JPH06185552A - 鳴き防止のためのディスクロータ - Google Patents
鳴き防止のためのディスクロータInfo
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- JPH06185552A JPH06185552A JP3205580A JP20558091A JPH06185552A JP H06185552 A JPH06185552 A JP H06185552A JP 3205580 A JP3205580 A JP 3205580A JP 20558091 A JP20558091 A JP 20558091A JP H06185552 A JPH06185552 A JP H06185552A
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- rotor
- hole
- squeal
- holes
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- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16D—COUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
- F16D65/00—Parts or details
- F16D65/02—Braking members; Mounting thereof
- F16D65/12—Discs; Drums for disc brakes
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
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- F16D65/0006—Noise or vibration control
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
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- F16D65/02—Braking members; Mounting thereof
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- F16D65/128—Discs; Drums for disc brakes characterised by means for cooling
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- F16D65/00—Parts or details
- F16D65/02—Braking members; Mounting thereof
- F16D2065/13—Parts or details of discs or drums
- F16D2065/1304—Structure
- F16D2065/1308—Structure one-part
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
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- F16D2065/1328—Structure internal cavities, e.g. cooling channels
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16D—COUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
- F16D69/00—Friction linings; Attachment thereof; Selection of coacting friction substances or surfaces
- F16D2069/004—Profiled friction surfaces, e.g. grooves, dimples
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Braking Arrangements (AREA)
Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【目的】縦波振動がロータに伝搬しても、ロータに形設
した特定形状の空洞孔や絞り穴あるいは2列の小円孔群
により、2次、4次、6次等の偶数次の共振モードによ
るブレーキ鳴き音を有効に減衰させる。 【構成】ロータ10の円周上の少なくとも1箇所に半径
方向の空洞孔11を形設し、該空洞孔から前後の各制動
面12A,12Bまでの最小肉厚を3mm以下とする。
又ベンチレーテッドロータにおいては、該ロータの半径
方向に複数設けられた穴の少なくとも1つを拡張した穴
に形設し、該穴から前後の各制動面までの最小肉厚を3
mm以下とする。又、ディスクロータの中心から任意の
半径方向に延びた第1の軸線上に中心をもち、前後の制
動面を貫通する同一形状の第1の小円孔列と、前記第1
の軸線と平行な第2の軸線上に中心をもち、同様に前後
の制動面を貫通する同一形状の第2の小円孔列とを形設
し、 d′>C″、d″>C′、r′−r≧0の条件を
満たすように両小円孔列を形成する。
した特定形状の空洞孔や絞り穴あるいは2列の小円孔群
により、2次、4次、6次等の偶数次の共振モードによ
るブレーキ鳴き音を有効に減衰させる。 【構成】ロータ10の円周上の少なくとも1箇所に半径
方向の空洞孔11を形設し、該空洞孔から前後の各制動
面12A,12Bまでの最小肉厚を3mm以下とする。
又ベンチレーテッドロータにおいては、該ロータの半径
方向に複数設けられた穴の少なくとも1つを拡張した穴
に形設し、該穴から前後の各制動面までの最小肉厚を3
mm以下とする。又、ディスクロータの中心から任意の
半径方向に延びた第1の軸線上に中心をもち、前後の制
動面を貫通する同一形状の第1の小円孔列と、前記第1
の軸線と平行な第2の軸線上に中心をもち、同様に前後
の制動面を貫通する同一形状の第2の小円孔列とを形設
し、 d′>C″、d″>C′、r′−r≧0の条件を
満たすように両小円孔列を形成する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ディスクブレーキにお
いて制動時に発生する鳴き音を有効に阻止するようにし
た鳴き防止のためのディスクロータに関する。
いて制動時に発生する鳴き音を有効に阻止するようにし
た鳴き防止のためのディスクロータに関する。
【0002】
【従来の技術】車軸とともに回転する円板状のディスク
ロータを、油圧等で作動される摩擦パッドで挟圧して制
動を行うディスクブレーキにおいて、ディスクロータが
摩擦パッドで挟圧された際、ディスクロータの硬度、ロ
ータと摩擦パッドの相性等によって非常に不愉快なブレ
ーキ鳴き音と称される高周波音が発生することが知られ
ている。そしてこの対策として従来、特開昭56−16
4236号公報に記載されているように、ディスクロー
タの外周に金属製の環状部材を嵌入したり、あるいは実
開昭54−108880号公報に記載されているよう
に、ロータの制動面に孔や溝を設け共振点をずらすよう
にしたものがある。
ロータを、油圧等で作動される摩擦パッドで挟圧して制
動を行うディスクブレーキにおいて、ディスクロータが
摩擦パッドで挟圧された際、ディスクロータの硬度、ロ
ータと摩擦パッドの相性等によって非常に不愉快なブレ
ーキ鳴き音と称される高周波音が発生することが知られ
ている。そしてこの対策として従来、特開昭56−16
4236号公報に記載されているように、ディスクロー
タの外周に金属製の環状部材を嵌入したり、あるいは実
開昭54−108880号公報に記載されているよう
に、ロータの制動面に孔や溝を設け共振点をずらすよう
にしたものがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが近年、摩擦材
に種々のものが使用されるようになり、例えば摩擦パッ
ド材としてセミメタリックやノンアスベスト系のものが
用いられると、前記のような制振対策では鳴きを充分に
抑えることができなくなっていた。この原因を究明する
ために、実際にセミメタリックやノンアスベスト系の摩
擦パッドを用いてブレーキテストを行った結果、鳴きの
原因は図7に示した如く主にロータの表面と裏面が逆方
向に振動する(疎密波)いわゆる縦波に基づくものであ
ることが判明した。このことは、図8に示すロータ単品
での振動特性を測定する加振試験で得られた縦波の共振
点と、図9に示すノンアスベスト系のパッドを用いた実
車試験に於ける鳴きの周波数が一致することで明らかに
なった。これは、セミメタリック系のパッドを用いた実
車試験にても同様であった。そこで、さらに実験を重
ね、4つの実車(A車、B車、C車、D車)に使用され
ている径の異なるディスクロータにノンアスベスト系の
摩擦パッドを挟圧して周波数特性を検らべたところ図1
0に示したデータが得られた。図10からも判るよう
に、縦波が原因となるノイズ発生箇所は縦波の振動モー
ドにおける2次、4次、6次の偶数次に形成される共振
モード上に集中している。この理由はそれ以上の偶数次
モードは、周波数が人間の可聴域を超えてしまうため、
問題とならないのと、奇数次がでないのは、ロータのよ
うに円板やリング状の物体は棒状の開放端を持つ物体と
異なり、開放端がないため、ロータ固体内を回る疎密波
同志で干渉し消滅してしまうため、もともと奇数次の共
振点を持たないためである。本発明は、これらのことを
基にしてディスクロータの制動面の円周方向の少なくと
も1箇所に特定形状の空洞孔や穴、又は特定配列の2列
の小円孔列を形成するだけで、横波も含め主として縦波
に基づくブレーキ鳴き音を有効に減衰することを課題と
するものである。
に種々のものが使用されるようになり、例えば摩擦パッ
ド材としてセミメタリックやノンアスベスト系のものが
用いられると、前記のような制振対策では鳴きを充分に
抑えることができなくなっていた。この原因を究明する
ために、実際にセミメタリックやノンアスベスト系の摩
擦パッドを用いてブレーキテストを行った結果、鳴きの
原因は図7に示した如く主にロータの表面と裏面が逆方
向に振動する(疎密波)いわゆる縦波に基づくものであ
ることが判明した。このことは、図8に示すロータ単品
での振動特性を測定する加振試験で得られた縦波の共振
点と、図9に示すノンアスベスト系のパッドを用いた実
車試験に於ける鳴きの周波数が一致することで明らかに
なった。これは、セミメタリック系のパッドを用いた実
車試験にても同様であった。そこで、さらに実験を重
ね、4つの実車(A車、B車、C車、D車)に使用され
ている径の異なるディスクロータにノンアスベスト系の
摩擦パッドを挟圧して周波数特性を検らべたところ図1
0に示したデータが得られた。図10からも判るよう
に、縦波が原因となるノイズ発生箇所は縦波の振動モー
ドにおける2次、4次、6次の偶数次に形成される共振
モード上に集中している。この理由はそれ以上の偶数次
モードは、周波数が人間の可聴域を超えてしまうため、
問題とならないのと、奇数次がでないのは、ロータのよ
うに円板やリング状の物体は棒状の開放端を持つ物体と
異なり、開放端がないため、ロータ固体内を回る疎密波
同志で干渉し消滅してしまうため、もともと奇数次の共
振点を持たないためである。本発明は、これらのことを
基にしてディスクロータの制動面の円周方向の少なくと
も1箇所に特定形状の空洞孔や穴、又は特定配列の2列
の小円孔列を形成するだけで、横波も含め主として縦波
に基づくブレーキ鳴き音を有効に減衰することを課題と
するものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記課題を達成するため
に、本発明は、ソリッドロータにおいては、該ロータの
円周上の少なくとも1箇所に半径方向外側から内側に向
けて空洞孔を形設し、該空洞孔から前後の各制動面まで
の最小肉厚を3mm以下とするように構成する。又ベン
チレーテッドロータにおいては、該ロータの半径方向に
複数設けられた穴の少なくとも1つを拡張した穴に形設
し、該穴から前後の各制動面までの最小肉厚を3mm以
下とするように構成する。さらに本発明の他の構成は、
ディスクロータに、そのロータの中心から任意の半径方
向に延びた第1の軸線上に中心をもち、前後の制動面を
貫通する同一形状の第1の小円孔列と、前記第1の軸線
と平行な第2の軸線上に中心をもち、同様に前後の制動
面を貫通する同一形状の第2の小円孔列とを形設し、第
1の各小円孔の直径をd′、半径をr′、孔間の間隔を
C′、第2の各小円孔の直径をd″、孔間の間隔を
C″、第1の軸線から第2の小円孔までの最短距離をr
としたとき、 d′>C″、d″>C′、r′−r≧0
の条件を満たすように両小円孔列を形成するようにす
る。
に、本発明は、ソリッドロータにおいては、該ロータの
円周上の少なくとも1箇所に半径方向外側から内側に向
けて空洞孔を形設し、該空洞孔から前後の各制動面まで
の最小肉厚を3mm以下とするように構成する。又ベン
チレーテッドロータにおいては、該ロータの半径方向に
複数設けられた穴の少なくとも1つを拡張した穴に形設
し、該穴から前後の各制動面までの最小肉厚を3mm以
下とするように構成する。さらに本発明の他の構成は、
ディスクロータに、そのロータの中心から任意の半径方
向に延びた第1の軸線上に中心をもち、前後の制動面を
貫通する同一形状の第1の小円孔列と、前記第1の軸線
と平行な第2の軸線上に中心をもち、同様に前後の制動
面を貫通する同一形状の第2の小円孔列とを形設し、第
1の各小円孔の直径をd′、半径をr′、孔間の間隔を
C′、第2の各小円孔の直径をd″、孔間の間隔を
C″、第1の軸線から第2の小円孔までの最短距離をr
としたとき、 d′>C″、d″>C′、r′−r≧0
の条件を満たすように両小円孔列を形成するようにす
る。
【0005】
【作 用】摩擦パッドがディスクロータの制動面を挟
圧して制動作用を行うと、ディスクロータの制動面の円
周方向の少なくとも1箇所に形成された特定形状の空洞
孔や冷却用穴、又は特定配列の2列の小円孔列により、
横波も含め主として縦波に基づくブレーキ鳴き音が有効
に減衰される。
圧して制動作用を行うと、ディスクロータの制動面の円
周方向の少なくとも1箇所に形成された特定形状の空洞
孔や冷却用穴、又は特定配列の2列の小円孔列により、
横波も含め主として縦波に基づくブレーキ鳴き音が有効
に減衰される。
【0006】
【実 施 例】図1はディスクロータがソリッドロータ
の場合の本発明の第一の実施例を示したものである。ソ
リッドロータ10の円周上の少なくとも1箇所に半径方
向外側から内側に向けて空洞孔11が形設されている。
この空洞孔11の断面形状は円形のみならず、正方形、
長方形あるいは楕円形であってもよい。又、図2はディ
スクロータがベンチレーテッドロータの場合の本発明の
第二の実施例を示したもので図2(a)はロータの断面
図、図2(b)は絞り穴の拡大図を示す。ベンチレーテ
ッドロータ20の冷却風が通過する半径方向に複数設け
られた冷却用穴21の少なくとも1つに絞り加工を施し
て内孔を一部拡大した穴22(以下絞り穴という)を形
設する。そして第一実施例の空洞孔11が形設されたこ
とにより残されたロータの各制動面12A、12Bの最
小肉厚をh′とし、第二実施例の絞り孔22が形設され
たことにより残されたロータの各制動面23A、23B
の最小肉厚をh″として、このh′、h″の肉厚を変化
させてブレーキの鳴き発生頻度と鳴きの大きさの計測テ
ストを行った。ここで、ブレーキの鳴きの発生頻度と大
きさを数値化したものを鳴き係数Npと定義し、一試験
で発生する鳴きによるノイズの大きさの音圧レベル(d
B)を音圧(μbr)に変換し積算したものとした。従
って、鳴き係数Npは
の場合の本発明の第一の実施例を示したものである。ソ
リッドロータ10の円周上の少なくとも1箇所に半径方
向外側から内側に向けて空洞孔11が形設されている。
この空洞孔11の断面形状は円形のみならず、正方形、
長方形あるいは楕円形であってもよい。又、図2はディ
スクロータがベンチレーテッドロータの場合の本発明の
第二の実施例を示したもので図2(a)はロータの断面
図、図2(b)は絞り穴の拡大図を示す。ベンチレーテ
ッドロータ20の冷却風が通過する半径方向に複数設け
られた冷却用穴21の少なくとも1つに絞り加工を施し
て内孔を一部拡大した穴22(以下絞り穴という)を形
設する。そして第一実施例の空洞孔11が形設されたこ
とにより残されたロータの各制動面12A、12Bの最
小肉厚をh′とし、第二実施例の絞り孔22が形設され
たことにより残されたロータの各制動面23A、23B
の最小肉厚をh″として、このh′、h″の肉厚を変化
させてブレーキの鳴き発生頻度と鳴きの大きさの計測テ
ストを行った。ここで、ブレーキの鳴きの発生頻度と大
きさを数値化したものを鳴き係数Npと定義し、一試験
で発生する鳴きによるノイズの大きさの音圧レベル(d
B)を音圧(μbr)に変換し積算したものとした。従
って、鳴き係数Npは
【数 1】 で表される。ただし、Nはブレーキ回数、Piは鳴きの
音圧(μbr)、nはノイズの発生回数とする。図3は
前記肉厚h′又はh″を変化させたときの鳴き係数の大
きさを示すブレーキテスト結果表である。このテスト結
果は、h′(h″)が3mmを過ぎた領域から鳴き係数
が大きくなっておりこの領域から更にh′(h″)が増
加すると鳴き防止に効果が無いことを示している。図4
(a)はディスクロータの円周上の1箇所に半径方向に
延びる2列の小円孔群を形設した本発明の第三の実施例
を示したもので、図4(b)はディスクロータの一部切
断側面図であり、図4(c)は前記2列の小円孔群の拡
大図を示す。ディスクロータ30に形設された第1の小
円孔列(31Aa、31Ab、31Ac、31Ad)と
第2の小円孔列(31Ba、31Bb、31Bc)とは
互いに平行に配列され、各円孔は前後の制動面32A、
32Bまで貫通している。第1の小円孔列(31Aa、
31Ab、31Ac、31Ad)はロータの中心Oから
任意の半径方向に延びた第1の軸線OX上に中心をもつ
断面形状が円形状で各円形とも同一の半径を有してい
る。第2の小円孔列(31Ba、31Bb、31Bc)
は第1の軸線OXと平行な第2の軸線O′X′上に中心
をもつ、断面形状が円形状で各円とも同一の半径を有し
ている。そして、ここで第1小円孔の直径をd′、半径
をr′、各円孔の孔間の間隔をC′、第2小円孔の直径
をd″、孔間の間隔をC″、第1の軸線OXから第2の
小円孔までの最短距離をrとしたとき、d′>C″、
d″>C′、r′−r≧0なる条件を満足するとき鳴き
防止に効果があることがブレーキテストの結果判明し
た。図5はその時のブレーキテストの結果を表したもの
でC″、C′、d″、d′、r′−rと鳴き係数の関係
を示している。r′−rが−2、−1.5のときはd′
>C″であっても鳴き係数が大きく(B領域)、r′−
rが1であってもd′≦C″ではやはり鳴き係数が大き
くなっている(C領域)。しかしd′>C″、d″>
C′、r′−r≧0のA領域では鳴き音が有効に減少し
た。
音圧(μbr)、nはノイズの発生回数とする。図3は
前記肉厚h′又はh″を変化させたときの鳴き係数の大
きさを示すブレーキテスト結果表である。このテスト結
果は、h′(h″)が3mmを過ぎた領域から鳴き係数
が大きくなっておりこの領域から更にh′(h″)が増
加すると鳴き防止に効果が無いことを示している。図4
(a)はディスクロータの円周上の1箇所に半径方向に
延びる2列の小円孔群を形設した本発明の第三の実施例
を示したもので、図4(b)はディスクロータの一部切
断側面図であり、図4(c)は前記2列の小円孔群の拡
大図を示す。ディスクロータ30に形設された第1の小
円孔列(31Aa、31Ab、31Ac、31Ad)と
第2の小円孔列(31Ba、31Bb、31Bc)とは
互いに平行に配列され、各円孔は前後の制動面32A、
32Bまで貫通している。第1の小円孔列(31Aa、
31Ab、31Ac、31Ad)はロータの中心Oから
任意の半径方向に延びた第1の軸線OX上に中心をもつ
断面形状が円形状で各円形とも同一の半径を有してい
る。第2の小円孔列(31Ba、31Bb、31Bc)
は第1の軸線OXと平行な第2の軸線O′X′上に中心
をもつ、断面形状が円形状で各円とも同一の半径を有し
ている。そして、ここで第1小円孔の直径をd′、半径
をr′、各円孔の孔間の間隔をC′、第2小円孔の直径
をd″、孔間の間隔をC″、第1の軸線OXから第2の
小円孔までの最短距離をrとしたとき、d′>C″、
d″>C′、r′−r≧0なる条件を満足するとき鳴き
防止に効果があることがブレーキテストの結果判明し
た。図5はその時のブレーキテストの結果を表したもの
でC″、C′、d″、d′、r′−rと鳴き係数の関係
を示している。r′−rが−2、−1.5のときはd′
>C″であっても鳴き係数が大きく(B領域)、r′−
rが1であってもd′≦C″ではやはり鳴き係数が大き
くなっている(C領域)。しかしd′>C″、d″>
C′、r′−r≧0のA領域では鳴き音が有効に減少し
た。
【0007】
【効 果】主として縦波振動がディスクロータに伝搬し
ても、ロータに形設した特定形状の空洞孔や絞り穴ある
いは二列の小円孔群により、2次、4次、6次等の偶数
次の共振モードによる鳴きを有効に減衰させることがで
きるので、各種の摩擦パッドを選定使用することができ
る。図6は本発明品の効果を従来品のものと比較して示
したグラフであり、本発明品のものは摩擦パッドがセミ
メタリックゃノンアスベスト系のものであっても有効に
鳴きが抑えられていることが判る。又、空洞孔、絞り穴
あるいは小円孔群はロータのタイプに応じて形設するこ
とが可能であり、しかも円周上の少なくとも一箇所に設
けるだけでよいので製作にも手間がかからない。
ても、ロータに形設した特定形状の空洞孔や絞り穴ある
いは二列の小円孔群により、2次、4次、6次等の偶数
次の共振モードによる鳴きを有効に減衰させることがで
きるので、各種の摩擦パッドを選定使用することができ
る。図6は本発明品の効果を従来品のものと比較して示
したグラフであり、本発明品のものは摩擦パッドがセミ
メタリックゃノンアスベスト系のものであっても有効に
鳴きが抑えられていることが判る。又、空洞孔、絞り穴
あるいは小円孔群はロータのタイプに応じて形設するこ
とが可能であり、しかも円周上の少なくとも一箇所に設
けるだけでよいので製作にも手間がかからない。
【図1】ディスクロータがソリッドロータの場合の本発
明の第一実施例を示した図で(a)がロータの平面図、
(b)が同ロータの一部切断側面図である。
明の第一実施例を示した図で(a)がロータの平面図、
(b)が同ロータの一部切断側面図である。
【図2】ディスクロータがベンチレーテッドロータの場
合の本発明の第二実施例を示した図で(a)がロータの
一部切断側面図、(b)が絞り穴の拡大図である。
合の本発明の第二実施例を示した図で(a)がロータの
一部切断側面図、(b)が絞り穴の拡大図である。
【図3】制動面の穴を施した部分の肉厚h´(h〃)と
鳴き係数の関係を示すブレーキテスト結果表である。
鳴き係数の関係を示すブレーキテスト結果表である。
【図4】ディスクロータに2列の小円孔群を形設した本
発明の第三実施例を示した図で(a)がロータの平面
図、(b)が同ロータの一部切断側面図、(c)が2列
の小円孔群の拡大図である。
発明の第三実施例を示した図で(a)がロータの平面
図、(b)が同ロータの一部切断側面図、(c)が2列
の小円孔群の拡大図である。
【図5】2列の小円孔群の配列と鳴き係数の関係を示す
ブレーキテストの結果表である。
ブレーキテストの結果表である。
【図6】本発明品と従来品との鳴きの相違を比較したグ
ラフである。
ラフである。
【図7】縦波に基づくディスクロータの振動解析図であ
る。
る。
【図8】縦波に基づくディスクロータの加振試験解析図
である。
である。
【図9】ノンアスベスト系のパッドを用いた実車試験結
果である。
果である。
【図10】実車に使用された4つの径の異なるディスク
ロータの実験より得られた周波数特性データ表である。
ロータの実験より得られた周波数特性データ表である。
10、20、30・・・ロータ 11・・・空洞孔 12A、12B、23A、23B、32A、32B・・
・制動面 22・・・絞り穴 31Aa、31Ab、31Ac、31Ad・・・第1の
小円孔列 31Ba、31Bb、31Bc・・・第2の小円孔列。
・制動面 22・・・絞り穴 31Aa、31Ab、31Ac、31Ad・・・第1の
小円孔列 31Ba、31Bb、31Bc・・・第2の小円孔列。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成5年8月10日
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】全図
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】
【図2】
【図3】
【図5】
【図4】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】 ─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成6年1月14日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図面の簡単な説明
【補正方法】変更
【補正内容】
【図面の簡単な説明】
【図1】ディスクロータがソリッドロータの場合の本発
明の第一実施例を示した図で(a)がロータの平面図、
(b)が同ロータの一部切断側面図である。
明の第一実施例を示した図で(a)がロータの平面図、
(b)が同ロータの一部切断側面図である。
【図2】ディスクロータがベンチレーテッドロータの場
合の本発明の第二実施例を示した図で(a)がロータの
一部切断側面図、(b)が絞り穴の拡大図である。
合の本発明の第二実施例を示した図で(a)がロータの
一部切断側面図、(b)が絞り穴の拡大図である。
【図3】制動面の穴を施した部分の肉厚h′(h″)と
鳴き係数の関係を示すブレーキテスト結果図表である。
鳴き係数の関係を示すブレーキテスト結果図表である。
【図4】ディスクロータに2列の小円孔群を形設した本
発明の第三実施例を示した図で(a)がロータの平面
図、(b)が同ロータの一部切断側面図、(c)が2列
の小円孔群の拡大図である。
発明の第三実施例を示した図で(a)がロータの平面
図、(b)が同ロータの一部切断側面図、(c)が2列
の小円孔群の拡大図である。
【図5】2列の小円孔群の配列と鳴き係数の関係を示す
ブレーキテストの結果図表である。
ブレーキテストの結果図表である。
【図6】本発明品と従来品との鳴きの相違を比較したグ
ラフである。
ラフである。
【図7】縦波に基づくディスクロータの振動解析図であ
る。
る。
【図8】縦波に基づくディスクロータの加振試験解析図
である。
である。
【図9】ノンアスベスト系のパッドを用いた実車試験結
果図表である。
果図表である。
【図10】実車に使用された4つの径の異なるディスク
ロータの実験より得られた周波数特性データ図表であ
る。
ロータの実験より得られた周波数特性データ図表であ
る。
【符号の説明】 10、20、30・・・ロータ 11・・・空洞孔 12A、12B、23A、23B、32A、32B・・
・制動面 22・・・絞り穴 31Aa、31Ab、31Ac、31Ad・・・第1の
小円孔列 31Ba、31Bb、31Bc・・・第2の小円孔列
・制動面 22・・・絞り穴 31Aa、31Ab、31Ac、31Ad・・・第1の
小円孔列 31Ba、31Bb、31Bc・・・第2の小円孔列
Claims (4)
- 【請求項1】鳴き防止のためのディスクロータにおい
て、前記ロータをソリッドロータ10で構成し、該ロー
タ10の円周上の少なくとも1箇所に半径方向外側から
内側に向けて空洞孔11を形設し、該空洞孔11から前
後の各制動面12A、12Bまでの最小肉厚をh′を、
3mm以下とする鳴き防止のためのソリッドロータ。 - 【請求項2】請求項1項記載のソリッドロータにおい
て、前記空洞孔11の断面形状を円形、正方形、長方形
又は楕円形としたソリッドロータ。 - 【請求項3】鳴き防止のためのディスクロータにおい
て、前記ロータをベンチレーテッドロータ20で構成
し、該ロータ20の半径方向に複数設けられた穴21の
少なくとも1つを拡張した穴22に形設し、該穴22か
ら前後の各制動面23A、23Bまでの最小肉厚h″を
3mm以下とする鳴き防止のためのベンチレーテッドロ
ータ。 - 【請求項4】鳴き防止のためのディスクロータ30にお
いて、該ロータ30に、そのロータ30の中心Oから任
意の半径方向に延びた第1の軸線OX上に中心をもち、
前後の制動面32A、32Bを貫通する同一形状の第1
の小円孔列31Aa、31Ab、31Ac、31Ad
と、前記第1の軸線OXと平行な第2の軸線O′X′上
に中心をもち、同様に前後の制動面32A、32Bを貫
通する同一形状の第2の小円孔列31Ba、31Bb、
31Bcとを形設し、第1の各小円孔の直径d′、半径
をr′、孔間の間隔をC′、第2の各小円孔の直径を
d″、孔間の間隔をC″、第1の軸線OXから第2の小
円孔までの最短距離をrとしたとき、 d′>C″、d″>C′、r′−r≧0の条件を満たす
ように両小円孔列を形成したディスクロータ。
Priority Applications (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3205580A JPH06185552A (ja) | 1991-07-23 | 1991-07-23 | 鳴き防止のためのディスクロータ |
DE69206064T DE69206064T2 (de) | 1991-07-23 | 1992-07-13 | Rotorscheibe mit Geräuschdämpfung. |
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US08/240,399 US5417313A (en) | 1991-07-23 | 1994-05-10 | Disc rotor for preventing squeal |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
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Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06185552A true JPH06185552A (ja) | 1994-07-05 |
Family
ID=16509237
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3205580A Pending JPH06185552A (ja) | 1991-07-23 | 1991-07-23 | 鳴き防止のためのディスクロータ |
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