JPH06162972A - 透過型陽極を有するx線管 - Google Patents
透過型陽極を有するx線管Info
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- JPH06162972A JPH06162972A JP5209682A JP20968293A JPH06162972A JP H06162972 A JPH06162972 A JP H06162972A JP 5209682 A JP5209682 A JP 5209682A JP 20968293 A JP20968293 A JP 20968293A JP H06162972 A JPH06162972 A JP H06162972A
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Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01J—ELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
- H01J35/00—X-ray tubes
- H01J35/02—Details
- H01J35/04—Electrodes ; Mutual position thereof; Constructional adaptations therefor
- H01J35/08—Anodes; Anti cathodes
- H01J35/10—Rotary anodes; Arrangements for rotating anodes; Cooling rotary anodes
-
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-
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- H01J35/08—Anodes; Anti cathodes
- H01J35/112—Non-rotating anodes
- H01J35/116—Transmissive anodes
Abstract
(57)【要約】
【目的】 従来の反射型陽極を有するX線管に比較して
電力をより有効に利用し得るX線管を製作する。 【構成】 X線管は、運転時に電子により衝突され、原
子番号の大きい1又は2以上の金属から成るターゲット
層と、原子番号の小さい1又は2以上の物質から成り、
該ターゲット層に接続されるキャリア層とから構成され
る透過型陽極を有している。電子の入射方向とX線管外
部で使用されキャリア層を透過するX線の一部との間の
角θを10°から40°の範囲にすることにより、X線
の強度を増加することができる。
電力をより有効に利用し得るX線管を製作する。 【構成】 X線管は、運転時に電子により衝突され、原
子番号の大きい1又は2以上の金属から成るターゲット
層と、原子番号の小さい1又は2以上の物質から成り、
該ターゲット層に接続されるキャリア層とから構成され
る透過型陽極を有している。電子の入射方向とX線管外
部で使用されキャリア層を透過するX線の一部との間の
角θを10°から40°の範囲にすることにより、X線
の強度を増加することができる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、動作状態において電子
により衝突され、大きな原子番号の1又は2以上の金属
から成る、ターゲット層と、該ターゲット層に結合さ
れ、小さい原子番号の1又は2以上の物質から成るキャ
リア層とから構成される透過型陽極を有するX線管に係
る。
により衝突され、大きな原子番号の1又は2以上の金属
から成る、ターゲット層と、該ターゲット層に結合さ
れ、小さい原子番号の1又は2以上の物質から成るキャ
リア層とから構成される透過型陽極を有するX線管に係
る。
【0002】
【従来の技術】この種のX線管は、例えばドイツ公開明
細書第2,729,833号、米国特許明細書第2,0
90,636号、米国特許明細書第3,894,239
号によって知られている。上記二つの層の厚さに関して
は互いに矛盾する条件が課せられている。一方では、タ
ーゲット層は、入射電子をできるだけ高い割合のX線量
子に変換できるようにできるだけ厚い方が好ましい。他
方、この層は、そこで発生するX線量子が減衰するのを
最小に抑えるためにできるだけ薄くなければならない。
キャリア層は、一方では、出射されるX線の減衰を最小
化するために充分薄くなければならなく、他方、機械的
な安定性とターゲット層で発生する熱エネルギーの消散
を確保するために充分な厚さでなくてはならない。
細書第2,729,833号、米国特許明細書第2,0
90,636号、米国特許明細書第3,894,239
号によって知られている。上記二つの層の厚さに関して
は互いに矛盾する条件が課せられている。一方では、タ
ーゲット層は、入射電子をできるだけ高い割合のX線量
子に変換できるようにできるだけ厚い方が好ましい。他
方、この層は、そこで発生するX線量子が減衰するのを
最小に抑えるためにできるだけ薄くなければならない。
キャリア層は、一方では、出射されるX線の減衰を最小
化するために充分薄くなければならなく、他方、機械的
な安定性とターゲット層で発生する熱エネルギーの消散
を確保するために充分な厚さでなくてはならない。
【0003】これらの矛盾する条件のため、この種のX
線管は、実際に使用するのがむずかしく、特に医療用や
工業用の検査において重要となる50〜500kVの電
圧範囲で使用するのが困難である。これらの目的のため
に、X線が電子が入射する側の陽極から出るような陽極
を有するX線管の利用がなされる。従って、これらの陽
極を、以後「反射陽極」と言う。
線管は、実際に使用するのがむずかしく、特に医療用や
工業用の検査において重要となる50〜500kVの電
圧範囲で使用するのが困難である。これらの目的のため
に、X線が電子が入射する側の陽極から出るような陽極
を有するX線管の利用がなされる。従って、これらの陽
極を、以後「反射陽極」と言う。
【0004】X線管において、ほんのわずかの印加され
た電子エネルギーだけが500kVまでの電圧範囲でX
線の放射線に変換される。他のエネルギーは陽極の温度
を上げさせる。X線管の外部では発生したX線の一部だ
けが有効な放射ビームとして利用されるだけである。
た電子エネルギーだけが500kVまでの電圧範囲でX
線の放射線に変換される。他のエネルギーは陽極の温度
を上げさせる。X線管の外部では発生したX線の一部だ
けが有効な放射ビームとして利用されるだけである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、50
kVから500kVの範囲の動作電圧を有し、X線管の
動作に適用される電子エネルギーが、反射陽極を有する
X線管のものと比較してより有効なX線を発生するX線
管を構成することにある。
kVから500kVの範囲の動作電圧を有し、X線管の
動作に適用される電子エネルギーが、反射陽極を有する
X線管のものと比較してより有効なX線を発生するX線
管を構成することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】この目的は、電子の入射
方向とキャリア層を通して出射する有効な放射ビームの
X線の方向との角度θを10°から40°の範囲にする
ことにより達成される。本発明は、X線の強度は、電子
の方向に対して放射されるX線によって囲まれる角度に
大きく依存するという認識に基づいている。もし、ター
ゲットによる減衰を考慮しなければ、明白な強度の最大
値は、中心軸がX線を発生する電子ビームの方向により
形成される円錐の外部表面に現われる。この円錐の開口
角度は動作電圧に依存し、動作電圧が高くなればなるほ
ど小さくなる。60kVの動作電圧に対し、最大強度の
円錐の開口角の半分の値は約40°となり、500kV
の動作電圧に対し、約10°となる。
方向とキャリア層を通して出射する有効な放射ビームの
X線の方向との角度θを10°から40°の範囲にする
ことにより達成される。本発明は、X線の強度は、電子
の方向に対して放射されるX線によって囲まれる角度に
大きく依存するという認識に基づいている。もし、ター
ゲットによる減衰を考慮しなければ、明白な強度の最大
値は、中心軸がX線を発生する電子ビームの方向により
形成される円錐の外部表面に現われる。この円錐の開口
角度は動作電圧に依存し、動作電圧が高くなればなるほ
ど小さくなる。60kVの動作電圧に対し、最大強度の
円錐の開口角の半分の値は約40°となり、500kV
の動作電圧に対し、約10°となる。
【0007】本発明は、有効放射ビーム、即ちX線管の
外部でのX放射の部分と、X線を発生する電子の発生の
方向との間の角度を適切に選定するという事実を利用す
るものである。一般に、有効放射線ビームは、少なくと
も1方向に0以外の開口角度を持っている。有効放射線
ビームの中心にあるX線と電子の入射方向との間の角度
は、特許請求の範囲に記載されているように選定され
る。
外部でのX放射の部分と、X線を発生する電子の発生の
方向との間の角度を適切に選定するという事実を利用す
るものである。一般に、有効放射線ビームは、少なくと
も1方向に0以外の開口角度を持っている。有効放射線
ビームの中心にあるX線と電子の入射方向との間の角度
は、特許請求の範囲に記載されているように選定され
る。
【0008】これまでに知られている透過陽極型X線管
においては、有効な放射ビームは、普通は、電子の通路
の延長線に沿い、即ち角度0してある。しかしながら、
角度θが0よりずれている透過陽極型X線管もある。例
えば、米国特許明細書第3,894,239号によっ
て、放射線出射窓に関して約80°傾斜しているターゲ
ット層にほぼ垂直に電子ビームが入射されるような透過
型陽極を有する回転陽極型X線管が知られている。ター
ゲット層で発生される制御放射線の連続スペクトルは、
ターゲット層で発生する蛍光放射線よりも実質的に大き
い割合で減衰される。
においては、有効な放射ビームは、普通は、電子の通路
の延長線に沿い、即ち角度0してある。しかしながら、
角度θが0よりずれている透過陽極型X線管もある。例
えば、米国特許明細書第3,894,239号によっ
て、放射線出射窓に関して約80°傾斜しているターゲ
ット層にほぼ垂直に電子ビームが入射されるような透過
型陽極を有する回転陽極型X線管が知られている。ター
ゲット層で発生される制御放射線の連続スペクトルは、
ターゲット層で発生する蛍光放射線よりも実質的に大き
い割合で減衰される。
【0009】さらに、ドイツ公開明細書第2,729,
833号の図7に示されるように、陽極の周辺に分散配
置される2つのグループの陰極によりX線が発生される
環状陽極を有し、その陰極が線源の中を延びる中心面の
両側に位置しているX線管が知られている。この結果、
毎回45°の角θが得られる。しかしながら、引用した
文献のいずれも、X放射は、15°(高電圧時)から4
0°(低電圧時)の間の角度範囲で特に強くなる、とい
う事実を利用するものでない。
833号の図7に示されるように、陽極の周辺に分散配
置される2つのグループの陰極によりX線が発生される
環状陽極を有し、その陰極が線源の中を延びる中心面の
両側に位置しているX線管が知られている。この結果、
毎回45°の角θが得られる。しかしながら、引用した
文献のいずれも、X放射は、15°(高電圧時)から4
0°(低電圧時)の間の角度範囲で特に強くなる、とい
う事実を利用するものでない。
【0010】最後に、国際公開第092/03837号
によって、電子が陽極に10°の角度で入射し(通常の
70°−90°でなく)、有効放射線ビームが陽極に対
して5°乃至15°の角度で広がる反射型陽極を有する
X線管が知られている。しかしながら、その放射線出射
窓は、散乱電子によって強く加熱される傾向にある。本
発明の実施例においては、X線の出力に非常に重要な、
ターゲット層の単位表面積当りの重量wをg/cm2 で
表わした場合、少なくとも次式を満足するものである: w=1.08・10-6・(A/Z)2.5 ・U1.6 ・cos
β ここで、Aはターゲット層の金属の原子量、Zはその原
子番号、UはX線管の定格動作電圧のkV値、βは電子
の入射方向とターゲット層に対する垂直線との間の角度
を表わす。タングステンのターゲット層を有するX線管
を例にとると、単位表面積当たりの重量0.017g/
cm2 、即ち厚さ8.6μm(動作電圧U=100kV
でβ=0の場合)となる。
によって、電子が陽極に10°の角度で入射し(通常の
70°−90°でなく)、有効放射線ビームが陽極に対
して5°乃至15°の角度で広がる反射型陽極を有する
X線管が知られている。しかしながら、その放射線出射
窓は、散乱電子によって強く加熱される傾向にある。本
発明の実施例においては、X線の出力に非常に重要な、
ターゲット層の単位表面積当りの重量wをg/cm2 で
表わした場合、少なくとも次式を満足するものである: w=1.08・10-6・(A/Z)2.5 ・U1.6 ・cos
β ここで、Aはターゲット層の金属の原子量、Zはその原
子番号、UはX線管の定格動作電圧のkV値、βは電子
の入射方向とターゲット層に対する垂直線との間の角度
を表わす。タングステンのターゲット層を有するX線管
を例にとると、単位表面積当たりの重量0.017g/
cm2 、即ち厚さ8.6μm(動作電圧U=100kV
でβ=0の場合)となる。
【0011】本発明は異なる用途の異なるX線管に使用
できる。本発明の好ましい実施例においては、X線管
は、回転陽極型X線管として構成され、ターゲット層は
(例えばタングステン及び/又はレニウムから成る)、
X線管の外部で使用されるX線の方向に対する角度を囲
む裁頭円錐の表面に位置し、その角度は前記方向と入射
電子の方向との間の角度よりも小さい。陽極は次に、回
転軸を中心として対称形となる皿のような形に形作ら
れ、ターゲット層が設けられるその内側の面は、電子を
放出する電子源に対向しており、その有効放射ビーム
は、回転軸に対して好ましくは90°の角度でその外部
表面より放射する。
できる。本発明の好ましい実施例においては、X線管
は、回転陽極型X線管として構成され、ターゲット層は
(例えばタングステン及び/又はレニウムから成る)、
X線管の外部で使用されるX線の方向に対する角度を囲
む裁頭円錐の表面に位置し、その角度は前記方向と入射
電子の方向との間の角度よりも小さい。陽極は次に、回
転軸を中心として対称形となる皿のような形に形作ら
れ、ターゲット層が設けられるその内側の面は、電子を
放出する電子源に対向しており、その有効放射ビーム
は、回転軸に対して好ましくは90°の角度でその外部
表面より放射する。
【0012】本発明を以下図面を参照して詳細に説明す
る。
る。
【0013】
【実施例】図1に示される透過型陽極は、小さい原子番
号を持つ物質から成るキャリア層2上に設けられた大き
い原子番号を持つ金属から成るターゲット層1を有す
る。ターゲット層1は、例えば、タングステン又はレニ
ウム、或いはそれらの合金によって構成することができ
る。ターゲット層に適する他の金属としては、プラチナ
又はトリウムがある。キャリア層2は、グラファイト又
はベリリウムからなり、その厚さは、一方において適切
な機械的強度を有し、他方においては、X放射の減衰を
可能な限り低くするようなものとされる。
号を持つ物質から成るキャリア層2上に設けられた大き
い原子番号を持つ金属から成るターゲット層1を有す
る。ターゲット層1は、例えば、タングステン又はレニ
ウム、或いはそれらの合金によって構成することができ
る。ターゲット層に適する他の金属としては、プラチナ
又はトリウムがある。キャリア層2は、グラファイト又
はベリリウムからなり、その厚さは、一方において適切
な機械的強度を有し、他方においては、X放射の減衰を
可能な限り低くするようなものとされる。
【0014】矢印3は、ターゲット層1に垂直線に対し
て角度βで入射する電子ビームを示す。入射点を中心と
して円錐状に伝搬するX放射が発生される。しかし、理
論的及び実験的な調査によると、ターゲット層による減
衰を考慮に入れなければ、所定の開口角度θを持つ円錐
(その頂点は電子の入射する点にあり、その対称軸は電
子ビーム方向である)の表面を伝搬するX線が最も強い
強度を持っている。その円錐の上部の境界線4aと下部
の境界線4bが図1に示されている。円錐の開口角θの
半分の角は、動作電圧に依存し、略次の表に従う。
て角度βで入射する電子ビームを示す。入射点を中心と
して円錐状に伝搬するX放射が発生される。しかし、理
論的及び実験的な調査によると、ターゲット層による減
衰を考慮に入れなければ、所定の開口角度θを持つ円錐
(その頂点は電子の入射する点にあり、その対称軸は電
子ビーム方向である)の表面を伝搬するX線が最も強い
強度を持っている。その円錐の上部の境界線4aと下部
の境界線4bが図1に示されている。円錐の開口角θの
半分の角は、動作電圧に依存し、略次の表に従う。
【0015】
【表2】
【0016】従って、X線管は有効放射ビームの方向が
円錐面にある1つのX線と一致するように構成されねば
ならない。ターゲット層で生成されるX線は、その層の
面に対して、異なる角度で進行し、図は、最も小さい角
度α1 と、最も大きい角度α2を示している。これらの
角度は次の式によっ表わされる。
円錐面にある1つのX線と一致するように構成されねば
ならない。ターゲット層で生成されるX線は、その層の
面に対して、異なる角度で進行し、図は、最も小さい角
度α1 と、最も大きい角度α2を示している。これらの
角度は次の式によっ表わされる。
【0017】 α1 =90°−β−θ (1) α2 =90°−β+θ (2) 放射線の出力のための最適なターゲット層の単位表面積
当りの重量は、およそ次の関係式によって与えられる。 w=1.08・10-6・(A/Z)2.5 ・U1.6 ・cos β (3) ここで、Aはターゲット層の金属の原子量、Zはその原
子番号である。βは、電子の入射角度、即ち、入射電子
ビーム3の方向とターゲット層に対する垂直線との間の
角度を表す。ターゲット層が2以上の金属の合金ででき
ているときは、ターゲット層の単位表面積当たりの重量
は、合金の各金属についてwを式(3)に従って計算さ
れ、その計算値をそれぞれの金属の割合に従って重みつ
けして合計される。
当りの重量は、およそ次の関係式によって与えられる。 w=1.08・10-6・(A/Z)2.5 ・U1.6 ・cos β (3) ここで、Aはターゲット層の金属の原子量、Zはその原
子番号である。βは、電子の入射角度、即ち、入射電子
ビーム3の方向とターゲット層に対する垂直線との間の
角度を表す。ターゲット層が2以上の金属の合金ででき
ているときは、ターゲット層の単位表面積当たりの重量
は、合金の各金属についてwを式(3)に従って計算さ
れ、その計算値をそれぞれの金属の割合に従って重みつ
けして合計される。
【0018】放射線の出射方向を表に従って選択し、そ
して、ターゲット層の厚さを式(3)によって算出した
ものを用いた場合、有効X線ビームのX放射の強度は、
同じ管電圧値、同じ管電流値で、電子ビームの入射方向
と放射線の出射方向との間の角度を約90°とする反射
陽極を有するX線管におけるより、非常に高くなる。強
度の増加は、電圧が高くなる程高くなる。しかしなが
ら、X線管を定格電圧以外の電圧で動作させる場合はこ
れらの強度に関する利点は減じられる。
して、ターゲット層の厚さを式(3)によって算出した
ものを用いた場合、有効X線ビームのX放射の強度は、
同じ管電圧値、同じ管電流値で、電子ビームの入射方向
と放射線の出射方向との間の角度を約90°とする反射
陽極を有するX線管におけるより、非常に高くなる。強
度の増加は、電圧が高くなる程高くなる。しかしなが
ら、X線管を定格電圧以外の電圧で動作させる場合はこ
れらの強度に関する利点は減じられる。
【0019】図2は、本発明による透過陽極を有する回
転陽極型X線管の一実施例を示す。X線管はガラスから
成る管外被5を有し、その中には、陰極装置6と陽極装
置7が配置されている。陽極装置は、ロータ8に既知の
方法で結合され、X線管の内部で回転可能に軸支される
透過陽極2により構成されている。ロータは、ガラスの
エンベロープの外部に設けられ図2には示されていない
ステータによって回転される。
転陽極型X線管の一実施例を示す。X線管はガラスから
成る管外被5を有し、その中には、陰極装置6と陽極装
置7が配置されている。陽極装置は、ロータ8に既知の
方法で結合され、X線管の内部で回転可能に軸支される
透過陽極2により構成されている。ロータは、ガラスの
エンベロープの外部に設けられ図2には示されていない
ステータによって回転される。
【0020】透過陽極は、グラファイトから成り陰極装
置6の方に開いている皿の形状をしたキャリア部材2を
有している。陰極装置6に設けられた電子出射器からの
電子ビーム3が衝突する透過型陽極の領域に、レニウム
からなるターゲット層1がキャリア部材2上に設けられ
ている。もし、このX線管がコンピュータトモグラフィ
に用いられ、150kVの動作電圧用として作られ、そ
して電子ビーム3が垂直方向に対して40°の角度で層
に入射すると、この層の単位表面積当りの重量は式
(3)に従うと、0.024g/cm2 となる。これ
は、厚さ11.5μmのレニウム層によって達成され
る。
置6の方に開いている皿の形状をしたキャリア部材2を
有している。陰極装置6に設けられた電子出射器からの
電子ビーム3が衝突する透過型陽極の領域に、レニウム
からなるターゲット層1がキャリア部材2上に設けられ
ている。もし、このX線管がコンピュータトモグラフィ
に用いられ、150kVの動作電圧用として作られ、そ
して電子ビーム3が垂直方向に対して40°の角度で層
に入射すると、この層の単位表面積当りの重量は式
(3)に従うと、0.024g/cm2 となる。これ
は、厚さ11.5μmのレニウム層によって達成され
る。
【0021】X線管は、ハウジングの内部に取付けら
れ、図2では、その右側にハウジングの一部の壁10だ
けが示されている。ハウジングの壁は、充分の厚さの例
えば鉛のようなX線吸収材料により裏打ちされている。
例えば、アルミニウムのようなX線透過材料から成る放
射線出射窓11がターゲット層のレベルの個所のみに設
けられていて、これによりその区域でのみ有効放射が出
射される。有効放射線は、回転軸に垂直にそして電子ビ
ームの方向に対して30°の角度で伝搬する。CT検査
の場合、実質的には平らで扇形をした放射線ビームが図
2の面に対して垂直の方向に放射窓によって形式され
る。X線出射窓の最大寸法の方向もまた図の面に対して
垂直に延在している。
れ、図2では、その右側にハウジングの一部の壁10だ
けが示されている。ハウジングの壁は、充分の厚さの例
えば鉛のようなX線吸収材料により裏打ちされている。
例えば、アルミニウムのようなX線透過材料から成る放
射線出射窓11がターゲット層のレベルの個所のみに設
けられていて、これによりその区域でのみ有効放射が出
射される。有効放射線は、回転軸に垂直にそして電子ビ
ームの方向に対して30°の角度で伝搬する。CT検査
の場合、実質的には平らで扇形をした放射線ビームが図
2の面に対して垂直の方向に放射窓によって形式され
る。X線出射窓の最大寸法の方向もまた図の面に対して
垂直に延在している。
【0022】本発明は、ガラスの外被を有する回転陽極
型のX線管で医療用の目的に使われるものとして説明さ
れたが、本発明は他の実施例にもまた使用できる。例え
ば、回転型陽極の代りに静止陽極も使用できる。ガラス
の外被から成るX線管の代りに、陰極及び/又は陽極が
絶縁材を介して接続される金属の外被を有するX線管も
使用できる。X線管は、また工業分野における非破壊検
査にも使用できる。これらの目的のためには、管電圧2
00〜500kVの範囲で特に高い効率が得られる。
型のX線管で医療用の目的に使われるものとして説明さ
れたが、本発明は他の実施例にもまた使用できる。例え
ば、回転型陽極の代りに静止陽極も使用できる。ガラス
の外被から成るX線管の代りに、陰極及び/又は陽極が
絶縁材を介して接続される金属の外被を有するX線管も
使用できる。X線管は、また工業分野における非破壊検
査にも使用できる。これらの目的のためには、管電圧2
00〜500kVの範囲で特に高い効率が得られる。
【図1】透過型陽極の一部分の原理図である。
【図2】本発明による透過型陽極を有する回転陽極型X
線管を示す図である。
線管を示す図である。
1 ターゲット層 2 キャリア層 3 電子ビーム 4 X線 5 外被 6 陰極装置 7 陽極装置 8 ロータ 10 ハウジング壁 11 放射線出射窓
Claims (4)
- 【請求項1】 動作状態において電子により衝突され、
大きな原子番号の1又は2以上の金属から成るターゲッ
ト層と、ターゲット層に結合され小さな原子番号の1又
は2以上の物質から成るキャリア層とを含む透過型陽極
を有するX線管であって、電子の入射方向とキャリア層
を透過して放出される有効放射ビームにおけるX線の方
向との間の角θが10°から40°の範囲にあることを
特徴とするX線管。 - 【請求項2】 前記角度θ及びX線管の定格動作電圧は
少くともほぼ次の関係: 【表1】 を満足することを特徴とする請求項1のX線管。 - 【請求項3】 ターゲット層の単位表面積当りの重量を
g/cm2 で表わすとき、少くともほぼ次の関係: w=1.08・10-6・(A/Z)2.5 ・U1.6 ・cos
β ここで、Aはターゲット層の金属の原子量、Zはその原
子番号、UはX線管のkV単位の定格動作電圧、βは電
子の入射方向とターゲット層に対する垂直方向とによっ
て形成される角度を表わす、を満足することを特徴とす
る前記請求項1又は2記載のX線管。 - 【請求項4】 回転陽極型X線管として構成され、ター
ゲット層(1)は、X線管の外部で使用されるX線の方
向に対する角(α1 )を囲む裁頭円錐形の表面に配置さ
れ、前記角(α1 )は前記X線の方向と電子の入射方向
との間の角(θ)よりも小さいことを特徴とする前記請
求項1乃至3のうちいずれか一項に記載のX線管。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
DE4228559:3 | 1992-08-27 | ||
DE4228559A DE4228559A1 (de) | 1992-08-27 | 1992-08-27 | Röntgenröhre mit einer Transmissionsanode |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06162972A true JPH06162972A (ja) | 1994-06-10 |
Family
ID=6466593
Family Applications (1)
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JP5209682A Pending JPH06162972A (ja) | 1992-08-27 | 1993-08-24 | 透過型陽極を有するx線管 |
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---|---|
EP (1) | EP0584871B1 (ja) |
JP (1) | JPH06162972A (ja) |
DE (2) | DE4228559A1 (ja) |
Cited By (2)
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JP2012124098A (ja) * | 2010-12-10 | 2012-06-28 | Canon Inc | 放射線発生装置および放射線撮影装置 |
JP2012138203A (ja) * | 2010-12-24 | 2012-07-19 | Aet Inc | X線発生装置とx線発生装置群を用いたx線照射装置 |
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GB0309371D0 (en) | 2003-04-25 | 2003-06-04 | Cxr Ltd | X-Ray tubes |
US9113839B2 (en) | 2003-04-25 | 2015-08-25 | Rapiscon Systems, Inc. | X-ray inspection system and method |
US8451974B2 (en) | 2003-04-25 | 2013-05-28 | Rapiscan Systems, Inc. | X-ray tomographic inspection system for the identification of specific target items |
US8094784B2 (en) | 2003-04-25 | 2012-01-10 | Rapiscan Systems, Inc. | X-ray sources |
US10483077B2 (en) | 2003-04-25 | 2019-11-19 | Rapiscan Systems, Inc. | X-ray sources having reduced electron scattering |
GB0309385D0 (en) | 2003-04-25 | 2003-06-04 | Cxr Ltd | X-ray monitoring |
US8223919B2 (en) | 2003-04-25 | 2012-07-17 | Rapiscan Systems, Inc. | X-ray tomographic inspection systems for the identification of specific target items |
US8243876B2 (en) | 2003-04-25 | 2012-08-14 | Rapiscan Systems, Inc. | X-ray scanners |
GB0309374D0 (en) | 2003-04-25 | 2003-06-04 | Cxr Ltd | X-ray sources |
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- 1992-08-27 DE DE4228559A patent/DE4228559A1/de not_active Withdrawn
-
1993
- 1993-08-18 DE DE59304524T patent/DE59304524D1/de not_active Expired - Fee Related
- 1993-08-18 EP EP93202435A patent/EP0584871B1/de not_active Expired - Lifetime
- 1993-08-24 JP JP5209682A patent/JPH06162972A/ja active Pending
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---|---|
DE59304524D1 (de) | 1997-01-02 |
EP0584871B1 (de) | 1996-11-20 |
EP0584871A1 (de) | 1994-03-02 |
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