[go: up one dir, main page]

JPH06176079A - 画像参照装置 - Google Patents

画像参照装置

Info

Publication number
JPH06176079A
JPH06176079A JP4326427A JP32642792A JPH06176079A JP H06176079 A JPH06176079 A JP H06176079A JP 4326427 A JP4326427 A JP 4326427A JP 32642792 A JP32642792 A JP 32642792A JP H06176079 A JPH06176079 A JP H06176079A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
image
marker
markers
file
pointing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP4326427A
Other languages
English (en)
Inventor
Keiji Okamura
敬二 岡村
Takeshi Ueda
健 植田
Yoshiyuki Kaneko
好之 金子
Akihide Hashizume
明英 橋詰
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Ltd
Priority to JP4326427A priority Critical patent/JPH06176079A/ja
Publication of JPH06176079A publication Critical patent/JPH06176079A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Information Retrieval, Db Structures And Fs Structures Therefor (AREA)
  • Processing Or Creating Images (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【構成】各医用画像にそれぞれマーカファイルを対応さ
せる。さらに、原画像から参照画像を参照する手順をマ
ーカ間の相関度順に行うための距離尺度格納装置108
とその尺度演算装置107、この尺度を参照キーとして
画像とマーカを一覧表示するための装置109を設け
る。 【効果】マーカを画像参照キーとしたため関連する画像
を効率良く選択することが可能であると同時に、高解像
度画像を圧縮表示してもマーカを頼りに各画像が区別で
きる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ポインティング手段を
用いた画像の指定・参照方法及び装置に係り、特に、高
精細ディスプレイに表示した医用画像に含まれる着目領
域,属性,形状等を手書き入力装置から線画として入力
し、これを画像の参照キーとして利用する手段と装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来の画像参照方式では画像ファイルに
名前を付け、この名前を参照キーとしてファイルを検索
するか、画像から圧縮したサブファイル部を読出してマ
ルチウィンドウで表示させて対象を絞り込む(特開平4
−113466 号公報)等の手法がある。また、画像に図形
や色のような視覚的参照条件を選択することで画像デー
タベースを参照する公知例がある(特開平3−260770 号
公報)。画像参照方式ではないが、医用画像の分野にお
いて、処理後の複数画像を概視するために実画像を縮小
した部分画像をマルチウィンドウで複数枚表示する公知
例がある(特開平1−140380号公報)。しかし、画像参
照を手書きマーカで行う公知例は現状では見当らない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ファイル名での参照方
式を用いた場合、医用画像参照はファイル名を選択しす
べてファイルをロードしてフルサイズ画像を表示させた
後、もし所望のファイルでなければ再びファイル名を指
定して同様の手順を繰り返さねばならなかった。特に、
医用画像の場合は画像サイズが1024×1024,2
048×2048といったサイズであるため画像の読出
時間が無視できない。多忙な診療現場でこの読出し時間
は診療行為そのものを中断する。この様な難点を解決す
る一つの方法は、関連のある画像ファイルを共通のディ
レクトリにおいて管理するか、ファイル名の指定を工夫
して関連があると判断した画像の名前を似た名前にする
ことである。また、圧縮したサブファイル部を読出しマ
ルチウィンドウで表示させて対象を絞り込む参照方式で
は、1024×1024程度の高解像度の医用画像を圧
縮するためウィンドウ内に圧縮画像を表示するとそれら
の画像の判別がしにくいという難点があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】これらの課題を解決する
ために、本発明においては次の手段を使用した。
【0005】(1) ファイルをロードして画像を表示させ
た後、もし所望のファイルでなければ再びファイル名を
指定して同様の手順を繰り返さねばならない難点を解決
し、確実にファイルが選択できるようにまず各画像ファ
イルに画像より小容量のマーカファイルを対応させる。
次に使用者がマーカに所望の線画や記号等を入力あるい
は選択する。このため原画像を表示した画像表示装置面
をポインティング手段で指定しながら手書きマーカファ
イルを作成する。また、マーカの画面上の幾何学的類似
性や相関値を画像参照キーとして利用する。これによ
り、画像の原データを画面に表示させる前に所望の画像
を参照し、参照効率を向上させる。
【0006】(2) 高解像度を必要とする画像を圧縮表示
しても区別できるように、ウィンドウ内には画像と共に
マーカを同時に表示し、解像度が不足していてもマーカ
を頼りに画像を区別できる表示方式とする。
【0007】
【作用】本発明はまず、各画像ファイルにマーカファイ
ルを対応させることで、使用者が画像のどこに着目すれ
ばよいのか画面上で一目でわかる作用を持つ。また、画
像参照に際して各画像ファイルに対応したマーカ間の相
関量をキーとしているので、画像の原データを画面に表
示する前に所望の画像を選択できる参照効率向上作用を
具備する。さらに、参照画像を小ウィンドウで一覧表示
した時、ウィンドウサイズが小さいため解像度が不足し
ていてもマーカを頼りに画像を区別できる作用がある。
【0008】
【実施例】本発明はあらゆる種類の画像に応用可能であ
るがここでは医用画像を表示するDR(デジタルラジオ
グラフィ)システムに用いた適用例を示す。
【0009】図1は本発明の一実施例を示す装置全体の
ブロック図である。原画像となるDR画像は画像ファイ
ル記憶装置101から読出す。この内容は重畳装置10
2を経由してDR画像表示装置103上に表示される。
さらに、ポインティング位置取込み装置104によって
ポインティング手段105の画面上の位置データを取込
む。取込んだ位置座標データはマーカファイル記憶装置
106に格納される。記憶装置106は重畳装置102
の二つの入力の一方となっている。一方、原画像の参照
をする時にはマーカファイル記憶装置106からマーカ
を読出し演算装置107でマーカ間の相関度評価演算を
行った後、その相関度演算結果をマーカ間の距離尺度と
して距離尺度格納装置108に格納する。この結果を参
照画像の検索装置109の参照キーとしており、その参
照キーに対応した画像を画像ファイル記憶装置101か
ら読出す。
【0010】画像表示装置103としては高解像度CR
T表示装置の他に対応液晶表示装置を用いることができ
る。また、画像ファイル記憶装置101とマーカファイ
ル記憶装置106と距離尺度格納装置108は同じデバ
イス内でメモリを共有してもよい。また、ポインティン
グ手段105で書込んだマーカは必ずしも画像表示装置
103面上にポインティング手段105と連動して表
示、あるいはマーカ作成終了後に表示される必要はな
く、原画像とマーカの位置関係がわかる表示方法であれ
ば原画像を画像表示装置103面に、マーカを手書き入
出力専用の液晶タブレットに出す表示方式も可能であ
る。図1破線内に示したように画像表示装置103の代
わりに、画像表示専用装置110と手書き入出力装置1
11を用いることも可能である。
【0011】図2は図1の装置の操作手順の一例を示
す。図2において、まず起動画面20では原画像指定,
他の画像記憶装置間とのファイル転送,終了の3機能の
選択をする。原画像指定機能を選択した場合には原画像
表示21の後、マーカ検索/マーカ編集画面210を表
示する。ファイル転送機能を選択した場合には画像記憶
装置101に対して通信回線を通じて画像ファイルをロ
ード,セーブする。終了機能を選択した場合にはオペレ
ーティングシステムに戻る。
【0012】マーカ検索/マーカ編集画面210では、
マーカ作成/編集機能と各ファイルのマーカから計算し
たマーカ間の相関値を検索キーとした画像参照機能の2
機能を選択できる。
【0013】マーカ作成/編集機能を選択した場合には
画像表示装置上にマーカ座標取込み用ウィンドウ211
を開く。ここでは原画像の任意の場所にマーカを付けら
れるように画面上のサイズは原画像とウィンドウ211
では同じとする。書込めるマーカの個数は単数あるいは
複数でも可能である。ウィンドウ211は画像表示面に
重ねて表示する透明なウィンドウであるが、もちろん不
透明なウィンドウでもマーカを書き終わった後に原画像
上との位置関係を表示するという代案で対応可能であ
る。ウィンドウ211が原画像サイズより小さいサイズ
の場合には、原画像のどの位置にもウィンドウ211が
移動できるように表示開始位置,ウィンドウ移動量を指
定する手順を追加する代案で対応可能である。この場合
でも一つのウィンドウごとに単数あるいは複数のマーカ
が書込まれていてもよい。
【0014】ウィンドウ211が開く際には、ポインテ
ィングデバイス105からの座標取込みのための手順が
座標取込み装置104より起動されて、マーカファイル
記憶装置106に逐次座標を取込む。この時のマーカ記
入領域は図中の212である。また、この座標を重畳装
置102によって画像表示装置103に同時に表示す
る。マーカ作成/編集時にマーカ作成を終了,中止,中
断したい時にはウィンドウ211中の定められた領域2
13をポインティングデバイスで指定し、この時選択用
ウィンドウ214が開く。ウィンドウ214は、マーカ
を消去する消しゴム,ペン幅,マーカ保存,保存しない
で戻る、既に作成しているマーカのロードの5機能を持
つ。
【0015】一方、画像参照機能を選択した場合には、
原画像と他の参照画像おのおのに対応するマーカ間の相
関値のソート順に画像を読出し、その順に参照画像ウィ
ンドウ215に検索した単数あるいは複数の画像を小ウ
ィンドウで、対応するマーカファイルと共に圧縮して表
示する。参照画像ウィンドウ215の小ウィンドウはポ
インティングデバイスでそれぞれ参照画像を原サイズで
表示するためのアイコンとなっており、例えば、5番目
の小ウィンドウ中の画像がそのマーカ形状から判断して
使用者の希望する画像であるとすると、このアイコンを
選択した場合にはウィンドウ216が開く。
【0016】既に作成してあるマーカファイルは、ビッ
トマップで展開した文字,記号,線画であるが、2ファ
イルの相関値が計算でき画像ファイルとの対応関係テー
ブルが作成可能であればよいため一般の時系列データで
もよい。
【0017】図3はマーカがポインティングデバイスか
ら入力した手書き線画である時のファイル格納形式を示
した図である。ファイル構造は、マーカファイル名を格
納するレコード30,マーカとリンクした画像ファイル
の格納アドレスを示すポインタレコード31,線画デー
タ開始を表すコード用レコード32,マーカ線画の画面
座標x,yを格納するレコード33,線画のポインティ
ング一時終了を表す線画区切りコード用レコード34、
及び32,33,34の複数回の繰返しの後にファイル
の終了を表すコード用レコード35からなる。なお、ポ
インティングの開始,一時終了の指定は図1中のポイン
ティング座標取込み装置の座標取込み状態変数の変化に
よる。
【0018】図4(a)はその状態変数値割当てと座標
取込み装置の取込みモードの対応関係、図4(b)は状
態変数の変化とマーカファイルへの書込みコードの関係
を示した図、図4(c)はマーカ描画面と終了コードの
位置関係を示した図である。ポインティングデバイス状
態はペンアップ,ペンダウンの2値とし、それぞれに
1,0を割当てるが、ここでのペンアップ,ペンダウン
とは必ずしもポインティング手段が画像表示装置面に接
しているか否かを意味するものではない。
【0019】例えば、ポインティング手段105の先端
から出た指向性のある光を画面上で検出できるか否かを
図4(a)のペン状態変数とすることも可能である。図
4(b)では、デバイス状態変数の変化に伴ってマーカ
ファイルへコード32,34を自動書込みする場合の対
応関係である。図4(b)中では開始,一時終了コード
のみであるが、マーカ描画終了時には図4(c)で示す
ように通常のポインティング領域211の右上に設けた
終了コード指定領域212を選択する。この時にマーカ
ファイルにファイル終了コード35を自動書込みすると
同時に、マーカとリンクした画像ファイルの格納アドレ
スを示すポインタレコード31に書込みを行う。
【0020】それと同時にマーカファイル作成終了時に
は以下の図6の評価手順を起動する。なお、レコード3
2−34が1マーカ単位であり、マーカ個数が単数でも
複数でも対応可能である構造である。またマーカ座標を
格納するレコード33は、x,y座標が交互に格納され
たレコード構造になっている。なお、レコード33には
音声データ,音楽データ,心電図等の測定データを用い
ることも可能であり、その場合にはxとしてデータのサ
ンプリング時間、yとして音声,音楽,測定波形信号レ
ベルを用いることが可能である。
【0021】図5は、原画面全領域を複数個の矩形領域
217に分割し、領域211をポインティングデバイス
を用いて指定することでマーカとして指定領域番号の重
心座標x,yを対応させる図4(a)中のマーカ入力方
式の代案である。画面の右上の領域212は図4(c)
の終了指定領域に相当した領域である。各領域217は
ポインティングデバイスによる指定でその矩形領域の重
心座標を返してレコード33に書込む関数である。
【0022】図6はマーカ間の類似度参照をするため参
照キーを各マーカの重心間の距離とした時の評価手順を
示したフローチャートである。この手順はマーカファイ
ル作成終了時に自動的に起動される。この当該モジュー
ルは、 (1) 原画像のマーカファイル番号をp,参照マーカファ
イルのファイル番号qに1を設定する(手順601) (2) ファイル中の各マーカごとの重心座標配列XM1,
YM1,XM2,YM2を初期化する(手順602) (3) p番目のマーカファイルを読出す(手順603) (4) XM1(j),YM1(j)を計算する(j=1,
2,…,N1)(手順604) (5) q番目のマーカファイルを読出す(手順605) (6) XM2(j),YM2(j)を計算する(j=1,
2,…,N2)(手順606) (7) p,qの重心座標尺度Lpqを次の式で評価する
(手順607)
【0023】
【数1】
【0024】ここでSqrは、ルート演算、N1とN2
はそれぞれp番目,q番目のマーカファイル中のマーカ
個数である。
【0025】(8) Lpqを格納する(手順608) (9) qを一つ増加させ手順601から繰り返す(手順6
09) (10)qとマーカファイル個数を比較し、qが小さければ
手順605に戻る(手順610)の九つの手順からな
る。
【0026】図7はこうして格納したLpqを用いて画
像参照する場合のフローチャートである。当該モジュー
ルは、 (1) pに原画像番号をセット(手順701) (2) すべてのqについてLpqの値の昇べきの順にソー
トする(手順702) (3) q1,q2,q3 …番目に対応した参照用画像ファイ
ルをロードする(手順703) の3つの手順からなる。
【0027】以上の参照手順から明らかなようにLpq
の計算はp,q番目の画像が類似しているかしていない
かにかかわらず行われるので、使用者が画像とは全く独
立にマーカを決定可能であるため類似画像検索以外の目
的にも使用可能である。例えば、患者が胸部DR撮影と
同日に常に尿検査を受けており、この検査でクロの判定
を受けたときの画像に腎臓マークを付けておくと、この
腎臓マークから尿検査でクロの時の胸部DR撮影画像を
検索することが可能である。
【0028】また、上記の参照手順から明らかなように
マーカとリンクした画像ファイル全てに対して一回ごと
に参照を行っている。これを効率化させる代案として、
すでに参照を行った原画像に対してテーブルを用意して
おき、原画像に対する参照画像番号をLpqの順にこの
テーブル内に格納し、次回の参照時にはこのテーブルの
参照画像番号から参照画像を読出すことも可能である。
【0029】図8は図7で決定した参照画像順に画像を
ロードするためのデータ構造を示した図である。参照画
像ロード順テーブル81は、ソートしたマーカファイル
番号の項目810とそのファイルの格納アドレス811
を対応させたテーブルである。例えば、q1 番目の項目
が選択された場合にはその格納アドレスからマーカファ
イル82のファイル名820を指定する。この時、その
画像ファイル格納アドレス821を参照してq1 に対応
する画像ファイル83を呼出す。以上の手順をテーブル
810の項目について順に繰返す。ただし、この画像フ
ァイルとマーカファイルの対応関係は1対1になるもの
とする。同一のマーカで複数の画像に対応させるときに
はマーカファイルをあらかじめコピーしておき、それぞ
れに画像を対応させるものとする。
【0030】図9は画像とマーカを画面表示装置面の小
ウィンドウに表示する方法を示した図である。表示に際
して、(1) 画像とマーカは同時にウインドウ内に圧縮表
示。この場合、マーカ形状の差が判別できる解像度でウ
ィンドウ内に表示、(2) 同ウィンドウをポインティング
手段により指定するとウィンドウ内に表示されている医
用画像を圧縮なしで画面表示、の特徴を持ち、この小ウ
ィンドウから使用者が所望の参照画像を選択可能とす
る。
【0031】q番目のマーカファイル読出し手順605
から対応する参照画像の読出し手順703を起動し、マ
ーカファイルと参照画像ファイルを重畳装置102で加
算した後、画像圧縮演算手順901で小ウィンドウ内に
収まるサイズに変換する。次に、画面上に小ウィンドウ
で圧縮した画像を表示する手順215を起動する。ポイ
ンティングデバイスによってこの小ウィンドウを指定す
ると、読出す手順703が起動し、参照画像を表示する
(216)。
【0032】なお図中の破線内に示したように、あらか
じめ圧縮画像をバッファ903に用意しておき、このバ
ッファ903から小ウィンドウ内の画像表示を行うこと
も可能であり、この時バッファの性能上高速に読出しが
可能である。
【0033】図10(a)は実際の小ウィンドウの表示
法の1例である。一般に図7での参照画像の個数は、ソ
ートされた画像を順に読込むため実質的にマーカが作成
されている画像ファイルすべてとなる。これでは画像表
示上に数多くのウィンドウを開く必要があるが、画像フ
ァイルを患者ごと、疾病ごとのディレクトリ管理するこ
とで同一ディレクトリ内のファイル参照に限ることは容
易に可能である。この場合、ディレクトリ内のファイル
は参照対象となる画像とマーカの範囲であり、科単位,
医師単位,疾病名単位,患者単位とするが、画像の属性
と全く関係ないディレクトリ単位でも一向に差し支えな
いとする。図10ではLpqの値の昇べき順に画像ファ
イルとマーカを小ウィンドウ表示した例を示した。
【0034】図10(b)は圧縮手段901である。こ
こでは原画像を1/4の大きさに縮小する例を示した。
ただし、マーカファイルのサイズは原画像サイズの1/
4とする。圧縮前画像の画素濃度をDi(i=1,2,
3,4)、マーカ濃度をMとして圧縮後画像の画素濃度
Dはこの時数2とする。
【0035】
【数2】 D=(D1+D2+D3+D4)/4+M …(数2) 以上、本発明を実施例に沿って説明したが、本発明はこ
れらの利用分野に限定されるものではなくいろいろな変
形が可能である。例えば、今回の実施例ではDR装置で
の医用画像参照機能への適用例として説明したが、医用
画像以外でも応用が可能である。その例として、(1) ビ
デオ画像の1画面に使用者がつけた手書き文字を検索す
る。例えば、ホームビデオフィルムの子供が登場する場
面に赤ちゃんの絵をマークしておき、この画面がついて
いる画面をシーケンシャルに自動検索する、(2) 音楽と
連動して動画を作成した場合、動画のあるシーンだけに
特定の音を入れておきそれを検索することで画面をシー
ケンシャルに自動検索する。例えば、映画のパトカーの
音が出る場面だけを検索したい場合、あらかじめ用意し
たパトカーの音と音声トラックの相関から該当する場面
をシーケンシャルに自動検索する、(3) 医用画像とその
患者の撮影時の心電図をリンクさせておき、心拍数を指
定して対応する医用画像を検索する、といった適用が考
えられる。
【0036】
【発明の効果】本発明によれば、各画像ファイルにマー
カファイルを対応させることで、使用者が画像のどこに
着目すればよいのか画面上で一目でわかる効果を持つ。
また、画像参照に際して各画像ファイルに対応したマー
カ間の相関量をキーとしているので、画像の原データを
画面表示する前に所望の画像を選択でき、参照速度を向
上させる。さらに、参照画像を小ウィンドウで一覧表示
した時、ウィンドウサイズが小さいため解像度が不足し
ていてもマーカを頼りに画像を区別できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による装置のブロック図。
【図2】本発明による画面展開の1例を示したフローチ
ャート。
【図3】本発明において使用するマーカファイルの格納
形式を示した説明図。
【図4】本発明においてポインティング座標取込み変数
の変域と座標取込み装置の説明図。
【図5】本発明において、原画面全領域を複数個の矩形
領域50に分割し、マーカとして指定領域番号の重心座
標x,yを対応させる図3中のレコード33格納データ
の代案を示す説明図。
【図6】本発明において、マーカ間の類似度を評価する
ため参照キーを各マーカの重心間の画面上の距離とした
時の評価手順を示したフローチャート。
【図7】本発明において、格納したLpqを用いて画像
参照する場合のフローチャート。
【図8】本発明において、決定した参照画像順に画像フ
ァイルをロードするためのデータ構造を示したフローチ
ャート。
【図9】本発明において、画像とマーカを画面表示装置
面の小ウィンドウに表示する方法を示したフローチャー
ト。
【図10】本発明による実際の参照画像を表示する小ウ
ィンドウの1例(a)と画像圧縮の1例(b)の説明
図。
【符号の説明】
101…画像ファイル記憶装置、102…重畳装置、1
03…画像表示装置、104…ポインティング位置取込
み装置、105…ポインティング手段、106…マーカ
ファイル記憶装置、107…演算装置、108…距離尺
度格納装置、109…参照画像の検索装置、110…画
像表示専用装置、111…手書き専用入出力装置。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 橋詰 明英 東京都国分寺市東恋ケ窪1丁目280番地 株式会社日立製作所中央研究所内

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】画像表示装置に表示した原画像に関連した
    画像を参照する装置において、各画像と対応させてマー
    カを作成しておき、前記マーカ間の相関値順に参照画像
    を前記マーカと共に一覧表示し、この一覧から画像を選
    択することを特徴とする画像参照装置。
  2. 【請求項2】画像表示装置に表示した原画像に関連した
    画像を参照する装置において、前記原画像を表示した前
    記画像表示装置の面をポインティング手段で指定しなが
    ら作成したマーカに画像を対応させ、前記マーカ間の幾
    何形状の類似度を参照キーとして原画像から関連のある
    他の画像を選択することを特徴とする画像参照装置。
  3. 【請求項3】請求項1において、前記参照画像一覧を表
    示する場合、画像をマーカと共にウィンドウ内に圧縮表
    示し、さらにこのウィンドウを選択することで所望の画
    像を画面表示し、参照する目的の画像を効率よく見つけ
    ることを可能にする画像参照装置。
  4. 【請求項4】請求項3において、小ウィンドウはそれぞ
    れ対応する画像を圧縮表示及び指定する領域となってお
    り、これにより目的のフルサイズ画像を効率よく見つけ
    ることを可能にする画像参照装置。
  5. 【請求項5】請求項1において、すでに作成したマーカ
    を編集して使用者がカスタマイズしてマーカを使用する
    ことが可能で、マーカを変更した場合には変更に伴って
    マーカ間の相関値を評価し直す画像参照装置。
  6. 【請求項6】請求項2において、画像に参照用マーカを
    付けるためのポインティングデバイスと、前記ポインテ
    ィングデバイスのポインティングデータを取り込むデバ
    イス位置取込み装置と、前記ポインティングデータを画
    像のマーカファイルとして記憶するマーカファイル記憶
    装置を用い、マーカファイル記憶装置からマーカを読出
    しそれらのマーカ間の相関値を計算する演算部と、それ
    らの相関値を記憶する記憶部と、現在表示している原画
    像からマーカ相関値のソート順に単数または複数の参照
    画像ファイルを読出す画像読出部と、読出した参照画像
    を一覧表示しさらにこれを選択することで画像を表示さ
    せる制御手段を有する画像参照装置。
  7. 【請求項7】請求項6において、デバイス位置取込み装
    置はポインティング状態と連動しており、デバイス位置
    データ発生によってその位置に対応した画像表示装置上
    の画面位置にデータを発生する画像参照装置。
  8. 【請求項8】請求項7において、位置データ取込み時に
    は必ずしもデバイスは画像表示装置面に接している必要
    はなく、その際にはデバイス位置と画像表示面間の位置
    関係から画面上の対応する位置データが決まる画像参照
    装置。
  9. 【請求項9】請求項6において、ポインティングデバイ
    スから入力した手書き線画、あるいはあらかじめマーカ
    ファイル記憶装置上に用意した配列あるいは時系列デー
    タをマーカとして用いる画像の着目領域指定手段を有す
    る画像参照装置。
  10. 【請求項10】請求項6において、画像参照機能には少
    なくともマーカ作成機能とマーカをキーとする検索機能
    を持ち、マーカ作成機能を選択した場合にはポインティ
    ング手段による画像表示装置からの座標取込みが可能に
    なり、検索機能を選択した場合には原画像のマーカと他
    の画像のマーカとの相関値順に画像とそれに対応するマ
    ーカを記憶装置から呼び出す手段を有する画像参照装
    置。
  11. 【請求項11】請求項10において、現在画面上の指定
    領域内に表示している画像に作成したマーカをマーカフ
    ァイル作成終了時に自動的にリンクさせて使用者の指定
    を不要とした手段を有する画像参照装置。
  12. 【請求項12】請求項2において、参照キーとなるマー
    カは画像間の相関度と無関係に使用者が指定可能であ
    り、類似画像参照とは別の目的でもマーカによる参照操
    作が可能な画像参照装置。
JP4326427A 1992-12-07 1992-12-07 画像参照装置 Pending JPH06176079A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4326427A JPH06176079A (ja) 1992-12-07 1992-12-07 画像参照装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4326427A JPH06176079A (ja) 1992-12-07 1992-12-07 画像参照装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH06176079A true JPH06176079A (ja) 1994-06-24

Family

ID=18187680

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4326427A Pending JPH06176079A (ja) 1992-12-07 1992-12-07 画像参照装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH06176079A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000105772A (ja) * 1998-07-28 2000-04-11 Sharp Corp 情報管理装置
JP4560175B2 (ja) * 2000-06-12 2010-10-13 キヤノン株式会社 放射線画像撮影装置
WO2019065345A1 (ja) * 2017-09-28 2019-04-04 日本電気株式会社 録音再生システム、録音再生方法、録音装置、記録媒体および録画装置

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000105772A (ja) * 1998-07-28 2000-04-11 Sharp Corp 情報管理装置
JP4560175B2 (ja) * 2000-06-12 2010-10-13 キヤノン株式会社 放射線画像撮影装置
WO2019065345A1 (ja) * 2017-09-28 2019-04-04 日本電気株式会社 録音再生システム、録音再生方法、録音装置、記録媒体および録画装置
JPWO2019065345A1 (ja) * 2017-09-28 2020-11-19 日本電気株式会社 録音装置、録音制御プログラムおよび録画装置
US11403834B2 (en) 2017-09-28 2022-08-02 Nec Corporation Sound recording device, recording medium, and image recording device

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8463071B2 (en) Navigating images using image based geometric alignment and object based controls
US8811775B1 (en) Visualizing digital images on a map
US5819103A (en) Information recording/reproducing apparatus and method
US5896133A (en) Graphical user interface for navigating between street, hallway, room, and function metaphors
US5093907A (en) Graphic file directory and spreadsheet
JP3484096B2 (ja) 有向グラフの論理的ズーム装置における論理的ズーム方法
JPH07192118A (ja) プロセッサ制御システム
US20030007668A1 (en) Image recording apparatus, image reproducing apparatus and methods therefor
JPH10233985A (ja) 画像再生方法及び画像データ管理方法
JPH07182492A (ja) システム操作方法
JPH07168855A (ja) 情報記録再生装置
JP2000512410A (ja) 参照モデルを用いて画像情報を索引付けをする方法
EP1089161A2 (en) Object processing apparatus and object attribute changing methods
CN101107603A (zh) 一种用于图像浏览的用户界面
US4965558A (en) Method and apparatus for image retrieval
US6038365A (en) Image retrieval-oriented processing apparatus which generates and displays search image data that is used as index
JP2001119653A (ja) マルチメディア情報処理装置および画像情報処理装置
JPH06176079A (ja) 画像参照装置
JP2000112342A (ja) 地図情報の処理方法
JPH06274552A (ja) マルチメディアデータリンク方式
JP3542362B2 (ja) スチルビデオカメラ
JPH08235344A (ja) シナリオ編集装置
CN113392230A (zh) 标注数据处理和操作方法以及标注平台和数据库
JP2021170158A (ja) 情報処理システム
JP2020119368A (ja) 映像情報管理システムおよび映像情報管理方法