JPH06150647A - 半導体メモリ回路 - Google Patents
半導体メモリ回路Info
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- JPH06150647A JPH06150647A JP4301385A JP30138592A JPH06150647A JP H06150647 A JPH06150647 A JP H06150647A JP 4301385 A JP4301385 A JP 4301385A JP 30138592 A JP30138592 A JP 30138592A JP H06150647 A JPH06150647 A JP H06150647A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 使用温度に最適なリフレッシュ間隔時間を設
定するリフレッシュタイマ等の信号発生回路を、トラン
ジスタ数の少ない半導体集積回路で実現することを提供
する。 【構成】 半導体メモリ回路における信号発生回路にお
いて、トランジスタQ1とキャパシタC1を直列接続し
てなるモニタ用のメモリセル部と、モニタ用のメモリセ
ル部のキャパシタC1の電位が入力されるインバータQ
2,Q3とからなり、キャパシタC1の電位に応じて出
力信号を発生するものであり、その出力信号をダイナミ
ックメモリセルのリフレッシュ動作の開始信号とするこ
とができる。
定するリフレッシュタイマ等の信号発生回路を、トラン
ジスタ数の少ない半導体集積回路で実現することを提供
する。 【構成】 半導体メモリ回路における信号発生回路にお
いて、トランジスタQ1とキャパシタC1を直列接続し
てなるモニタ用のメモリセル部と、モニタ用のメモリセ
ル部のキャパシタC1の電位が入力されるインバータQ
2,Q3とからなり、キャパシタC1の電位に応じて出
力信号を発生するものであり、その出力信号をダイナミ
ックメモリセルのリフレッシュ動作の開始信号とするこ
とができる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、半導体メモリ回路、特
にダイナミック回路においてメモリセルの記憶情報を保
持するためのリフレッシュ・タイミング信号発生回路に
関し、例えばリフレッシュタイマ回路を内蔵する疑似ス
タティックRAM(PSRAM;Pseudo Sta
tic Random Access Memory)
等に利用した時に特に有効な技術に関するものである。
にダイナミック回路においてメモリセルの記憶情報を保
持するためのリフレッシュ・タイミング信号発生回路に
関し、例えばリフレッシュタイマ回路を内蔵する疑似ス
タティックRAM(PSRAM;Pseudo Sta
tic Random Access Memory)
等に利用した時に特に有効な技術に関するものである。
【0002】
【従来の技術】半導体メモリ回路において、メモリの記
憶素子は基本的に容量素子に電荷を蓄積することによっ
て情報を記憶するダイナミックRAM等が知られてい
る。このような半導体メモリ回路のメモリセルの蓄積電
荷は接合リークなどによって時間と共に減少していくた
め、所定時間毎にメモリセルを選択してリフレッシュ動
作を行うことによってそのデータの消失を防止してい
る。
憶素子は基本的に容量素子に電荷を蓄積することによっ
て情報を記憶するダイナミックRAM等が知られてい
る。このような半導体メモリ回路のメモリセルの蓄積電
荷は接合リークなどによって時間と共に減少していくた
め、所定時間毎にメモリセルを選択してリフレッシュ動
作を行うことによってそのデータの消失を防止してい
る。
【0003】また、高集積化が可能なダイナミックRA
Mを基本構成とし、通常のスタティックRAMとの互換
性を備えた半導体メモリに、疑似スタティックRAMが
ある。この疑似スタティックRAMは、書き込み及び呼
出しモードの他に、2つのリフレッシュモードを有して
いる。一方のリフレッシュモードとして、外部制御によ
ってリフレッシュ動作を単発的に実行するオートリフレ
ッシュモードがあり、他のリフレッシュモードとして、
バッテリバックアップ時にリフレッシュ動作を自律的か
つ周期的に実行するセルフリフレッシュモードがある。
このセルフリフレッシュモードのリフレッシュ動作の周
期は、メモリセルの情報確保時間の最小値を補償するよ
うに設定される。
Mを基本構成とし、通常のスタティックRAMとの互換
性を備えた半導体メモリに、疑似スタティックRAMが
ある。この疑似スタティックRAMは、書き込み及び呼
出しモードの他に、2つのリフレッシュモードを有して
いる。一方のリフレッシュモードとして、外部制御によ
ってリフレッシュ動作を単発的に実行するオートリフレ
ッシュモードがあり、他のリフレッシュモードとして、
バッテリバックアップ時にリフレッシュ動作を自律的か
つ周期的に実行するセルフリフレッシュモードがある。
このセルフリフレッシュモードのリフレッシュ動作の周
期は、メモリセルの情報確保時間の最小値を補償するよ
うに設定される。
【0004】そして、そのセルフリフレッシュモード時
にリフレッシュすべきアドレスを順次指定するためのリ
フレッシュアドレスカウンタを内蔵している。また、セ
ルフリフレッシュ動作を行う半導体メモリ回路は前記セ
ルフリフレッシュ動作を制御するためにリフレッシュ制
御回路を有し、該リフレッシュ制御回路は所定の周期で
リフレッシュ動作の時間間隔を決定するための信号を形
成するリフレッシュタイマを有している。
にリフレッシュすべきアドレスを順次指定するためのリ
フレッシュアドレスカウンタを内蔵している。また、セ
ルフリフレッシュ動作を行う半導体メモリ回路は前記セ
ルフリフレッシュ動作を制御するためにリフレッシュ制
御回路を有し、該リフレッシュ制御回路は所定の周期で
リフレッシュ動作の時間間隔を決定するための信号を形
成するリフレッシュタイマを有している。
【0005】このリフレッシュタイマは、奇数段のイン
バータによって構成されるリングオシレータのような回
路に容量素子の一電極が結合されており、該容量素子を
初期レベルに充電した後、これを放電しながら次段イン
バータの出力を反転させるまでの放電動作時間に応じて
そのリングオシレータのような回路に発振周波数を制御
し、これによって周期信号を形成するものである。
バータによって構成されるリングオシレータのような回
路に容量素子の一電極が結合されており、該容量素子を
初期レベルに充電した後、これを放電しながら次段イン
バータの出力を反転させるまでの放電動作時間に応じて
そのリングオシレータのような回路に発振周波数を制御
し、これによって周期信号を形成するものである。
【0006】セルフリフレッシュ時間間隔はこの周期信
号によって制御される。したがって、セルフリフレッシ
ュ時間間隔は前記容量素子に対する放電時間やインバー
タのしきい値電圧によって決定される。つまり、セルフ
リフレッシュ時間間隔は、前記容量素子のキャパシタン
スなどの容量成分と放電経路の抵抗成分によって決まる
CR時定数に依存することになる。
号によって制御される。したがって、セルフリフレッシ
ュ時間間隔は前記容量素子に対する放電時間やインバー
タのしきい値電圧によって決定される。つまり、セルフ
リフレッシュ時間間隔は、前記容量素子のキャパシタン
スなどの容量成分と放電経路の抵抗成分によって決まる
CR時定数に依存することになる。
【0007】ところで、一般にメモリセルの情報保持時
間は温度に依存し、メモリセルの記憶情報が消失しない
限界のリフレッシュ時間間隔すなわちポーズリフレッシ
ュ時間は温度上昇にしたがって短くなり、極めて大きな
温度依存性を有する。そこで、疑似スタティックRAM
の使用温度の最高値においても、メモリセルの情報を保
持できるようにリフレッシュ間隔時間を設定している。
このことは、前記疑似スタティックRAMのリフレッシ
ュ間隔時間は使用温度の最高値に対応して短い時間間隔
に設定され、通常使用される室温においてはリフレッシ
ュ動作が必要以上に短い周期で行われる結果になり、リ
フレッシュ動作に伴う消費電力を増大させる原因にな
る。
間は温度に依存し、メモリセルの記憶情報が消失しない
限界のリフレッシュ時間間隔すなわちポーズリフレッシ
ュ時間は温度上昇にしたがって短くなり、極めて大きな
温度依存性を有する。そこで、疑似スタティックRAM
の使用温度の最高値においても、メモリセルの情報を保
持できるようにリフレッシュ間隔時間を設定している。
このことは、前記疑似スタティックRAMのリフレッシ
ュ間隔時間は使用温度の最高値に対応して短い時間間隔
に設定され、通常使用される室温においてはリフレッシ
ュ動作が必要以上に短い周期で行われる結果になり、リ
フレッシュ動作に伴う消費電力を増大させる原因にな
る。
【0008】特に、擬似スタティックRAMはダイナミ
ックRAMが持つ高密度及び低消費電力性を生かしなが
らスタティックRAMの持つ使いやすさを追求したもの
であって、バッテリバックアップによって記憶情報をセ
ルフリリフッシュする場合が一般的である状況から、ス
タンバイ時の低消費電力化は益々必要になっている。そ
こで、前記リフレッシュ間隔時間を必要以上に短い周期
で設定することによる消費電力の増大化という問題点を
避けるために、従来容量性素子が初期レベルから放電す
る時間に応じて、リフレッシュ間隔時間を決定する信号
発生回路が提案されている。この従来の技術としては例
えば、特開平3−195058号公報、特開平2−78
266号公報等が知られている。
ックRAMが持つ高密度及び低消費電力性を生かしなが
らスタティックRAMの持つ使いやすさを追求したもの
であって、バッテリバックアップによって記憶情報をセ
ルフリリフッシュする場合が一般的である状況から、ス
タンバイ時の低消費電力化は益々必要になっている。そ
こで、前記リフレッシュ間隔時間を必要以上に短い周期
で設定することによる消費電力の増大化という問題点を
避けるために、従来容量性素子が初期レベルから放電す
る時間に応じて、リフレッシュ間隔時間を決定する信号
発生回路が提案されている。この従来の技術としては例
えば、特開平3−195058号公報、特開平2−78
266号公報等が知られている。
【0009】半導体メモリ回路のリフレッシュ間隔時間
を温度に応じて変化させる技術として、従来例えばサー
ミスタのような外付け回路部品によって温度を検出し、
その検出温度によりリフレッシュ動作の周期を規定する
ものが知られている。また、リフレッシュ動作の周期を
容量素子に蓄積された電荷の放電時間に基づいて規定す
るものが知られている。
を温度に応じて変化させる技術として、従来例えばサー
ミスタのような外付け回路部品によって温度を検出し、
その検出温度によりリフレッシュ動作の周期を規定する
ものが知られている。また、リフレッシュ動作の周期を
容量素子に蓄積された電荷の放電時間に基づいて規定す
るものが知られている。
【0010】次に、図8の従来の半導体メモリ回路の構
成図によって従来のリフレッシュ動作の周期を容量素子
に蓄積された電荷の放電時間に基づいて規定するリフレ
ッシュタイマ回路について説明する。図8において、Q
1,Q3,Q4及びQ6はpチャネルMOSトランジス
タ、Q2,Q5及びQ7はnチャネルMOSトランジス
タ、Cは容量素子、DLは遅延回路、INはインバータ
回路、Vccは電源電圧である。
成図によって従来のリフレッシュ動作の周期を容量素子
に蓄積された電荷の放電時間に基づいて規定するリフレ
ッシュタイマ回路について説明する。図8において、Q
1,Q3,Q4及びQ6はpチャネルMOSトランジス
タ、Q2,Q5及びQ7はnチャネルMOSトランジス
タ、Cは容量素子、DLは遅延回路、INはインバータ
回路、Vccは電源電圧である。
【0011】図8のリフレッシュタイマ回路の動作を次
に説明する。まず、インバータ回路INの出力信号がハ
イレベルの状態でありpチャネルMOSトランジスタQ
3がオフ状態とすると、容量素子Cに蓄積された電荷は
nチャネルMOSトランジスタQ5を通して放電され
る。nチャネルMOSトランジスタQ5とnチャネルM
OSトランジスタQ2は電流ミラー回路を構成している
ので、nチャネルMOSトランジスタQ5とnチャネル
MOSトランジスタQ2に流れる電流は等しくなる。
に説明する。まず、インバータ回路INの出力信号がハ
イレベルの状態でありpチャネルMOSトランジスタQ
3がオフ状態とすると、容量素子Cに蓄積された電荷は
nチャネルMOSトランジスタQ5を通して放電され
る。nチャネルMOSトランジスタQ5とnチャネルM
OSトランジスタQ2は電流ミラー回路を構成している
ので、nチャネルMOSトランジスタQ5とnチャネル
MOSトランジスタQ2に流れる電流は等しくなる。
【0012】次に、容量素子Cに蓄積された電荷が放電
されて容量素子Cの電位が所定の電位となり、nチャネ
ルMOSトランジスタQ7はオフ状態となる。このnチ
ャネルMOSトランジスタQ7のオフによって遅延回路
DLのノードはpチャネルMOSトランジスタQ6を通
して電流が供給されてハイレベルとなる。ここで、遅延
回路DLを入力端子側のノードの立下がり変化のみを遅
延して伝達する動作するものとすると、この遅延回路D
Lの出力信号はインバータ回路INの出力をローレベル
とし、さらにpチャネルMOSトランジスタQ3をオン
状態とする。このpチャネルMOSトランジスタQ3の
オン状態によって、容量素子CはpチャネルMOSトラ
ンジスタQ3及びQ4を介して充電される。
されて容量素子Cの電位が所定の電位となり、nチャネ
ルMOSトランジスタQ7はオフ状態となる。このnチ
ャネルMOSトランジスタQ7のオフによって遅延回路
DLのノードはpチャネルMOSトランジスタQ6を通
して電流が供給されてハイレベルとなる。ここで、遅延
回路DLを入力端子側のノードの立下がり変化のみを遅
延して伝達する動作するものとすると、この遅延回路D
Lの出力信号はインバータ回路INの出力をローレベル
とし、さらにpチャネルMOSトランジスタQ3をオン
状態とする。このpチャネルMOSトランジスタQ3の
オン状態によって、容量素子CはpチャネルMOSトラ
ンジスタQ3及びQ4を介して充電される。
【0013】次に、容量素子Cに電荷が蓄積されるとn
チャネルMOSトランジスタQ7がオン状態となり、遅
延回路DLの入力端子側のノードがローレベルとなり、
このローレベルの変化は所定時間遅延されてインバータ
回路INを介してpチャネルMOSトランジスタQ3を
オフ状態とし、容量素子Cに蓄積された電荷の再放電が
開始される。
チャネルMOSトランジスタQ7がオン状態となり、遅
延回路DLの入力端子側のノードがローレベルとなり、
このローレベルの変化は所定時間遅延されてインバータ
回路INを介してpチャネルMOSトランジスタQ3を
オフ状態とし、容量素子Cに蓄積された電荷の再放電が
開始される。
【0014】したがって、前記図8の従来のリフレッシ
ュタイマ回路によって形成されるタイミング信号φtm
は、容量素子Cに蓄積された電荷の放電時間によってタ
イマ周期が規定され、このタイマ周期は容量素子Cの容
量値と抵抗素子Rの抵抗値との関数だけで規定される。
ュタイマ回路によって形成されるタイミング信号φtm
は、容量素子Cに蓄積された電荷の放電時間によってタ
イマ周期が規定され、このタイマ周期は容量素子Cの容
量値と抵抗素子Rの抵抗値との関数だけで規定される。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
リフレッシュタイマ回路においては次のような問題点を
有している。 (1)従来のようなサーミスタのような外付け回路部品
によって温度を検出し、その検出温度によりリフレッシ
ュ動作の周期を規定する技術では、基板に搭載されたサ
ーミスタなどの検出回路は基板近傍もしくは筐体内の雰
囲気温度を検出することになり、回路の消費電力によっ
て発生する発熱を直接受けるメモリチップの温度との差
があり、リフレッシュ動作の周期に対する誤差が大きく
なり、大きなマージンによる制御しか行うことができな
い。
リフレッシュタイマ回路においては次のような問題点を
有している。 (1)従来のようなサーミスタのような外付け回路部品
によって温度を検出し、その検出温度によりリフレッシ
ュ動作の周期を規定する技術では、基板に搭載されたサ
ーミスタなどの検出回路は基板近傍もしくは筐体内の雰
囲気温度を検出することになり、回路の消費電力によっ
て発生する発熱を直接受けるメモリチップの温度との差
があり、リフレッシュ動作の周期に対する誤差が大きく
なり、大きなマージンによる制御しか行うことができな
い。
【0016】したがって、消費電力の低減という目的を
充分に発揮することができない。 (2)サーミスタのような外付け回路部品は、その回路
部品の取付けの構成に手間を要し、またメモリデバイス
上にそのリフレッシュ制御信号を受ける端子を設ける必
要がある。 (3)また、従来のような容量素子に蓄積された電荷の
放電時間に基づいて規定するリフレッシュタイマ回路に
おいては、使用するトランジスタの個数が10〜16個
程度必要であって多いため、ダイナミックRAMの高密
度性を生かしながら、スタティックRAMの使いやすさ
を追求するという疑似スタティックRAMの利便性に反
し、その特徴を十分に生かしきることができない。
充分に発揮することができない。 (2)サーミスタのような外付け回路部品は、その回路
部品の取付けの構成に手間を要し、またメモリデバイス
上にそのリフレッシュ制御信号を受ける端子を設ける必
要がある。 (3)また、従来のような容量素子に蓄積された電荷の
放電時間に基づいて規定するリフレッシュタイマ回路に
おいては、使用するトランジスタの個数が10〜16個
程度必要であって多いため、ダイナミックRAMの高密
度性を生かしながら、スタティックRAMの使いやすさ
を追求するという疑似スタティックRAMの利便性に反
し、その特徴を十分に生かしきることができない。
【0017】本発明は上記の問題点を除去し、使用温度
に最適なリフレッシュ間隔時間を設定する信号発生回路
を、トランジスタ数の少ない半導体集積回路で実現する
ことを目的とする。
に最適なリフレッシュ間隔時間を設定する信号発生回路
を、トランジスタ数の少ない半導体集積回路で実現する
ことを目的とする。
【0018】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記の問題点
を克服するために、半導体メモリ回路における信号発生
回路において、1トランジスタと1キャパシタを直列接
続してなるダイナミックメモリと、ダイナミックメモリ
のキャパシタの電位が入力されるインバータとからな
り、前記ダイナミックメモリをモニタ用のダミー・メモ
リセルとし、キャパシタの電位に応じてインバータ部か
ら出力信号を発生するものである。そして、その出力信
号によって、ダイナミックメモリセルのリフレッシュ動
作の開始信号とすることができるものである。
を克服するために、半導体メモリ回路における信号発生
回路において、1トランジスタと1キャパシタを直列接
続してなるダイナミックメモリと、ダイナミックメモリ
のキャパシタの電位が入力されるインバータとからな
り、前記ダイナミックメモリをモニタ用のダミー・メモ
リセルとし、キャパシタの電位に応じてインバータ部か
ら出力信号を発生するものである。そして、その出力信
号によって、ダイナミックメモリセルのリフレッシュ動
作の開始信号とすることができるものである。
【0019】
【作用】本発明によれば、1トランジスタと1キャパシ
タを直列接続してなるダイナミックメモリをモニタ用の
ダミーメモリセルとし、そのダミーメモリセルのキャパ
シタのストレージ・ノードの電位をモニタしてそのスト
レージ・ノードの電位が設定電圧値以下の場合に、トラ
ンジスタ数の少ないインバータを介してリフレッシュ動
作開始信号を発生する。これにより、ダミーメモリセル
中のキャパシタの温度特性によってダイナミックメモリ
の温度特性をモニタすることができ、リフレッシュ動作
をメモリセルの温度に対応した情報保持性能に応じてき
め細かく設定することができる。
タを直列接続してなるダイナミックメモリをモニタ用の
ダミーメモリセルとし、そのダミーメモリセルのキャパ
シタのストレージ・ノードの電位をモニタしてそのスト
レージ・ノードの電位が設定電圧値以下の場合に、トラ
ンジスタ数の少ないインバータを介してリフレッシュ動
作開始信号を発生する。これにより、ダミーメモリセル
中のキャパシタの温度特性によってダイナミックメモリ
の温度特性をモニタすることができ、リフレッシュ動作
をメモリセルの温度に対応した情報保持性能に応じてき
め細かく設定することができる。
【0020】しかも、トランジスタ数の少ないインバー
タを使用しているので、全体の回路面積が小さくなり、
疑似スタティックRAMの高密度性を損なうことがな
い。
タを使用しているので、全体の回路面積が小さくなり、
疑似スタティックRAMの高密度性を損なうことがな
い。
【0021】
【実施例】以下、本発明の実施例について図を参照しな
がら詳細に説明する。図1は本発明の半導体メモリ回路
のリフレッシュタイマ回路の構成図である。図におい
て、Q1はnMOSトランジスタ、Q2はnMOSトラ
ンジスタ、Q3はpMOSトランジスタ、C1はキャパ
シタ、WOはワード線信号発生回路、ADはアドレス発
生回路、VsnはキャパシタC1のストレージ・ノード電
圧、Vccは電源電圧、Vp1はセルプレート電圧、Vref
は基準電圧、φw はワード線信号、φm はタイミング信
号、φreset はリセット信号である。
がら詳細に説明する。図1は本発明の半導体メモリ回路
のリフレッシュタイマ回路の構成図である。図におい
て、Q1はnMOSトランジスタ、Q2はnMOSトラ
ンジスタ、Q3はpMOSトランジスタ、C1はキャパ
シタ、WOはワード線信号発生回路、ADはアドレス発
生回路、VsnはキャパシタC1のストレージ・ノード電
圧、Vccは電源電圧、Vp1はセルプレート電圧、Vref
は基準電圧、φw はワード線信号、φm はタイミング信
号、φreset はリセット信号である。
【0022】図示されたリフレッシュタイマ回路は、ダ
ミー・メモリセル部とインバータ部とによって構成さ
れ、ダミー・メモリセル部にはワード線信号発生回路W
Oからワード線信号φw が入力され、またインバータ部
からはタイミング信号φm がアドレス発生回路ADに出
力される。前記ダミー・メモリセル部は、nMOSトラ
ンジスタQ1とキャパシタC1を直列接続してなる1ト
ランジスタ1キャパシタの構成であり、nMOSトラン
ジスタQ1のソースは電源電圧Vccに接続され、nMO
SトランジスタQ1のドレインはキャパシタC1の一方
の電極に接続される。キャパシタC1の他方の電極はセ
ルプレート電圧Vp1に接続される。
ミー・メモリセル部とインバータ部とによって構成さ
れ、ダミー・メモリセル部にはワード線信号発生回路W
Oからワード線信号φw が入力され、またインバータ部
からはタイミング信号φm がアドレス発生回路ADに出
力される。前記ダミー・メモリセル部は、nMOSトラ
ンジスタQ1とキャパシタC1を直列接続してなる1ト
ランジスタ1キャパシタの構成であり、nMOSトラン
ジスタQ1のソースは電源電圧Vccに接続され、nMO
SトランジスタQ1のドレインはキャパシタC1の一方
の電極に接続される。キャパシタC1の他方の電極はセ
ルプレート電圧Vp1に接続される。
【0023】さらに、nMOSトランジスタQ1のゲー
トはワード線信号発生回路WOに接続され、ワード線信
号φw が入力される。なお、nMOSトランジスタQ1
のしきい値電圧はVth1 とする。一方、前記インバータ
部は、pMOSトランジスタQ3とnMOSトランジス
タQ2を直列接続してなり、pMOSトランジスタQ3
のソースは電源電圧Vccに接続され、pMOSトランジ
スタQ3のドレインはnMOSトランジスタQ2のドレ
インに接続される。そして、pMOSトランジスタQ3
のゲートはGNDに接地される。
トはワード線信号発生回路WOに接続され、ワード線信
号φw が入力される。なお、nMOSトランジスタQ1
のしきい値電圧はVth1 とする。一方、前記インバータ
部は、pMOSトランジスタQ3とnMOSトランジス
タQ2を直列接続してなり、pMOSトランジスタQ3
のソースは電源電圧Vccに接続され、pMOSトランジ
スタQ3のドレインはnMOSトランジスタQ2のドレ
インに接続される。そして、pMOSトランジスタQ3
のゲートはGNDに接地される。
【0024】また、nMOSトランジスタQ2のソース
は基準電圧Vref に接続され、nMOSトランジスタQ
2のゲートは、前記ダミー・メモリセル部のnMOSト
ランジスタQ1のドレインとキャパシタC1の一方の電
極との接点と接続され、該接続点の電圧Vsnが入力され
る。この電圧VsnはキャパシタC1のストレージ・ノー
ド電圧である。
は基準電圧Vref に接続され、nMOSトランジスタQ
2のゲートは、前記ダミー・メモリセル部のnMOSト
ランジスタQ1のドレインとキャパシタC1の一方の電
極との接点と接続され、該接続点の電圧Vsnが入力され
る。この電圧VsnはキャパシタC1のストレージ・ノー
ド電圧である。
【0025】前記インバータ部のpMOSトランジスタ
Q3のドレインとnMOSトランジスタQ2のドレイン
との接続点は、前記アドレス発生回路ADに接続され、
タイミング信号φm をアドレス発生回路ADに出力す
る。なお、nMOSトランジスタQ2のしきい値電圧は
Vth2とする。前記アドレス発生回路ADは、前記イン
バータ部からのタイミング信号φm をを入力する入力端
子と、アドレス信号A0〜Anを出力する出力端子と、
リセット信号φreset を出力するRESET端子を有し
ている。
Q3のドレインとnMOSトランジスタQ2のドレイン
との接続点は、前記アドレス発生回路ADに接続され、
タイミング信号φm をアドレス発生回路ADに出力す
る。なお、nMOSトランジスタQ2のしきい値電圧は
Vth2とする。前記アドレス発生回路ADは、前記イン
バータ部からのタイミング信号φm をを入力する入力端
子と、アドレス信号A0〜Anを出力する出力端子と、
リセット信号φreset を出力するRESET端子を有し
ている。
【0026】アドレス信号A0〜Anは、前記タイミン
グ信号φm の入力をトリガーとしてA0からAnに順に
アドレスを出力して、半導体メモリ回路のメモリセルを
選択してリフレッシュ動作を行う。また、RESET端
子と前記ワード線信号発生回路WOのクリア端子CLR
とは接続され、RESET端子からのリセット信号φre
set がクリア端子CLRに入力される。
グ信号φm の入力をトリガーとしてA0からAnに順に
アドレスを出力して、半導体メモリ回路のメモリセルを
選択してリフレッシュ動作を行う。また、RESET端
子と前記ワード線信号発生回路WOのクリア端子CLR
とは接続され、RESET端子からのリセット信号φre
set がクリア端子CLRに入力される。
【0027】つぎに、図2に示される本発明の半導体メ
モリ回路のリフレッシュタイマ回路のタイムチャート
と、図3〜図6に示される本発明の半導体メモリ回路の
リフレッシュタイマ回路の動作図によって、本発明の半
導体メモリ回路のリフレッシュタイマ回路の動作を説明
する。図2のタイムチャートにおいて、上から順にキャ
パシタC1のストレージ・ノード電圧Vsn、タイミング
信号φm 、アドレス信号A0〜An、リセット信号φre
set 、ワード線信号φw を示している。
モリ回路のリフレッシュタイマ回路のタイムチャート
と、図3〜図6に示される本発明の半導体メモリ回路の
リフレッシュタイマ回路の動作図によって、本発明の半
導体メモリ回路のリフレッシュタイマ回路の動作を説明
する。図2のタイムチャートにおいて、上から順にキャ
パシタC1のストレージ・ノード電圧Vsn、タイミング
信号φm 、アドレス信号A0〜An、リセット信号φre
set 、ワード線信号φw を示している。
【0028】以下、図2のタイムチャートに付与した符
号は、図3〜図6に付与した符号と対応している。始め
に、図3においてワード線信号φw がローレベルの状態
にあると、nMOSトランジスタQ1はオフ状態であ
り、キャパシタC1に蓄積された電荷によるストレージ
・ノード電圧Vsnは図2の(1)に示すようにリーク電
流によって減少を始める。このストレージ・ノード電圧
Vsnが、基準電圧Vref とnMOSトランジスタQ2の
しきい値電圧Vth2の和であるVref +Vth2よりも高
い間においては、nMOSトランジスタQ2はオン状態
である。
号は、図3〜図6に付与した符号と対応している。始め
に、図3においてワード線信号φw がローレベルの状態
にあると、nMOSトランジスタQ1はオフ状態であ
り、キャパシタC1に蓄積された電荷によるストレージ
・ノード電圧Vsnは図2の(1)に示すようにリーク電
流によって減少を始める。このストレージ・ノード電圧
Vsnが、基準電圧Vref とnMOSトランジスタQ2の
しきい値電圧Vth2の和であるVref +Vth2よりも高
い間においては、nMOSトランジスタQ2はオン状態
である。
【0029】ここで、インバータ部を構成するpMOS
トランジスタQ3のベースにはGNDが接続されている
ため、該pMOSトランジスタQ3は常にオン状態にあ
る。したがって、pMOSトランジスタQ3のドレイン
とnMOSトランジスタQ2のドレインの接続点の電圧
であるタイミング信号φm は、pMOSトランジスタQ
3のドレインとnMOSトランジスタQ2のオン抵抗が
等しいとすると(Vcc+Vref )/2となり、ローレベ
ルとなる。この電圧状態は図2,3において(2)で示
される。
トランジスタQ3のベースにはGNDが接続されている
ため、該pMOSトランジスタQ3は常にオン状態にあ
る。したがって、pMOSトランジスタQ3のドレイン
とnMOSトランジスタQ2のドレインの接続点の電圧
であるタイミング信号φm は、pMOSトランジスタQ
3のドレインとnMOSトランジスタQ2のオン抵抗が
等しいとすると(Vcc+Vref )/2となり、ローレベ
ルとなる。この電圧状態は図2,3において(2)で示
される。
【0030】次に、ストレージ・ノード電圧Vsnが図2
の(1)から(3)に示すように減少していき(Vref
+Vth2)の電圧値以下となると、図4においてnMO
SトランジスタQ2はオフ状態となる。前記したように
pMOSトランジスタQ3は常にオン状態にあるため、
nMOSトランジスタQ2がオフ状態となるとタイミン
グ信号φm は(4)に示すように(Vcc+Vref )/2
のローレベルからVccのハイレベルに立上がる。
の(1)から(3)に示すように減少していき(Vref
+Vth2)の電圧値以下となると、図4においてnMO
SトランジスタQ2はオフ状態となる。前記したように
pMOSトランジスタQ3は常にオン状態にあるため、
nMOSトランジスタQ2がオフ状態となるとタイミン
グ信号φm は(4)に示すように(Vcc+Vref )/2
のローレベルからVccのハイレベルに立上がる。
【0031】アドレス発生回路ADは、タイミング信号
φm の立上がりによってアドレス信号の送出をA0から
順に始める。このアドレス信号の送出によってメモリセ
ルが指定されリフレッシュ動作が行われる。タイミング
信号φm の立上がりによって、アドレス発生回路AD及
びワード線信号発生回路WOにおける遅延時間の経過後
にワード線信号φw はローレベルから(Vcc+Vth1 )
のハイレベルに立上がる。この状態は図2,4において
(6)で示される。
φm の立上がりによってアドレス信号の送出をA0から
順に始める。このアドレス信号の送出によってメモリセ
ルが指定されリフレッシュ動作が行われる。タイミング
信号φm の立上がりによって、アドレス発生回路AD及
びワード線信号発生回路WOにおける遅延時間の経過後
にワード線信号φw はローレベルから(Vcc+Vth1 )
のハイレベルに立上がる。この状態は図2,4において
(6)で示される。
【0032】次に、図5において、前記(6)のワード
線信号φw の立上がりによってnMOSトランジスタQ
1はオフ状態からオン状態に変化する。nMOSトラン
ジスタQ1がオンとなるとキャパシタC1には電源電圧
が印加され、キャパシタC1への電荷の蓄積が開始され
る。したがって、(7)の時点からキャパシタC1のス
トレージ・ノード電圧Vsnは上昇を開始し、その電圧の
上昇の時定数はキャパシタC1の容量とnMOSトラン
ジスタQ1のオン抵抗によって決まる値である。
線信号φw の立上がりによってnMOSトランジスタQ
1はオフ状態からオン状態に変化する。nMOSトラン
ジスタQ1がオンとなるとキャパシタC1には電源電圧
が印加され、キャパシタC1への電荷の蓄積が開始され
る。したがって、(7)の時点からキャパシタC1のス
トレージ・ノード電圧Vsnは上昇を開始し、その電圧の
上昇の時定数はキャパシタC1の容量とnMOSトラン
ジスタQ1のオン抵抗によって決まる値である。
【0033】キャパシタC1のストレージ・ノードの電
圧Vsnが上昇して(Vcc+Vref )の電圧を超えると、
(8)で示すようにnMOSトランジスタQ2がオン状
態となる。このnMOSトランジスタQ2がオン状態と
なることによって、タイミング信号φm は、pMOSト
ランジスタQ3のドレインとnMOSトランジスタQ2
のオン抵抗が等しいとすると(Vcc+Vref )/2とな
り、ローレベルに立下がる。この状態は図2,5の
(9)で示される。
圧Vsnが上昇して(Vcc+Vref )の電圧を超えると、
(8)で示すようにnMOSトランジスタQ2がオン状
態となる。このnMOSトランジスタQ2がオン状態と
なることによって、タイミング信号φm は、pMOSト
ランジスタQ3のドレインとnMOSトランジスタQ2
のオン抵抗が等しいとすると(Vcc+Vref )/2とな
り、ローレベルに立下がる。この状態は図2,5の
(9)で示される。
【0034】その後、キャパシタC1は電荷の蓄積を続
け、その電荷の蓄積に応じてストレージ・ノード電圧V
snは上昇していき、前記キャパシタC1の容量とnMO
SトランジスタQ1のオン抵抗によって決まる時定数の
後、電源電圧Vccに到達する。また、その間アドレス発
生回路ADはアドレス信号A0からAnに順に送出を続
ける。
け、その電荷の蓄積に応じてストレージ・ノード電圧V
snは上昇していき、前記キャパシタC1の容量とnMO
SトランジスタQ1のオン抵抗によって決まる時定数の
後、電源電圧Vccに到達する。また、その間アドレス発
生回路ADはアドレス信号A0からAnに順に送出を続
ける。
【0035】図6において、アドレス発生回路ADによ
るアドレス信号の送出が終了すると、アドレス発生回路
ADは(11)に示すようにリセット端子RESETか
らワード線信号発生回路WOのクリア端子CLRにリセ
ット信号φreset を送出する。ワード線信号発生回路W
Oのワード線信号φw は前記リセット信号φreset によ
って(12)に示すように(Vcc+Vth1 )のハイレベ
ルからローレベルに立下がる。
るアドレス信号の送出が終了すると、アドレス発生回路
ADは(11)に示すようにリセット端子RESETか
らワード線信号発生回路WOのクリア端子CLRにリセ
ット信号φreset を送出する。ワード線信号発生回路W
Oのワード線信号φw は前記リセット信号φreset によ
って(12)に示すように(Vcc+Vth1 )のハイレベ
ルからローレベルに立下がる。
【0036】このワード線信号φw のローレベルへの立
下がりによって、nMOSトランジスタQ1はオフ状態
となり、キャパシタC1の蓄積電荷はリーク電流によっ
て放出を始め、(13)に示すように再びストレージ・
ノード電圧Vsnの減少が始まる。そして、このサイクル
を繰り返すことによってリフレッシュ動作が繰り返して
行われる。
下がりによって、nMOSトランジスタQ1はオフ状態
となり、キャパシタC1の蓄積電荷はリーク電流によっ
て放出を始め、(13)に示すように再びストレージ・
ノード電圧Vsnの減少が始まる。そして、このサイクル
を繰り返すことによってリフレッシュ動作が繰り返して
行われる。
【0037】したがって、このリフレッシュ動作の開始
の時点は、キャパシタC1の温度特性を反映して決まる
ため、リフレッシュ動作をメモリセルの情報保持性能に
応じて設定することができる。次に、図7の本発明の半
導体メモリ回路のリフレッシュタイマ回路の断面構成図
によって、リフレッシュタイマ回路の構造例を説明す
る。
の時点は、キャパシタC1の温度特性を反映して決まる
ため、リフレッシュ動作をメモリセルの情報保持性能に
応じて設定することができる。次に、図7の本発明の半
導体メモリ回路のリフレッシュタイマ回路の断面構成図
によって、リフレッシュタイマ回路の構造例を説明す
る。
【0038】図7において、1は導電型がn- 型の基
板、3は導電型がp型のウエル領域、4a〜4dは素子
分離領域、6b,13は絶縁膜、7はpMOSトランジ
スタ、7a,7b,8a,8b,9a,9b,10aは
拡散領域、7c,8c,9cはゲート電極、8,9はn
MOSトランジスタ、10はキャパシタ、10bはキャ
パシタ用電極、12a〜12d,14a ,14bは配線、
15はパッシベーション膜である。
板、3は導電型がp型のウエル領域、4a〜4dは素子
分離領域、6b,13は絶縁膜、7はpMOSトランジ
スタ、7a,7b,8a,8b,9a,9b,10aは
拡散領域、7c,8c,9cはゲート電極、8,9はn
MOSトランジスタ、10はキャパシタ、10bはキャ
パシタ用電極、12a〜12d,14a ,14bは配線、
15はパッシベーション膜である。
【0039】基板1内にはその一部に表面から所定の深
さにわたってp型のウエル領域3が形成され、基板1の
表面には所定の間隔を隔てて素子分離領域4a〜4dが
形成されている。そして、図中において素子分離領域4
cを境界として、インバータ部とダミー・メモリセル部
が形成される。インバータ部は、素子分離領域4aと4
bの間に形成されるpMOSトランジスタ7と、素子分
離領域4b及び4cの間に形成されるnMOSトランジ
スタ8によって構成され、一方、メモリセル部は素子分
離領域4cと4dの間に形成されるnMOSトランジス
タ9とキャパシタ10によって構成される。
さにわたってp型のウエル領域3が形成され、基板1の
表面には所定の間隔を隔てて素子分離領域4a〜4dが
形成されている。そして、図中において素子分離領域4
cを境界として、インバータ部とダミー・メモリセル部
が形成される。インバータ部は、素子分離領域4aと4
bの間に形成されるpMOSトランジスタ7と、素子分
離領域4b及び4cの間に形成されるnMOSトランジ
スタ8によって構成され、一方、メモリセル部は素子分
離領域4cと4dの間に形成されるnMOSトランジス
タ9とキャパシタ10によって構成される。
【0040】前記インバータ部のpMOSトランジスタ
7とnMOSトランジスタ8の構成は下記のようであ
る。pMOSトランジスタ7は、基板1の表面下におい
て導電型がp+ の拡散領域7a,7bを相互に所定の間
隔を開けて所定の深さで形成し、また基板1の表面及び
拡散領域7a,7bの表面上に両拡散領域7a,7b間
にまたがるようにゲート電極7cを絶縁膜6bを間に介
して設けることによって構成される。
7とnMOSトランジスタ8の構成は下記のようであ
る。pMOSトランジスタ7は、基板1の表面下におい
て導電型がp+ の拡散領域7a,7bを相互に所定の間
隔を開けて所定の深さで形成し、また基板1の表面及び
拡散領域7a,7bの表面上に両拡散領域7a,7b間
にまたがるようにゲート電極7cを絶縁膜6bを間に介
して設けることによって構成される。
【0041】また、nMOSトランジスタ8は、基板1
のp型のウエル領域3の表面下において導電型がn+ の
拡散領域8a,8bを相互に所定の間隔を開けて所定の
深さで形成し、また基板1の表面及び拡散領域8a,8
bの表面上に両拡散領域8a,8b間にまたがるように
ゲート電極8cを絶縁膜6bを間に介して設けることに
よって構成される。
のp型のウエル領域3の表面下において導電型がn+ の
拡散領域8a,8bを相互に所定の間隔を開けて所定の
深さで形成し、また基板1の表面及び拡散領域8a,8
bの表面上に両拡散領域8a,8b間にまたがるように
ゲート電極8cを絶縁膜6bを間に介して設けることに
よって構成される。
【0042】一方、前記ダミー・メモリセル部のnMO
Sトランジスタ9とキャパシタ10の構成は下記のよう
である。nMOSトランジスタ9は、素子分離領域4C
及び4d間におけるウエル領域3の表面下において導電
型がn+ の拡散領域9a,9bを相互に所定の間隔を開
けて所定の深さで形成し、またウエル領域3の表面及び
拡散領域9a,9bの表面上に両拡散領域9a,9b間
にまたがるようにゲート電極9cを絶縁膜6bを間に介
して設けることによって構成される。
Sトランジスタ9とキャパシタ10の構成は下記のよう
である。nMOSトランジスタ9は、素子分離領域4C
及び4d間におけるウエル領域3の表面下において導電
型がn+ の拡散領域9a,9bを相互に所定の間隔を開
けて所定の深さで形成し、またウエル領域3の表面及び
拡散領域9a,9bの表面上に両拡散領域9a,9b間
にまたがるようにゲート電極9cを絶縁膜6bを間に介
して設けることによって構成される。
【0043】また、キャパシタ10は同じく素子分離領
域4C及び4d間に前記nMOSトランジスタ9に隣接
してウエル領域3の表面下に導電型がn+ の拡散領域1
0aを形成し、該拡散領域10a上に絶縁膜を隔ててキ
ャパシタ用電極10bが形成される。前記キャパシタ用
電極10bは基板1上に形成した第1層目のポリシリコ
ン層をパターニングして構成され、また前記pMOSト
ランジスタ7、nMOSトランジスタ8,9の各ゲート
電極7c,8c,9cは、基板1上に形成した第2層目
のポリシリコン層をパターニングして構成される。
域4C及び4d間に前記nMOSトランジスタ9に隣接
してウエル領域3の表面下に導電型がn+ の拡散領域1
0aを形成し、該拡散領域10a上に絶縁膜を隔ててキ
ャパシタ用電極10bが形成される。前記キャパシタ用
電極10bは基板1上に形成した第1層目のポリシリコ
ン層をパターニングして構成され、また前記pMOSト
ランジスタ7、nMOSトランジスタ8,9の各ゲート
電極7c,8c,9cは、基板1上に形成した第2層目
のポリシリコン層をパターニングして構成される。
【0044】なお、電極材料としてはポリシリコン以外
にタングステン、モリブデン等の高融点金属を使用する
ことができる。本発明の半導体メモリ回路のリフレッシ
ュタイマ回路は、前記のようにダミー・メモリセル部と
インバータ部とから構成されるものであり、この構成を
半導体メモリ回路のメモリセル部の任意の位置に設ける
ことができる。
にタングステン、モリブデン等の高融点金属を使用する
ことができる。本発明の半導体メモリ回路のリフレッシ
ュタイマ回路は、前記のようにダミー・メモリセル部と
インバータ部とから構成されるものであり、この構成を
半導体メモリ回路のメモリセル部の任意の位置に設ける
ことができる。
【0045】半導体メモリ回路中において複数のメモリ
セル部の位置によって温度状況が異なる場合には、例え
ば半導体メモリ回路中の複数の異なる位置に前記本発明
のリフレッシュタイマ回路を設け、その中のリフレッシ
ュ間隔の短いものあるいは幾つかの群に区分してリフレ
ッシュ動作を制御することができる。次に、本発明の半
導体メモリ回路のリフレッシュタイマ回路の第2〜4の
実施例について説明する。
セル部の位置によって温度状況が異なる場合には、例え
ば半導体メモリ回路中の複数の異なる位置に前記本発明
のリフレッシュタイマ回路を設け、その中のリフレッシ
ュ間隔の短いものあるいは幾つかの群に区分してリフレ
ッシュ動作を制御することができる。次に、本発明の半
導体メモリ回路のリフレッシュタイマ回路の第2〜4の
実施例について説明する。
【0046】図9は、本発明の半導体メモリ回路のリフ
レッシュタイマ回路の第2の実施例の構成図である。第
2の実施例においては、本発明の第1の実施例における
インバータ部のpMOSトランジスタQ3を抵抗素子R
で構成したものである。第1の実施例において示したよ
うにインバータ部のpMOSトランジスタQ3は常にオ
ン状態であるため、このpMOSトランジスタQ3を抵
抗素子Rに置き換えることができる。
レッシュタイマ回路の第2の実施例の構成図である。第
2の実施例においては、本発明の第1の実施例における
インバータ部のpMOSトランジスタQ3を抵抗素子R
で構成したものである。第1の実施例において示したよ
うにインバータ部のpMOSトランジスタQ3は常にオ
ン状態であるため、このpMOSトランジスタQ3を抵
抗素子Rに置き換えることができる。
【0047】この抵抗素子Rはポリシリコン層によって
前記第1の実施例のリフレッシュタイマ回路と同様に半
導体基板上に形成することができる。また、図10は、
本発明の半導体メモリ回路のリフレッシュタイマ回路の
第3の実施例の構成図である。第3の実施例において
は、本発明の第1の実施例におけるインバータ部のnM
OSトランジスタQ2のゲート及びpMOSトランジス
タQ3のゲートにキャパシタC1のストレージ・ノード
の電圧Vsnを印加するものである。
前記第1の実施例のリフレッシュタイマ回路と同様に半
導体基板上に形成することができる。また、図10は、
本発明の半導体メモリ回路のリフレッシュタイマ回路の
第3の実施例の構成図である。第3の実施例において
は、本発明の第1の実施例におけるインバータ部のnM
OSトランジスタQ2のゲート及びpMOSトランジス
タQ3のゲートにキャパシタC1のストレージ・ノード
の電圧Vsnを印加するものである。
【0048】キャパシタC1のストレージ・ノードの電
圧VsnがnMOSトランジスタQ2のしきい値Vth2と
基準電圧Vref の和の電圧より高く、またpMOSトラ
ンジスタQ3のしきい値Vth3とする時Vcc−Vth3 よ
り高い場合には、nMOSトランジスタQ2はオン状態
であり、一方pMOSトランジスタQ3はオフ状態であ
り、タイミング信号φm はローレベルの基準電圧Vref
となる。
圧VsnがnMOSトランジスタQ2のしきい値Vth2と
基準電圧Vref の和の電圧より高く、またpMOSトラ
ンジスタQ3のしきい値Vth3とする時Vcc−Vth3 よ
り高い場合には、nMOSトランジスタQ2はオン状態
であり、一方pMOSトランジスタQ3はオフ状態であ
り、タイミング信号φm はローレベルの基準電圧Vref
となる。
【0049】また、キャパシタC1のストレージ・ノー
ドの電圧VsnがnMOSトランジスタQ2のしきい値V
th2と基準電圧Vref の和の電圧より低く、またVcc−
Vth3 より低い場合には、nMOSトランジスタQ2は
オフ状態であり、一方pMOSトランジスタQ3はオン
状態であり、タイミング信号φm はハイレベルの電源電
圧Vccとなる。
ドの電圧VsnがnMOSトランジスタQ2のしきい値V
th2と基準電圧Vref の和の電圧より低く、またVcc−
Vth3 より低い場合には、nMOSトランジスタQ2は
オフ状態であり、一方pMOSトランジスタQ3はオン
状態であり、タイミング信号φm はハイレベルの電源電
圧Vccとなる。
【0050】前記本発明の半導体メモリ回路のリフレッ
シュタイマ回路の第2〜3の実施例の動作は、前記第1
の実施例と同様である。次に、本発明の半導体メモリ回
路のリフレッシュタイマ回路の構造の他の実施例につい
て説明する。図11は本発明の半導体メモリ回路のリフ
レッシュタイマ回路の他の実施例の断面構成図である。
シュタイマ回路の第2〜3の実施例の動作は、前記第1
の実施例と同様である。次に、本発明の半導体メモリ回
路のリフレッシュタイマ回路の構造の他の実施例につい
て説明する。図11は本発明の半導体メモリ回路のリフ
レッシュタイマ回路の他の実施例の断面構成図である。
【0051】図11において、6は絶縁膜であり、その
他の符号は図7と同様である。基板1内にはその一部に
表面から所定の深さにわたってp型のウエル領域3が形
成され、基板1の表面には所定の間隔を隔てて素子分離
領域4a〜4dが形成されている。そして、図中におい
て素子分離領域4cを境界として、インバータ部とダミ
ー・メモリセル部とが形成される。
他の符号は図7と同様である。基板1内にはその一部に
表面から所定の深さにわたってp型のウエル領域3が形
成され、基板1の表面には所定の間隔を隔てて素子分離
領域4a〜4dが形成されている。そして、図中におい
て素子分離領域4cを境界として、インバータ部とダミ
ー・メモリセル部とが形成される。
【0052】素子分離領域4aは基板1の導電型n- 型
の領域に形成され、素子分離領域4b,4dは基板1の
導電型n- 型の領域とウエル領域3のp型の領域にまた
がって形成され、また、素子分離領域4cはウエル領域
3のp型の領域に形成される。インバータ部は、素子分
離領域4a及び4bの間に形成されるpMOSトランジ
スタ7と、素子分離領域4b及び4cの間に形成される
nMOSトランジスタ8によって構成され、一方、メモ
リセル部は素子分離領域4c及び4dの間に形成される
nMOSトランジスタ9とキャパシタ10によって構成
される。
の領域に形成され、素子分離領域4b,4dは基板1の
導電型n- 型の領域とウエル領域3のp型の領域にまた
がって形成され、また、素子分離領域4cはウエル領域
3のp型の領域に形成される。インバータ部は、素子分
離領域4a及び4bの間に形成されるpMOSトランジ
スタ7と、素子分離領域4b及び4cの間に形成される
nMOSトランジスタ8によって構成され、一方、メモ
リセル部は素子分離領域4c及び4dの間に形成される
nMOSトランジスタ9とキャパシタ10によって構成
される。
【0053】前記インバータ部のpMOSトランジスタ
7とnMOSトランジスタ8の構成は下記の通りであ
る。pMOSトランジスタ7は、基板1の表面下におい
て導電型がp+ の拡散領域7a,7bを相互に所定の間
隔を開けて所定の深さで形成し、また基板1の表面及び
拡散領域7a,7bの表面上に両拡散領域7a,7b間
にまたがるようにゲート電極7cを絶縁膜6を間に介し
て設けることによって構成される。
7とnMOSトランジスタ8の構成は下記の通りであ
る。pMOSトランジスタ7は、基板1の表面下におい
て導電型がp+ の拡散領域7a,7bを相互に所定の間
隔を開けて所定の深さで形成し、また基板1の表面及び
拡散領域7a,7bの表面上に両拡散領域7a,7b間
にまたがるようにゲート電極7cを絶縁膜6を間に介し
て設けることによって構成される。
【0054】また、nMOSトランジスタ8は、基板1
のウエル領域の表面下において導電型がn+ の拡散領域
8a,8bを相互に所定の間隔を開けて所定の深さで形
成し、また基板1の表面及び拡散領域8a,8bの表面
上に両拡散領域8a,8b間にまたがるようにゲート電
極8cを絶縁膜6を介して設けることによって構成され
る。
のウエル領域の表面下において導電型がn+ の拡散領域
8a,8bを相互に所定の間隔を開けて所定の深さで形
成し、また基板1の表面及び拡散領域8a,8bの表面
上に両拡散領域8a,8b間にまたがるようにゲート電
極8cを絶縁膜6を介して設けることによって構成され
る。
【0055】一方、前記メモリセル部のnMOSトラン
ジスタ9とキャパシタ10の構成は下記のようである。
nMOSトランジスタ9は、素子分離領域4C及び4d
間におけるウエル領域3の表面下において導電型がn+
の拡散領域9a,9bを相互に所定の間隔を開けて所定
の深さで形成し、またウエル領域3の表面及び拡散領域
9a,9bの表面上に両拡散領域9a,9b間にまたが
るようにゲート電極9cを絶縁膜6を介して設けること
によって構成される。
ジスタ9とキャパシタ10の構成は下記のようである。
nMOSトランジスタ9は、素子分離領域4C及び4d
間におけるウエル領域3の表面下において導電型がn+
の拡散領域9a,9bを相互に所定の間隔を開けて所定
の深さで形成し、またウエル領域3の表面及び拡散領域
9a,9bの表面上に両拡散領域9a,9b間にまたが
るようにゲート電極9cを絶縁膜6を介して設けること
によって構成される。
【0056】また、キャパシタ10は同じく素子分離領
域4cと4d間に前記nMOSトランジスタ9に隣接し
てウエル領域3の表面下に導電型がn+ の拡散領域10
aを形成し、該拡散領域10a上に絶縁膜6を隔ててキ
ャパシタ用電極10bが形成される。前記キャパシタ用
電極10bは基板1上に形成した第1層目のポリシリコ
ン層をパターニングして構成され、また前記pMOSト
ランジスタ7、nMOSトランジスタ8,9の各ゲート
電極7c,8c,9cも、基板1上に形成した第1層目
のポリシリコン層をパターニングして構成される。
域4cと4d間に前記nMOSトランジスタ9に隣接し
てウエル領域3の表面下に導電型がn+ の拡散領域10
aを形成し、該拡散領域10a上に絶縁膜6を隔ててキ
ャパシタ用電極10bが形成される。前記キャパシタ用
電極10bは基板1上に形成した第1層目のポリシリコ
ン層をパターニングして構成され、また前記pMOSト
ランジスタ7、nMOSトランジスタ8,9の各ゲート
電極7c,8c,9cも、基板1上に形成した第1層目
のポリシリコン層をパターニングして構成される。
【0057】なお、電極材料としてはポリシリコン以外
にタングステン、モリブデン等の高融点金属を使用する
ことができる。インバータ部におけるpMOSトランジ
スタ7、nMOSトランジスタ8のゲート電極7c,8
cとメモリセル部のnMOSトランジスタ9のゲート電
極9c及びキャパシタ10のキャパシタ用電極10b,
素子分離領域4a〜4d、及び絶縁膜6上の全面にわた
って、絶縁膜11が形成され被覆を施している。
にタングステン、モリブデン等の高融点金属を使用する
ことができる。インバータ部におけるpMOSトランジ
スタ7、nMOSトランジスタ8のゲート電極7c,8
cとメモリセル部のnMOSトランジスタ9のゲート電
極9c及びキャパシタ10のキャパシタ用電極10b,
素子分離領域4a〜4d、及び絶縁膜6上の全面にわた
って、絶縁膜11が形成され被覆を施している。
【0058】この絶縁膜11上には、配線12a〜12
dが第1層目のアルミ層をパターニングすることによっ
て形成される。配線12aは絶縁膜11,6に穿ったコ
ンタクトホールを通してpMOSトランジスタ7の拡散
領域7aに接触し、また配線12bは同様に絶縁膜1
1,6に穿ったコンタクトホールを通してpMOSトラ
ンジスタ7の拡散領域7b及びnMOSトランジスタ8
の拡散領域8aと接触している。
dが第1層目のアルミ層をパターニングすることによっ
て形成される。配線12aは絶縁膜11,6に穿ったコ
ンタクトホールを通してpMOSトランジスタ7の拡散
領域7aに接触し、また配線12bは同様に絶縁膜1
1,6に穿ったコンタクトホールを通してpMOSトラ
ンジスタ7の拡散領域7b及びnMOSトランジスタ8
の拡散領域8aと接触している。
【0059】配線12c,12dは絶縁膜11,6に穿
ったコンタクトホールを通してnMOSトランジスタ8
の拡散領域8b、nMOSトランジスタ9の拡散領域9
aにそれぞれ接触している。そして、配線12a〜12
d及び絶縁膜11の全面にわたって絶縁膜13が形成さ
れ、該絶縁膜13上に配線14a,14bが第2層目の
アルミ層がパターニングによって形成される。
ったコンタクトホールを通してnMOSトランジスタ8
の拡散領域8b、nMOSトランジスタ9の拡散領域9
aにそれぞれ接触している。そして、配線12a〜12
d及び絶縁膜11の全面にわたって絶縁膜13が形成さ
れ、該絶縁膜13上に配線14a,14bが第2層目の
アルミ層がパターニングによって形成される。
【0060】配線14a,14bは絶縁膜13に穿った
コンタクトホールを通して配線12c,12dに接触
し、配線14a,14b及び絶縁膜13上の全体を覆っ
てパッシベーション膜15が形成される。なお、本発明
は上記実施例に限定されるものではなく、本発明の趣旨
に基づき種々の変形が可能であり、それらを本発明の範
囲から排除するものではない。
コンタクトホールを通して配線12c,12dに接触
し、配線14a,14b及び絶縁膜13上の全体を覆っ
てパッシベーション膜15が形成される。なお、本発明
は上記実施例に限定されるものではなく、本発明の趣旨
に基づき種々の変形が可能であり、それらを本発明の範
囲から排除するものではない。
【0061】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
外部の使用温度等に適したタイミングでリフレッシュ動
作を行う半導体集積回路のリフレッシュタイマ回路を、
トランジスタと1キャパシタから構成されるモニタ用の
ダイナミックメモリとインバータ部という少ない構成要
素によって実現して、従来のリフレッシュ間隔時間を決
定するリフレッシュタイマ回路と比較して大幅に少ない
構成要素数とすることができる。
外部の使用温度等に適したタイミングでリフレッシュ動
作を行う半導体集積回路のリフレッシュタイマ回路を、
トランジスタと1キャパシタから構成されるモニタ用の
ダイナミックメモリとインバータ部という少ない構成要
素によって実現して、従来のリフレッシュ間隔時間を決
定するリフレッシュタイマ回路と比較して大幅に少ない
構成要素数とすることができる。
【図1】本発明の半導体メモリ回路のリフレッシュタイ
マ回路の構成図である。
マ回路の構成図である。
【図2】本発明の半導体メモリ回路のリフレッシュタイ
マ回路のタイムチャートである。
マ回路のタイムチャートである。
【図3】本発明の半導体メモリ回路のリフレッシュタイ
マ回路の動作図である。
マ回路の動作図である。
【図4】本発明の半導体メモリ回路のリフレッシュタイ
マ回路の動作図である。
マ回路の動作図である。
【図5】本発明の半導体メモリ回路のリフレッシュタイ
マ回路の動作図である。
マ回路の動作図である。
【図6】本発明の半導体メモリ回路のリフレッシュタイ
マ回路の動作図である。
マ回路の動作図である。
【図7】本発明の半導体メモリ回路のリフレッシュタイ
マ回路の断面構成図である。
マ回路の断面構成図である。
【図8】従来の半導体メモリ回路の構成図である。
【図9】本発明の半導体メモリ回路のリフレッシュタイ
マ回路の第2の実施例の構成図である。
マ回路の第2の実施例の構成図である。
【図10】本発明の半導体メモリ回路のリフレッシュタ
イマ回路の第3の実施例の構成図である。
イマ回路の第3の実施例の構成図である。
【図11】本発明の半導体メモリ回路のリフレッシュタ
イマ回路の他の実施例に断面構成図である。
イマ回路の他の実施例に断面構成図である。
Q1,Q2 nMOSトランジスタ Q3 pMOSトランジスタ C1 キャパシタ WO ワード線信号発生回路 AD アドレス発生回路 Vsn ストレージ・ノード電圧 Vcc 電源電圧 Vp1 セルプレート電圧 Vref 基準電圧 φw ワード線信号 φm タイミング信号 φreset リセット信号
Claims (2)
- 【請求項1】 半導体メモリ回路における信号発生回路
において、(a)トランジスタとキャパシタを直列接続
してなるモニタ用のダイナミックメモリと、(b)前記
モニタ用のダイナミックメモリのキャパシタの電位が入
力されるインバータとからなり、(c)前記キャパシタ
の電位に応じて出力信号を発生すべく構成にされている
ことを特徴とする半導体メモリ回路。 - 【請求項2】 前記出力信号は、ダイナミックメモリセ
ルのリフレッシュ動作の開始信号であることを特徴とす
る請求項1記載の半導体メモリ回路。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4301385A JPH06150647A (ja) | 1992-11-11 | 1992-11-11 | 半導体メモリ回路 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4301385A JPH06150647A (ja) | 1992-11-11 | 1992-11-11 | 半導体メモリ回路 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06150647A true JPH06150647A (ja) | 1994-05-31 |
Family
ID=17896237
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4301385A Withdrawn JPH06150647A (ja) | 1992-11-11 | 1992-11-11 | 半導体メモリ回路 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06150647A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6934210B2 (en) | 2001-08-30 | 2005-08-23 | Renesas Technology Corporation | Semiconductor memory circuit |
JP2016001729A (ja) * | 2014-05-22 | 2016-01-07 | 株式会社半導体エネルギー研究所 | 半導体装置、健康管理システム |
JP6084318B1 (ja) * | 2016-02-22 | 2017-02-22 | 力晶科技股▲ふん▼有限公司 | 揮発性半導体記憶装置のリフレッシュ制御回路及び方法、並びに揮発性半導体記憶装置 |
-
1992
- 1992-11-11 JP JP4301385A patent/JPH06150647A/ja not_active Withdrawn
Cited By (15)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6934210B2 (en) | 2001-08-30 | 2005-08-23 | Renesas Technology Corporation | Semiconductor memory circuit |
US7088636B2 (en) | 2001-08-30 | 2006-08-08 | Renesas Technology Corporation | Semiconductor memory circuit |
US7292496B2 (en) | 2001-08-30 | 2007-11-06 | Renesas Technology Corporation | Semiconductor memory circuit |
US7821862B2 (en) | 2001-08-30 | 2010-10-26 | Renesas Electronics Corporation | Semiconductor memory circuit |
US7995417B2 (en) | 2001-08-30 | 2011-08-09 | Renesas Electronics Corporation | Semiconductor memory circuit |
US8223577B2 (en) | 2001-08-30 | 2012-07-17 | Renesas Electronics Corporation | Semiconductor memory circuit |
JP2016001729A (ja) * | 2014-05-22 | 2016-01-07 | 株式会社半導体エネルギー研究所 | 半導体装置、健康管理システム |
US10388380B2 (en) | 2014-05-22 | 2019-08-20 | Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. | Semiconductor device and memory circuit having an OS transistor and a capacitor |
US10964393B2 (en) | 2014-05-22 | 2021-03-30 | Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. | Method for operating a semiconductor device having a memory circuit with an OS transistor and an arithmetic circuit |
US11488668B2 (en) | 2014-05-22 | 2022-11-01 | Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. | Semiconductor device and healthcare system |
JP6084318B1 (ja) * | 2016-02-22 | 2017-02-22 | 力晶科技股▲ふん▼有限公司 | 揮発性半導体記憶装置のリフレッシュ制御回路及び方法、並びに揮発性半導体記憶装置 |
US9653142B1 (en) | 2016-02-22 | 2017-05-16 | Powerchip Technology Corporation | Volatile semicondcutor memory device, refresh control circuit and method thereof |
CN107103926A (zh) * | 2016-02-22 | 2017-08-29 | 力晶科技股份有限公司 | 挥发性半导体存储装置、其再新控制电路及方法 |
TWI608480B (zh) * | 2016-02-22 | 2017-12-11 | 力晶科技股份有限公司 | 揮發性半導體記憶裝置、其再新控制電路及方法 |
CN107103926B (zh) * | 2016-02-22 | 2021-01-15 | 力晶积成电子制造股份有限公司 | 挥发性半导体存储装置、其再新控制电路及方法 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20000201 |