JPH06144379A - 船外機操舵ハンドルのスロットルグリップフリクション装置 - Google Patents
船外機操舵ハンドルのスロットルグリップフリクション装置Info
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- JPH06144379A JPH06144379A JP31558792A JP31558792A JPH06144379A JP H06144379 A JPH06144379 A JP H06144379A JP 31558792 A JP31558792 A JP 31558792A JP 31558792 A JP31558792 A JP 31558792A JP H06144379 A JPH06144379 A JP H06144379A
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- 239000011347 resin Substances 0.000 description 2
- 229920005989 resin Polymers 0.000 description 2
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- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 description 1
Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02B—INTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
- F02B61/00—Adaptations of engines for driving vehicles or for driving propellers; Combinations of engines with gearing
- F02B61/04—Adaptations of engines for driving vehicles or for driving propellers; Combinations of engines with gearing for driving propellers
- F02B61/045—Adaptations of engines for driving vehicles or for driving propellers; Combinations of engines with gearing for driving propellers for marine engines
Landscapes
- Control Of Throttle Valves Provided In The Intake System Or In The Exhaust System (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 この発明は、締付が容易で、然も小さな締付
力で最適な大きさの摩擦力を発生させることができるよ
うにしている。 【構成】 船外機に取付られたハンドル本体13と、こ
のハンドル本体に回動自在に配設されたスロットルグリ
ップ14とを有する船外機の操舵ハンドルにおいて、ハ
ンドル本体の外周にハンドル軸心10a方向へスライド
可能に配設されたフリクションカラー20と、ハンドル
本体の外周に螺装されて、フリクションカラーをスロッ
トルグリップへ押圧可能とするリングナット23と、を
有するものである。
力で最適な大きさの摩擦力を発生させることができるよ
うにしている。 【構成】 船外機に取付られたハンドル本体13と、こ
のハンドル本体に回動自在に配設されたスロットルグリ
ップ14とを有する船外機の操舵ハンドルにおいて、ハ
ンドル本体の外周にハンドル軸心10a方向へスライド
可能に配設されたフリクションカラー20と、ハンドル
本体の外周に螺装されて、フリクションカラーをスロッ
トルグリップへ押圧可能とするリングナット23と、を
有するものである。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、スロットルグリップ
の開度を一定に保持するための船外機操舵ハンドルにお
けるスロットルグリップフリクション装置。
の開度を一定に保持するための船外機操舵ハンドルにお
けるスロットルグリップフリクション装置。
【0002】
【従来の技術】船外機の操舵ハンドルは、船外機本体に
取付けられた操舵ハンドル本体と、このハンドル本体に
ハンドル軸芯回りに回転自在に配設されたスロットルグ
リップとを有し、このスロットルグリップを介してスロ
ットルバルブの開度を調整するよう構成されている。
取付けられた操舵ハンドル本体と、このハンドル本体に
ハンドル軸芯回りに回転自在に配設されたスロットルグ
リップとを有し、このスロットルグリップを介してスロ
ットルバルブの開度を調整するよう構成されている。
【0003】このような操舵ハンドルにはスロットルグ
リップフリクション装置が備えられて、船体は一定速度
で航走できるように、スロットルグリップの回転方向に
意図的に抵抗を与え、スロットルバルブの開度を一定に
保持するようにしたものがある。
リップフリクション装置が備えられて、船体は一定速度
で航走できるように、スロットルグリップの回転方向に
意図的に抵抗を与え、スロットルバルブの開度を一定に
保持するようにしたものがある。
【0004】スロットルグリップフリクション装置の第
1従来例には、ハンドル本体内に収容されてスロットル
グリップにより回転されるスロットルシャフトを、断面
U字形状のフリクションピースが挟み、このフリクショ
ンピースの両端部をスクリューの締付により閉じて、ス
ロットルシャフトに抵抗を与え摩擦を発生させるように
したものがある。
1従来例には、ハンドル本体内に収容されてスロットル
グリップにより回転されるスロットルシャフトを、断面
U字形状のフリクションピースが挟み、このフリクショ
ンピースの両端部をスクリューの締付により閉じて、ス
ロットルシャフトに抵抗を与え摩擦を発生させるように
したものがある。
【0005】また、スロットルグリップフリクション装
置の第2従来例には、スロットルグリップの外周をフリ
クションバンドで挟み、このフリクションバンドの両端
部をスクリューの締付により閉じて、スロットルグリッ
プに抵抗を与え摩擦を発生させるようにしたものがあ
る。
置の第2従来例には、スロットルグリップの外周をフリ
クションバンドで挟み、このフリクションバンドの両端
部をスクリューの締付により閉じて、スロットルグリッ
プに抵抗を与え摩擦を発生させるようにしたものがあ
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記第1従
来例では、スロットルシャフトは小径であるため、この
スロットルシャフトとフリクションピースとの接触面積
が小さく、このため、フリクションピースが変形するま
で締付けないと最適な摩擦力を発生できない場合があ
る。この結果、樹脂性のフリクションピースがへたり易
く、更にスクリューの締付力が過大となってしまう虞れ
がある。
来例では、スロットルシャフトは小径であるため、この
スロットルシャフトとフリクションピースとの接触面積
が小さく、このため、フリクションピースが変形するま
で締付けないと最適な摩擦力を発生できない場合があ
る。この結果、樹脂性のフリクションピースがへたり易
く、更にスクリューの締付力が過大となってしまう虞れ
がある。
【0007】また、上記第2従来例では、スロットルグ
リップが大径であるため、このスロットルグリップとフ
リクションバンドとの接触面積が大きく、両者間に発生
する摩擦力も大きいが、スクリューが小径で、このスク
リューに過大な締付け力を作用しまければならない。
リップが大径であるため、このスロットルグリップとフ
リクションバンドとの接触面積が大きく、両者間に発生
する摩擦力も大きいが、スクリューが小径で、このスク
リューに過大な締付け力を作用しまければならない。
【0008】この発明は、上述の事情を考慮してなされ
たものであり、締付が容易で、然も小さな締付け力で最
適な摩擦力を発生することができる船外機操舵ハンドル
のスロットルグリップフリクション装置を提供すること
を目的とする。
たものであり、締付が容易で、然も小さな締付け力で最
適な摩擦力を発生することができる船外機操舵ハンドル
のスロットルグリップフリクション装置を提供すること
を目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】この発明は、船外機本体
に取付けられて上記船外機本体を操舵可能とするハンド
ル本体と、このハンドル本体にハンドル軸心周りに回転
自在に配設されたスロットルグリップとを有し、上記ス
ロットルグリップの回転操作によりスロットルケーブル
を介してスロットルバルブの開度を調整するよう構成さ
れた船外機の操舵ハンドルにおいて、上記ハンドル本体
及び上記スロットルグリップのいずれか一方の外周に上
記ハンドル軸心方向へスライド可能に配設されたフリク
ション部材と、上記ハンドル本体及び上記スロットルグ
リップの上記フリクション部材が配設された側のいずれ
か一方の外周に螺装されて、上記ハンドル本体及び上記
スロットルグリップのいずれか他方へ上記フリクション
部材を押圧可能とする作動部材と、を有するものであ
る。
に取付けられて上記船外機本体を操舵可能とするハンド
ル本体と、このハンドル本体にハンドル軸心周りに回転
自在に配設されたスロットルグリップとを有し、上記ス
ロットルグリップの回転操作によりスロットルケーブル
を介してスロットルバルブの開度を調整するよう構成さ
れた船外機の操舵ハンドルにおいて、上記ハンドル本体
及び上記スロットルグリップのいずれか一方の外周に上
記ハンドル軸心方向へスライド可能に配設されたフリク
ション部材と、上記ハンドル本体及び上記スロットルグ
リップの上記フリクション部材が配設された側のいずれ
か一方の外周に螺装されて、上記ハンドル本体及び上記
スロットルグリップのいずれか他方へ上記フリクション
部材を押圧可能とする作動部材と、を有するものであ
る。
【0010】
【作用】従って、この発明に係る船外機操舵ハンドルの
スロットルグリップフリクション装置によれば、フリク
ション部材がハンドル本体及びスロットルグリップのい
ずれか一方の外周に配設されたので、フリクション部材
が大径となり、ハンドル本体及びハンドルグリップのい
ずれか他方と上記フリクション部材との接触面積が増加
して、これら両者間に生じる摩擦力が増大する。然も、
作動部材もハンドル本体及びハンドルグリップのいずれ
か一方の外周に螺装されたので、この作動部材も大径に
形成される。これらのことから、作動部材の締付操作が
容易になり、しかも作動部材に小さな操作力を作用させ
ることにより、フリクション部材に最適な大きさの摩擦
力を発生させることができる。
スロットルグリップフリクション装置によれば、フリク
ション部材がハンドル本体及びスロットルグリップのい
ずれか一方の外周に配設されたので、フリクション部材
が大径となり、ハンドル本体及びハンドルグリップのい
ずれか他方と上記フリクション部材との接触面積が増加
して、これら両者間に生じる摩擦力が増大する。然も、
作動部材もハンドル本体及びハンドルグリップのいずれ
か一方の外周に螺装されたので、この作動部材も大径に
形成される。これらのことから、作動部材の締付操作が
容易になり、しかも作動部材に小さな操作力を作用させ
ることにより、フリクション部材に最適な大きさの摩擦
力を発生させることができる。
【0011】
【実施例】以下、この発明の実施例を図面に基づいて説
明する。図1(A)は、この発明に係る船外機操舵ハン
ドルのスロットルグリップフリクション装置の一実施例
を示す断面図であり、図2は、図1(A)のスロットル
グリップフリクション装置が適用された船外機を示す全
体側面図である。
明する。図1(A)は、この発明に係る船外機操舵ハン
ドルのスロットルグリップフリクション装置の一実施例
を示す断面図であり、図2は、図1(A)のスロットル
グリップフリクション装置が適用された船外機を示す全
体側面図である。
【0012】図2に示すように、船外機1は、プロペラ
2を備えた推進ユニット3と、この推進ユニット3上に
設置されたエンジン4と、スイベルブラケット5及びク
ランプブラケット6と、を有して構成される。エンジン
4はカウリング7にて覆われ、これらエンジン4、カウ
リング7及び推進ユニット3が船外機本体1Aを構成す
る。
2を備えた推進ユニット3と、この推進ユニット3上に
設置されたエンジン4と、スイベルブラケット5及びク
ランプブラケット6と、を有して構成される。エンジン
4はカウリング7にて覆われ、これらエンジン4、カウ
リング7及び推進ユニット3が船外機本体1Aを構成す
る。
【0013】推進ユニット3は、スイベルブラケット5
に水平方向に操舵可能に軸支され、このスイベルブラケ
ット5は、クランプブラケット6にチルト軸8を介して
鉛直方向に傾動可能に軸支される。船外機1は、クラン
プブラケット6にて船体9に取付可能に構成され、エン
ジン4の出力をプロペラ2へ伝え、船体9を前進、停
止、後進可能としている。
に水平方向に操舵可能に軸支され、このスイベルブラケ
ット5は、クランプブラケット6にチルト軸8を介して
鉛直方向に傾動可能に軸支される。船外機1は、クラン
プブラケット6にて船体9に取付可能に構成され、エン
ジン4の出力をプロペラ2へ伝え、船体9を前進、停
止、後進可能としている。
【0014】上記推進ユニット3に操舵ハンドル10が
取付けられて、推進ユニット3が水平方向に操舵され
る。この操舵ハンドル10は、図3に示すように、推進
ユニット3に固定された固定ハンドル部10Aと、この
固定ハンドル部10Aに対し鉛直方向(図3における紙
面に垂直方向)に折り畳み可能に固定ハンドル部10A
に軸支された可動ハンドル部10Bと、を有する。
取付けられて、推進ユニット3が水平方向に操舵され
る。この操舵ハンドル10は、図3に示すように、推進
ユニット3に固定された固定ハンドル部10Aと、この
固定ハンドル部10Aに対し鉛直方向(図3における紙
面に垂直方向)に折り畳み可能に固定ハンドル部10A
に軸支された可動ハンドル部10Bと、を有する。
【0015】固定ハンドル部10Aにシフトレバー11
が設置される。このシフトレバー11には、船外機本体
1Aから延出されたシフト機構のシフトロッド12が連
結されて、シフトレバー11の操作によりシフト機構が
作動され、前後進いずれかへシフトされる。
が設置される。このシフトレバー11には、船外機本体
1Aから延出されたシフト機構のシフトロッド12が連
結されて、シフトレバー11の操作によりシフト機構が
作動され、前後進いずれかへシフトされる。
【0016】可動ハンドル部10Bは、図1(A)にも
示すように、ハンドル本体13の先端外周にスロットル
グリップ14が、操舵ハンドル10のハンドル軸心10
a周りに回転自在に嵌装され、また、ハンドル本体13
内にスロットルシャフト15が収容されたものである。
スロットルグリップ14の外周面及び先端面は、ゴムあ
るいは樹脂製のグリップラバー16によって覆われて保
護される。
示すように、ハンドル本体13の先端外周にスロットル
グリップ14が、操舵ハンドル10のハンドル軸心10
a周りに回転自在に嵌装され、また、ハンドル本体13
内にスロットルシャフト15が収容されたものである。
スロットルグリップ14の外周面及び先端面は、ゴムあ
るいは樹脂製のグリップラバー16によって覆われて保
護される。
【0017】上記スロットルシャフト15は、その軸芯
をハンドル軸心10aに一致させて配設され、このハン
ドル軸心10a周りに回転自在に配設される。このスロ
ットルシャフト15の先端部はスクリュー17を用いて
スロットルグリップ14に固定され、スロットルシャフ
ト15の基端部にプーリ18(図3)が固着される。こ
のプーリ18に、船外機本体1A内に配設された図示し
ないキャブレターのスロットルバルブ(図示せず)の開
度を調整するスロットルケーブル19が係止される。従
って、スロットルグリップ14をハンドル軸心10a周
りに回転させることにより、スロットルシャフト15が
同様に回転し、これによりスロットルケーブル19が操
作されて、スロットルバルブの開度が調整される。
をハンドル軸心10aに一致させて配設され、このハン
ドル軸心10a周りに回転自在に配設される。このスロ
ットルシャフト15の先端部はスクリュー17を用いて
スロットルグリップ14に固定され、スロットルシャフ
ト15の基端部にプーリ18(図3)が固着される。こ
のプーリ18に、船外機本体1A内に配設された図示し
ないキャブレターのスロットルバルブ(図示せず)の開
度を調整するスロットルケーブル19が係止される。従
って、スロットルグリップ14をハンドル軸心10a周
りに回転させることにより、スロットルシャフト15が
同様に回転し、これによりスロットルケーブル19が操
作されて、スロットルバルブの開度が調整される。
【0018】さて、図1(A)に示すように、スロット
ルグリップ14の基端部外周にフリクション部材として
のフリクションカラー20が設置される。このフリクシ
ョンカラー20は、図1(B)に示すようにリング形状
であり、平面部21を備える。この平面部21を、スロ
ットルグリップ14の面取部22に係合させることによ
り、フリクションカラー20は、スロットルグリップ1
4と回転一体に構成されるとともに、ハンドル軸心10
a方向にスライド可能に設けられる。
ルグリップ14の基端部外周にフリクション部材として
のフリクションカラー20が設置される。このフリクシ
ョンカラー20は、図1(B)に示すようにリング形状
であり、平面部21を備える。この平面部21を、スロ
ットルグリップ14の面取部22に係合させることによ
り、フリクションカラー20は、スロットルグリップ1
4と回転一体に構成されるとともに、ハンドル軸心10
a方向にスライド可能に設けられる。
【0019】更に、スロットルグリップ14の基端部に
は、フリクションカラー20に隣接しスロットルグリッ
プ14の先端部側に、作動部材としてのリングナット2
3が螺装される。このリングナット23の締付によりフ
リクションカラー20がスライドして、フリクションカ
ラー20の摺接面20Aがハンドル本体13の段部24
に圧接され、これら摺接面20A及び段部24間に摩擦
力が発生する。この摩擦力によって、スロットルグリッ
プ14のハンドル軸心10a周りの回転が規制され、ス
ロットルバルブの開度が一定に保持される。
は、フリクションカラー20に隣接しスロットルグリッ
プ14の先端部側に、作動部材としてのリングナット2
3が螺装される。このリングナット23の締付によりフ
リクションカラー20がスライドして、フリクションカ
ラー20の摺接面20Aがハンドル本体13の段部24
に圧接され、これら摺接面20A及び段部24間に摩擦
力が発生する。この摩擦力によって、スロットルグリッ
プ14のハンドル軸心10a周りの回転が規制され、ス
ロットルバルブの開度が一定に保持される。
【0020】上記実施例によれば、フリクションカラー
20がスロットルグリップ14の外周に配設されるので
大径に形成される。このため、このフリクションカラー
20の摺接面20Aがハンドル本体13の段部24に接
触する接触面積が増加して、これら両者間に生ずる摩擦
力を増大させることができる。然も、リングナット23
もスロットルグリップ14の外周に配設されるので大径
に形成される。これらのことから、リングナット23の
締付操作が容易で、且つリングナット23に小さな回転
力(締付力)を付与することにより、フリクションカラ
ー20及びハンドル本体13間に最適な大きさの摩擦力
を発生させることができ、スロットルバルブの開度を容
易に一定保持できる。
20がスロットルグリップ14の外周に配設されるので
大径に形成される。このため、このフリクションカラー
20の摺接面20Aがハンドル本体13の段部24に接
触する接触面積が増加して、これら両者間に生ずる摩擦
力を増大させることができる。然も、リングナット23
もスロットルグリップ14の外周に配設されるので大径
に形成される。これらのことから、リングナット23の
締付操作が容易で、且つリングナット23に小さな回転
力(締付力)を付与することにより、フリクションカラ
ー20及びハンドル本体13間に最適な大きさの摩擦力
を発生させることができ、スロットルバルブの開度を容
易に一定保持できる。
【0021】また、フリクションカラー20が大径で摺
接面20Aとハンドル本体13の段部24との接触面積
が大きいので、これらの摺接面20A及び段部24間に
最適な大きさの摩擦力を発生することが容易であり、こ
のため、フリクションカラー20が変形する程度までリ
ングナット23を締付ける必要がない。このため、フリ
クションカラー20の変形を防止できるとともに、この
変形により再度リングナット23を締付ける必要もなく
操作の確実性が向上する。
接面20Aとハンドル本体13の段部24との接触面積
が大きいので、これらの摺接面20A及び段部24間に
最適な大きさの摩擦力を発生することが容易であり、こ
のため、フリクションカラー20が変形する程度までリ
ングナット23を締付ける必要がない。このため、フリ
クションカラー20の変形を防止できるとともに、この
変形により再度リングナット23を締付ける必要もなく
操作の確実性が向上する。
【0022】更に、上記フリクションカラー20及びリ
ングナット23は、運転者が把持するスロットルグリッ
プ14に設置されたので、そのまま手をスライドさせれ
ばリングナット23を締付け操作でき、操作性が向上す
る。
ングナット23は、運転者が把持するスロットルグリッ
プ14に設置されたので、そのまま手をスライドさせれ
ばリングナット23を締付け操作でき、操作性が向上す
る。
【0023】図4(A)は、この発明に係る船外機操舵
ハンドルのスロットルグリップフリクション装置の他の
実施例を示す断面図である。この他の実施例において、
前記一実施例と同様な部分は、同一の符号を付すことに
より説明を省略する。
ハンドルのスロットルグリップフリクション装置の他の
実施例を示す断面図である。この他の実施例において、
前記一実施例と同様な部分は、同一の符号を付すことに
より説明を省略する。
【0024】この他の実施例では、フリクションカラー
20は、ハンドル本体30の第1段部31に、ハンドル
軸心10aの方向にスライド可能に嵌装され、またリン
グナット23はハンドル本体30の第2段部32に螺装
される。リングナット23の締付によって、フリクショ
ンカラー20の摺接面20Aがスロットルグリップ33
の基端面34に圧接可能に設けられる。そして、これら
摺接面20A及び基端面34間に発生した最適な摩擦力
により、スロットルバルブの開度が一定に保持される。
20は、ハンドル本体30の第1段部31に、ハンドル
軸心10aの方向にスライド可能に嵌装され、またリン
グナット23はハンドル本体30の第2段部32に螺装
される。リングナット23の締付によって、フリクショ
ンカラー20の摺接面20Aがスロットルグリップ33
の基端面34に圧接可能に設けられる。そして、これら
摺接面20A及び基端面34間に発生した最適な摩擦力
により、スロットルバルブの開度が一定に保持される。
【0025】上記他の実施例によっても、フリクション
カラー20が大径に形成されたので、フリクションカラ
ー20の摺接面20Aとスロットルグリップ33の基端
面34との接触面積が増大して、両者の間に発生する摩
擦力が大きくなり、且つリングナット23が大径に形成
されているので、リングナット23の締付操作が容易で
あり、更にリングナット23に小さな締付力を作用する
ことによってフリクションカラー20に最適な大きさの
摩擦力を発生させることができる。その他、前記一実施
例と同様な効果を奏する。
カラー20が大径に形成されたので、フリクションカラ
ー20の摺接面20Aとスロットルグリップ33の基端
面34との接触面積が増大して、両者の間に発生する摩
擦力が大きくなり、且つリングナット23が大径に形成
されているので、リングナット23の締付操作が容易で
あり、更にリングナット23に小さな締付力を作用する
ことによってフリクションカラー20に最適な大きさの
摩擦力を発生させることができる。その他、前記一実施
例と同様な効果を奏する。
【0026】
【発明の効果】以上のように、この発明に係る船外機操
舵ハンドルのスロットルグリップフリクション装置によ
れば、締付が容易で、然も小さな締付力で最適な大きさ
の摩擦力を発生させることができる。
舵ハンドルのスロットルグリップフリクション装置によ
れば、締付が容易で、然も小さな締付力で最適な大きさ
の摩擦力を発生させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1(A)はこの発明に係る船外機操舵ハンド
ルのスロットルグリップフリクション装置の一実施例を
示す断面図であり、(B)は図1(A)の IB− IB線
に沿う断面図である。
ルのスロットルグリップフリクション装置の一実施例を
示す断面図であり、(B)は図1(A)の IB− IB線
に沿う断面図である。
【図2】図1(A)のスロットルグリップフリクション
装置が適用された船外機を示す全体側面図。
装置が適用された船外機を示す全体側面図。
【図3】図2の操舵ハンドルを拡大して示す平面図。
【図4】(A)はこの発明に係る船外機操舵ハンドルの
スロットルグリップフリクション装置の他の実施例を示
す断面図であり、(B)は図4(A)におけるIVB-IV
B線に沿う断面図である。
スロットルグリップフリクション装置の他の実施例を示
す断面図であり、(B)は図4(A)におけるIVB-IV
B線に沿う断面図である。
1 船外機 1A 船外機本体 10 操舵ハンドル 10a ハンドル軸心 13 ハンドル本体 14 スロットルグリップ 15 スロットルシャフト 19 スロットルケーブル 20 フリクションカラー 20A 摺接面 23 リングナット 24 段部
Claims (1)
- 【請求項1】 船外機本体に取付けられて上記船外機本
体を操舵可能とするハンドル本体と、このハンドル本体
にハンドル軸心周りに回転自在に配設されたスロットル
グリップとを有し、上記スロットルグリップの回転操作
によりスロットルケーブルを介してスロットルバルブの
開度を調整するよう構成された船外機の操舵ハンドルに
おいて、 上記ハンドル本体及び上記スロットルグリップのいずれ
か一方の外周に上記ハンドル軸心方向へスライド可能に
配設されたフリクション部材と、 上記ハンドル本体及び上記スロットルグリップの上記フ
リクション部材が配設された側のいずれか一方の外周に
螺装されて、上記ハンドル本体及び上記スロットルグリ
ップのいずれか他方へ上記フリクション部材を押圧可能
とする作動部材と、を有することを特徴とする船外機操
舵ハンドルのスロットルグリップフリクション装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31558792A JPH06144379A (ja) | 1992-11-02 | 1992-11-02 | 船外機操舵ハンドルのスロットルグリップフリクション装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31558792A JPH06144379A (ja) | 1992-11-02 | 1992-11-02 | 船外機操舵ハンドルのスロットルグリップフリクション装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06144379A true JPH06144379A (ja) | 1994-05-24 |
Family
ID=18067154
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP31558792A Withdrawn JPH06144379A (ja) | 1992-11-02 | 1992-11-02 | 船外機操舵ハンドルのスロットルグリップフリクション装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06144379A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP0659939A1 (en) * | 1993-12-24 | 1995-06-28 | Swintex Limited | Preformed fully adhesive cone sleeve |
US6491555B2 (en) | 2000-08-25 | 2002-12-10 | Honda Giken Kogyo Kabushiki Kaisha | Throttle grip position maintaining device in outboard engine system |
-
1992
- 1992-11-02 JP JP31558792A patent/JPH06144379A/ja not_active Withdrawn
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP0659939A1 (en) * | 1993-12-24 | 1995-06-28 | Swintex Limited | Preformed fully adhesive cone sleeve |
US6491555B2 (en) | 2000-08-25 | 2002-12-10 | Honda Giken Kogyo Kabushiki Kaisha | Throttle grip position maintaining device in outboard engine system |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20000104 |