JPH0617939Y2 - サイディングボ−ド - Google Patents
サイディングボ−ドInfo
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- JPH0617939Y2 JPH0617939Y2 JP1983027977U JP2797783U JPH0617939Y2 JP H0617939 Y2 JPH0617939 Y2 JP H0617939Y2 JP 1983027977 U JP1983027977 U JP 1983027977U JP 2797783 U JP2797783 U JP 2797783U JP H0617939 Y2 JPH0617939 Y2 JP H0617939Y2
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Landscapes
- Finishing Walls (AREA)
- Building Environments (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は家屋の外壁等に使用し、表面材の変形防止、裏
面材の吸水防止等を図ったサイディングボード(以下、
単にボードという)に関するものである。
面材の吸水防止等を図ったサイディングボード(以下、
単にボードという)に関するものである。
従来における金属製の表面材とシート状物よりなる裏面
材間に合成樹脂発泡体をサンドイッチしたボードとして
は、実公昭53-52113号公報に記載されたものがある。し
かしながら、このような従来のボードは、外部からの変
形(製品の幅方向の端部を持って持ち上げた場合等)や
衝撃等を受けると、表面材や裏面材が断熱材と一体化し
てないために断熱材より剥がれてしまうことがあった。
また、従来のボードは裏面材の幅方向の端部が外部に露
出しているために、防水処理を施していない裏面材の端
部が水分を含浸し、連結部を腐食したりするものであっ
た。さらに、裏面材の幅方向の両端部が表面材の幅方向
の両端部の連結部の裏面に接着されており、このため裏
面材が伸縮すると、その伸縮力の影響が直接表面材に悪
影響を与え、表面材の化粧面を凸状に変形させてしまう
ものであった。
材間に合成樹脂発泡体をサンドイッチしたボードとして
は、実公昭53-52113号公報に記載されたものがある。し
かしながら、このような従来のボードは、外部からの変
形(製品の幅方向の端部を持って持ち上げた場合等)や
衝撃等を受けると、表面材や裏面材が断熱材と一体化し
てないために断熱材より剥がれてしまうことがあった。
また、従来のボードは裏面材の幅方向の端部が外部に露
出しているために、防水処理を施していない裏面材の端
部が水分を含浸し、連結部を腐食したりするものであっ
た。さらに、裏面材の幅方向の両端部が表面材の幅方向
の両端部の連結部の裏面に接着されており、このため裏
面材が伸縮すると、その伸縮力の影響が直接表面材に悪
影響を与え、表面材の化粧面を凸状に変形させてしまう
ものであった。
このような従来のボードの前記問題を解決するために、
本考案は、金属製の表面材とシート状の裏面材とが直接
接着されないように雄、雌型連結部の裏面に合成樹脂発
泡体を介在させて、シート状の裏面材の伸縮による変形
の影響を金属製の表面材に直接伝わらないようにすると
共に、シート状の裏面材の両端部を雄、雌型連結部の金
属製の表面材で被覆して、シート状の裏面材の幅方向の
端部が外部に露出されないようにし、しかもシート状の
裏面材の一端を合成樹脂発泡体内に一体化されるように
配設するようにして、金属製の表面材の変形防止、表、
裏面材の剥離防止、シート状の裏面材の吸水による腐食
等の悪影響の防止を図ることを課題とするものである。
本考案は、金属製の表面材とシート状の裏面材とが直接
接着されないように雄、雌型連結部の裏面に合成樹脂発
泡体を介在させて、シート状の裏面材の伸縮による変形
の影響を金属製の表面材に直接伝わらないようにすると
共に、シート状の裏面材の両端部を雄、雌型連結部の金
属製の表面材で被覆して、シート状の裏面材の幅方向の
端部が外部に露出されないようにし、しかもシート状の
裏面材の一端を合成樹脂発泡体内に一体化されるように
配設するようにして、金属製の表面材の変形防止、表、
裏面材の剥離防止、シート状の裏面材の吸水による腐食
等の悪影響の防止を図ることを課題とするものである。
本考案は、金属製の表面材とシート状の裏面材間に囲ま
れた空間に合成樹脂発泡体を充填し、その自己接着性で
一体化したサンドイッチ構造の雄、雌型連結部を有する
サイディングボードにおいて、シート状の裏面材の一端
を金属製の表面材の雄型連結部の先端を内方に折り返し
た折り返し部で覆うと共に、シート状の裏面材の他端を
金属製の表面材の雌型連結部の先端を内方に折り返した
屈曲部で被覆し、さらに前記シート状の裏面材の他端の
縁部に形成した傾斜立ち上がり部が前記雌型連結部裏面
に充填した合成樹脂発泡体内を斜めに仕切るように挿入
して一体化されるサイディングボードである。
れた空間に合成樹脂発泡体を充填し、その自己接着性で
一体化したサンドイッチ構造の雄、雌型連結部を有する
サイディングボードにおいて、シート状の裏面材の一端
を金属製の表面材の雄型連結部の先端を内方に折り返し
た折り返し部で覆うと共に、シート状の裏面材の他端を
金属製の表面材の雌型連結部の先端を内方に折り返した
屈曲部で被覆し、さらに前記シート状の裏面材の他端の
縁部に形成した傾斜立ち上がり部が前記雌型連結部裏面
に充填した合成樹脂発泡体内を斜めに仕切るように挿入
して一体化されるサイディングボードである。
本考案は、上記手段を採用することにより、シート状の
裏面材が金属製の表面材でその両端が被覆されて合成樹
脂発泡体と共に保持される形となっており、しかも、シ
ート状の裏面材の一端部が合成樹脂発泡体内に挿入され
て確実に一体化されているので、外部からの変形や外力
による衝撃等でシート状の裏面材が金属製の表面材から
剥離したりする恐れがなく、またシート状の裏面材が金
属製の表面材に直接接着されていないので、シート状の
裏面材が伸縮しても、その伸縮力の影響が合成樹脂発泡
体の介在により吸収緩和されて金属製の表面材をこの伸
縮力で変形させる恐れもなく、しかもシート状の裏面材
の幅方向の端部が外部に露出されない構造であるので、
木口からの吸水等によりシート状の裏面材が腐食する等
の悪影響も確実に防止することができ、前記課題を十分
に解決できるものである。
裏面材が金属製の表面材でその両端が被覆されて合成樹
脂発泡体と共に保持される形となっており、しかも、シ
ート状の裏面材の一端部が合成樹脂発泡体内に挿入され
て確実に一体化されているので、外部からの変形や外力
による衝撃等でシート状の裏面材が金属製の表面材から
剥離したりする恐れがなく、またシート状の裏面材が金
属製の表面材に直接接着されていないので、シート状の
裏面材が伸縮しても、その伸縮力の影響が合成樹脂発泡
体の介在により吸収緩和されて金属製の表面材をこの伸
縮力で変形させる恐れもなく、しかもシート状の裏面材
の幅方向の端部が外部に露出されない構造であるので、
木口からの吸水等によりシート状の裏面材が腐食する等
の悪影響も確実に防止することができ、前記課題を十分
に解決できるものである。
以下に図面を用いて本考案に係るボードの一実施例につ
いて詳細に説明する。すなわち、第1図は上記ボードの
代表的な一例を示す斜視図であり、1は金属製の表面材
(以下、単に表面材という)で、第2図に示すように縦
断面を凹状とした主体部2と主体部2の側壁3の下端縁
を外方へ延長した差込縁4とから形成した雄型連結部6
を有し、その先端を内方にはぜ状に折り返した折り返し
部の舌片5と、他側壁7の下端縁を内方にコ字状に屈曲
した差込溝8とその下縁9を外方へ延長した延長部10と
その途中、および先端を上方へ突出すると共に、側壁7
と平行に形成した補助突条11aと、突条11とから形成し
た雌型連結部14とを有し、その先端を下方へ延ばした下
部側壁12とその下端縁を内方に延ばした屈曲部13とから
構成したものである。さらに説明すると、表面材1の素
材としては、平板、あるいはエンボス模様の例えば亜鉛
鉄板、カラー鋼板、ステンレス板、銅板、アルミニウム
板等を押し出し、ロール成形などで連続的に形成するも
のである。また、主体部2は長方形の化粧面2aと側壁
3、7と凹状部2bとから構成したものである。さらに、
補助突条11a、突条11は連結部に2重防水構造(実質的
には連結部の雄、雌構造も入れると3重防水構造)を構
成するのに役立つ。しかも、補助突条11aはボードを連
結した際に相隣るボードの差込縁4の係合力強化のため
のテコの支点としての機能を具備し、かつ、補助突条11
aは側壁7よりも外側に位置し、差込溝8と突条11間に
第4図に示すように2つの空隙A、Bを形成するのに役
立つ。また、突条11は相隣るボードの裏面材15(下記す
る)の水平な突出部16の内方端部と接触し、幾分上方へ
押し上げ、突条11と裏面材15の双方の弾力を作用させた
状態で連結する構造とするのに役立つものである。15は
シート状の裏面材(以下、単に裏面材という)で第3図
に示すように縦断面を略クランク状に形成すると共に、
後記する合成樹脂発泡体20を介して前記表面材1の裏面
と対面するものであり、水平な突出部16とその内側端を
下方へ折り曲げた立ち下り部17とその下端縁を水平に前
記下部側壁12に向かって延長した水平延長部18とその先
端を外方へ傾斜して突出した傾斜立ち上り部19とから構
成したものである。さらに説明すると、裏面材15は主に
カバー材、補助材(シール材、防水材、型材、および保
形材)として役立つものであり、その材料としては保形
性を有するものであり、例えばプラスチックシート、金
属シート(Al、Pb、Feの箔体も含む)、紙シート(ア
スベスト紙、クラフト紙)、不織布、アスファルトフェ
ルト、および上記材料の1種以上をラミネートなどした
復合材からなる。また、裏面材15の一端縁は折り返し部
の舌片5の内部に載置され、他端縁は下部側壁12、屈曲
部13内の合成樹脂発泡体20を斜辺で仕切るように合成樹
脂発泡体20内に一体に挿入されているため、裏面材15が
合成樹脂発泡体20と確実に一体化され、衝撃に対して剥
離することがなく、かつ、両側端面が外部に露出しない
ため、その木口から吸水等して裏面材15が腐食すること
がないものとする。勿論、裏面材15が表面材1とは直接
に接着されてはおらず、弾性を有する合成樹脂発泡体20
内に保持されているために、裏面材15の経年変化の伸縮
による変形が、直接表面材1に影響して表面材1を変形
させることが無く、表面材1の美観を長期に亘って維持
できるものである。20は合成樹脂発泡体(以下、単にフ
ォームという)でハッチングで便宜上区分して示すよう
に上層20a、下層20b、接着層20c、接着兼スペーサ層20d
とから構成する。すなわち、上層20aは凹状部2bに充填
したフォーム20であり、下層20bは凹状部2bの側壁3近
傍のΔlの範囲だけを除いた背面、下縁9、および延長
部10の雌型連結部14の背面から下方に突出した部分の存
在するフォーム20であり、20cは差込縁4の雄型連結部
6の背面と裏面材15とで囲まれた空間部に薄く充填した
フォーム20、20dは下部側壁12と屈曲部13の背面と裏面
材15の傾斜立ち上り部19の表面で囲まれた空間に充填し
たフォーム20である。このフォーム20は成形法により単
体、もしくは複合体とすることもあるが、好ましくは液
状の原料を吐出等してこれら構成材を発泡の際の自己接
着性で一体に貼着するものであることが望ましい。な
お、上記のΔlは第4図に示すように差込縁4を差込溝
8に連結した際に、連結部の各部寸法と強度、断熱性の
相対的関係によって定まるものである。すなわち、Δl
は下層20bの一部を連結構造の関係から窪ませた窪部15a
と称呼する。さらに説明すると、フォーム20は主に通常
の使用状態下において、断熱材、防水材、および防
湿材、吸音材、クッション材、防振、緩衝材、
嵩上材、接着剤として機能するものである。勿論、フ
ォーム20製造時には流動性と自己接着性を有して、形状
に左右されずに一挙に成形し得る原料を用いることが望
ましい。このフォーム20の具体例としては、ポリイソシ
アヌレートフォーム(フェノール、ウレタン変性も含
む)、フェノールフォーム、およびこれらフォーム内に
鉱物繊維(ガラス繊維、アスベスト繊維、ロックウー
ル)、炭素繊維、メタル繊維、パーライト粒、シラスバ
ルーン、バーミキュライト、ガラスビーズ等を添加した
フォーム20等である。なお、この種添加物の配合比は目
的により異なるが、例えばフォーム20原料、100重量部
に対し、約5〜200重量部程度である。
いて詳細に説明する。すなわち、第1図は上記ボードの
代表的な一例を示す斜視図であり、1は金属製の表面材
(以下、単に表面材という)で、第2図に示すように縦
断面を凹状とした主体部2と主体部2の側壁3の下端縁
を外方へ延長した差込縁4とから形成した雄型連結部6
を有し、その先端を内方にはぜ状に折り返した折り返し
部の舌片5と、他側壁7の下端縁を内方にコ字状に屈曲
した差込溝8とその下縁9を外方へ延長した延長部10と
その途中、および先端を上方へ突出すると共に、側壁7
と平行に形成した補助突条11aと、突条11とから形成し
た雌型連結部14とを有し、その先端を下方へ延ばした下
部側壁12とその下端縁を内方に延ばした屈曲部13とから
構成したものである。さらに説明すると、表面材1の素
材としては、平板、あるいはエンボス模様の例えば亜鉛
鉄板、カラー鋼板、ステンレス板、銅板、アルミニウム
板等を押し出し、ロール成形などで連続的に形成するも
のである。また、主体部2は長方形の化粧面2aと側壁
3、7と凹状部2bとから構成したものである。さらに、
補助突条11a、突条11は連結部に2重防水構造(実質的
には連結部の雄、雌構造も入れると3重防水構造)を構
成するのに役立つ。しかも、補助突条11aはボードを連
結した際に相隣るボードの差込縁4の係合力強化のため
のテコの支点としての機能を具備し、かつ、補助突条11
aは側壁7よりも外側に位置し、差込溝8と突条11間に
第4図に示すように2つの空隙A、Bを形成するのに役
立つ。また、突条11は相隣るボードの裏面材15(下記す
る)の水平な突出部16の内方端部と接触し、幾分上方へ
押し上げ、突条11と裏面材15の双方の弾力を作用させた
状態で連結する構造とするのに役立つものである。15は
シート状の裏面材(以下、単に裏面材という)で第3図
に示すように縦断面を略クランク状に形成すると共に、
後記する合成樹脂発泡体20を介して前記表面材1の裏面
と対面するものであり、水平な突出部16とその内側端を
下方へ折り曲げた立ち下り部17とその下端縁を水平に前
記下部側壁12に向かって延長した水平延長部18とその先
端を外方へ傾斜して突出した傾斜立ち上り部19とから構
成したものである。さらに説明すると、裏面材15は主に
カバー材、補助材(シール材、防水材、型材、および保
形材)として役立つものであり、その材料としては保形
性を有するものであり、例えばプラスチックシート、金
属シート(Al、Pb、Feの箔体も含む)、紙シート(ア
スベスト紙、クラフト紙)、不織布、アスファルトフェ
ルト、および上記材料の1種以上をラミネートなどした
復合材からなる。また、裏面材15の一端縁は折り返し部
の舌片5の内部に載置され、他端縁は下部側壁12、屈曲
部13内の合成樹脂発泡体20を斜辺で仕切るように合成樹
脂発泡体20内に一体に挿入されているため、裏面材15が
合成樹脂発泡体20と確実に一体化され、衝撃に対して剥
離することがなく、かつ、両側端面が外部に露出しない
ため、その木口から吸水等して裏面材15が腐食すること
がないものとする。勿論、裏面材15が表面材1とは直接
に接着されてはおらず、弾性を有する合成樹脂発泡体20
内に保持されているために、裏面材15の経年変化の伸縮
による変形が、直接表面材1に影響して表面材1を変形
させることが無く、表面材1の美観を長期に亘って維持
できるものである。20は合成樹脂発泡体(以下、単にフ
ォームという)でハッチングで便宜上区分して示すよう
に上層20a、下層20b、接着層20c、接着兼スペーサ層20d
とから構成する。すなわち、上層20aは凹状部2bに充填
したフォーム20であり、下層20bは凹状部2bの側壁3近
傍のΔlの範囲だけを除いた背面、下縁9、および延長
部10の雌型連結部14の背面から下方に突出した部分の存
在するフォーム20であり、20cは差込縁4の雄型連結部
6の背面と裏面材15とで囲まれた空間部に薄く充填した
フォーム20、20dは下部側壁12と屈曲部13の背面と裏面
材15の傾斜立ち上り部19の表面で囲まれた空間に充填し
たフォーム20である。このフォーム20は成形法により単
体、もしくは複合体とすることもあるが、好ましくは液
状の原料を吐出等してこれら構成材を発泡の際の自己接
着性で一体に貼着するものであることが望ましい。な
お、上記のΔlは第4図に示すように差込縁4を差込溝
8に連結した際に、連結部の各部寸法と強度、断熱性の
相対的関係によって定まるものである。すなわち、Δl
は下層20bの一部を連結構造の関係から窪ませた窪部15a
と称呼する。さらに説明すると、フォーム20は主に通常
の使用状態下において、断熱材、防水材、および防
湿材、吸音材、クッション材、防振、緩衝材、
嵩上材、接着剤として機能するものである。勿論、フ
ォーム20製造時には流動性と自己接着性を有して、形状
に左右されずに一挙に成形し得る原料を用いることが望
ましい。このフォーム20の具体例としては、ポリイソシ
アヌレートフォーム(フェノール、ウレタン変性も含
む)、フェノールフォーム、およびこれらフォーム内に
鉱物繊維(ガラス繊維、アスベスト繊維、ロックウー
ル)、炭素繊維、メタル繊維、パーライト粒、シラスバ
ルーン、バーミキュライト、ガラスビーズ等を添加した
フォーム20等である。なお、この種添加物の配合比は目
的により異なるが、例えばフォーム20原料、100重量部
に対し、約5〜200重量部程度である。
次に施工例につき説明する。
まず第4図に示すように支持材、例えば胴縁21上にボー
ドαの雌型連結部14を釘22によって固定する。次にボー
ドβの雄型連結部6をボードαの係合溝8に嵌挿し、か
つ、他端の雌型連結部14(図示せず)を釘22で固定する
ものである。
ドαの雌型連結部14を釘22によって固定する。次にボー
ドβの雄型連結部6をボードαの係合溝8に嵌挿し、か
つ、他端の雌型連結部14(図示せず)を釘22で固定する
ものである。
以上説明したのは本考案に係るボードの一実施例にすぎ
ず、表面材1の化粧面2aには第5図(a)〜(d)に示
すようなリブ(補強と外観の意匠的な向上)を1本、も
しくは複数本、長手方向に沿って形成することもでき
る。また、第1図において1点鎖線で示すように差込溝
8内にコーキング材を植設し、防水性を向上することも
できる。
ず、表面材1の化粧面2aには第5図(a)〜(d)に示
すようなリブ(補強と外観の意匠的な向上)を1本、も
しくは複数本、長手方向に沿って形成することもでき
る。また、第1図において1点鎖線で示すように差込溝
8内にコーキング材を植設し、防水性を向上することも
できる。
上述したように本考案に係るボードによれば、合成樹
脂発泡体が表面材と裏面材により完全に被覆されている
ため、合成樹脂発泡体の膨脹、縮みによる合成樹脂発泡
体の経年変形を金属製の表面材とシート状の裏面材で防
止して寸法安定性に富む。シート状の裏面材の端部が
合成樹脂発泡体に内包されているために、金属製の表面
材とシート状の裏面材間の幅方向の端部の剥離がなく、
ボードを一体化したサンドイッチ構造がより堅固に出来
る。シート状の裏面材の幅方向の両端面が外部に露出
せず、その木口から吸水等して腐食することがなく、耐
久性に富む。シート状の裏面材の両端が弾力性のある
合成樹脂発泡体を介在して一体に形成されているため
に、シート状の裏面材の収縮が直接金属製の表面材に影
響せず、金属製の表面材に対して歪み等の経年変化によ
る変形を発生させることがなく、美麗な外観を永く保持
できる。高湿度の環境下で使用した際には、金属製の
表面材の化粧面の変形を確実に防止できるので、建材と
して極めて優れており、有用性が高い。等の特徴、効果
がある。
脂発泡体が表面材と裏面材により完全に被覆されている
ため、合成樹脂発泡体の膨脹、縮みによる合成樹脂発泡
体の経年変形を金属製の表面材とシート状の裏面材で防
止して寸法安定性に富む。シート状の裏面材の端部が
合成樹脂発泡体に内包されているために、金属製の表面
材とシート状の裏面材間の幅方向の端部の剥離がなく、
ボードを一体化したサンドイッチ構造がより堅固に出来
る。シート状の裏面材の幅方向の両端面が外部に露出
せず、その木口から吸水等して腐食することがなく、耐
久性に富む。シート状の裏面材の両端が弾力性のある
合成樹脂発泡体を介在して一体に形成されているため
に、シート状の裏面材の収縮が直接金属製の表面材に影
響せず、金属製の表面材に対して歪み等の経年変化によ
る変形を発生させることがなく、美麗な外観を永く保持
できる。高湿度の環境下で使用した際には、金属製の
表面材の化粧面の変形を確実に防止できるので、建材と
して極めて優れており、有用性が高い。等の特徴、効果
がある。
第1図は本考案に係るサイディングボードの一実施例を
示す斜視図、第2図は金属製の表面材を示す斜視図、第
3図はシート状の裏面材を示す斜視図、第4図は本考案
に係るサイディングボードの施工状態を示す説明図、第
5図(a)〜(d)は化粧面のその他の実施例を示す説
明図である。1 ……金属製の表面材、11……突条、11a……補助突
条、15……シート状の裏面材、20……合成樹脂発泡体。
示す斜視図、第2図は金属製の表面材を示す斜視図、第
3図はシート状の裏面材を示す斜視図、第4図は本考案
に係るサイディングボードの施工状態を示す説明図、第
5図(a)〜(d)は化粧面のその他の実施例を示す説
明図である。1 ……金属製の表面材、11……突条、11a……補助突
条、15……シート状の裏面材、20……合成樹脂発泡体。
Claims (1)
- 【請求項1】金属製の表面材とシート状の裏面材間に囲
まれた空間に合成樹脂発泡体を充填し、その自己接着性
で一体化したサンドイッチ構造の雄、雌型連結部を有す
るサイディングボードにおいて、裏面材の一端を表面材
の雄型連結部の先端を内方に折り返した折り返し部で覆
うと共に、裏面材の他端を表面材の雌型連結部の先端を
内方に折り返した屈曲部で被覆し、さらに前記裏面材の
他端の縁部に形成した傾斜立ち上がり部が前記雌型連結
部裏面に充填した合成樹脂発泡体内を斜めに仕切るよう
に挿入して一体化されることを特徴とするサイディング
ボード。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1983027977U JPH0617939Y2 (ja) | 1983-02-25 | 1983-02-25 | サイディングボ−ド |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1983027977U JPH0617939Y2 (ja) | 1983-02-25 | 1983-02-25 | サイディングボ−ド |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS59132843U JPS59132843U (ja) | 1984-09-05 |
JPH0617939Y2 true JPH0617939Y2 (ja) | 1994-05-11 |
Family
ID=30158855
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1983027977U Expired - Lifetime JPH0617939Y2 (ja) | 1983-02-25 | 1983-02-25 | サイディングボ−ド |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0617939Y2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0416841Y2 (ja) * | 1985-09-12 | 1992-04-15 | ||
JP7104673B2 (ja) * | 2019-09-18 | 2022-07-21 | ケイミュー株式会社 | 建築板 |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5759540Y2 (ja) * | 1977-10-18 | 1982-12-20 | ||
JPS6024827Y2 (ja) * | 1980-10-09 | 1985-07-25 | 株式会社アイジ−技術研究所 | サイデイングボ−ド |
-
1983
- 1983-02-25 JP JP1983027977U patent/JPH0617939Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS59132843U (ja) | 1984-09-05 |