JPH06162638A - 磁気ディスク装置の媒体固定装置 - Google Patents
磁気ディスク装置の媒体固定装置Info
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- JPH06162638A JPH06162638A JP4308392A JP30839292A JPH06162638A JP H06162638 A JPH06162638 A JP H06162638A JP 4308392 A JP4308392 A JP 4308392A JP 30839292 A JP30839292 A JP 30839292A JP H06162638 A JPH06162638 A JP H06162638A
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- JP
- Japan
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- clamper
- medium
- magnetic recording
- longitudinal elastic
- magnetic disk
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-
- G—PHYSICS
- G11—INFORMATION STORAGE
- G11B—INFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
- G11B17/00—Guiding record carriers not specifically of filamentary or web form, or of supports therefor
- G11B17/02—Details
-
- G—PHYSICS
- G11—INFORMATION STORAGE
- G11B—INFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
- G11B17/00—Guiding record carriers not specifically of filamentary or web form, or of supports therefor
- G11B17/02—Details
- G11B17/038—Centering or locking of a plurality of discs in a single cartridge
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- Holding Or Fastening Of Disk On Rotational Shaft (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【構成】 磁気記録媒体をハブに対して固定するクラン
パまたはクランプ力伝達部材の材料として、縦弾性係数
の小さな高分子材料または超弾性体材料を使用する。 【効果】 関連部品の加工精度や温度変化によるクラン
プ力のばらつきを低減して安定したクランプ力が得られ
る。またクランプ時のクランパ力を均一にすることがで
きるため、クランプ力に偏りによる媒体のうねりの発生
を低減してデータの記録再生特性を安定させることがで
きる。
パまたはクランプ力伝達部材の材料として、縦弾性係数
の小さな高分子材料または超弾性体材料を使用する。 【効果】 関連部品の加工精度や温度変化によるクラン
プ力のばらつきを低減して安定したクランプ力が得られ
る。またクランプ時のクランパ力を均一にすることがで
きるため、クランプ力に偏りによる媒体のうねりの発生
を低減してデータの記録再生特性を安定させることがで
きる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、磁気ディスク装置にお
いて、磁気記録媒体をスピンドルモータによって回転さ
せられるハブに対して固定するための媒体固定装置に関
する。
いて、磁気記録媒体をスピンドルモータによって回転さ
せられるハブに対して固定するための媒体固定装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】磁気ディスク装置において、磁気記録媒
体をスピンドルモータによって回転させられるハブに対
して固定するための従来の媒体固定装置は、各部品の素
材としステンレススチールやベリリュウム銅合金やニッ
ケル合金等のばね材料が使用されている。
体をスピンドルモータによって回転させられるハブに対
して固定するための従来の媒体固定装置は、各部品の素
材としステンレススチールやベリリュウム銅合金やニッ
ケル合金等のばね材料が使用されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述したような従来の
媒体固定装置に使用されている材料は、一般的に降伏点
を有し、降伏点を超える応力が加えられると塑性変形を
生ずるため、降伏点を超えない範囲の応力(荷重)で使
用しなければならない。また、磁気記録媒体(媒体)に
対してデータの記録再生を行う磁気ヘッドが安定した状
態で媒体上に浮上させるため(浮上状態が不安定になる
とデータの記録再生特性に悪影響を及ぼす)、媒体の歪
みを少なくする必要があるが、このためには、必要最小
限のクランプ力で安定に媒体を固定しなければならな
い。しかしながら上述のような従来のばね材料は、ばね
定数が大きいため、部品の加工精度や温度変化によって
敏感に影響を受け、クランプ力にばらつきが発生すると
いう欠点を有している。
媒体固定装置に使用されている材料は、一般的に降伏点
を有し、降伏点を超える応力が加えられると塑性変形を
生ずるため、降伏点を超えない範囲の応力(荷重)で使
用しなければならない。また、磁気記録媒体(媒体)に
対してデータの記録再生を行う磁気ヘッドが安定した状
態で媒体上に浮上させるため(浮上状態が不安定になる
とデータの記録再生特性に悪影響を及ぼす)、媒体の歪
みを少なくする必要があるが、このためには、必要最小
限のクランプ力で安定に媒体を固定しなければならな
い。しかしながら上述のような従来のばね材料は、ばね
定数が大きいため、部品の加工精度や温度変化によって
敏感に影響を受け、クランプ力にばらつきが発生すると
いう欠点を有している。
【0004】また、媒体の歪みに対して大きな影響を与
える要因として、クランパの面の精度があるが、従来の
媒体固定装置においては、クランパによって媒体を固定
するとき、クランプ力に偏りが発生して媒体にうねりが
生ずるという問題点も有している。
える要因として、クランパの面の精度があるが、従来の
媒体固定装置においては、クランパによって媒体を固定
するとき、クランプ力に偏りが発生して媒体にうねりが
生ずるという問題点も有している。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の第一の磁気ディ
スク装置の媒体固定装置は、スピンドルモータによって
回転させられるハブにスペーサを介して積載された複数
の磁気記録媒体の最上位の磁気記録媒体を押圧するクラ
ンパと、前記クランパを前記磁気記録媒体に対して押圧
するクランプ力伝達部材とを備え、前記クランパまたは
前記クランプ伝達部材のうちの少なくともいずれか一方
を縦弾性係数の小さい材料で形成したものであり、縦弾
性係数の小さい材料として高分子材料または超弾性体材
料を用いたものである。
スク装置の媒体固定装置は、スピンドルモータによって
回転させられるハブにスペーサを介して積載された複数
の磁気記録媒体の最上位の磁気記録媒体を押圧するクラ
ンパと、前記クランパを前記磁気記録媒体に対して押圧
するクランプ力伝達部材とを備え、前記クランパまたは
前記クランプ伝達部材のうちの少なくともいずれか一方
を縦弾性係数の小さい材料で形成したものであり、縦弾
性係数の小さい材料として高分子材料または超弾性体材
料を用いたものである。
【0006】本発明の第二の磁気ディスク装置の媒体固
定装置は、スピンドルモータによって回転させられるハ
ブにスペーサを介して積載された複数の磁気記録媒体の
最上位の磁気記録媒体をシムを介して押圧するクランパ
と、前記クランパを前記磁気記録媒体に対して押圧する
クランプ力伝達部材とを備え、前記クランパまたは前記
クランプ伝達部材のうちの少なくともいずれか一方を縦
弾性係数の小さい材料で形成し、前記シムの材料を前記
クランパの材料よりも縦弾性係数の大きい材料としもの
であり、縦弾性係数の小さい材料として高分子材料また
は超弾性体材料を用いたものである。
定装置は、スピンドルモータによって回転させられるハ
ブにスペーサを介して積載された複数の磁気記録媒体の
最上位の磁気記録媒体をシムを介して押圧するクランパ
と、前記クランパを前記磁気記録媒体に対して押圧する
クランプ力伝達部材とを備え、前記クランパまたは前記
クランプ伝達部材のうちの少なくともいずれか一方を縦
弾性係数の小さい材料で形成し、前記シムの材料を前記
クランパの材料よりも縦弾性係数の大きい材料としもの
であり、縦弾性係数の小さい材料として高分子材料また
は超弾性体材料を用いたものである。
【0007】
【実施例】次に、本発明の実施例について図面を参照し
て説明する。
て説明する。
【0008】図1は本発明の第一の実施例を示す断面図
である。図3は本発明の作用原理を説明するため、クラ
ンパの応力と撓みとの関係を、従来の媒体固定装置のク
ランパの応力と撓みとの関係と共に示した特性図であ
る。図4は図1の実施例において、クランパの材料とし
て超弾性体材料を用いた場合のクランパの撓みと応力と
の関係を示す特性図である。
である。図3は本発明の作用原理を説明するため、クラ
ンパの応力と撓みとの関係を、従来の媒体固定装置のク
ランパの応力と撓みとの関係と共に示した特性図であ
る。図4は図1の実施例において、クランパの材料とし
て超弾性体材料を用いた場合のクランパの撓みと応力と
の関係を示す特性図である。
【0009】図1の実施例は、スピンドルモータ1に固
着されていてスピンドルモータ1と一体となって回転す
るハブ2に、スペーサ5を介して2枚の磁気記録媒体
(媒体)3および4が積載されている。媒体3および4
をハブ2に固定するため、上位の媒体3の上にクランパ
6が設けられており、更にクランパ6のの上にクランプ
力伝達部材7が設けられている。このクランプ力伝達部
材7によってクランパ6を押圧することにより、媒体3
および4をハブ2に固定している。
着されていてスピンドルモータ1と一体となって回転す
るハブ2に、スペーサ5を介して2枚の磁気記録媒体
(媒体)3および4が積載されている。媒体3および4
をハブ2に固定するため、上位の媒体3の上にクランパ
6が設けられており、更にクランパ6のの上にクランプ
力伝達部材7が設けられている。このクランプ力伝達部
材7によってクランパ6を押圧することにより、媒体3
および4をハブ2に固定している。
【0010】クランパ6は、媒体3および4ならびにス
ペーサ5に対して外部から衝撃または振動が加わったと
き、媒体3および4ならびにスペーサ5が移動しないよ
うにハブ2に対して固定できなければならず、また、各
構成部材の寸法誤差の集積による取付け寸法の誤差を吸
収できるように、撓み可能範囲が広くなければならに
い。
ペーサ5に対して外部から衝撃または振動が加わったと
き、媒体3および4ならびにスペーサ5が移動しないよ
うにハブ2に対して固定できなければならず、また、各
構成部材の寸法誤差の集積による取付け寸法の誤差を吸
収できるように、撓み可能範囲が広くなければならに
い。
【0011】一方、クランプ力伝達部材7は、クランパ
6によって媒体3および4ならびにスペーサ5をハブ2
に対して固定するためのクランプ力を発生するための部
材であり、そのクランプ力のばらつきの主原因は、ハブ
2の媒体取付け部の高さの寸法誤差Δh1と、媒体3お
よび4ならびにスペーサ5ならびにクランパ6の寸法誤
差の累積値Δh2である。最悪の場合は、(Δh1+Δ
h2)だけクランパ6の撓み量が変化してクランプ力が
増減する。
6によって媒体3および4ならびにスペーサ5をハブ2
に対して固定するためのクランプ力を発生するための部
材であり、そのクランプ力のばらつきの主原因は、ハブ
2の媒体取付け部の高さの寸法誤差Δh1と、媒体3お
よび4ならびにスペーサ5ならびにクランパ6の寸法誤
差の累積値Δh2である。最悪の場合は、(Δh1+Δ
h2)だけクランパ6の撓み量が変化してクランプ力が
増減する。
【0012】材料としてステンレススチールやベリリュ
ウム銅合金やニッケル合金等のばね材料を使用した従来
の媒体固定装置のクランパは、図3の曲線21に示すよ
うに、応力−撓み曲線に縦弾性係数を示す直線部(0点
−降伏点A間)が存在し、この間でクランパはばね性を
示し、負荷が除去されるともとの形状に戻る。この範囲
を弾性域と称している。
ウム銅合金やニッケル合金等のばね材料を使用した従来
の媒体固定装置のクランパは、図3の曲線21に示すよ
うに、応力−撓み曲線に縦弾性係数を示す直線部(0点
−降伏点A間)が存在し、この間でクランパはばね性を
示し、負荷が除去されるともとの形状に戻る。この範囲
を弾性域と称している。
【0013】降伏点Aを超えてさらに負荷を増大させる
と、クランパの変形状態が激変し、応力の増加に対する
撓みの増加の割合が急激に大きくなる。この状態が更に
進行すると、E点において破断する。この範囲を塑性域
といゝ、この間(例えばB点)で負荷を除去すると、弾
性域の直線部と平行に(直線BC)除荷され、永久変形
0Cが残留する。
と、クランパの変形状態が激変し、応力の増加に対する
撓みの増加の割合が急激に大きくなる。この状態が更に
進行すると、E点において破断する。この範囲を塑性域
といゝ、この間(例えばB点)で負荷を除去すると、弾
性域の直線部と平行に(直線BC)除荷され、永久変形
0Cが残留する。
【0014】また、塑性域まで荷重が加わった状態で瞬
間的な荷重の変動があると(例えば外部から衝撃または
振動が加わったとき)、クランパは、ばね性を失ってい
るため、必要なクランプ力を維持できなくなる。
間的な荷重の変動があると(例えば外部から衝撃または
振動が加わったとき)、クランパは、ばね性を失ってい
るため、必要なクランプ力を維持できなくなる。
【0015】上述の従来のクランパの材料は、塑性域の
影響を避けるために弾性域で使用すると、縦弾性係数が
大きいために直線部(0−A間)の傾斜角が大きく、従
ってクランパの撓み量が小さいため、関係部品の寸法誤
差によってクランプ力が大きくばらつく。
影響を避けるために弾性域で使用すると、縦弾性係数が
大きいために直線部(0−A間)の傾斜角が大きく、従
ってクランパの撓み量が小さいため、関係部品の寸法誤
差によってクランプ力が大きくばらつく。
【0016】これを解決するため、本実施例では、クラ
ンパ6の材料として、縦弾性係数の小さい材料、例えば
高分子材料または超弾性体材料を用いたものである。
ンパ6の材料として、縦弾性係数の小さい材料、例えば
高分子材料または超弾性体材料を用いたものである。
【0017】このようにすることにより、曲線22に示
すように、直線部の傾斜角を小さくでき、使用可能領域
22における撓み量の変動範囲が、ΔX1からΔX2に
拡大され、必要なクランプ力を安定して得られる。
すように、直線部の傾斜角を小さくでき、使用可能領域
22における撓み量の変動範囲が、ΔX1からΔX2に
拡大され、必要なクランプ力を安定して得られる。
【0018】クランパ6の材料として、超弾性体材料を
用いると、図4に示すように、超弾性体材料は従来の材
料に比して縦弾性係数の小さく(直線部の傾斜が緩やか
であり)、単純に弾性域の使用のみを考えた場合でも、
曲線21に示した従来の場合よりも使用可能領域23に
おける撓み量の変動範囲が、ΔX1からΔX3に拡大さ
れ、必要なクランプ力を安定して得られる。
用いると、図4に示すように、超弾性体材料は従来の材
料に比して縦弾性係数の小さく(直線部の傾斜が緩やか
であり)、単純に弾性域の使用のみを考えた場合でも、
曲線21に示した従来の場合よりも使用可能領域23に
おける撓み量の変動範囲が、ΔX1からΔX3に拡大さ
れ、必要なクランプ力を安定して得られる。
【0019】更に、超弾性体材料は、降伏点Aを超えて
さらに負荷を増大させたとき区間A−B間において直線
となり、この範囲においては撓みが増加しても応力はほ
ぼ一定となる。この状態から(例えばB点において)負
荷を除去すると、クランパ6は、曲線B−C−D−0を
描いてもとの状態に復元し、永久変形を残さない。
さらに負荷を増大させたとき区間A−B間において直線
となり、この範囲においては撓みが増加しても応力はほ
ぼ一定となる。この状態から(例えばB点において)負
荷を除去すると、クランパ6は、曲線B−C−D−0を
描いてもとの状態に復元し、永久変形を残さない。
【0020】従って区間A−Bを利用することにより、
撓み量か変化しても、常に一定の応力、すなわちクラン
プ力を得ることができる。このときの撓み量の変動範囲
は、ΔX1からΔX4に拡大される。従って関係部品の
寸法誤差の累積値を完全に吸収することが可能となり、
安定したクランプ力が得られる。
撓み量か変化しても、常に一定の応力、すなわちクラン
プ力を得ることができる。このときの撓み量の変動範囲
は、ΔX1からΔX4に拡大される。従って関係部品の
寸法誤差の累積値を完全に吸収することが可能となり、
安定したクランプ力が得られる。
【0021】上述のような縦弾性係数の小さい材料は、
クランパ6の面の精度によってクランプ力に偏りが発生
した場合、クランパ6自体が撓み易い性質を有している
ため、縦弾性係数の大きい材料に比してクランプ力の偏
り補正する効果が大きい。
クランパ6の面の精度によってクランプ力に偏りが発生
した場合、クランパ6自体が撓み易い性質を有している
ため、縦弾性係数の大きい材料に比してクランプ力の偏
り補正する効果が大きい。
【0022】上述の実施例は、クランパ6の材料として
縦弾性係数の小さな高分子材料または超弾性体材料を用
いた例であるが、クランプ力伝達部材7の材料として高
分子材料または超弾性体材料を用いても同様な効果が得
られる。また、クランパ6およびクランプ力伝達部材7
の両者の材料として高分子材料または超弾性体材料を用
いても同様である。
縦弾性係数の小さな高分子材料または超弾性体材料を用
いた例であるが、クランプ力伝達部材7の材料として高
分子材料または超弾性体材料を用いても同様な効果が得
られる。また、クランパ6およびクランプ力伝達部材7
の両者の材料として高分子材料または超弾性体材料を用
いても同様である。
【0023】図2は本発明の第二の実施例を示す断面図
である。
である。
【0024】図2の実施例は、図1の実施例の上位の媒
体3とクランパ6との間にシム8を設け、シム8の材料
を、クランパ6の材料である高分子材料または超弾性体
材料よりも、縦弾性係数の大きい材料としたものであ
る。これによって媒体3および4に対するクランプ力を
均一にし、媒体3および4にうねりを少なくすることが
できる。他の部分の構成は図1の実施例と同じである。
体3とクランパ6との間にシム8を設け、シム8の材料
を、クランパ6の材料である高分子材料または超弾性体
材料よりも、縦弾性係数の大きい材料としたものであ
る。これによって媒体3および4に対するクランプ力を
均一にし、媒体3および4にうねりを少なくすることが
できる。他の部分の構成は図1の実施例と同じである。
【0025】シム8の面の精度は、高精度を要求される
が、薄板状の単純な形状であるため、高精度の面精度を
有するシム8を製作することは、さほど困難ではない。
このようなシムを介装させることにより、クランパ6の
力がシム8を介して媒体3および4に伝達されるが、シ
ム8が媒体3と均一に接触するため、媒体3および4に
伝達される力は均一となる。従って媒体3および4のう
ねりが少なくなる。
が、薄板状の単純な形状であるため、高精度の面精度を
有するシム8を製作することは、さほど困難ではない。
このようなシムを介装させることにより、クランパ6の
力がシム8を介して媒体3および4に伝達されるが、シ
ム8が媒体3と均一に接触するため、媒体3および4に
伝達される力は均一となる。従って媒体3および4のう
ねりが少なくなる。
【0026】図2の実施例は、クランパ6の材料として
縦弾性係数の小さな高分子材料または超弾性体材料を用
いた例であるが、クランプ力伝達部材7の材料として高
分子材料または超弾性体材料を用いても同様な効果が得
られる。また、クランパ6およびクランプ力伝達部材7
の両者の材料として高分子材料または超弾性体材料を用
いても同様である。
縦弾性係数の小さな高分子材料または超弾性体材料を用
いた例であるが、クランプ力伝達部材7の材料として高
分子材料または超弾性体材料を用いても同様な効果が得
られる。また、クランパ6およびクランプ力伝達部材7
の両者の材料として高分子材料または超弾性体材料を用
いても同様である。
【0027】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の磁気ディ
スク装置の媒体固定装置は、磁気記録媒体をハブに対し
て固定するクランパまたはクランプ力伝達部材の材料と
して、縦弾性係数の小さな高分子材料または超弾性体材
料を使用することにより、関連部品の加工精度や温度変
化によるクランプ力のばらつきを低減して安定したクラ
ンプ力が得られるという効果がある。またクランプ時の
クランパ力を均一にすることができるため、クランプ力
に偏りによる媒体のうねりの発生を低減してデータの記
録再生特性を安定させることができるという効果もあ
る。
スク装置の媒体固定装置は、磁気記録媒体をハブに対し
て固定するクランパまたはクランプ力伝達部材の材料と
して、縦弾性係数の小さな高分子材料または超弾性体材
料を使用することにより、関連部品の加工精度や温度変
化によるクランプ力のばらつきを低減して安定したクラ
ンプ力が得られるという効果がある。またクランプ時の
クランパ力を均一にすることができるため、クランプ力
に偏りによる媒体のうねりの発生を低減してデータの記
録再生特性を安定させることができるという効果もあ
る。
【図1】本発明の第一の実施例を示す断面図である。
【図2】本発明の第二の実施例を示す断面図である。
【図3】本発明の作用原理を説明するため、クランパの
応力と撓みとの関係を、従来の媒体固定装置のクランパ
の応力と撓みとの関係と共に示した特性図である。
応力と撓みとの関係を、従来の媒体固定装置のクランパ
の応力と撓みとの関係と共に示した特性図である。
【図4】図1の実施例において、クランパの材料として
超弾性体材料を用いた場合のクランパの撓みと応力との
関係を示す特性図である。
超弾性体材料を用いた場合のクランパの撓みと応力との
関係を示す特性図である。
1 スピンドルモータ 2 ハブ 3・4 磁気記録媒体(媒体) 5 スペーサ 6 クランパ 7 クランプ力伝達部材 8 シム 21・22・31 曲線 23 使用可能領域
Claims (6)
- 【請求項1】 スピンドルモータによって回転させられ
るハブにスペーサを介して積載された複数の磁気記録媒
体の最上位の磁気記録媒体を押圧するクランパと、前記
クランパを前記磁気記録媒体に対して押圧するクランプ
力伝達部材とを備え、前記クランパまたは前記クランプ
伝達部材のうちの少なくともいずれか一方を縦弾性係数
の小さい材料で形成したことを特徴とする磁気ディスク
装置の媒体固定装置。 - 【請求項2】 縦弾性係数の小さい材料として高分子材
料を用いたことをことを特徴とする請求項1記載の磁気
ディスク装置の媒体固定装置。 - 【請求項3】 縦弾性係数の小さい材料として超弾性体
材料を用いたことをことを特徴とする請求項1記載の磁
気ディスク装置の媒体固定装置。 - 【請求項4】 スピンドルモータによって回転させられ
るハブにスペーサを介して積載された複数の磁気記録媒
体の最上位の磁気記録媒体をシムを介して押圧するクラ
ンパと、前記クランパを前記磁気記録媒体に対して押圧
するクランプ力伝達部材とを備え、前記クランパまたは
前記クランプ伝達部材のうちの少なくともいずれか一方
を縦弾性係数の小さい材料で形成し、前記シムの材料を
前記クランパの材料よりも縦弾性係数の大きい材料とし
たことを特徴とする磁気ディスク装置の媒体固定装置。 - 【請求項5】 縦弾性係数の小さい材料として高分子材
料を用いたことをことを特徴とする請求項4記載の磁気
ディスク装置の媒体固定装置。 - 【請求項6】 縦弾性係数の小さい材料として超弾性体
材料を用いたことをことを特徴とする請求項4記載の磁
気ディスク装置の媒体固定装置。
Priority Applications (5)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4308392A JPH06162638A (ja) | 1992-11-18 | 1992-11-18 | 磁気ディスク装置の媒体固定装置 |
AU50742/93A AU5074293A (en) | 1992-11-18 | 1993-11-16 | Disk clamping device for magnetic disk drive |
CA002103186A CA2103186C (en) | 1992-11-18 | 1993-11-16 | Disk clamping device for magnetic disk drive |
US08/821,636 US5847900A (en) | 1992-11-18 | 1997-03-20 | Disk clamping device for magnetic disk drive |
AU55336/98A AU5533698A (en) | 1992-11-18 | 1998-02-17 | Disk clamping device for magnetic disk drive |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4308392A JPH06162638A (ja) | 1992-11-18 | 1992-11-18 | 磁気ディスク装置の媒体固定装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06162638A true JPH06162638A (ja) | 1994-06-10 |
Family
ID=17980515
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4308392A Withdrawn JPH06162638A (ja) | 1992-11-18 | 1992-11-18 | 磁気ディスク装置の媒体固定装置 |
Country Status (4)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US5847900A (ja) |
JP (1) | JPH06162638A (ja) |
AU (2) | AU5074293A (ja) |
CA (1) | CA2103186C (ja) |
Families Citing this family (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6255750B1 (en) | 1999-04-21 | 2001-07-03 | Seagate Technology Llc | Apparatus and method for reducing disc flutter and disc vibration effects in a disc drive |
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