JPH06131756A - データ記録再生装置 - Google Patents
データ記録再生装置Info
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- JPH06131756A JPH06131756A JP4277373A JP27737392A JPH06131756A JP H06131756 A JPH06131756 A JP H06131756A JP 4277373 A JP4277373 A JP 4277373A JP 27737392 A JP27737392 A JP 27737392A JP H06131756 A JPH06131756 A JP H06131756A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- recording
- signal
- magnetic tape
- phase
- control signal
- Prior art date
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- Pending
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Classifications
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- G—PHYSICS
- G11—INFORMATION STORAGE
- G11B—INFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
- G11B15/00—Driving, starting or stopping record carriers of filamentary or web form; Driving both such record carriers and heads; Guiding such record carriers or containers therefor; Control thereof; Control of operating function
- G11B15/18—Driving; Starting; Stopping; Arrangements for control or regulation thereof
- G11B15/46—Controlling, regulating, or indicating speed
- G11B15/467—Controlling, regulating, or indicating speed in arrangements for recording or reproducing wherein both record carriers and heads are driven
- G11B15/4673—Controlling, regulating, or indicating speed in arrangements for recording or reproducing wherein both record carriers and heads are driven by controlling the speed of the tape while the head is rotating
- G11B15/4675—Controlling, regulating, or indicating speed in arrangements for recording or reproducing wherein both record carriers and heads are driven by controlling the speed of the tape while the head is rotating with provision for information tracking
-
- G—PHYSICS
- G11—INFORMATION STORAGE
- G11B—INFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
- G11B15/00—Driving, starting or stopping record carriers of filamentary or web form; Driving both such record carriers and heads; Guiding such record carriers or containers therefor; Control thereof; Control of operating function
- G11B15/02—Control of operating function, e.g. switching from recording to reproducing
- G11B15/05—Control of operating function, e.g. switching from recording to reproducing by sensing features present on or derived from record carrier or container
- G11B15/087—Control of operating function, e.g. switching from recording to reproducing by sensing features present on or derived from record carrier or container by sensing recorded signals
-
- G—PHYSICS
- G11—INFORMATION STORAGE
- G11B—INFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
- G11B15/00—Driving, starting or stopping record carriers of filamentary or web form; Driving both such record carriers and heads; Guiding such record carriers or containers therefor; Control thereof; Control of operating function
- G11B15/18—Driving; Starting; Stopping; Arrangements for control or regulation thereof
- G11B15/46—Controlling, regulating, or indicating speed
- G11B15/52—Controlling, regulating, or indicating speed by using signals recorded on, or derived from, record carrier
Landscapes
- Adjustment Of The Magnetic Head Position Track Following On Tapes (AREA)
- Signal Processing For Digital Recording And Reproducing (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 トラッキング調整を不要として、再生開始か
ら最適なトラッキング状態が得られるようにする。 【構成】 X値精度メモリ26に、この装置によるトラ
ッキング信号の記録位置とこれに対する情報トラックの
記録開始位置との距離の規定の値からの誤差を示すX値
誤差が格納されている。記録時には、遅延回路17で基
準信号発生器16からの基準信号REFがこのX値誤差
に応じて位相シフトされ、コントロール信号発生器15
はこれに位相同期したコントロール信号を発生して、コ
ントロールヘッド5により、磁気テープ1に記録させ
る。再生時には、コントロールヘッド5によって再生さ
れたコントロール信号と遅延回路17の出力信号がキャ
プスタン位相制御回路11に供給されてキャプスタン位
相制御信号が生成され、これによってキャプスタンモー
タ3が回転位相制御される。
ら最適なトラッキング状態が得られるようにする。 【構成】 X値精度メモリ26に、この装置によるトラ
ッキング信号の記録位置とこれに対する情報トラックの
記録開始位置との距離の規定の値からの誤差を示すX値
誤差が格納されている。記録時には、遅延回路17で基
準信号発生器16からの基準信号REFがこのX値誤差
に応じて位相シフトされ、コントロール信号発生器15
はこれに位相同期したコントロール信号を発生して、コ
ントロールヘッド5により、磁気テープ1に記録させ
る。再生時には、コントロールヘッド5によって再生さ
れたコントロール信号と遅延回路17の出力信号がキャ
プスタン位相制御回路11に供給されてキャプスタン位
相制御信号が生成され、これによってキャプスタンモー
タ3が回転位相制御される。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ヘリカルスキャン方式
のデータ記録再生装置に係り、特に、コントロール信号
を用いたトラッキング制御に関する。
のデータ記録再生装置に係り、特に、コントロール信号
を用いたトラッキング制御に関する。
【0002】
【従来の技術】ヘリカルスキャン方式のデータ記録再生
装置では、磁気テープ上のビデオ信号の記録トラック
(以下、情報トラックという)と再生用磁気ヘッドの走
査軌跡との間にずれ(即ち、トラッキングエラー)があ
ると、品質の良好な再生信号が得られなくなるため、ト
ラッキングエラーをなくすようにトラッキング制御を施
す必要がある。
装置では、磁気テープ上のビデオ信号の記録トラック
(以下、情報トラックという)と再生用磁気ヘッドの走
査軌跡との間にずれ(即ち、トラッキングエラー)があ
ると、品質の良好な再生信号が得られなくなるため、ト
ラッキングエラーをなくすようにトラッキング制御を施
す必要がある。
【0003】例えば、従来のヘリカルスキャン方式のデ
ータ記録再生装置においては、磁気テープ上に、情報ト
ラックに対応して、磁気テープの長手方向にコントロー
ル信号を記録し、再生時、固定したコントロールヘッド
でこれを再生し、この再生されたコントロール信号の位
相変動からトラッキングエラーを検出して磁気テープを
定速走行せしめるためのキャプスタンモータの回転位相
制御を施す、いわゆるキャプスタンサーボによるトラッ
キング制御が行なわれていた。
ータ記録再生装置においては、磁気テープ上に、情報ト
ラックに対応して、磁気テープの長手方向にコントロー
ル信号を記録し、再生時、固定したコントロールヘッド
でこれを再生し、この再生されたコントロール信号の位
相変動からトラッキングエラーを検出して磁気テープを
定速走行せしめるためのキャプスタンモータの回転位相
制御を施す、いわゆるキャプスタンサーボによるトラッ
キング制御が行なわれていた。
【0004】しかし、磁気テープの長手方向に記録され
るコントロール信号は、ビデオ信号を記録再生する回転
磁気ヘッドとは別体のコントロールヘッドで記録するた
め、磁気テープ上でのコントロール信号の記録位置と情
報トラックの位置との関係のずれにより、ビデオ信号の
最適なる再生が不可能となることがあった。その1つの
理由は、コントロールヘッドと回転磁気ヘッドとの取付
け位置関係がデータ記録再生装置毎に多少差があること
であり、このため、コントロール信号の記録位置とこれ
に対応する情報トラックの記録開始位置との間の距離
(以下、X値という)がデータ記録再生装置毎に多少異
なってしまい、別のデータ記録再生装置で記録がなされ
た磁気テープを再生する場合には、トラッキングエラー
が増加して最適なる再生が不可能となることがあった。
るコントロール信号は、ビデオ信号を記録再生する回転
磁気ヘッドとは別体のコントロールヘッドで記録するた
め、磁気テープ上でのコントロール信号の記録位置と情
報トラックの位置との関係のずれにより、ビデオ信号の
最適なる再生が不可能となることがあった。その1つの
理由は、コントロールヘッドと回転磁気ヘッドとの取付
け位置関係がデータ記録再生装置毎に多少差があること
であり、このため、コントロール信号の記録位置とこれ
に対応する情報トラックの記録開始位置との間の距離
(以下、X値という)がデータ記録再生装置毎に多少異
なってしまい、別のデータ記録再生装置で記録がなされ
た磁気テープを再生する場合には、トラッキングエラー
が増加して最適なる再生が不可能となることがあった。
【0005】そこで、従来では、このようなトラッキン
グエラーを限りなく低減させるために、再生する側のデ
ータ記録再生装置でトラッキング調整を行なうことによ
り、キャプスタンの位相制御タイミングを変更し、コン
トロール信号と情報トラックとの記録位置関係のずれを
補正していた。また、他のトラッキング調整方法として
は、再生ビデオ信号のレベルが最大になるように自動ト
ラッキング調整も知られている。
グエラーを限りなく低減させるために、再生する側のデ
ータ記録再生装置でトラッキング調整を行なうことによ
り、キャプスタンの位相制御タイミングを変更し、コン
トロール信号と情報トラックとの記録位置関係のずれを
補正していた。また、他のトラッキング調整方法として
は、再生ビデオ信号のレベルが最大になるように自動ト
ラッキング調整も知られている。
【0006】さらに他の例としては、回転磁気ヘッドを
バイモルフ板等に取り付け、このバイモルフ板等によっ
て回転磁気ヘッドに微小振動を与えながら、再生ビデオ
信号が最大のレベルで得られるように、回転再生磁気ヘ
ッドを位置制御するようにしたウォブリング手法による
自動トラッキング制御が知られている。
バイモルフ板等に取り付け、このバイモルフ板等によっ
て回転磁気ヘッドに微小振動を与えながら、再生ビデオ
信号が最大のレベルで得られるように、回転再生磁気ヘ
ッドを位置制御するようにしたウォブリング手法による
自動トラッキング制御が知られている。
【0007】以上述べたこの種の技術としては、例えば
特開昭57−198566号公報に開示されているよう
な例がある。
特開昭57−198566号公報に開示されているよう
な例がある。
【0008】しかし、ここに開示されている技術は、回
転磁気ヘッドを特殊(マルチトラック化)な使用の場合
に限定され、非常に高価なものとなる。また、ウォブリ
ング手法による自動トラッキング制御は、コスト高はも
ちろんのこと、駆動アクチュエータ、制御部品等の寿
命、実装規模が大きくなる等に問題があるし、また、調
整完了までに長い時間を必要とし、再生の応答性が低下
することになる。
転磁気ヘッドを特殊(マルチトラック化)な使用の場合
に限定され、非常に高価なものとなる。また、ウォブリ
ング手法による自動トラッキング制御は、コスト高はも
ちろんのこと、駆動アクチュエータ、制御部品等の寿
命、実装規模が大きくなる等に問題があるし、また、調
整完了までに長い時間を必要とし、再生の応答性が低下
することになる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかるに、かかる従来
の技術では、トラッキングエラー量を回転磁気ヘッドか
ら得られる再生信号レベルによって検出し、その検出出
力をキャプスタン位相サーボ系へ帰還してトラッキング
制御を再生中常時行なっているが、このようなトラッキ
ング制御によって最良のトラッキング状態を得るために
は、最低限でも数秒程度の時間を必要とする。従って、
情報信号の再生開始から最適なトラッキング状態で情報
信号を再生するためには、再生開始から自動トラッキン
グ制御を開始させ、最良のトラッキング状態になった
ら、そのときのトラッキングエラー情報を保持して巻き
戻しをし、再びこの保持されたトラッキングエラー情報
を用いて最初から情報信号の再生を行なうか、あるいは
情報信号の記録領域の開始直前にトラッキング制御だけ
を行なうためのトラッキング調整領域を設けることが必
要となり、データアクセスの高速性に関して問題となっ
ていた。
の技術では、トラッキングエラー量を回転磁気ヘッドか
ら得られる再生信号レベルによって検出し、その検出出
力をキャプスタン位相サーボ系へ帰還してトラッキング
制御を再生中常時行なっているが、このようなトラッキ
ング制御によって最良のトラッキング状態を得るために
は、最低限でも数秒程度の時間を必要とする。従って、
情報信号の再生開始から最適なトラッキング状態で情報
信号を再生するためには、再生開始から自動トラッキン
グ制御を開始させ、最良のトラッキング状態になった
ら、そのときのトラッキングエラー情報を保持して巻き
戻しをし、再びこの保持されたトラッキングエラー情報
を用いて最初から情報信号の再生を行なうか、あるいは
情報信号の記録領域の開始直前にトラッキング制御だけ
を行なうためのトラッキング調整領域を設けることが必
要となり、データアクセスの高速性に関して問題となっ
ていた。
【0010】また、ウォブリング手法による自動トラッ
キング制御では、コスト高はもちろんのこと、駆動アク
チュエータ、制御部品等の大型の装置が必要となり、実
装規模が大きくなることや寿命などの点で問題がある
し、また、調整完了までに長い時間を必要とし、再生の
応答性が低下することになる。しかも、装置の規模も大
掛かりなものとなるので、コストの面やメンテナンス,
信頼性等の面でも問題がある。
キング制御では、コスト高はもちろんのこと、駆動アク
チュエータ、制御部品等の大型の装置が必要となり、実
装規模が大きくなることや寿命などの点で問題がある
し、また、調整完了までに長い時間を必要とし、再生の
応答性が低下することになる。しかも、装置の規模も大
掛かりなものとなるので、コストの面やメンテナンス,
信頼性等の面でも問題がある。
【0011】さらに、従来のコントロール信号を用いた
ヘリカルスキャン方式のデータ記録再生装置では、記録
機毎に、磁気テープに記録されるコントロール信号の記
録位置とこれに対応する情報トラックの記録開始位置と
の間の距離が異なっており、このため、複数のことなる
データ記録再生装置で記録がなされた磁気テープを再生
する場合、各データ記録再生装置の記録領域毎にトラッ
キング状態が異なることになり、最良のトラッキング状
態を得ることができなかった。
ヘリカルスキャン方式のデータ記録再生装置では、記録
機毎に、磁気テープに記録されるコントロール信号の記
録位置とこれに対応する情報トラックの記録開始位置と
の間の距離が異なっており、このため、複数のことなる
データ記録再生装置で記録がなされた磁気テープを再生
する場合、各データ記録再生装置の記録領域毎にトラッ
キング状態が異なることになり、最良のトラッキング状
態を得ることができなかった。
【0012】本発明の目的は、かかる問題を解消し、ト
ラッキング調整を不要として、最良のトラッキング状態
を再生の開始から得られるようにしたデータ記録再生装
置を提供することにある。
ラッキング調整を不要として、最良のトラッキング状態
を再生の開始から得られるようにしたデータ記録再生装
置を提供することにある。
【0013】また、本発明の他の目的は、トラッキング
調整を不要として、異なる記録機によって記録がなされ
た磁気テープ全体にわたって、最良のトラッキング状態
を得ることができるようにしたデータ記録再生装置を提
供することにある。
調整を不要として、異なる記録機によって記録がなされ
た磁気テープ全体にわたって、最良のトラッキング状態
を得ることができるようにしたデータ記録再生装置を提
供することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、磁気テープ上に情報信号とコントロール
信号とを記録したときの該コントロール信号の記録位置
とこれに対応する情報トラックの記録開始位置との間の
距離を表わすX値の規定値からの誤差であるX値誤差を
記憶するX値誤差記憶手段と、記録時コントロール信号
の位相を基準信号に対して該X値誤差に相当する分シフ
トし該位相シフトされたコントロール信号を該磁気テー
プへの記録コントロール信号とする手段と、再生時該基
準信号を該X値誤差に相当する分位相シフトする手段と
設け、再生時、位相シフトされた該基準信号と該磁気テ
ープからの再生コントロール信号とから、キャプスタン
位相制御信号を生成する。
に、本発明は、磁気テープ上に情報信号とコントロール
信号とを記録したときの該コントロール信号の記録位置
とこれに対応する情報トラックの記録開始位置との間の
距離を表わすX値の規定値からの誤差であるX値誤差を
記憶するX値誤差記憶手段と、記録時コントロール信号
の位相を基準信号に対して該X値誤差に相当する分シフ
トし該位相シフトされたコントロール信号を該磁気テー
プへの記録コントロール信号とする手段と、再生時該基
準信号を該X値誤差に相当する分位相シフトする手段と
設け、再生時、位相シフトされた該基準信号と該磁気テ
ープからの再生コントロール信号とから、キャプスタン
位相制御信号を生成する。
【0015】また、本発明は、磁気テープ上に情報信号
とコントロール信号とを記録したときの該コントロール
信号の記録位置とこれに対応する情報トラックの記録開
始位置との間の距離を表わすX値の予め規定される値か
らの誤差であるX値誤差を記憶するX値誤差記憶手段
と、該X値誤差記憶手段から該X値誤差を読み出しヘッ
ダー情報として磁気テープのヘッダー領域に記録する記
録手段と、記録時コントロール信号の位相を基準信号に
対して該X値誤差記憶手段に記憶されているX値誤差に
相当する分シフトし該位相シフトされたコントロール信
号を該磁気テープへの記録コントロール信号とする手段
と、情報信号の再生に先立って磁気テープのヘッダー領
域からヘッダー情報を再生するヘッダー情報再生手段
と、再生された該ヘッダー情報を記憶するヘッダー情報
記憶手段と、情報信号の再生時該ヘッダー情報記憶手段
に記録されている該ヘッダー情報のうちの該情報信号に
対応するX値誤差を読み出して該X値誤差記憶手段に記
憶されているX値誤差を補正する補正手段と、該基準信
号を該補正手段で補正されたX値誤差に相当する分位相
シフトする手段と設け、再生時、位相シフトされた該基
準信号と該磁気テープからの再生コントロール信号とか
ら、キャプスタン位相制御信号を生成する。
とコントロール信号とを記録したときの該コントロール
信号の記録位置とこれに対応する情報トラックの記録開
始位置との間の距離を表わすX値の予め規定される値か
らの誤差であるX値誤差を記憶するX値誤差記憶手段
と、該X値誤差記憶手段から該X値誤差を読み出しヘッ
ダー情報として磁気テープのヘッダー領域に記録する記
録手段と、記録時コントロール信号の位相を基準信号に
対して該X値誤差記憶手段に記憶されているX値誤差に
相当する分シフトし該位相シフトされたコントロール信
号を該磁気テープへの記録コントロール信号とする手段
と、情報信号の再生に先立って磁気テープのヘッダー領
域からヘッダー情報を再生するヘッダー情報再生手段
と、再生された該ヘッダー情報を記憶するヘッダー情報
記憶手段と、情報信号の再生時該ヘッダー情報記憶手段
に記録されている該ヘッダー情報のうちの該情報信号に
対応するX値誤差を読み出して該X値誤差記憶手段に記
憶されているX値誤差を補正する補正手段と、該基準信
号を該補正手段で補正されたX値誤差に相当する分位相
シフトする手段と設け、再生時、位相シフトされた該基
準信号と該磁気テープからの再生コントロール信号とか
ら、キャプスタン位相制御信号を生成する。
【0016】
【作用】通常、記録コントロール信号は基準信号に位相
同期して形成されるが、かかるコントロール信号を記録
した場合、コントロール信号の記録位置とこれに対応す
る情報トラックの記録開始位置との間の距離に、規定値
からの誤差が生ずる。そこで、本発明では、上記のよう
に、記録コントロール信号を基準信号に対して装置固有
のX値誤差分位相シフトしているため、上記の距離と規
定値に対する誤差がなくなる。いずれの磁気テープであ
れ、磁気テープにこのようにコントロール信号が記録さ
れた場合には、情報トラックの再生開始タイミングとコ
ントロール信号の再生タイミングとはX値誤差で決まる
一定の関係にあり、従って、この再生されたコントロー
ル信号とX値誤差分位相シフトされた上記基準信号とか
ら得られるキャプスタン位相制御信号でもってキヤプス
タンモータを位相制御することにより、いずれの磁気テ
ープに対しても、最良のトラッキング状態が得られるこ
とになる。
同期して形成されるが、かかるコントロール信号を記録
した場合、コントロール信号の記録位置とこれに対応す
る情報トラックの記録開始位置との間の距離に、規定値
からの誤差が生ずる。そこで、本発明では、上記のよう
に、記録コントロール信号を基準信号に対して装置固有
のX値誤差分位相シフトしているため、上記の距離と規
定値に対する誤差がなくなる。いずれの磁気テープであ
れ、磁気テープにこのようにコントロール信号が記録さ
れた場合には、情報トラックの再生開始タイミングとコ
ントロール信号の再生タイミングとはX値誤差で決まる
一定の関係にあり、従って、この再生されたコントロー
ル信号とX値誤差分位相シフトされた上記基準信号とか
ら得られるキャプスタン位相制御信号でもってキヤプス
タンモータを位相制御することにより、いずれの磁気テ
ープに対しても、最良のトラッキング状態が得られるこ
とになる。
【0017】また、本発明では、1つの磁気テープにX
値誤差が異なるデータ記録再生装置で記録がなされて
も、その磁気テープのヘッダー領域に夫々のデータ記録
再生装置のX値誤差が記録されることになるので、ある
領域の情報信号を再生する場合、この領域を記録したデ
ータ記録再生装置に対するX値誤差をヘッダー領域から
読み出し、これに応じて基準信号の位相をシフトして再
生コントロール信号戸からキャプスタン位相制御信号を
形成するようにすることにより、この磁気テープ全体に
わたって最良のトラッキング状態を得ることができる。
値誤差が異なるデータ記録再生装置で記録がなされて
も、その磁気テープのヘッダー領域に夫々のデータ記録
再生装置のX値誤差が記録されることになるので、ある
領域の情報信号を再生する場合、この領域を記録したデ
ータ記録再生装置に対するX値誤差をヘッダー領域から
読み出し、これに応じて基準信号の位相をシフトして再
生コントロール信号戸からキャプスタン位相制御信号を
形成するようにすることにより、この磁気テープ全体に
わたって最良のトラッキング状態を得ることができる。
【0018】
【実施例】まず、図2により、トラッキング制御につい
て説明する。磁気テープ1には、交互に走査する2個の
回転磁気ヘッドにより、斜め方向の情報トラック54が
順次形成されており、再生時には、回転磁気ヘッド53
がかかる情報トラック54を矢印55方向に忠実に走査
するように、トラッキング制御を行なわなければならな
い。
て説明する。磁気テープ1には、交互に走査する2個の
回転磁気ヘッドにより、斜め方向の情報トラック54が
順次形成されており、再生時には、回転磁気ヘッド53
がかかる情報トラック54を矢印55方向に忠実に走査
するように、トラッキング制御を行なわなければならな
い。
【0019】ところで、トラッキング制御を実現するた
めに、情報トラック54とは別に、磁気テープ1の下端
にその長手方向にコントロール信号を記録したコントロ
ールトラック28を形成し、これからコントロール信号
を再生してトラッキング制御に用いることが知られてい
る。ここで、トラッキング制御について説明するが、こ
の説明を簡単化するために、家庭用ビデオテープレコー
ダとしてのVHS方式のVTRのトラッキング制御を例
として説明する。
めに、情報トラック54とは別に、磁気テープ1の下端
にその長手方向にコントロール信号を記録したコントロ
ールトラック28を形成し、これからコントロール信号
を再生してトラッキング制御に用いることが知られてい
る。ここで、トラッキング制御について説明するが、こ
の説明を簡単化するために、家庭用ビデオテープレコー
ダとしてのVHS方式のVTRのトラッキング制御を例
として説明する。
【0020】互いに180度対向して2個の回転磁気ヘ
ッドを搭載した回転ドラムは、ビデオ信号のフレーム周
波数(30Hz)で回転駆動され、各々の回転磁気ヘッ
ドは1/2フレーム周期(60Hz)で1つの情報トラッ
ク54を形成する。また、コントロール信号はフレーム
周期で、かつ情報トラック54の記録開始時点に記録さ
れる。再生時には、回転ドラムの回転位相基準信号に同
期してコントロール信号が再生されるように、磁気テー
プの走行を制御することにより、回転磁気ヘッドが情報
トラックを忠実に走査することができる。
ッドを搭載した回転ドラムは、ビデオ信号のフレーム周
波数(30Hz)で回転駆動され、各々の回転磁気ヘッ
ドは1/2フレーム周期(60Hz)で1つの情報トラッ
ク54を形成する。また、コントロール信号はフレーム
周期で、かつ情報トラック54の記録開始時点に記録さ
れる。再生時には、回転ドラムの回転位相基準信号に同
期してコントロール信号が再生されるように、磁気テー
プの走行を制御することにより、回転磁気ヘッドが情報
トラックを忠実に走査することができる。
【0021】しかし、トラッキング制御の問題点とし
て、回転磁気ヘッド53とコントロールヘッド50との
取付け位置間の距離(即ち、X値)は、このX値に所定
の精度が許容されていることから、データ記録再生装置
毎に多少異なっている。これを図2によって説明する
と、図示するコントロールヘッド50はX値誤差が零の
場合(X値=L2)であり、図示するコントロールヘッ
ド51はX値に正の誤差(△X0)がある場合(X値=
L3)、図示するコントロールヘッド52はX値に負の
誤差(△X1)がある場合(X値=L1)である。ここ
で、コントロールヘッド52(X値=L1)を持つデー
タ記録再生装置で記録した磁気テープを、コントロール
ヘッド51(X値=L3)を持つデータ記録再生装置で
再生した場合には、この磁気テープ1において、再生ヘ
ッドは磁気テープ1の長手方向に(△X0+△X1)の
ずれを生じる。従って、この磁気テープ1から再生され
るコントロール信号でトラッキング制御を行なうと、
(△X0+△X1)に相当するトラッキングエラーが生
じ、良好な再生ビデオ出力が得られなくなる。
て、回転磁気ヘッド53とコントロールヘッド50との
取付け位置間の距離(即ち、X値)は、このX値に所定
の精度が許容されていることから、データ記録再生装置
毎に多少異なっている。これを図2によって説明する
と、図示するコントロールヘッド50はX値誤差が零の
場合(X値=L2)であり、図示するコントロールヘッ
ド51はX値に正の誤差(△X0)がある場合(X値=
L3)、図示するコントロールヘッド52はX値に負の
誤差(△X1)がある場合(X値=L1)である。ここ
で、コントロールヘッド52(X値=L1)を持つデー
タ記録再生装置で記録した磁気テープを、コントロール
ヘッド51(X値=L3)を持つデータ記録再生装置で
再生した場合には、この磁気テープ1において、再生ヘ
ッドは磁気テープ1の長手方向に(△X0+△X1)の
ずれを生じる。従って、この磁気テープ1から再生され
るコントロール信号でトラッキング制御を行なうと、
(△X0+△X1)に相当するトラッキングエラーが生
じ、良好な再生ビデオ出力が得られなくなる。
【0022】そこで、従来では、かかるトラッキングエ
ラーを限りなく低減するために、再生側のデータ記録再
生装置でトラッキング調整(コントロール信号の再生タ
イミングの調整)を手動で、または自動的に行なうこと
により、コントロール信号の記録位置と情報トラックの
記録位置との間のずれの補正を調整するようにしてい
た。また、他の例としては、回転磁気ヘッドをバイモル
フ板等に取り付け、再生時、このバイモルフ板等によっ
て微小振動を与えながら再生ビデオ信号が最大レベルで
得られるように回転磁気ヘッドを位置制御するようにし
たウォブリング手法による自動トラッキング制御が行わ
れていた。
ラーを限りなく低減するために、再生側のデータ記録再
生装置でトラッキング調整(コントロール信号の再生タ
イミングの調整)を手動で、または自動的に行なうこと
により、コントロール信号の記録位置と情報トラックの
記録位置との間のずれの補正を調整するようにしてい
た。また、他の例としては、回転磁気ヘッドをバイモル
フ板等に取り付け、再生時、このバイモルフ板等によっ
て微小振動を与えながら再生ビデオ信号が最大レベルで
得られるように回転磁気ヘッドを位置制御するようにし
たウォブリング手法による自動トラッキング制御が行わ
れていた。
【0023】しかるに、上記技術では、トラッキングエ
ラー量の検出を回転磁気ヘッドから得られる再生ビデオ
信号のレベルから検出し、その検出出力に応じてキャプ
スタンモータを位相制御するようにしている。このた
め、安定で良好なトラッキング状態が得られるために
は、最低でも数秒程度の時間を必要とする。
ラー量の検出を回転磁気ヘッドから得られる再生ビデオ
信号のレベルから検出し、その検出出力に応じてキャプ
スタンモータを位相制御するようにしている。このた
め、安定で良好なトラッキング状態が得られるために
は、最低でも数秒程度の時間を必要とする。
【0024】ところで、磁気テープ上のビデオ信号の記
録開始から良好なトラッキング状態を得るためには、ま
ず、この記録開始位置から自動トラッキング調整を行な
ってトラッキングエラー情報を得、次に、磁気テープを
この記録開始位置まで巻き戻して、得られたトラッキン
グエラー情報を用いて自動トラッキング調整を行ないな
がら再びこの記録開始位置からビデオ信号の再生を開始
する方法、あるいはまた、この記録開始位置の直前に自
動トラッキング調整を行なうためのトラッキング調整領
域を設け、ビデオ信号を再生する場合、このトラッキン
グ調整領域から自動トラッキング調整を行ないながら再
生を開始する方法が考えられる。
録開始から良好なトラッキング状態を得るためには、ま
ず、この記録開始位置から自動トラッキング調整を行な
ってトラッキングエラー情報を得、次に、磁気テープを
この記録開始位置まで巻き戻して、得られたトラッキン
グエラー情報を用いて自動トラッキング調整を行ないな
がら再びこの記録開始位置からビデオ信号の再生を開始
する方法、あるいはまた、この記録開始位置の直前に自
動トラッキング調整を行なうためのトラッキング調整領
域を設け、ビデオ信号を再生する場合、このトラッキン
グ調整領域から自動トラッキング調整を行ないながら再
生を開始する方法が考えられる。
【0025】しかし、このような方法では、高速にデー
タアクセスができないという問題がある。特に、記録情
報がコンピュータ等のデータの場合には、アクセス性,
データ信頼性の面で問題となる。
タアクセスができないという問題がある。特に、記録情
報がコンピュータ等のデータの場合には、アクセス性,
データ信頼性の面で問題となる。
【0026】以下に説明する本発明の実施例は、トラッ
キング調整を行わず、データの記録開始位置から最適な
トラッキング状態が得られるようにしたものである。以
下、本発明の実施例を図面を用いて説明する。
キング調整を行わず、データの記録開始位置から最適な
トラッキング状態が得られるようにしたものである。以
下、本発明の実施例を図面を用いて説明する。
【0027】図1は本発明によるデータ記録再生装置の
一実施例を示すブロック図であって、1は磁気テープ、
2はキャプスタン、3はキャプスタンモータ、4はキャ
プスタン回転検出器、5はコントロールヘッド、6はコ
ントロール信号記録再生アンプ、7は分周器、8はキャ
プスタンモータドライバ、9はキャプスタン速度制御回
路、10は加算器、11はキャプスタン位相制御回路、
12はシステムコントローラ、13、14はスイッチ回
路、15はコントロール信号発生回路、16は基準信号
発生回路、17は遅延回路、18は回転ドラム、19は
回転ドラム位相検出器、20はドラム回転速度検出器、
21はドラムモータ、22はドラムモータドライバ、2
3は加算器、24はドラム速度制御回路、25はドラム
位相制御回路、26はX値の取り付け精度が記録してあ
るX値記憶メモリ、27は手動トラッキング調整値の入
力端子、28はコントロールトラックである。
一実施例を示すブロック図であって、1は磁気テープ、
2はキャプスタン、3はキャプスタンモータ、4はキャ
プスタン回転検出器、5はコントロールヘッド、6はコ
ントロール信号記録再生アンプ、7は分周器、8はキャ
プスタンモータドライバ、9はキャプスタン速度制御回
路、10は加算器、11はキャプスタン位相制御回路、
12はシステムコントローラ、13、14はスイッチ回
路、15はコントロール信号発生回路、16は基準信号
発生回路、17は遅延回路、18は回転ドラム、19は
回転ドラム位相検出器、20はドラム回転速度検出器、
21はドラムモータ、22はドラムモータドライバ、2
3は加算器、24はドラム速度制御回路、25はドラム
位相制御回路、26はX値の取り付け精度が記録してあ
るX値記憶メモリ、27は手動トラッキング調整値の入
力端子、28はコントロールトラックである。
【0028】図1において、記録時では、キャプスタン
モータ3はキャプスタンモータドライバ8によって回転
駆動され、これによって回転するキャプスタン2と図示
しないピンチローラによって挾持される磁気テープ1が
その長手方向に走行する。
モータ3はキャプスタンモータドライバ8によって回転
駆動され、これによって回転するキャプスタン2と図示
しないピンチローラによって挾持される磁気テープ1が
その長手方向に走行する。
【0029】キャプスタンモータ3が回転すると、キャ
プスタン回転検出器4がキャプスタンモータ3の回転速
度を検出し、この回転速度に比例した周波数の信号(以
下、CFG信号という)を発生してキャプスタン速度制
御回路9に供給する。キャプスタン速度制御装置9はこ
のCFG信号の周波数からキャプスタンモータ3の速度
制御信号を生成し、加算器10へ送出する。また、この
CFG信号は、分周器7でn分周された後、R2側に閉
じているスイッチ回路13を経由してキャプスタン位相
制御回路11に供給される。このキャプスタン位相制御
回路11は分周器7の出力信号と基準信号発生器16か
らの基準信号REF信号とを位相比較し、この位相差に
応じたキャプスタン位相制御信号を生成して加算器10
へ送出する。加算器10では、速度制御信号と位相制御
信号が加算され、キヤプスタンモータ制御信号としてキ
ャプスタンモータドライバ8に供給される。キャプスタ
ンモータドライバ8はこのキャプスタンモータ制御信号
に応じてキャプスタンモータ3を駆動制御する。
プスタン回転検出器4がキャプスタンモータ3の回転速
度を検出し、この回転速度に比例した周波数の信号(以
下、CFG信号という)を発生してキャプスタン速度制
御回路9に供給する。キャプスタン速度制御装置9はこ
のCFG信号の周波数からキャプスタンモータ3の速度
制御信号を生成し、加算器10へ送出する。また、この
CFG信号は、分周器7でn分周された後、R2側に閉
じているスイッチ回路13を経由してキャプスタン位相
制御回路11に供給される。このキャプスタン位相制御
回路11は分周器7の出力信号と基準信号発生器16か
らの基準信号REF信号とを位相比較し、この位相差に
応じたキャプスタン位相制御信号を生成して加算器10
へ送出する。加算器10では、速度制御信号と位相制御
信号が加算され、キヤプスタンモータ制御信号としてキ
ャプスタンモータドライバ8に供給される。キャプスタ
ンモータドライバ8はこのキャプスタンモータ制御信号
に応じてキャプスタンモータ3を駆動制御する。
【0030】このようにして、CFG信号が所定の周波
数に、分周器7のn分周出力が基準信号REF信号と所
定の位相関係となるように、キャプスタンモータ3が回
転制御され、磁気テープ1が一定の位相、一定の速度で
走行する。
数に、分周器7のn分周出力が基準信号REF信号と所
定の位相関係となるように、キャプスタンモータ3が回
転制御され、磁気テープ1が一定の位相、一定の速度で
走行する。
【0031】なお、スイッチ回路13,14は、システ
ムコントローラ12からの記録,再生モードに応じた制
御信号により、記録時ではR2,R1側に、再生時では
P2,P1側に夫々閉じる。
ムコントローラ12からの記録,再生モードに応じた制
御信号により、記録時ではR2,R1側に、再生時では
P2,P1側に夫々閉じる。
【0032】ドラムモータ21はドラムモータドライバ
22によって回転駆動され、これによって図示しない回
転磁気ヘッドを搭載した回転ドラム18が回転する。こ
の回転ドラム18には図示しない2個の回転磁気ヘッド
が互いに180度の間隔で設けられ、回転ドラム18の
1/2回転毎に交互に磁気テープ1を走査する。磁気テー
プ1は回転ドラム18に約180度にわたって螺旋状に
巻き付けられて走行し、かかる磁気テープ1に回転磁気
ヘッドによって情報信号が記録される。これにより、磁
気テープ1上には、図2に示したように、情報トラック
が形成される。
22によって回転駆動され、これによって図示しない回
転磁気ヘッドを搭載した回転ドラム18が回転する。こ
の回転ドラム18には図示しない2個の回転磁気ヘッド
が互いに180度の間隔で設けられ、回転ドラム18の
1/2回転毎に交互に磁気テープ1を走査する。磁気テー
プ1は回転ドラム18に約180度にわたって螺旋状に
巻き付けられて走行し、かかる磁気テープ1に回転磁気
ヘッドによって情報信号が記録される。これにより、磁
気テープ1上には、図2に示したように、情報トラック
が形成される。
【0033】ドラムモータ21が回転すると、ドラム回
転速度検出器20が回転ドラム18の回転速度を検出
し、この回転速度に比例した周波数の信号(以下、DF
G信号という)を発生してドラム速度制御回路24に供
給する。ドラム速度制御回路24はこのDFG信号の周
波数からドラムモータ21の速度制御信号を生成し、加
算器23へ送出する。また、回転ドラム位相検出器19
が回転ドラム18の回転位相を検出してDPG信号を発
生し、ドラム位相制御回路25に供給する。ドラム位相
制御回路25はこのDPG信号と基準信号発生器16か
らの基準信号REFとを位相比較し、これらの位相差に
応じた回転ドラム位相制御信号を生成して加算器23に
送出する。加算器23では、これら速度制御信号と位相
制御信号とが加算され、ドラムモータ制御信号としてド
ラムモータドライバ22に供給される。これにより、ド
ラムモータ21はドラムモータ制御信号によって駆動制
御され、DFG信号の周波数が所定周波数とするよう
に、かつDPG信号と基準信号REFとが所定の位相関
係となるように、ドラムモータ21が回転する。
転速度検出器20が回転ドラム18の回転速度を検出
し、この回転速度に比例した周波数の信号(以下、DF
G信号という)を発生してドラム速度制御回路24に供
給する。ドラム速度制御回路24はこのDFG信号の周
波数からドラムモータ21の速度制御信号を生成し、加
算器23へ送出する。また、回転ドラム位相検出器19
が回転ドラム18の回転位相を検出してDPG信号を発
生し、ドラム位相制御回路25に供給する。ドラム位相
制御回路25はこのDPG信号と基準信号発生器16か
らの基準信号REFとを位相比較し、これらの位相差に
応じた回転ドラム位相制御信号を生成して加算器23に
送出する。加算器23では、これら速度制御信号と位相
制御信号とが加算され、ドラムモータ制御信号としてド
ラムモータドライバ22に供給される。これにより、ド
ラムモータ21はドラムモータ制御信号によって駆動制
御され、DFG信号の周波数が所定周波数とするよう
に、かつDPG信号と基準信号REFとが所定の位相関
係となるように、ドラムモータ21が回転する。
【0034】次に、この実施例で最も重要なコントロー
ル信号CTLの記録について説明する。この実施例で
は、コントロール信号の記録位置とこれ対応する情報ト
ラックの記録開始位置との間の距離を常に同一とするた
めに、コントロール信号CTLをこの実施例が持つX値
誤差だけ位相シフトさせる。
ル信号CTLの記録について説明する。この実施例で
は、コントロール信号の記録位置とこれ対応する情報ト
ラックの記録開始位置との間の距離を常に同一とするた
めに、コントロール信号CTLをこの実施例が持つX値
誤差だけ位相シフトさせる。
【0035】図1において、基準信号発生器16から発
生される基準信号REFは遅延回路17で遅延処理さ
れ、遅延基準信号DLーREFとして記録CTL発生回
路15に供給される。記録CTL発生回路15はこの遅
延基準信号DLーREFを基準に記録コントロール信号
CTLを生成する。従って、記録コントロール信号CT
Lの位相は遅延回路17の遅延量に依存し、この遅延量
を適宜設定することにより、記録コントロール信号CT
Lを任意に位相シフトすることができる。この記録コン
トロール信号CTLはスイッチ回路14,アンプ6を介
してコントロールヘッド5に供給され、図2に示したよ
うに、コントロールトラック28に記録される。
生される基準信号REFは遅延回路17で遅延処理さ
れ、遅延基準信号DLーREFとして記録CTL発生回
路15に供給される。記録CTL発生回路15はこの遅
延基準信号DLーREFを基準に記録コントロール信号
CTLを生成する。従って、記録コントロール信号CT
Lの位相は遅延回路17の遅延量に依存し、この遅延量
を適宜設定することにより、記録コントロール信号CT
Lを任意に位相シフトすることができる。この記録コン
トロール信号CTLはスイッチ回路14,アンプ6を介
してコントロールヘッド5に供給され、図2に示したよ
うに、コントロールトラック28に記録される。
【0036】図3は以上のようにして得られる位相シフ
トされた記録CTLを示す波形図であり、図1に対応す
る信号には同一符号をつけている。
トされた記録CTLを示す波形図であり、図1に対応す
る信号には同一符号をつけている。
【0037】図3において、波形CTL1,波形CTL
2,波形CTL3は夫々、X値誤差が±0,△X0,△
X1(図2)と異なる3種類のデータ記録再生装置での
基準信号REFを基準とした記録コントロール信号CT
Lを示すものである。このように、X値誤差に相当する
分だけ位相シフトしたコントロール信号CTLを記録す
ることにより、各データ記録再生装置間で記録されたコ
ントロ−ル信号の記録位置と対応する情報トラックの記
録開始位置と間の距離を常に同一とすることができる。
2,波形CTL3は夫々、X値誤差が±0,△X0,△
X1(図2)と異なる3種類のデータ記録再生装置での
基準信号REFを基準とした記録コントロール信号CT
Lを示すものである。このように、X値誤差に相当する
分だけ位相シフトしたコントロール信号CTLを記録す
ることにより、各データ記録再生装置間で記録されたコ
ントロ−ル信号の記録位置と対応する情報トラックの記
録開始位置と間の距離を常に同一とすることができる。
【0038】図1において、かかるX値誤差はX精度メ
モリ26へ記憶されており、遅延回路17の遅延量はこ
のX値誤差に応じて設定される。従って、遅延回路17
から出力される遅延基準信号DL−REFをもとに得ら
れる記録コントロール信号CTLは、このX値誤差に応
じて位相シフトされており、従って、この実施例と同様
の構成をなす他のデータ記録再生装置と、コントロ−ル
信号の記録位置と対応する情報トラックの記録開始位置
と間の距離が同一となる。
モリ26へ記憶されており、遅延回路17の遅延量はこ
のX値誤差に応じて設定される。従って、遅延回路17
から出力される遅延基準信号DL−REFをもとに得ら
れる記録コントロール信号CTLは、このX値誤差に応
じて位相シフトされており、従って、この実施例と同様
の構成をなす他のデータ記録再生装置と、コントロ−ル
信号の記録位置と対応する情報トラックの記録開始位置
と間の距離が同一となる。
【0039】なお、X精度メモリ26に格納するX値誤
差の生成方法については、後に説明する。
差の生成方法については、後に説明する。
【0040】次に、この実施例の再生動作について説明
する。ここで、再生時には、スイッチ回路13,14は
夫々P2,P1側に閉じている。また、ドラムモータ2
1の制御及びキャプスタンモータ3の速度制御は記録時
と同じであるから、その説明を省略する。
する。ここで、再生時には、スイッチ回路13,14は
夫々P2,P1側に閉じている。また、ドラムモータ2
1の制御及びキャプスタンモータ3の速度制御は記録時
と同じであるから、その説明を省略する。
【0041】再生時のキャプスタンモータ3の位相制御
は次のように行なわれる。即ち、コントロールヘッド5
によって磁気テープ1のコントロールトラック28から
再生されたコントロール信号(以下、再生コントロール
信号という)CTLは、アンプ6で増幅された後、スイ
ッチ回路14,13を介してキャプスタン位相制御回路
11に供給される。キャプスタン位相制御回路11で
は、再生コントロール信号CTLと遅延回路17からの
遅延基準信号DL−REFとが位相比較され、これらの
位相差がキャプスタン位相制御信号として出力される。
は次のように行なわれる。即ち、コントロールヘッド5
によって磁気テープ1のコントロールトラック28から
再生されたコントロール信号(以下、再生コントロール
信号という)CTLは、アンプ6で増幅された後、スイ
ッチ回路14,13を介してキャプスタン位相制御回路
11に供給される。キャプスタン位相制御回路11で
は、再生コントロール信号CTLと遅延回路17からの
遅延基準信号DL−REFとが位相比較され、これらの
位相差がキャプスタン位相制御信号として出力される。
【0042】但し、このときの遅延基準信号DL−RE
Fの基準信号発生器16からの基準信号REFに対する
位相差は、X値精度メモリ26に格納されているX値誤
差に対応するものである。即ち、磁気テープ1がいずれ
のデータ記録再生装置で記録されたものであっても、こ
の磁気テープ1でのコントロ−ル信号CTLの記録位置
とこれ対応する情報トラックの記録開始位置との距離は
同一であり、しかも、X値精度メモリ26に格納されて
いるX値誤差は、かかる距離に対するこのデータ記録再
生装置でのコントロール信号CTLの記録位置とこれに
対応する情報トラックの記録開始位置との距離のずれ量
を表わしているから、X値精度メモリ26に格納されて
いるX値誤差に応じた遅延量の遅延回路17から出力さ
れる遅延基準信号DL−REFの位相は、最良なトラッ
キング状態で磁気テープ1が走行して入るときに得られ
る再生コントロール信号の位相と安定した所定の関係と
なるような位相である。
Fの基準信号発生器16からの基準信号REFに対する
位相差は、X値精度メモリ26に格納されているX値誤
差に対応するものである。即ち、磁気テープ1がいずれ
のデータ記録再生装置で記録されたものであっても、こ
の磁気テープ1でのコントロ−ル信号CTLの記録位置
とこれ対応する情報トラックの記録開始位置との距離は
同一であり、しかも、X値精度メモリ26に格納されて
いるX値誤差は、かかる距離に対するこのデータ記録再
生装置でのコントロール信号CTLの記録位置とこれに
対応する情報トラックの記録開始位置との距離のずれ量
を表わしているから、X値精度メモリ26に格納されて
いるX値誤差に応じた遅延量の遅延回路17から出力さ
れる遅延基準信号DL−REFの位相は、最良なトラッ
キング状態で磁気テープ1が走行して入るときに得られ
る再生コントロール信号の位相と安定した所定の関係と
なるような位相である。
【0043】キャプスタン位相制御回路11から出力さ
れるキャプスタン位相制御信号は加算器10でキャプス
タン速度制御信号と加算され、キャプスタンモータドラ
イバ8に供給される。従って、キャプスタンモータ3は
再生コントロール信号と遅延基準信号DL−REFが所
定の位相関係となるように、位相制御され、これによっ
て最良のトラッキング状態が得られる。
れるキャプスタン位相制御信号は加算器10でキャプス
タン速度制御信号と加算され、キャプスタンモータドラ
イバ8に供給される。従って、キャプスタンモータ3は
再生コントロール信号と遅延基準信号DL−REFが所
定の位相関係となるように、位相制御され、これによっ
て最良のトラッキング状態が得られる。
【0044】このようにして、この実施例では、再生
時、再生コントロール信号CTLの位相調整を必要とせ
ず、再生開始から最良のトラッキング状態が得られ、高
速なアクセス性,高いデータの信頼性が達成できること
になる。また、記録時でも、予めX値誤差が格納されて
いるので、記録コントロール信号CTLの位相も記録開
始から所望に設定されることになり、この位相の調整の
手間もない。
時、再生コントロール信号CTLの位相調整を必要とせ
ず、再生開始から最良のトラッキング状態が得られ、高
速なアクセス性,高いデータの信頼性が達成できること
になる。また、記録時でも、予めX値誤差が格納されて
いるので、記録コントロール信号CTLの位相も記録開
始から所望に設定されることになり、この位相の調整の
手間もない。
【0045】なお、再生時、ユーザが手動操作するなど
して、あるいは従来の自動制御により、トラッキング調
整を行なう場合には、入力端子27から遅延量情報が入
力され、システムコントローラ12の制御のもとに、こ
れに応じて遅延回路17の遅延量が設定される。従っ
て、この入力端子27からの遅延量情報を変化させるこ
とにより、トラッキング状態を調整することができる。
して、あるいは従来の自動制御により、トラッキング調
整を行なう場合には、入力端子27から遅延量情報が入
力され、システムコントローラ12の制御のもとに、こ
れに応じて遅延回路17の遅延量が設定される。従っ
て、この入力端子27からの遅延量情報を変化させるこ
とにより、トラッキング状態を調整することができる。
【0046】図4は本発明によるデータ記録再生装置の
他の実施例を示すブロック図であって、31は磁気テ−
プ走行方向を示す。32,33は回転記録再生ヘッド,
34は復調回路、35はスイッチ回路、36はリード・
バッファ、37は再生デ−タ出力端子、38はヘッダ・
リードメモリであり、図1に対応する部分には同一符号
をつけて重複する説明を省略する。
他の実施例を示すブロック図であって、31は磁気テ−
プ走行方向を示す。32,33は回転記録再生ヘッド,
34は復調回路、35はスイッチ回路、36はリード・
バッファ、37は再生デ−タ出力端子、38はヘッダ・
リードメモリであり、図1に対応する部分には同一符号
をつけて重複する説明を省略する。
【0047】この実施例は、X値精度メモリを有しない
他のデータ記録再生装置で記録がなされた磁気テープ、
即ち、X値誤差に応じてコントロール信号が位相シフト
されないで記録されている磁気テープでも、再生時、再
生トラッキング信号の位相調整なしに、最良のトラッキ
ング状態を得ることができるようにしたものである。
他のデータ記録再生装置で記録がなされた磁気テープ、
即ち、X値誤差に応じてコントロール信号が位相シフト
されないで記録されている磁気テープでも、再生時、再
生トラッキング信号の位相調整なしに、最良のトラッキ
ング状態を得ることができるようにしたものである。
【0048】ここでは、まず、X値誤差が異なる複数の
データ記録再生装置で、コントロール信号を位相シフト
せずに記録がなされた磁気テープについて、図5により
説明する。
データ記録再生装置で、コントロール信号を位相シフト
せずに記録がなされた磁気テープについて、図5により
説明する。
【0049】同図において、W1,W2,W3は夫々異
なるX値のデータ記録再生装置で記録された領域を示し
ている。ここでは、記録領域W1のX値をXi,記録領
域W2のX値をXj,記録領域W3のX値をXkとし、
Xiが誤差のない正規のX値として、 △X1+Xj=Xi △X0+Xk=Xi であって、記録領域W2,W3では、夫々△X1,△X
0のX値誤差を含んだ情報トラックパターンが形成され
ているものとする。
なるX値のデータ記録再生装置で記録された領域を示し
ている。ここでは、記録領域W1のX値をXi,記録領
域W2のX値をXj,記録領域W3のX値をXkとし、
Xiが誤差のない正規のX値として、 △X1+Xj=Xi △X0+Xk=Xi であって、記録領域W2,W3では、夫々△X1,△X
0のX値誤差を含んだ情報トラックパターンが形成され
ているものとする。
【0050】図4において、磁気テープ1はかかるトラ
ックパターンが形成されている。そこで、この実施例で
は、夫々の記録領域W1,W2,W3で記録がなされた
データ記録再生装置のX値誤差0,△X1,△X0を示
す情報(X値誤差情報)を全て磁気テープ1の先頭部の
所定の領域(以下、ヘッダー領域という)に記録してお
く。情報信号を再生する際しては、磁気テープ1のヘッ
ダー領域からこのX値誤差情報を読み取り、再生機であ
るこの実施例のX値誤差と再生しようとする記録領域W
1,W2またはW3に対応したX値誤差とから修正した
X値誤差を得、修正したX値誤差に応じて位相シフトさ
れた遅延基準信号と再生コントロール信号とを比較して
キャプスタンモータの位相制御を行なうものである。
ックパターンが形成されている。そこで、この実施例で
は、夫々の記録領域W1,W2,W3で記録がなされた
データ記録再生装置のX値誤差0,△X1,△X0を示
す情報(X値誤差情報)を全て磁気テープ1の先頭部の
所定の領域(以下、ヘッダー領域という)に記録してお
く。情報信号を再生する際しては、磁気テープ1のヘッ
ダー領域からこのX値誤差情報を読み取り、再生機であ
るこの実施例のX値誤差と再生しようとする記録領域W
1,W2またはW3に対応したX値誤差とから修正した
X値誤差を得、修正したX値誤差に応じて位相シフトさ
れた遅延基準信号と再生コントロール信号とを比較して
キャプスタンモータの位相制御を行なうものである。
【0051】図6にヘッダー領域でのヘッダー情報のフ
ォーマットの一具体例を示す図であって、70はリ−ダ
ブロック、71は未使用エリア、72は磁気テープの先
頭を示す情報DIDを記録したエリア、73は磁気テー
プのボリュームラベル、索引等の情報ILHを記録した
エリア、74はID SEPARATORを記録したエ
リア、76は磁気テープ全てのトラッキングデータが記
録されるトラッキングデータエリア、78はデータエリ
ア、75,77,79はトラッキングエリア74,7
6,78を区切るギャップIBGである。
ォーマットの一具体例を示す図であって、70はリ−ダ
ブロック、71は未使用エリア、72は磁気テープの先
頭を示す情報DIDを記録したエリア、73は磁気テー
プのボリュームラベル、索引等の情報ILHを記録した
エリア、74はID SEPARATORを記録したエ
リア、76は磁気テープ全てのトラッキングデータが記
録されるトラッキングデータエリア、78はデータエリ
ア、75,77,79はトラッキングエリア74,7
6,78を区切るギャップIBGである。
【0052】また、トラッキングデータエリア76は、
磁気テープに情報信号を記録したデータ記録再生装置の
X値誤差情報を記録したエリア80,83,86,8
9、この磁気テープに情報信号を記録したデータ記録再
生装置のシリアル番号を記録したエリア81,84,8
7,90、及びX値誤差情報を記録したエリアとこれに
対するシリアル番号を記録したエリアとが組となり、各
組間を分離するギャップIBGのエリア82,85,8
8,91とからなっている。
磁気テープに情報信号を記録したデータ記録再生装置の
X値誤差情報を記録したエリア80,83,86,8
9、この磁気テープに情報信号を記録したデータ記録再
生装置のシリアル番号を記録したエリア81,84,8
7,90、及びX値誤差情報を記録したエリアとこれに
対するシリアル番号を記録したエリアとが組となり、各
組間を分離するギャップIBGのエリア82,85,8
8,91とからなっている。
【0053】この実施例では、磁気テープ1に記録され
る情報信号はコンピュータで取り扱われるデータであ
り,常に磁気テープの先頭部まで完全に巻戻した状態で
磁気テープの取換え(カセット・テープ交換)が行なわ
れる。従って、図6に示すようなヘッダー領域への読込
みや書込みは、磁気テープ1の装着時や脱着時(回転ド
ラム18へのテ−プロ−ディング時やテープアンローデ
ィング時)にまとめて行なわれるようにする。
る情報信号はコンピュータで取り扱われるデータであ
り,常に磁気テープの先頭部まで完全に巻戻した状態で
磁気テープの取換え(カセット・テープ交換)が行なわ
れる。従って、図6に示すようなヘッダー領域への読込
みや書込みは、磁気テープ1の装着時や脱着時(回転ド
ラム18へのテ−プロ−ディング時やテープアンローデ
ィング時)にまとめて行なわれるようにする。
【0054】そこで、テ−プ・アンローディング時にお
けるヘッダーへの書込み動作について図7を用いて説明
する。但し、同図において、40は記録回路、41は変
調回路、42はライトバッファ、43は記録情報信号の
入力端子、44は記録機として用いるデータ記録再生装
置のシリアル番号の情報を記憶するメモリであり、前出
図面に対応する部分には同一符号をつけて重複する説明
を省略する。また、図7では、記録に必要な構成部分の
みを示している。
けるヘッダーへの書込み動作について図7を用いて説明
する。但し、同図において、40は記録回路、41は変
調回路、42はライトバッファ、43は記録情報信号の
入力端子、44は記録機として用いるデータ記録再生装
置のシリアル番号の情報を記憶するメモリであり、前出
図面に対応する部分には同一符号をつけて重複する説明
を省略する。また、図7では、記録に必要な構成部分の
みを示している。
【0055】図7において、X値精度メモリ26にこの
データ記録再生装置のX値誤差情報が格納されており、
また、メモリ44には、このデータ記録再生装置のシリ
アル番号が格納されている。
データ記録再生装置のX値誤差情報が格納されており、
また、メモリ44には、このデータ記録再生装置のシリ
アル番号が格納されている。
【0056】一方、記録すべき情報信号は入力端子43
から入力され、ライトバッファ42に記憶される。そし
て、磁気テープ1がこの情報信号を記録すべき位置まで
きたとき、ライトバッファ42から読み出されるように
この情報信号はライトバッファ42で遅延されて変調器
41に供給され、そこで変調されて記録回路40を開始
回転磁気ヘッド32,33に供給される。このようにし
て、情報信号は磁気テープ1上の所定の位置から記録さ
れる。
から入力され、ライトバッファ42に記憶される。そし
て、磁気テープ1がこの情報信号を記録すべき位置まで
きたとき、ライトバッファ42から読み出されるように
この情報信号はライトバッファ42で遅延されて変調器
41に供給され、そこで変調されて記録回路40を開始
回転磁気ヘッド32,33に供給される。このようにし
て、情報信号は磁気テープ1上の所定の位置から記録さ
れる。
【0057】かかる情報信号の記録が終わると、磁気テ
ープ1は巻き戻され、磁気テープ1がその先頭部まで完
全に巻き戻されると、再び記録モードとなる。そして、
X値精度メモリ26からX値誤差に相当するトラッキン
グデ−タが、また、メモリ44からはこのデータ記録再
生装置のシリアル番号のデータが読み出され、夫々変調
器で変調された後、記録回路40を介して回転磁気ヘッ
ド32,33に供給される。トラッキングデータやシリ
アル番号のデータが図6に示したように磁気テープ1の
先頭部に設けられたヘッダー領域に記録される。
ープ1は巻き戻され、磁気テープ1がその先頭部まで完
全に巻き戻されると、再び記録モードとなる。そして、
X値精度メモリ26からX値誤差に相当するトラッキン
グデ−タが、また、メモリ44からはこのデータ記録再
生装置のシリアル番号のデータが読み出され、夫々変調
器で変調された後、記録回路40を介して回転磁気ヘッ
ド32,33に供給される。トラッキングデータやシリ
アル番号のデータが図6に示したように磁気テープ1の
先頭部に設けられたヘッダー領域に記録される。
【0058】次に、図4により、テープロ−ディング時
での磁気テープ1の先頭部に記録されているトラッキン
グ情報(X値誤差)の読込み動作について説明する。以
上説明した磁気テープ1を装着し、再生のためのテープ
ローディングが行なわれると、磁気テープ1はその始端
から走行を開始し、ヘッダーの読取り動作に移行する。
での磁気テープ1の先頭部に記録されているトラッキン
グ情報(X値誤差)の読込み動作について説明する。以
上説明した磁気テープ1を装着し、再生のためのテープ
ローディングが行なわれると、磁気テープ1はその始端
から走行を開始し、ヘッダーの読取り動作に移行する。
【0059】即ち、回転磁気ヘッド32,33が磁気テ
ープ1の先頭部から走査することにより、再生信号が得
られ、復調回路34に供給された復調される。この場
合、回転磁気ヘッド32,33が図6に示したヘッダー
情報が記録されている磁気テープ1の先頭部を再生走査
するときには、システムコントローラ12によってスイ
ッチ回路35は閉じており、復調回路34の出力信号は
スイッチ回路35を介してヘッダー・リードメモリ38
に供給され、そこに格納される。そして、このヘッダー
情報の再生が終ると、情報信号の再生が開始されるが、
これとともに、システムコントローラ12からの指令に
より、ヘッダー・リードメモリ38から所定のX値誤差
が読み出され、これでX値精度メモリ26からの自己の
X値誤差が修正されて遅延回路17に供給される。これ
により、遅延回路17では、先の実施例と同様、この修
正されたX値誤差に応じた遅延量が設定され、基準信号
発生器16からの基準信号REFを遅延して遅延基準信
号DL−REFが生成され、キャプスタン位相制御回路
11に供給される。
ープ1の先頭部から走査することにより、再生信号が得
られ、復調回路34に供給された復調される。この場
合、回転磁気ヘッド32,33が図6に示したヘッダー
情報が記録されている磁気テープ1の先頭部を再生走査
するときには、システムコントローラ12によってスイ
ッチ回路35は閉じており、復調回路34の出力信号は
スイッチ回路35を介してヘッダー・リードメモリ38
に供給され、そこに格納される。そして、このヘッダー
情報の再生が終ると、情報信号の再生が開始されるが、
これとともに、システムコントローラ12からの指令に
より、ヘッダー・リードメモリ38から所定のX値誤差
が読み出され、これでX値精度メモリ26からの自己の
X値誤差が修正されて遅延回路17に供給される。これ
により、遅延回路17では、先の実施例と同様、この修
正されたX値誤差に応じた遅延量が設定され、基準信号
発生器16からの基準信号REFを遅延して遅延基準信
号DL−REFが生成され、キャプスタン位相制御回路
11に供給される。
【0060】このようにして、最適なトラッキング状態
が設定されて情報信号の再生が行なわれ、この情報信号
は、復調回路34で復調された後、リードバッファ36
を介して出力端子37から出力される。この場合、磁気
テープ1のことなる記録機による記録領域毎にこれに対
応したX値誤差がヘッダー・リードメモリ38から読み
出され、これでX値精度メモリ26からの自己のX値誤
差が修正されて遅延回路17に供給される。従って、磁
気テープ1の全記録領域で最適なトラッキング状態が設
定されることになる。
が設定されて情報信号の再生が行なわれ、この情報信号
は、復調回路34で復調された後、リードバッファ36
を介して出力端子37から出力される。この場合、磁気
テープ1のことなる記録機による記録領域毎にこれに対
応したX値誤差がヘッダー・リードメモリ38から読み
出され、これでX値精度メモリ26からの自己のX値誤
差が修正されて遅延回路17に供給される。従って、磁
気テープ1の全記録領域で最適なトラッキング状態が設
定されることになる。
【0061】再生時のキャプスタン位相制御では、キャ
プスタン位相制御回路11により、遅延回路17からの
遅延基準信号DL−REFとコントロールヘッド5によ
って再生されたコントロール信号とからキャプスタン位
相制御信号が生成され、これでもってキャプスタンモー
タ3を回転位相制御することによって行なわれる。
プスタン位相制御回路11により、遅延回路17からの
遅延基準信号DL−REFとコントロールヘッド5によ
って再生されたコントロール信号とからキャプスタン位
相制御信号が生成され、これでもってキャプスタンモー
タ3を回転位相制御することによって行なわれる。
【0062】以上のようにして、この実施例では、1つ
の磁気テープで異なるデータ記録再生装置による記録が
行なわれていても、別にトラッキング調整をすることな
く、その磁気テープ全体にわたって最良のトラッキング
状態が得られることになる。
の磁気テープで異なるデータ記録再生装置による記録が
行なわれていても、別にトラッキング調整をすることな
く、その磁気テープ全体にわたって最良のトラッキング
状態が得られることになる。
【0063】なお、この実施例において、シリアル番号
を記録情報信号毎に記録するのは、次の理由によるもの
である。図5に示したように複数のデータ記録再生装置
で記録がなされた磁気テープ1を再生する場合、記録領
域のうちでは、再生状態が悪いものもある。その原因と
しては、記録機に異常があった場合が大半である。この
ような場合、異常となっている記録機を至急見つけ出さ
なければならない。これを可能とするために、磁気テー
プ1の先頭部にシリアル番号も記録するようにした。こ
れによると、現在再生中の記録領域はどの記録機による
ものであるがシリアル番号でわかっているので、その記
録領域で再生状態が悪いとき、直ちにこの領域で記録を
行なった磁気ヘッド、即ち異常な磁気ヘッドを即座に知
ることができる。従って、メンテナンスの点で効果が大
である。
を記録情報信号毎に記録するのは、次の理由によるもの
である。図5に示したように複数のデータ記録再生装置
で記録がなされた磁気テープ1を再生する場合、記録領
域のうちでは、再生状態が悪いものもある。その原因と
しては、記録機に異常があった場合が大半である。この
ような場合、異常となっている記録機を至急見つけ出さ
なければならない。これを可能とするために、磁気テー
プ1の先頭部にシリアル番号も記録するようにした。こ
れによると、現在再生中の記録領域はどの記録機による
ものであるがシリアル番号でわかっているので、その記
録領域で再生状態が悪いとき、直ちにこの領域で記録を
行なった磁気ヘッド、即ち異常な磁気ヘッドを即座に知
ることができる。従って、メンテナンスの点で効果が大
である。
【0064】次に、以上説明した各実施例において、図
8を用いて、X値精度メモリ26に格納するX値誤差の
生成方法について説明する。但し、図8において、60
は磁気テープ、61は再生アンプ,62は検波回路、6
3は最大値検出回路、64,65はスイッチ回路、66
はトラッキングデータ(X値誤差)発生装置であり、前
出図面に対応する部分には同一符号をつけて重複する説
明を省略する。
8を用いて、X値精度メモリ26に格納するX値誤差の
生成方法について説明する。但し、図8において、60
は磁気テープ、61は再生アンプ,62は検波回路、6
3は最大値検出回路、64,65はスイッチ回路、66
はトラッキングデータ(X値誤差)発生装置であり、前
出図面に対応する部分には同一符号をつけて重複する説
明を省略する。
【0065】同図において、ここで使用される磁気テー
プ60は、X値誤差が零のデータ記録再生装置で記録が
なされたものであり、以下、アライメントテープとい
う。
プ60は、X値誤差が零のデータ記録再生装置で記録が
なされたものであり、以下、アライメントテープとい
う。
【0066】このアラインメントテープ60は回転磁気
ヘッド32,33で再生走査され、その再生信号は、再
生アンプ61で増幅された後、検波回路62で振幅が検
波されてその振幅に応じた信号が出力される。この検波
回路62の出力信号は最大値検出回路63に供給され、
その出力信号のレベルが最大となったとき、書込み信号
Wrを出力する。
ヘッド32,33で再生走査され、その再生信号は、再
生アンプ61で増幅された後、検波回路62で振幅が検
波されてその振幅に応じた信号が出力される。この検波
回路62の出力信号は最大値検出回路63に供給され、
その出力信号のレベルが最大となったとき、書込み信号
Wrを出力する。
【0067】一方、システムコントローラ12からの制
御により、トラッキングデータ発生器66はトラッキン
グデ−タ(X値誤差)を順次変化させながら出力し、遅
延回路17とスイッチ回路65とに供給される。そこ
で、トラッキングデータの変化とともに遅延回路17の
遅延量が変化し、これに伴ってトラッキング状態が変化
する。このため、トラッキング状態が良くなるにつれて
検波回路62の出力レベルが上昇していき、最大の出力
レベルになると、最大値検出回路63から書込み信号W
rが出力される。この書込み信号Wrによってスイッチ
回路65が閉じ、このとき、トラッキング・データ発生
器66から出力されるトラッキングデータがスイッチ回
路65を介してX値精度メモリ26に供給され、そこに
書き込まれる。従って、このX伊勢度メモリ26に書き
込まれるトラッキングデータは、このデータ記録再生装
置で最良のトラッキング状態が得られるときのトラッキ
ングデータである。
御により、トラッキングデータ発生器66はトラッキン
グデ−タ(X値誤差)を順次変化させながら出力し、遅
延回路17とスイッチ回路65とに供給される。そこ
で、トラッキングデータの変化とともに遅延回路17の
遅延量が変化し、これに伴ってトラッキング状態が変化
する。このため、トラッキング状態が良くなるにつれて
検波回路62の出力レベルが上昇していき、最大の出力
レベルになると、最大値検出回路63から書込み信号W
rが出力される。この書込み信号Wrによってスイッチ
回路65が閉じ、このとき、トラッキング・データ発生
器66から出力されるトラッキングデータがスイッチ回
路65を介してX値精度メモリ26に供給され、そこに
書き込まれる。従って、このX伊勢度メモリ26に書き
込まれるトラッキングデータは、このデータ記録再生装
置で最良のトラッキング状態が得られるときのトラッキ
ングデータである。
【0068】以上のように、アライメント・テープを再
生することにより、データ記録再生装置のX値誤差を簡
単に検出することができる。かかる動作はテストモード
TSTとしてシステムコントローラ12に指示すること
によって行なわれるが、かかるテストモードは1度行な
うだけでよい。
生することにより、データ記録再生装置のX値誤差を簡
単に検出することができる。かかる動作はテストモード
TSTとしてシステムコントローラ12に指示すること
によって行なわれるが、かかるテストモードは1度行な
うだけでよい。
【0069】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
情報信号の記録に際し、予め計測されているX値誤差だ
け位相シフトしたコントロール信号CTLを磁気テープ
に記録するので、該磁気テープ上では、コントロール信
号の記録位置とこれに対応する情報トラックの記録開始
位置と間の距離を同一に保つことができ、この磁気テー
プを再生する際しては、予め計測したX値誤差だけ再生
コントロール信号の位相をシフトしてキャプスタンモー
タの位相制御を行なうので、別にトラッキング調整を要
することなく、再生の開始から最適なトラッキング状態
を得ることができる。
情報信号の記録に際し、予め計測されているX値誤差だ
け位相シフトしたコントロール信号CTLを磁気テープ
に記録するので、該磁気テープ上では、コントロール信
号の記録位置とこれに対応する情報トラックの記録開始
位置と間の距離を同一に保つことができ、この磁気テー
プを再生する際しては、予め計測したX値誤差だけ再生
コントロール信号の位相をシフトしてキャプスタンモー
タの位相制御を行なうので、別にトラッキング調整を要
することなく、再生の開始から最適なトラッキング状態
を得ることができる。
【0070】また、本発明によれば、1つの磁気テープ
に複数の異なる記録機によって記録がなされていても、
該磁気テープの再生に際し、かかる記録機の記録領域毎
に該記録機のX値誤差に応じて再生トラッキング信号を
位相シフトすることができ、磁気テープ全体にわたって
最良のトラッキング状態を得ることができる。
に複数の異なる記録機によって記録がなされていても、
該磁気テープの再生に際し、かかる記録機の記録領域毎
に該記録機のX値誤差に応じて再生トラッキング信号を
位相シフトすることができ、磁気テープ全体にわたって
最良のトラッキング状態を得ることができる。
【図1】本発明によるデータ記録再生装置の一実施例を
示すブロック図である。
示すブロック図である。
【図2】図1での磁気テープのトラックパターンを示す
模式図である。
模式図である。
【図3】図2におけるX値誤差に対する再生コントロー
ル信号の位相を示す図である。
ル信号の位相を示す図である。
【図4】本発明によるデータ記録再生装置の他の実施例
を示すブロック図である。
を示すブロック図である。
【図5】図4における磁気テープのトラックパターンの
一例を示す模式図である。
一例を示す模式図である。
【図6】図4における磁気テープの先頭部に記録される
ヘッダー情報のフォーマットを示す図である。
ヘッダー情報のフォーマットを示す図である。
【図7】図4に示した実施例でのヘッダー情報の記録方
法の一具体例を示すブロック図である。
法の一具体例を示すブロック図である。
【図8】各実施例のX値誤差の測定方法とX値精度メモ
リへの記録方法の一具体例を示すブロック図である。
リへの記録方法の一具体例を示すブロック図である。
1 磁気テープ 3 キャプスタンモータ 5 コントロールヘッド 9 キャプスタン速度制御装置 11 キャプスタン位相制御装置 12 システムコントロ−ラ 15 コントロール信号発生器 16 基準信号発生器 17 遅延回路 18 回転ドラム 21 ドラムモータ 24 ドラム速度制御装置 25 ドラム位相制御装置 26 X値精度メモリ 28 コントロールトラック 32,33 回転磁気ヘッド 34 復調回路 38 ヘッダー・リードメモリ 41 変調回路 44 シリアル番号メモリ 60 アライメントテープ 62 検波回路 63 最大値検出回路 66 トラッキングデータ発生器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 菅 厚夫 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 株 式会社日立製作所映像メディア研究所内 (72)発明者 小菅 稔 神奈川県小田原市国府2880番地 株式会社 日立製作所ストレージシステム事業部内
Claims (6)
- 【請求項1】 回転磁気ヘッドによって磁気テープ上斜
めの情報トラックに情報信号を、該磁気テープの長手方
向にコントロール信号を夫々記録し、これらを再生する
ようにしたヘリカルスキャン方式のデータ記録再生装置
において、 磁気テープ上に情報信号とコントロール信号とを記録し
たときの該コントロール信号の記録位置とこれに対応す
る情報トラックの記録開始位置との間の距離を表わすX
値の、予め規定される値からの誤差であるX値誤差を記
憶するX値誤差記憶手段と、 記録時、コントロール信号を、基準信号に対して、該X
値誤差に相当する分位相シフトし、該位相シフトされた
該コントロール信号を該磁気テープへの記録コントロー
ル信号とする手段と、 再生時、該基準信号を該X値誤差に相当する分位相シフ
トする手段と設け、再生時、位相シフトされた該基準信
号と該磁気テープからの再生コントロール信号とから、
キャプスタン位相制御信号を生成することを特徴とする
データ記録再生装置。 - 【請求項2】 回転磁気ヘッドによって磁気テープ上斜
めの情報トラックに情報信号を、該磁気テープの長手方
向にコントロール信号を夫々記録し、これらを再生する
ようにしたヘリカルスキャン方式のデータ記録再生装置
において、 磁気テープ上に情報信号とコントロール信号とを記録し
たときの該コントロール信号の記録位置とこれに対応す
る情報トラックの記録開始位置との間の距離を表わすX
値の、予め規定される値からの誤差であるX値誤差を記
憶するX値誤差記憶手段と、 該X値誤差記憶手段から該X値誤差を読み出し、ヘッダ
ー情報として磁気テープのヘッダー領域に記録する記録
手段と、 情報信号の再生に先立って、磁気テープのヘッダー領域
からヘッダー情報を再生するヘッダー情報再生手段と、 再生された該ヘッダー情報を記憶するヘッダー情報記憶
手段と、 情報信号の再生時、該ヘッダー情報記憶手段に記録され
ている該ヘッダー情報のうちの該情報信号に対応するX
値誤差を読み出して該X値誤差記憶手段に記憶されてい
るX値誤差を補正する補正手段と、 該基準信号を該補正手段で補正されたX値誤差に相当す
る分位相シフトする手段と設け、再生時、位相シフトさ
れた該基準信号と該磁気テープからの再生コントロール
信号とから、キャプスタン位相制御信号を生成すること
を特徴とするデータ記録再生装置。 - 【請求項3】 請求項2において、 装置固有のシリアル番号を記憶した手段を有し、 該シリアル番号を前記X値誤差とともに前記ヘッダー情
報とすることを特徴とするデータ記録再生装置。 - 【請求項4】 請求項2または3において、 前記ヘッダー情報再生手段は、前記磁気テープのローデ
ィング完了とともに、前記磁気テープからヘッダー情報
を再生し、前記ヘッダー情報記憶手段に読み込むことを
特徴とするデータ記録再生装置。 - 【請求項5】 請求項2または3において、 前記記録手段は、前記磁気テープのアンローディング直
前の巻戻し完了とともに前記ヘッダー情報を前記磁気テ
ープのヘッダー領域に記録することを特徴とするデータ
記録再生装置。 - 【請求項6】 請求項1,2,3,4または5におい
て、 前記X値が前記規定の値であって前記X値誤差が零のア
ラインメントテープを再生磁気テープとし、 順次変化するX値誤差を発生するX値誤差発生手段と、 前記基準信号を該変化するX値誤差に応じて位相シフト
する手段と、 該位相シフトされた基準信号と該アラインメントテープ
から再生されるコントロール信号とでキャプスタンモー
タを位相制御する手段と、 該アラインメントテープからの再生信号のレベルを検出
し、該レベルが最大のとき、書込み信号を発生する手段
と、 該書込み信号が発生したときの該X値誤差発生手段から
のX値誤差を前記X値誤差記憶手段に記憶させる手段と
とを備えたことを特徴とするデータ記録再生装置。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4277373A JPH06131756A (ja) | 1992-10-15 | 1992-10-15 | データ記録再生装置 |
US08/136,641 US5500775A (en) | 1992-10-15 | 1993-10-13 | Data recording and reproducing apparatus |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4277373A JPH06131756A (ja) | 1992-10-15 | 1992-10-15 | データ記録再生装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06131756A true JPH06131756A (ja) | 1994-05-13 |
Family
ID=17582626
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4277373A Pending JPH06131756A (ja) | 1992-10-15 | 1992-10-15 | データ記録再生装置 |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US5500775A (ja) |
JP (1) | JPH06131756A (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6424483B1 (en) * | 1995-11-21 | 2002-07-23 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | Control system of tape travel for a magnetic recording and reproducing apparatus |
JP2000242914A (ja) * | 1999-02-17 | 2000-09-08 | Mitsubishi Electric Corp | 磁気記録再生装置及びその調整確認方法 |
JP2008262645A (ja) * | 2007-04-13 | 2008-10-30 | Fujifilm Corp | 記録再生装置 |
Family Cites Families (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS57198566A (en) * | 1981-05-30 | 1982-12-06 | Sony Corp | Tracking controller of magnetic recording and reproducing device |
US4868692A (en) * | 1987-03-31 | 1989-09-19 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | Tracking error signal forming circuit |
US5121260A (en) * | 1989-06-22 | 1992-06-09 | Digital Equipment Corporation | Read channel optimization system |
KR920004224B1 (ko) * | 1989-12-31 | 1992-05-30 | 삼성전자 주식회사 | A/c헤드의 x거리 무조정방식의 자기기록 재생장치 |
JPH04195844A (ja) * | 1990-11-27 | 1992-07-15 | Sony Corp | 記録装置 |
-
1992
- 1992-10-15 JP JP4277373A patent/JPH06131756A/ja active Pending
-
1993
- 1993-10-13 US US08/136,641 patent/US5500775A/en not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
US5500775A (en) | 1996-03-19 |
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