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JPH06159447A - 駆動力伝達装置 - Google Patents

駆動力伝達装置

Info

Publication number
JPH06159447A
JPH06159447A JP4312422A JP31242292A JPH06159447A JP H06159447 A JPH06159447 A JP H06159447A JP 4312422 A JP4312422 A JP 4312422A JP 31242292 A JP31242292 A JP 31242292A JP H06159447 A JPH06159447 A JP H06159447A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
gear
engagement
driving force
view
transmission member
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP4312422A
Other languages
English (en)
Inventor
Nobuo Kuwabara
延雄 桑原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujitsu Ltd filed Critical Fujitsu Ltd
Priority to JP4312422A priority Critical patent/JPH06159447A/ja
Publication of JPH06159447A publication Critical patent/JPH06159447A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Landscapes

  • Gear Transmission (AREA)
  • Gears, Cams (AREA)
  • Electrophotography Configuration And Component (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は駆動部材との係合により駆動力を伝
達し、その係合が断続できる駆動力伝達装置において、
特に係合する際の伝達部材のかみ合いが確実に且つ容易
に行えるようにすることを目的とする。 【構成】 駆動部材との係合ができると共に、係合時に
は同駆動部材によって回転される伝達部材1と、前記伝
達部材1と所定量の回転遊びを持って結合し、その回転
時には共に回転する回転軸2と、前記伝達部材1に回転
負荷がかからない時は、同伝達部材1を前記回転遊びの
中途に保つ弾性部材5とによって構成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複写機・印刷機・記録
機等において、本体と着脱可能となっており、装着時に
は本体側の駆動部材と係合して従動される従動部材を有
するユニットで用いられる駆動力伝達装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、プリンタや複写機等の印刷機に
おいては、必要に応じて点検や部品交換あるいは清掃等
を行うために着脱可能で、かつ装着状態においては駆動
部材から回転力を受けて回転する従動部材を有する紙送
りユニットや現像ユニット等の組み立て品を備えてい
る。
【0003】このように着脱可能で従動部材を有する装
置において、その駆動力の伝達には、その伝動の確実さ
から歯車の係合が多く用いられる。しかしながら歯車の
係合の有無によって駆動の断続を行う場合にも、駆動側
と従動側の歯車の歯先部同士が干渉して、かみ合いが不
十分となることがある。
【0004】上記のような問題に対して、例えば特開昭
58−25649では、かみ合い歯車の歯先部の互いに
接触しない歯面部を面取りして、傾斜部を形成し尖状と
することにより、つきあて領域を減少させて、かみ合い
を行い易くしている。但し、この場合は、歯車の軸間距
離を変化させて係合の断続を行っている。
【0005】一方、歯車の軸間距離が変化しない場合、
例えば図4に示したように駆動側歯車の回転中心軸と従
動側歯車の同中心軸とを平行にしたものにおいても、前
記と同様に係合の際に歯部同士が干渉して、かみ合いが
不十分となることがある。これについて説明すると、図
4において、従動側歯車21は、その中心軸に沿って平
行に進退移動をして係合の断続を行う。従動側歯車21
を、図中の矢印方向すなわち駆動歯車20の方向に移動
させて、図5のように係合させようとした際に、図6に
示すように両方の凸部同士がぶつかり合って装着ができ
なかったり、あるいは駆動力の伝達が不十分となること
がある。
【0006】前記の問題に対する対応策として、回転遊
びを設ける方法があり、この場合を図7及び図8により
説明する。図7において、歯車1は回転軸2に回動可能
に嵌合しており、側面と歯面との端面部に面取りCが設
けられている。更に、図8に示すように、回転軸1に
は、ピン4が軸芯と直交するように打ち込まれており、
ピン4の両端部分は軸から突出している。歯車1には、
前記のピン4の突出部を収納し、回転方向にすき間g=
g1+g2を持つ溝3が設けてある。これにより、歯車
1は、回転軸2に対してg1もしくはg2だけ回動でき
る。このため、従動側と駆動側の歯車の間に位置ずれが
あっても、回転軸と平行に移動して、かみ合う時に面取
りC部が接触することにより、歯車1がすき間g1もし
くはg2の範囲内で回転して、両歯車のかみ合わせがで
きる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら前記のよ
うに対応しても、図9に示したように、溝3の一方の壁
とピン4が接触して回転遊びgが片側(図では時計回り
方向側)だけにある場合には、歯車1は回転軸2に対し
て、それ以上は同方向(図の矢印、時計回り方向)へ回
転できず、かみ合わせが出来ないことがあった。
【0008】本発明は、前記の問題に鑑みてなされたも
ので、駆動部材と係合して駆動力を伝達し、その係合が
断続できる駆動力伝達装置において、特に係合する際の
伝達部材のかみ合いが確実に、かつ容易に行えるように
することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】駆動部材との係合が断続
できると共に、係合時には同駆動部材によって回転され
る伝達部材(1)と、前記伝達部材(1)と所定量の回
転遊びを持って結合し、その回転時には共に回転する回
転軸(2)と、前記伝達部材(1)に回転負荷がかから
ない時は、同伝達部材(1)を前記回転遊びの中途に保
つ弾性部材(5)とによって構成した。
【0010】
【作用】本発明によれば、断続可能な駆動力伝達装置に
おいて、特に従動側伝達部材を駆動側と係合させる際
に、係合すべき伝達部材間の位置がずれていても、前記
伝達部材が回転軸に対して回転遊びを有しているため、
駆動側と受動側の伝達部材が接触することにより、回転
方向に力を受け、前記伝達部材は、いずれかの方向に回
転して噛み合いができる。この際、前記伝達部材は弾性
手段により、前記の回転遊びの中途に保持されているた
め、常にいずれの方向にも回転できる。
【0011】
【実施例】以下に、本発明の実施例を図を用いて説明す
る。図1は、回り止め部材にピン4、伝達部材に歯車
1、弾性部材にねじりコイルばね5aを使用した第1の
実施例の構成図である。同図において、回転軸2には、
その軸芯と直交するピン取り付け用貫通穴7が設けられ
ており、同穴7には回り止めとなるピン4が、その両端
部分を回転軸2から突出させて、打ち込み固定されてい
る。
【0012】一方、歯車1はその中心に持った穴6によ
り回転軸2と嵌合しており、更に前記回り止め用ピン4
と係合する扇状の溝3を有する。この溝3とピン4との
回転方向のすき間は、図の時計方向と反時計方向いずれ
にも、歯車1がその歯の厚さ分だけ回転できる量となっ
ている。
【0013】次に、ねじりコイルばね5aは、一端を軸
2に設けられた固定用穴9に固定され、軸2に巻きつく
ように配置され、他端を歯車1の側面部に設けられた穴
8に固定されている。また、ねじりコイルばね5aは、
前記歯車1に負荷がかかっていない時には、前記歯車1
を軸2に対して、その回転遊びの中途に保持するように
してある。
【0014】また、歯車1には、図7の従来例で説明し
たような面取りCが設けられている。前記の構造によ
り、装着時に歯車1の位置がずれていても、歯車1は、
その位置ずれに対応した方向に回転して、確実にかみ合
うことができる。
【0015】あるいは、弾性部材として、図2の第2の
実施例のように、板ばね5bを用いることもできる。こ
の例では、板ばね5bは、一端を歯車1の固定部10に
固定されており、他端は回転軸2に設けられた位置決め
溝11に嵌合している。また歯車1には、軸に対して回
転する際に、板ばね5bが変位できるような逃げ溝12
が設けられている。更に、歯車1の軸方向の移動止めと
して、軸には止め輪溝13を設けてEリング等の止め輪
が嵌められるようにしている。
【0016】尚、その他の歯車1への面取りCや回り止
めピン4等の構成及び作用については、前記の第1の実
施例と同様である。
【0017】あるいは、弾性部材として、図3の第3の
実施例のように、ゴムや樹脂等の弾性を有する部材5c
を用いることもできる。この例では、ゴム製の弾性部材
5cを2個用いて、回り止めピン4を挟んでいる。これ
らのゴム5cは、駆動力伝達のために歯車1がかみ合う
際に、その位置ずれにより歯車1が回転して、ピン4か
ら曲げ力を受けて変位できるようになっている。すなわ
ち、歯車1には、前記ゴム5cの変位分を収納できる逃
げ溝14が設けられている。
【0018】尚、その他の歯車1への面取りCや止め輪
溝13等の構成及び作用については、前記の第2の実施
例と同様である。
【0019】上記の実施例は、いずれも伝達部材1とし
て平歯車を用い、回転軸が平行な場合を列挙したが、他
のはすば歯車やかさ歯車等を用いた場合にも適用でき、
それに応じて回転軸は種々の位置関係をとり得る。
【0020】図4は、その一例として、かさ歯車を用い
た場合を示す。同図において、かさ歯車1aは、キー1
5を有する軸2aに嵌合している。また、かさ歯車1a
は、前記のキー15と係合する扇状の溝部14を有して
おり、これにより軸2aに対して所定量回転できる回転
遊びを持っている。さらに、かさ歯車1aの溝部14の
両壁部には、キー15と当接する一対の板ばね5dが設
けられている。この板ばね5dは、かさ歯車1aを前記
軸2aに対して前記回転遊びの中途にあるように保持す
る。また、この例では、かさ歯車1aは、軸2aに対し
て摺動でき、これにより駆動側との係合の断続ができ
る。
【0021】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように、本発明に
よれば、断続可能な駆動力伝達装置において、係合する
際に伝達部材の位置がずれていても、確実にかみ合うこ
とができる。また、その装着も容易に行うことができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例を示す正面図と側面及び
半断面図である。
【図2】本発明の第2の実施例を示す正面図と側面及び
断面図である。
【図3】本発明の第3の実施例を示す正面図と側面及び
断面図である。
【図4】本発明の第4の実施例を示す正面図と側面及び
断面図である。
【図5】駆動力伝達装置の概略側面図で、装着前の状態
を示す。
【図6】駆動力伝達装置の概略側面図で、装着後の状態
を示す。
【図7】図4において、伝達部材がかみ合うことができ
なくなる場合を示す側面図である。
【図8】従来例で、歯車に面取りを設けた場合を示す側
面図及び部分斜視図である。
【図9】従来例で、歯車に回転遊びを設けた場合を示す
正面図である。
【図10】図8においても、かみ合いができなくなる場
合を示す正面図である。
【符号の説明】
1…歯車 2…回転軸 3…ピンと係合する溝 4…ピン 5a…ねじりコイルばね 5b、5d…板ばね 5c…ゴム・樹脂等の弾性を有する部材 20…駆動部材 21…従動部材 C …面取り g,g1,g2…回転遊び
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成5年12月6日
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図3
【補正方法】変更
【補正内容】
【図3】

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】駆動部材との係合が断続できると共に、係
    合時には同駆動手段によって回転される伝達部材(1)
    と、 前記伝達部材(1)と所定量の回転遊びを持って結合
    し、その回転時には共に回転する回転軸(2)と、 前記伝達部材(1)に回転負荷がかからない時は、同伝
    達部材(1)を前記回転遊びの中途に保つ弾性部材
    (5)と、によって構成されることを特徴とする駆動力
    伝達装置。
JP4312422A 1992-11-20 1992-11-20 駆動力伝達装置 Pending JPH06159447A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4312422A JPH06159447A (ja) 1992-11-20 1992-11-20 駆動力伝達装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4312422A JPH06159447A (ja) 1992-11-20 1992-11-20 駆動力伝達装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH06159447A true JPH06159447A (ja) 1994-06-07

Family

ID=18029033

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4312422A Pending JPH06159447A (ja) 1992-11-20 1992-11-20 駆動力伝達装置

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JP (1) JPH06159447A (ja)

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Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20020903