するものである。
〔従来の技術〕 従来のリンギングチョークコンバータとしては第3図の
ようなものがある。
ようなものがある。
Q1はエミッタが入力電源1に接続された主スイッチン
グトランジスタで、そのベースはベース抵抗R1を介し
て制御用トランジスタQ2のコレクタに接続されてい
る。2は誤差増幅器、DZは基準電圧発生用のツェナー
ダイオード、R3はこのツェナーダイオードDZにツェ
ナー電流を流すためのバイアス抵抗、R4及びR5は誤
差増幅器2の基準電圧設定用抵抗、R6及びR7は出力
電圧設定用の抵抗、C1は入力電圧平滑用コンデンサ、
Tは出力トランスである。トランスTの一次巻線NPは
主スイッチングトランジスタQ1のコレクタに、帰還巻
線NBは抵抗R2及びコンデンサC2の直列回路を介し
て同トランジスタQ1のベースに、それぞれ接続されて
いる。また、トランスTの二次巻線NSは、整流用ダイ
オードD1と出力電圧平滑コンデンサC3を備えた出力
回路に接続されている。
グトランジスタで、そのベースはベース抵抗R1を介し
て制御用トランジスタQ2のコレクタに接続されてい
る。2は誤差増幅器、DZは基準電圧発生用のツェナー
ダイオード、R3はこのツェナーダイオードDZにツェ
ナー電流を流すためのバイアス抵抗、R4及びR5は誤
差増幅器2の基準電圧設定用抵抗、R6及びR7は出力
電圧設定用の抵抗、C1は入力電圧平滑用コンデンサ、
Tは出力トランスである。トランスTの一次巻線NPは
主スイッチングトランジスタQ1のコレクタに、帰還巻
線NBは抵抗R2及びコンデンサC2の直列回路を介し
て同トランジスタQ1のベースに、それぞれ接続されて
いる。また、トランスTの二次巻線NSは、整流用ダイ
オードD1と出力電圧平滑コンデンサC3を備えた出力
回路に接続されている。
このようなリンギングチョークコンバータにおいては、
入力電圧VINが上昇したり、負荷RLが軽くなった
り、あるいはこの双方が同時に重なったりした場合、ト
ランジスタQ1のベースがあまりにもオーバードライブ
になるので、抵抗R1に制限されて制御トランジスタQ
2に電流が流しきれなかったり、スイッチングトランジ
スタQ1のストレージ時間が長引いたりして間欠発振を
起こす問題があった。
入力電圧VINが上昇したり、負荷RLが軽くなった
り、あるいはこの双方が同時に重なったりした場合、ト
ランジスタQ1のベースがあまりにもオーバードライブ
になるので、抵抗R1に制限されて制御トランジスタQ
2に電流が流しきれなかったり、スイッチングトランジ
スタQ1のストレージ時間が長引いたりして間欠発振を
起こす問題があった。
間欠発振自体は帰還系の制御状態の一種ではあるが、こ
の繰り返し周波数は一般的には数100kHzと低く、出
力トランスTから異音が発生したり、スイッチング動作
中はトランジスタQ1がフリーランニングとなり、大き
なコレクタ電流が流れてしまうことになる。また、間欠
発振に陥ると出力電圧V0に大きなリップル電圧が発生
し、出力が不安定になってしまう。
の繰り返し周波数は一般的には数100kHzと低く、出
力トランスTから異音が発生したり、スイッチング動作
中はトランジスタQ1がフリーランニングとなり、大き
なコレクタ電流が流れてしまうことになる。また、間欠
発振に陥ると出力電圧V0に大きなリップル電圧が発生
し、出力が不安定になってしまう。
この間欠発振は帰還系の応答遅れに関係はするものの、
位相遅れによるハンチングとは全く異なるため、位相補
正によって完全に止めることは不可能である。
位相遅れによるハンチングとは全く異なるため、位相補
正によって完全に止めることは不可能である。
本考案はリンギングチョークコンバータにおける間欠発
振を防止することを目的とする。
振を防止することを目的とする。
間欠発振が発生し易い状態、すなわち入力電圧VINが
上昇したり出力電流I0が減少したりした場合には、発
振周波数が高くなることが知られている。そこで本考
案は、発振周波数が低いときはインピーダンスが高
く、周波数が高いときはインピーダンスが低くなると
いう性質をもった可変インピーダンス回路8を設けて間
欠発振を防止するものである。
上昇したり出力電流I0が減少したりした場合には、発
振周波数が高くなることが知られている。そこで本考
案は、発振周波数が低いときはインピーダンスが高
く、周波数が高いときはインピーダンスが低くなると
いう性質をもった可変インピーダンス回路8を設けて間
欠発振を防止するものである。
すなわち本考案は、入力電源の一方の端子と主スイッチ
ングトランジスタの制御電極との間に、抵抗とコンデン
サの直列回路からなる可変インピーダンス回路を接続し
た構成を特徴とする。
ングトランジスタの制御電極との間に、抵抗とコンデン
サの直列回路からなる可変インピーダンス回路を接続し
た構成を特徴とする。
第1図は本考案のリンギングチョークコンバータの一実
施例を示す回路図である。このコンバータ回路の特徴
は、トランジスタQ1のベース、エミッタ間、すなわち
主スイッチングトランジスタQ1のベースと入力電源1
の正側端子との間に、抵抗R8とコンデンサC8の直列
回路からなる可変インピーダンス回路8を接続した点に
ある。なお、他の部分の構成については第3図の従来例
と同一であるので同一符号で示してある。
施例を示す回路図である。このコンバータ回路の特徴
は、トランジスタQ1のベース、エミッタ間、すなわち
主スイッチングトランジスタQ1のベースと入力電源1
の正側端子との間に、抵抗R8とコンデンサC8の直列
回路からなる可変インピーダンス回路8を接続した点に
ある。なお、他の部分の構成については第3図の従来例
と同一であるので同一符号で示してある。
本実施例におけるインピーダンス回路8のインピーダン
スZは、抵抗R8の抵抗をR、コンデンサC8の容量を
Cとすると次式のようになる。
スZは、抵抗R8の抵抗をR、コンデンサC8の容量を
Cとすると次式のようになる。
これらR、Cの値は、入力電源電圧VINやR1、
R2、C2の回路定数に応じて選べばよい。
R2、C2の回路定数に応じて選べばよい。
次に、この可変インピーダンス回路8の作用について説
明する。
明する。
今、一例として、定格が130kHzの発振周波数で動
作するコンバータを考える。入力電圧VINや負荷RL
が適正な状態にあるときは周波数が130kHzと低いた
め、可変インピーダンス回路8のインピーダンスは大き
い。その上トランジスタQ1がオフする際に帰還巻線N
Bに発生するエネルギーのうち、トランジスタQ1をオ
ンするベース駆動電流として費やされるエネルギーの残
りの余剰エネルギーも少ないので、可変インピーダンス
回路8には僅かの電流しが流れない。
作するコンバータを考える。入力電圧VINや負荷RL
が適正な状態にあるときは周波数が130kHzと低いた
め、可変インピーダンス回路8のインピーダンスは大き
い。その上トランジスタQ1がオフする際に帰還巻線N
Bに発生するエネルギーのうち、トランジスタQ1をオ
ンするベース駆動電流として費やされるエネルギーの残
りの余剰エネルギーも少ないので、可変インピーダンス
回路8には僅かの電流しが流れない。
一方、間欠発振が発生しやすい状態、すなわち入力電圧
VINが高くなったり負荷RLが軽くなったり、あるい
はこれらが同時に起きた場合には、トランジスタQ1の
ベース電流が少なくて済むので余剰エネルギーが増加す
る。しかし、このような状態のときは前述のように発振
周波数が上がる傾向があり、この例では周波数が400
kHz程度まで高くなる。このため、可変インピーダンス
回路8のインピーダンスは約1/3に低下するので、余
剰エネルギーによる電流は可変インピーダンス回路8に
流れ込んでここで吸収、消費され、その結果、間欠発振
の発生が抑えられる。
VINが高くなったり負荷RLが軽くなったり、あるい
はこれらが同時に起きた場合には、トランジスタQ1の
ベース電流が少なくて済むので余剰エネルギーが増加す
る。しかし、このような状態のときは前述のように発振
周波数が上がる傾向があり、この例では周波数が400
kHz程度まで高くなる。このため、可変インピーダンス
回路8のインピーダンスは約1/3に低下するので、余
剰エネルギーによる電流は可変インピーダンス回路8に
流れ込んでここで吸収、消費され、その結果、間欠発振
の発生が抑えられる。
第2図は本考案の別な実施例を示すもので、同様な可変
インピーダンス回路8を入力電源1の負側端子と主スイ
ッチングトランジスタQ1のベースとの間に接続したも
のである。この構成でも、間欠発振がおきやすい状態の
ときに増える余剰エネルギーは、可変インピーダンス回
路8で吸収、消費されるので、同様に間欠発振の発生を
防止できることになる。
インピーダンス回路8を入力電源1の負側端子と主スイ
ッチングトランジスタQ1のベースとの間に接続したも
のである。この構成でも、間欠発振がおきやすい状態の
ときに増える余剰エネルギーは、可変インピーダンス回
路8で吸収、消費されるので、同様に間欠発振の発生を
防止できることになる。
なお、トランジスタQ1はMOSで構成してもよい。第
1図でトランジスタQ1をMOSに置き換えた場合は、
可変インピーダンス回路8をトランジスタQ1のゲート
とソース間に接続することになる。
1図でトランジスタQ1をMOSに置き換えた場合は、
可変インピーダンス回路8をトランジスタQ1のゲート
とソース間に接続することになる。
本考案によれば、余分なベース駆動電力が可変インピー
ダンス回路で吸収消費されるので、入力電圧や負荷の変
動によって起きる間欠発振が効果的に防止できる。
ダンス回路で吸収消費されるので、入力電圧や負荷の変
動によって起きる間欠発振が効果的に防止できる。
第1図は本考案の一実施例を示す回路図、第2図は他の
実施例を示す回路図、第3図は従来例を示す回路図であ
る。 1……入力電源 8……可変インピーダンス回路 Q1……主スイッチングトランジスタ R8……抵抗 C8……コンデンサ T……出力トランス
実施例を示す回路図、第3図は従来例を示す回路図であ
る。 1……入力電源 8……可変インピーダンス回路 Q1……主スイッチングトランジスタ R8……抵抗 C8……コンデンサ T……出力トランス
Claims (1)
- 【請求項1】一次巻線及び二次巻線、帰還巻線を有する
トランスと、該一次巻線を流れる電流をオンオフする主
スイッチングトランジスタと、主スイッチングトランジ
スタに直列に接続された直流入力電源とを具えたリンギ
ングチョークコンバータにおいて、入力電源の一方の端
子と主スイッチングトランジスタの制御電極との間に、
抵抗とコンデンサの直列回路からなる可変インピーダン
ス回路を接続したことを特徴とするリンギングチョーク
コンバータ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1988028746U JPH0619329Y2 (ja) | 1988-03-04 | 1988-03-04 | リンギングチョークコンバータ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1988028746U JPH0619329Y2 (ja) | 1988-03-04 | 1988-03-04 | リンギングチョークコンバータ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH01134992U JPH01134992U (ja) | 1989-09-14 |
JPH0619329Y2 true JPH0619329Y2 (ja) | 1994-05-18 |
Family
ID=31252356
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1988028746U Expired - Lifetime JPH0619329Y2 (ja) | 1988-03-04 | 1988-03-04 | リンギングチョークコンバータ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0619329Y2 (ja) |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS55178284U (ja) * | 1979-06-08 | 1980-12-20 | ||
JPS62262663A (ja) * | 1986-05-08 | 1987-11-14 | Mitsubishi Electric Corp | リンギングチヨ−ク形dc−dcコンバ−タ |
-
1988
- 1988-03-04 JP JP1988028746U patent/JPH0619329Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH01134992U (ja) | 1989-09-14 |
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