JPH0614597A - プリンタの紙送り駆動回路及び駆動方法 - Google Patents
プリンタの紙送り駆動回路及び駆動方法Info
- Publication number
- JPH0614597A JPH0614597A JP16288492A JP16288492A JPH0614597A JP H0614597 A JPH0614597 A JP H0614597A JP 16288492 A JP16288492 A JP 16288492A JP 16288492 A JP16288492 A JP 16288492A JP H0614597 A JPH0614597 A JP H0614597A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- step motor
- switch
- paper feed
- excitation
- holding
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Handling Of Sheets (AREA)
- Accessory Devices And Overall Control Thereof (AREA)
- Character Spaces And Line Spaces In Printers (AREA)
- Control Of Stepping Motors (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 紙送り動作に伴う紙送り機構系の振動整定後
の不必要な保持電流による静止トルクを無くし、ステッ
プモータの発熱を抑えた高速な紙送りを実現する。 【構成】 紙送り用の4相のステップモータの2ー2相
励磁方法において、駆動回路はφ1〜φ4のステップモ
ータの各励磁コイルに接続されたそれぞれの励磁切り替
え用のNPNトランジスタ4〜7、各励磁コイルの通電
オフ時の逆起電力吸収用のゼナーダイオード8〜11、
駆動用の電圧V2の印加を制御する第1スイッチである
PNPトランジスタ1、停止時の保持電流を制御する第
2スイッチであるPNPトランジスタ2、停止時のステ
ップモータの停止位置保持用の電流値を設定する保持電
流設定用抵抗3により構成され、第1、第2スイッチに
より保持電流の切り換え制御をおこなう。
の不必要な保持電流による静止トルクを無くし、ステッ
プモータの発熱を抑えた高速な紙送りを実現する。 【構成】 紙送り用の4相のステップモータの2ー2相
励磁方法において、駆動回路はφ1〜φ4のステップモ
ータの各励磁コイルに接続されたそれぞれの励磁切り替
え用のNPNトランジスタ4〜7、各励磁コイルの通電
オフ時の逆起電力吸収用のゼナーダイオード8〜11、
駆動用の電圧V2の印加を制御する第1スイッチである
PNPトランジスタ1、停止時の保持電流を制御する第
2スイッチであるPNPトランジスタ2、停止時のステ
ップモータの停止位置保持用の電流値を設定する保持電
流設定用抵抗3により構成され、第1、第2スイッチに
より保持電流の切り換え制御をおこなう。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ステップモータを用い
たプリンタの紙送り駆動回路及び紙送り停止時の駆動方
法に関する。
たプリンタの紙送り駆動回路及び紙送り停止時の駆動方
法に関する。
【0002】
【従来の技術】図5に従来の4相のステップモータの紙
送り駆動回路を示す。φ1〜φ4はステップモータの各
励磁コイルである。各励磁コイルはそれぞれ励磁切り替
え用のNPNトランジスタ54〜57に接続されてい
る。58〜61は各励磁コイルの通電オフ時の逆起電力
吸収用のツェナーダイオードである。51は駆動用の電
圧V2の印加を制御するPNPトランジスタ、53は停
止時のステップモータの停止位置保持用の電流値を設定
する保持電流設定用抵抗、52は保持電流の電流方向を
定めるダイオードである。図6の制御タイミング信号に
より駆動回路の動作を説明する。図6の制御信号は4相
ステップモータの2ー2相励磁方式により一定速度で6
ステップ回転する場合を示している。PNPトランジス
タ53の制御信号であるSrがLowレベルになると駆
動用電源より励磁コイルφ1とφ3に励磁電流が流れ、
ステップモータに起動がかかり回転を開始する。そして
所定時間間隔で励磁信号S1〜S4の相切り換え制御を
行い6ステップ回転後励磁相切り換えを停止すると同時
にSr信号がHighレベルとなり駆動用電源V2から
の電圧供給が停止する。この時点で最終の励磁相である
φ2、φ3に停止相保持用の保持電流が電源V1よりダ
イオード52を通して流れ、次のステップモータの起動
まで最終の励磁相が保持される。通常V1は電流制限用
抵抗53の消費電力を抑えるためV2より低く設定さ
れ、また保持電流値は駆動時の励磁電流値より小さい。
送り駆動回路を示す。φ1〜φ4はステップモータの各
励磁コイルである。各励磁コイルはそれぞれ励磁切り替
え用のNPNトランジスタ54〜57に接続されてい
る。58〜61は各励磁コイルの通電オフ時の逆起電力
吸収用のツェナーダイオードである。51は駆動用の電
圧V2の印加を制御するPNPトランジスタ、53は停
止時のステップモータの停止位置保持用の電流値を設定
する保持電流設定用抵抗、52は保持電流の電流方向を
定めるダイオードである。図6の制御タイミング信号に
より駆動回路の動作を説明する。図6の制御信号は4相
ステップモータの2ー2相励磁方式により一定速度で6
ステップ回転する場合を示している。PNPトランジス
タ53の制御信号であるSrがLowレベルになると駆
動用電源より励磁コイルφ1とφ3に励磁電流が流れ、
ステップモータに起動がかかり回転を開始する。そして
所定時間間隔で励磁信号S1〜S4の相切り換え制御を
行い6ステップ回転後励磁相切り換えを停止すると同時
にSr信号がHighレベルとなり駆動用電源V2から
の電圧供給が停止する。この時点で最終の励磁相である
φ2、φ3に停止相保持用の保持電流が電源V1よりダ
イオード52を通して流れ、次のステップモータの起動
まで最終の励磁相が保持される。通常V1は電流制限用
抵抗53の消費電力を抑えるためV2より低く設定さ
れ、また保持電流値は駆動時の励磁電流値より小さい。
【0003】この様な従来技術の回路構成によるステッ
プモータ停止時の駆動方法として特公昭62ー3680
号がある。該特許においては目的位置に不要な振動なく
停止させるために3段階の励磁切り換えを行っている。
停止時に2つの最終励磁相が継続して励磁される時に、
その最終励磁相の駆動力を低減する抑制力を付与するた
めに特定非励磁相を連続的に励磁する第1の制御区間
と、その第1の制御区間に連続する特定非励磁相のみを
断続的に励磁する第1の制御区間よりも短い第2の制御
区間とを設け、その第2の制御区間以後は前記最終励磁
相のみを励磁し、ステップモータを目的位置に停止させ
ている。
プモータ停止時の駆動方法として特公昭62ー3680
号がある。該特許においては目的位置に不要な振動なく
停止させるために3段階の励磁切り換えを行っている。
停止時に2つの最終励磁相が継続して励磁される時に、
その最終励磁相の駆動力を低減する抑制力を付与するた
めに特定非励磁相を連続的に励磁する第1の制御区間
と、その第1の制御区間に連続する特定非励磁相のみを
断続的に励磁する第1の制御区間よりも短い第2の制御
区間とを設け、その第2の制御区間以後は前記最終励磁
相のみを励磁し、ステップモータを目的位置に停止させ
ている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述の従来の
駆動回路と停止時の駆動制御方法では、紙送り用のステ
ップモータに継続的に電流が流れるため、プリンタの印
字速度が向上してプリンタの紙送り動作が高速化すると
紙送り駆動用のステップモータの単位時間当りの消費電
力量が増加し、それに連れてステップモータ自体の発熱
が増加する。この発熱を抑えるには駆動の高速化を計っ
た紙送り制御方式の紙送り終了後に保持電流による休止
時間を設定して単位時間当りの発熱を抑える必要がある
が、その分印字速度が低下しプリンタの印字の高速化の
支障となる。
駆動回路と停止時の駆動制御方法では、紙送り用のステ
ップモータに継続的に電流が流れるため、プリンタの印
字速度が向上してプリンタの紙送り動作が高速化すると
紙送り駆動用のステップモータの単位時間当りの消費電
力量が増加し、それに連れてステップモータ自体の発熱
が増加する。この発熱を抑えるには駆動の高速化を計っ
た紙送り制御方式の紙送り終了後に保持電流による休止
時間を設定して単位時間当りの発熱を抑える必要がある
が、その分印字速度が低下しプリンタの印字の高速化の
支障となる。
【0005】本発明はこの様な問題を解決するために鑑
みられたもので、その目的とするところは紙送り動作に
伴う紙送り機構系の振動整定後の不必要な保持電流によ
る静止トルクをなくしてステップモータの発熱を抑えた
高速な紙送りを可能とするプリンタ装置を提供すること
にある。
みられたもので、その目的とするところは紙送り動作に
伴う紙送り機構系の振動整定後の不必要な保持電流によ
る静止トルクをなくしてステップモータの発熱を抑えた
高速な紙送りを可能とするプリンタ装置を提供すること
にある。
【0006】
【課題を解決するための手段】この様な課題を解決する
ために本発明のプリンタの紙送り駆動回路及び駆動方法
では、印刷用紙搬送用の駆動源にステップモータを用い
ているプリンタの紙送り駆動回路において、前記ステッ
プモータへの駆動用電源の電圧の印加を制御する一端を
該駆動用電源の高電圧側に接続した第1のスイッチと、
前記ステップモータ停止時に停止位置の保持のために保
持用電源の電圧の印加を制御する一端を該保持用電源に
接続された第2のスイッチと、該第2のスイッチの他端
に直列に接続された保持用電流設定抵抗と、前記ステッ
プモータの各励磁コイルに接続された各励磁コイル制御
用スイッチにより構成され、前記保持用電流設定抵抗の
他端と前記第1スイッチの他端が前記各駆動用励磁コイ
ルの一端に接続され、前記各励磁コイルの他端は前記各
励磁コイル制御用スイッチを介してGNDに接続される
ことを第1の特徴とし、更に前記駆動回路においてステ
ップモータ停止時に前記第1スイッチのオフと同時に前
記第2スイッチをオンし、前記励磁コイル駆動電流を切
り換え、更に予め設定された時間経過後に前記第2スイ
ッチをオフし、前記ステップモータを無励磁状態にして
停止させることを第2の特徴とする。
ために本発明のプリンタの紙送り駆動回路及び駆動方法
では、印刷用紙搬送用の駆動源にステップモータを用い
ているプリンタの紙送り駆動回路において、前記ステッ
プモータへの駆動用電源の電圧の印加を制御する一端を
該駆動用電源の高電圧側に接続した第1のスイッチと、
前記ステップモータ停止時に停止位置の保持のために保
持用電源の電圧の印加を制御する一端を該保持用電源に
接続された第2のスイッチと、該第2のスイッチの他端
に直列に接続された保持用電流設定抵抗と、前記ステッ
プモータの各励磁コイルに接続された各励磁コイル制御
用スイッチにより構成され、前記保持用電流設定抵抗の
他端と前記第1スイッチの他端が前記各駆動用励磁コイ
ルの一端に接続され、前記各励磁コイルの他端は前記各
励磁コイル制御用スイッチを介してGNDに接続される
ことを第1の特徴とし、更に前記駆動回路においてステ
ップモータ停止時に前記第1スイッチのオフと同時に前
記第2スイッチをオンし、前記励磁コイル駆動電流を切
り換え、更に予め設定された時間経過後に前記第2スイ
ッチをオフし、前記ステップモータを無励磁状態にして
停止させることを第2の特徴とする。
【0007】
【実施例】以下、本発明を実施例にしたがって説明す
る。
る。
【0008】図1に本発明の実施例の紙送り用の4相の
ステップモータの駆動回路図を示す。φ1〜φ4はステ
ップモータの各励磁コイルである。各励磁コイルはそれ
ぞれ励磁切り替え用のNPNトランジスタ4〜7に接続
されている。8〜11は各励磁コイルの通電オフ時の逆
起電力吸収用のツェナーダイオードである。1が駆動用
の電圧V2の印加を制御する第1スイッチであるPNP
トランジスタ、2が停止時の保持電流を制御する第2ス
イッチであるPNPトランジスタ、3は停止時のステッ
プモータの停止位置保持用の電流値を設定する保持電流
設定用抵抗である。 図3にステップモータの静トルク
特性図を示す。A曲線は励磁時静止トルク曲線であり保
持電流により得られる停止時のトルク特性を表してい
る。B曲線は無励磁時保持トルク曲線であり回転子に永
久磁石を用いているステップモータの場合に得られるト
ルク特性である。A、B曲線共に疑似的に正弦波で表さ
れる。図中pは回転子の回転ピッチであり、○点は静止
上の安定点、●点は不安定点を表している。図からわか
るように変位角θに対して安定点と不安定点はトルク曲
線上交互に発生する。紙送り停止時には紙送り系の負荷
トルクTaとステップモータのA、Bのトルク曲線上の
トルクが釣合い、ステップモータは停止する。停止位置
は保持電流により停止している場合はθH点であり、無
励磁により停止している場合はθD点である。θH点と
θD点は異なるが、プリンタとして印字品質上問題とな
るレベルではない。
ステップモータの駆動回路図を示す。φ1〜φ4はステ
ップモータの各励磁コイルである。各励磁コイルはそれ
ぞれ励磁切り替え用のNPNトランジスタ4〜7に接続
されている。8〜11は各励磁コイルの通電オフ時の逆
起電力吸収用のツェナーダイオードである。1が駆動用
の電圧V2の印加を制御する第1スイッチであるPNP
トランジスタ、2が停止時の保持電流を制御する第2ス
イッチであるPNPトランジスタ、3は停止時のステッ
プモータの停止位置保持用の電流値を設定する保持電流
設定用抵抗である。 図3にステップモータの静トルク
特性図を示す。A曲線は励磁時静止トルク曲線であり保
持電流により得られる停止時のトルク特性を表してい
る。B曲線は無励磁時保持トルク曲線であり回転子に永
久磁石を用いているステップモータの場合に得られるト
ルク特性である。A、B曲線共に疑似的に正弦波で表さ
れる。図中pは回転子の回転ピッチであり、○点は静止
上の安定点、●点は不安定点を表している。図からわか
るように変位角θに対して安定点と不安定点はトルク曲
線上交互に発生する。紙送り停止時には紙送り系の負荷
トルクTaとステップモータのA、Bのトルク曲線上の
トルクが釣合い、ステップモータは停止する。停止位置
は保持電流により停止している場合はθH点であり、無
励磁により停止している場合はθD点である。θH点と
θD点は異なるが、プリンタとして印字品質上問題とな
るレベルではない。
【0009】図4に紙送り最終励磁相でのステップモー
タの挙動を示す。横軸は時間、縦軸は変位量である。時
間0の時点から最終相への回転をはじめ、目的位置xa
に到達後、正転と逆転のダンピング動作を繰り返しなが
ら時間ts後に目的位置xaに整定している。このダン
ピング動作による振動を早く抑えて目的位置に整定させ
るためには、ts時間はステップモータに対して制動ト
ルクとして働く大きな静止トルクが必要となる。整定後
は振動の加速度成分に伴う負荷トルクが軽減された前記
負荷トルクTaに釣合い、停止位置を保持できるだけの
静止トルクがステップモータにより発生されればよい。
前記振動整定時間tsは予め実験的に得られるのでメモ
リ等の記憶装置にデータとして設定しておき、紙送り制
御の際に用いる。
タの挙動を示す。横軸は時間、縦軸は変位量である。時
間0の時点から最終相への回転をはじめ、目的位置xa
に到達後、正転と逆転のダンピング動作を繰り返しなが
ら時間ts後に目的位置xaに整定している。このダン
ピング動作による振動を早く抑えて目的位置に整定させ
るためには、ts時間はステップモータに対して制動ト
ルクとして働く大きな静止トルクが必要となる。整定後
は振動の加速度成分に伴う負荷トルクが軽減された前記
負荷トルクTaに釣合い、停止位置を保持できるだけの
静止トルクがステップモータにより発生されればよい。
前記振動整定時間tsは予め実験的に得られるのでメモ
リ等の記憶装置にデータとして設定しておき、紙送り制
御の際に用いる。
【0010】図2の制御タイミング信号により本発明の
駆動回路の動作を説明する。図2の制御信号は4相ステ
ップモータの2ー2相励磁方式により一定速度で6ステ
ップ回転する場合を示している。制御信号は図示してい
ない外部のCPU等の制御回路より出力される。PNP
トランジスタ3の制御信号であるSrがLowレベルに
なると、駆動用電源より励磁コイルφ1とφ3に励磁電
流が流れ、ステップモータに起動が掛かり回転を開始す
る。そして所定時間間隔で励磁信号S1〜S4の相切り
換え制御を行い6ステップ回転後励磁相切り換えを停止
すると同時にSr信号がHighレベルとなり駆動用電
源V2からの電圧供給が停止する。同時にPNPトラン
ジスタ2の制御信号ShがLowレベルとなり最終の励
磁相であるφ2、φ3に停止相保持用の保持電流が電源
V1より保持電流設定抵抗3を介して流れる。保持電流
により図3のA曲線の静止トルクが発生する。その後整
定時間ts経過後にPNPトランジスタ2の制御信号S
hはHighレベルとなり保持電流は停止しステップモ
ータは無励磁状態となり、図3のB曲線の静止トルクに
より次のステップモータの起動まで最終の励磁相の停止
位置に保持されプリンタの印字動作がなされる。通常V
1は電流制限用抵抗3の消費電力を抑えるためV2より
低く設定され、また保持電流値は駆動時の励磁電流値よ
り小さい。
駆動回路の動作を説明する。図2の制御信号は4相ステ
ップモータの2ー2相励磁方式により一定速度で6ステ
ップ回転する場合を示している。制御信号は図示してい
ない外部のCPU等の制御回路より出力される。PNP
トランジスタ3の制御信号であるSrがLowレベルに
なると、駆動用電源より励磁コイルφ1とφ3に励磁電
流が流れ、ステップモータに起動が掛かり回転を開始す
る。そして所定時間間隔で励磁信号S1〜S4の相切り
換え制御を行い6ステップ回転後励磁相切り換えを停止
すると同時にSr信号がHighレベルとなり駆動用電
源V2からの電圧供給が停止する。同時にPNPトラン
ジスタ2の制御信号ShがLowレベルとなり最終の励
磁相であるφ2、φ3に停止相保持用の保持電流が電源
V1より保持電流設定抵抗3を介して流れる。保持電流
により図3のA曲線の静止トルクが発生する。その後整
定時間ts経過後にPNPトランジスタ2の制御信号S
hはHighレベルとなり保持電流は停止しステップモ
ータは無励磁状態となり、図3のB曲線の静止トルクに
より次のステップモータの起動まで最終の励磁相の停止
位置に保持されプリンタの印字動作がなされる。通常V
1は電流制限用抵抗3の消費電力を抑えるためV2より
低く設定され、また保持電流値は駆動時の励磁電流値よ
り小さい。
【0011】
【発明の効果】本発明のプリンタの紙送り駆動回路及び
駆動方法によれば、紙送り停止時に紙送り用ステップモ
ータの停止位置を保持するためのトルク発生を、保持電
流による静止トルクとステップモータの回転子を構成し
ている永久磁石による無励磁トルクの2方式に分けて行
えるため、紙送り動作に伴う紙送り機構系の振動整定後
の不必要な保持電流による静止トルクを無くしたステッ
プモータの発熱を抑えた高速な紙送りができる。
駆動方法によれば、紙送り停止時に紙送り用ステップモ
ータの停止位置を保持するためのトルク発生を、保持電
流による静止トルクとステップモータの回転子を構成し
ている永久磁石による無励磁トルクの2方式に分けて行
えるため、紙送り動作に伴う紙送り機構系の振動整定後
の不必要な保持電流による静止トルクを無くしたステッ
プモータの発熱を抑えた高速な紙送りができる。
【図1】本発明の実施例の駆動回路図。
【図2】本発明の実施例の駆動回路の制御タイミング信
号図。
号図。
【図3】本発明の実施例のステップモータの静止トルク
説明図。
説明図。
【図4】本発明の実施例のプリンタの紙送り挙動説明
図。
図。
【図5】従来の駆動回路図。
【図6】従来の駆動回路の制御タイミング信号図。
1、2 PNPトランジスタ 3 保持電流設定用抵抗 4〜7 NPNトランジスタ 8〜11 ツェナーダイオード 52 ダイオード 53 保持電流設定用抵抗 54〜57 NPNトランジスタ 58〜61 ツェナーダイオード
Claims (2)
- 【請求項1】 ステップモータを印刷用紙の搬送用の駆
動源に用いているプリンタの紙送り駆動回路において、
前記ステップモータへの駆動用電源の電圧の印加を制御
する一端を該駆動用電源の高電圧側に接続された第1の
スイッチと、前記ステップモータ停止時に停止位置の保
持のために保持用電源の電圧の印加を制御する一端を該
保持用電源に接続された第2のスイッチと、該第2のス
イッチの他端に直列に接続された保持用電流設定抵抗
と、前記ステップモータの各励磁コイルに接続された各
励磁コイル制御用スイッチにより構成され、前記保持用
電流設定抵抗の他端と前記第1スイッチの他端が前記各
駆動用励磁コイルの一端に接続され、前記各駆動用励磁
コイルの他端は前記各励磁コイル制御用スイッチを介し
てGNDに接続されることを特徴とするプリンタの紙送
り駆動回路。 - 【請求項2】 請求項1記載の駆動回路において、ステ
ップモータ停止時に前記第1スイッチのオフと同時に前
記第2スイッチをオンにし、前記励磁コイル駆動電流を
切り換え、更に予め設定された時間経過後に前記第2ス
イッチをオフにし、前記ステップモータを無励磁状態に
して停止させることを特徴とするプリンタの紙送り駆動
方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16288492A JPH0614597A (ja) | 1992-06-22 | 1992-06-22 | プリンタの紙送り駆動回路及び駆動方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16288492A JPH0614597A (ja) | 1992-06-22 | 1992-06-22 | プリンタの紙送り駆動回路及び駆動方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0614597A true JPH0614597A (ja) | 1994-01-21 |
Family
ID=15763096
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP16288492A Pending JPH0614597A (ja) | 1992-06-22 | 1992-06-22 | プリンタの紙送り駆動回路及び駆動方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0614597A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002321837A (ja) * | 2001-04-25 | 2002-11-08 | Fuji Xerox Co Ltd | シート供給装置 |
US6747429B2 (en) * | 2000-09-21 | 2004-06-08 | Seiko Epson Corporation | Print control system, print control method, and recording medium having recorded print control program |
JP2010095321A (ja) * | 2008-10-14 | 2010-04-30 | Ricoh Co Ltd | 用紙搬送装置,用紙後処理装置および画像形成装置ならびに画像形成システム |
US9718384B2 (en) | 2014-08-13 | 2017-08-01 | Grammer Ag | Vehicle seat with adjustable backrest |
US9827881B2 (en) | 2014-08-13 | 2017-11-28 | Grammer Ag | Vehicle seat with adjustable backrest |
-
1992
- 1992-06-22 JP JP16288492A patent/JPH0614597A/ja active Pending
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6747429B2 (en) * | 2000-09-21 | 2004-06-08 | Seiko Epson Corporation | Print control system, print control method, and recording medium having recorded print control program |
US7075262B2 (en) | 2000-09-21 | 2006-07-11 | Seiko Epson Corporation | Print control system, print control method, and recording medium having recorded print control program |
JP2002321837A (ja) * | 2001-04-25 | 2002-11-08 | Fuji Xerox Co Ltd | シート供給装置 |
JP2010095321A (ja) * | 2008-10-14 | 2010-04-30 | Ricoh Co Ltd | 用紙搬送装置,用紙後処理装置および画像形成装置ならびに画像形成システム |
US9718384B2 (en) | 2014-08-13 | 2017-08-01 | Grammer Ag | Vehicle seat with adjustable backrest |
US9827881B2 (en) | 2014-08-13 | 2017-11-28 | Grammer Ag | Vehicle seat with adjustable backrest |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20010404 |