JPH0613919Y2 - セグメントの二次覆工構造 - Google Patents
セグメントの二次覆工構造Info
- Publication number
- JPH0613919Y2 JPH0613919Y2 JP1988063677U JP6367788U JPH0613919Y2 JP H0613919 Y2 JPH0613919 Y2 JP H0613919Y2 JP 1988063677 U JP1988063677 U JP 1988063677U JP 6367788 U JP6367788 U JP 6367788U JP H0613919 Y2 JPH0613919 Y2 JP H0613919Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- collar
- segment
- resin pipe
- pipe
- frp
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Sewage (AREA)
- Rigid Pipes And Flexible Pipes (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案はトンネル覆工用セグメント内に二次覆工を施し
たセグメントの二次覆工構造に関する。
たセグメントの二次覆工構造に関する。
従来の技術 第5図に示すように、地中に埋設されるトンネル覆工用
のコンクリート製あるいは鋼製のセグメント11は、その
内周面をコンクリート12により二次覆工され、水路用な
どに使用されている。
のコンクリート製あるいは鋼製のセグメント11は、その
内周面をコンクリート12により二次覆工され、水路用な
どに使用されている。
考案が解決しようとする課題 しかし、上記従来のコンクリート12により二次覆工され
たセグメント11は、コンクリート12にクラックが発生し
やすく、断面に発生したクラックから漏水することによ
り下水処理場への流入水量が増大しているという問題点
が生じている。
たセグメント11は、コンクリート12にクラックが発生し
やすく、断面に発生したクラックから漏水することによ
り下水処理場への流入水量が増大しているという問題点
が生じている。
本考案は上記問題点を解決して、クラックの発生もな
く、耐久性に優れたセグメントの二次覆工構造を提供す
ることを目的とする。
く、耐久性に優れたセグメントの二次覆工構造を提供す
ることを目的とする。
課題を解決するための手段 上記問題点を解決するために本考案は、セグメント内に
樹脂管を内嵌し、前記樹脂管の接続部における一方の樹
脂管の端部に、他方の樹脂管側に突出するカラーをカラ
ー固定用ゴム環を介して外嵌固定し、このカラーとセグ
メントの間に周方向一定間隔おきにキャンバーブロック
を介在させ、前記カラーの先端部内周面に、先端部がカ
ラーの先端に軸心方向おいて係合するとともに、内周面
に設けた突条部が内方に向けて突出する水密用ゴムを固
着し、前記カラー内に他方の樹脂管の端部を嵌入して前
記水密用ゴムの突条部を圧縮し、前記セグメントと樹脂
管との間にグラウト材を介在させた構成としたものであ
る。
樹脂管を内嵌し、前記樹脂管の接続部における一方の樹
脂管の端部に、他方の樹脂管側に突出するカラーをカラ
ー固定用ゴム環を介して外嵌固定し、このカラーとセグ
メントの間に周方向一定間隔おきにキャンバーブロック
を介在させ、前記カラーの先端部内周面に、先端部がカ
ラーの先端に軸心方向おいて係合するとともに、内周面
に設けた突条部が内方に向けて突出する水密用ゴムを固
着し、前記カラー内に他方の樹脂管の端部を嵌入して前
記水密用ゴムの突条部を圧縮し、前記セグメントと樹脂
管との間にグラウト材を介在させた構成としたものであ
る。
作用 上記構成において、二次覆工材として樹脂管を使用した
ので、樹脂管内面が平滑で流体の摩擦抵抗が小さいた
め、同一流量であれば従来の摩擦抵抗の大きいコンクリ
ートに比べて口径を小さくでき、その結果セグメント外
径すなわちシールド径を小さくでき、また耐腐食性、耐
摩耗性に優れ、耐久性が向上できる。さらに、樹脂管の
接続部において、一方の樹脂管に固定したカラーと他方
の樹脂管との間に水密用ゴムを、その突条部を圧縮して
介在させて樹脂管同志を接続したので、接続部の可撓性
により地震等で生じる変形を吸収できるとともに止水を
確実に行え、樹脂管の接続部における止水性および耐震
性を向上できる。
ので、樹脂管内面が平滑で流体の摩擦抵抗が小さいた
め、同一流量であれば従来の摩擦抵抗の大きいコンクリ
ートに比べて口径を小さくでき、その結果セグメント外
径すなわちシールド径を小さくでき、また耐腐食性、耐
摩耗性に優れ、耐久性が向上できる。さらに、樹脂管の
接続部において、一方の樹脂管に固定したカラーと他方
の樹脂管との間に水密用ゴムを、その突条部を圧縮して
介在させて樹脂管同志を接続したので、接続部の可撓性
により地震等で生じる変形を吸収できるとともに止水を
確実に行え、樹脂管の接続部における止水性および耐震
性を向上できる。
実施例 以下本考案の一実施例を第1図〜第4図に基づいて説明
する。
する。
第2図に示すように、たとえばシールド工法により覆工
されたセグメント1内には繊維強化樹脂管(以下、FR
P管と称する。)3がグラウト材2を介して同心状に配
置される。このFRP管3は複数本が接続されており、
この接続部は、第1図に示すように、一方のFRP管3
Aの端部に、他方のFRP管3B側に突出する筒状のカ
ラー4をカラー固定用ゴム環5を介して固定し、このカ
ラー4の先端部内周面に水密用ゴム6を固着し、カラー
4内に他方のFRP管3Bの端部を嵌入して水密用ゴム
6を圧縮し、カラー4とFRP管3Bとの間を水密化す
るように構成される。そして、カラー4の先端側とセグ
メント1との間には第4図に示すように、周方向一定間
隔ごとに木製などのキャンバーブロック7を介在させ
て、カラー4をセグメント1と同心状になるように位置
規制している。前記水密用ゴム6は、第3図に示すよう
に、先端部6aがカラー4の先端に固着されるととも
に、筒部6bから内方に突出する前後2本の突条部6c
が形成され、他方のFRP管3Bの端部をカラー4内に
嵌入すると、突条部6cが筒部6b側に折り曲げられて
圧縮され、かつ先端部6aによりカラー4の奥部に押し
込まれるのを防止し、カラー4とFRP管3Bとの間を
確実に、しかも可撓性を有して水密化している。この接
続部はカラー固定用ゴム環5により可撓性がさらに向上
されて、地震等による衝撃や変形を吸収し、止水性およ
び耐震性を大幅に向上させている。
されたセグメント1内には繊維強化樹脂管(以下、FR
P管と称する。)3がグラウト材2を介して同心状に配
置される。このFRP管3は複数本が接続されており、
この接続部は、第1図に示すように、一方のFRP管3
Aの端部に、他方のFRP管3B側に突出する筒状のカ
ラー4をカラー固定用ゴム環5を介して固定し、このカ
ラー4の先端部内周面に水密用ゴム6を固着し、カラー
4内に他方のFRP管3Bの端部を嵌入して水密用ゴム
6を圧縮し、カラー4とFRP管3Bとの間を水密化す
るように構成される。そして、カラー4の先端側とセグ
メント1との間には第4図に示すように、周方向一定間
隔ごとに木製などのキャンバーブロック7を介在させ
て、カラー4をセグメント1と同心状になるように位置
規制している。前記水密用ゴム6は、第3図に示すよう
に、先端部6aがカラー4の先端に固着されるととも
に、筒部6bから内方に突出する前後2本の突条部6c
が形成され、他方のFRP管3Bの端部をカラー4内に
嵌入すると、突条部6cが筒部6b側に折り曲げられて
圧縮され、かつ先端部6aによりカラー4の奥部に押し
込まれるのを防止し、カラー4とFRP管3Bとの間を
確実に、しかも可撓性を有して水密化している。この接
続部はカラー固定用ゴム環5により可撓性がさらに向上
されて、地震等による衝撃や変形を吸収し、止水性およ
び耐震性を大幅に向上させている。
このFRP管3の覆工方法は、まずセグメント1内に一
定間隔をあけてカラー4が取付けられたFRP管3Aを
挿入し、カラー4をキャンバーブロック7によりセグメ
ント1に固定する。次に接続するFRP管3Bをセグメ
ント1内に挿入して端部をカラー4内に嵌入し、水密用
ゴム6圧縮して接続部の水密化をはかり、端部同志を連
結する。このように順次FRP管3を接続した後、FR
P管3とセグメント1との間にグラウト材2を注入充填
してFRP管3を固定する。
定間隔をあけてカラー4が取付けられたFRP管3Aを
挿入し、カラー4をキャンバーブロック7によりセグメ
ント1に固定する。次に接続するFRP管3Bをセグメ
ント1内に挿入して端部をカラー4内に嵌入し、水密用
ゴム6圧縮して接続部の水密化をはかり、端部同志を連
結する。このように順次FRP管3を接続した後、FR
P管3とセグメント1との間にグラウト材2を注入充填
してFRP管3を固定する。
このように、セグメント1にFRP管3を二次覆工材と
して使用することにより下記の効果がある。
して使用することにより下記の効果がある。
FRP管3は内面が平滑で粗度係数が小さい(n=0.
010)ため摩擦抵抗が小さく一定の流量であれば、二次
覆工材に粗度係数の大きいコンクリートを使用するのに
比べて管の口径を小さくすることができ、したがってセ
グメント外径すなわちシールド径を小さくできる。
010)ため摩擦抵抗が小さく一定の流量であれば、二次
覆工材に粗度係数の大きいコンクリートを使用するのに
比べて管の口径を小さくすることができ、したがってセ
グメント外径すなわちシールド径を小さくできる。
FRP管は耐腐食性、耐摩耗性に優れており、管路の
耐久性を向上できる。
耐久性を向上できる。
さらに、FRP管の接続部において、カラー4がカラー
固定用ゴム環5を介して一方のFRP管3Aに固定され
るとともに、カラー4と他方のFRP管3Bとの間には
止水用ゴム6が圧縮されて介在されるので、可撓性が生
じ、止水性および耐震性に大幅に向上できる。
固定用ゴム環5を介して一方のFRP管3Aに固定され
るとともに、カラー4と他方のFRP管3Bとの間には
止水用ゴム6が圧縮されて介在されるので、可撓性が生
じ、止水性および耐震性に大幅に向上できる。
考案の効果 以上に述べたごとく本考案によれば、二次覆工材として
樹脂管を使用したので、内面が平滑であり流体の摩擦抵
抗も少なく、同一流量であれば、従来の内面が荒く摩擦
抵抗が大きいコンクリートにより二次覆工されたのに比
べて口径を小さくすることができ、セグメント外径(シ
ールド径)も小さくてもよく、また耐腐食性、耐摩耗性
に優れ耐久性を向上させることができる。さらに、樹脂
管の接続部のカラーと樹脂管の間に水密用ゴムを圧縮し
て介在させたので、接続部に可撓性が生じ、止水性およ
び耐震性を大幅に向上させることができ、従来のように
クラックが容易に発生することもない。
樹脂管を使用したので、内面が平滑であり流体の摩擦抵
抗も少なく、同一流量であれば、従来の内面が荒く摩擦
抵抗が大きいコンクリートにより二次覆工されたのに比
べて口径を小さくすることができ、セグメント外径(シ
ールド径)も小さくてもよく、また耐腐食性、耐摩耗性
に優れ耐久性を向上させることができる。さらに、樹脂
管の接続部のカラーと樹脂管の間に水密用ゴムを圧縮し
て介在させたので、接続部に可撓性が生じ、止水性およ
び耐震性を大幅に向上させることができ、従来のように
クラックが容易に発生することもない。
第1図〜第4図は本考案の一実施例を示し、第1図はF
RP管接続部の拡大縦断面図、第2図はセグメントの縦
断面図、第3図はカラーの拡大縦断面図、第4図はFR
P管接続部の横断面図、第5図は従来のセグメントを示
す横断面図である。 1……セグメント、2……グラウト材、3……繊維強化
樹脂管(FRP管)、3A……一方のFRP管、3B…
…他方のFRP管、4……カラー、5……カラー固定用
ゴム環、6……水密用ゴム、7……キャンバーブロッ
ク。
RP管接続部の拡大縦断面図、第2図はセグメントの縦
断面図、第3図はカラーの拡大縦断面図、第4図はFR
P管接続部の横断面図、第5図は従来のセグメントを示
す横断面図である。 1……セグメント、2……グラウト材、3……繊維強化
樹脂管(FRP管)、3A……一方のFRP管、3B…
…他方のFRP管、4……カラー、5……カラー固定用
ゴム環、6……水密用ゴム、7……キャンバーブロッ
ク。
Claims (1)
- 【請求項1】セグメント内に樹脂管を内嵌し、前記樹脂
管の接続部における一方の樹脂管の端部に、他方の樹脂
管側に突出するカラーをカラー固定用ゴム環を介して外
嵌固定し、このカラーとセグメントの間に周方向一定間
隔おきにキャンバーブロックを介在させ、前記カラーの
先端部内周面に、先端部がカラーの先端に軸心方向おい
て係合するとともに、内周面に設けた突条部が内方に向
けて突出する水密用ゴムを固着し、前記カラー内に他方
の樹脂管の端部を嵌入して前記水密用ゴムの突条部を圧
縮し、前記セグメントと樹脂管との間にグラウト材を介
在させたことを特徴とするセグメントの二次覆工構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1988063677U JPH0613919Y2 (ja) | 1988-05-13 | 1988-05-13 | セグメントの二次覆工構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1988063677U JPH0613919Y2 (ja) | 1988-05-13 | 1988-05-13 | セグメントの二次覆工構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH01167492U JPH01167492U (ja) | 1989-11-24 |
JPH0613919Y2 true JPH0613919Y2 (ja) | 1994-04-13 |
Family
ID=31289170
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1988063677U Expired - Lifetime JPH0613919Y2 (ja) | 1988-05-13 | 1988-05-13 | セグメントの二次覆工構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0613919Y2 (ja) |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS55127190U (ja) * | 1979-03-05 | 1980-09-08 | ||
JPS6235088U (ja) * | 1985-08-19 | 1987-03-02 |
-
1988
- 1988-05-13 JP JP1988063677U patent/JPH0613919Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH01167492U (ja) | 1989-11-24 |
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