JPH06171154A - カラー画像形成装置 - Google Patents
カラー画像形成装置Info
- Publication number
- JPH06171154A JPH06171154A JP4351117A JP35111792A JPH06171154A JP H06171154 A JPH06171154 A JP H06171154A JP 4351117 A JP4351117 A JP 4351117A JP 35111792 A JP35111792 A JP 35111792A JP H06171154 A JPH06171154 A JP H06171154A
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- JP
- Japan
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- image
- color component
- color
- intermediate transfer
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- Color Electrophotography (AREA)
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 中間転写体を使用した場合でも、ハイライト
画像部のトナー像の転写性を充分に確保でき、もって、
転写不良のない良好な濃度階調カラー画像を得る。 【構成】 ビーム変調手段3からのビーム変調信号に基
づいてビーム照射手段3から画像信号に対応したパルス
幅の光ビームを照射させ、この光ビームにて感光体1上
に形成された各色成分静電潜像を各色成分トナー毎に多
色現像手段6で現像し、各色成分トナー像を順次中間転
写体7上に一旦転写した後に記録媒体9に一括転写する
カラー画像形成装置において、上記ビーム変調手段3
に、各色成分現像像の中間転写体7への転写率に対応
し、ビーム変調信号のパルス幅が可変補正される階調補
正手段10を具備させたことを特徴とする。
画像部のトナー像の転写性を充分に確保でき、もって、
転写不良のない良好な濃度階調カラー画像を得る。 【構成】 ビーム変調手段3からのビーム変調信号に基
づいてビーム照射手段3から画像信号に対応したパルス
幅の光ビームを照射させ、この光ビームにて感光体1上
に形成された各色成分静電潜像を各色成分トナー毎に多
色現像手段6で現像し、各色成分トナー像を順次中間転
写体7上に一旦転写した後に記録媒体9に一括転写する
カラー画像形成装置において、上記ビーム変調手段3
に、各色成分現像像の中間転写体7への転写率に対応
し、ビーム変調信号のパルス幅が可変補正される階調補
正手段10を具備させたことを特徴とする。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、ディジタル電子写真
方式のカラー画像形成装置に係り、特に、感光体へ帯
電、露光、現像を複数回行い、順次中間転写体上に転写
して複数色トナーによるカラー画像を形成した後に、一
括して記録媒体上に転写するタイプのカラー画像形成装
置の改良に関する。
方式のカラー画像形成装置に係り、特に、感光体へ帯
電、露光、現像を複数回行い、順次中間転写体上に転写
して複数色トナーによるカラー画像を形成した後に、一
括して記録媒体上に転写するタイプのカラー画像形成装
置の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】高速かつ高印字品質を提供できる電子写
真方式を採用したカラー画像形成装置として、感光体へ
帯電、露光、現像を複数回行い、順次中間転写体に転写
して複数色トナーによるカラー画像を形成した後に、一
括して用紙等の記録媒体上に転写しカラー画像を形成す
るものが知られている(例えば特開昭59−12576
5号公報,特開昭62−206567号公報参照)。こ
のタイプによれば、用紙等の記録媒体の保持状態、記録
媒体の厚さや腰の強さ、記録媒体の表面性等の多くの要
因による多重転写不良やカラーレジストレーションのズ
レの発生を抑えることができる点で、中間転写体を用い
ないタイプに比べてより高印字品質を得ることが可能で
あるばかりか、機械サイズの縮小化、用紙搬送経路の簡
易化、用紙種類の拡大等の利点を有する。
真方式を採用したカラー画像形成装置として、感光体へ
帯電、露光、現像を複数回行い、順次中間転写体に転写
して複数色トナーによるカラー画像を形成した後に、一
括して用紙等の記録媒体上に転写しカラー画像を形成す
るものが知られている(例えば特開昭59−12576
5号公報,特開昭62−206567号公報参照)。こ
のタイプによれば、用紙等の記録媒体の保持状態、記録
媒体の厚さや腰の強さ、記録媒体の表面性等の多くの要
因による多重転写不良やカラーレジストレーションのズ
レの発生を抑えることができる点で、中間転写体を用い
ないタイプに比べてより高印字品質を得ることが可能で
あるばかりか、機械サイズの縮小化、用紙搬送経路の簡
易化、用紙種類の拡大等の利点を有する。
【0003】また、この種のカラー画像形成装置にて中
間調画像を再現するための画像構造としては、例えば印
刷技術で一般的に知られている万線スクリーン構造が用
いられている。多くの場合、この万線スクリーンは、通
常イエロ、マゼンダ、シアン(及びブラック)の全ての
色が同じスクリーン角度をもつ「同角万線スクリーン」
である。より具体的に述べると、この種のカラー画像形
成装置では、レーザ光をパルス幅変調することで画像情
報の濃度階調レベルを表し、レーザ光のラスタ走査によ
る書き込みを行ない、毎回のラスタ走査で書き込んだ画
像情報を副走査方向に連続することで万線スクリーン構
造を実現しているため、そのスクリーン角度は主走査方
向を0゜にとった座標系で90゜となり、所謂「90゜
同角万線スクリーン」構造の静電潜像が感光体上に形成
されるようになっている。
間調画像を再現するための画像構造としては、例えば印
刷技術で一般的に知られている万線スクリーン構造が用
いられている。多くの場合、この万線スクリーンは、通
常イエロ、マゼンダ、シアン(及びブラック)の全ての
色が同じスクリーン角度をもつ「同角万線スクリーン」
である。より具体的に述べると、この種のカラー画像形
成装置では、レーザ光をパルス幅変調することで画像情
報の濃度階調レベルを表し、レーザ光のラスタ走査によ
る書き込みを行ない、毎回のラスタ走査で書き込んだ画
像情報を副走査方向に連続することで万線スクリーン構
造を実現しているため、そのスクリーン角度は主走査方
向を0゜にとった座標系で90゜となり、所謂「90゜
同角万線スクリーン」構造の静電潜像が感光体上に形成
されるようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、中間転
写体を用いてカラー画像を得るカラー画像形成装置にあ
っては、感光体上から中間転写体への転写、更に中間転
写体から記録媒体への転写と二回の転写工程を経るた
め、記録媒体上の画質は本来的に劣化し易いという技術
的課題があった。特に、電子写真方式においてパルス幅
変調を用いた同角万線スクリーンの場合、ハイライト画
像部(低濃度画像部)では、シャドウ画像部(高濃度画
像部)に比べトナーの密度が低くなるため、転写条件、
環境条件等の内的及び外的要因により安定して転写を行
うことが難しく、転写後のハイライト画像部の画質の劣
化は否めなかった。
写体を用いてカラー画像を得るカラー画像形成装置にあ
っては、感光体上から中間転写体への転写、更に中間転
写体から記録媒体への転写と二回の転写工程を経るた
め、記録媒体上の画質は本来的に劣化し易いという技術
的課題があった。特に、電子写真方式においてパルス幅
変調を用いた同角万線スクリーンの場合、ハイライト画
像部(低濃度画像部)では、シャドウ画像部(高濃度画
像部)に比べトナーの密度が低くなるため、転写条件、
環境条件等の内的及び外的要因により安定して転写を行
うことが難しく、転写後のハイライト画像部の画質の劣
化は否めなかった。
【0005】この発明は、以上の技術的課題を解決する
ために為されたものであって、中間転写体を使用した場
合でも、ハイライト画像部のトナー像の転写性を充分に
確保でき、もって、転写不良のない良好な濃度階調カラ
ー画像を得ることができるカラー画像形成装置を提供す
る。
ために為されたものであって、中間転写体を使用した場
合でも、ハイライト画像部のトナー像の転写性を充分に
確保でき、もって、転写不良のない良好な濃度階調カラ
ー画像を得ることができるカラー画像形成装置を提供す
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】すなわち、この発明は、
図1に示すように、各色成分画像形成サイクル毎に帯電
手段2に帯電されて回転する感光体1と、各色成分画像
信号毎に濃度階調レベルに応じたパルス幅のビーム変調
信号を生成するビーム変調手段3と、このビーム変調信
号に応じたパルス幅の光ビームを照射するビーム照射手
段4と、このビーム照射手段4からの光ビームを所定の
画素ピッチでラスタ走査することにより帯電された感光
体1上に静電潜像を形成する走査光学系5と、上記感光
体1上に形成された静電潜像を各色成分毎に順次現像す
る多色現像手段6と、この多色現像手段6にて順次現像
された各色成分現像像を順次多重転写する中間転写体7
と、この中間転写体7上に形成されたカラー画像を記録
媒体9へ一括転写する一括転写手段8とを備えたカラー
画像形成装置において、上記ビーム変調手段3に、各色
成分現像像の中間転写体7及び記録媒体9への転写率に
対応し、ビーム変調信号のパルス幅が可変補正される階
調補正手段10を具備させたことを特徴とする。
図1に示すように、各色成分画像形成サイクル毎に帯電
手段2に帯電されて回転する感光体1と、各色成分画像
信号毎に濃度階調レベルに応じたパルス幅のビーム変調
信号を生成するビーム変調手段3と、このビーム変調信
号に応じたパルス幅の光ビームを照射するビーム照射手
段4と、このビーム照射手段4からの光ビームを所定の
画素ピッチでラスタ走査することにより帯電された感光
体1上に静電潜像を形成する走査光学系5と、上記感光
体1上に形成された静電潜像を各色成分毎に順次現像す
る多色現像手段6と、この多色現像手段6にて順次現像
された各色成分現像像を順次多重転写する中間転写体7
と、この中間転写体7上に形成されたカラー画像を記録
媒体9へ一括転写する一括転写手段8とを備えたカラー
画像形成装置において、上記ビーム変調手段3に、各色
成分現像像の中間転写体7及び記録媒体9への転写率に
対応し、ビーム変調信号のパルス幅が可変補正される階
調補正手段10を具備させたことを特徴とする。
【0007】このような技術的手段において、上記感光
体1としては、表面に感光層が形成されたドラムあるい
はベルトであってもよいし、感光性シートをドラム若し
くはベルト状の搬送手段にて搬送するようにしたもので
もよい。また、ビーム照射手段4としては、ビーム変調
手段3からのビーム変調信号に基づいたパルス幅の光ビ
ームを照射できるものであれば、半導体レーザ、ガスレ
ーザ、固定レーザ等適宜選定して差し支えない。更に、
多色現像手段6としては、各色成分トナーを用いたもの
であれば任意の現像方式を採用して差し支えなく、各色
成分毎の現像ユニットについても並列選択方式あるいは
ロータリ選択方式等適宜設計変更して差し支えない。こ
の場合において、粒状性のよいカラー画像を得るには、
粒子径7μm以下のトナーで現像するようにすればよ
い。更にまた、中間転写体7についても、感光体1上の
各色成分トナー像を一旦転写保持し得るものであれば、
ベルト状、ドラム状等の形態は問わず、また、転写方式
についても加圧転写、静電転写等適宜選定することが可
能である。また、一括転写手段8についても、中間転写
体7上のカラートナー像を記録媒体9側へ転写し得るも
のであれば適宜選定して差し支えない。
体1としては、表面に感光層が形成されたドラムあるい
はベルトであってもよいし、感光性シートをドラム若し
くはベルト状の搬送手段にて搬送するようにしたもので
もよい。また、ビーム照射手段4としては、ビーム変調
手段3からのビーム変調信号に基づいたパルス幅の光ビ
ームを照射できるものであれば、半導体レーザ、ガスレ
ーザ、固定レーザ等適宜選定して差し支えない。更に、
多色現像手段6としては、各色成分トナーを用いたもの
であれば任意の現像方式を採用して差し支えなく、各色
成分毎の現像ユニットについても並列選択方式あるいは
ロータリ選択方式等適宜設計変更して差し支えない。こ
の場合において、粒状性のよいカラー画像を得るには、
粒子径7μm以下のトナーで現像するようにすればよ
い。更にまた、中間転写体7についても、感光体1上の
各色成分トナー像を一旦転写保持し得るものであれば、
ベルト状、ドラム状等の形態は問わず、また、転写方式
についても加圧転写、静電転写等適宜選定することが可
能である。また、一括転写手段8についても、中間転写
体7上のカラートナー像を記録媒体9側へ転写し得るも
のであれば適宜選定して差し支えない。
【0008】また、上記ビーム変調手段3に設けられた
階調補正手段10としては、各色成分現像像の中間転写
体7及び記録媒体9への転写率に対応して、転写不足分
のトナー量が補正されるように画像信号の濃度階調レベ
ルを補正するものであれば、予め補正データが格納され
た補正テーブルから対応する補正データを読み出すよう
にしたり、所定の特性演算式に基づいて補正データを演
算するようにする等適宜設計変更して差し支えない。こ
の場合において、補正テーブルとして用いられるメモリ
形式については特に問わないが、書換可能なメモリ形式
を使用すれば、補正データを容易に変更することができ
る点で好ましい。
階調補正手段10としては、各色成分現像像の中間転写
体7及び記録媒体9への転写率に対応して、転写不足分
のトナー量が補正されるように画像信号の濃度階調レベ
ルを補正するものであれば、予め補正データが格納され
た補正テーブルから対応する補正データを読み出すよう
にしたり、所定の特性演算式に基づいて補正データを演
算するようにする等適宜設計変更して差し支えない。こ
の場合において、補正テーブルとして用いられるメモリ
形式については特に問わないが、書換可能なメモリ形式
を使用すれば、補正データを容易に変更することができ
る点で好ましい。
【0009】また、一般に、階調補正手段10による階
調補正が必要なのはハイライト画像部(低濃度画像部)
であるため、補正処理時間の短縮化を図るという観点か
らすれば、階調補正手段10としては、各色成分画像信
号の濃度階調レベルがハイライト画像部であるか否かを
判別する濃度階調レベル判別手段11を有し、この濃度
階調レベル判別手段11にて判別されたハイライト画像
部の各色成分画像信号に対して補正処理を施すようにす
ることが好ましい。
調補正が必要なのはハイライト画像部(低濃度画像部)
であるため、補正処理時間の短縮化を図るという観点か
らすれば、階調補正手段10としては、各色成分画像信
号の濃度階調レベルがハイライト画像部であるか否かを
判別する濃度階調レベル判別手段11を有し、この濃度
階調レベル判別手段11にて判別されたハイライト画像
部の各色成分画像信号に対して補正処理を施すようにす
ることが好ましい。
【0010】更に、各色成分現像像の中間転写体7及び
記録媒体9への転写率は周囲環境によって変化するもの
であるため、周囲環境の変動の影響を抑えて最適な階調
補正を行なうという観点からすれば、階調補正手段10
としては、周囲環境の変化に伴う各色成分現像像の中間
転写体7及び記録媒体9への転写率の変化状態を検知す
る転写率検知手段12を有し、この転写率検知手段12
からの検知信号に応じたレベルの補正処理を施すように
することが好ましい。
記録媒体9への転写率は周囲環境によって変化するもの
であるため、周囲環境の変動の影響を抑えて最適な階調
補正を行なうという観点からすれば、階調補正手段10
としては、周囲環境の変化に伴う各色成分現像像の中間
転写体7及び記録媒体9への転写率の変化状態を検知す
る転写率検知手段12を有し、この転写率検知手段12
からの検知信号に応じたレベルの補正処理を施すように
することが好ましい。
【0011】更にまた、濃度階調カラー画像を再現する
上で、対象画像がほとんどシャドウ画像部のみからなる
高濃度画像であるような場合には、転写不足分を補うよ
うな階調補正処理は必要ない。従って、最適な階調補正
を行なうという観点からすれば、階調補正手段10とし
ては、例えば、対象画像が主としてハイライト画像部を
含む標準画像モードか、あるいは、主としてシャドウ画
像部を含む高濃度画像モードかをモード選択し、標準画
像モードに対しては転写不足分を補うような階調補正処
理を行い、一方、高濃度画像モードに対しては色バラン
スかつトナー層厚が最適になるように考慮した階調補正
処理を行なうようにすることが好ましい。
上で、対象画像がほとんどシャドウ画像部のみからなる
高濃度画像であるような場合には、転写不足分を補うよ
うな階調補正処理は必要ない。従って、最適な階調補正
を行なうという観点からすれば、階調補正手段10とし
ては、例えば、対象画像が主としてハイライト画像部を
含む標準画像モードか、あるいは、主としてシャドウ画
像部を含む高濃度画像モードかをモード選択し、標準画
像モードに対しては転写不足分を補うような階調補正処
理を行い、一方、高濃度画像モードに対しては色バラン
スかつトナー層厚が最適になるように考慮した階調補正
処理を行なうようにすることが好ましい。
【0012】
【作用】上述したような技術的手段によれば、ビーム変
調手段3の階調補正手段10は、各色成分現像像の中間
転写体7及び記録媒体9への転写率に対応し、ビーム変
調信号のパルス幅を可変補正する。すなわち、ビーム変
調手段3は、転写率の悪い色成分現像像については転写
不足分が補われるようにビーム変調信号のパルス幅を予
め増加した状態で出力するため、ビーム照射手段4から
感光体1側へ照射される光ビームのパルス幅がその分増
加する。このような状態において、多色現像手段6にて
対応する色成分トナーにて現像すると、対応する画像部
画素では、転写不足分が補われたトナー量が付着するこ
とになる。従って、感光体1上に形成された各色成分現
像像は中間転写体7及び記録媒体9側へ所定の転写率で
転写されるが、転写率に応じたトナーの転写不足分が予
め補正されているため、記録媒体9上に転写された画像
部が仮にハイライト画像部であったとしても、転写不良
状態にはならず、良好な転写状態が維持される。
調手段3の階調補正手段10は、各色成分現像像の中間
転写体7及び記録媒体9への転写率に対応し、ビーム変
調信号のパルス幅を可変補正する。すなわち、ビーム変
調手段3は、転写率の悪い色成分現像像については転写
不足分が補われるようにビーム変調信号のパルス幅を予
め増加した状態で出力するため、ビーム照射手段4から
感光体1側へ照射される光ビームのパルス幅がその分増
加する。このような状態において、多色現像手段6にて
対応する色成分トナーにて現像すると、対応する画像部
画素では、転写不足分が補われたトナー量が付着するこ
とになる。従って、感光体1上に形成された各色成分現
像像は中間転写体7及び記録媒体9側へ所定の転写率で
転写されるが、転写率に応じたトナーの転写不足分が予
め補正されているため、記録媒体9上に転写された画像
部が仮にハイライト画像部であったとしても、転写不良
状態にはならず、良好な転写状態が維持される。
【0013】
【実施例】以下、添付図面に示す実施例に基づいてこの
発明を詳細に説明する。 ◎実施例1 図2はこの発明が適用されたカラー画像形成装置の実施
例1の概略構成を示す。同図において、符号21は矢印
方向に回転する感光ドラム、22は感光ドラム21を各
画像形成サイクル毎に帯電する帯電スコロトロン、23
は感光ドラム21上へ画像信号に応じた光ビームを照射
するレーザROS(Raster Output Scanner)、24はシ
アン、マゼンタ、イエロ、ブラックの各色トナーの現像
ユニット24a〜24dがステップ回転毎に切換設定さ
れるロータリ現像器、25は感光ドラム21上の各色成
分トナー像を転写保持するための中間転写ベルト、26
は感光ドラム21上の各色成分トナー像を中間転写ベル
ト25側へ転写させる転写コロトロン、27は感光ドラ
ム21上の残留トナーを除去するドラムクリーナ、28
は感光ドラム21上の残留電荷を除去する除電ランプで
ある。
発明を詳細に説明する。 ◎実施例1 図2はこの発明が適用されたカラー画像形成装置の実施
例1の概略構成を示す。同図において、符号21は矢印
方向に回転する感光ドラム、22は感光ドラム21を各
画像形成サイクル毎に帯電する帯電スコロトロン、23
は感光ドラム21上へ画像信号に応じた光ビームを照射
するレーザROS(Raster Output Scanner)、24はシ
アン、マゼンタ、イエロ、ブラックの各色トナーの現像
ユニット24a〜24dがステップ回転毎に切換設定さ
れるロータリ現像器、25は感光ドラム21上の各色成
分トナー像を転写保持するための中間転写ベルト、26
は感光ドラム21上の各色成分トナー像を中間転写ベル
ト25側へ転写させる転写コロトロン、27は感光ドラ
ム21上の残留トナーを除去するドラムクリーナ、28
は感光ドラム21上の残留電荷を除去する除電ランプで
ある。
【0014】また、符号30〜32は中間転写ベルト2
5を掛け渡して回転駆動する駆動ロール及び従動ロー
ル、33は中間転写ベルト25上の残留トナーを除去す
るベルトクリーナ、34は中間転写ベルト25の一つの
従動ロール32をバックアップロールとし、中間転写ベ
ルト25上に多重転写された各色成分トナー像を記録用
紙35側へ転写させるバイアス印加転写ロール、36は
記録用紙35が収容される給紙カセット、37は給紙カ
セット36からの記録用紙35をバイアス印加転写ロー
ル34部位へ案内する用紙ガイド、38は用紙ガイド3
7の途中に設けられる用紙搬送ロール、39はバイアス
印加転写ロール34への記録用紙35の突入タイミング
を調整するレジストロール、40は中間転写ベルト25
から転写された各色成分トナー像を記録用紙35に定着
させる定着器である。
5を掛け渡して回転駆動する駆動ロール及び従動ロー
ル、33は中間転写ベルト25上の残留トナーを除去す
るベルトクリーナ、34は中間転写ベルト25の一つの
従動ロール32をバックアップロールとし、中間転写ベ
ルト25上に多重転写された各色成分トナー像を記録用
紙35側へ転写させるバイアス印加転写ロール、36は
記録用紙35が収容される給紙カセット、37は給紙カ
セット36からの記録用紙35をバイアス印加転写ロー
ル34部位へ案内する用紙ガイド、38は用紙ガイド3
7の途中に設けられる用紙搬送ロール、39はバイアス
印加転写ロール34への記録用紙35の突入タイミング
を調整するレジストロール、40は中間転写ベルト25
から転写された各色成分トナー像を記録用紙35に定着
させる定着器である。
【0015】更に、符号41はプラテン42上の原稿4
3を読取るスキャナ、44はスキャナ41で読取った画
像情報を各色成分毎に分離したディジタル画像信号に変
換し、レーザROS23へ送出する画像処理ユニットで
ある。尚、コンピュータからの画像情報を直接画像処理
ユニット43へ供給する態様もある。
3を読取るスキャナ、44はスキャナ41で読取った画
像情報を各色成分毎に分離したディジタル画像信号に変
換し、レーザROS23へ送出する画像処理ユニットで
ある。尚、コンピュータからの画像情報を直接画像処理
ユニット43へ供給する態様もある。
【0016】この実施例において、上記レーザROS2
3は、例えば図3に示すように、光源としての半導体レ
ーザ51と、半導体レーザ51からの光ビームを平行化
するコリメータレンズ52と、コリメータレンズ52か
らの光ビームを感光ドラム21の軸方向走査ラインに沿
ってラスタ走査するポリゴンミラー53と、ポリゴンミ
ラー53にてラスタ走査されたビームを感光ドラム21
の走査ラインに沿って結像させるfθレンズ54とを備
えたものである。そして、半導体レーザ51は、レーザ
駆動回路55により変調されてオンオフされるものであ
るが、このレーザ駆動回路55は、画像処理ユニット4
4からのシアン、マゼンタ、イエロ、ブラックの各色成
分印字信号に基づく階調信号に応じて半導体レーザ51
のビーム照射時間を制御し、感光ドラム21を露光する
ものである。
3は、例えば図3に示すように、光源としての半導体レ
ーザ51と、半導体レーザ51からの光ビームを平行化
するコリメータレンズ52と、コリメータレンズ52か
らの光ビームを感光ドラム21の軸方向走査ラインに沿
ってラスタ走査するポリゴンミラー53と、ポリゴンミ
ラー53にてラスタ走査されたビームを感光ドラム21
の走査ラインに沿って結像させるfθレンズ54とを備
えたものである。そして、半導体レーザ51は、レーザ
駆動回路55により変調されてオンオフされるものであ
るが、このレーザ駆動回路55は、画像処理ユニット4
4からのシアン、マゼンタ、イエロ、ブラックの各色成
分印字信号に基づく階調信号に応じて半導体レーザ51
のビーム照射時間を制御し、感光ドラム21を露光する
ものである。
【0017】また、この実施例において、画像処理ユニ
ット44は、スキャナ41にて読み込んだ各色成分印字
信号に基づくディジタル階調信号(この実施例では25
6濃度階調)を所定の閾値(この実施例では、200)
にて振り分ける濃度セレクタ61と、この濃度セレクタ
61にて振り分けられた閾値未満の階調信号に対して所
定の階調補正を施す階調補正回路62とを備え、濃度セ
レクタ61にて振り分けられた階調信号をそのままある
いは階調補正回路62を介してレーザ駆動回路55へ送
出するようになっている。
ット44は、スキャナ41にて読み込んだ各色成分印字
信号に基づくディジタル階調信号(この実施例では25
6濃度階調)を所定の閾値(この実施例では、200)
にて振り分ける濃度セレクタ61と、この濃度セレクタ
61にて振り分けられた閾値未満の階調信号に対して所
定の階調補正を施す階調補正回路62とを備え、濃度セ
レクタ61にて振り分けられた階調信号をそのままある
いは階調補正回路62を介してレーザ駆動回路55へ送
出するようになっている。
【0018】この実施例において、上記階調補正回路6
2は、各色成分(シアン(C),マゼンタ(M),イエ
ロ(Y),ブラック(K))毎に入力データ(入力階調
信号)に対する補正濃度データを予め格納した補正テー
ブルであり、スキャナ41からの色情報CR(画像処理
ユニット44側へ送出している階調信号が何色成分のも
のかを示す情報)を受けて、入力データに対応する補正
濃度データを読み出すようになっている。ここで、上記
補正濃度データは、図4に示すような校正曲線に沿った
ものであり、各濃度レベルの色成分トナー像の中間転写
ベルト25及び記録用紙35への転写率を考慮し、転写
不良がなく且つ入力データに対応する濃度階調が得られ
るように、見た目の良さが最適になるような補正レベル
(図5参照)で入力データを校正したものである。
2は、各色成分(シアン(C),マゼンタ(M),イエ
ロ(Y),ブラック(K))毎に入力データ(入力階調
信号)に対する補正濃度データを予め格納した補正テー
ブルであり、スキャナ41からの色情報CR(画像処理
ユニット44側へ送出している階調信号が何色成分のも
のかを示す情報)を受けて、入力データに対応する補正
濃度データを読み出すようになっている。ここで、上記
補正濃度データは、図4に示すような校正曲線に沿った
ものであり、各濃度レベルの色成分トナー像の中間転写
ベルト25及び記録用紙35への転写率を考慮し、転写
不良がなく且つ入力データに対応する濃度階調が得られ
るように、見た目の良さが最適になるような補正レベル
(図5参照)で入力データを校正したものである。
【0019】次に、この実施例に係るカラー画像形成装
置の作動について説明する。スキャナ41にて原稿43
を読み取ると、読み取られた各色成分印字信号に基づく
階調信号が画像処理ユニット44に送られる。すると、
画像処理ユニット44内では、取り込まれた階調信号が
濃度セレクタ61にて振り分けられ、閾値未満の階調信
号は階調補正回路62を経てレーザ駆動回路55に送ら
れ、一方、閾値以上の階調信号はそのままレーザ駆動回
路55へと送られる。そして、レーザ駆動回路55は、
補正された階調信号に基づくパルス幅のビーム変調信号
を生成し、半導体レーザ51の照射時間を制御する。こ
のようにして、感光体21上には各色成分印字信号に対
応する静電潜像が順次形成され、各色成分静電潜像は、
シアン、マゼンタ、イエロ、ブラックの各色トナーにて
順次現像され、中間転写ベルト25へ転写されていく。
更に、中間転写ベルト25で各色成分トナー像が四色分
重ねられた後、一括して記録用紙35へ再び転写され
る。そして、転写された各色成分トナー像は定着器40
にて記録用紙35に定着される。
置の作動について説明する。スキャナ41にて原稿43
を読み取ると、読み取られた各色成分印字信号に基づく
階調信号が画像処理ユニット44に送られる。すると、
画像処理ユニット44内では、取り込まれた階調信号が
濃度セレクタ61にて振り分けられ、閾値未満の階調信
号は階調補正回路62を経てレーザ駆動回路55に送ら
れ、一方、閾値以上の階調信号はそのままレーザ駆動回
路55へと送られる。そして、レーザ駆動回路55は、
補正された階調信号に基づくパルス幅のビーム変調信号
を生成し、半導体レーザ51の照射時間を制御する。こ
のようにして、感光体21上には各色成分印字信号に対
応する静電潜像が順次形成され、各色成分静電潜像は、
シアン、マゼンタ、イエロ、ブラックの各色トナーにて
順次現像され、中間転写ベルト25へ転写されていく。
更に、中間転写ベルト25で各色成分トナー像が四色分
重ねられた後、一括して記録用紙35へ再び転写され
る。そして、転写された各色成分トナー像は定着器40
にて記録用紙35に定着される。
【0020】このときの階調再現曲線を図6に示す。補
正をかけない場合(比較例)の階調再現曲線(図7参
照)に比べ理想の階調再現性(破線)に近づいているの
が理解される。
正をかけない場合(比較例)の階調再現曲線(図7参
照)に比べ理想の階調再現性(破線)に近づいているの
が理解される。
【0021】尚、上記実施例では、濃度階調200以上
の高濃度画像部領域を除く範囲で階調補正を行なうよう
にしているが、濃度セレクタ61の閾値を変更すること
により、階調補正範囲を変更することが可能である。こ
の場合において、少なくとも濃度階調128(入力画像
の面積率50%)以下のハイライト画像部に対して上述
した階調補正を施せば、転写不良のない大体において良
好な濃度階調カラー画像が得られることが確認された。
の高濃度画像部領域を除く範囲で階調補正を行なうよう
にしているが、濃度セレクタ61の閾値を変更すること
により、階調補正範囲を変更することが可能である。こ
の場合において、少なくとも濃度階調128(入力画像
の面積率50%)以下のハイライト画像部に対して上述
した階調補正を施せば、転写不良のない大体において良
好な濃度階調カラー画像が得られることが確認された。
【0022】◎実施例2 図8は実施例2に係るカラー画像形成装置で用いられる
画像処理ユニット44を示す。尚、実施例1と同様な構
成要素については実施例1と同様な符号を付してここで
はその詳細な説明を省略する。同図において、符号63
は周囲環境条件、例えば温度センサからの温度情報、湿
度センサからの湿度情報、現像順序等の現像条件に応じ
て複数の環境条件区分を選択する条件セレクタ、62a
〜62cは各環境条件区分に対する最適な階調補正が行
なわれるような濃度補正データを読み出し可能に格納し
た階調補正回路(実施例1と同様な構成)である。
画像処理ユニット44を示す。尚、実施例1と同様な構
成要素については実施例1と同様な符号を付してここで
はその詳細な説明を省略する。同図において、符号63
は周囲環境条件、例えば温度センサからの温度情報、湿
度センサからの湿度情報、現像順序等の現像条件に応じ
て複数の環境条件区分を選択する条件セレクタ、62a
〜62cは各環境条件区分に対する最適な階調補正が行
なわれるような濃度補正データを読み出し可能に格納し
た階調補正回路(実施例1と同様な構成)である。
【0023】従って、この実施例によれば、画像処理ユ
ニット44内に取り込まれた各色成分印字信号に基づく
階調信号は濃度セレクタ61にて振り分けられ、濃度セ
レクタ61の閾値未満の階調信号は条件セレクタ63で
選択された例えば階調補正回路62aによる補正処理を
経てレーザ駆動回路55へ送られ、実施例1と同様な作
用を奏するほか、例えば周囲環境が変動して各色成分ト
ナー像の中間転写ベルト25及び記録用紙35への転写
率が変化したとしても、条件セレクタ63にて最適な階
調補正回路62a〜62cのいずれかが選択されること
から、周囲環境の変動に影響されることなく、カラー画
像品質は常時良好なものに保たれる。
ニット44内に取り込まれた各色成分印字信号に基づく
階調信号は濃度セレクタ61にて振り分けられ、濃度セ
レクタ61の閾値未満の階調信号は条件セレクタ63で
選択された例えば階調補正回路62aによる補正処理を
経てレーザ駆動回路55へ送られ、実施例1と同様な作
用を奏するほか、例えば周囲環境が変動して各色成分ト
ナー像の中間転写ベルト25及び記録用紙35への転写
率が変化したとしても、条件セレクタ63にて最適な階
調補正回路62a〜62cのいずれかが選択されること
から、周囲環境の変動に影響されることなく、カラー画
像品質は常時良好なものに保たれる。
【0024】◎実施例3 図9は実施例3に係るカラー画像形成装置で用いられる
画像処理ユニット44を示す。尚、実施例1と同様な構
成要素については実施例1と同様な符号を付してここで
はその詳細な説明を省略する。同図において、符号71
は主としてハイライト画像部(低濃度画像部)が含まれ
る標準画像モードか、主としてシャドウ画像部(高濃度
画像部)が含まれる高濃度画像モードかを選択するモー
ドセレクタ、72はモードセレクタ71にて標準画像モ
ードが選択された際に、各色成分印字信号に基づく階調
信号(この実施例では、0〜255濃度階調入力データ
の全てが対象)を図4に示すような校正曲線(転写不足
分を補うように設定された校正曲線)にて補正する標準
階調補正回路、73はモードセレクタ71にて高濃度画
像モードが選択された際に、各色成分印字信号に基づく
階調信号(この実施例では、0〜255濃度階調入力デ
ータの全てが対象)を図10に示すような校正曲線(色
バランスかつトナー層厚が最適になるように設定された
校正曲線)にて補正する高濃度階調補正回路である。
画像処理ユニット44を示す。尚、実施例1と同様な構
成要素については実施例1と同様な符号を付してここで
はその詳細な説明を省略する。同図において、符号71
は主としてハイライト画像部(低濃度画像部)が含まれ
る標準画像モードか、主としてシャドウ画像部(高濃度
画像部)が含まれる高濃度画像モードかを選択するモー
ドセレクタ、72はモードセレクタ71にて標準画像モ
ードが選択された際に、各色成分印字信号に基づく階調
信号(この実施例では、0〜255濃度階調入力データ
の全てが対象)を図4に示すような校正曲線(転写不足
分を補うように設定された校正曲線)にて補正する標準
階調補正回路、73はモードセレクタ71にて高濃度画
像モードが選択された際に、各色成分印字信号に基づく
階調信号(この実施例では、0〜255濃度階調入力デ
ータの全てが対象)を図10に示すような校正曲線(色
バランスかつトナー層厚が最適になるように設定された
校正曲線)にて補正する高濃度階調補正回路である。
【0025】従って、この実施例によれば、読み込むべ
き原稿が標準画像か、高濃度画像かに応じてモードセレ
クタ71にてモード選択を行うようにすれば、スキャナ
41にて読み取られた各色成分印字信号に基づく階調信
号には夫々のモードに応じて最適な階調補正が施され、
夫々の画像特性に応じた良好なカラー画像が得られる。
尚、この実施例においても、実施例1,2と同様な濃度
セレクタを設け、階調補正範囲を狭めるように設計して
も差し支えない。
き原稿が標準画像か、高濃度画像かに応じてモードセレ
クタ71にてモード選択を行うようにすれば、スキャナ
41にて読み取られた各色成分印字信号に基づく階調信
号には夫々のモードに応じて最適な階調補正が施され、
夫々の画像特性に応じた良好なカラー画像が得られる。
尚、この実施例においても、実施例1,2と同様な濃度
セレクタを設け、階調補正範囲を狭めるように設計して
も差し支えない。
【0026】
【発明の効果】以上説明してきたように、請求項1記載
の発明によれば、中間転写体を用い且つパルス幅変調を
用いて濃度階調カラー画像を形成するカラー画像形成装
置を前提とし、予め転写による画像劣化を予測しそれを
補正する手段を備えるようにしたので、中間転写体のメ
リットを生かしながら、デメリットである転写不良によ
る画質の劣化を防ぎ、良好な濃度階調カラー画像を容易
に得ることができる。
の発明によれば、中間転写体を用い且つパルス幅変調を
用いて濃度階調カラー画像を形成するカラー画像形成装
置を前提とし、予め転写による画像劣化を予測しそれを
補正する手段を備えるようにしたので、中間転写体のメ
リットを生かしながら、デメリットである転写不良によ
る画質の劣化を防ぎ、良好な濃度階調カラー画像を容易
に得ることができる。
【0027】また、請求項2記載の発明によれば、転写
不良の起こり易いハイライト画像部のみを判別し、積極
的に階調補正を施すようにしたので、階調補正処理をよ
り迅速に行なうことができる。更に、請求項3記載の発
明によれば、周囲環境の変化に伴う各色成分現像像の中
間転写体及び記録媒体への転写率の変化を検知し、この
検知信号のレベルに応じた補正処理を施すようにしたの
で、周囲環境の変化の影響をほとんど受けることなく、
常時最適な階調補正を施すことができる。
不良の起こり易いハイライト画像部のみを判別し、積極
的に階調補正を施すようにしたので、階調補正処理をよ
り迅速に行なうことができる。更に、請求項3記載の発
明によれば、周囲環境の変化に伴う各色成分現像像の中
間転写体及び記録媒体への転写率の変化を検知し、この
検知信号のレベルに応じた補正処理を施すようにしたの
で、周囲環境の変化の影響をほとんど受けることなく、
常時最適な階調補正を施すことができる。
【図1】 この発明に係るカラー画像形成装置の構成を
示す説明図である。
示す説明図である。
【図2】 実施例1に係るカラー画像形成装置の全体構
成を示す説明図である。
成を示す説明図である。
【図3】 実施例1に係る画像処理ユニット及びレーザ
ROSの詳細を示す説明図である。
ROSの詳細を示す説明図である。
【図4】 実施例1の階調補正回路で用いられる校正曲
線を示す説明図である。
線を示す説明図である。
【図5】 図4に示す校正曲線を作成する際の評価例を
示す説明図である。
示す説明図である。
【図6】 実施例1に係るカラー画像形成装置による階
調再現性を示すグラフ図である。
調再現性を示すグラフ図である。
【図7】 比較例に係るカラー画像形成装置による階調
再現性を示すグラフ図である。
再現性を示すグラフ図である。
【図8】 実施例2に係るカラー画像形成装置で用いら
れる画像処理ユニットを示す説明図である。
れる画像処理ユニットを示す説明図である。
【図9】 実施例3に係るカラー画像形成装置で用いら
れる画像処理ユニットを示す説明図である。
れる画像処理ユニットを示す説明図である。
【図10】 実施例3に係る高濃度階調補正回路で用い
られる校正曲線を示す説明図である。
られる校正曲線を示す説明図である。
1…感光体,2…帯電手段,3…ビーム変調手段,4…
ビーム照射手段,5…走査光学系,6…多色現像手段,
7…中間転写体,8…一括転写手段,9…記録媒体,1
0…階調補正手段,11…濃度階調レベル判別手段,1
2…転写率検知手段
ビーム照射手段,5…走査光学系,6…多色現像手段,
7…中間転写体,8…一括転写手段,9…記録媒体,1
0…階調補正手段,11…濃度階調レベル判別手段,1
2…転写率検知手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G03G 15/01 112 A (72)発明者 新井 和彦 神奈川県海老名市本郷2274番地 富士ゼロ ックス株式会社内 (72)発明者 久保 昌彦 神奈川県海老名市本郷2274番地 富士ゼロ ックス株式会社内 (72)発明者 勅使川原 亨 神奈川県海老名市本郷2274番地 富士ゼロ ックス株式会社内 (72)発明者 山内 泰樹 神奈川県海老名市本郷2274番地 富士ゼロ ックス株式会社内 (72)発明者 町田 義則 神奈川県海老名市本郷2274番地 富士ゼロ ックス株式会社内 (72)発明者 重廣 清 神奈川県海老名市本郷2274番地 富士ゼロ ックス株式会社内
Claims (3)
- 【請求項1】 各色成分画像形成サイクル毎に帯電手段
(2)に帯電されて回転する感光体(1)と、各色成分
画像信号毎に濃度階調レベルに応じたパルス幅のビーム
変調信号を生成するビーム変調手段(3)と、このビー
ム変調信号に応じたパルス幅の光ビームを照射するビー
ム照射手段(4)と、このビーム照射手段(4)からの
光ビームを所定の画素ピッチでラスタ走査することによ
り帯電された感光体(1)上に静電潜像を形成する走査
光学系(5)と、上記感光体(1)上に形成された静電
潜像を各色成分毎に順次現像する多色現像手段(6)
と、この多色現像手段(6)にて順次現像された各色成
分現像像を順次多重転写する中間転写体(7)と、この
中間転写体(7)上に形成されたカラー画像を記録媒体
(9)へ一括転写する一括転写手段(8)とを備えたカ
ラー画像形成装置において、上記ビーム変調手段(3)
は、各色成分現像像の中間転写体(7)及び記録媒体
(9)への転写率に対応し、ビーム変調信号のパルス幅
が可変補正される階調補正手段(10)を備えたことを
特徴とするカラー画像形成装置。 - 【請求項2】 請求項1記載のものにおいて、階調補正
手段(10)は、各色成分画像信号の濃度階調レベルが
ハイライト画像部であるか否かを判別する濃度階調レベ
ル判別手段(11)を有し、この濃度階調レベル判別手
段(11)にて判別されたハイライト画像部の各色成分
画像信号に対して補正処理を施すものであることを特徴
とするカラー画像形成装置。 - 【請求項3】 請求項1記載のものにおいて、階調補正
手段(10)は、周囲環境の変化に伴う各色成分現像像
の中間転写体(7)及び記録媒体(9)への転写率の変
化状態を検知する転写率検知手段(12)を有し、この
転写率検知手段(12)からの検知信号に応じたレベル
の補正処理を施すものであることを特徴とするカラー画
像形成装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4351117A JPH06171154A (ja) | 1992-12-07 | 1992-12-07 | カラー画像形成装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4351117A JPH06171154A (ja) | 1992-12-07 | 1992-12-07 | カラー画像形成装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06171154A true JPH06171154A (ja) | 1994-06-21 |
Family
ID=18415168
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4351117A Pending JPH06171154A (ja) | 1992-12-07 | 1992-12-07 | カラー画像形成装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06171154A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5963756A (en) * | 1997-01-06 | 1999-10-05 | Fuji Xerox Co., Ltd. | Color correction in a color image formation apparatus |
JP2007086336A (ja) * | 2005-09-21 | 2007-04-05 | Fuji Xerox Co Ltd | 画像形成装置 |
-
1992
- 1992-12-07 JP JP4351117A patent/JPH06171154A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5963756A (en) * | 1997-01-06 | 1999-10-05 | Fuji Xerox Co., Ltd. | Color correction in a color image formation apparatus |
JP2007086336A (ja) * | 2005-09-21 | 2007-04-05 | Fuji Xerox Co Ltd | 画像形成装置 |
JP4682770B2 (ja) * | 2005-09-21 | 2011-05-11 | 富士ゼロックス株式会社 | 画像形成装置 |
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