JPH0618507B2 - 含油ゼリ−食品 - Google Patents
含油ゼリ−食品Info
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- JPH0618507B2 JPH0618507B2 JP61187396A JP18739686A JPH0618507B2 JP H0618507 B2 JPH0618507 B2 JP H0618507B2 JP 61187396 A JP61187396 A JP 61187396A JP 18739686 A JP18739686 A JP 18739686A JP H0618507 B2 JPH0618507 B2 JP H0618507B2
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- Japan
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- oils
- fats
- food
- jelly food
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- Jellies, Jams, And Syrups (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、油脂を含有していても、口当り(歯切れ)の
よい含油ゼリー食品に関する。
よい含油ゼリー食品に関する。
ゼリー食品は、通常、清水に砂糖・ぶどう糖等の糖類、
ペクチン・ゼラチン等のゼリー化材、好みにより酸味料
・果汁・香料等を加え、これを煮詰めてゾル化した後冷
却・成形することによって得られるもので、ゼリー菓子
と称されている。
ペクチン・ゼラチン等のゼリー化材、好みにより酸味料
・果汁・香料等を加え、これを煮詰めてゾル化した後冷
却・成形することによって得られるもので、ゼリー菓子
と称されている。
このようにして得られたゼリー食品は、適度なゼリー強
度を有するため、口当たり(歯切れ)がよく、子供でも
老人でも供食することができる。
度を有するため、口当たり(歯切れ)がよく、子供でも
老人でも供食することができる。
ところで、ゼリー食品を製するに当り、上記ゼリー食品
の原料に油脂原料、特に必須脂肪酸を多く含む油脂原料
を加えると、高カロリーでかつ必須脂肪酸の強化された
栄養上好ましい製品とすることができる。
の原料に油脂原料、特に必須脂肪酸を多く含む油脂原料
を加えると、高カロリーでかつ必須脂肪酸の強化された
栄養上好ましい製品とすることができる。
しかし、油脂原料をそのまま単独で加配すると、油脂は
ゼリー食品中に均質に分散する性質がないため、製造中
に油脂分が分離してしまうという問題がある。
ゼリー食品中に均質に分散する性質がないため、製造中
に油脂分が分離してしまうという問題がある。
そこで、従来より含油ゼリー食品を得るには、特開昭5
6−113263号公報でも提案されているように予め
油脂原料と、乳化材として蛋白質を含む水性原料とを乳
化させて乳化物を得、この乳化物をゼリー食品の原料中
に加える方法が採られている。
6−113263号公報でも提案されているように予め
油脂原料と、乳化材として蛋白質を含む水性原料とを乳
化させて乳化物を得、この乳化物をゼリー食品の原料中
に加える方法が採られている。
しかしながら、上記従来法によって得られる含油ゼリー
食品は、蛋白質が含まれているためか、ゼリー強度が強
くなり過ぎて口当り(歯切れ)が悪く、ゼリー食品とし
てはふさわしくない。また、蛋白質の摂取が禁止されて
いる腎臓病治療患者用の食品としても不適である。
食品は、蛋白質が含まれているためか、ゼリー強度が強
くなり過ぎて口当り(歯切れ)が悪く、ゼリー食品とし
てはふさわしくない。また、蛋白質の摂取が禁止されて
いる腎臓病治療患者用の食品としても不適である。
本発明は、油脂が含まれていても口当り(歯切れ)のよ
いゼリー食品を提供することを目的としてなされたもの
である。
いゼリー食品を提供することを目的としてなされたもの
である。
本発明は含油ゼリー食品に関し、その第1の発明は、糖
・ゼリー化材・油脂及びDE10〜40の澱粉加水分解
物を含んでなり蛋白質含量が約0.3%以下であること
を特徴とし、その第2の発明は、糖・ゼリー化材・油脂
及びサイクロデキストリンを含んでなり蛋白質含量が約
0.3%以下であることを特徴とするものである。
・ゼリー化材・油脂及びDE10〜40の澱粉加水分解
物を含んでなり蛋白質含量が約0.3%以下であること
を特徴とし、その第2の発明は、糖・ゼリー化材・油脂
及びサイクロデキストリンを含んでなり蛋白質含量が約
0.3%以下であることを特徴とするものである。
本発明の含油ゼリー食品を得るには、まず、糖・ゼリー
化材・油脂・澱粉加水分解物及びその他好みの原料を用
意する。
化材・油脂・澱粉加水分解物及びその他好みの原料を用
意する。
糖としては、砂糖・DE40以上の水飴・ぶどう糖・麦
芽糖等種類を問わず使用できる。その中で砂糖・結晶ぶ
どう糖等の粉状糖は混合作業を容易に行なえるので特に
望ましい。
芽糖等種類を問わず使用できる。その中で砂糖・結晶ぶ
どう糖等の粉状糖は混合作業を容易に行なえるので特に
望ましい。
また、ゼリー化材としては、ペクチン・寒天・カラーゲ
ーナンファーセレラン等蛋白を主成分としないものを用
いることができる。その中でペクチンは適度のゲル強化
能を有するので特に望ましい。
ーナンファーセレラン等蛋白を主成分としないものを用
いることができる。その中でペクチンは適度のゲル強化
能を有するので特に望ましい。
また、油脂としては、大豆油・ナタネ油・綿実油等の植
物性油脂、バター・精製魚油等の動物性油脂を用いるこ
とができる。その中で大豆油等の植物性油脂は特有のく
せがなく、また、リノール酸やリノレン酸等の必須脂肪
酸を多く含んでいるので、特に望ましい。また、澱粉加
水分解物としては、澱粉を常法により加水分解して得ら
れる市販のデキストリン・デキストリンアルコール・水
餡等であって、DEが10〜40のものを用いることが
できる。DEが10未満のものは水に難溶であり、一方
40を越えたものは油脂の賦形剤とならないのでいずれ
も不適である。尚、ここでDEとは澱粉糖中に存在する
グルコースを百分率換算した値をいう。
物性油脂、バター・精製魚油等の動物性油脂を用いるこ
とができる。その中で大豆油等の植物性油脂は特有のく
せがなく、また、リノール酸やリノレン酸等の必須脂肪
酸を多く含んでいるので、特に望ましい。また、澱粉加
水分解物としては、澱粉を常法により加水分解して得ら
れる市販のデキストリン・デキストリンアルコール・水
餡等であって、DEが10〜40のものを用いることが
できる。DEが10未満のものは水に難溶であり、一方
40を越えたものは油脂の賦形剤とならないのでいずれ
も不適である。尚、ここでDEとは澱粉糖中に存在する
グルコースを百分率換算した値をいう。
澱粉加水分解物の代りとして、サイクロデキストリンを
用いることができる。サイクロデキストリンは、後の試
験例で示すように、含油ゼリー食品の口当り(歯切れ)
改善効果が優れており、特に望ましい。
用いることができる。サイクロデキストリンは、後の試
験例で示すように、含油ゼリー食品の口当り(歯切れ)
改善効果が優れており、特に望ましい。
本発明の含油ゼリー食品は、蛋白質含量が約0.3%以
下である。蛋白質含量を約0.3%以下にするのは、口
当り(歯切れ)がよく、さらに腎臓病治療患者用に適し
た製品とするためである。
下である。蛋白質含量を約0.3%以下にするのは、口
当り(歯切れ)がよく、さらに腎臓病治療患者用に適し
た製品とするためである。
またその他好みの原料としては、クエン酸・コハク酸・
酒石酸等の酸味料、果汁・ピューレ等の果実原料、フル
ーツエッセンス等の香料、ガム質等の増粘料等を用いる
ことができる。
酒石酸等の酸味料、果汁・ピューレ等の果実原料、フル
ーツエッセンス等の香料、ガム質等の増粘料等を用いる
ことができる。
尚、上記原料のうち、油脂はゼリー化工程において単独
で他のゼリー原料中に加えると、ゼリー中に練り込めず
分離してしまうので、用意した澱粉加水分解物を賦形材
として予め常法により粉末油脂のかたちにしておき、こ
の粉末油脂を加えるようにすると、目的の製品をたやす
く製造することができる。ただし、澱粉加水分解物の代
りとしてサイクロデキストリンを用いる場合には、サイ
クロデキストリンには油脂の微粒子を包接する作用があ
るので、油脂を粉末化せずに単独で加えてもよい。
で他のゼリー原料中に加えると、ゼリー中に練り込めず
分離してしまうので、用意した澱粉加水分解物を賦形材
として予め常法により粉末油脂のかたちにしておき、こ
の粉末油脂を加えるようにすると、目的の製品をたやす
く製造することができる。ただし、澱粉加水分解物の代
りとしてサイクロデキストリンを用いる場合には、サイ
クロデキストリンには油脂の微粒子を包接する作用があ
るので、油脂を粉末化せずに単独で加えてもよい。
次に、上記原料を用いてゾル状物を得る。ゾル状物は公
知の方法により製すればよく、一例を示すと、50〜6
0℃の熱水中に糖とゼリー化材を加えて溶解し、この溶
液をさらに90〜100℃に加熱して煮詰め一定の糖度
とし、この煮詰めた溶液に粉末油脂やその他好みの原料
を加えて練り上げるとゾル状溶液を得ることができる。
知の方法により製すればよく、一例を示すと、50〜6
0℃の熱水中に糖とゼリー化材を加えて溶解し、この溶
液をさらに90〜100℃に加熱して煮詰め一定の糖度
とし、この煮詰めた溶液に粉末油脂やその他好みの原料
を加えて練り上げるとゾル状溶液を得ることができる。
原料の配合割合については、特に制限がなく常法によれ
ばよいが、澱粉加水分解物は最終製品の含油ゼリー食品
に対して0.5〜70%(重量%をいう以下同様)になる
ように加えることが望ましい。その含量が0.5%未満で
あると油脂分を強化した製品が得られなくなり、一方、
70%を越えると、甘味が少なくかつ澱粉臭を有する製
品となりやすい傾向にあるからである。
ばよいが、澱粉加水分解物は最終製品の含油ゼリー食品
に対して0.5〜70%(重量%をいう以下同様)になる
ように加えることが望ましい。その含量が0.5%未満で
あると油脂分を強化した製品が得られなくなり、一方、
70%を越えると、甘味が少なくかつ澱粉臭を有する製
品となりやすい傾向にあるからである。
また澱粉加水分解物の代りにサイクロデキストリンを用
いる場合には、サイクロデキストリンは最終製品の含油
ゼリー食品に対して0.5〜20%になるように加えるこ
とが望ましい。その含量が0,5%未満であると油脂分を
強化した製品が得られなくなり、一方、20%を越える
と得られる製品のゼリー強度が著しく低下してしまう傾
向にあるからである。
いる場合には、サイクロデキストリンは最終製品の含油
ゼリー食品に対して0.5〜20%になるように加えるこ
とが望ましい。その含量が0,5%未満であると油脂分を
強化した製品が得られなくなり、一方、20%を越える
と得られる製品のゼリー強度が著しく低下してしまう傾
向にあるからである。
最後に、上記ゾル状溶液を常法により冷却してゲル化さ
せ、必要により所望の大きさ・形状に切断又は成型すれ
ば含油ゼリー食品を得ることができる。
せ、必要により所望の大きさ・形状に切断又は成型すれ
ば含油ゼリー食品を得ることができる。
実施例1 次の原料を用意した。
尚、上記原料のうち、粉末油脂とは、大豆サラダ油8部
に対し、賦形剤として澱粉分解物(DE18)2部を加
え、常法により粉末化したものである。
に対し、賦形剤として澱粉分解物(DE18)2部を加
え、常法により粉末化したものである。
次に、清水200gに砂糖・粉飴・ペクチン・粉末油脂
・オレンジピューレ及びクエン酸を加え60℃に加熱し
て溶解し、糖濃度が80%になるまで煮詰めた後、香料
を加えて攪拌・混合し、ゾル状物を得た。
・オレンジピューレ及びクエン酸を加え60℃に加熱し
て溶解し、糖濃度が80%になるまで煮詰めた後、香料
を加えて攪拌・混合し、ゾル状物を得た。
次に、このようにして得られたゾル状物の2バッチ分を
224×224×30mmの型に流し込み、10時間放冷
したところ柱状のゲル化物が得られた。
224×224×30mmの型に流し込み、10時間放冷
したところ柱状のゲル化物が得られた。
最後に、このゲル化物を20×20×30mmの大きさに
切断し、1個平均12gのオレンジ風味の含油ゼリー食
品120個を得ることができた。
切断し、1個平均12gのオレンジ風味の含油ゼリー食
品120個を得ることができた。
実施例2 次の原料を用意した。
次に、清水200gに砂糖・水飴・ペクチン・オレンジ
ピューレ及びクエン酸を加え60℃加熱して溶解した
後、糖濃度が80%に煮詰めて香料を加えペーストを得
た。
ピューレ及びクエン酸を加え60℃加熱して溶解した
後、糖濃度が80%に煮詰めて香料を加えペーストを得
た。
次にミキサー内で、β−サイクロデキストリン(サイク
ロデキストリンの一種)を温水に溶解し、それに大豆サ
ラダ油を加えてサイクロデキストリン包接複合体液を作
る。この液を上記ペーストに混合して糖濃度80%に煮
詰めてゾル状物を得た。
ロデキストリンの一種)を温水に溶解し、それに大豆サ
ラダ油を加えてサイクロデキストリン包接複合体液を作
る。この液を上記ペーストに混合して糖濃度80%に煮
詰めてゾル状物を得た。
次に、このようにして得られたゾル状物を224×22
4×30mmの型に流し込み、10時間放冷したところ柱
状のゲル化物が得られた。
4×30mmの型に流し込み、10時間放冷したところ柱
状のゲル化物が得られた。
最後に、このゲル化物を20×20×30mmの大きさに
切断し、1個平均12gのオレンジ風味の含油ゼリー食
品120個を得ることができた。
切断し、1個平均12gのオレンジ風味の含油ゼリー食
品120個を得ることができた。
以下、本発明の含油ゼリー食品の物性を試験例により説
明する。
明する。
試験例1 次のサンプルを用意した。
対照区1:原料として粉末油脂を使用せず、粉末油脂以
外の原料は実施例1と同じものを同じ配合割合で使用
し、実施例1と同じ方法で得られたゼリー食品。
外の原料は実施例1と同じものを同じ配合割合で使用
し、実施例1と同じ方法で得られたゼリー食品。
対照区2:原料として粉末油脂を使用せず、大豆サラダ
油40gを精製大豆蛋白質20gで乳化して配合しそれ
以外の原料は実施例1と同じものを同じ配合割合で使用
し、実施例1と同じ方法で得られた含油ゼリー食品。
油40gを精製大豆蛋白質20gで乳化して配合しそれ
以外の原料は実施例1と同じものを同じ配合割合で使用
し、実施例1と同じ方法で得られた含油ゼリー食品。
テスト区1:実施例1で得られた含油ゼリー食品。
テスト区2:実施例2で得られた含油ゼリー食品。
上記サンプルについて、それぞれ各別に、ゼリー強度と
蛋白質の含有量を測定すると共に、供食して口当りの程
度を観察したところ表−1の結果が得られた。つまり、
本発明であるテスト区1と2は、いずれも含油サンプル
である対照区1に近似した良好な食感や物性が得られ
た。一方、本発明によらず、単にサラダ油を添加しただ
けの対照区2は、食感が悪くゲル強度も強くなりすぎ
た。
蛋白質の含有量を測定すると共に、供食して口当りの程
度を観察したところ表−1の結果が得られた。つまり、
本発明であるテスト区1と2は、いずれも含油サンプル
である対照区1に近似した良好な食感や物性が得られ
た。一方、本発明によらず、単にサラダ油を添加しただ
けの対照区2は、食感が悪くゲル強度も強くなりすぎ
た。
尚、表中 ゲル強度は、(株)I&T社製レオメーター(R-VDJ-DM
II型)で切断応力用感圧軸を用いて測定した。
II型)で切断応力用感圧軸を用いて測定した。
単位:g また口当り(歯切れ)は、よく訓練したパネル10名に
よる5点満点法による平均値であって、 5.0点は非常に歯切れが良く口当りが良い 3.0点は普通 1.0点は非常に歯切れが悪く口当りが悪いであることを
意味する。
よる5点満点法による平均値であって、 5.0点は非常に歯切れが良く口当りが良い 3.0点は普通 1.0点は非常に歯切れが悪く口当りが悪いであることを
意味する。
また、蛋白質含量はマクロケルダール法により測定した
サンプル中の含有量(重量%)である。
サンプル中の含有量(重量%)である。
試験例2 次のサンプルを用意した。
A.実施例1において、大豆サラダ油配合量(粉末油脂
由来)を2段階にかえ、それぞれに対して澱粉加水分解
物の配合量を3段階にかえ(減らした分は水飴で補っ
た)それ以外の原料は実施例1と同じものを同じ配合割
合で使用し実施例1と同じ方法で得られた表−2に示す
量の澱粉加水分解物を含有する含油ゼリー食品(6種
類) B.実施例2において、大豆サラダ油配合量を2段階に
かえ、それぞれに対して、β−サイクロデキストリンの
配合量を2段階にかえ、それ以外の原料は実施例2と同
じものを同じ配合割合で使用し、実施例2と同じ方法で
得られた表−2に示す量のβ−サイクロデキストリンを
含有する含油ゼリー食品(4種類) 上記10種類のサンプルについて、試験例1と同じテス
トをしたところ表−2の結果が得られた。つまり、本発
明においては、各種配合のいずれでも食感や物性が良好
であった。
由来)を2段階にかえ、それぞれに対して澱粉加水分解
物の配合量を3段階にかえ(減らした分は水飴で補っ
た)それ以外の原料は実施例1と同じものを同じ配合割
合で使用し実施例1と同じ方法で得られた表−2に示す
量の澱粉加水分解物を含有する含油ゼリー食品(6種
類) B.実施例2において、大豆サラダ油配合量を2段階に
かえ、それぞれに対して、β−サイクロデキストリンの
配合量を2段階にかえ、それ以外の原料は実施例2と同
じものを同じ配合割合で使用し、実施例2と同じ方法で
得られた表−2に示す量のβ−サイクロデキストリンを
含有する含油ゼリー食品(4種類) 上記10種類のサンプルについて、試験例1と同じテス
トをしたところ表−2の結果が得られた。つまり、本発
明においては、各種配合のいずれでも食感や物性が良好
であった。
〔発明の効果〕 以上述べたように、本発明の含油ゼリー食品は、油脂の
乳化材としてDE10〜40の澱粉加水分解物又はサイ
クロデキストリンが含まれており、しかも蛋白質をほと
んど含まないので、口当り(歯切れ)がよい製品とする
ことができる。
乳化材としてDE10〜40の澱粉加水分解物又はサイ
クロデキストリンが含まれており、しかも蛋白質をほと
んど含まないので、口当り(歯切れ)がよい製品とする
ことができる。
そして、油脂が含まれているので高カロリーであり、ま
た、油脂原料として大豆油、ナタネ油、綿実油等の植物
性油脂を用いるとリノール酸やリノレン酸等の必須脂肪
酸が多く含まれているので必須脂肪酸の強化された食品
とすることもできる。
た、油脂原料として大豆油、ナタネ油、綿実油等の植物
性油脂を用いるとリノール酸やリノレン酸等の必須脂肪
酸が多く含まれているので必須脂肪酸の強化された食品
とすることもできる。
したがって、本発明の含油ゼリー食品は、高カロリーで
蛋白質をほとんど含まないので腎臓病治療患者用の食品
として最適である。
蛋白質をほとんど含まないので腎臓病治療患者用の食品
として最適である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭60−6171(JP,A)
Claims (4)
- 【請求項1】糖・ゼリー化材・油脂及びDE10〜40
の澱粉加水分解物を含んでなり、蛋白質含量が約0.3
%以下であることを特徴とする含油ゼリー食品。 - 【請求項2】DE10〜40の澱粉加水分解物を0.5
〜70重量%使用してある特許請求の範囲第1項記載の
含油ゼリー食品。 - 【請求項3】糖・ゼリー化材・油脂及びサイクロデキス
トリンを含んでなり、蛋白質含量が約0.3%以下であ
ることを特徴とする含油ゼリー食品。 - 【請求項4】サイクロデキストリンを0.5〜20重量
%使用してある特許請求の範囲第3項記載の含油ゼリー
食品。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP61187396A JPH0618507B2 (ja) | 1986-08-09 | 1986-08-09 | 含油ゼリ−食品 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP61187396A JPH0618507B2 (ja) | 1986-08-09 | 1986-08-09 | 含油ゼリ−食品 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6342659A JPS6342659A (ja) | 1988-02-23 |
JPH0618507B2 true JPH0618507B2 (ja) | 1994-03-16 |
Family
ID=16205295
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP61187396A Expired - Lifetime JPH0618507B2 (ja) | 1986-08-09 | 1986-08-09 | 含油ゼリ−食品 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0618507B2 (ja) |
Families Citing this family (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
ES2219021T3 (es) | 1998-06-24 | 2004-11-16 | Sumitomo Osaka Cement Co., Ltd. | Rodillo de alimentacion de papel. |
KR100720638B1 (ko) * | 2004-10-22 | 2007-05-21 | 액세스 비지니스 그룹 인터내셔날 엘엘씨 | 오메가-3 식품 및 관련 제조방법 |
JP4816663B2 (ja) * | 2008-03-07 | 2011-11-16 | ユーハ味覚糖株式会社 | ハードグミキャンディ及びその製造方法 |
WO2010011712A1 (en) * | 2008-07-22 | 2010-01-28 | General Mills, Inc. | Fruit products containing omega-3 fatty acids |
JP6147009B2 (ja) * | 2012-04-02 | 2017-06-14 | 日清オイリオグループ株式会社 | ゲル状食品 |
JP6671172B2 (ja) * | 2015-12-28 | 2020-03-25 | ミヨシ油脂株式会社 | マシュマロの製造方法およびミックス粉 |
JP6198995B1 (ja) * | 2016-08-03 | 2017-09-20 | 日清オイリオグループ株式会社 | ゼリー飲料及びゼリー飲料の製造方法 |
CN108968064A (zh) * | 2018-06-05 | 2018-12-11 | 青岛明月海藻生物科技有限公司 | 一种海洋活性油脂凉粉及其制备方法 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS606171A (ja) * | 1983-06-22 | 1985-01-12 | Nisshin Flour Milling Co Ltd | 冷水可溶性ゼラチン組成物 |
-
1986
- 1986-08-09 JP JP61187396A patent/JPH0618507B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6342659A (ja) | 1988-02-23 |
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JPH0561896B2 (ja) |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
EXPY | Cancellation because of completion of term |