JPH0618849Y2 - 自動車のドアシール構造 - Google Patents
自動車のドアシール構造Info
- Publication number
- JPH0618849Y2 JPH0618849Y2 JP1987144907U JP14490787U JPH0618849Y2 JP H0618849 Y2 JPH0618849 Y2 JP H0618849Y2 JP 1987144907 U JP1987144907 U JP 1987144907U JP 14490787 U JP14490787 U JP 14490787U JP H0618849 Y2 JPH0618849 Y2 JP H0618849Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- door
- weather strip
- seal structure
- door frame
- pillar
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60J—WINDOWS, WINDSCREENS, NON-FIXED ROOFS, DOORS, OR SIMILAR DEVICES FOR VEHICLES; REMOVABLE EXTERNAL PROTECTIVE COVERINGS SPECIALLY ADAPTED FOR VEHICLES
- B60J10/00—Sealing arrangements
- B60J10/80—Sealing arrangements specially adapted for opening panels, e.g. doors
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Vehicle Waterproofing, Decoration, And Sanitation Devices (AREA)
- Seal Device For Vehicle (AREA)
- Body Structure For Vehicles (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は自動車のドアまわりのシール構造、特にピラー
部とドアフレーム間のシール構造に関するものである。
部とドアフレーム間のシール構造に関するものである。
[従来技術] 第1図に示すような自動車において、ドアフレーム2、
またはピラー部3、4、5を含む車体側面のドア開口に
は、ウエザストリップが装着されており、ドア閉時にウ
エザストリップがドアフレーム2まわりをシールする。
またはピラー部3、4、5を含む車体側面のドア開口に
は、ウエザストリップが装着されており、ドア閉時にウ
エザストリップがドアフレーム2まわりをシールする。
ところで自動車のドア1A、1Bには、高速走行時に吸
出され現象が生じ、第6図に示すようにドアフレーム2
は外方(矢印F方向)へ移動する。吸出され現象が生じ
るとウエザストリップのシール力が低下し、風切音が発
生するおそれがある。
出され現象が生じ、第6図に示すようにドアフレーム2
は外方(矢印F方向)へ移動する。吸出され現象が生じ
るとウエザストリップのシール力が低下し、風切音が発
生するおそれがある。
[本考案が解決しようとする問題点] この風切音に対しては、ウエザストリップの断面形状を
大型にしてたわみ代を大きくし、吸出されが生じてもシ
ール性が維持されるようにする対策がある。しかしなが
らウエザストリップを大型にするとドアを閉じる時の閉
力が大きくなるという不都合が伴なう。特にピラー部、
就中センタピラー3に圧接するウエザストリップの大型
化はドア閉力に大きく影響する。
大型にしてたわみ代を大きくし、吸出されが生じてもシ
ール性が維持されるようにする対策がある。しかしなが
らウエザストリップを大型にするとドアを閉じる時の閉
力が大きくなるという不都合が伴なう。特にピラー部、
就中センタピラー3に圧接するウエザストリップの大型
化はドア閉力に大きく影響する。
そこで本考案はドア閉力の増大を極力少なくし、かつド
ア吸出され時にも充分なシール性が維持されるピラー部
およびドアフレーム間のシール構造を提供することを目
的とするものである。
ア吸出され時にも充分なシール性が維持されるピラー部
およびドアフレーム間のシール構造を提供することを目
的とするものである。
[問題点を解決するための手段] 本考案は、車体側面のピラー部と、これに対向するドア
フレーム間に設けるウエザストリップのたわみ代を、ド
アのベルトラインの位置から上方へ向けて漸次大きくな
るように設定したことを特徴とする。
フレーム間に設けるウエザストリップのたわみ代を、ド
アのベルトラインの位置から上方へ向けて漸次大きくな
るように設定したことを特徴とする。
実施の態様としては第2図および第3図に示すように、
ウエザストリップ7がドアフレーム2側に取付けられて
いるときは、ピラー部(図例ではセンタピラー3)のウ
エザストリップシール面31を下方(第2図)から上方
(第3図)に向けて漸次ウエザストリップ7方向へ張り
出す面に形成する。逆にウエザストリップ7がピラー部
側に取付けられているときはドアフレーム2側を張り出
させる。また、第4図および第5図に示すように、ウエ
ザストリップ7のシール部、例えばシールリップ71を
下方(第4図)から上方(第5図)へ向けて漸次ピラー
3方向(あるいはドアフレーム2方向)へ張り出す形状
とする。
ウエザストリップ7がドアフレーム2側に取付けられて
いるときは、ピラー部(図例ではセンタピラー3)のウ
エザストリップシール面31を下方(第2図)から上方
(第3図)に向けて漸次ウエザストリップ7方向へ張り
出す面に形成する。逆にウエザストリップ7がピラー部
側に取付けられているときはドアフレーム2側を張り出
させる。また、第4図および第5図に示すように、ウエ
ザストリップ7のシール部、例えばシールリップ71を
下方(第4図)から上方(第5図)へ向けて漸次ピラー
3方向(あるいはドアフレーム2方向)へ張り出す形状
とする。
[作用効果] ドア吸出されによるドアフレーム2の移動は、第6図に
示すようにベルトライン10を支点として上方へ向って
大きくなる。本考案はこの移動量に対応し、ウエザスト
リップのピラー部またはドアフレームへの圧接たわみ代
を下方から上方へ向けて大きく設定したもである。これ
によりピラー部に沿うウエザストリップのシール力は、
ドア吸出され時にピラー上方部に不足が生じるこはな
い。しかもドア閉力は上下全長にわたってウエザストリ
ップのたわみ代を大きくしたのに比して遥かに小さい。
示すようにベルトライン10を支点として上方へ向って
大きくなる。本考案はこの移動量に対応し、ウエザスト
リップのピラー部またはドアフレームへの圧接たわみ代
を下方から上方へ向けて大きく設定したもである。これ
によりピラー部に沿うウエザストリップのシール力は、
ドア吸出され時にピラー上方部に不足が生じるこはな
い。しかもドア閉力は上下全長にわたってウエザストリ
ップのたわみ代を大きくしたのに比して遥かに小さい。
[実施例] 第1図ないし第3図に示す実施例において、ドア1A、
1Bのドアフレーム2まわりには中空状のウエザストリ
ップ7が取付けられている。第2図および第3図に示す
ように、フロントドアのドアフレーム2の後端垂直部に
装着したウエザストリップ7はフロントピラー3と対向
しこれに当接する。フロントピラー3のウエザストリッ
プ当接部には突出部を形成し、ウエザストリップシール
面31は第2図に示すベルトライン10(第6図)位置
から第3図に示す上方のルーフサイド位置へ向けて漸次
ウエザストリップ7方向へ張り出す傾斜面としてある。
図において、6はドアガラスである。
1Bのドアフレーム2まわりには中空状のウエザストリ
ップ7が取付けられている。第2図および第3図に示す
ように、フロントドアのドアフレーム2の後端垂直部に
装着したウエザストリップ7はフロントピラー3と対向
しこれに当接する。フロントピラー3のウエザストリッ
プ当接部には突出部を形成し、ウエザストリップシール
面31は第2図に示すベルトライン10(第6図)位置
から第3図に示す上方のルーフサイド位置へ向けて漸次
ウエザストリップ7方向へ張り出す傾斜面としてある。
図において、6はドアガラスである。
なお、上記とは逆にドアフレーム2のウエザストリップ
取付部を上方へ向けて漸次、センタピラー3側へ張出す
ようにしてもよい。
取付部を上方へ向けて漸次、センタピラー3側へ張出す
ようにしてもよい。
第4図および第5図は他の実施例を示すもので、センタ
ピラー3のウエザストリップシール面31はウエザスト
リップ6を装着したドアフレーム2と平行に形成してあ
るが、ウエザストリップ7においてセンタピラー3に当
接するシールリップ71の長さがベルトライン10位置
(第4図)から上方(第5図)へ向けて漸次長く形成し
てある。
ピラー3のウエザストリップシール面31はウエザスト
リップ6を装着したドアフレーム2と平行に形成してあ
るが、ウエザストリップ7においてセンタピラー3に当
接するシールリップ71の長さがベルトライン10位置
(第4図)から上方(第5図)へ向けて漸次長く形成し
てある。
また、ウエザストリップ7をセンタピラー3側に取付け
た場合には、ドアフレーム2に接するシールリップの長
さを漸次上方へ長くする。
た場合には、ドアフレーム2に接するシールリップの長
さを漸次上方へ長くする。
この結果、いずれの実施例においても、ウエザストリッ
プのたわみ代は、下方から上方へ漸次大きくなる。例え
ばウエストライン付近のたわみ代を従来と同様5〜6mm
とした場合、ピラー上端部におけるたわみ代は8〜9mm
とする。
プのたわみ代は、下方から上方へ漸次大きくなる。例え
ばウエストライン付近のたわみ代を従来と同様5〜6mm
とした場合、ピラー上端部におけるたわみ代は8〜9mm
とする。
以上はフロントドア1Aのドアフレーム2とセンタピラ
ー3間のシール構造について説明したが、リヤドア1B
のドアフレーム2とセンタピラー3間のシール構造も同
様のものとする。
ー3間のシール構造について説明したが、リヤドア1B
のドアフレーム2とセンタピラー3間のシール構造も同
様のものとする。
しかして上記シール構造において、上部におけるウエザ
ストリップ7のたわみ代をドア吸出されを考慮して充分
に大きく設定すれば、ドア吸出され時においても必要な
シール力を維持せしめることができ、風切音の発生を防
止することができる。また、ドア閉力の増大について
は、ウエザストリップのたわみ代が比較的大きくなるの
は上部のみであるから、センタピラー3に沿うウエザス
トリップ全長のたわみ代を大きくした場合に比して極め
て小さい。
ストリップ7のたわみ代をドア吸出されを考慮して充分
に大きく設定すれば、ドア吸出され時においても必要な
シール力を維持せしめることができ、風切音の発生を防
止することができる。また、ドア閉力の増大について
は、ウエザストリップのたわみ代が比較的大きくなるの
は上部のみであるから、センタピラー3に沿うウエザス
トリップ全長のたわみ代を大きくした場合に比して極め
て小さい。
なお、本考案のシール構造は、フロントピラー4(第1
図)とフロントドア1Aとの間、およびクオータピラー
5(第1図)とリヤドア1Bとの間にも適用することが
できる。ただし、ウエザストリップのたわみ代のドア閉
力への影響は特にセンタピラー3に沿う部分において大
きいので、本考案はセンタピラー3に沿う部分に適用し
て、特に効果が大きい。
図)とフロントドア1Aとの間、およびクオータピラー
5(第1図)とリヤドア1Bとの間にも適用することが
できる。ただし、ウエザストリップのたわみ代のドア閉
力への影響は特にセンタピラー3に沿う部分において大
きいので、本考案はセンタピラー3に沿う部分に適用し
て、特に効果が大きい。
第1図は本考案を適用した自動車の側面図、第2図およ
び第3図は本考案のシール構造の第1の実施例を示すも
ので、第2図はセンタピラーとフロントドア間のシール
構造の第1図のA−A線に沿う断面図、第3図は同シー
ル構造の第1図のB−B線に沿う断面図、第4図および
第5図は第2の実施例を示すもので、第4図は第2図に
対応する部分の断面図、第5図は第3図に対応する部分
の断面図、第6図はドアフレームが吸出されにより移動
する状態を示す図である。 1A、1B……ドア 10……ドアのベルトライン 2……ドアフレーム 3、4、5……ピラー 31……ウエザストリップシール面
び第3図は本考案のシール構造の第1の実施例を示すも
ので、第2図はセンタピラーとフロントドア間のシール
構造の第1図のA−A線に沿う断面図、第3図は同シー
ル構造の第1図のB−B線に沿う断面図、第4図および
第5図は第2の実施例を示すもので、第4図は第2図に
対応する部分の断面図、第5図は第3図に対応する部分
の断面図、第6図はドアフレームが吸出されにより移動
する状態を示す図である。 1A、1B……ドア 10……ドアのベルトライン 2……ドアフレーム 3、4、5……ピラー 31……ウエザストリップシール面
Claims (3)
- 【請求項1】自動車車体側面のドア開口とドアフレーム
との間のシール構造において、ドア開口のピラー部、ま
たは該ピラー部に対向するドアフレームに沿って装着す
るウエザストリップのたわみ代を、ドアのベルトライン
位置から上方へ向けて漸次大きく設定したことを特徴と
する自動車のドアシール構造。 - 【請求項2】ピラー部またはドアフレームのウエザスト
リップシール面を、上方へ向けて相手部材側へ漸次張り
出す形状に形成した実用新案登録請求の範囲第1項記載
の自動車のドアシール構造。 - 【請求項3】ウエザストリップをそのシール部が上方へ
向けて漸次相手部材側へ張り出す形状に形成した実用新
案登録請求の範囲第1項記載の自動車のドアシール構
造。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1987144907U JPH0618849Y2 (ja) | 1987-09-22 | 1987-09-22 | 自動車のドアシール構造 |
US07/199,153 US4872288A (en) | 1987-09-22 | 1988-05-26 | Sealing structure for automobile |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1987144907U JPH0618849Y2 (ja) | 1987-09-22 | 1987-09-22 | 自動車のドアシール構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6449450U JPS6449450U (ja) | 1989-03-27 |
JPH0618849Y2 true JPH0618849Y2 (ja) | 1994-05-18 |
Family
ID=15373067
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1987144907U Expired - Lifetime JPH0618849Y2 (ja) | 1987-09-22 | 1987-09-22 | 自動車のドアシール構造 |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US4872288A (ja) |
JP (1) | JPH0618849Y2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH05262188A (ja) * | 1992-03-18 | 1993-10-12 | Toyoda Gosei Co Ltd | ウエザストリツプの取付構造 |
JP2001080365A (ja) | 1999-09-14 | 2001-03-27 | Toyoda Gosei Co Ltd | 自動車用ドアウエザストリップ |
Family Cites Families (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS57174114U (ja) * | 1981-04-27 | 1982-11-02 | ||
JPS6042136U (ja) * | 1983-08-31 | 1985-03-25 | 株式会社文祥堂 | 移動棚の移動機構 |
JPS6142322U (ja) * | 1984-08-24 | 1986-03-18 | トヨタ自動車株式会社 | 自動車のドアフレ−ム構造 |
JPS61295126A (ja) * | 1985-06-20 | 1986-12-25 | Tokai Kogyo Kk | 車両におけるドアのシ−ル装置 |
-
1987
- 1987-09-22 JP JP1987144907U patent/JPH0618849Y2/ja not_active Expired - Lifetime
-
1988
- 1988-05-26 US US07/199,153 patent/US4872288A/en not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
US4872288A (en) | 1989-10-10 |
JPS6449450U (ja) | 1989-03-27 |
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