JPH06189082A - 位相選択装置 - Google Patents
位相選択装置Info
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- JPH06189082A JPH06189082A JP4355919A JP35591992A JPH06189082A JP H06189082 A JPH06189082 A JP H06189082A JP 4355919 A JP4355919 A JP 4355919A JP 35591992 A JP35591992 A JP 35591992A JP H06189082 A JPH06189082 A JP H06189082A
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- JP
- Japan
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- phase
- signal
- reference clock
- output
- horizontal synchronizing
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 常に最適なタイミングで水平同期信号をシフ
トすることなく分割画素クロックにラッチ可能にして,
温度依存性による動作遅延を排除すると共に,高品位の
画像が得られるようにする。 【構成】 基準クロック等の複数の信号を出力するVC
O305と,各出力信号をラッチした後,反転/非反転
出力のうち1つの位相信号を選択する位相選択回路30
7と,選択された位相信号をシフトして位相比較用の位
相信号として出力する加算回路308と,位相信号を水
平同期信号の変化点で記憶するDフリップフロップ31
0と,VCO305の特定段における出力エッジを基準
クロックに同期した水平同期信号のエッジに同期させた
位相信号と基準クロックとを比較する位相比較器303
とを具備する。
トすることなく分割画素クロックにラッチ可能にして,
温度依存性による動作遅延を排除すると共に,高品位の
画像が得られるようにする。 【構成】 基準クロック等の複数の信号を出力するVC
O305と,各出力信号をラッチした後,反転/非反転
出力のうち1つの位相信号を選択する位相選択回路30
7と,選択された位相信号をシフトして位相比較用の位
相信号として出力する加算回路308と,位相信号を水
平同期信号の変化点で記憶するDフリップフロップ31
0と,VCO305の特定段における出力エッジを基準
クロックに同期した水平同期信号のエッジに同期させた
位相信号と基準クロックとを比較する位相比較器303
とを具備する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は,レーザプリンタ,デジ
タル複写機,レーザファクシミリ等の書込系に利用され
るPLL回路を用いた位相選択装置に関し,より詳細に
は,電圧制御型リングオシレータの特定段の出力エッジ
を基準クロックに同期した水平同期信号のエッジに同期
させるように位相選択させて,動作の安定化を図る位相
選択装置に関する。
タル複写機,レーザファクシミリ等の書込系に利用され
るPLL回路を用いた位相選択装置に関し,より詳細に
は,電圧制御型リングオシレータの特定段の出力エッジ
を基準クロックに同期した水平同期信号のエッジに同期
させるように位相選択させて,動作の安定化を図る位相
選択装置に関する。
【0002】
【従来の技術】レーザプリンタ等のラスタ走査方式の印
字装置において,高画質化の要求に伴い,多階調書き込
みを実行している。この多階調書き込みは1画素を数分
割して印字するものであるが,その際,1画素を示す画
素クロック(基準クロック信号WCLK1)を基準クロ
ック信号VCOを用いたPLL(Phase−lock
ed loop)回路を使用して画素クロックと周波数
が同一で位相が異なる分割クロック信号(+T1〜−T
4)を発振させている。
字装置において,高画質化の要求に伴い,多階調書き込
みを実行している。この多階調書き込みは1画素を数分
割して印字するものであるが,その際,1画素を示す画
素クロック(基準クロック信号WCLK1)を基準クロ
ック信号VCOを用いたPLL(Phase−lock
ed loop)回路を使用して画素クロックと周波数
が同一で位相が異なる分割クロック信号(+T1〜−T
4)を発振させている。
【0003】一方,光センサからの光検知信号DETP
を基準に生成する水平同期信号LSYNC1は,画素ク
ロック(基準クロック信号WCLK1)に同期して動作
するため,水平同期信号LSYNC1を基準クロック信
号にPLLで位相誤差を持たせながらロックさせた分割
クロック信号に再度同期(本発明では+T1同期)をか
ける必要がある。従って,分割クロックのいずれか一つ
の位相を取り出して水平同期信号LSYNC1をラッチ
していた。
を基準に生成する水平同期信号LSYNC1は,画素ク
ロック(基準クロック信号WCLK1)に同期して動作
するため,水平同期信号LSYNC1を基準クロック信
号にPLLで位相誤差を持たせながらロックさせた分割
クロック信号に再度同期(本発明では+T1同期)をか
ける必要がある。従って,分割クロックのいずれか一つ
の位相を取り出して水平同期信号LSYNC1をラッチ
していた。
【0004】また,本発明に関連する参考技術文献とし
て,特開昭63−243910号公報に開示されている
「光走査装置の同期回路」,特開昭60−208245
号公報に開示されている「記録装置の駆動装置」があ
り,これらには,基準クロック信号WCLK1の同期化
手段が示されている。
て,特開昭63−243910号公報に開示されている
「光走査装置の同期回路」,特開昭60−208245
号公報に開示されている「記録装置の駆動装置」があ
り,これらには,基準クロック信号WCLK1の同期化
手段が示されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら,上記に
示されるような従来の技術にあっては,VCOおよび位
相比較器は半導体で構成されているため温度依存性があ
り,温度変化によってPLLの位相誤差が一定でなくな
ると共に,書込系の回路は高速クロックを用いるため水
平同期信号LSYNC1の受け渡しに使用する基準クロ
ックと分割クロック信号の位相を管理しないと時間経過
により位相がずれて,セットアップやホールドタイムが
確保できないことによる画質の低下を招来させるという
問題点があった。
示されるような従来の技術にあっては,VCOおよび位
相比較器は半導体で構成されているため温度依存性があ
り,温度変化によってPLLの位相誤差が一定でなくな
ると共に,書込系の回路は高速クロックを用いるため水
平同期信号LSYNC1の受け渡しに使用する基準クロ
ックと分割クロック信号の位相を管理しないと時間経過
により位相がずれて,セットアップやホールドタイムが
確保できないことによる画質の低下を招来させるという
問題点があった。
【0006】本発明は,上記に鑑みてなされたものであ
って,常に最適なタイミングで水平同期信号をシフトす
ることなく分割画素クロックにラッチ可能にして,温度
依存性による動作遅延を排除すると共に,高品位の画像
が得られるようにすることを目的とする。
って,常に最適なタイミングで水平同期信号をシフトす
ることなく分割画素クロックにラッチ可能にして,温度
依存性による動作遅延を排除すると共に,高品位の画像
が得られるようにすることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は,上記の目的を
達成するために,基準クロックおよび該基準クロックと
周波数が等しく位相の異なる複数の信号を出力する発振
手段と,前記発振手段の各出力信号をラッチした後,反
転/非反転出力のうち1つの位相信号を選択する位相選
択手段と,前記位相選択手段により選択された位相信号
をシフトして位相比較用の位相信号として出力するシフ
ト手段と,前記シフト手段から出力される位相信号を水
平同期信号の変化点で記憶する位相記憶手段と,前記発
振手段の特定段における出力エッジを基準クロックに同
期した水平同期信号のエッジに同期させた位相信号と基
準クロックとを比較する位相比較手段とを具備し,前記
発振手段の特定段の出力エッジを基準クロックに同期し
た水平同期信号のエッジに同期させるように位相選択す
る位相選択装置を提供するものである。
達成するために,基準クロックおよび該基準クロックと
周波数が等しく位相の異なる複数の信号を出力する発振
手段と,前記発振手段の各出力信号をラッチした後,反
転/非反転出力のうち1つの位相信号を選択する位相選
択手段と,前記位相選択手段により選択された位相信号
をシフトして位相比較用の位相信号として出力するシフ
ト手段と,前記シフト手段から出力される位相信号を水
平同期信号の変化点で記憶する位相記憶手段と,前記発
振手段の特定段における出力エッジを基準クロックに同
期した水平同期信号のエッジに同期させた位相信号と基
準クロックとを比較する位相比較手段とを具備し,前記
発振手段の特定段の出力エッジを基準クロックに同期し
た水平同期信号のエッジに同期させるように位相選択す
る位相選択装置を提供するものである。
【0008】また,前記シフト手段は,予め設定された
段数分選択された位相信号をシフトすることが望まし
い。
段数分選択された位相信号をシフトすることが望まし
い。
【0009】また,基準クロックおよび該基準クロック
と周波数が等しく位相の異なる複数の信号を出力する発
振手段と,前記発振手段の各出力信号をラッチした後,
反転/非反転出力のうち1つの位相信号を選択する位相
選択手段と,前記位相選択手段により選択された位相信
号をシフトして位相比較用の位相信号として出力するシ
フト手段と,前記シフト手段から出力される位相信号を
水平同期信号の変化点で記憶する位相記憶手段と,前記
発振手段の特定段における出力エッジを基準クロックに
同期した水平同期信号のエッジに同期させた位相信号と
基準クロックとを比較する位相比較手段とを具備し,画
像書込期間中には位相選択を実行しない位相選択装置を
提供するものである。
と周波数が等しく位相の異なる複数の信号を出力する発
振手段と,前記発振手段の各出力信号をラッチした後,
反転/非反転出力のうち1つの位相信号を選択する位相
選択手段と,前記位相選択手段により選択された位相信
号をシフトして位相比較用の位相信号として出力するシ
フト手段と,前記シフト手段から出力される位相信号を
水平同期信号の変化点で記憶する位相記憶手段と,前記
発振手段の特定段における出力エッジを基準クロックに
同期した水平同期信号のエッジに同期させた位相信号と
基準クロックとを比較する位相比較手段とを具備し,画
像書込期間中には位相選択を実行しない位相選択装置を
提供するものである。
【0010】また,基準クロックおよび該基準クロック
と周波数が等しく位相の異なる複数の信号を出力する発
振手段と,前記発振手段の各出力信号をラッチした後,
反転/非反転出力のうち1つの位相信号を選択する位相
選択手段と,前記位相選択手段により選択された位相信
号をシフトして位相比較用の位相信号として出力するシ
フト手段と,前記シフト手段から出力される位相信号を
水平同期信号の変化点で記憶する位相記憶手段と,前記
発振手段の特定段における出力エッジを基準クロックに
同期した水平同期信号のエッジに同期させた位相信号と
基準クロックとを比較する位相比較手段とを具備し,水
平同期信号がアクティブのとき位相選択を実行し,イン
アクティブのとき選択あるいは選択後シフトした位相信
号を記憶する位相選択装置を提供するものである。
と周波数が等しく位相の異なる複数の信号を出力する発
振手段と,前記発振手段の各出力信号をラッチした後,
反転/非反転出力のうち1つの位相信号を選択する位相
選択手段と,前記位相選択手段により選択された位相信
号をシフトして位相比較用の位相信号として出力するシ
フト手段と,前記シフト手段から出力される位相信号を
水平同期信号の変化点で記憶する位相記憶手段と,前記
発振手段の特定段における出力エッジを基準クロックに
同期した水平同期信号のエッジに同期させた位相信号と
基準クロックとを比較する位相比較手段とを具備し,水
平同期信号がアクティブのとき位相選択を実行し,イン
アクティブのとき選択あるいは選択後シフトした位相信
号を記憶する位相選択装置を提供するものである。
【0011】また,基準クロックおよび該基準クロック
と周波数が等しく位相の異なる複数の信号を出力する発
振手段と,前記発振手段の各出力信号をラッチした後,
反転/非反転出力のうち1つの位相信号を選択する位相
選択手段と,前記位相選択手段により選択された位相信
号をシフトして位相比較用の位相信号として出力するシ
フト手段と,前記シフト手段から出力される位相信号を
水平同期信号の変化点で記憶する位相記憶手段と,前記
発振手段の特定段における出力エッジを基準クロックに
同期した水平同期信号のエッジに同期させた位相信号と
基準クロックとを比較する位相比較手段とを具備し,画
像書込期間中には記憶された位相比較用の位相信号の更
新を実行しない位相選択装置を提供するものである。
と周波数が等しく位相の異なる複数の信号を出力する発
振手段と,前記発振手段の各出力信号をラッチした後,
反転/非反転出力のうち1つの位相信号を選択する位相
選択手段と,前記位相選択手段により選択された位相信
号をシフトして位相比較用の位相信号として出力するシ
フト手段と,前記シフト手段から出力される位相信号を
水平同期信号の変化点で記憶する位相記憶手段と,前記
発振手段の特定段における出力エッジを基準クロックに
同期した水平同期信号のエッジに同期させた位相信号と
基準クロックとを比較する位相比較手段とを具備し,画
像書込期間中には記憶された位相比較用の位相信号の更
新を実行しない位相選択装置を提供するものである。
【0012】また,基準クロックおよび該基準クロック
と周波数が等しく位相の異なる複数の信号を出力する発
振手段と,前記発振手段の各出力信号をラッチした後,
反転/非反転出力のうち1つの位相信号を選択する位相
選択手段と,前記位相選択手段により選択された位相信
号をシフトして位相比較用の位相信号として出力するシ
フト手段と,前記シフト手段から出力される位相信号を
水平同期信号の変化点で記憶する位相記憶手段と,前記
発振手段の特定段における出力エッジを基準クロックに
同期した水平同期信号のエッジに同期させた位相信号と
基準クロックとを比較する位相比較手段とを具備し,い
ずれの位相信号も選択されなかった場合には,位相比較
用の位相信号の更新を実行しない位相選択装置を提供す
るものである。
と周波数が等しく位相の異なる複数の信号を出力する発
振手段と,前記発振手段の各出力信号をラッチした後,
反転/非反転出力のうち1つの位相信号を選択する位相
選択手段と,前記位相選択手段により選択された位相信
号をシフトして位相比較用の位相信号として出力するシ
フト手段と,前記シフト手段から出力される位相信号を
水平同期信号の変化点で記憶する位相記憶手段と,前記
発振手段の特定段における出力エッジを基準クロックに
同期した水平同期信号のエッジに同期させた位相信号と
基準クロックとを比較する位相比較手段とを具備し,い
ずれの位相信号も選択されなかった場合には,位相比較
用の位相信号の更新を実行しない位相選択装置を提供す
るものである。
【0013】
【作用】本発明による位相選択装置は,画像書込期間中
以外において,画素クロックである基準クロックと水平
同期信号に使用する位相信号(分割クロック)の位相と
を常に等しくして,水平同期信号をシフトしないで分割
画素クロックにラッチさせ,高速クロック使用時におけ
る温度依存性を排除して安定した動作を得る。
以外において,画素クロックである基準クロックと水平
同期信号に使用する位相信号(分割クロック)の位相と
を常に等しくして,水平同期信号をシフトしないで分割
画素クロックにラッチさせ,高速クロック使用時におけ
る温度依存性を排除して安定した動作を得る。
【0014】また,画像書込期間中は,発振手段による
出力の分割クロックの位相差が一定ではないため,基準
クロックと分割クロックを固定して各主走査ラインで書
込位置を確保することにより,高品位の画像を得る。
出力の分割クロックの位相差が一定ではないため,基準
クロックと分割クロックを固定して各主走査ラインで書
込位置を確保することにより,高品位の画像を得る。
【0015】
【実施例】以下,本発明の一実施例を添付図面を参照し
て説明する。図1は,本発明が適用されるレーザ走査装
置の概略構成を示す説明図である。図において,101
はレーザビームを変調出力する半導体レーザ,102は
半導体レーザ101から入射されたレーザビームを平行
光にビーム整形するコリメータレンズ,103は正多角
形の側面にミラー面を有して高速回転する回転多面鏡,
104は回転多面鏡103によって偏向走査された等角
度ピッチのレーザビームを光学的に等直線ピッチに変換
補正するfθレンズ,105は電子写真プロセスに基づ
いて静電潜像を形成する感光体ドラム,106は主走査
線上の画像記録領域外に設けられたフォトダイオード等
の光検出素子で構成する光センサである。
て説明する。図1は,本発明が適用されるレーザ走査装
置の概略構成を示す説明図である。図において,101
はレーザビームを変調出力する半導体レーザ,102は
半導体レーザ101から入射されたレーザビームを平行
光にビーム整形するコリメータレンズ,103は正多角
形の側面にミラー面を有して高速回転する回転多面鏡,
104は回転多面鏡103によって偏向走査された等角
度ピッチのレーザビームを光学的に等直線ピッチに変換
補正するfθレンズ,105は電子写真プロセスに基づ
いて静電潜像を形成する感光体ドラム,106は主走査
線上の画像記録領域外に設けられたフォトダイオード等
の光検出素子で構成する光センサである。
【0016】以上のように構成されたレーザ走査装置の
動作について説明する。半導体レーザ101から射出さ
れたレーザビームは,コリメータレンズ102によって
平行光に整形される。この平行光は高速回転している回
転多面鏡103に入射し,その回転により偏向走査され
てfθレンズ104で等直線ピッチに変換補正された
後,感光体ドラム105面に照射される。このレーザビ
ームは記録信号に従って変調され,回転多面鏡103に
より感光体ドラム105の面上を主走査し,静電潜像を
形成する。また,感光体ドラム105はその軸回りに回
転駆動されることにより副走査が行われる。また,光セ
ンサ106は主走査線上の画像記録領域外にあるので回
転多面鏡103による主走査ラインのレーザビームを検
知して光検知信号DETPを出力する。
動作について説明する。半導体レーザ101から射出さ
れたレーザビームは,コリメータレンズ102によって
平行光に整形される。この平行光は高速回転している回
転多面鏡103に入射し,その回転により偏向走査され
てfθレンズ104で等直線ピッチに変換補正された
後,感光体ドラム105面に照射される。このレーザビ
ームは記録信号に従って変調され,回転多面鏡103に
より感光体ドラム105の面上を主走査し,静電潜像を
形成する。また,感光体ドラム105はその軸回りに回
転駆動されることにより副走査が行われる。また,光セ
ンサ106は主走査線上の画像記録領域外にあるので回
転多面鏡103による主走査ラインのレーザビームを検
知して光検知信号DETPを出力する。
【0017】図2は,上記図1に示したレーザ走査装置
における制御系の概略構成を示す説明図である。図にお
いて,201は光センサ106からの光検知信号DET
Pを入力して基準クロック信号WCLK1および水平同
期信号LSYNC1を出力する同期回路,202はPL
L回路を使用し,基準クロック信号WCLK1,水平同
期信号LSYNC1,および画像領域信号FGATEを
入力して分割クロック信号を出力する分割クロック発生
回路,203は分割クロック発生回路202から出力さ
れる分割クロック信号に基づいて画像情報信号を出力す
る文字発生器,204は画像形成に関し各種の制御を実
行する画像制御回路,205は画像制御回路204の出
力信号に基づいて半導体レーザ101を変調する光源駆
動回路である。
における制御系の概略構成を示す説明図である。図にお
いて,201は光センサ106からの光検知信号DET
Pを入力して基準クロック信号WCLK1および水平同
期信号LSYNC1を出力する同期回路,202はPL
L回路を使用し,基準クロック信号WCLK1,水平同
期信号LSYNC1,および画像領域信号FGATEを
入力して分割クロック信号を出力する分割クロック発生
回路,203は分割クロック発生回路202から出力さ
れる分割クロック信号に基づいて画像情報信号を出力す
る文字発生器,204は画像形成に関し各種の制御を実
行する画像制御回路,205は画像制御回路204の出
力信号に基づいて半導体レーザ101を変調する光源駆
動回路である。
【0018】以上の構成において,その動作を説明す
る。同期回路201は基準クロック発生回路として機能
し,光センサ106からの光検知信号DETPが入力さ
れると,該光検知信号DETPに同期した基準クロック
信号WCLK1を分割クロック発生回路202に出力す
る。また,光センサ106は画像記録領域外に設置され
ているので,同期回路201はレーザビームが画像記録
領域に到達した場合,水平同期信号LSYNC1を分割
クロック発生回路202に出力する。
る。同期回路201は基準クロック発生回路として機能
し,光センサ106からの光検知信号DETPが入力さ
れると,該光検知信号DETPに同期した基準クロック
信号WCLK1を分割クロック発生回路202に出力す
る。また,光センサ106は画像記録領域外に設置され
ているので,同期回路201はレーザビームが画像記録
領域に到達した場合,水平同期信号LSYNC1を分割
クロック発生回路202に出力する。
【0019】次に,分割クロック発生回路202は,基
準クロック信号WCLK1にPLL回路を使って分割ク
ロック信号を発生させ,さらに該分割クロック信号を使
ってラッチして,第2の水平同期信号LSYNC2およ
び分割クロック信号の1つであるWCLK2を文字発生
器203に出力する。文字発生器203は,この制御信
号に基づいて主走査1ライン毎に分割クロック信号WC
LK2に同期した画像情報信号を出力し,該画像情報信
号は画像制御回路204を経て光源駆動装置205に出
力される。光源駆動装置205は,入力された画像情報
信号に基づいて半導体レーザ101を変調制御し,図1
に示したように光学走査により感光体ドラム105面上
に主走査1ライン分の静電潜像を形成する。
準クロック信号WCLK1にPLL回路を使って分割ク
ロック信号を発生させ,さらに該分割クロック信号を使
ってラッチして,第2の水平同期信号LSYNC2およ
び分割クロック信号の1つであるWCLK2を文字発生
器203に出力する。文字発生器203は,この制御信
号に基づいて主走査1ライン毎に分割クロック信号WC
LK2に同期した画像情報信号を出力し,該画像情報信
号は画像制御回路204を経て光源駆動装置205に出
力される。光源駆動装置205は,入力された画像情報
信号に基づいて半導体レーザ101を変調制御し,図1
に示したように光学走査により感光体ドラム105面上
に主走査1ライン分の静電潜像を形成する。
【0020】図3は,図2に示した分割クロック発生回
路の構成を示すブロック図である。なお,図中の発振器
301および分周器302は同期回路201を構成する
ものである。図3において,303はRSラッチで構成
された2つのクロックの位相差を出力する回路であり,
3ステート出力の位相比較器,304はローパスフィル
タ(以下,LPFという),305は電圧制御型リング
オシレータ(以下,VCOという),306はVCO3
05から出力される複数の出力をラッチするラッチ回
路,307は位相を選択する位相選択回路,308は所
定の加算処理を実行する加算回路,309はマルチプレ
クサ,310は3組のD型フリップフロップ(D−FF
×3),311はマルチプレクサである。
路の構成を示すブロック図である。なお,図中の発振器
301および分周器302は同期回路201を構成する
ものである。図3において,303はRSラッチで構成
された2つのクロックの位相差を出力する回路であり,
3ステート出力の位相比較器,304はローパスフィル
タ(以下,LPFという),305は電圧制御型リング
オシレータ(以下,VCOという),306はVCO3
05から出力される複数の出力をラッチするラッチ回
路,307は位相を選択する位相選択回路,308は所
定の加算処理を実行する加算回路,309はマルチプレ
クサ,310は3組のD型フリップフロップ(D−FF
×3),311はマルチプレクサである。
【0021】次に,以上のように構成された分割クロッ
ク発生回路の動作について説明する。位相比較器303
は分周器302からの基準クロック信号WCLK1,お
よびマルチプレクサ311からのクロック信号WCLK
2の位相差を出力し,該出力されたデジタル信号は,L
PF304に入力されることによりアナログ信号に変換
処理された後,VCO305に入力される。なお,この
VCO305は入力される電圧に対応して発振する周波
数が可変可能な発振器であり,周波数が同一で位相の異
なる8種類の信号を出力するように構成されている。こ
のVCO305による出力は,ラッチ回路306により
水平同期信号LSYNC1が立ち下がり,アクティブス
テイトになったときVCO305の8種類の出力がラッ
チされる。
ク発生回路の動作について説明する。位相比較器303
は分周器302からの基準クロック信号WCLK1,お
よびマルチプレクサ311からのクロック信号WCLK
2の位相差を出力し,該出力されたデジタル信号は,L
PF304に入力されることによりアナログ信号に変換
処理された後,VCO305に入力される。なお,この
VCO305は入力される電圧に対応して発振する周波
数が可変可能な発振器であり,周波数が同一で位相の異
なる8種類の信号を出力するように構成されている。こ
のVCO305による出力は,ラッチ回路306により
水平同期信号LSYNC1が立ち下がり,アクティブス
テイトになったときVCO305の8種類の出力がラッ
チされる。
【0022】位相選択回路307は,ラッチ回路306
によってラッチされたVCO305出力の変化点を検出
し,該VCO305出力のうち1本を選択して3本のデ
ジタル信号(S0〜S2)にエンコードする。該エンコ
ードされた信号は,全加算器3組で構成された加算回路
308により3個のスイッチ(SW)308aで指示さ
れた選択位相のシフト量と加算され,位相比較用の分割
クロック信号のコード(A0〜A2)として出力され
る。
によってラッチされたVCO305出力の変化点を検出
し,該VCO305出力のうち1本を選択して3本のデ
ジタル信号(S0〜S2)にエンコードする。該エンコ
ードされた信号は,全加算器3組で構成された加算回路
308により3個のスイッチ(SW)308aで指示さ
れた選択位相のシフト量と加算され,位相比較用の分割
クロック信号のコード(A0〜A2)として出力され
る。
【0023】該位相比較用の分割クロック信号のコード
(A0〜A2)は,マルチプレクサ309を経て3組の
D型フリップフロップ310に出力され,第2の水平同
期信号LSYNC2の立ち上がりで記憶される。該記憶
された分割クロック信号のコード(Q0〜Q2)は,マ
ルチプレクサ311に入力され,VCO305の出力8
本のうち1本を選択して位相比較器303に入力され
る。この結果,PLLによる帰還ループが形成され,分
割クロック信号,および分割クロック信号に同期した第
2の水平同期信号LSYNC2が得られる。
(A0〜A2)は,マルチプレクサ309を経て3組の
D型フリップフロップ310に出力され,第2の水平同
期信号LSYNC2の立ち上がりで記憶される。該記憶
された分割クロック信号のコード(Q0〜Q2)は,マ
ルチプレクサ311に入力され,VCO305の出力8
本のうち1本を選択して位相比較器303に入力され
る。この結果,PLLによる帰還ループが形成され,分
割クロック信号,および分割クロック信号に同期した第
2の水平同期信号LSYNC2が得られる。
【0024】このように,水平同期信号LSYNC1が
入力されるタイミングに応じて水平同期信号LSYNC
1をラッチするクロックを変更することによって,常に
最適なタイミングでラッチが実行され,高速クロックの
使用時における温度変化等による半導体の動作遅延に対
応可能となるため,安定した動作が確保される。
入力されるタイミングに応じて水平同期信号LSYNC
1をラッチするクロックを変更することによって,常に
最適なタイミングでラッチが実行され,高速クロックの
使用時における温度変化等による半導体の動作遅延に対
応可能となるため,安定した動作が確保される。
【0025】また,上記において予め設定された段数分
選択された位相をシフトさせるのは,使用する半導体固
有の遅延量分に対して位相選択位置をずらすことで対応
し,さらに,最適な位置で水平同期信号LSYNC1の
ラッチを可能にさせるためである。また,位相選択結果
を記憶させる場合,水平同期信号LSYNC1がインア
クティブ状態になった後,実行することによりロジック
回路の遅延量に対して十分なマージンを取り,安定した
動作を確保する。
選択された位相をシフトさせるのは,使用する半導体固
有の遅延量分に対して位相選択位置をずらすことで対応
し,さらに,最適な位置で水平同期信号LSYNC1の
ラッチを可能にさせるためである。また,位相選択結果
を記憶させる場合,水平同期信号LSYNC1がインア
クティブ状態になった後,実行することによりロジック
回路の遅延量に対して十分なマージンを取り,安定した
動作を確保する。
【0026】ところで,上記の位相選択動作において基
準クロックに対して位相比較する分割クロックをシフト
させているが,この場合,各分割クロックの位相のズレ
量に若干の差が生じるため画像書込期間中に上記の動作
を実行すると,この若干の位相ズレ量が書き込み時に反
映されて画像上でゆらぎが発生する場合がある。従っ
て,本発明では,画像書込期間は短時間で終了すること
から,上記の位相選択動作を画像書込期間中以外に実行
し,書込期間中には中止して,画像の安定化を図る。
準クロックに対して位相比較する分割クロックをシフト
させているが,この場合,各分割クロックの位相のズレ
量に若干の差が生じるため画像書込期間中に上記の動作
を実行すると,この若干の位相ズレ量が書き込み時に反
映されて画像上でゆらぎが発生する場合がある。従っ
て,本発明では,画像書込期間は短時間で終了すること
から,上記の位相選択動作を画像書込期間中以外に実行
し,書込期間中には中止して,画像の安定化を図る。
【0027】すなわち,画像書込期間中にあっては,副
走査方向の画像領域信号FGATEがLowレベルとな
りラッチ回路306への水平同期信号LSYNC1の入
力が禁止され,位相選択動作を禁止すると共に,マルチ
プレクサ309の出力を記憶された分割クロック信号の
コード(Q0〜Q2)に切り替え,D型フリップフロッ
プ310の内容を書き換えないようにする。この結果,
各分割クロックの位相における若干のズレ量が画像に反
映されないので縦ラインがゆらぐことがなくなり,高品
位の画像を得ることができる。
走査方向の画像領域信号FGATEがLowレベルとな
りラッチ回路306への水平同期信号LSYNC1の入
力が禁止され,位相選択動作を禁止すると共に,マルチ
プレクサ309の出力を記憶された分割クロック信号の
コード(Q0〜Q2)に切り替え,D型フリップフロッ
プ310の内容を書き換えないようにする。この結果,
各分割クロックの位相における若干のズレ量が画像に反
映されないので縦ラインがゆらぐことがなくなり,高品
位の画像を得ることができる。
【0028】また,図4は,本発明による各信号タイミ
ングを示すタイミングチャートである。図において,光
センサ106から出力された光検知信号DETPにより
同期を取られた基準クロック信号WCLK1が分割クロ
ック発生回路202に入力すると共に,カウンタ(図示
せず)で画像有効領域までカウントした後,水平同期信
号LSYNC1が入力される。分割クロック発生回路2
02では,位相比較に用いる分割クロック信号WCLK
2が位相選択動作により選択され,位相比較が実行され
る。
ングを示すタイミングチャートである。図において,光
センサ106から出力された光検知信号DETPにより
同期を取られた基準クロック信号WCLK1が分割クロ
ック発生回路202に入力すると共に,カウンタ(図示
せず)で画像有効領域までカウントした後,水平同期信
号LSYNC1が入力される。分割クロック発生回路2
02では,位相比較に用いる分割クロック信号WCLK
2が位相選択動作により選択され,位相比較が実行され
る。
【0029】図5は,図3に示した位相選択回路の概略
構成を示すブロック図である。図において,501はプ
ライオリティエンコーダ,502はインバータ,503
はANDゲートである。図中,+Tは非反転出力,−T
は+Tの反転出力を示している。このVCO305から
の各出力(+T1〜−T4)ラインは,ANDゲート5
03に反転,非反転され位相の隣合う入力毎に2箇所づ
つ接続されている。
構成を示すブロック図である。図において,501はプ
ライオリティエンコーダ,502はインバータ,503
はANDゲートである。図中,+Tは非反転出力,−T
は+Tの反転出力を示している。このVCO305から
の各出力(+T1〜−T4)ラインは,ANDゲート5
03に反転,非反転され位相の隣合う入力毎に2箇所づ
つ接続されている。
【0030】以上の構成において,その動作を説明す
る。選択される位相は,ある分割クロック信号がLow
レベルで次に続く位相がHighレベルになる場合,A
NDゲート503がHighを出力し,位相が選択され
たことをプライオリティエンコーダ501に入力してコ
ード化する。なお,位相が選択されなかった他のAND
ゲート503はLowを出力する。また,ANDゲート
503が全てLowの場合は,選択結果が存在しなかっ
たことを示すため,この場合にはD型フリップフロップ
310の記憶内容を書き換えないための信号ENを出力
する。
る。選択される位相は,ある分割クロック信号がLow
レベルで次に続く位相がHighレベルになる場合,A
NDゲート503がHighを出力し,位相が選択され
たことをプライオリティエンコーダ501に入力してコ
ード化する。なお,位相が選択されなかった他のAND
ゲート503はLowを出力する。また,ANDゲート
503が全てLowの場合は,選択結果が存在しなかっ
たことを示すため,この場合にはD型フリップフロップ
310の記憶内容を書き換えないための信号ENを出力
する。
【0031】このように,いずれの位相も選択されなか
った場合にあっては,位相比較用の位相を更新しないよ
うにする。これは,水平同期信号LSYNC1のエッジ
と各分割クロックのエッジがほぼ同時に変化した場合で
あり,位相選択結果が1つも得られないことがあり,こ
の場合,誤った位相を記憶する可能性があり,誤った位
相選択が画像書き込み直前のラインで行われると,画像
書込期間中に正常な水平同期信号LSYNC1のラッチ
ができないことを防止するために実行するものである。
った場合にあっては,位相比較用の位相を更新しないよ
うにする。これは,水平同期信号LSYNC1のエッジ
と各分割クロックのエッジがほぼ同時に変化した場合で
あり,位相選択結果が1つも得られないことがあり,こ
の場合,誤った位相を記憶する可能性があり,誤った位
相選択が画像書き込み直前のラインで行われると,画像
書込期間中に正常な水平同期信号LSYNC1のラッチ
ができないことを防止するために実行するものである。
【0032】図6は,本発明による位相選択の過程を示
すタイミングチャートであり,本例ではVCO305か
らの出力+T1が位相選択回路307によって選択され
た後,加算回路308で1が加算され,+T2出力が位
相比較に用いられる場合について説明している。これを
具体的に詳述すると,まず,基準クロック信号WCLK
1および該基準クロック信号WCLK1に同期した水平
同期信号LSYNC1が入力され,この基準クロック信
号WCLK1に対して周波数が同一で位相が異なる8種
類の分割クロック信号を発振する。水平同期信号LSY
NC1が立ち下がったとき(a点)に,ラッチ回路30
6が動作して8種類の分割クロック信号+T1〜−T4
をラッチしてL0〜L7を出力する。すなわち, 〔L0,L1,L2,L3,L4,L5,L6,L7〕
=〔0,1,1,1,1,0,0,0〕 を出力する。選択される位相は隣合う位相が〔0,1〕
になった場合であり,その結果,+T1が選択され+T
1のコード信号“0”をS0〜S2に出力する。さらに
スイッチ(SW)308aにて設定されたシフト量
“1”を加算回路308により加算し,A0〜A2に
“0+1−>1”で“1”をマルチプレクサ309に対
して出力する。
すタイミングチャートであり,本例ではVCO305か
らの出力+T1が位相選択回路307によって選択され
た後,加算回路308で1が加算され,+T2出力が位
相比較に用いられる場合について説明している。これを
具体的に詳述すると,まず,基準クロック信号WCLK
1および該基準クロック信号WCLK1に同期した水平
同期信号LSYNC1が入力され,この基準クロック信
号WCLK1に対して周波数が同一で位相が異なる8種
類の分割クロック信号を発振する。水平同期信号LSY
NC1が立ち下がったとき(a点)に,ラッチ回路30
6が動作して8種類の分割クロック信号+T1〜−T4
をラッチしてL0〜L7を出力する。すなわち, 〔L0,L1,L2,L3,L4,L5,L6,L7〕
=〔0,1,1,1,1,0,0,0〕 を出力する。選択される位相は隣合う位相が〔0,1〕
になった場合であり,その結果,+T1が選択され+T
1のコード信号“0”をS0〜S2に出力する。さらに
スイッチ(SW)308aにて設定されたシフト量
“1”を加算回路308により加算し,A0〜A2に
“0+1−>1”で“1”をマルチプレクサ309に対
して出力する。
【0033】また,画像書き込み中以外において,マル
チプレクサ309の出力には加算回路308の出力が出
ているため,D型フリップフロップ310はLSYNC
2の立ち上がりでA0〜A2の内容がQ0〜Q2に変化
し,位相比較に分割クロック信号+T2を用いることを
マルチプレクサ311に指示し,+T2をWCLK2と
して出力する。
チプレクサ309の出力には加算回路308の出力が出
ているため,D型フリップフロップ310はLSYNC
2の立ち上がりでA0〜A2の内容がQ0〜Q2に変化
し,位相比較に分割クロック信号+T2を用いることを
マルチプレクサ311に指示し,+T2をWCLK2と
して出力する。
【0034】以上の実施例による効果を下記にまとめて
説明する。第1に,水平同期信号LSYNC1が入力さ
れるタイミングに応じて水平同期信号LSYNC1をラ
ッチするクロックを変更するようにしたので,常に最適
なタイミングでラッチすることができ,高速クロック使
用時の温度変化等による半導体の動作遅延に対応させて
安定した動作が確保できる。第2に,使用する半導体固
有の遅延量分,位相選択位置をずらすことが可能となり
最適な位置で水平同期信号LSYNC1のラッチが可能
となる。第3に,画像書込期間中は位相選択を実行しな
いので,各分割クロックの位相の若干のズレ量が画像に
反映されず,縦ラインがゆらぐことがなくなり,高品位
の画像を得ることができる。
説明する。第1に,水平同期信号LSYNC1が入力さ
れるタイミングに応じて水平同期信号LSYNC1をラ
ッチするクロックを変更するようにしたので,常に最適
なタイミングでラッチすることができ,高速クロック使
用時の温度変化等による半導体の動作遅延に対応させて
安定した動作が確保できる。第2に,使用する半導体固
有の遅延量分,位相選択位置をずらすことが可能となり
最適な位置で水平同期信号LSYNC1のラッチが可能
となる。第3に,画像書込期間中は位相選択を実行しな
いので,各分割クロックの位相の若干のズレ量が画像に
反映されず,縦ラインがゆらぐことがなくなり,高品位
の画像を得ることができる。
【0035】第4に,水平同期信号LSYNC1がイン
アクティブ状態になってから実行することによりロジッ
ク回路の遅延量に関して十分にマージンを取ることがで
き,位相比較に用いるクロックを安定した動作で変更す
ることが可能となる。第5に,画像書込期間中は記憶さ
れた位相比較用の位相を更新しないようにしたので,各
分割クロックの位相の若干のズレ量が画像に反映され
ず,縦ラインがゆらぐことがなくなり,高品位の画像を
得ることができる。第6に,位相選択結果が1つも得ら
れなかった場合においても,誤った位相選択を記憶せ
ず,正しい位相比較信号を用いることによって水平同期
信号LSYNC1の確実なラッチを可能にする。
アクティブ状態になってから実行することによりロジッ
ク回路の遅延量に関して十分にマージンを取ることがで
き,位相比較に用いるクロックを安定した動作で変更す
ることが可能となる。第5に,画像書込期間中は記憶さ
れた位相比較用の位相を更新しないようにしたので,各
分割クロックの位相の若干のズレ量が画像に反映され
ず,縦ラインがゆらぐことがなくなり,高品位の画像を
得ることができる。第6に,位相選択結果が1つも得ら
れなかった場合においても,誤った位相選択を記憶せ
ず,正しい位相比較信号を用いることによって水平同期
信号LSYNC1の確実なラッチを可能にする。
【0036】
【発明の効果】以上説明したように,本発明による位相
選択装置は,基準クロックおよび該基準クロックと周波
数が等しく位相の異なる複数の信号を出力する発振手段
と,前記発振手段の各出力信号をラッチした後,反転/
非反転出力のうち1つの位相信号を選択する位相選択手
段と,前記位相選択手段により選択された位相信号をシ
フトして位相比較用の位相信号として出力するシフト手
段と,前記シフト手段から出力される位相信号を水平同
期信号の変化点で記憶する位相記憶手段と,前記発振手
段の特定段における出力エッジを基準クロックに同期し
た水平同期信号のエッジに同期させた位相信号と基準ク
ロックとを比較する位相比較手段とを具備し,前記発振
手段の特定段の出力エッジを基準クロックに同期した水
平同期信号のエッジに同期させるように位相選択するた
め,常に最適なタイミングで水平同期信号をシフトする
ことなく分割画素クロックにラッチ可能にして,温度依
存性による動作遅延を排除すると共に,高品位の画像が
得られる。
選択装置は,基準クロックおよび該基準クロックと周波
数が等しく位相の異なる複数の信号を出力する発振手段
と,前記発振手段の各出力信号をラッチした後,反転/
非反転出力のうち1つの位相信号を選択する位相選択手
段と,前記位相選択手段により選択された位相信号をシ
フトして位相比較用の位相信号として出力するシフト手
段と,前記シフト手段から出力される位相信号を水平同
期信号の変化点で記憶する位相記憶手段と,前記発振手
段の特定段における出力エッジを基準クロックに同期し
た水平同期信号のエッジに同期させた位相信号と基準ク
ロックとを比較する位相比較手段とを具備し,前記発振
手段の特定段の出力エッジを基準クロックに同期した水
平同期信号のエッジに同期させるように位相選択するた
め,常に最適なタイミングで水平同期信号をシフトする
ことなく分割画素クロックにラッチ可能にして,温度依
存性による動作遅延を排除すると共に,高品位の画像が
得られる。
【図1】本発明が適用されるレーザ走査装置の概略構成
を示す説明図である。
を示す説明図である。
【図2】本発明が適用されるレーザ走査装置の制御系の
概略構成を示すブロック図である。
概略構成を示すブロック図である。
【図3】本発明に係る分割クロック発生回路の概略構成
を示すブロック図である。
を示すブロック図である。
【図4】本発明に係る各信号のタイミングを示すタイミ
ングチャートである。
ングチャートである。
【図5】本発明に係る位相選択回路の概略構成を示すブ
ロック図である。
ロック図である。
【図6】本発明に係る位相選択の過程を示すタイミング
チャートである。
チャートである。
201 同期回路 202 分割クロック発生回路 303 位相選択回路 304 ローパスフィルタ(LPS) 305 VCO(電圧制御型リングオシレータ) 306 ラッチ回路 307 位相選択回路 308 加算回路 310 D型フリップフロップ(D−FF×3) 501 プライオリティエンコーダ
Claims (6)
- 【請求項1】 基準クロックおよび該基準クロックと周
波数が等しく位相の異なる複数の信号を出力する発振手
段と,前記発振手段の各出力信号をラッチした後,反転
/非反転出力のうち1つの位相信号を選択する位相選択
手段と,前記位相選択手段により選択された位相信号を
シフトして位相比較用の位相信号として出力するシフト
手段と,前記シフト手段から出力される位相信号を水平
同期信号の変化点で記憶する位相記憶手段と,前記発振
手段の特定段における出力エッジを基準クロックに同期
した水平同期信号のエッジに同期させた位相信号と基準
クロックとを比較する位相比較手段とを具備し,前記発
振手段の特定段の出力エッジを基準クロックに同期した
水平同期信号のエッジに同期させるように位相選択する
ことを特徴とする位相選択装置。 - 【請求項2】 前記シフト手段は,予め設定された段数
分選択された位相信号をシフトすることを特徴とする請
求項1記載の位相選択装置。 - 【請求項3】 基準クロックおよび該基準クロックと周
波数が等しく位相の異なる複数の信号を出力する発振手
段と,前記発振手段の各出力信号をラッチした後,反転
/非反転出力のうち1つの位相信号を選択する位相選択
手段と,前記位相選択手段により選択された位相信号を
シフトして位相比較用の位相信号として出力するシフト
手段と,前記シフト手段から出力される位相信号を水平
同期信号の変化点で記憶する位相記憶手段と,前記発振
手段の特定段における出力エッジを基準クロックに同期
した水平同期信号のエッジに同期させた位相信号と基準
クロックとを比較する位相比較手段とを具備し,画像書
込期間中には位相選択を実行しないことを特徴とする位
相選択装置。 - 【請求項4】 基準クロックおよび該基準クロックと周
波数が等しく位相の異なる複数の信号を出力する発振手
段と,前記発振手段の各出力信号をラッチした後,反転
/非反転出力のうち1つの位相信号を選択する位相選択
手段と,前記位相選択手段により選択された位相信号を
シフトして位相比較用の位相信号として出力するシフト
手段と,前記シフト手段から出力される位相信号を水平
同期信号の変化点で記憶する位相記憶手段と,前記発振
手段の特定段における出力エッジを基準クロックに同期
した水平同期信号のエッジに同期させた位相信号と基準
クロックとを比較する位相比較手段とを具備し,水平同
期信号がアクティブのとき位相選択を実行し,インアク
ティブのとき選択あるいは選択後シフトした位相信号を
記憶することを特徴とする位相選択装置。 - 【請求項5】 基準クロックおよび該基準クロックと周
波数が等しく位相の異なる複数の信号を出力する発振手
段と,前記発振手段の各出力信号をラッチした後,反転
/非反転出力のうち1つの位相信号を選択する位相選択
手段と,前記位相選択手段により選択された位相信号を
シフトして位相比較用の位相信号として出力するシフト
手段と,前記シフト手段から出力される位相信号を水平
同期信号の変化点で記憶する位相記憶手段と,前記発振
手段の特定段における出力エッジを基準クロックに同期
した水平同期信号のエッジに同期させた位相信号と基準
クロックとを比較する位相比較手段とを具備し,画像書
込期間中には記憶された位相比較用の位相信号の更新を
実行しないことを特徴とする位相選択装置。 - 【請求項6】 基準クロックおよび該基準クロックと周
波数が等しく位相の異なる複数の信号を出力する発振手
段と,前記発振手段の各出力信号をラッチした後,反転
/非反転出力のうち1つの位相信号を選択する位相選択
手段と,前記位相選択手段により選択された位相信号を
シフトして位相比較用の位相信号として出力するシフト
手段と,前記シフト手段から出力される位相信号を水平
同期信号の変化点で記憶する位相記憶手段と,前記発振
手段の特定段における出力エッジを基準クロックに同期
した水平同期信号のエッジに同期させた位相信号と基準
クロックとを比較する位相比較手段とを具備し,いずれ
の位相信号も選択されなかった場合には,位相比較用の
位相信号の更新を実行しないことを特徴とする位相選択
装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4355919A JPH06189082A (ja) | 1992-12-19 | 1992-12-19 | 位相選択装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4355919A JPH06189082A (ja) | 1992-12-19 | 1992-12-19 | 位相選択装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06189082A true JPH06189082A (ja) | 1994-07-08 |
Family
ID=18446414
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4355919A Pending JPH06189082A (ja) | 1992-12-19 | 1992-12-19 | 位相選択装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06189082A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005055591A (ja) * | 2003-08-01 | 2005-03-03 | Canon Inc | 走査光学装置 |
-
1992
- 1992-12-19 JP JP4355919A patent/JPH06189082A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005055591A (ja) * | 2003-08-01 | 2005-03-03 | Canon Inc | 走査光学装置 |
JP4574138B2 (ja) * | 2003-08-01 | 2010-11-04 | キヤノン株式会社 | 走査光学装置 |
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