JPH06181920A - 聴診器の集音部 - Google Patents
聴診器の集音部Info
- Publication number
- JPH06181920A JPH06181920A JP35607892A JP35607892A JPH06181920A JP H06181920 A JPH06181920 A JP H06181920A JP 35607892 A JP35607892 A JP 35607892A JP 35607892 A JP35607892 A JP 35607892A JP H06181920 A JPH06181920 A JP H06181920A
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- JP
- Japan
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- switching
- sound
- stethoscope
- microphone
- signal
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 検者が聴診に使用している集音部でマイクロ
ホン回路の開閉やベル型音響と膜型音響の切換えを簡単
に行うことができる聴診器の集音部の提供。 【構成】 聴診器の信号処理部で検者の必要とする周波
数特性の信号に変換するため被検者に当てたチェストピ
ース2で採取した体内音響を電気信号に変換するマイク
ロホン11と、マイクロホン回路12の開閉および周波
数特性の切換えを行う切換手段と、を有する集音部Aで
あって、前記切換手段が、チェストピース2に回転可能
に軸支した把持部5と連結され回転量によって複数段の
切換を行う可変抵抗器13を備えている構成。
ホン回路の開閉やベル型音響と膜型音響の切換えを簡単
に行うことができる聴診器の集音部の提供。 【構成】 聴診器の信号処理部で検者の必要とする周波
数特性の信号に変換するため被検者に当てたチェストピ
ース2で採取した体内音響を電気信号に変換するマイク
ロホン11と、マイクロホン回路12の開閉および周波
数特性の切換えを行う切換手段と、を有する集音部Aで
あって、前記切換手段が、チェストピース2に回転可能
に軸支した把持部5と連結され回転量によって複数段の
切換を行う可変抵抗器13を備えている構成。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、被検者の体内音響を聴
診時のみマイクロホンを活かして採取する聴診器の集音
部に関し、特に一つの採取音を信号処理部で周波数特性
を調整して得られた複数の信号のうち、検者が必要とす
る信号に聴診中の集音部で切換えて診断可能にする切換
手段を有する聴診器の集音部に関する。
診時のみマイクロホンを活かして採取する聴診器の集音
部に関し、特に一つの採取音を信号処理部で周波数特性
を調整して得られた複数の信号のうち、検者が必要とす
る信号に聴診中の集音部で切換えて診断可能にする切換
手段を有する聴診器の集音部に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、体内音響を採取して検者が必要と
する信号に電気的に変換するためのマイクロホンを有
し、該マイクロホンを診断時のみ活かして使用するよう
にした聴診器の集音部には、切換手段としてマイクロホ
ン回路を開閉するスイッチを有していた。
する信号に電気的に変換するためのマイクロホンを有
し、該マイクロホンを診断時のみ活かして使用するよう
にした聴診器の集音部には、切換手段としてマイクロホ
ン回路を開閉するスイッチを有していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】検者は、聴診器を使用
して体内音響を聴診時、特に心音に関する音響では、ベ
ル型音響と膜型音響とを聴き比べて診断する場合があ
る。そして、この集音部に設けたマイクロホンで採取し
た1つの総合的な音響を信号処理部でベル型音響特性と
膜型音響特性とに調整することは可能であった。しかし
ながら、この従来の集音部では、ベル型音響特性と膜型
音響特性のいずれかに切換えて聴診する際の切換えは、
操作部分が複雑で取扱いが不便であり、注意深い聴診を
妨げないで切換えるのは困難であるという問題があっ
た。
して体内音響を聴診時、特に心音に関する音響では、ベ
ル型音響と膜型音響とを聴き比べて診断する場合があ
る。そして、この集音部に設けたマイクロホンで採取し
た1つの総合的な音響を信号処理部でベル型音響特性と
膜型音響特性とに調整することは可能であった。しかし
ながら、この従来の集音部では、ベル型音響特性と膜型
音響特性のいずれかに切換えて聴診する際の切換えは、
操作部分が複雑で取扱いが不便であり、注意深い聴診を
妨げないで切換えるのは困難であるという問題があっ
た。
【0004】本発明は、かかる従来の問題点を解決する
ためになされたものであって、その目的とするところ
は、検者が聴診に使用している集音部側でマイクロホン
回路の開閉やベル型音響と膜型音響の切換えを簡単に行
うことができる聴診器の集音部を提供することにある。
ためになされたものであって、その目的とするところ
は、検者が聴診に使用している集音部側でマイクロホン
回路の開閉やベル型音響と膜型音響の切換えを簡単に行
うことができる聴診器の集音部を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
の手段として、本発明請求項1記載の聴診器の集音部で
は、聴診器の信号処理部で検者の必要とする周波数特性
の信号に変換するため被検者にあてたチェストピースで
採取した体内音響を電気信号に変換するマイクロホン
と、信号回路の開閉および周波数特性の切換えを行う切
換手段と、を有する集音部であって、前記切換手段が、
チェストピースに回転可能に軸支した把持部と連結され
回転量によって複数段の切換を行う回転切換部を備えて
いる構成とした。また、本発明請求項2記載の聴診器の
集音部では、請求項1記載の聴診器の集音部において、
把持部と連結され回転量によって切換を行う回転切換部
を備えた切換手段に代えて切換手段がチェストピースの
開口部に周設した複数条の導通体に該導通体を被覆した
感圧導電性柔軟体をチェストピースの押圧によって押し
あてて導通範囲を変化させることにより複数段の切換を
行う押圧切換部を備えている構成とした。
の手段として、本発明請求項1記載の聴診器の集音部で
は、聴診器の信号処理部で検者の必要とする周波数特性
の信号に変換するため被検者にあてたチェストピースで
採取した体内音響を電気信号に変換するマイクロホン
と、信号回路の開閉および周波数特性の切換えを行う切
換手段と、を有する集音部であって、前記切換手段が、
チェストピースに回転可能に軸支した把持部と連結され
回転量によって複数段の切換を行う回転切換部を備えて
いる構成とした。また、本発明請求項2記載の聴診器の
集音部では、請求項1記載の聴診器の集音部において、
把持部と連結され回転量によって切換を行う回転切換部
を備えた切換手段に代えて切換手段がチェストピースの
開口部に周設した複数条の導通体に該導通体を被覆した
感圧導電性柔軟体をチェストピースの押圧によって押し
あてて導通範囲を変化させることにより複数段の切換を
行う押圧切換部を備えている構成とした。
【0006】
【作用】請求項1記載の聴診器の集音部では、集音部を
被検者の体に押しあてて聴診しながら把持部を回転する
ことにより、これと連結された切換手段の回転切換部が
回動し聴診信号音の切換を行うことになる。この場合、
マイクロホンを使用時のみ活かすと共に、マイクロホン
で採取した一つの体内音響を信号処理部で周波数特性を
調整して得られたベル型音響や膜型音響に切換えて聴診
することができる。
被検者の体に押しあてて聴診しながら把持部を回転する
ことにより、これと連結された切換手段の回転切換部が
回動し聴診信号音の切換を行うことになる。この場合、
マイクロホンを使用時のみ活かすと共に、マイクロホン
で採取した一つの体内音響を信号処理部で周波数特性を
調整して得られたベル型音響や膜型音響に切換えて聴診
することができる。
【0007】請求項2記載の聴診器の集音部では、集音
部を被検者の体に押しあてる押圧量によって感圧導電性
柔軟体が複数条の導通体と接触してその導通範囲を変化
させ聴診音の切換を行うことになる。この場合も、マイ
クロホンを使用時のみ活かすと共に、マイクロホンで採
取した体内音響を信号処理部で周波数特性を調整して得
られたベル型音響や膜型音響に切換えて聴診することが
できる。
部を被検者の体に押しあてる押圧量によって感圧導電性
柔軟体が複数条の導通体と接触してその導通範囲を変化
させ聴診音の切換を行うことになる。この場合も、マイ
クロホンを使用時のみ活かすと共に、マイクロホンで採
取した体内音響を信号処理部で周波数特性を調整して得
られたベル型音響や膜型音響に切換えて聴診することが
できる。
【0008】
【実施例】以下本発明の実施例を図面に基づいて詳細に
説明する。まず、図1,図2により第1実施例の集音部
を説明する。図1,図2は請求項1記載発明に対応して
おり、図において、1は集音部Aのチェストピースであ
って、カップ部2と、該カップ部2の底部3側に突設さ
れたボス部4と、該ボス部4に回転自在に軸支され先端
部がボス部4の先端まで挿入された中空状の把持部5と
で形成されている。図中6はキャップであって内部消毒
時に開閉するものである。7はマイクロホン11の取付
蓋である。また、4aはボス部4と把持部5の接触面を
シールするOリング、6aはキャップ6の接合面をシー
ルするOリング、7aは取付蓋7の接触面をシールする
Oリングである。
説明する。まず、図1,図2により第1実施例の集音部
を説明する。図1,図2は請求項1記載発明に対応して
おり、図において、1は集音部Aのチェストピースであ
って、カップ部2と、該カップ部2の底部3側に突設さ
れたボス部4と、該ボス部4に回転自在に軸支され先端
部がボス部4の先端まで挿入された中空状の把持部5と
で形成されている。図中6はキャップであって内部消毒
時に開閉するものである。7はマイクロホン11の取付
蓋である。また、4aはボス部4と把持部5の接触面を
シールするOリング、6aはキャップ6の接合面をシー
ルするOリング、7aは取付蓋7の接触面をシールする
Oリングである。
【0009】8はクリックストップ用のボールであっ
て、ボス部内表面から少し突出した状態にスプリング9
で内方に押圧され、把持部5の外表面に3個所30度ず
つ等間隔位置に設けられた略半球状凹部10によってク
リックストップするように設けられている。本実施例で
は、中央の凹部位置をマイクロホンのOFF位置に設定
している。この場合、把持部5を中央の凹部から一方側
または他方側に回転してクリックストップした位置か
ら、中央の凹部側へ戻す方向に把持部をスプリングで付
勢してもよい。
て、ボス部内表面から少し突出した状態にスプリング9
で内方に押圧され、把持部5の外表面に3個所30度ず
つ等間隔位置に設けられた略半球状凹部10によってク
リックストップするように設けられている。本実施例で
は、中央の凹部位置をマイクロホンのOFF位置に設定
している。この場合、把持部5を中央の凹部から一方側
または他方側に回転してクリックストップした位置か
ら、中央の凹部側へ戻す方向に把持部をスプリングで付
勢してもよい。
【0010】11はマイクロホンであって、カップ部2
の内部で蓋体7の突出部分に固定され、そのマイクロホ
ン回路12は、把持部5内部に挿通されている。
の内部で蓋体7の突出部分に固定され、そのマイクロホ
ン回路12は、把持部5内部に挿通されている。
【0011】13は可変抵抗器であって、前記把持部5
内に固定されると共に、中間タップ回転軸部14が前記
ボス部4の先端に設けた縦リブ15に固定されている。
内に固定されると共に、中間タップ回転軸部14が前記
ボス部4の先端に設けた縦リブ15に固定されている。
【0012】16は聴診器Bに設けられた可変抵抗検出
回路であって、前記可変抵抗器13が電気的に連結さ
れ、把持部5を凹部10の中間位置にしたときの可変抵
抗器13の抵抗値を検出したとき、マイクロホン回路1
2のOFF信号を出し、また、把持部5を一方側に回転
してクリックストップしたときの抵抗値を検出したと
き、マイクロホン回路12をベル型音響処理側へ切換の
信号を出し、把持部5をOFF位置から他方側に回転し
てクリックストップしたときの抵抗値を検出したとき、
マイクロホン回路12を膜型音響処理側へ切換える信号
を出すものである。また、後述する各音響処理回路1
8,19の切換え作動も行わせる。
回路であって、前記可変抵抗器13が電気的に連結さ
れ、把持部5を凹部10の中間位置にしたときの可変抵
抗器13の抵抗値を検出したとき、マイクロホン回路1
2のOFF信号を出し、また、把持部5を一方側に回転
してクリックストップしたときの抵抗値を検出したと
き、マイクロホン回路12をベル型音響処理側へ切換の
信号を出し、把持部5をOFF位置から他方側に回転し
てクリックストップしたときの抵抗値を検出したとき、
マイクロホン回路12を膜型音響処理側へ切換える信号
を出すものである。また、後述する各音響処理回路1
8,19の切換え作動も行わせる。
【0013】17はスイッチング回路であって、可変抵
抗検出回路16の各信号によってマイクロホン回路12
のON−OFFと、マイクロホンで採取した体内音響を
ベル型音響処理側、または膜型音響処理側へ切換出力す
るものである。
抗検出回路16の各信号によってマイクロホン回路12
のON−OFFと、マイクロホンで採取した体内音響を
ベル型音響処理側、または膜型音響処理側へ切換出力す
るものである。
【0014】18はベル型音響処理回路であって、マイ
クロホン11が採取した体内音響を低調な音響特性に変
調させるものである。
クロホン11が採取した体内音響を低調な音響特性に変
調させるものである。
【0015】19は膜型音響処理回路であって、マイク
ロホン11が採取した体内音響を高調な音響特性に変調
させるものである。
ロホン11が採取した体内音響を高調な音響特性に変調
させるものである。
【0016】20はベル型音響処理回路18または膜型
音響処理回路19の出力信号を音声に変換するイヤホ
ン、21は保護膜である。
音響処理回路19の出力信号を音声に変換するイヤホ
ン、21は保護膜である。
【0017】次に作用を説明する。まず、把持部5をO
FF位置から30度一方側に回すと可変抵抗器13の抵
抗値が変わり、該抵抗値を可変抵抗検出回路16が検知
し信号を出すと共に、ベル型音響処理回路18を作動さ
せる。前記信号によってスイッチング回路17が信号回
路12をONすると共に、マイクロホン11が採取した
体内音響を電気信号としてベル型音響処理回路18に出
力する。ベル型音響処理回路18では、マイクロホン1
1の電気信号をイコライザやフィルター回路を介して低
調な音響特性に変調してイヤホン20に出力する。
FF位置から30度一方側に回すと可変抵抗器13の抵
抗値が変わり、該抵抗値を可変抵抗検出回路16が検知
し信号を出すと共に、ベル型音響処理回路18を作動さ
せる。前記信号によってスイッチング回路17が信号回
路12をONすると共に、マイクロホン11が採取した
体内音響を電気信号としてベル型音響処理回路18に出
力する。ベル型音響処理回路18では、マイクロホン1
1の電気信号をイコライザやフィルター回路を介して低
調な音響特性に変調してイヤホン20に出力する。
【0018】次に、把持部5をOFF位置に戻し更に3
0度他方側に回すと、可変抵抗器13の抵抗値が前回の
いずれの値とも違う抵抗値を示しこの抵抗値を検出した
可変抵抗検出回路16は、信号を出すと共に膜型音響処
理回路19を作動させる。前記信号によってスイッチン
グ回路17が信号回路12をONすると共に、マイクロ
ホン11が採取した体内音響を電気信号として膜型音響
処理回路19に出力する。膜型音響処理回路19では、
マイクロホン11の電気信号をイコライザやフィルター
回路を介して高調な音響特性に変調してイヤホン20に
出力する。
0度他方側に回すと、可変抵抗器13の抵抗値が前回の
いずれの値とも違う抵抗値を示しこの抵抗値を検出した
可変抵抗検出回路16は、信号を出すと共に膜型音響処
理回路19を作動させる。前記信号によってスイッチン
グ回路17が信号回路12をONすると共に、マイクロ
ホン11が採取した体内音響を電気信号として膜型音響
処理回路19に出力する。膜型音響処理回路19では、
マイクロホン11の電気信号をイコライザやフィルター
回路を介して高調な音響特性に変調してイヤホン20に
出力する。
【0019】以上説明してきたように本実施例では、イ
ヤホンで採取した体内音響を必要に応じ把持部5の回転
切換えによってマイクロホンをONにすると共に、聴診
中にベル型音響と膜型音響とを聞き分けることができ
る。
ヤホンで採取した体内音響を必要に応じ把持部5の回転
切換えによってマイクロホンをONにすると共に、聴診
中にベル型音響と膜型音響とを聞き分けることができ
る。
【0020】以上請求項1記載の実施例を説明してきた
が、本発明の具体的な構成はこの実施例に限定されるも
のではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等
があっても本発明に含まれる。例えば、回転切換部は可
変抵抗器を使用し可変抵抗検知回路で切換状態を検知す
るとしたが、回転切換部にトリマーを使用し、該トリマ
ー回転検出回路で切換状態を検出してもよい。また、回
転切換部に複数の固定側電極と回転側電極を適宜位置に
設け、回転角度によって特定の固定側電極に回転側電極
が接触して通電状態となるようにしてもよい。この場
合、例えば固定側電極として突起状、回転側電極として
ブラシ状とすることができる。また、回転切換部にロー
タリスイッチを設けてもよい。
が、本発明の具体的な構成はこの実施例に限定されるも
のではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等
があっても本発明に含まれる。例えば、回転切換部は可
変抵抗器を使用し可変抵抗検知回路で切換状態を検知す
るとしたが、回転切換部にトリマーを使用し、該トリマ
ー回転検出回路で切換状態を検出してもよい。また、回
転切換部に複数の固定側電極と回転側電極を適宜位置に
設け、回転角度によって特定の固定側電極に回転側電極
が接触して通電状態となるようにしてもよい。この場
合、例えば固定側電極として突起状、回転側電極として
ブラシ状とすることができる。また、回転切換部にロー
タリスイッチを設けてもよい。
【0021】集音部形状は任意であり、マイクロホン数
や処理回路の構成も任意である。音響処理回路18,1
9はアナログ式の外、アナログマルチプレクサ、A/D
変換装置、イコライザ等のインターフェイス回路、CP
U、RAM、ROM、D/A変換装置によってデジタル
的に処理することもできる。この場合、同様のスイッチ
ング操作を、例えばCPUの駆動回路に用いたり、RO
Mの呼び込みタイミングを取ったりすることに活用でき
る。
や処理回路の構成も任意である。音響処理回路18,1
9はアナログ式の外、アナログマルチプレクサ、A/D
変換装置、イコライザ等のインターフェイス回路、CP
U、RAM、ROM、D/A変換装置によってデジタル
的に処理することもできる。この場合、同様のスイッチ
ング操作を、例えばCPUの駆動回路に用いたり、RO
Mの呼び込みタイミングを取ったりすることに活用でき
る。
【0022】また、集音部で採取した体内音響に外部雑
音が含まれている場合、前記デジタル処理において、別
に設けたマイクロホンで外部雑音を採取し、集音部で採
取した体内音響から外部雑音を減じて純粋な体内音響の
みにして聴診することもできる。
音が含まれている場合、前記デジタル処理において、別
に設けたマイクロホンで外部雑音を採取し、集音部で採
取した体内音響から外部雑音を減じて純粋な体内音響の
みにして聴診することもできる。
【0023】次に図3に基づいて第2実施例を説明す
る。尚、第1実施例と同一構成部分は同一の符号を付し
てその説明は省略する。図3は請求項2記載発明に対応
しており、図において、21は切換手段としての押圧切
換部を示している。この押圧切換部21は、カップ部2
の開口端に周設されており、図中22はベル型音響処理
回路用の検知電極、23は膜型音響処理回路の検知電極
である。24は、検知電極22と検知電極23を固定す
る凸状に湾曲した絶縁体であり、検知電極22を検知電
極23より一段高い位置に配置させている。
る。尚、第1実施例と同一構成部分は同一の符号を付し
てその説明は省略する。図3は請求項2記載発明に対応
しており、図において、21は切換手段としての押圧切
換部を示している。この押圧切換部21は、カップ部2
の開口端に周設されており、図中22はベル型音響処理
回路用の検知電極、23は膜型音響処理回路の検知電極
である。24は、検知電極22と検知電極23を固定す
る凸状に湾曲した絶縁体であり、検知電極22を検知電
極23より一段高い位置に配置させている。
【0024】25は感圧導電性柔軟体としての抵抗値が
ある程度高い感圧導電性ゴムが使用され、凹状に形成さ
れて前記両検知電極22,23上に配置されている。2
6は前記感圧導電性ゴム25を被覆する絶縁性ゴムであ
る。前記感圧導電性ゴム25と絶縁性ゴム26やカップ
部2側には、外部に貫通したエア抜孔を設けてもよい。
また、27はリング状の止め金具であって、前記絶縁性
ゴム26をカップ部2の開口端に全周固定するものであ
る。押圧力による抵抗値変動の検出回路としては、第1
実施例の可変抵抗検出回路と同様のものが使用される。
また、スイッチング回路、ベル型音響処理回路、膜型音
響処理回路及びそれ等の接続も同様であるからその説明
は省略する。
ある程度高い感圧導電性ゴムが使用され、凹状に形成さ
れて前記両検知電極22,23上に配置されている。2
6は前記感圧導電性ゴム25を被覆する絶縁性ゴムであ
る。前記感圧導電性ゴム25と絶縁性ゴム26やカップ
部2側には、外部に貫通したエア抜孔を設けてもよい。
また、27はリング状の止め金具であって、前記絶縁性
ゴム26をカップ部2の開口端に全周固定するものであ
る。押圧力による抵抗値変動の検出回路としては、第1
実施例の可変抵抗検出回路と同様のものが使用される。
また、スイッチング回路、ベル型音響処理回路、膜型音
響処理回路及びそれ等の接続も同様であるからその説明
は省略する。
【0025】次に作用を説明する。この集音部Aは、検
者の聴診時の被検者に対する押圧力によって抵抗値を変
化させてマイクロホンのON−OFFと、音響処理回路
の切換を行うものである。すなわち、手持ちした集音部
Aを被検者に軽く押しあてると、感圧導電性ゴム25が
軽く撓み、まず、検出電極22に接触する。抵抗値検出
回路は、このときのある抵抗値Rを検知して信号を出
す。スイッチング回路はこの信号によってマイクロホン
回路を閉じると共に、ベル型音響処理回路を作動させ、
体内音響を低調な音響特性に変調して出力させる。次
に、検者が聴診中に集音部を更に強く押すと、検知電極
22に加えて検知電極23も感圧導電性ゴム25と接触
する。抵抗値検出回路は、前記ある抵抗値Rより低い抵
抗値rを検知して信号を出し、膜型音響処理回路を作動
させることにより、体内音響を高調な音響特性に変調さ
せて出力する。
者の聴診時の被検者に対する押圧力によって抵抗値を変
化させてマイクロホンのON−OFFと、音響処理回路
の切換を行うものである。すなわち、手持ちした集音部
Aを被検者に軽く押しあてると、感圧導電性ゴム25が
軽く撓み、まず、検出電極22に接触する。抵抗値検出
回路は、このときのある抵抗値Rを検知して信号を出
す。スイッチング回路はこの信号によってマイクロホン
回路を閉じると共に、ベル型音響処理回路を作動させ、
体内音響を低調な音響特性に変調して出力させる。次
に、検者が聴診中に集音部を更に強く押すと、検知電極
22に加えて検知電極23も感圧導電性ゴム25と接触
する。抵抗値検出回路は、前記ある抵抗値Rより低い抵
抗値rを検知して信号を出し、膜型音響処理回路を作動
させることにより、体内音響を高調な音響特性に変調さ
せて出力する。
【0026】本実施例の集音部も前記のように、集音部
形状やマイクロホン数、処理回路との対応は任意に設定
できるし、デジタル式処理回路による外部雑音除去を行
うことができる。また、感圧導電性ゴムの形状や検知電
極の配置形状は任意であり、例えば感圧導電性ゴムを平
坦にして検知電極側を凸状に配置してもよいし、検知電
極側を平坦に配置して感圧導電性ゴム側を凸状としても
よい。
形状やマイクロホン数、処理回路との対応は任意に設定
できるし、デジタル式処理回路による外部雑音除去を行
うことができる。また、感圧導電性ゴムの形状や検知電
極の配置形状は任意であり、例えば感圧導電性ゴムを平
坦にして検知電極側を凸状に配置してもよいし、検知電
極側を平坦に配置して感圧導電性ゴム側を凸状としても
よい。
【0027】
【発明の効果】以上説明してきたように、本発明請求項
1記載の聴診器の集音部にあっては、前記構成としたた
め、把持部を回転させるだけで聴診中の体内音響を複数
に切換えて所定の周波数特性に変調された信号を聞き分
けることができるという効果が得られる。請求項2記載
の聴診器の集音部にあっては、前記構成としたため、集
音部の押圧力を調整するだけで聴診中の体内音響を複数
に切換えて所定の周波数特性に変調された信号を聞き分
けることができるという効果が得られる。
1記載の聴診器の集音部にあっては、前記構成としたた
め、把持部を回転させるだけで聴診中の体内音響を複数
に切換えて所定の周波数特性に変調された信号を聞き分
けることができるという効果が得られる。請求項2記載
の聴診器の集音部にあっては、前記構成としたため、集
音部の押圧力を調整するだけで聴診中の体内音響を複数
に切換えて所定の周波数特性に変調された信号を聞き分
けることができるという効果が得られる。
【図1】第1実施例の聴診器の集音部を示す説明図であ
る。
る。
【図2】同上の聴診器を示すブロック図である。
【図3】第2実施例の聴診器の集音部を示す説明図であ
る。
る。
A 集音部 B 聴診器 1 チェストピース 2 カップ部 5 把持部 11 マイクロホン 12 マイクロホン回路 13 可変抵抗器(切換手段) 14 回転軸部(回転切換部) 16 可変抵抗検出回路 17 スイッチング回路 18 ベル型音響処理回路 19 膜型音響処理回路 20 イヤホン 21 押圧切換部 22 ベル型音響処理回路用の検知電極 23 膜型音響処理回路用の検知電極 25 感圧導電性ゴム(感圧導電性柔軟体)
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成5年3月24日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0016
【補正方法】変更
【補正内容】
【0016】20はベル型音響処理回路18または膜型
音響処理回路19の出力信号を音声に変換するイヤホ
ン、2aは保護膜である。
音響処理回路19の出力信号を音声に変換するイヤホ
ン、2aは保護膜である。
【手続補正2】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】全図
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】
【図2】
【図3】
Claims (2)
- 【請求項1】 聴診器の信号処理部で検者の必要とする
周波数特性の信号に変換するため被検者に当てたチェス
トピースで採取した体内音響を電気信号に変換するマイ
クロホンと、信号回路の開閉および周波数特性の切換え
を行う切換手段と、を有する集音部であって、 前記切換手段が、チェストピースに回転可能に軸支した
把持部と連結され回転量によって複数段の切換を行う回
転切換部を備えていることを特徴とする聴診器の集音
部。 - 【請求項2】 請求項1記載の聴診器の集音部におい
て、把持部と連結され回転量によって切換を行う回転切
換部を備えた切換手段に代えて切換手段がチェストピー
スの開口部に周設した複数条の導通体に該導通体を被覆
した感圧導電性柔軟体をチェストピースの押圧によって
押しあてて導通範囲を変化させることにより複数段の切
換を行う押圧切換部を備えていることを特徴とする聴診
器の集音部。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP35607892A JPH06181920A (ja) | 1992-12-18 | 1992-12-18 | 聴診器の集音部 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP35607892A JPH06181920A (ja) | 1992-12-18 | 1992-12-18 | 聴診器の集音部 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06181920A true JPH06181920A (ja) | 1994-07-05 |
Family
ID=18447220
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP35607892A Pending JPH06181920A (ja) | 1992-12-18 | 1992-12-18 | 聴診器の集音部 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06181920A (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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JP2009543615A (ja) * | 2006-07-17 | 2009-12-10 | シグノシュティクス ピーティーワイ エルティーディー | 改良された医療用診断器具 |
WO2014021335A1 (ja) * | 2012-07-30 | 2014-02-06 | 株式会社三菱ケミカルホールディングス | 検体情報検出ユニット、検体情報処理装置、電動歯ブラシ装置、電動シェーバー装置、検体情報検出装置、老齢化度評価方法、及び老齢化度評価装置 |
CN105852902A (zh) * | 2016-04-26 | 2016-08-17 | 江苏物联网研究发展中心 | 电子听诊器听诊频率范围的切换方法及系统 |
JP2017519533A (ja) * | 2014-04-16 | 2017-07-20 | ボンジョビ アコースティックス リミテッド ライアビリティー カンパニー | 広帯域の聴診のための装置 |
US10820883B2 (en) | 2014-04-16 | 2020-11-03 | Bongiovi Acoustics Llc | Noise reduction assembly for auscultation of a body |
-
1992
- 1992-12-18 JP JP35607892A patent/JPH06181920A/ja active Pending
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