JPH06185765A - 発電所内冷房設備 - Google Patents
発電所内冷房設備Info
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- JPH06185765A JPH06185765A JP4338893A JP33889392A JPH06185765A JP H06185765 A JPH06185765 A JP H06185765A JP 4338893 A JP4338893 A JP 4338893A JP 33889392 A JP33889392 A JP 33889392A JP H06185765 A JPH06185765 A JP H06185765A
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- XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N water Substances O XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N 0.000 claims abstract description 128
- 238000005338 heat storage Methods 0.000 claims description 32
- 239000003507 refrigerant Substances 0.000 abstract description 5
- 238000000034 method Methods 0.000 abstract 1
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- 230000007423 decrease Effects 0.000 description 3
- 238000009529 body temperature measurement Methods 0.000 description 2
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- 238000010248 power generation Methods 0.000 description 2
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-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E30/00—Energy generation of nuclear origin
- Y02E30/30—Nuclear fission reactors
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E60/00—Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
- Y02E60/14—Thermal energy storage
Landscapes
- Other Air-Conditioning Systems (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】効率の良い発電所内冷房設備を提供する。
【構成】冷却に必要な冷水を発生させる冷水発生装置1
と、この冷水発生装置1で発生した冷水を供給する冷水
供給装置2と、この冷水供給装置2から供給される冷水
を案内する案内手段3と、この案内手段3によって案内
される冷水を用いて発電所内を所要温度に冷却する冷却
装置4と、前記案内手段3によって案内される冷水の冷
熱エネルギーを蓄える蓄熱槽8とを備えている。
と、この冷水発生装置1で発生した冷水を供給する冷水
供給装置2と、この冷水供給装置2から供給される冷水
を案内する案内手段3と、この案内手段3によって案内
される冷水を用いて発電所内を所要温度に冷却する冷却
装置4と、前記案内手段3によって案内される冷水の冷
熱エネルギーを蓄える蓄熱槽8とを備えている。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、発電所内冷房設備に係
り、特に、冷水の冷熱エネルギーを蓄える蓄熱槽を設け
た発電所内冷房設備に関する。
り、特に、冷水の冷熱エネルギーを蓄える蓄熱槽を設け
た発電所内冷房設備に関する。
【0002】
【従来の技術】原子力発電所などの多量の熱が発生する
発電所では、この熱を除去して上記発電所内の各設備が
健全な状態で稼動できるように、冷房設備が設置されて
いる。
発電所では、この熱を除去して上記発電所内の各設備が
健全な状態で稼動できるように、冷房設備が設置されて
いる。
【0003】図3に発電所内冷房設備の従来例を示す。
【0004】この冷房設備は、冷水発生装置である冷凍
機1から発生した冷水が、冷水供給装置である冷水ポン
プ2によって案内手段である配管3に案内され、冷却装
置4である空気調和装置5および冷却コイル6に供給さ
れる。
機1から発生した冷水が、冷水供給装置である冷水ポン
プ2によって案内手段である配管3に案内され、冷却装
置4である空気調和装置5および冷却コイル6に供給さ
れる。
【0005】一方、吸気ファン等(図示せず)の運転に
よって、発電所内の空気が、冷却コイル6および前記空
気調和装置5の熱交換器である冷却コイル内に送風さ
れ、これらの冷却コイル内を通過する際に、前記供給さ
れた冷水との間で熱交換が行なわれ、冷却される。な
お、空気調和装置5は発電所の室内空気を冷却し、冷却
コイル6は発電所内へ送風される空気を冷却する。発電
所内を所要温度に冷却した冷水は、熱交換により温度上
昇して温水となり、配管3に案内され冷凍機1に還流さ
れる。
よって、発電所内の空気が、冷却コイル6および前記空
気調和装置5の熱交換器である冷却コイル内に送風さ
れ、これらの冷却コイル内を通過する際に、前記供給さ
れた冷水との間で熱交換が行なわれ、冷却される。な
お、空気調和装置5は発電所の室内空気を冷却し、冷却
コイル6は発電所内へ送風される空気を冷却する。発電
所内を所要温度に冷却した冷水は、熱交換により温度上
昇して温水となり、配管3に案内され冷凍機1に還流さ
れる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上述したような発電所
内冷房設備においては、外気温度が上昇するにつれて発
電所内の空気の温度も上昇していくため、冷却装置にか
かる負荷も上昇していく。この負荷の上昇に伴って、冷
水発生装置から冷却装置へ供給される冷水の量も増加し
ていく。
内冷房設備においては、外気温度が上昇するにつれて発
電所内の空気の温度も上昇していくため、冷却装置にか
かる負荷も上昇していく。この負荷の上昇に伴って、冷
水発生装置から冷却装置へ供給される冷水の量も増加し
ていく。
【0007】したがって、発電所内で用いられる冷房設
備の冷水発生装置の容量は、夏期昼間時の外気温度が最
も高い時期におけるピーク負荷に基づいて設計されてい
るが、冬期および夜間等の低負荷時には冷水発生装置の
容量利用率は低く、効率が悪かった。
備の冷水発生装置の容量は、夏期昼間時の外気温度が最
も高い時期におけるピーク負荷に基づいて設計されてい
るが、冬期および夜間等の低負荷時には冷水発生装置の
容量利用率は低く、効率が悪かった。
【0008】本発明は上述した事情に鑑みてなされたも
ので、冷水発生装置の容量を低減させ、低負荷時におい
ても効率の良い発電所内冷房設備を提供することを目的
とする。
ので、冷水発生装置の容量を低減させ、低負荷時におい
ても効率の良い発電所内冷房設備を提供することを目的
とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本発明に係る発電所内冷房設備は、請求項1に記載した
ように、冷却に必要な冷水を発生させる冷水発生装置
と、この冷水発生装置で発生した冷水を供給する冷水供
給装置と、この冷水供給装置から供給される冷水を案内
する案内手段と、この案内手段によって案内される冷水
を用いて発電所内を所要温度に冷却する冷却装置と、前
記案内手段によって案内される冷水の冷熱エネルギーを
蓄える蓄熱槽とを備えている。
本発明に係る発電所内冷房設備は、請求項1に記載した
ように、冷却に必要な冷水を発生させる冷水発生装置
と、この冷水発生装置で発生した冷水を供給する冷水供
給装置と、この冷水供給装置から供給される冷水を案内
する案内手段と、この案内手段によって案内される冷水
を用いて発電所内を所要温度に冷却する冷却装置と、前
記案内手段によって案内される冷水の冷熱エネルギーを
蓄える蓄熱槽とを備えている。
【0010】また、蓄熱槽は、発電所内に設置される各
種貯水槽で構成すると効率的である。
種貯水槽で構成すると効率的である。
【0011】さらに、上記目的を達成するため本発明に
係る発電所内冷房設備は、請求項3に記載したように、
冷却に必要な冷水を発生させる冷水発生装置と、この冷
水発生装置で発生した冷水を供給する冷水供給装置と、
この冷水供給装置から供給される冷水を案内する案内手
段と、この案内手段によって案内される冷水を用いて発
電所内を所要温度に冷却する冷却装置と、前記案内手段
から分岐され、この分岐ラインに案内される冷水の冷熱
エネルギーを蓄える蓄熱槽と、この蓄熱槽に蓄えられた
冷熱エネルギーを所要時に前記冷却装置に供給する冷熱
エネルギー供給装置とを備えている。
係る発電所内冷房設備は、請求項3に記載したように、
冷却に必要な冷水を発生させる冷水発生装置と、この冷
水発生装置で発生した冷水を供給する冷水供給装置と、
この冷水供給装置から供給される冷水を案内する案内手
段と、この案内手段によって案内される冷水を用いて発
電所内を所要温度に冷却する冷却装置と、前記案内手段
から分岐され、この分岐ラインに案内される冷水の冷熱
エネルギーを蓄える蓄熱槽と、この蓄熱槽に蓄えられた
冷熱エネルギーを所要時に前記冷却装置に供給する冷熱
エネルギー供給装置とを備えている。
【0012】
【作用】本発明によれば、冬期や夜間などの低負荷時に
冷水発生装置で発生した冷水の冷熱エネルギーを蓄熱槽
に蓄え、夏期や昼間の高負荷時に、上記蓄熱槽に蓄えら
れた冷熱エネルギーを冷却装置に供給して、発電所内の
冷房に使用することによって、冷水発生装置の低容量化
が実現できる。
冷水発生装置で発生した冷水の冷熱エネルギーを蓄熱槽
に蓄え、夏期や昼間の高負荷時に、上記蓄熱槽に蓄えら
れた冷熱エネルギーを冷却装置に供給して、発電所内の
冷房に使用することによって、冷水発生装置の低容量化
が実現できる。
【0013】
【実施例】以下、本発明に係る発電所内冷房設備の一実
施例について、添付図面を参照して説明する。なお、従
来例と同一の部分については同一の符号を付して、詳細
な説明は省略する。
施例について、添付図面を参照して説明する。なお、従
来例と同一の部分については同一の符号を付して、詳細
な説明は省略する。
【0014】図1は、本発明に係る発電所内冷房設備の
第1実施例を示す構成図である。
第1実施例を示す構成図である。
【0015】この冷房設備は、冷水発生装置である冷凍
機1を有し、この冷凍機1で冷却された冷水は、冷水供
給装置である冷水ポンプ2によって案内手段である循環
配管7内に送り出される。
機1を有し、この冷凍機1で冷却された冷水は、冷水供
給装置である冷水ポンプ2によって案内手段である循環
配管7内に送り出される。
【0016】前記循環配管7によって案内された冷水
は、蓄熱槽8に蓄えられ、冷熱エネルギーが回収され
る。蓄熱槽8は発電所内に設置される各種貯水槽で構成
され、従前設置の貯水槽を利用できる。
は、蓄熱槽8に蓄えられ、冷熱エネルギーが回収され
る。蓄熱槽8は発電所内に設置される各種貯水槽で構成
され、従前設置の貯水槽を利用できる。
【0017】そして前記蓄熱槽8に蓄えられた冷熱エネ
ルギーは、水を媒体として、冷水ポンプ9によって供給
配管10に案内され、冷却装置4である空気調和装置5
および冷却コイル6に供給される。
ルギーは、水を媒体として、冷水ポンプ9によって供給
配管10に案内され、冷却装置4である空気調和装置5
および冷却コイル6に供給される。
【0018】さらに、空気調和装置5および冷却コイル
6から排出される温水は、戻り配管11に案内され、蓄
熱槽8を介して冷凍機1へ還流される。
6から排出される温水は、戻り配管11に案内され、蓄
熱槽8を介して冷凍機1へ還流される。
【0019】次に、本実施例の作用を示す。冷凍機1で
冷却された冷水は、冬期や夜間などの低負荷時には、こ
の冷水の一部が冷水ポンプ2によって送り出され、循環
配管7に案内されて、蓄熱槽8に蓄えられる。この蓄熱
槽8は蓄えられた冷水から冷熱エネルギーを回収して蓄
える。そして、夏期や昼間などの高負荷時に、蓄えた冷
熱エネルギーの一部を、任意の冷媒(例えば水)を媒体
として冷水ポンプ9によって供給配管10に案内され
て、空気調和装置5および冷却コイル6へ供給される。
冷却された冷水は、冬期や夜間などの低負荷時には、こ
の冷水の一部が冷水ポンプ2によって送り出され、循環
配管7に案内されて、蓄熱槽8に蓄えられる。この蓄熱
槽8は蓄えられた冷水から冷熱エネルギーを回収して蓄
える。そして、夏期や昼間などの高負荷時に、蓄えた冷
熱エネルギーの一部を、任意の冷媒(例えば水)を媒体
として冷水ポンプ9によって供給配管10に案内され
て、空気調和装置5および冷却コイル6へ供給される。
【0020】一方、発電所内の空気が、吸気ファン等の
運転によって冷却コイル6および空気調和装置5の熱交
換器である冷却コイル内に送風され、これらの冷却コイ
ル内を通過する際に、前記供給された冷水との間で熱交
換が行なわれ、冷却される。なお、空気調和装置5は発
電所の室内空気を冷却し、冷却コイル6は発電所内へ送
風される空気を冷却するようになっている。その後上記
冷水は、熱交換により温度上昇して温水となり、戻り配
管11に案内され、冷凍機1に還流される。
運転によって冷却コイル6および空気調和装置5の熱交
換器である冷却コイル内に送風され、これらの冷却コイ
ル内を通過する際に、前記供給された冷水との間で熱交
換が行なわれ、冷却される。なお、空気調和装置5は発
電所の室内空気を冷却し、冷却コイル6は発電所内へ送
風される空気を冷却するようになっている。その後上記
冷水は、熱交換により温度上昇して温水となり、戻り配
管11に案内され、冷凍機1に還流される。
【0021】すなわち、冬期や夜間などの低負荷時に、
蓄熱槽8に冷水を蓄え、冷熱エネルギーを回収し、夏期
や昼間などの高負荷時には、この蓄熱槽8に蓄えられた
冷熱エネルギーを、任意の冷媒(例えば水)を媒体とし
て、冷却装置4を構成する空気調和装置5や冷却コイル
6に供給して発電所内の空気の冷却に使用することがで
きる。したがって、冷凍機1を低容量に設計することが
でき、冷房設備費用の低減化および冷房設備の高効率化
が実現できる。
蓄熱槽8に冷水を蓄え、冷熱エネルギーを回収し、夏期
や昼間などの高負荷時には、この蓄熱槽8に蓄えられた
冷熱エネルギーを、任意の冷媒(例えば水)を媒体とし
て、冷却装置4を構成する空気調和装置5や冷却コイル
6に供給して発電所内の空気の冷却に使用することがで
きる。したがって、冷凍機1を低容量に設計することが
でき、冷房設備費用の低減化および冷房設備の高効率化
が実現できる。
【0022】また、本実施例において、蓄熱槽として発
電所内の各種貯水槽を利用すると、蓄熱槽8を新たに用
いる必要がないため、前記第1実施例に記載の効果に加
えて、冷房設備費用がさらに低減化される。なお、この
貯水槽としては放射能が含まれないタンクであればよ
く、系外から水を導き貯溜する原水タンク、およびこの
原水タンクの原水を脱塩した脱塩水を貯溜する脱塩タン
クを利用することが可能である。
電所内の各種貯水槽を利用すると、蓄熱槽8を新たに用
いる必要がないため、前記第1実施例に記載の効果に加
えて、冷房設備費用がさらに低減化される。なお、この
貯水槽としては放射能が含まれないタンクであればよ
く、系外から水を導き貯溜する原水タンク、およびこの
原水タンクの原水を脱塩した脱塩水を貯溜する脱塩タン
クを利用することが可能である。
【0023】図2に本発明に係る発電所内冷房設備の第
2実施例の構成図を示す。なお、図2において、図1と
同一部分には同一符号を付し、その部分の構成の説明は
省略する。
2実施例の構成図を示す。なお、図2において、図1と
同一部分には同一符号を付し、その部分の構成の説明は
省略する。
【0024】図2において、冷水発生装置である冷凍機
1と冷水供給装置である冷水ポンプ2とを介した案内手
段である循環配管7は流入配管12として、冷却装置4
を構成する空気調和装置5および冷却コイル6にそれぞ
れ接続される一方、循環配管7の途中から分岐された分
岐ラインは分岐配管13として、蓄熱槽8へ接続され
る。
1と冷水供給装置である冷水ポンプ2とを介した案内手
段である循環配管7は流入配管12として、冷却装置4
を構成する空気調和装置5および冷却コイル6にそれぞ
れ接続される一方、循環配管7の途中から分岐された分
岐ラインは分岐配管13として、蓄熱槽8へ接続され
る。
【0025】また、前記循環配管7の所定箇所に、この
循環配管7内を通る流水の温度を測定する温度測定装置
14が接続される。この温度測定装置14は、温度測定
結果を電気信号に変えて、温度調節器15へ入力し、こ
の温度調節器15は、上記循環配管7内を流通する水の
温度を検出して、流入配管12の所定位置に設けられた
温度調節弁16の弁開閉制御を行なうようになってい
る。
循環配管7内を通る流水の温度を測定する温度測定装置
14が接続される。この温度測定装置14は、温度測定
結果を電気信号に変えて、温度調節器15へ入力し、こ
の温度調節器15は、上記循環配管7内を流通する水の
温度を検出して、流入配管12の所定位置に設けられた
温度調節弁16の弁開閉制御を行なうようになってい
る。
【0026】さらに、冷却コイル6の近傍に補助冷却コ
イル17が設けられている。この補助冷却コイル17と
上記蓄熱槽8とを接続している供給配管10の所定位置
に、冷熱エネルギー供給装置である補助ポンプ18が設
けられている。この補助ポンプ18の起動は、上記温度
調節器15によって、制御されている。なお、この空気
調和装置5および冷却コイル6から排出される温水は、
戻り配管11に案内され冷凍機1へ還流される。
イル17が設けられている。この補助冷却コイル17と
上記蓄熱槽8とを接続している供給配管10の所定位置
に、冷熱エネルギー供給装置である補助ポンプ18が設
けられている。この補助ポンプ18の起動は、上記温度
調節器15によって、制御されている。なお、この空気
調和装置5および冷却コイル6から排出される温水は、
戻り配管11に案内され冷凍機1へ還流される。
【0027】次に、作用を述べる。
【0028】冷凍機1で冷却された冷水は、冷水ポンプ
2によって循環配管7に案内される。この循環配管7に
案内される冷水は分流され、後述する温度調節弁16の
働きによって、流入配管12を通って、冷却装置4であ
る空気調和装置5および冷却コイル6へ流入して発電所
内の空気を冷却することに用いられるか、分岐配管13
を通って蓄熱槽8へ流入し、蓄えられる。ここで、前記
発電所内の空気冷却手段は、以下に示す通りである。
2によって循環配管7に案内される。この循環配管7に
案内される冷水は分流され、後述する温度調節弁16の
働きによって、流入配管12を通って、冷却装置4であ
る空気調和装置5および冷却コイル6へ流入して発電所
内の空気を冷却することに用いられるか、分岐配管13
を通って蓄熱槽8へ流入し、蓄えられる。ここで、前記
発電所内の空気冷却手段は、以下に示す通りである。
【0029】上記発電所内の空気が、吸気ファン等の運
転によって、冷却コイル6および、この空気調和装置5
の熱交換器である冷却コイル内に送風され、これらの冷
却コイル内を通過する際に、前記供給された冷水との間
で熱交換が行なわれ、冷却される。なお、空気調和装置
5は発電所の室内空気を冷却し、冷却コイル5は発電所
内へ送風される空気を冷却するようになっている。上記
冷水は、熱交換により温度上昇して温水となり、戻り配
管11に案内され冷凍機1に還流される。
転によって、冷却コイル6および、この空気調和装置5
の熱交換器である冷却コイル内に送風され、これらの冷
却コイル内を通過する際に、前記供給された冷水との間
で熱交換が行なわれ、冷却される。なお、空気調和装置
5は発電所の室内空気を冷却し、冷却コイル5は発電所
内へ送風される空気を冷却するようになっている。上記
冷水は、熱交換により温度上昇して温水となり、戻り配
管11に案内され冷凍機1に還流される。
【0030】このとき、上記温水の温度を温度測定素子
14が測定し、その測定結果は、電気信号に変換され
て、温度調節器15へ入力される。この温度調節器15
は、還流される温水の温度をあらかじめ所要値として定
めており、上記温水の温度の測定値の変動によって温度
調節弁16を開閉する働きをしている。すなわち、冬期
や夜間等の外気温度が下降して、空気調和装置5および
冷却コイル6側の負荷が小さくなり、上記還流される温
水の温度が所要値より下降すると、温度調節器15は温
度調節弁16を閉じるように制御する。その結果、冷水
は蓄熱槽8に流入され、蓄えられる。また、外気温度が
上昇すると、冷却装置4である空気調和装置5および冷
却コイル6側の負荷が大きくなって、上記還流される温
水の温度が上昇すると、温度調節器15は温度調節弁1
6を開くように制御する。その結果、蓄熱槽8へ流入し
ていた冷水はカットされ、全流水が空気調和装置5およ
び冷却コイル6へ流入する。
14が測定し、その測定結果は、電気信号に変換され
て、温度調節器15へ入力される。この温度調節器15
は、還流される温水の温度をあらかじめ所要値として定
めており、上記温水の温度の測定値の変動によって温度
調節弁16を開閉する働きをしている。すなわち、冬期
や夜間等の外気温度が下降して、空気調和装置5および
冷却コイル6側の負荷が小さくなり、上記還流される温
水の温度が所要値より下降すると、温度調節器15は温
度調節弁16を閉じるように制御する。その結果、冷水
は蓄熱槽8に流入され、蓄えられる。また、外気温度が
上昇すると、冷却装置4である空気調和装置5および冷
却コイル6側の負荷が大きくなって、上記還流される温
水の温度が上昇すると、温度調節器15は温度調節弁1
6を開くように制御する。その結果、蓄熱槽8へ流入し
ていた冷水はカットされ、全流水が空気調和装置5およ
び冷却コイル6へ流入する。
【0031】ここで、全流水を空気調和装置5および冷
却コイル6へ流入しても上記還流する温水の温度が上昇
するような場合(夏期や昼間等の外気温度のピーク時)
であれば、温度調節器15からの制御信号によって、補
助ポンプ18を起動させて、蓄熱槽8内に蓄熱された冷
熱エネルギーが任意の冷媒(例えば水)を媒体として、
供給配管10を通って補助冷却コイル17へ案内され、
発電所内の空気を冷却することによって、発電所内の温
度を所要温度に維持することができる。
却コイル6へ流入しても上記還流する温水の温度が上昇
するような場合(夏期や昼間等の外気温度のピーク時)
であれば、温度調節器15からの制御信号によって、補
助ポンプ18を起動させて、蓄熱槽8内に蓄熱された冷
熱エネルギーが任意の冷媒(例えば水)を媒体として、
供給配管10を通って補助冷却コイル17へ案内され、
発電所内の空気を冷却することによって、発電所内の温
度を所要温度に維持することができる。
【0032】したがって、冬期や夜間等の低負荷時に蓄
熱槽8へ冷水を蓄え、冷熱エネルギーを回収し、夏期や
昼間等の外気温度のピーク時に、この冷熱エネルギーを
任意の冷媒(例えば水)を媒体として、発電所内の空気
冷却に用いることによって、発電所内の温度を所要の室
温に維持することができる。その結果、冷凍機1を低容
量に設計することができ、冷房設備費用の低減化および
冷房設備の高効率化が実現できる。
熱槽8へ冷水を蓄え、冷熱エネルギーを回収し、夏期や
昼間等の外気温度のピーク時に、この冷熱エネルギーを
任意の冷媒(例えば水)を媒体として、発電所内の空気
冷却に用いることによって、発電所内の温度を所要の室
温に維持することができる。その結果、冷凍機1を低容
量に設計することができ、冷房設備費用の低減化および
冷房設備の高効率化が実現できる。
【0033】また、その他の実施例として、前記実施例
1および実施例2に記載の冷房設備を複数の発電設備で
共用することもできる。この構成によれば、従来、発電
所ごとに個別に設置する必要があった冷房設備を複数の
発電設備で共用することができるため、前記実施例1お
よび実施例2に記載の効果に加えて、冷房設備費用をさ
らに低減させることが可能である。
1および実施例2に記載の冷房設備を複数の発電設備で
共用することもできる。この構成によれば、従来、発電
所ごとに個別に設置する必要があった冷房設備を複数の
発電設備で共用することができるため、前記実施例1お
よび実施例2に記載の効果に加えて、冷房設備費用をさ
らに低減させることが可能である。
【0034】
【発明の効果】以上述べたように本発明に係る発電所内
冷房設備によれば、この冷房設備内に冷水の冷熱エネル
ギーを蓄える蓄熱槽を設けることによって、夏期や昼間
時における冷却装置が高負荷で稼動している場合におい
ても、上記蓄熱槽で蓄えられた冷熱エネルギーを任意の
冷媒を媒体として、冷却装置に供給することができ、そ
の結果、冷水発生装置を低容量に設計することができる
ので、高効率かつコストダウンされた発電所内冷房設備
を提供することができる。
冷房設備によれば、この冷房設備内に冷水の冷熱エネル
ギーを蓄える蓄熱槽を設けることによって、夏期や昼間
時における冷却装置が高負荷で稼動している場合におい
ても、上記蓄熱槽で蓄えられた冷熱エネルギーを任意の
冷媒を媒体として、冷却装置に供給することができ、そ
の結果、冷水発生装置を低容量に設計することができる
ので、高効率かつコストダウンされた発電所内冷房設備
を提供することができる。
【0035】また、前記蓄熱槽として、発電所内の各種
貯水槽を利用すると、既存の貯水槽を有効に利用でき、
設備費がより低減化された発電所内冷房設備を提供する
ことができる。
貯水槽を利用すると、既存の貯水槽を有効に利用でき、
設備費がより低減化された発電所内冷房設備を提供する
ことができる。
【図1】本発明に係る発電所内冷房設備の第1実施例を
示す構成図。
示す構成図。
【図2】本発明に係る発電所内冷房設備の第2実施例を
示す構成図。
示す構成図。
【図3】本発明に係る発電所内冷房設備の従来例を示す
構成図。
構成図。
1 冷凍機(冷水発生装置) 2 冷水ポンプ(冷水供給装置) 3 配管(案内手段) 4 冷却装置 5 空気調和装置 6 冷却コイル 7 循環配管 8 蓄熱槽 9 ポンプ 10 供給配管 11 戻り配管 12 流入配管 13 分岐配管 14 温度測定装置 15 温度調整器 16 温度調整弁 17 補助冷却コイル 18 補助ポンプ(冷熱エネルギー供給装置)
Claims (3)
- 【請求項1】 冷却に必要な冷水を発生させる冷水発生
装置と、この冷水発生装置で発生した冷水を供給する冷
水供給装置と、この冷水供給装置から供給される冷水を
案内する案内手段と、この案内手段によって案内される
冷水を用いて発電所内を所要温度に冷却する冷却装置
と、前記案内手段によって案内される冷水の冷熱エネル
ギーを蓄える蓄熱槽とを備えたことを特徴とする発電所
内冷房設備。 - 【請求項2】 蓄熱槽は、発電所内に設置される貯水槽
で構成したことを特徴とする請求項1に記載の発電所内
冷房設備。 - 【請求項3】 冷却に必要な冷水を発生させる冷水発生
装置と、この冷水発生装置で発生した冷水を供給する冷
水供給装置と、この冷水供給装置から供給される冷水を
案内する案内手段と、この案内手段によって案内される
冷水を用いて発電所内を所要温度に冷却する冷却装置
と、前記案内手段から分岐され、この分岐ラインに案内
される冷水の冷熱エネルギーを蓄える蓄熱槽と、この蓄
熱槽に蓄えられた冷熱エネルギーを所要時に前記冷却装
置に供給する冷熱エネルギー供給装置とを備えたことを
特徴とする発電所内冷房設備。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4338893A JPH06185765A (ja) | 1992-12-18 | 1992-12-18 | 発電所内冷房設備 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4338893A JPH06185765A (ja) | 1992-12-18 | 1992-12-18 | 発電所内冷房設備 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06185765A true JPH06185765A (ja) | 1994-07-08 |
Family
ID=18322352
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4338893A Pending JPH06185765A (ja) | 1992-12-18 | 1992-12-18 | 発電所内冷房設備 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06185765A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
AU2012249235B1 (en) * | 2012-11-14 | 2013-06-20 | Mesh Corporation Pty Ltd | District Cooling System and Thermal Energy Storage Tank System Layout |
CN109298690A (zh) * | 2018-09-25 | 2019-02-01 | 浙江浙能技术研究院有限公司 | 一种开式循环水冷端系统优化控制方法 |
-
1992
- 1992-12-18 JP JP4338893A patent/JPH06185765A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
AU2012249235B1 (en) * | 2012-11-14 | 2013-06-20 | Mesh Corporation Pty Ltd | District Cooling System and Thermal Energy Storage Tank System Layout |
CN109298690A (zh) * | 2018-09-25 | 2019-02-01 | 浙江浙能技术研究院有限公司 | 一种开式循环水冷端系统优化控制方法 |
CN109298690B (zh) * | 2018-09-25 | 2020-09-01 | 浙江浙能技术研究院有限公司 | 一种开式循环水冷端系统优化控制方法 |
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