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JPH06151741A - 集積回路 - Google Patents

集積回路

Info

Publication number
JPH06151741A
JPH06151741A JP4294068A JP29406892A JPH06151741A JP H06151741 A JPH06151741 A JP H06151741A JP 4294068 A JP4294068 A JP 4294068A JP 29406892 A JP29406892 A JP 29406892A JP H06151741 A JPH06151741 A JP H06151741A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
well
mos transistor
channel mos
integrated circuit
functional block
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP4294068A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroshi Ogasawara
寛 小笠原
Masayuki Ueno
雅之 植野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
JFE Steel Corp
Original Assignee
Kawasaki Steel Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kawasaki Steel Corp filed Critical Kawasaki Steel Corp
Priority to JP4294068A priority Critical patent/JPH06151741A/ja
Publication of JPH06151741A publication Critical patent/JPH06151741A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Landscapes

  • Metal-Oxide And Bipolar Metal-Oxide Semiconductor Integrated Circuits (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 集積回路内でのノイズによる悪影響を低減す
る。 【構成】 P型基板上にNウェル10が形成されてい
る。前記P型基板上に作り込まれているNチャネルMO
Sトランジスタと、前記Nウェル10上に作り込まれて
いるPチャネルMOSトランジスタとを用いたCMOS
構成の回路を、機能ブロックAは有する。前記ウェル1
0は、前記機能ブロックAのほぼ全面に形成されてい
る。又、動作領域24a 及び24b の前記P型基板上に
作り込むNチャネルMOSトランジスタの箇所について
は、前記ウェル10が形成されておらず、ウェル中抜き
部分12a 及び12b となっている。前記Nウェル10
によって、機能ブロックB及びCとの相互干渉低減、及
び、電源ノイズ吸収用コンデンサの形成がなされてい
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、P形あるいはN形の基
板上にNウェルあるいはPウェルが形成され、前記基板
上に作り込む所定チャネルのMOS(metal oxide semi
conductor )トランジスタと、前記ウェル上に作り込
む、前記基板上に作り込むものとは異なるチャネルのM
OSトランジスタとを用いたCMOS(complementary
metal oxide semiconductor )構成の回路を有する集積
回路に係り、特に、集積回路内のある機能ブロックでの
ノイズの発生を低減したり、他の回路部分で発生してし
まったノイズがある機能ブロックへ悪影響を与えてしま
うことを低減することができる集積回路に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、集積回路内の回路部分が相互
に干渉し合い、ノイズ等の問題が発生してしまう恐れが
あることが知られている。又、場合によっては、集積回
路内の回路部分と集積回路の外部の回路部分とが相互に
干渉し合い、ノイズ等の問題が発生してしまう恐れもあ
る。このようなノイズ等の問題が発生してしまうと、各
回路部分の性能が劣化してしまう。
【0003】例えば、電磁誘導や静電誘導、更には電磁
波の輻射によって、前述のように集積回路内の回路部分
が相互に干渉し合い、ノイズが発生してしまう恐れがあ
る。又、単一の基板上に所定の回路が組み込まれた集積
回路においては、混在する各回路部分が、該単一の基板
上で相互に干渉し合い、性能劣化や信頼性の低下などの
問題が生じてしまう恐れがあることが知られている。
【0004】このため、例えば特開平1−206646
では、デジタル回路群とそれ以外の回路群、例えばアナ
ログ回路群とが混在する集積回路における、回路群相互
間の干渉を低減するという技術が開示されている。該特
開平1−206646で開示されている技術は、前記デ
ジタル回路群の領域とその他の回路群との間に、所定の
バイアス電圧源に接続されたP形ウェル領域、又はN形
ウェル領域を形成するというものである。該ウェル領域
(以降、アイソレーション領域と称する)は、その表面
部に高濃度不純物層が形成されたものである。該特開平
1−206646によれば、単一の基板上に作られたデ
ジタル回路群とその他の回路群との間の相互干渉を低減
することができる。
【0005】一方、前述のような集積回路内の回路部分
の相互の干渉によるノイズの発生には、それぞれの回路
部分に電源を供給する電源線あるいはグランド線上にノ
イズ電圧が発生してしまうというものが知られている。
これは、ある回路部分内の信号線の信号の状態変化時
に、該回路部分内の論理素子の状態あるいは論理素子の
出力信号の状態が変化するために、このような論理素子
の消費電流が急激に変化してしまうため、前述のような
ノイズ電圧が発生してしまうというものである。通常、
供給される電源電圧は所定電源電圧に保たれている。し
かしながら、前述のような急激な消費電流の変化が生じ
てしまった場合には、極短時間の電源電圧の変動、即ち
電源ノイズ(電源電圧に重畳されてしまっているノイズ
電圧)が生じてしまう。これは、電源を供給する電源線
やグランド線に分布する電気抵抗などが原因となってい
る。このような電源ノイズが発生してしまうと、これが
供給されている回路部分では、例えば論理素子の判定値
(スレッショルド電圧あるいは比較電圧)が変動してし
まい、誤動作を招いてしまう恐れがある。
【0006】このような電源ノイズを防ぐために、特開
平3−142864では、電源ノイズ吸収効果の高いコ
ンデンサを集積回路内部に内蔵するという技術が開示さ
れている。該特開平3−142864では、半導体チッ
プを絶縁体のマウント材を介してアイランド上に保持し
た半導体集積回路において、前記半導体チップ及びアイ
ランドをそれぞれ電源及び接地(あるいは接地及び電
源)に接続し、電源ノイズ吸収用のコンデンサを形成す
るというものである。該特開平3−142864によれ
ば、電源ノイズ吸収用のコンデンサを半導体チップの下
に設けることが可能であり、集積密度を低下させずに電
源ノイズによる誤動作のない半導体集積回路を得ること
ができる。
【0007】なお、後述する本発明の構成をより明瞭に
するために、従来の集積回路例を、図を用いてより詳細
に説明する。
【0008】図5は、従来の集積回路例の集積回路レイ
アウト図である。
【0009】この図5の集積回路レイアウト図において
は、前記特開平1−206646が適用された従来の集
積回路の、一部分の集積回路レイアウトが示されてい
る。当該集積回路は、P形基板上にNウェルが形成さ
れ、前記P形基板上に作り込むNチャネルMOSトラン
ジスタと、前記Nウェル上に作り込むPチャネルMOS
トランジスタとを用いたCMOS構成の回路を有してい
る。
【0010】この図5において、動作領域24a 及び2
4b においては、P形基板上にNチャネルMOSトラン
ジスタがそれぞれ形成されている。一方、Nウェル10
a 上の動作領域22a 及びNウェル10b 上の動作領域
22b には、それぞれPチャネルMOSトランジスタが
形成されている。符号20a は、前記動作領域24aの
前記NチャネルMOSトランジスタのゲートであり、前
記動作領域22a の前記PチャネルMOSトランジスタ
のゲートである。一方、符号20b は、前記動作領域2
4b の前記NチャネルMOSトランジスタのゲートであ
り、前記動作領域22b の前記PチャネルMOSトラン
ジスタのゲートである。
【0011】前記動作領域24a の前記NチャネルMO
Sトランジスタと前記動作領域22a の前記Pチャネル
MOSトランジスタとによって、1つのインバータゲー
トが構成されている。一方、前記動作領域24b の前記
NチャネルMOSトランジスタと前記動作領域22b の
前記PチャネルMOSトランジスタとによって、1つの
インバータゲートが形成されている。従って、この図5
の機能ブロックAには、合計2個の前記NチャネルMO
Sトランジスタと合計2個の前記PチャネルMOSトラ
ンジスタとによって、合計2個の前記インバータゲート
が形成されている。
【0012】又、この図5に示される従来の集積回路に
おいては、前記機能ブロックAと該機能ブロックAの左
側に隣接する機能ブロックBとの間に、ウェル10c が
設けられている。又、前記機能ブロックAと該機能ブロ
ックAの右側に隣接する機能ブロックCとの間に、ウェ
ル10d が設けられている。これらウェル10c 及び1
0d は、前記特開平1−206646を適用したもので
あり、これら機能ブロックA〜C間の相互干渉を低減す
るために設けられた前記アイソレーション領域である。
このようなウェル10c 及び10d によれば、単一の基
板上に作られた機能ブロック間、特にデジタル回路が構
成されている機能ブロックとアナログ回路が構成されて
いる機能ブロックとの間の相互干渉を低減することがで
きる。
【0013】なお、後述する本発明の特徴を明瞭にする
ため、該従来の集積回路の断面についても図を用いて説
明する。
【0014】図6は、前記従来の集積回路の集積回路レ
イアウト図におけるNチャネルMOSトランジスタの断
面図である。
【0015】この図6においては、前記図5の集積回路
レイアウト図における、IIa −IIa の断面図が示さ
れている。即ち、LOCOS領域で区切られた前記動作
領域24a 上の前記NチャネルMOSトランジスタの断
面図が示されている。該NチャネルMOSトランジスタ
は、ゲート20a と、Nソース領域30と、Nドレイン
領域32とにより構成されている。これらNソース領域
30及びNドレイン領域32は、P形基板14上に作り
込まれている。
【0016】図7は、前記従来の集積回路の集積回路レ
イアウト図におけるPチャネルMOSトランジスタの断
面図である。
【0017】この図7においては、前記図5の集積回路
レイアウト図のIIb −IIb 断面の断面図が示されて
いる。即ち、前記図5のLOCOS領域で区切られた前
記動作領域22a の前記PチャネルMOSトランジスタ
の断面図が示されている。該PチャネルMOSトランジ
スタは、前記ゲート20a と、Pソース領域34と、P
ドレイン領域36とにより構成されている。これらPソ
ース領域34及びPドレイン領域36は、前記Nウェル
10a 上に作り込まれている。該Nウェル10a は、前
記P形基板14上に形成されている。
【0018】
【発明が達成しようとする課題】しかしながら、前述の
特開平1−206646で開示されている技術は、単一
の基板上に作られた回路部分間の相互干渉を低減するた
めに、その回路部分間に十分の広さの前記アイソレーシ
ョン領域を設けなければならない。即ち、十分の幅及び
十分の長さを備えたウェル領域を設けなければならな
い。従って、該特開平1−206646には、集積度が
低下してしまうという問題がある。
【0019】又、該特開平1−206646では、回路
部分間における電源ノイズの影響を低減するための構成
を特に備えていない。該特開平1−206646は、回
路部分相互間の単一の基板上での干渉を低減するという
ものである。例えば、前記図5〜図7を用いて前述し
た、該特開平1−206646が適用された従来の集積
回路では、前記機能ブロックA内の前記インバータゲー
トの動作時に電源ノイズが発生してしまったとしても、
これを低減し、他の機能ブロックへ悪影響を与えないよ
うにするための構成を特に備えてはいない。電源ノイズ
が発生してしまうと、電源線やグランド線を介して、他
の機能ブロックへ悪影響を与えてしまう恐れがある。
【0020】一方、前述の特開平3−142864で用
いる電源ノイズ吸収用のコンデンサは、従来の集積回路
にはない構成にて成されている。従って、該特開平3−
142864を適用して電源ノイズを低減しようとした
場合には、その集積回路の製造工程を大幅に変更しなけ
ればならないという問題がある。
【0021】本発明は、前記従来の問題点を解決するべ
く成されたもので、集積回路内のある機能ブロックのノ
イズの発生を低減したり、他の回路部分で発生してしま
ったノイズがある機能ブロックへ悪影響を与えてしまう
ことを効果的に低減することができる集積回路を提供す
ることを目的とする。
【0022】
【課題を達成するための手段】本発明は、P形あるいは
N形の基板上にNウェルあるいはPウェルが形成され、
前記基板上に作り込む所定チャネルのMOSトランジス
タと、前記ウェル上に作り込む、前記基板上に作り込む
ものとは異なるチャネルのMOSトランジスタとを用い
たCMOS構成の回路を有する集積回路において、少な
くとも1つのPチャネルMOSトランジスタと、少なく
とも1つのNチャネルMOSトランジスタとを用いた所
望の機能ブロックの、集積回路上のレイアウト部分のほ
ぼ全面に、前記ウェルが形成され、前記機能ブロックの
前記レイアウト部分中で、前記基板上に作り込む前記所
定チャネルのMOSトランジスタの箇所については、前
記ウェルが形成されていないような構造を備えることに
より、前記課題を達成したものである。
【0023】
【作用】前述の特開平1−206646等、基板上に形
成されたウェルを用いて、単一の基板上に作られた回路
部分間の相互干渉を低減できることが知られている。本
発明においては、該特開平1−206646の如く、そ
の集積度を低下させることなく、あるいは集積度の低下
の度合を低減しながら、ウェルを用いた単一の基板上の
回路部分間の相互干渉を低減する構成を見出してなされ
たものである。
【0024】又、本発明は、MOSトランジスタを作り
込むウェルの浮遊容量を積極的に用い、該浮遊容量にて
電源ノイズを吸収するという、全く新しい着目点に基づ
いてなされたものである。
【0025】電源ノイズ吸収用コンデンサは、電源ノイ
ズの発生源により近いほど、あるいは、電源ノイズの混
入を防ぐ箇所により近いほど、より効果的な作用を得る
ことができる。従って、本発明の如くMOSトランジス
タの近傍に、これが作り込まれるウェルを活用して電源
ノイズ吸収用コンデンサを形成した場合、より効果的に
電源ノイズを吸収することができる。
【0026】このような着目点に基づいて、本発明にお
いては、少なくとも1つのPチャネルMOSトランジス
タと少なくとも1つのNチャネルMOSトランジスタと
を用いた所望の機能ブロックについて、該機能ブロック
から発生してしまうノイズを吸収しようとする場合、あ
るいは、他の回路部分で発生してしまったノイズが当該
機能ブロックへ悪影響を与えてしまうことを防止する場
合に、集積回路上の該機能ブロックのレイアウト部分の
ほぼ全面に、ウェルを形成するようにしている。又、当
該機能ブロックにおいて、基板上に作り込む所定チャネ
ルのMOSトランジスタの箇所については、前記ウェル
を形成しないようにしている。
【0027】このような本発明の構成によれば、所定チ
ャネルのMOSトランジスタを作り込むウェルの領域を
広くすることができ、他の回路部分との干渉を低減する
ことができる。又、該ウェルはその機能ブロック内の集
積回路レイアウトを有効に用いて形成することができる
ため、前述の特開平1−206646の如く新たにアイ
ソレーション領域を備えるものに比べ、少なくともその
集積度の低下を低減することができる。又、このように
その面積が広くされたウェルには所定チャネルのMOS
トランジスタが作り込まれるため、少なくとも該MOS
トランジスタに係る電源ノイズを、広くされた該ウェル
の浮遊容量にてより効果的に低減することができる。即
ち、該MOSトランジスタで発生してしまった電源ノイ
ズをより効果的に吸収したり、他の回路部分で発生して
しまった電源ノイズが該MOSトランジスタへ悪影響を
与えてしまうことをより効果的に防止することができ
る。
【0028】なお、本発明においては、その対象となる
機能ブロックの、所定チャネルのMOSトランジスタが
作り込まれるウェルが広くされたものであるが、該ウェ
ルは、必ずしも該機能ブロックの完全に全面に一様に形
成される必要はなく、少なくとも次に列挙するような条
件を満していればよい。
【0029】(1)ノイズ低減のために広くされるウェ
ルには、所定チャネルのMOSトランジスタが作り込ま
れている。即ち、該ウェル中に、所定チャネルのMOS
トランジスタの動作領域が形成されているものである。
【0030】(2)そのウェルが、隣接する相互干渉す
る恐れがある他の回路部分との間に、該回路部分との相
互干渉を低減するべく形成されている。
【0031】なお、本発明はこれに限定されるものでは
ないが、前述のようにノイズ低減のために広くされる該
ウェルと、基板との間の浮遊容量にて、電源とグランド
との間の浮遊容量を効果的に増加することができ、より
効果的に電源ノイズを吸収することができる。
【0032】
【実施例】以下、図を用いて本発明の実施例を詳細に説
明する。
【0033】図1は、本発明が適用された実施例の集積
回路の一部分の集積回路レイアウト図である。
【0034】この図1においては、P型基板上にNウェ
ルが形成され、前記P型基板上に作り込むNチャネルM
OSトランジスタと、前記Nウェル上に作り込むPチャ
ネルMOSトランジスタとを用いたCMOS構成の回路
を有する集積回路の一部が示されている。この図1に示
されるものは、前記図5に示した従来の集積回路の一部
分のものに対応するものであり、該図1の機能ブロック
Aには、前記図5と同様に2つのインバータゲートが作
り込まれている。
【0035】この図1においては、前記機能ブロックA
のほぼ全面に、前記Nウェル10が形成されている。
又、このように全面に形成された前記Nウェル10に
は、前記P型基板上に作り込む前記NチャネルMOSト
ランジスタの箇所については、ウェル中抜き部分12a
及び12b が設けられている。具体的には、動作領域2
4a の前記P型基板上に作り込まれるNチャネルMOS
トランジスタの箇所と、動作領域24b の前記P型基板
上に作り込まれるNチャネルMOSトランジスタの箇所
とに、それぞれ前記ウェル中抜き部分12a 及び12b
が形成されている。
【0036】一方、前述のように広くされた前記Nウェ
ル10には、動作領域22a のPチャネルMOSトラン
ジスタと、動作領域22b のPチャネルMOSトランジ
スタとが作り込まれている。
【0037】本実施例においては、この図1に示される
如く、前記Nウェル10が前記機能ブロックAのほぼ全
面に形成されているため、該機能ブロックAと、これに
隣接する機能ブロックBとの相互干渉や、該機能ブロッ
クAと、これに隣接する機能ブロックCとの相互干渉を
低減することができ、ノイズの混入等を低減することが
可能である。例えば、前記動作領域22a の前記Pチャ
ネルMOSトランジスタと前記機能ブロックBとの間に
は前記Nウェルが形成されているので、前記特開平1−
206646の前記アイソレーション領域と同様の効果
を得ることができる。又、例えば前記動作領域22b の
前記PチャネルMOSトランジスタと前記機能ブロック
Cとの間には前記Nウェル10が形成されているので、
前記特開平1−206646の前記アイソレーション領
域と同様の効果を得ることができる。
【0038】図2は、本実施例の集積回路のNチャネル
MOSトランジスタの断面図である。
【0039】この図2においては、前記図1のIa −I
a 断面の断面図が示されている。即ち、LOCOS領域
で区切られている前記動作領域24a の前記Nチャネル
MOSトランジスタの断面が示されている。該Nチャネ
ルMOSトランジスタは、ゲート20a と、Nソース領
域30と、Nドレイン領域32とにより構成されてい
る。これらNソース領域30及びNドレイン領域32
は、P型基板14上に形成されている。又、該Nチャネ
ルMOSトランジスタの前記動作領域24a 付近では、
前記Nウェル10が除かれている。
【0040】図3は、本実施例の集積回路のPチャネル
MOSトランジスタの断面を示す断面図である。
【0041】この図3においては、前記図1のIb −I
b 断面の断面図が示されている。即ち、この図3は、L
OCOS領域で区切られている前記動作領域22a の前
記PチャネルMOSトランジスタの断面図が示されてい
る。該PチャネルMOSトランジスタは、ゲート20a
と、Pソース領域34と、Pドレイン領域36とにより
構成されている。これらPソース領域34及びPドレイ
ン領域36は、前記Nウェル10上に作り込まれてい
る。又、該ウェル10は、前記P型基板14上に、広く
形成されている。この図3の断面図においては、前記P
型基板14の上面全てが前記ウェル10となっている。
【0042】図4は、本実施例の集積回路に作り込まれ
るインバータゲートの回路図である。
【0043】この図4においては、前記図1の前記機能
ブロックA中の2つのインバータゲートのうちの1つの
回路が示されている。特に、この図4のPチャネルMO
SトランジスタTPは、前記図1の前記動作領域22a
の前記PチャネルMOSトランジスタである。Nチャネ
ルMOSトランジスタTNは、前記動作領域24a の前
記NチャネルMOSトランジスタである。
【0044】前述のようにその面積が広くされた本実施
例の前記Nウェル10は、前記PチャネルMOSトラン
ジスタTPが作り込まれている。又、該Nウェル10
は、この図4のコンデンサCに示す如く、電源VDDとグ
ランドVSSとの間の浮遊容量を効果的に増加させてい
る。又、抵抗Rは、前記Nウェル10に係るウェル抵抗
(電気抵抗)である。前記浮遊容量は、この図4に示さ
れるインバータゲートの前記電源VDD及び前記グランド
SS間に接続した電源ノイズ吸収用コンデンサとして効
果的に作用する。
【0045】従って、本実施例によれば、前記機能ブロ
ックA内の前記インバータゲートで発生してしまった電
源ノイズを前記コンデンサCで増加される浮遊容量にて
効果的に吸収することができる。又、該機能ブロックA
に供給される電源線あるいはグランド線によって他の回
路部分から混入してしまった電源ノイズの悪影響を、前
記コンデンサCで増加される浮遊容量にて効果的に低減
することができるので、該機能ブロックA中の前記イン
バータゲートの動作の信頼性の向上等を図ることが可能
である。
【0046】
【発明の効果】以上説明した通り、本発明によれば、集
積回路内のある機能ブロックでのノイズ発生を低減した
り、他の回路部分で発生してしまったノイズがある機能
ブロックへ悪影響を与えてしまうことを効果的に低減す
ることができるという優れた効果を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用された実施例の集積回路の一部の
集積回路レイアウト図
【図2】前記実施例のNチャネルMOSトランジスタの
断面を示す断面図
【図3】前記実施例のPチャネルMOSトランジスタの
断面を示す断面図
【図4】前記実施例のインバータゲートの回路図
【図5】単一の基板上の回路部分相互干渉を低減するよ
うにした従来の集積回路の集積回路レイアウト図
【図6】前記従来の集積回路のNチャネルMOSトラン
ジスタの断面を示す断面図
【図7】前記従来の集積回路のPチャネルMOSトラン
ジスタの断面を示す断面図
【符号の説明】 10…Nウェル 12a 、12b …ウェル中抜き部分 14…P型基板 20a 、20b …MOSトランジスタのゲート 22a 、22b …PチャネルMOSトランジスタの動作
領域 24a 、24b …NチャネルMOSトランジスタの動作
領域 30…Nソース領域 32…Nドレイン領域 34…Pソース領域 36…Pドレイン領域 C…コンデンサ(浮遊容量) R…抵抗(ウェル抵抗) TN…NチャネルMOSトランジスタ TP…PチャネルMOSトランジスタ VDD…電源 VSS…グランド

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】P形あるいはN形の基板上にNウェルある
    いはPウェルが形成され、前記基板上に作り込む所定チ
    ャネルのMOSトランジスタと、前記ウェル上に作り込
    む、前記基板上に作り込むものとは異なるチャネルのM
    OSトランジスタとを用いたCMOS構成の回路を有す
    る集積回路において、 少なくとも1つのPチャネルMOSトランジスタと、少
    なくとも1つのNチャネルMOSトランジスタとを用い
    た所望の機能ブロックの、集積回路上のレイアウト部分
    のほぼ全面に、前記ウェルが形成され、 前記機能ブロックの前記レイアウト部分中で、前記基板
    上に作り込む前記所定チャネルのMOSトランジスタの
    箇所については、前記ウェルが形成されていないような
    構造を特徴とする集積回路。
JP4294068A 1992-11-02 1992-11-02 集積回路 Pending JPH06151741A (ja)

Priority Applications (1)

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JP4294068A JPH06151741A (ja) 1992-11-02 1992-11-02 集積回路

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ID=17802875

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