JPH0618402Y2 - 整畦機 - Google Patents
整畦機Info
- Publication number
- JPH0618402Y2 JPH0618402Y2 JP1983129446U JP12944683U JPH0618402Y2 JP H0618402 Y2 JPH0618402 Y2 JP H0618402Y2 JP 1983129446 U JP1983129446 U JP 1983129446U JP 12944683 U JP12944683 U JP 12944683U JP H0618402 Y2 JPH0618402 Y2 JP H0618402Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- ridge
- soil
- rotor
- shaft
- earth
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
- 238000009966 trimming Methods 0.000 title description 5
- 239000002689 soil Substances 0.000 claims description 43
- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 description 7
- 238000007493 shaping process Methods 0.000 description 6
- 238000000034 method Methods 0.000 description 5
- XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N water Substances O XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 5
- 241000209094 Oryza Species 0.000 description 4
- 235000007164 Oryza sativa Nutrition 0.000 description 4
- 239000003638 chemical reducing agent Substances 0.000 description 4
- 235000009566 rice Nutrition 0.000 description 4
- 238000010079 rubber tapping Methods 0.000 description 2
- 244000025254 Cannabis sativa Species 0.000 description 1
- 238000001816 cooling Methods 0.000 description 1
- 239000000428 dust Substances 0.000 description 1
- 238000004898 kneading Methods 0.000 description 1
- 230000007257 malfunction Effects 0.000 description 1
- 230000035515 penetration Effects 0.000 description 1
Landscapes
- Soil Working Implements (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 本考案は、整畦機に係り、特に泥土を掘り起こして旧畦
に盛り上げこの盛り上げた土を畦叩き板で叩き固める整
畦機において、泥土を掘り起こして盛り上げる土起こし
ロータの配置及び構造を他の構造とともに限定したもの
に関する。
に盛り上げこの盛り上げた土を畦叩き板で叩き固める整
畦機において、泥土を掘り起こして盛り上げる土起こし
ロータの配置及び構造を他の構造とともに限定したもの
に関する。
田圃には畦を作り、水を堰して蓄えたり、他人の田圃と
の境界にしたり、あるいは農作業のための歩道にするこ
とが行われている。このような畦は漏水しないこと、人
が歩いても崩れないこと及び高さや幅が変化せず安定し
ていること等が良いものとされている。
の境界にしたり、あるいは農作業のための歩道にするこ
とが行われている。このような畦は漏水しないこと、人
が歩いても崩れないこと及び高さや幅が変化せず安定し
ていること等が良いものとされている。
このような畦を作るためには、従来、耕耘機で畦際に練
り土を作っておき、つぎにこれまで畦表面の風化した土
や草を鍬で取り除き、そしてその跡に練り土を載せて鍬
で叩く方法も行われている。この方法は練り土が配向構
造になっているため、乾くとしっかり固まり最も良い方
法であるが、一度に厚く盛ると乾いたときに大きくひび
割れを起こして漏水の原因になるため3cm位しか盛れ
ず、その調整を行いつつ作業を進めなければならないな
ど手間がかかり農作業の省力化には問題があった。
り土を作っておき、つぎにこれまで畦表面の風化した土
や草を鍬で取り除き、そしてその跡に練り土を載せて鍬
で叩く方法も行われている。この方法は練り土が配向構
造になっているため、乾くとしっかり固まり最も良い方
法であるが、一度に厚く盛ると乾いたときに大きくひび
割れを起こして漏水の原因になるため3cm位しか盛れ
ず、その調整を行いつつ作業を進めなければならないな
ど手間がかかり農作業の省力化には問題があった。
そこで、上記の練り土を鍬で盛る方法を機械化した整畦
機が開発されたが、これは土と泥を練り上げるものであ
るので、田圃に水の多い時期にしか用いられず、この時
期は例えば春先の短い期間しかないので、使用期間が制
限されるという欠点があり、これを改善しようとしてポ
ンプで水を補給するようにした整畦機も開発されたが、
労力がかかる上に機械の操作も煩わしいものであった。
機が開発されたが、これは土と泥を練り上げるものであ
るので、田圃に水の多い時期にしか用いられず、この時
期は例えば春先の短い期間しかないので、使用期間が制
限されるという欠点があり、これを改善しようとしてポ
ンプで水を補給するようにした整畦機も開発されたが、
労力がかかる上に機械の操作も煩わしいものであった。
つぎにこれらの欠点を改善して春秋を通じて使用できる
整畦機が開発された。これは、ロータで土を掘り起こし
て畦に盛り上げ、この盛り上げた土をほぼへの字状の叩
き板、畦の上面及び一方側面を叩き固めるものである
が、整畦機をトラクタに取り付けて自動化したものであ
るので、作業性は以前のものより改善されている。
整畦機が開発された。これは、ロータで土を掘り起こし
て畦に盛り上げ、この盛り上げた土をほぼへの字状の叩
き板、畦の上面及び一方側面を叩き固めるものである
が、整畦機をトラクタに取り付けて自動化したものであ
るので、作業性は以前のものより改善されている。
しかしながら、この整畦機はロータの軸がトラクタの進
行方向に設けられ、その回転羽根がトラクタの進行方向
と直角方向に回転して畦の側面を削り、かつ田圃の表層
土を掘り起こしてこれらの土を案内溝に沿って持ち上
げ、その上端部から旧畦に落下させ、その土を畦叩き板
で叩き固めるものである。
行方向に設けられ、その回転羽根がトラクタの進行方向
と直角方向に回転して畦の側面を削り、かつ田圃の表層
土を掘り起こしてこれらの土を案内溝に沿って持ち上
げ、その上端部から旧畦に落下させ、その土を畦叩き板
で叩き固めるものである。
上記案内溝は、回転羽根で削られたり、掘り起こされた
土がトラクタの進行方向に押し出されるようになるの
で、これを抑えて回転羽根の回転力により畦の方に送る
ために必らず必要であり、その機構が複雑であるのみな
らず、その案内溝から土を旧畦の所定位置に漏れなく落
下させることも土が壁面に付着することから容易ではな
かった。
土がトラクタの進行方向に押し出されるようになるの
で、これを抑えて回転羽根の回転力により畦の方に送る
ために必らず必要であり、その機構が複雑であるのみな
らず、その案内溝から土を旧畦の所定位置に漏れなく落
下させることも土が壁面に付着することから容易ではな
かった。
また、回転羽根は畦の側面や田圃の表層土をその侵入深
さとその相互の間隔により削ったり、掘り起こし、その
まま持ち上げて上記したように案内溝に沿って旧畦に落
下させるので、これらの削られたり、掘り起こされた土
はそのまま旧畦に盛られ、細かく砕かれることはないた
め、後工程で畦叩き板により叩いたときに固めにくいと
いう問題もあった。
さとその相互の間隔により削ったり、掘り起こし、その
まま持ち上げて上記したように案内溝に沿って旧畦に落
下させるので、これらの削られたり、掘り起こされた土
はそのまま旧畦に盛られ、細かく砕かれることはないた
め、後工程で畦叩き板により叩いたときに固めにくいと
いう問題もあった。
本考案は、以上のように、従来の整畦機はロータがトラ
クタの進行方向と平行に設けられていて畦に土を自然に
盛り難いという問題点を改善するために、ロータをトラ
クタの進行方向と直角方向に設け、これにより土を自然
に畦に盛ることができるとともに、その他の構成ととも
に盛り土効率を高め、さらに畦の上面及び一方側面を均
等に叩いて良い畦を作れるようにする等の工夫をした整
畦機を提供するものである。
クタの進行方向と平行に設けられていて畦に土を自然に
盛り難いという問題点を改善するために、ロータをトラ
クタの進行方向と直角方向に設け、これにより土を自然
に畦に盛ることができるとともに、その他の構成ととも
に盛り土効率を高め、さらに畦の上面及び一方側面を均
等に叩いて良い畦を作れるようにする等の工夫をした整
畦機を提供するものである。
次に本考案の一実施例を第1図ないし第3図に基づいて
説明する。
説明する。
第1図中、Tはトラクタ、Aは整畦機であって、整畦機
Aは、その機枠1がトラクタTの後方上部に設けられた
取付枠aにリンクb、cを介して取り付けられていると
ともに、トラクタ後方下部両側に設けられた回動自在の
リンクd、eに回動自在に連結され、さらにこの機枠1
の前方上部とトラクタ後方上部中央が長さを調節自在に
できる調整リンクfで連結され、これらにより調整リン
クfにより定められた角度に保持された整畦機Aは図示
省略した油圧装置によって回動する上記取付枠aを介し
て下方に回動でき、またこの油圧装置による取付枠aの
上方への回動により元の位置に戻ることができるように
なっている。
Aは、その機枠1がトラクタTの後方上部に設けられた
取付枠aにリンクb、cを介して取り付けられていると
ともに、トラクタ後方下部両側に設けられた回動自在の
リンクd、eに回動自在に連結され、さらにこの機枠1
の前方上部とトラクタ後方上部中央が長さを調節自在に
できる調整リンクfで連結され、これらにより調整リン
クfにより定められた角度に保持された整畦機Aは図示
省略した油圧装置によって回動する上記取付枠aを介し
て下方に回動でき、またこの油圧装置による取付枠aの
上方への回動により元の位置に戻ることができるように
なっている。
上記整畦機Aは、トラクタTの水平動力取出軸gに図示
省略した自在継手を介して連結された動力伝達軸2に、
第2図に示す機枠1に設けられた減速器3が連結され、
この減速器3には上記動力取出軸gに対して水平面上直
角の方向よりトラクタの進行方向に対して後方に7度傾
斜しかつ上記動力取出軸gに対して垂直方向下方に20
度傾斜した伝動軸4が連結され、この伝動軸4にロータ
5が取り付けられ、さらにこれら伝動軸4とロータ5の
間に土当板5′が設けられたものである。
省略した自在継手を介して連結された動力伝達軸2に、
第2図に示す機枠1に設けられた減速器3が連結され、
この減速器3には上記動力取出軸gに対して水平面上直
角の方向よりトラクタの進行方向に対して後方に7度傾
斜しかつ上記動力取出軸gに対して垂直方向下方に20
度傾斜した伝動軸4が連結され、この伝動軸4にロータ
5が取り付けられ、さらにこれら伝動軸4とロータ5の
間に土当板5′が設けられたものである。
このような構造により、上記動力伝達軸2の回動力が上
記伝動軸4に、上記減速器3により減速かつ方向を変え
られ、さらにその回転方向がトラクタ進行方向に対応す
る回転方向と逆方向に回転するように伝達され、これに
よりロータ5はその軸が上記伝動軸4と同様の角度を以
って位置しかつその回転方向がトラクタの進行方向に対
する回転方向とは逆方向に回転するようになっている。
記伝動軸4に、上記減速器3により減速かつ方向を変え
られ、さらにその回転方向がトラクタ進行方向に対応す
る回転方向と逆方向に回転するように伝達され、これに
よりロータ5はその軸が上記伝動軸4と同様の角度を以
って位置しかつその回転方向がトラクタの進行方向に対
する回転方向とは逆方向に回転するようになっている。
このロータ5には、その先端がこのロータ5の軸方向先
端側に湾曲されている回転羽根5a,5b,5c,・・が螺旋状
に離間して設けられ、かつ軸の先端から基部にゆくにし
たがって長さが長くなり、その先端包絡面は円錐台の側
面の形状をなし、ロータ5が回転したとき各回転羽根は
土に水平面より一定の等しい深さ侵入できるようになっ
ている。
端側に湾曲されている回転羽根5a,5b,5c,・・が螺旋状
に離間して設けられ、かつ軸の先端から基部にゆくにし
たがって長さが長くなり、その先端包絡面は円錐台の側
面の形状をなし、ロータ5が回転したとき各回転羽根は
土に水平面より一定の等しい深さ侵入できるようになっ
ている。
上記土当板5′には、上記のロータの上部及び両側を覆
う覆い蓋5′aが設けられている。
う覆い蓋5′aが設けられている。
また、上記整機Aには、上記減速器3にクランク6を介
して油圧シリンダとピストンからなる油圧ポンプ7が連
結され、この油圧ポンプ7には十字管8が連結され、こ
の十字管8には油圧調整装置9及び空気抜きバルブ10が
設けられ、さらに十字管8の残りの端部にはゴム等から
なる可撓性管11を介してシリンダとピストンからなるピ
ストン装置12が連結され、このピストン装置12のピスト
ンロッドに畦の上面及び一方側面を同時に叩くことので
きるほぼへの字状の畦叩き13が設けられている。
して油圧シリンダとピストンからなる油圧ポンプ7が連
結され、この油圧ポンプ7には十字管8が連結され、こ
の十字管8には油圧調整装置9及び空気抜きバルブ10が
設けられ、さらに十字管8の残りの端部にはゴム等から
なる可撓性管11を介してシリンダとピストンからなるピ
ストン装置12が連結され、このピストン装置12のピスト
ンロッドに畦の上面及び一方側面を同時に叩くことので
きるほぼへの字状の畦叩き13が設けられている。
この畦叩き板13の後方にこれと接してこれとほぼ同様の
形状の畦整形板14が設けられ、さらに機枠1のこれと相
当する反対側に尾輪15が設けられ、この尾輪15が侵入し
た土からの反力を与えられて上記畦叩き板13及び畦整形
板14は畦の特に側面を良く押し付けることができる。
形状の畦整形板14が設けられ、さらに機枠1のこれと相
当する反対側に尾輪15が設けられ、この尾輪15が侵入し
た土からの反力を与えられて上記畦叩き板13及び畦整形
板14は畦の特に側面を良く押し付けることができる。
なお、16は上記畦叩き板13及び畦整形板14の上下の位置
を調整する上下位置調整装置である。
を調整する上下位置調整装置である。
次に本実施例の作用を説明する。
まず、第1図に示すように、整畦機AをトラクタTに連
結して田圃に入り、動力取出軸gを駆動し、ロータ5及
び畦叩き板13を動作させる。
結して田圃に入り、動力取出軸gを駆動し、ロータ5及
び畦叩き板13を動作させる。
ロータ5の回転羽根が畦の一方側面及び田圃の表層土に
侵入できるように整畦機全体の高さを調整するととも
に、叩き板13及び畦整形板14の高さを畦の高さに合わせ
る。そして尾輪15の向きを畦対して前方に鈍角に調整す
る。
侵入できるように整畦機全体の高さを調整するととも
に、叩き板13及び畦整形板14の高さを畦の高さに合わせ
る。そして尾輪15の向きを畦対して前方に鈍角に調整す
る。
この状態で、トラクタTを畦に平行に進行させると、ロ
ータ5の回転羽根5a,5b,5c,・・は畦の一方側面を削る
とともに、田圃の表層土を掘り起こす。この際、回転羽
根は螺旋状に付いているので各回転羽根で掘り起こされ
た土は順次畦の方に送られ、旧畦に土が盛り上げられ
る。
ータ5の回転羽根5a,5b,5c,・・は畦の一方側面を削る
とともに、田圃の表層土を掘り起こす。この際、回転羽
根は螺旋状に付いているので各回転羽根で掘り起こされ
た土は順次畦の方に送られ、旧畦に土が盛り上げられ
る。
また、ロータ5の軸はトラクタの進行方向に対応する回
転方向と逆方向に回転するとともに、回転羽根の長さが
軸の先端にゆくにつれて短く形成されていて先端側に送
られる土が繰り返し順次短い回転羽根により砕かれるの
で土は段々と細かくされる。このよにう砕かれ畦の方に
送られる土は、特にロータの軸がトラクタの進行方向後
方に傾斜しかつ垂直方向下方に傾斜しているので、より
良く畦の方に送られて畦に盛り上げられる。この際土当
て板5′及び覆い蓋5′aによりロータを覆うロータ覆
いが形成されるので、ロータにより掘り起こされた土が
周囲に飛散することがないのみらなず、土に侵入した尾
輪の反力によりロータは畦側に押し付けられるので、土
を良く掘り起こして砕いて畦側に送り、これらにより旧
畦に対する盛り土効率を高めることができる。
転方向と逆方向に回転するとともに、回転羽根の長さが
軸の先端にゆくにつれて短く形成されていて先端側に送
られる土が繰り返し順次短い回転羽根により砕かれるの
で土は段々と細かくされる。このよにう砕かれ畦の方に
送られる土は、特にロータの軸がトラクタの進行方向後
方に傾斜しかつ垂直方向下方に傾斜しているので、より
良く畦の方に送られて畦に盛り上げられる。この際土当
て板5′及び覆い蓋5′aによりロータを覆うロータ覆
いが形成されるので、ロータにより掘り起こされた土が
周囲に飛散することがないのみらなず、土に侵入した尾
輪の反力によりロータは畦側に押し付けられるので、土
を良く掘り起こして砕いて畦側に送り、これらにより旧
畦に対する盛り土効率を高めることができる。
このようにして盛られた土は叩き板13により叩き固めら
れるが、盛られた土が細かくなっているので、土が一様
に良く締められた状態で固められる。そしてその固めら
れた土は畦整形板14でならされ形が整えられる。
れるが、盛られた土が細かくなっているので、土が一様
に良く締められた状態で固められる。そしてその固めら
れた土は畦整形板14でならされ形が整えられる。
なお、上記説明ではロータ5はトラクタの進行方向に対
応する回転方向と逆方向に回転するように設けられた
が、このトラクタの進行方向に対応する回転方向と同方
向に設けられても良く、この場合はロータの軸は上記と
同様の基準に従ってトラクタの進行方向に対して前方に
7度傾斜しかつ垂直方向下方に20度傾斜して設けられ
る。
応する回転方向と逆方向に回転するように設けられた
が、このトラクタの進行方向に対応する回転方向と同方
向に設けられても良く、この場合はロータの軸は上記と
同様の基準に従ってトラクタの進行方向に対して前方に
7度傾斜しかつ垂直方向下方に20度傾斜して設けられ
る。
本考案によれば、ロータをトラクタの進行方向に対して
直角又はその近傍角度方向に設け、回転羽根を螺旋状に
離間配置することにより設けたので、トラクタを畦と平
行に走行してもロータの回転羽根で掘り起こされた土は
畦の方に押し出すことができ、土を畦に良く盛ることが
できる。
直角又はその近傍角度方向に設け、回転羽根を螺旋状に
離間配置することにより設けたので、トラクタを畦と平
行に走行してもロータの回転羽根で掘り起こされた土は
畦の方に押し出すことができ、土を畦に良く盛ることが
できる。
また、ロータの軸の先端側の回転羽根ほどその長さを短
くしたので、基端側の掘り起こされた土は先端に送られ
るにつれて順次細かく砕かれるとともに、土当て板及び
覆い蓋により形成されるロータ覆いにより土は効率良く
旧畦に盛られ、後工程の土の叩き固めをより良く行うこ
とができる。このようにしてできる畦は旧畦の側面が平
らに削られ、畦に平行なロータで旧畦を円弧状にえぐっ
て盛り土し整畦したものよりは新畦の特に当初の強度を
大きくすることができる。
くしたので、基端側の掘り起こされた土は先端に送られ
るにつれて順次細かく砕かれるとともに、土当て板及び
覆い蓋により形成されるロータ覆いにより土は効率良く
旧畦に盛られ、後工程の土の叩き固めをより良く行うこ
とができる。このようにしてできる畦は旧畦の側面が平
らに削られ、畦に平行なロータで旧畦を円弧状にえぐっ
て盛り土し整畦したものよりは新畦の特に当初の強度を
大きくすることができる。
また、油圧ポンプとピストン装置をゴム等の可撓性管に
より連通した油圧機構を設け、ピストン装置により畦叩
き板を直線往復動作させるようにしたので、畦叩き板が
畦の上面と側面の両方を均等に叩くようにすることがで
き、両方の畦面を良く締め固めることができるととも
に、ゴム等の可撓性管は畦叩き板の過大圧を和らげて他
の油圧機構部品に対する負担を軽減し、畦の埋没を防ぐ
ことができる。
より連通した油圧機構を設け、ピストン装置により畦叩
き板を直線往復動作させるようにしたので、畦叩き板が
畦の上面と側面の両方を均等に叩くようにすることがで
き、両方の畦面を良く締め固めることができるととも
に、ゴム等の可撓性管は畦叩き板の過大圧を和らげて他
の油圧機構部品に対する負担を軽減し、畦の埋没を防ぐ
ことができる。
また、特殊な油圧機構は、上記の従来のリンクを機械的
に連結した、いわゆるてこ−クランク機構に比べ、故障
や騒音が少なく、また、例えば一般に使用されているよ
うな弁付きの油の往路、復路2系統の連通管を有する油
圧機構のようにゴミ等の詰まりにより弁が動かなくなる
等の故障を起こすことがなく、その連通路は単に油が往
復動するだけであり、太くてよいから油の流通速度を小
さくできるため冷却装置を必要とせず、整畦作業を安定
して長く継続して行えるという優れた実用性を発揮する
ことができる。
に連結した、いわゆるてこ−クランク機構に比べ、故障
や騒音が少なく、また、例えば一般に使用されているよ
うな弁付きの油の往路、復路2系統の連通管を有する油
圧機構のようにゴミ等の詰まりにより弁が動かなくなる
等の故障を起こすことがなく、その連通路は単に油が往
復動するだけであり、太くてよいから油の流通速度を小
さくできるため冷却装置を必要とせず、整畦作業を安定
して長く継続して行えるという優れた実用性を発揮する
ことができる。
第1図は本考案の整畦機の一実施例の使用状態の斜視
図、第2図はその一部を切欠した背面図、第3図はこの
整畦機の一部を切欠した平面図である。 図中、Aは整畦機、1は機枠、5はロータ、5a、5b、5c・
・・は回転羽根、7は油圧ポンプ、11は可撓性管、12は
ピストン装置、5′は土当て板、5′aは覆い蓋、13
は畦叩き板である。
図、第2図はその一部を切欠した背面図、第3図はこの
整畦機の一部を切欠した平面図である。 図中、Aは整畦機、1は機枠、5はロータ、5a、5b、5c・
・・は回転羽根、7は油圧ポンプ、11は可撓性管、12は
ピストン装置、5′は土当て板、5′aは覆い蓋、13
は畦叩き板である。
Claims (1)
- 【請求項1】機枠に泥土を掘り起こして旧畦に盛り上げ
る土起こしロータと、この土起こしロータにより盛り上
げられた泥土を叩き固める畦叩き板を有する整畦機にお
いて、ピストンと油圧シリンダからなる油圧ポンプとピ
ストンとシリンダからなるピストン装置をゴム等の可撓
性管により連通して上記油圧ポンプにより上記ピストン
装置を動作させる油圧機構を設け、上記ピストン装置の
ピストンロッドに上記畦叩き板を取り付けて直線往復動
作させ、この畦叩き板は畦の上面及び一方側面を叩く形
状に形成し、上記土起こしロータはその軸方向を上記機
枠の前進方向と直角又はその近傍角度に設けかつ回転羽
根を軸に対して放射状に螺旋状に離間配置することによ
り設けてそれぞれの回転羽根を軸の先端にゆくほど軸か
らの長さを短く形成しかつ軸の先端の回転羽根を旧畦の
一方側面を切削自在に設け、上記土起こしロータの基端
側に畦に対面する土当て板を上記機枠に設け、この土当
て板に上記土起こしロータを覆う覆い蓋を設けたことを
特徴とする整畦機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1983129446U JPH0618402Y2 (ja) | 1983-08-22 | 1983-08-22 | 整畦機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1983129446U JPH0618402Y2 (ja) | 1983-08-22 | 1983-08-22 | 整畦機 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6057905U JPS6057905U (ja) | 1985-04-23 |
JPH0618402Y2 true JPH0618402Y2 (ja) | 1994-05-18 |
Family
ID=30293302
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1983129446U Expired - Lifetime JPH0618402Y2 (ja) | 1983-08-22 | 1983-08-22 | 整畦機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0618402Y2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0547538Y2 (ja) * | 1985-05-23 | 1993-12-15 | ||
JP2678586B2 (ja) * | 1996-01-26 | 1997-11-17 | ヤンマー農機株式会社 | 整畦機 |
Family Cites Families (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS499712U (ja) * | 1972-05-06 | 1974-01-26 | ||
JPS5040728U (ja) * | 1973-08-14 | 1975-04-25 | ||
JPS6057801B2 (ja) * | 1979-12-29 | 1985-12-17 | 功 皆川 | 整畦機 |
JPS58129449A (ja) * | 1982-01-27 | 1983-08-02 | Ricoh Co Ltd | 転写材搬送ベルト解放装置 |
-
1983
- 1983-08-22 JP JP1983129446U patent/JPH0618402Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6057905U (ja) | 1985-04-23 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JPH0464643B2 (ja) | ||
JPH0618402Y2 (ja) | 整畦機 | |
CN209787770U (zh) | 一种中间开沟旋耕施肥播种联合作业机 | |
CN207978275U (zh) | 种树机 | |
JPH0464642B2 (ja) | ||
JPS6019521Y2 (ja) | 整畦機における畦叩き装置 | |
JPH0520083Y2 (ja) | ||
JPH0618403Y2 (ja) | 整畦機 | |
JPH0628962Y2 (ja) | 整畦機 | |
JPH0516881Y2 (ja) | ||
JPH088561Y2 (ja) | 整畦機 | |
JPH062483Y2 (ja) | 整畦機 | |
JPH0520087Y2 (ja) | ||
JPH062482Y2 (ja) | 整畦機 | |
JPH0411443Y2 (ja) | ||
JPH0621284Y2 (ja) | 整畦機 | |
CN115506302B (zh) | 一种路基临时拦水梗滑模施工方法 | |
CN216087582U (zh) | 一种山药种植机 | |
CN109104917A (zh) | 大深度耕层残膜回收机 | |
JPH0637604Y2 (ja) | 整畦機 | |
JPH0520084Y2 (ja) | ||
JPH0547539Y2 (ja) | ||
JPH0522001Y2 (ja) | ||
JPH0347441Y2 (ja) | ||
JPH0613604Y2 (ja) | 整畦機 |