[go: up one dir, main page]

JPH0617635Y2 - 車載収納箱の閉位置係止装置 - Google Patents

車載収納箱の閉位置係止装置

Info

Publication number
JPH0617635Y2
JPH0617635Y2 JP10405288U JP10405288U JPH0617635Y2 JP H0617635 Y2 JPH0617635 Y2 JP H0617635Y2 JP 10405288 U JP10405288 U JP 10405288U JP 10405288 U JP10405288 U JP 10405288U JP H0617635 Y2 JPH0617635 Y2 JP H0617635Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
storage box
cam lever
closed position
inertial
pushed
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP10405288U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0225332U (ja
Inventor
作造 新原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nifco Inc
Original Assignee
Nifco Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nifco Inc filed Critical Nifco Inc
Priority to JP10405288U priority Critical patent/JPH0617635Y2/ja
Publication of JPH0225332U publication Critical patent/JPH0225332U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0617635Y2 publication Critical patent/JPH0617635Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Vehicle Step Arrangements And Article Storage (AREA)
  • Lock And Its Accessories (AREA)
  • Passenger Equipment (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 この考案はハウジングの開口から外に突出する開位置に
バネで付勢された自動車の灰皿やグローブボックスなど
の収納箱を付勢に抗して押込まれた閉位置に係止し、該
収納箱が再度押込まれると係止を釈放し、これにより収
納箱が付勢力で開位置に移動するのを許容する車載移動
箱の閉位置係止装置に関する。
〈従来の技術〉 このような車載収納箱の閉位置係止装置は特開昭59−
213877号公報の第23〜26図に記載されている。上
記装置は本書の添付図面第5〜9図に示すように車体側
に設けられた軸1と、コイルバネ2と、ストッパ3と、
カムレバー4とからなり、カムレバー4は軸1に基部を
枢着されて旋回可能であり、コイルバネ2はカムレバー
4の下で軸1に巻き付けられ、その一端部2aは車体側、
他端部2bはカムレバーの突起に受け止められ、ストッパ
3に当接するまでカムレバー4を図で反時計方向に付勢
し、待機状態にする(第5,6図)。
開位置にバネで付勢され、そのほゞ全体がハウジングの
開口から外に突出している収納箱Bを上記開口から外に
突出しない閉位置に押込むと、その押込みの末期に該箱
Bの奥に設けられた突起5がカムレバー4の自由端側の
一側にある斜面カム6に摺接し、これにより第5図の待
機状態から第7図に矢印aで示すようにカムレバー4は
押退けられ、バネ2の付勢に抗し時計方向に旋回する。
カムレバー4は斜面カム6の後に上記突起5を保持する
凹所7を切欠いて有し、上記凹所7の入口には斜面カム
6の角形延長部6aと、該延長部との間に突起5が通れる
間隔を保って凹所7の縁から延長部6aとは反対向きに突
出する角形突出部7aがある。
ハウジングの奥に当接するまで収納箱Bを押込むと、突
起5は斜面カム6の角形延長部6aを通り過ぎ、これによ
りカムレバー4は元の方向に少し回動して突起5は角形
延長部7a上に位置する。収納箱がハウジングの奥に当接
したことは指先で分るため、そこで押込むのを止める
と、収納箱は開位置に牽引する付勢力で少し戻り、カム
レバー4はバネ2の付勢で反時計方向に少し戻り(第8
図矢印c)、突起5は凹所の入口にある窪み8に引っ掛
かり(第8図矢印b)、これによって押込まれた収納箱
Bはハウジングの開口から外に突出しない閉位置に付勢
に抗して係止される。
収納箱Bを開位置にするには閉位置の収納箱を再び押込
み、突起5を窪み8から凹所7の内部に脱出させる(第
8図矢印d)。これにより、カムレバー4はバネ2の付
勢で旋回して元の待機状態に戻り(第9図矢印e)、一
方、収納箱は付勢力で開位置に戻ろうとして突起5を凹
所7の底に逆方向に摺接させたのち、該凹所の底に沿っ
て延長状にカムレバーに設けた傾斜カム溝9中を通過さ
せ(矢印f)、カムレバーから突起5を釈放する。尚、
突起5が傾斜カム溝9中を通過する際には、突起が傾斜
カム溝の底を押し下げるためカムレバーは第6図に破線
で示すようにバネ2を圧して傾くが、通過し終ると元の
状態に復帰する。
こうしてカムレバーは付勢に抗し閉位置に押込まれた収
納箱を閉位置に係止すると共に、該収納箱が再度押込ま
れると係止を釈放し、収納箱が付勢力で開位置に移動す
るのを許容する。
尚、図示の収納箱Bは抽斗式で、開位置と閉位置の間を
直進するが、第5図に示したように収納箱が支点Oを中
心に回動する回動式で、ハウジングの開口から前下向き
に倒れるように動いて開位置になり、又、指で逆に動か
されてハウジングの開口を閉じる閉位置になる場合、支
点Oを中心に画く突起5の円弧の軌跡Rが図示のように
なっていればカムレバー4はこの回動式の収納箱をも閉
位置に係止し、収納箱の再度の押込みで収納箱が開位置
に移動するのを許容する。
〈考案が解決しようとする課題〉 上記した従来の係止装置では、閉位置の収納箱を開位置
にするために指で押込む方向と、自動車の衝突時や、急
ブレーキ時などに収納箱に加わる慣性力の方向が同じで
あると、衝突や急ブレーキをかけた際、指で収納箱を押
込まないのに収納箱は慣性力で押込まれ、ハウジングの
開口から外に出た開位置になり、運転者や同乗車がこれ
にぶつかって追加の危害を受ける虞がある。
〈課題を解決するための手段〉 そこで本考案は閉位置の収納箱が押込まれても、それが
慣性力による場合は収納箱を開位置に移動させないよう
にしたのであって、車載収納箱の閉位置係止装置とし
て、 前記カムレバー(4)に旋回の支点を越えて延びる延長
部(10)を設け、この延長部と、車体側の上記延長部に対
応した部位との間にばね(12,18)で付勢された慣性応動
体(11)を設け、閉位置の収納箱が慣性力で押込まれたと
きに該慣性応動体が該慣性力に基づいて上記ばね(12,1
8)の付勢力に抗し移動することによりカムレバーの旋回
を阻止し、前記カムレバーが収納箱の係止を釈放するの
を阻止するようにしたことを特徴とする。
〈実施例〉 第1,2図と第3,4図の各実施例において、前述した
第5〜9図の従来装置と同じ構成要素には同じ符号を付
してある。
さて本考案に則りカムレバー4には旋回の支点である軸
1を越えて延びる延長部10を設け、この延長部10と、車
体側の上記延長部に対応した部位との間には、閉位置の
収納箱が慣性力で押込まれたときに、前記カムレバー4
が収納箱の係止を釈放するのを阻止する慣性応動体11が
設けてある。慣性応動体11は金属など質量の重い材料製
とすることが好ましい。
第1,2図の実施例では慣性応動体11はカムレバーの延
長部10に沿って摺動可能に取付けられ、常時はばね12で
軸1側に牽引されているが、このばね12の牽引力よりも
大きな慣性力が作用すると慣性応動体11は延長部10
沿いに摺動し、その先端部11′は車体側に設けてある
空洞部13中に突入する(第1図実線、第2図破線)。
従って、大きな慣性力が加わっていないとき、閉位置に
ある収納箱を指先で押込むと、カムレバーの延長部に取
付けた慣性応動体11は空洞部13に突入していないので、
カムレバーは前述した従来例の場合と同様に旋回し、収
納箱が開位置に移動するのを許容する。しかし、衝突
時、急ブレーキ時など大きな慣性力が作用すると、閉位
置にある収納箱の突起5はカムレバー4の凹所7にある
窪み8から凹所の内部に脱出し、第1図、第8図の矢印
dに示すような状態になるが、このとき同時に慣性応動
体11は上述のように延長部沿いに摺動し、その先端部1
1′が前記空洞部13中に突入するためカムレバー4は旋
回できず、待機状態に戻れない。このため、突起5は瞬
間的に第8図の矢印dの状態に保持され、収納箱は閉位
置にとどまる。そして、慣性力が消えると慣性応動体11
はばね12の牽引力で元の状態に引戻され(第1図破線、
第2図実線)、又、突起5は収納箱を開位置にしようと
する付勢力でカムレバーの凹所の窪み8に再び係合す
る。
図示の実施例では延長部10はコ字形断面形状、慣性応動
体11は上記延長部の外に嵌合したC形断面形状でばね12
の組込みを容易にしているが、その形態は上記に限定さ
れるものではない。又、空洞部13を構成する部材は筒形
であるが、これも筒形以外の形態でもよい。尚、カムレ
バーに設けられた突出片14はばね12で牽引された慣性応
動体11の端部を受け止める位置決めストッパと、ばね12
のカムレバーに取付けるべき端部を連結する連結部とを
兼ねる。ばね12の他端部は慣性応動体の先端部11′の壁
に連結してある。
第3,4図の実施例はカムレバーの延長部10の下の車体
側にガイド部材15を固定し、慣性応動体11は前記延長部
沿いに摺動可能に上記ガイド部材15に取付けてある。慣
性応動体11は延長部10に向かって突出する隆起部16を備
え、又、延長部10は上記隆起部を余裕をもって受け入れ
る受入部17を備えている。そして、ガイド部材15の壁
20と慣性応動体11の間には慣性応動体を弾力的に押
し、隆起部16と受入部17の位置を合わせる(第3図破
線、第4図実線)ためのばね18が組込んである。
従って、大きな慣性力が加わっていないとき、閉位置に
ある収納箱を指先で押込むと、カムレバーの延長部の受
入部17の位置は慣性応動体の隆起部16に合っているため
カムレバーは該隆起部16に阻害されることなく前述した
従来例の場合と同様に旋回し、収納箱が開位置に移動す
るのを許容する。しかし、衝突時、急ブレーキ時など大
きな慣性力が作用すると、閉位置にある収納箱の突起5
はカムレバー4の凹所7にある窪み8から凹所の内部に
脱出する(第3図、第8図の矢印d)。このとき同時に
慣性応動体11はばね18を押し縮めて延長部沿いに摺動
し、その隆起部16は延長部10の先端部の下に位置するた
めカムレバー4は旋回できず、待機状態に戻れない。こ
のため、突起5は瞬間的に第8図の矢印dの状態に保持
され、収納箱は閉位置にとどまる。そして、慣性力が消
えると慣性応動体11はばね18で元の状態に押し戻され
(第3図破線、第4図実線)、又、突起5は収納箱を開
位置にしようとする付勢力でカムレバーの凹所の窪み8
に再び係合する。
慣性応動体11の断面形状は倒T形、ガイド部材15は慣性
応動体の断面形状に対応した倒T形の溝で該応動体を摺
動自在にガイドする。そして、ばね18で押される慣性応
動体の隆起部16の位置をカムレバーの受入部17に合わせ
るためガイド部材は位置決めストッパ19を備えている。
尚、ばね18は上記ストッパ19とは反対側のガイド部材の
端部を塞ぐために取付けた壁20と、この壁20に対向する
慣性応動体の端部に夫々設けた突起に各端部を嵌めてあ
る。
以上、本考案の二つの実施例を説明したが、どの位の大
きさの慣性力が作用したときに慣性応動体でカムレバー
の旋回を阻止するかは、収納箱や、その内容物の重量に
応じ慣性応動体の質量、ばね12,18の強さを適切に選択
して定める。又、ばね12は引っ張りばねとして、ばね18
は圧縮ばねとして作用させてあるが、ばねの組込みかた
を逆にし、ばね12を圧縮ばね、ばね18を引っ張りばねに
することもできる。
〈考案の効果〉 本考案によれば閉位置にあってハウジングの開口から突
出していない収納箱を開位置にするために押込む方向
と、衝突時や急ブレーキ時に収納箱に加わる慣性力の方
向が同じであっても、収納箱が慣性力でハウジングの開
口から外に突出する開位置に移動するのを確実に防止
し、運転者や同乗車にそれが原因で危害を与える虞を解
消できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例の慣性力が作用している状態
を示す斜視図、第2図は慣性力が作用していない状態で
の要部の一部を断面にした平面図、第3図は本考案の他
の一実施例の慣性力が作用している状態を示す斜視図、
第4図は慣性力が作用していない状態での要部の一部を
断面にした平面図、第5図は従来の灰皿の係止装置の正
面図、第6図は第5図の平面図、第7図、第8図、第9
図は第5図の係止装置の作動順序を示す説明図、第10図
は収納箱をグローブボックスとした場合の説明図であ
る。 図中、1は軸、2はコイルバネ、3はストッパ、4はカ
ムレバー、5は収納箱の突起、6はカムレバーの斜面カ
ム、7は同じく凹所、8は窪み、9は傾斜カム溝、10は
カムレバーの延長部、11は慣性応動体、12はばね、13は
空洞部、15はガイド部材、16は慣性応動体の隆起部、17
はカムレバーの受入部、18はばねを示す。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】開位置に付勢された収納箱(B)を付勢に
    抗して閉位置に押込んだときに収納箱を閉位置に係止す
    ると共に、収納箱が再度押込まれるとその係止を釈放
    し、収納箱が付勢で開位置に移動するのを許容する軸
    (1)を支点に旋回可能なカムレバー(4)を備えた車
    載収納箱の閉位置係止装置において、 前記カムレバー(4)に旋回の支点を越えて延びる延長
    部(10)を設け、この延長部と、車体側の上記延長部に対
    応した部位との間にばね(12,18)で付勢された慣性応動
    体(11)を設け、閉位置の収納箱が慣性力で押込まれたと
    きに該慣性応動体が該慣性力に基づいて上記ばね(12,1
    8)の付勢力に抗し移動することによりカムレバーの旋回
    を阻止し、前記カムレバーが収納箱の係止を釈放するの
    を阻止するようにしたことを特徴とする車載収納箱の閉
    位置係止装置。
JP10405288U 1988-08-08 1988-08-08 車載収納箱の閉位置係止装置 Expired - Lifetime JPH0617635Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10405288U JPH0617635Y2 (ja) 1988-08-08 1988-08-08 車載収納箱の閉位置係止装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10405288U JPH0617635Y2 (ja) 1988-08-08 1988-08-08 車載収納箱の閉位置係止装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0225332U JPH0225332U (ja) 1990-02-20
JPH0617635Y2 true JPH0617635Y2 (ja) 1994-05-11

Family

ID=31335430

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10405288U Expired - Lifetime JPH0617635Y2 (ja) 1988-08-08 1988-08-08 車載収納箱の閉位置係止装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0617635Y2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0575004U (ja) * 1992-03-16 1993-10-12 加藤発条株式会社 安全機能付き自動車用収納装置
JPH0575003U (ja) * 1992-03-16 1993-10-12 加藤発条株式会社 安全機能付き自動車用収納装置
JP7233023B2 (ja) * 2019-03-25 2023-03-06 パナソニックIpマネジメント株式会社 開閉装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0225332U (ja) 1990-02-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH077225Y2 (ja) 車載移動体の閉位置係止装置
US5090751A (en) Latching device for use on a vehicle
US5603540A (en) Swing lid locking mechanism
JPH04314640A (ja) 自動車用の灰皿、保管ボックス又はこれと類似の容器
JPH0593220U (ja) シートベルト用バックル装置
JPH04221503A (ja) 安全ベルト装置のベルトロック装置
JPH0617635Y2 (ja) 車載収納箱の閉位置係止装置
JPH0575004U (ja) 安全機能付き自動車用収納装置
JPH0584106A (ja) 自動車の安全ベルト用バツクル
US4391024A (en) Buckle device
JP2557056Y2 (ja) 安全機能付き自動車用収納装置
JP2626343B2 (ja) 係止装置
JP2605486Y2 (ja) 自動車用移動体の開閉装置
JP2533558Y2 (ja) 車載用収納装置
US4264179A (en) Arrangement for opening and closing a film sheet cassette and a film sheet cassette provided therewith
JPH0626711U (ja) コンパクト容器
JPH0225284Y2 (ja)
JP3184452B2 (ja) シフトロック解除ボタン操作用の開口の開閉蓋構造
JPH0612145Y2 (ja) 開閉扉の閉状態保持装置
JPH0540725Y2 (ja)
JPH0573175U (ja) 車両用開閉体のロック装置
JP3038926U (ja) 耐振動型ファスナー装置
JPH0563991U (ja) 安全機能付き自動車用収納装置
JP2541824Y2 (ja) 引き出し装置
JPH0339983Y2 (ja)