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JPH0613659A - 発光ダイオードの輝度調整装置 - Google Patents

発光ダイオードの輝度調整装置

Info

Publication number
JPH0613659A
JPH0613659A JP13995292A JP13995292A JPH0613659A JP H0613659 A JPH0613659 A JP H0613659A JP 13995292 A JP13995292 A JP 13995292A JP 13995292 A JP13995292 A JP 13995292A JP H0613659 A JPH0613659 A JP H0613659A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
circuit
light emitting
emitting diode
signal
output
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP13995292A
Other languages
English (en)
Inventor
Kan Teranishi
貫 寺西
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Takiron Co Ltd
Original Assignee
Takiron Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Takiron Co Ltd filed Critical Takiron Co Ltd
Priority to JP13995292A priority Critical patent/JPH0613659A/ja
Publication of JPH0613659A publication Critical patent/JPH0613659A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 基準信号となるのこぎり波波形の信号を出力
する基準信号発生回路となるのこぎり波発生回路5と、
調整可能な信号レベルを出力する抵抗分圧回路6と、こ
の信号レベルに基づき、のこぎり波波形の信号を2値化
して点灯制御パルスを出力する比較器7とを備えた。 【効果】 ダイナミック駆動のデューティ比や駆動周波
数にかかわりなく、また、スタティック駆動方式の任意
の点灯データ等に対して、常に一定範囲で発光ダイオー
ドの輝度を調整することができるようになるという効果
を奏する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば、ダイナミック
駆動方式に適した発光ダイオードの輝度調整装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来の発光ダイオードの輝度調整装置を
図7に示す。
【0003】発光ダイオード1の点灯回路は、電源−接
地間に、この発光ダイオード1と駆動素子2と電流制限
抵抗3とを直列に接続することにより構成されている。
そして、この点灯回路の駆動素子2を単安定マルチバイ
ブレータ(ワンショットマルチ)からなるパルス幅制御
回路4の出力信号によってON/OFF制御することに
より発光ダイオード1の輝度が調整されるようになって
いる。即ち、図8に示すように、パルス幅制御回路4に
トリガ信号が繰り返し入力されると、パルス幅制御回路
4は、外付けされた抵抗RとコンデンサCとによるRC
回路の時定数に応じたパルス幅Pの点灯制御パルスをト
リガ信号と同じ周期で出力することになる。すると、こ
の点灯制御パルスがHレベルの間、点灯回路の駆動素子
2がONとなり、発光ダイオード1が点灯する。従っ
て、パルス幅制御回路4に外付けされたRC回路の時定
数を変更すれば、このパルス幅制御回路4が出力するパ
ルスのパルス幅Pが変化し、トリガ信号と同じ周期でH
/Lレベルが切り換わる点灯制御パルスのデューティ比
が変わるので、発光ダイオード1の輝度が調整できるこ
とになる。
【0004】また、発光ダイオード1の点灯回路を多数
設けておき、上記輝度調整装置が出力する点灯制御パル
スを任意の点灯データでマスク(論理積演算)して駆動
素子2に送るようにすれば、スタティック駆動方式にお
ける輝度調整に利用することができる。さらに、各点灯
回路に別の駆動素子を直列に接続し、この駆動素子を走
査によってON/OFFさせるようにすれば、ダイナミ
ック駆動方式における輝度調整にも利用することができ
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記従来の
輝度調整装置は、パルス幅制御回路4が出力するパルス
幅P、即ち、絶対的な発光ダイオード1の点灯時間によ
って輝度の調整を行っていたので、トリガ信号の周期を
変更しても、このパルス幅P自体は変わることがなかっ
た。従って、例えばトリガ信号がある周期で入力されて
いる場合に、パルス幅制御回路4に外付けされたRC回
路の時定数を変更することにより輝度を0パーセントか
ら100パーセントまで調整可能であったとしても、こ
のトリガ信号の周期を変更した場合には、輝度の調整範
囲が制限されたり、僅かな時定数の変更ですぐに0パー
セントから100パーセントまで輝度が変化して微調整
が困難になるという問題が生じることになる。そして、
特にダイナミック駆動方式においては、走査行数を変え
てこのダイナミック駆動のデューティ比を変更したり、
走査の駆動周波数を変更すると、パルス幅制御回路4に
外付けされたCR回路自体も取り替えなければ発光ダイ
オードの輝度を適切に調整できなくなり、駆動回路の汎
用性が損なわれるという問題が発生していた。
【0006】本発明は、上記事情に鑑み、一定周期の点
灯制御パルスのデューティ比を制御することにより、常
に一定の範囲で発光ダイオードの輝度を調整することが
できる輝度調整装置を提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明は、発光ダイオードの点灯回路に設けられた
駆動素子をON/OFFすることにより発光ダイオード
の点灯制御を行う点灯制御パルスのパルス幅を調整する
輝度調整装置において、信号レベルが所定範囲で変化す
る信号波形の信号を周期的に出力する基準信号発生回路
と、所定範囲内で調整可能な信号レベルを出力する参照
電圧発生回路と、この参照電圧発生回路が出力する信号
レベルに基づき、基準信号発生回路の出力信号を2値化
して点灯制御パルスを出力する比較回路とを備えたこと
を特徴としている。
【0008】
【作用】上記構成により、比較回路は、基準信号発生回
路が出力する基準となりうる信号を2値化することによ
り、この基準信号波形の信号と同じ周期を有する方形波
の点灯制御パルスを出力する。そして、この点灯制御パ
ルスのデューティ比は、参照電圧発生回路で設定した信
号レベルに対応して変化する。
【0009】上記点灯制御パルスは、発光ダイオードの
点灯回路における駆動素子に送られ、これによって発光
ダイオードの点灯/消灯が制御される。ただし、発光ダ
イオードを用いた表示装置等の場合には、例えば点灯デ
ータが点灯を指示する期間のみ基準信号発生回路が基準
信号波を発生させるようにして点灯制御パルスの出力自
体を制限したり、又はこの点灯制御パルスを点灯データ
でマスクして駆動素子に送ることにより、点灯データに
応じて発光ダイオードの点灯/消灯を制御することにな
る。
【0010】ここで、発光ダイオードをダイナミック駆
動方式により駆動する場合には、特定の発光ダイオード
が点灯可能となる期間は、ダイナミック駆動のデューテ
ィ比(例えば16行を走査する場合は16分の1)によ
って制限される。そして、この点灯可能な期間内に上記
基準信号発生回路が基準信号波形の信号を少なくとも1
周期以上出力させるようにすれば、参照電圧発生回路で
設定された信号レベルに応じてこの発光ダイオードの輝
度を調整することができる。しかも、この点灯可能な期
間内に基準信号波形の信号を少なくとも1周期以上出力
し得る範囲内であれば、ダイナミック駆動のデューティ
比や駆動周波数を変更した場合であっても、参照電圧発
生回路での所定範囲内の信号レベルの調整は全て有効と
なる。即ち、参照電圧発生回路の調整範囲が基準信号波
形の信号レベルの全範囲をカバーする場合には、ダイナ
ミック駆動のデューティ比や駆動周波数が変更されたと
しても、発光ダイオードの輝度を常に0パーセントから
100パーセントまでの範囲で同様に調整できるように
なる。なお、1回の点灯可能な期間内に出力される点灯
制御パルスのパルス数を多くすれば、発光ダイオードの
輝度の調整も滑らかになるので、基準信号発生回路が出
力する基準信号波形の信号の周期は、発光ダイオードの
点灯が追従可能な限りできるだけ短い(周波数が高い)
方がよい。また、このように1回の点灯可能な期間内の
点灯制御パルスのパルス数を多くしておけば、この点灯
可能な期間をダイナミック駆動の本来のデューティ比に
よる期間よりも制限することにより発光ダイオードの表
示全体の明るさを調整するような機能にもそのまま対応
することができる。
【0011】この結果、本発明の輝度調整装置によれ
ば、RC回路の時定数の調整により絶対的な点灯時間を
制御するのではなく、一定周期の点灯制御パルスのデュ
ーティ比を制御するので、ダイナミック駆動のデューテ
ィ比や駆動周波数を変更した場合にも、常に一定の範囲
で発光ダイオードの輝度を相対的に調整することができ
るようになる。
【0012】なお、本発明の輝度調整装置をスタティッ
ク駆動方式の表示装置にも利用することができることは
明らかである。
【0013】
【実施例】以下、図面を参照しながら、本発明の実施例
を詳述する。
【0014】図1乃至図3は本発明の一実施例を示すも
のであって、図1は発光ダイオードの輝度調整装置の回
路ブロック図、図2は図1の輝度調整装置の動作を示す
タイミングチャート、図3は発光ダイオードの明るさ調
整機能を付加した場合の輝度調整装置の動作を示すタイ
ミングチャートである。なお、上記図7に示した従来例
と同様の機能を有する構成部材には同じ番号を付記す
る。
【0015】本実施例は、1個の点灯回路の点灯を輝度
調整装置が制御する場合について説明する。
【0016】この点灯回路は、電源−接地間に発光ダイ
オード1と駆動素子2と電流制限抵抗3とを直列に接続
することにより構成されている。駆動素子2は、バイポ
ーラトランジスタやFET(電界効果トランジスタ)等
からなるスイッチング素子である。また、電流制限抵抗
3は、発光ダイオード1に流れる電流を制限するための
抵抗である。なお、本発明の輝度調整装置は、主にこの
ような発光ダイオード1の点灯回路が多数設けられたス
タティック駆動方式の表示装置等に利用される。
【0017】この輝度調整装置では、基準信号発生回路
としてのこぎり波発生回路5と抵抗分圧回路6と比較器
7とで構成されている。基準信号発生回路5は、発振器
8の発振出力に基づき、信号レベルが所定範囲で周期的
に単調減少するのこぎり波波形の信号を出力する回路で
ある。このようなのこぎり波波形の信号を出力する回路
は、ミラー積分器等によって容易に実現することができ
る。また、この基準信号発生回路5は、同期信号がHレ
ベルの場合にのみのこぎり波波形の信号を出力するよう
になっている。抵抗分圧回路6は、電源−接地間に可変
抵抗器を接続し、可変抵抗端子より分圧電圧を出力する
ようにした回路であり、可変抵抗器の抵抗値を変化させ
ることにより分圧電圧出力の信号レベルを任意に設定す
ることができる。比較器7は、オペアンプ(演算増幅
器)等からなり、基準信号発生回路5の出力信号レベル
と抵抗分圧回路6の出力信号レベルとを比較して、基準
信号発生回路5の出力信号レベルの方が高い場合にのみ
Hレベルとなる点灯制御パルスを出力する回路である。
そして、この比較器7から出力される点灯制御パルスが
上記点灯回路の駆動素子2に送られるようになってい
る。この駆動素子2は、点灯制御パルスがHレベルの場
合にのみONとなる。
【0018】上記構成の輝度調整装置の動作を図2に基
づいて説明する。
【0019】同期信号が一定の期間Hレベルに維持され
ると、その間に基準信号発生回路5からのこぎり波波形
の信号が連続して複数出力される。ここで、抵抗分圧回
路6の設定が図示Aのように低い信号レベルであったと
すると、のこぎり波波形の信号がこの信号レベルまで低
下するのに時間を要するため、点灯制御パルス(A)は
デューティ比の大きいパルス信号となる。また、抵抗分
圧回路6の設定が図示Bのように高い信号レベルであっ
たとすると、のこぎり波波形の信号が短時間にこの信号
レベルまで低下するため、点灯制御パルス(B)は、デ
ューティ比の小さいパルス信号となる。従って、点灯回
路の駆動素子2がこの点灯制御パルスによってON/O
FFを制御されると、発光ダイオード1の輝度が抵抗分
圧回路6の出力信号レベルに応じて変化することにな
り、この抵抗分圧回路6の設定によって調整を行うこと
ができるようになる。しかも、抵抗分圧回路6で設定可
能な信号レベルが基準信号発生回路5から出力されるの
こぎり波波形の信号レベルの全範囲をカバーするなら
ば、発光ダイオード1の輝度を0パーセントから100
パーセントまで任意に調整可能となる。また、この際、
同期信号のデューティ比や周波数が変化したとしても、
この同期信号のHレベルの間に少なくとも1周期以上の
のこぎり波波形の信号が出力されるならば、同様に発光
ダイオード1の輝度を0パーセントから100パーセン
トまで任意に調整することができる。
【0020】この結果、本実施例の輝度調整装置によれ
ば、同期信号のデューティ比や周波数に依存することな
く、抵抗分圧回路6での信号レベルの設定により輝度調
整が可能となる。尚、この実施例では基準信号発生回路
が出力する信号波形としてのこぎり波の例を示したが、
この信号波形としては三角波や正弦波であっても同様で
あることは云うまでもない
【0021】また、図3に示すように、同期信号に同期
し、この同期信号がHレベルとなる期間内で任意の期間
だけHレベルとなるブライト調整信号を設けた場合、こ
のブライト調整信号によって点灯制御パルスをマスクし
てから点灯回路の駆動素子2に送るようにすれば、これ
によって輝度調整とは独立に発光ダイオード1の表示の
明るさ調整を行うことができる。このブライト調整信号
を用いれば、特に複数の発光ダイオード1の輝度を発光
色ごとに個別に調整するようにした場合に、これら全て
の発光ダイオード1の明るさを一括して調整することが
できるようになる。
【0022】なお、上記実施例は、同期信号を点灯デー
タと考えれば、そのままスタティック駆動方式に利用す
ることができる。ただし、各点灯回路ごとに輝度調整装
置を設ける必要はないので、通常のスタティック駆動方
式では、1個又は発光ダイオード1の発光色ごとに設け
られた輝度調整装置から出力される点灯制御パルスを各
点灯回路のそれぞれの点灯データでマスクするように構
成する。
【0023】図4、図5及び図6は本発明の他の実施例
を示すものであって、図4はLEDパネル11の内部結
線図、図5はドットマトリクス構成のLEDパネル11
のダイナミック駆動方式による発光ダイオード表示装置
のブロック図、図6は図5の発光ダイオード表示装置の
動作を示すタイミングチャートである。
【0024】本実施例は、ドットマトリクス構成のLE
Dパネルをダイナミック駆動方式によって駆動する発光
ダイオード表示装置について説明する。この発光ダイオ
ード表示装置は、16×16ドット構成のLEDパネル
を複数桁並べて文字や数字等を表示するようにした表示
装置であり、図5では1個のLEDパネル11の駆動回
路のみを示している。この場合、点灯データ(R及び
G)、シフト信号、ラッチ信号、リセット信号の各信号
は、外部のコントローラ(不図示)により送出されて点
灯制御されるものであり、このとき、LEDパネルを複
数桁分並べて構成する場合、点灯データは各桁分のシフ
トレジスタを介してカスケードに接続される。
【0025】LEDパネル11は、各ドットにそれぞれ
赤色(R)と緑色(G)の2色の発光ダイオードが配置
されている。その内部結線は図4に示す如く16×16
ドットで、X軸ライン−Y軸ラインのマトリクスによる
ダイナミック点灯回路を構成している。そして、この2
色の発光ダイオードの各点灯データは、外部からシリア
ルに送られ、それぞれシフト信号に基づきシフトレジス
タ12,13で順次シフトされるようになっている。
【0026】上記シフトレジスタ12,13は、それぞ
れLEDパネルの桁数に対応した16ビットのシフトレ
ジスタである。これらのシフトレジスタ12,13にセ
ットされた点灯データは、ラッチ信号によってそれぞれ
16ビットパラレルにラッチ回路14,15に転送され
るようになっている。また、ラッチ回路14,15の1
6ビットの出力は、それぞれ駆動回路16,17に接続
されている。各駆動回路16,17は、前記図1に示し
た駆動素子2を構成するトランジスタを16個配置した
トランジスタアレイからなり、これらの16本の出力が
それぞれ電流制限抵抗18,19を介してLEDパネル
11における赤色と緑色のセグメント側入力(各Y軸ラ
イン)に接続されている。
【0027】LEDパネル11のコモン側入力(各X軸
ライン)には、走査カウンタ20の16ビットの出力が
駆動回路21を介して接続されている。走査カウンタ2
0は、上記ラッチ信号によってカウントを行い、このカ
ウント値をデコードして出力する回路である。また、こ
の走査カウンタ20は、リセット信号によってカウント
値がリセットされるようになっている。
【0028】上記発光ダイオード表示装置には、赤色と
緑色の発光ダイオードの輝度をそれぞれ別個に調整する
ための輝度調整回路22が設けられている。この輝度調
整回路22には、抵抗分圧回路23が接続されている。
抵抗分圧回路23は、赤色と緑色の発光ダイオードの輝
度を調整するための2個の可変抵抗器をそれぞれ電源−
接地間に接続した回路であり、輝度調整回路22にそれ
ぞれの可変抵抗器による分圧電圧の信号レベルを入力す
るようになっている。輝度調整回路22は、上記図1に
おける基準信号発生回路5と発振器8と2組の比較器7
とを備えた回路であり、赤色と緑色の発光ダイオードの
点灯を制御するための点灯制御パルスをそれぞれイネー
ブル信号として上記ラッチ回路14,15に送るように
なっている。そして、これらのラッチ回路14,15で
は、輝度調整回路22からの点灯制御パルスがHレベル
の場合にのみ、ラッチした点灯データを駆動回路16,
17に出力することになる。
【0029】尚、この場合も基準信号発生回路が出力す
る信号波形としてのこぎり波のかわりに三角波や正弦波
などであっても良いことは云うまでもない。
【0030】上記構成の発光ダイオード表示装置の動作
を図6に基づいて説明する。
【0031】シリアルに送られて来た赤色と緑色の点灯
データは、それぞれシフト信号に従ってシフトレジスタ
12,13により順次シフトされる。そして、LEDパ
ネル11がN桁あるとすると、N×16個ずつの点灯デ
ータが各桁のシフトレジスタ12,13にそれぞれセッ
トされるとラッチ信号が発せられて、これらの点灯デー
タが一斉にラッチ回路14,15に転送される。また、
走査カウンタ20は、このラッチ信号によってカウント
を行い、LEDパネル11のコモン側を順に走査する。
従って、ラッチ回路14,15にラッチされた点灯デー
タは、LEDパネル11における走査行の各発光ダイオ
ードに送られ1行分の表示が行われる。
【0032】このようにして1行分の表示が行われてい
る間には、次の点灯データがシフトレジスタ12,13
によって順次シフトされる。そして、これらが再びラッ
チ回路14,15にラッチされると、LEDパネル11
における次の行の表示が行われ、これの繰り返しにより
16行全ての表示が行われる。また、16行全ての表示
が完了すると、リセット信号が発せられて走査カウンタ
20のカウント値がリセットされるので、再び最初の状
態に戻り、以降これを繰り返すことによりダイナミック
駆動方式の表示が行われる。
【0033】上記表示動作において、ラッチ回路14,
15にラッチされた第1行目の点灯データの特定のビッ
トが赤色及び緑色共に点灯を指示するHレベルであった
とする。輝度調整回路22では、のこぎり波波形の信号
が順次出力され、この信号レベルと抵抗分圧回路23が
出力する赤色と緑色用に設定された信号レベルとを比較
することにより、それぞれ点灯制御パルスをラッチ回路
14,15のイネーブル信号として出力する。従って、
これらのラッチ回路14,15からは、ラッチされた赤
色と緑色の点灯データによってそれぞれの色の点灯制御
パルスをマスクした信号が出力され、これによってLE
Dパネル11の各発光ダイオードの発光時の輝度をその
発光色ごと調整することができる。
【0034】ここで、LEDパネル11のコモン側の行
数が変更されてダイナミック駆動のデューティ比のみが
変更されたとすると、1行分の表示期間が変わる。ま
た、ダイナミック駆動の駆動周波数が変更された場合に
も、1行分の表示期間が変わる。しかし、本実施例で
は、この1行分の表示期間内に多数個のパルスが出力さ
れる点灯制御パルスのデューティ比によって輝度を調整
するので、ダイナミック駆動のデューティ比が極端に小
さくなったり駆動周波数が極端に高くならない限り、抵
抗分圧回路23での設定により常に同じ調整範囲で輝度
の調整を行うことができる。
【0035】この結果、本実施例によれば、発光ダイオ
ードをダイナミック駆動方式によって駆動する場合に、
このダイナミック駆動のデューティ比や駆動周波数を変
更したとしても、常に一定の範囲で相対的に発光ダイオ
ードの輝度を調整することができるようになる。
【0036】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
の輝度調整装置は、点灯可能な期間内若しくは点灯デー
タが点灯を指示する期間内、又はこれらの期間を明るさ
調整等のために制限した期間内等に発せられる一定周期
の点灯制御パルスのデューティ比を制御するので、ダイ
ナミック駆動のデューティ比や駆動周波数にかかわりな
く、また、スタティック駆動方式の任意の点灯データ等
に対して、常に一定範囲で相対的に発光ダイオードの輝
度を調整することができるようになるという効果を奏す
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示すものであって、発光ダ
イオードの輝度調整装置の回路ブロック図である。
【図2】本発明の一実施例を示すものであって、図1の
輝度調整装置の動作を示すタイミングチャートである。
【図3】本発明の一実施例を示すものであって、発光ダ
イオードの明るさ調整機能を付加した場合の輝度調整装
置の動作を示すタイミングチャートである。
【図4】本発明の実施例に使用されるLEDパネルの内
部結線図である。
【図5】本発明の他の実施例を示すものであって、ダイ
ナミック駆動方式による発光ダイオード表示装置のブロ
ック図である。
【図6】本発明の一実施例を示すものであって、図5の
発光ダイオード表示装置の動作を示すタイミングチャー
トである。
【図7】従来例を示すものであって、発光ダイオードの
輝度調整装置の回路ブロック図である。
【図8】従来例を示すものであって、図7の輝度調整装
置の動作を示すタイミングチャートである。
【符号の説明】
1 発光ダイオード 2 駆動素子 5 基準信号発生回路 6 抵抗分圧回路 7 比較器 22 輝度調整回路 23 抵抗分圧回路

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】発光ダイオードの点灯回路に設けられた駆
    動素子をON/OFFすることにより発光ダイオードの
    点灯制御を行う点灯制御パルスのパルス幅を調整する輝
    度調整装置において、 信号レベルが所定範囲で変化する信号波形の信号を周期
    的に出力する基準信号発生回路と、 所定範囲内で調整可能な信号レベルを出力する参照電圧
    発生回路と、 この参照電圧発生回路が出力する信号レベルに基づき、
    基準信号発生回路の出力信号を2値化して点灯制御パル
    スを出力する比較回路とを備えたことを特徴とする発光
    ダイオードの輝度調整装置。
JP13995292A 1992-04-30 1992-04-30 発光ダイオードの輝度調整装置 Pending JPH0613659A (ja)

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