JPH06159456A - オートテンショナ - Google Patents
オートテンショナInfo
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- JPH06159456A JPH06159456A JP31358692A JP31358692A JPH06159456A JP H06159456 A JPH06159456 A JP H06159456A JP 31358692 A JP31358692 A JP 31358692A JP 31358692 A JP31358692 A JP 31358692A JP H06159456 A JPH06159456 A JP H06159456A
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- Japan
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- piston
- chamber
- spring
- rod
- pressure
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Classifications
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16H—GEARING
- F16H7/00—Gearings for conveying rotary motion by endless flexible members
- F16H7/08—Means for varying tension of belts, ropes, or chains
- F16H7/0848—Means for varying tension of belts, ropes, or chains with means for impeding reverse motion
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02B—INTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
- F02B67/00—Engines characterised by the arrangement of auxiliary apparatus not being otherwise provided for, e.g. the apparatus having different functions; Driving auxiliary apparatus from engines, not otherwise provided for
- F02B67/04—Engines characterised by the arrangement of auxiliary apparatus not being otherwise provided for, e.g. the apparatus having different functions; Driving auxiliary apparatus from engines, not otherwise provided for of mechanically-driven auxiliary apparatus
- F02B67/06—Engines characterised by the arrangement of auxiliary apparatus not being otherwise provided for, e.g. the apparatus having different functions; Driving auxiliary apparatus from engines, not otherwise provided for of mechanically-driven auxiliary apparatus driven by means of chains, belts, or like endless members
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16H—GEARING
- F16H7/00—Gearings for conveying rotary motion by endless flexible members
- F16H7/08—Means for varying tension of belts, ropes, or chains
- F16H2007/0802—Actuators for final output members
- F16H2007/0812—Fluid pressure
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16H—GEARING
- F16H7/00—Gearings for conveying rotary motion by endless flexible members
- F16H7/08—Means for varying tension of belts, ropes, or chains
- F16H7/0848—Means for varying tension of belts, ropes, or chains with means for impeding reverse motion
- F16H2007/0859—Check valves
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Devices For Conveying Motion By Means Of Endless Flexible Members (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】調圧バネ5とピストン2とを並列的位置関係に
配置することにより、軸長寸法の短縮化に有利なオート
テンショナを提供する。 【構成】ボデー1は有底状の外筒部11と内筒部12と
で形成されている。内筒部12と外筒部11とでリング
状バネ室14が形成されている。ピストン2は内筒部1
2内に摺動可能に嵌装されている。コイル状の調圧バネ
5はリング状バネ室14にほぼ同軸的に配置されてお
り、調圧バネ5の一端部5aがロッド3の軸受33のフ
ランジ面33tに着座し、調圧バネ5の他端部5bがリ
ング状バネ室14の底面に着座している。従って調圧バ
ネ5はピストン2と並列的に配置されている。調圧バネ
5のバネ力により、軸受33、ロッド3、ピストン2が
矢印E1方向に付勢されおり、ベルト202の張力を調
整している。
配置することにより、軸長寸法の短縮化に有利なオート
テンショナを提供する。 【構成】ボデー1は有底状の外筒部11と内筒部12と
で形成されている。内筒部12と外筒部11とでリング
状バネ室14が形成されている。ピストン2は内筒部1
2内に摺動可能に嵌装されている。コイル状の調圧バネ
5はリング状バネ室14にほぼ同軸的に配置されてお
り、調圧バネ5の一端部5aがロッド3の軸受33のフ
ランジ面33tに着座し、調圧バネ5の他端部5bがリ
ング状バネ室14の底面に着座している。従って調圧バ
ネ5はピストン2と並列的に配置されている。調圧バネ
5のバネ力により、軸受33、ロッド3、ピストン2が
矢印E1方向に付勢されおり、ベルト202の張力を調
整している。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はエンドレス状のベルトや
チェーン等の張力を調整するオートテンショナに関す
る。
チェーン等の張力を調整するオートテンショナに関す
る。
【0002】
【従来の技術】産業界では、エンドレス状のベルトやチ
ェーン等の張力を調整するオートテンショナが用いられ
ている。例えば、車両の内燃機関に装備されるベルト伝
達装置では、内燃機関の駆動に伴う熱膨張、トルク変動
等によってベルトの張力が変化するため、張力を調整す
るオートテンショナが用いられている。
ェーン等の張力を調整するオートテンショナが用いられ
ている。例えば、車両の内燃機関に装備されるベルト伝
達装置では、内燃機関の駆動に伴う熱膨張、トルク変動
等によってベルトの張力が変化するため、張力を調整す
るオートテンショナが用いられている。
【0003】このオートテンショナとして、図3(A)
に示す様に、油室101をもつボデー100と、ボデー
100の段部100aに係止された着座板102と、ピ
ストン104と、ピストン104に連結されたロッド1
05と、ロッド105の段部105aに係止された軸受
106と、軸受106と着座板102との間に介装され
た調圧バネ108と、ピストン104とボデー100の
底壁部100iとの間に介装された副バネ109とを備
えている(実開平1−124450号公報)。ここで、
圧力室103は、ピストン104とボデー100の底壁
100iとで形成されている。
に示す様に、油室101をもつボデー100と、ボデー
100の段部100aに係止された着座板102と、ピ
ストン104と、ピストン104に連結されたロッド1
05と、ロッド105の段部105aに係止された軸受
106と、軸受106と着座板102との間に介装され
た調圧バネ108と、ピストン104とボデー100の
底壁部100iとの間に介装された副バネ109とを備
えている(実開平1−124450号公報)。ここで、
圧力室103は、ピストン104とボデー100の底壁
100iとで形成されている。
【0004】このものでは、調圧バネ108によりロッ
ド105が矢印A1方向に付勢されているので、ローラ
アーム200及びテンションローラ201が矢印B1方
向に回動し、ベルト202の張力が確保される。また、
ベルト202の張力が過剰に強くなった場合には、ベル
ト202によりローラアーム200及びテンションロー
ラ201を介してロッド105が矢印A2方向に付勢さ
れ、圧力室103が高圧となる様にピストン104が移
動し、これによりベルト202の過剰の張力が緩和され
る。
ド105が矢印A1方向に付勢されているので、ローラ
アーム200及びテンションローラ201が矢印B1方
向に回動し、ベルト202の張力が確保される。また、
ベルト202の張力が過剰に強くなった場合には、ベル
ト202によりローラアーム200及びテンションロー
ラ201を介してロッド105が矢印A2方向に付勢さ
れ、圧力室103が高圧となる様にピストン104が移
動し、これによりベルト202の過剰の張力が緩和され
る。
【0005】ところで、上記したオートテンショナで
は、図3(A)に示す様に、調圧バネ108は軸受10
6と着座板102との間に介装されている。従って、調
圧バネ108とピストン104とは直列的位置関係に配
置されている。よって、ピストン104の軸長、ピスト
ン104の移動ストロークを含めてボデー100の長さ
を設定する必要があり、オートテンショナの軸長の短縮
化には必ずしも充分ではない。
は、図3(A)に示す様に、調圧バネ108は軸受10
6と着座板102との間に介装されている。従って、調
圧バネ108とピストン104とは直列的位置関係に配
置されている。よって、ピストン104の軸長、ピスト
ン104の移動ストロークを含めてボデー100の長さ
を設定する必要があり、オートテンショナの軸長の短縮
化には必ずしも充分ではない。
【0006】また別のオートテンショナとして、図3
(B)に示す様に、油室401をもつボデー400と、
圧力室402を形成するピストン403と、ロッド40
4と、ピストン404を矢印A4方向に付勢する調圧バ
ネ406とを備えたものが知られている(実開昭63−
157558号公報)。ピストン403は、ピストン本
体403cと、ピストン本体403cの下面から延設さ
れた筒部403eとで形成されている。このオートテン
ショナでは、図3(B)から理解できる様に調圧バネ4
06はピストン403の先端面403aとボデー400
の底壁部400aとの間に介装されている。従って、調
圧バネ406はピストン403の筒部403eと一部重
なっているものの、ピストン本体403cと直列的位置
関係に配置されている。よって前述同様に、ピストン本
体403cの軸長、ピストン本体403cの移動ストロ
ークを含めて、ボデー400の長さを設定する必要があ
り、前述同様にオートテンショナの軸長の短縮化には必
ずしも充分ではない。
(B)に示す様に、油室401をもつボデー400と、
圧力室402を形成するピストン403と、ロッド40
4と、ピストン404を矢印A4方向に付勢する調圧バ
ネ406とを備えたものが知られている(実開昭63−
157558号公報)。ピストン403は、ピストン本
体403cと、ピストン本体403cの下面から延設さ
れた筒部403eとで形成されている。このオートテン
ショナでは、図3(B)から理解できる様に調圧バネ4
06はピストン403の先端面403aとボデー400
の底壁部400aとの間に介装されている。従って、調
圧バネ406はピストン403の筒部403eと一部重
なっているものの、ピストン本体403cと直列的位置
関係に配置されている。よって前述同様に、ピストン本
体403cの軸長、ピストン本体403cの移動ストロ
ークを含めて、ボデー400の長さを設定する必要があ
り、前述同様にオートテンショナの軸長の短縮化には必
ずしも充分ではない。
【0007】またオートテンショナとして、外コイルバ
ネと、外コイルバネの内周側に配置された内コイルバネ
とで調圧バネを構成したものも知られている(実開平6
4−11461号公報)。このものでは、外コイルバネ
及び内コイルバネは図3(B)に示す装置と同様に、ピ
ストンの先端面とボデーの底壁部との間に介装されてお
り、従って、外コイルバネ及び内コイルバネはピストン
と直列的位置関係に配置されており、オートテンショナ
の軸長の短縮化には必ずしも充分ではない。
ネと、外コイルバネの内周側に配置された内コイルバネ
とで調圧バネを構成したものも知られている(実開平6
4−11461号公報)。このものでは、外コイルバネ
及び内コイルバネは図3(B)に示す装置と同様に、ピ
ストンの先端面とボデーの底壁部との間に介装されてお
り、従って、外コイルバネ及び内コイルバネはピストン
と直列的位置関係に配置されており、オートテンショナ
の軸長の短縮化には必ずしも充分ではない。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記した実情
に鑑みなされたものであり、その目的は、調圧バネとピ
ストンとを並列的位置関係に配置することにより、軸長
寸法の短縮化に有利なオートテンショナを提供するにあ
る。
に鑑みなされたものであり、その目的は、調圧バネとピ
ストンとを並列的位置関係に配置することにより、軸長
寸法の短縮化に有利なオートテンショナを提供するにあ
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明のオートテンショ
ナは、油室を区画するシリンダ状内周面をもつ外筒部
と、外筒部の内側に所定間隔隔ててほぼ同軸的に設けら
れ外筒部のシリンダ状内周面とでリング状バネ室を形成
する内筒部とをもつボデーと、内筒部内に摺動可能に嵌
装され、先端面と内筒部の内周面とで圧力室を形成する
ピストンと、一端部がエンドレス部の張力に応じて軸方
向に変位し、他端部にピストンが連設され、軸方向の中
間部にバネ室に対面して設けられた遠心方向にのびるフ
ランジ面をもつロッドと、リング状バネ室内にピストン
と並列的に配置され、一端部がロッドのフランジ面に着
座し他端部がリング状バネ室の底面に着座し、ロッドを
これが圧力室から遠ざかる方向に付勢するコイル状の調
圧バネとで構成されていることを特徴とするものであ
る。
ナは、油室を区画するシリンダ状内周面をもつ外筒部
と、外筒部の内側に所定間隔隔ててほぼ同軸的に設けら
れ外筒部のシリンダ状内周面とでリング状バネ室を形成
する内筒部とをもつボデーと、内筒部内に摺動可能に嵌
装され、先端面と内筒部の内周面とで圧力室を形成する
ピストンと、一端部がエンドレス部の張力に応じて軸方
向に変位し、他端部にピストンが連設され、軸方向の中
間部にバネ室に対面して設けられた遠心方向にのびるフ
ランジ面をもつロッドと、リング状バネ室内にピストン
と並列的に配置され、一端部がロッドのフランジ面に着
座し他端部がリング状バネ室の底面に着座し、ロッドを
これが圧力室から遠ざかる方向に付勢するコイル状の調
圧バネとで構成されていることを特徴とするものであ
る。
【0010】
【作用】ピストンを収容する内筒部で形成されたバネ室
に、ロッドを付勢する調圧バネが配置されている。従っ
て調圧バネとピストンとは、並列的位置関係で配置され
ている。
に、ロッドを付勢する調圧バネが配置されている。従っ
て調圧バネとピストンとは、並列的位置関係で配置され
ている。
【0011】
【実施例】以下、本発明のオートテンショナの第1実施
例について、図1を参照して説明する。 (構成)ボデー1は、有底状の外筒部11と内筒部12
とで形成されている。外筒部11は、油室10を区画す
るシリンダ状内周面11aをもつ。内筒部12は、油室
10にほぼ同軸的に嵌装されている。内筒部12は、底
穴12aを備えた底壁部12bと、底壁部12bから一
体的に延設された筒部12cとで形成されている。筒部
12cの外周面12hと外筒部11のシリンダ状内周面
11aとで、リング状バネ室14が形成されている。ボ
デー1の油室10の上方には、ロッド挿入孔15cをも
つオイルシール15が係止リング16を介して配置され
ている。油室10には作動油Wが収納されており、作動
油Wはオイルシール15により密封されている。なお、
作動油Wの油面上方が空気室19とされる。
例について、図1を参照して説明する。 (構成)ボデー1は、有底状の外筒部11と内筒部12
とで形成されている。外筒部11は、油室10を区画す
るシリンダ状内周面11aをもつ。内筒部12は、油室
10にほぼ同軸的に嵌装されている。内筒部12は、底
穴12aを備えた底壁部12bと、底壁部12bから一
体的に延設された筒部12cとで形成されている。筒部
12cの外周面12hと外筒部11のシリンダ状内周面
11aとで、リング状バネ室14が形成されている。ボ
デー1の油室10の上方には、ロッド挿入孔15cをも
つオイルシール15が係止リング16を介して配置され
ている。油室10には作動油Wが収納されており、作動
油Wはオイルシール15により密封されている。なお、
作動油Wの油面上方が空気室19とされる。
【0012】ピストン2は、窪み部20及び弁口21を
もち、内筒部12内に摺動可能に嵌装されている。ピス
トン2により、油室10は圧力室10tとリザーバ室1
0rとに仕切られる。なお、圧力室10tは、ピストン
2の先端面2xと内筒部12の内周面12iと底壁部1
2bとで区画されている。ピストン2の圧力室10t側
には、弁口21を開閉する球体からなるチェックバルブ
24が配置され、チェックバルブ24は、透孔25aを
備えた保持板25により浮動可能に保持されている。ピ
ストン2の先端面2xと内筒部12の底壁部12bとの
間にはコイル状の副バネ26が介装されており、副バネ
26はピストン2を矢印E1方向に付勢する。
もち、内筒部12内に摺動可能に嵌装されている。ピス
トン2により、油室10は圧力室10tとリザーバ室1
0rとに仕切られる。なお、圧力室10tは、ピストン
2の先端面2xと内筒部12の内周面12iと底壁部1
2bとで区画されている。ピストン2の圧力室10t側
には、弁口21を開閉する球体からなるチェックバルブ
24が配置され、チェックバルブ24は、透孔25aを
備えた保持板25により浮動可能に保持されている。ピ
ストン2の先端面2xと内筒部12の底壁部12bとの
間にはコイル状の副バネ26が介装されており、副バネ
26はピストン2を矢印E1方向に付勢する。
【0013】ロッド3の一端部3aはオイルシール15
のロッド挿通孔15cに挿通され、その上方に位置して
いる。ロッド3の一端部3a側には、ピン200aで揺
動可能に枢支されたローラアーム200、ローラアーム
200の先端に保持されたテンションローラ201、テ
ンションローラ201により付勢されるエンドレス部と
してのベルト202が配置されており、ベルト202の
張力に応じてテンションローラ201を介してロッド3
の一端部3aは軸方向に変位する。
のロッド挿通孔15cに挿通され、その上方に位置して
いる。ロッド3の一端部3a側には、ピン200aで揺
動可能に枢支されたローラアーム200、ローラアーム
200の先端に保持されたテンションローラ201、テ
ンションローラ201により付勢されるエンドレス部と
してのベルト202が配置されており、ベルト202の
張力に応じてテンションローラ201を介してロッド3
の一端部3aは軸方向に変位する。
【0014】ロッド3の他端部3bにはロックリング3
rを介してピストン2が連結されている。ロッド3の他
端部3bには通路30a、30bが形成され、これらは
弁口21及び窪み部20に連通している。更に、ロッド
3の軸方向の中間部の段部3kには軸受33が係止され
ている。軸受33は、厚み方向に貫通する適数個の通孔
33sと、遠心方向にのびるフランジ面33tとをも
つ。なおフランジ面33tはリング状バネ室14に対面
している。
rを介してピストン2が連結されている。ロッド3の他
端部3bには通路30a、30bが形成され、これらは
弁口21及び窪み部20に連通している。更に、ロッド
3の軸方向の中間部の段部3kには軸受33が係止され
ている。軸受33は、厚み方向に貫通する適数個の通孔
33sと、遠心方向にのびるフランジ面33tとをも
つ。なおフランジ面33tはリング状バネ室14に対面
している。
【0015】コイル状の調圧バネ5はリング状バネ室1
4にほぼ同軸的に配置されており、調圧バネ5の一端部
5aが軸受33のフランジ面33tに着座し、調圧バネ
5の他端部5bがリング状バネ室14の底面に着座して
おり、従って、調圧バネ5はピストン2と並列的に配置
されている。調圧バネ5のバネ力により、軸受33が矢
印E1方向に付勢され、これによりロッド3は圧力室1
0tから遠ざかる方向につまり矢印E1方向に付勢され
ている。なお、調圧バネ5のバネ力は副バネ26のバネ
力よりも大きく、ロッド3にかかる負荷のほとんどを調
圧バネ5で受ける様になっている。
4にほぼ同軸的に配置されており、調圧バネ5の一端部
5aが軸受33のフランジ面33tに着座し、調圧バネ
5の他端部5bがリング状バネ室14の底面に着座して
おり、従って、調圧バネ5はピストン2と並列的に配置
されている。調圧バネ5のバネ力により、軸受33が矢
印E1方向に付勢され、これによりロッド3は圧力室1
0tから遠ざかる方向につまり矢印E1方向に付勢され
ている。なお、調圧バネ5のバネ力は副バネ26のバネ
力よりも大きく、ロッド3にかかる負荷のほとんどを調
圧バネ5で受ける様になっている。
【0016】(作用)さて本装置の作用をその使用方法
と共に説明する。使用に際しては、ボデー1の外筒部1
1を適宜の固定部に固定する。この状態では、ロッド3
の一端部3aは上向きに位置していると共にローラアー
ム200に押し当てられる。この状態では、調圧バネ5
のバネ力より矢印E1方向に付勢されたロッド3によ
り、ローラアーム200及びテンションローラ201を
介してベルト202の張力は調整される。
と共に説明する。使用に際しては、ボデー1の外筒部1
1を適宜の固定部に固定する。この状態では、ロッド3
の一端部3aは上向きに位置していると共にローラアー
ム200に押し当てられる。この状態では、調圧バネ5
のバネ力より矢印E1方向に付勢されたロッド3によ
り、ローラアーム200及びテンションローラ201を
介してベルト202の張力は調整される。
【0017】この状態において、ベルト202の張力が
過剰になると、テンションローラ201及びローラアー
ム200を介してロッド3が矢印E2方向に押し下げら
れ、軸受33が下降して調圧バネ5がそのバネ力を蓄積
しつつ弾性収縮し、かつ、ピストン2が下降して圧力室
10tの圧力が高まる。なお、圧力室10tの圧力P1
がリザーバ室10rの圧力P2よりも高くなると(P1
>P2)、チェックバルブ24は弁口21を閉鎖する。
この様に圧力室10tの圧力P1が高くなると、圧力室
10tの作動油は、内筒部12の筒部12cの内周面1
2iとピストン2の外周面2iとの間の微小隙間からリ
ザーバ室10rに漏れ、これによりベルト202に作用
する衝撃的な荷重が緩和される。
過剰になると、テンションローラ201及びローラアー
ム200を介してロッド3が矢印E2方向に押し下げら
れ、軸受33が下降して調圧バネ5がそのバネ力を蓄積
しつつ弾性収縮し、かつ、ピストン2が下降して圧力室
10tの圧力が高まる。なお、圧力室10tの圧力P1
がリザーバ室10rの圧力P2よりも高くなると(P1
>P2)、チェックバルブ24は弁口21を閉鎖する。
この様に圧力室10tの圧力P1が高くなると、圧力室
10tの作動油は、内筒部12の筒部12cの内周面1
2iとピストン2の外周面2iとの間の微小隙間からリ
ザーバ室10rに漏れ、これによりベルト202に作用
する衝撃的な荷重が緩和される。
【0018】また、ベルト202に緩みが生じると、調
圧バネ5に蓄積されたバネ力によりロッド3が矢印E1
方向に移行してローラアーム200が押し上げられるの
で、テンションローラ201がベルト202を張る方向
に移行し、これによりベルト202の張力は調整され
る。このとき、ロッド3と共にピストン2は矢印E1方
向に移動するため、圧力室10tの圧力P1はリザーバ
室10rの圧力P2よりも低くなり(P1<P2)、よ
ってチェックバルブ24は弁口21から離れ、弁口21
が開放され、その結果リザーバ室10rの作動油は通路
30b、30a、弁口21から圧力室10tに流入す
る。
圧バネ5に蓄積されたバネ力によりロッド3が矢印E1
方向に移行してローラアーム200が押し上げられるの
で、テンションローラ201がベルト202を張る方向
に移行し、これによりベルト202の張力は調整され
る。このとき、ロッド3と共にピストン2は矢印E1方
向に移動するため、圧力室10tの圧力P1はリザーバ
室10rの圧力P2よりも低くなり(P1<P2)、よ
ってチェックバルブ24は弁口21から離れ、弁口21
が開放され、その結果リザーバ室10rの作動油は通路
30b、30a、弁口21から圧力室10tに流入す
る。
【0019】(効果)以上説明した様に本実施例では、
ピストン2を収容する内筒部12を利用してバネ室14
が設けられ、ロッド3を付勢する調圧バネ5は、そのバ
ネ室5に配置されている。従って、調圧バネ5とピスト
ン2とは並列的位置関係で配置されている。よって、図
1から理解できる様に、調圧バネ5の軸長領域Y1内に
ピストン2の軸長寸法L1及びピストン2の移動ストロ
ークがおさまる。
ピストン2を収容する内筒部12を利用してバネ室14
が設けられ、ロッド3を付勢する調圧バネ5は、そのバ
ネ室5に配置されている。従って、調圧バネ5とピスト
ン2とは並列的位置関係で配置されている。よって、図
1から理解できる様に、調圧バネ5の軸長領域Y1内に
ピストン2の軸長寸法L1及びピストン2の移動ストロ
ークがおさまる。
【0020】そのため、調圧バネとピストンとが直列的
配置とされている図3(A)(B)に示す従来例に比較
して、テンショナの軸長の短縮化に貢献できる。更に本
実施例では、調圧バネ5の外周側には外筒部11のシリ
ンダ状内周面11aが位置し、調圧バネ5の内周側には
内筒部12の筒部12cの外周面12hが位置している
ので、調圧バネ5の弾性変形は、外筒部11のシリンダ
状内周面11a及び内筒部12の外周面12hの双方で
規制される。よって、調圧バネ5の弾性変形は良好に維
持される。
配置とされている図3(A)(B)に示す従来例に比較
して、テンショナの軸長の短縮化に貢献できる。更に本
実施例では、調圧バネ5の外周側には外筒部11のシリ
ンダ状内周面11aが位置し、調圧バネ5の内周側には
内筒部12の筒部12cの外周面12hが位置している
ので、調圧バネ5の弾性変形は、外筒部11のシリンダ
状内周面11a及び内筒部12の外周面12hの双方で
規制される。よって、調圧バネ5の弾性変形は良好に維
持される。
【0021】また、圧力室10tの圧力P1がリザーバ
室10rの圧力P2よりも低くなり(P1<P2)、リ
ザーバ室10rの作動油が圧力室10tに流入する場合
には、空気室19の空気が通路30b、30aを介して
圧力室10tに気泡として混入することも往々にしてあ
る。圧力室10tへの気泡の混入はテンショナの作動性
にとって好ましくない。この点本実施例では、ピストン
2の降下による圧力室10tの高圧化に伴い、圧力室1
0t内の気泡は作動油と共に、ピストン2の外周面2i
と筒部12cの内周面12iとの間の微小隙間から逃げ
ることが可能となり、気泡分離性は良好である。この
点、図3(B)に示す従来例では、圧力室402に混入
した気泡が圧力室402内で浮上してピストン403の
筒部403e内に溜まるため、気泡分離性が劣るのと異
なる。
室10rの圧力P2よりも低くなり(P1<P2)、リ
ザーバ室10rの作動油が圧力室10tに流入する場合
には、空気室19の空気が通路30b、30aを介して
圧力室10tに気泡として混入することも往々にしてあ
る。圧力室10tへの気泡の混入はテンショナの作動性
にとって好ましくない。この点本実施例では、ピストン
2の降下による圧力室10tの高圧化に伴い、圧力室1
0t内の気泡は作動油と共に、ピストン2の外周面2i
と筒部12cの内周面12iとの間の微小隙間から逃げ
ることが可能となり、気泡分離性は良好である。この
点、図3(B)に示す従来例では、圧力室402に混入
した気泡が圧力室402内で浮上してピストン403の
筒部403e内に溜まるため、気泡分離性が劣るのと異
なる。
【0022】(他の例)更に軸受33のフランジ面33
tと内筒部12の筒部12cの上端との軸方向における
間隔を適宜調整すれば、ロッド3の降下量が過剰のとき
には、内筒部12の上端部が軸受33のフランジ面33
tに干渉するので、内筒部12の上端部が、軸方向移動
に対するストッパとして機能する効果も期待できる。
tと内筒部12の筒部12cの上端との軸方向における
間隔を適宜調整すれば、ロッド3の降下量が過剰のとき
には、内筒部12の上端部が軸受33のフランジ面33
tに干渉するので、内筒部12の上端部が、軸方向移動
に対するストッパとして機能する効果も期待できる。
【0023】本発明の第2実施例を図2に示す。この例
は第1実施例と基本的に同じ構成であり、ほぼ同様の作
用効果が得られる。但し、この例では、内筒部12はそ
の軸方向の中間部に径外方向にのびるリング状の鍔部1
2mをもち、この鍔部12mが外筒部11の段部11m
に係止している。この例においても、ピストン2を収容
する内筒部12を利用して形成されたリング状バネ室1
4に調圧バネ5が配置されており、従って、調圧バネ5
とピストン2とは並列的位置関係とされている。即ち、
図2から理解できる様に、調圧バネ5の軸長領域Y2内
にピストン2の軸長寸法L1の半分以上がおさまり、テ
ンショナの軸長の短縮化に貢献できる。
は第1実施例と基本的に同じ構成であり、ほぼ同様の作
用効果が得られる。但し、この例では、内筒部12はそ
の軸方向の中間部に径外方向にのびるリング状の鍔部1
2mをもち、この鍔部12mが外筒部11の段部11m
に係止している。この例においても、ピストン2を収容
する内筒部12を利用して形成されたリング状バネ室1
4に調圧バネ5が配置されており、従って、調圧バネ5
とピストン2とは並列的位置関係とされている。即ち、
図2から理解できる様に、調圧バネ5の軸長領域Y2内
にピストン2の軸長寸法L1の半分以上がおさまり、テ
ンショナの軸長の短縮化に貢献できる。
【0024】本発明は上記しかつ図面に示した実施例の
みに限定されるものではなく、例えば、上記した実施例
では、互いに別体のピストン2とロッド3とはロックリ
ング3rにより連結されているが、ピストン2とロッド
3とは一体的に成形されていて良く、また、軸受33と
ロッド3とは一体成形されていても良く、また、ベルト
に限らずチェーンの張力を調整する方式でも良い等、要
旨を逸脱しない範囲内で適宜変更して実施し得るもので
ある。
みに限定されるものではなく、例えば、上記した実施例
では、互いに別体のピストン2とロッド3とはロックリ
ング3rにより連結されているが、ピストン2とロッド
3とは一体的に成形されていて良く、また、軸受33と
ロッド3とは一体成形されていても良く、また、ベルト
に限らずチェーンの張力を調整する方式でも良い等、要
旨を逸脱しない範囲内で適宜変更して実施し得るもので
ある。
【0025】
【発明の効果】本発明のテンショナによれば、ピストン
を収容する内筒部で形成されたバネ室が設けられ、ロッ
ドを付勢する調圧バネは、そのバネ室に配置されてい
る。従って、調圧バネとピストンとは並列的位置関係で
配置されている。そのため、調圧バネがピストンと直列
的位置関係で配置されている従来例に比較して、テンシ
ョナの軸長の短縮化に貢献できる。したがってテンショ
ナの軽量化、テンショナ据付空間の小スペース化にも貢
献できる。
を収容する内筒部で形成されたバネ室が設けられ、ロッ
ドを付勢する調圧バネは、そのバネ室に配置されてい
る。従って、調圧バネとピストンとは並列的位置関係で
配置されている。そのため、調圧バネがピストンと直列
的位置関係で配置されている従来例に比較して、テンシ
ョナの軸長の短縮化に貢献できる。したがってテンショ
ナの軽量化、テンショナ据付空間の小スペース化にも貢
献できる。
【図1】第1実施例のテンショナの断面図である。
【図2】第2実施例のテンショナの断面図である。
【図3】(A)(B)はそれぞれ異なる従来例のテンシ
ョナの断面図である。
ョナの断面図である。
図中、1はボデー、10は油室、11aはシリンダ状内
周面、11は外筒部、12は内筒部、14はリング状バ
ネ室、2はピストン、10tは圧力室、3はロッド、5
は調圧バネを示す。
周面、11は外筒部、12は内筒部、14はリング状バ
ネ室、2はピストン、10tは圧力室、3はロッド、5
は調圧バネを示す。
Claims (1)
- 【請求項1】油室を区画するシリンダ状内周面をもつ外
筒部と、該外筒部の内側に所定間隔隔ててほぼ同軸的に
設けられ該外筒部の該シリンダ状内周面とでリング状バ
ネ室を形成する内筒部とをもつボデーと、 該内筒部内に摺動可能に嵌装され、先端面と該内筒部の
内周面とで圧力室を形成するピストンと、 一端部がエンドレス部の張力に応じて軸方向に変位し、
他端部に該ピストンが連設され、軸方向の中間部に該バ
ネ室に対面して設けられた遠心方向にのびるフランジ面
をもつロッドと、 該リング状バネ室内に該ピストンと並列的に配置され、
一端部が該ロッドのフランジ面に着座し他端部が該リン
グ状バネ室の底面に着座し、該ロッドをこれが該圧力室
から遠ざかる方向に付勢するコイル状の調圧バネとで構
成されていることを特徴とするオートテンショナ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31358692A JPH06159456A (ja) | 1992-11-24 | 1992-11-24 | オートテンショナ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31358692A JPH06159456A (ja) | 1992-11-24 | 1992-11-24 | オートテンショナ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06159456A true JPH06159456A (ja) | 1994-06-07 |
Family
ID=18043100
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP31358692A Pending JPH06159456A (ja) | 1992-11-24 | 1992-11-24 | オートテンショナ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06159456A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH102387A (ja) * | 1996-03-11 | 1998-01-06 | Ina Waelzlager Schaeffler Kg | 抗張手段のための緊定装置 |
-
1992
- 1992-11-24 JP JP31358692A patent/JPH06159456A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH102387A (ja) * | 1996-03-11 | 1998-01-06 | Ina Waelzlager Schaeffler Kg | 抗張手段のための緊定装置 |
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