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JPH06131032A - ロボット装置およびロボット装置のティ−チング方法。 - Google Patents

ロボット装置およびロボット装置のティ−チング方法。

Info

Publication number
JPH06131032A
JPH06131032A JP4907093A JP4907093A JPH06131032A JP H06131032 A JPH06131032 A JP H06131032A JP 4907093 A JP4907093 A JP 4907093A JP 4907093 A JP4907093 A JP 4907093A JP H06131032 A JPH06131032 A JP H06131032A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
robot
unit
robot hand
orientation
teaching
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP4907093A
Other languages
English (en)
Inventor
Naoki Takehara
直樹 竹原
Hiroshi Kikuchi
博 菊地
Kosuke Inoue
康介 井上
Toyohide Hamada
豊秀 浜田
Isao Takahashi
勇夫 高橋
Noriyuki Dairoku
範行 大録
Tadashi Yamada
正 山田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Ltd
Priority to JP4907093A priority Critical patent/JPH06131032A/ja
Publication of JPH06131032A publication Critical patent/JPH06131032A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Numerical Control (AREA)
  • Container, Conveyance, Adherence, Positioning, Of Wafer (AREA)
  • Length Measuring Devices With Unspecified Measuring Means (AREA)
  • Manipulator (AREA)
  • Warehouses Or Storage Devices (AREA)
  • Controlling Sheets Or Webs (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 ロボットのティーチング位置・姿勢修正作業
を治具と簡単な操作により現場でにて容易に行う。 【構成】 ロボットハンド1002により内側ユニット
1403の把持部1402を把持し、内側ユニット14
03を取り囲む形状の外側ユニット1404を作業台上
に設置し、センサ1210により内側ユニット1403
と外側ユニット1404間の距離、傾き等を計測し、ロ
ボットコントローラ1002により外側ユニット140
4に対する内側ユニット1403の相対的な位置・姿勢
を算出してロボットハンドの位置・姿勢を修正する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はロボット装置およびロボ
ットシステムに関わり、とくに、ワーク把持用のロボッ
トハンド等の位置や姿勢を測定してティーチングプレイ
バックする方式のロボット装置およびロボットシステム
に関する。
【0002】
【従来の技術】ロボットは予め記憶したティーチングデ
ータに基づいて動作するようになっているものの、寸法
や回転角度等の機械的誤差により指令通りに位置・姿勢
に動かすことは困難である。このためロボットを現場に
導入する際にはティーチング作業が欠かせず、その簡略
化がロボットによる自動化の一つの課題となっている。
また、ロボットの現場導入後、ロボット本体または周囲
環境に何らかの変化が生じた場合等の修正作業をライン
を停止せずに最小限の時間で済ませることが望まれてい
る。
【0003】特開昭63−193203号公報には、作
業軌跡の代表点1点のみを再ティーチングしてロボット
ハンド交換後の機構パラメータを修正する方法が開示さ
れている。また、特開平1−175608号公報には、
交換前と後のロボットハンドの機構パラメータを実測し
座標変換行列を修正する方法が開示されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記特開昭63−19
3203号公報に開示の方法には、ロボットハンド交換
前と交換後のティーチング点の位置・姿勢と厳密に一致
させる作業が熟練作業者でなければできないという問題
があった。また、特開平1−175608号公報に開示
の方法には、ロボットハンドを取付誤差を大型の三次元
測定器により測定する必要であり、この測定器を稼働ラ
インに持ち込むことは実際上困難という問題があった。
【0005】一方、自走式ロボットを用いた半導体前工
程ベイ内のウェハカセットの搬送作業のように、作業の
対象となる製造装置の形式が限定され、しかも同一形式
の製造装置が複数台存在するような場合には、把持ポイ
ントでのロボットの位置・姿勢が類似しているにもかか
わらず各製造装置を1台毎に修正しなければならないと
いうわずらわしさがあった。本発明の目的は、上記ロボ
ットのティーチング位置・姿勢の修正作業を現場で使用
可能な治具を使用して行うことができ、さらに操作を簡
単、容易化することのできるロボット装置およびロボッ
トシステム提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、内側ユニットと、内側ユニットの外周に配置される
外側ユニットと、外側ユニットまたは内側ユニットに固
定した複数の変位センサと、演算部とによりロボットハ
ンド位置・姿勢計測装置を構成し、外側ユニットを作業
対象物と同様に作業台上に固定し、内側ユニットをロボ
ットハンドの把持用爪部に取付けて各変位センサの出力
により外側ユニットと内側ユニット間の距離を測定して
ロボットハンドの位置・姿勢値を算出するようにする。
【0007】さらに、内側ユニットに外側ユニットの3
つの面とほぼ平行な3つの面を具備するようにする。さ
らに、内側ユニットの把持部を半導体ウエハホルダ等の
作業対象物の把持部と同一形状にする。さらに、外側ユ
ニットの作業台設置面を作業対象物の作業台設置面と同
一形状にする。さらに、内側ユニットを作業対象物と同
一重量にする。
【0008】さらに、外側ユニットまたは内側ユニット
に傾斜センサを設け、各変位センサと傾斜センサとの出
力により外側ユニットと内側ユニット間の距離、角度等
を測定してロボットハンドの位置・姿勢値を算出するよ
うにする。さらに、上記演算部が演算するロボットハン
ドの位置・姿勢データを表示する表示部、および/また
はロボットハンドの位置・姿勢データをロボットコント
ローラに受け渡すインタフェース部を設けるようにす
る。
【0009】また、外側ユニットおよび/または内側ユ
ニットの交換前と交換後の位置・姿勢データを記憶し、
両ユニットの交換前と交換後の位置・姿勢データを比較
して交換後のロボットハンドの機構パラメータを修正す
るようにする。また、ロボットハンドの交換前と交換後
の位置・姿勢データを記憶し、ロボットハンドの交換前
と交換後の位置・姿勢データを比較して交換後のロボッ
トハンドの機構パラメータを修正するようにする。
【0010】さらに、装着位置毎のロボットハンドの座
標変換行列を記憶してロボットハンドの機構パラメータ
を修正するようにする。また、複数台の上記ロボット装
置に対しては、ティーチングデータを持つロボット装置
のロボットハンドの機構パラメータおよびそのロボット
ハンド位置・姿勢計測装置から得られる測定値と、ティ
ーチングデータを持たないロボットのロボットハンド位
置・姿勢計測装置から得られる測定値とから、ティーチ
ングデータを持たないロボットのロボットハンドの機構
パラメータを修正するようにする。
【0011】
【作用】内側ユニットの把持部を半導体ウエハホルダ等
の作業対象物の把持部と同一形状にすることによりロボ
ットハンドは内側ユニットを弛みなく把持する。また、
外側ユニットの作業台設置面を作業対象物の作業台設置
面と同一形状にすることにより外側ユニットが作業台に
弛みなく設置される。また、内側ユニットを作業対象物
と同一重量にすることにより、ロボットハンドは内側ユ
ニットを作業対象物と同一条件で把持する。
【0012】また、各変位センサと傾斜センサは内側ユ
ニットと外側ユニットとのほぼ平行な3つの面間の距離
および捩じれを検出する。演算部はロボットハンドの位
置・姿勢値を算出し、さらに外側ユニット、内側ユニッ
ト、ロボットハンド等のの交換前と交換後の位置・姿勢
データを比較して交換後のロボットハンドの機構パラメ
ータを修正する。
【0013】また演算部は、複数台の上記ロボット装置
に対しては、ティーチングデータを持つロボット装置の
ロボットハンドの機構パラメータおよびそのロボットハ
ンド位置・姿勢計測装置から得られる測定値と、ティー
チングデータを持たないロボットのロボットハンド位置
・姿勢計測装置から得られる測定値とから、ティーチン
グデータを持たないロボットのロボットハンドの機構パ
ラメータを修正する。
【0014】
【実施例】
〔実施例 1〕図1は本発明によるロボット位置・姿勢
計測装置の斜視図、図2、図3はそれぞれ図1における
A−A断面図、B−B断面図、図4はその座標系の説明
図、図5は図1の内側ユニットの斜視図である。
【0015】図1において、ロボットハンド位置・姿勢
計測装置は3枚の平板を互いに直角に組み合わせた内側
ユニット11、ロボットハンド21、把持用爪部14、
内側ユニット11に連結されこれを取り囲む箱状の外側
ユニット12、外側ユニット12の内面に取り付けられ
た6個の変位センサ13(13a〜13f)、各変位セ
ンサ出力を取り込んで演算するデータ演算部15、その
演算結果を表示するデータ表示部16、更にロボットコ
ントローラへ位置・姿勢情報を受け渡すインタフェース
部17等より構成される。
【0016】ロボットアーム22の先端にはロボットハ
ンド21を取り付け、ロボットハンド21は把持用爪部
14を把持する。この部分の全体形状は実把持対象物を
把持する際に使用される把持用爪部と同一形状であるこ
とが望ましい。また、把持用爪部14と内側ユニット1
1の合計重量を、ロボットが実作業で持ち上げる把持対
象物とほぼ同一重量となるようにする。また、外側ユニ
ット12を内側ユニット11を内部に収容できる箱型状
にし、その下部を実作業時に把持する把持対象物の下部
と同一形状とする。
【0017】図2、3に示すように、外側ユニット12
の内側には6個のレーザ式変位センサ13a〜13fを
所定の位置に取り付ける。図4は図1における各種座標
系を示すものであり、3個の変位センサ13a〜13c
が面 Oxy 上に同一直線上に並ばないように取り付けら
れ、それぞれは内側ユニット11の面 O'x'y' との距離
を測定する。また、2個の変位センサ13e、13dは
面 Oxz にそれらを結ぶ直線の方向ベクトルが内側ユニ
ット11の面 O'x'y' の法線ベクトルと一致することの
ないように取り付けられ、それぞれは内側ユニット11
の面 O'x'z' との距離を測定する。
【0018】また、1個の変位センサ13fは面 Oyz
上に取り付けられ、内側ユニット11の面 O'y'z' との
距離を測定する。データ演算部15はセンサ13a〜1
3fからの各出力を記憶して演算し、演算結果をデータ
表示部16に表示すると同時にインタフェース部17を
介しロボットコントローラに転送する。次に本実施例に
おけるロボット位置・姿勢データ計測装置の動作を説明
する。なお、以下での座標は特にことわらない限り、外
側ユニット12に固定した直交座標系 O−xyz に基づい
て説明する。
【0019】図1に示すように、ロボット位置・姿勢デ
ータ計測装置の外側ユニット12は実把持対象物を作業
ステーション23上に固定する場合と同様にして、外側
ユニット12はその突起部12aが作業ステーション2
3上の凹部23aに係合して作業ステーション23上に
固定される。その後は、ロボットの教示データ、あるい
は手動操作によりハンド21で把持用爪部14を把持
し、データ演算部15によりセンサ13a〜13fの計
測値から内側ユニット11の位置・姿勢データを演算す
る。
【0020】外側ユニット11の寸法や各センサの取付
位置等は既知であるから、まず変位センサ13a〜13
cにより内側ユニット11の平面 O'x'y' 上の3点を計
測して平面 O'x'y' を式(1)により算出する。
【数1】 ただし、P1(x1, y1, z1), P2(x2, y2, z2), P3(x3,
y3, z3) は、変位センサ13a〜13cが測定する平面
O'x'y' 上の点である。また変位センサ13d、13e
各々の出力と内側ユニット11を構成する平面O'x'y'
との直交関係から、内側ユニット11を構成する平面
O'x'z' の式(2)が算出される。
【0021】また、 P4(x4, y4, z4), P5(x5, y5,
z5) は変位センサ13d、13eによる平面 O'x'z' 上
の測定点であり、 (A1 ,B 1 ,C1 ) は式(1)で求めた
平面O'x'y' の法線ベクトルである。また、変位センサ
13fからの出力と内側ユニット11を構成する平面
O'x'y' および O'x'z' との直交関係から内側ユニット
11を構成する平面 O'y'z'を式(3)のように算出す
る。ただし、P6(x6, y6, z6) は変位センサ13fの測
定点であり、 (A2, B2, C2) は式(2)で求めた平面
O'x'z' 上の法線ベクトルである。
【0022】式(1)〜(3)は式(4)〜(6)のよ
うな標準形式に変形することができる。
【数2】
【数3】
【数4】 以上より、内側ユニット11を構成する3平面の式が求
まるので、図4に示した既知の外側ユニット座標系 O−
xyz に対する内側ユニット座標系 O'−x'y'z'が定ま
る。
【0022】内側ユニット座標系 O'−x'y'z' の原点は
平面 O'x'y', O'y'z', O'x'z' の交点であるから、内側
ユニット座標系 O'−x'y'z' 上での座標は式(7)に示
す外側ユニット座標系 O−xyz で記述することができ
る。
【数5】 また、内側ユニット11を構成している3つの平面上の
法線ベクトルは内側ユニット座標系の各軸方向を示すか
ら、外側ユニット座標系に対する内側ユニット座標系の
位置・姿勢関係は式(8)に示す4行4列の変換行列の
ようになる。
【数6】
【0023】式(8)より、例えば「ロボット・マニピ
ュレータ」(R.P.ポール著、吉川恒夫訳、コロナ社
(1984年)、第43頁〜第46頁)にて定義されて
いるオイラー角(φ,θ,ψ)が式(9)のように、ま
た、ロール・ピッチ・ヨー(φ,θ,ψ)が式(10)
のように算出される。
【数7】
【数8】
【0024】データ演算部15は上記の各演算を行って
ロボットハンド21がロボットハンド把持用爪部14を
把持した状態おけるロボットハンドの位置・姿勢を求
め、所要の演算結果をデータ表示部16に送って表示す
る。これにより、ロボット位置・姿勢データ計測装置か
らの測定結果を監視しながらロボットを教示することが
できるので、従来、目視に頼っていた教示作業を効率化
し、最適化することができる。また、上記データ表示部
16の表示や、インタフェース部17を介して演算結果
をロボットコントローラへ転送することにより、ロボッ
トコントローラにおいて教示データを補正してハンド2
1の位置を補正することができる。
【0025】さらに、ロボット本体やハンド21等の位
置・姿勢変化に対応するハンド21の位置・姿勢偏差を
明確にすることができる。このため、ロボット教示時に
得た変換行列、あるいは教示直後に上記測定データより
算出した変換行列を記憶して、これとロボット本体やハ
ンド21等の位置・姿勢変化後の測定データより算出し
た変換行列とを用いて、式(11)に示すハンドの位置
・姿勢変化を示す変換行列を求めるようにする。
【0026】
【数9】 式(11)のサフィックスAは上記変化前の状態を示
し、同Bは変化後の状態を示している。また、TAの逆
行列とTBの積はハンドの位置・姿勢変化を示す変換行
列である。本発明ではロボット本体やロボットハンドの
位置・姿勢変化に対応して、式(11)の情報を基にオ
ンライン、あるいはオフラインで教示データの修正を行
う。
【0027】また、ロボットハンド把持用爪部14と内
側ユニット11の合計重量を、ロボットが実作業で把持
する把持対象物の重量と同一とするので、ロボットにか
かる負荷を実作業時と同一にすることができる。なお、
上記実施例では、内側ユニット11を構成する3枚の平
板は相互に直交するように配置されていた。しかし、直
交していない場合には座標変換を行って以後は同様な測
定を行えばよい。
【0028】〔実施例 2〕外側ユニット12を構成す
る3つの平面にそれぞれ3個の変位センサを取り付けた
ることもできる。合計9個の変位センサ各々より得られ
る点をP1〜P9 とすると、各平面は式(12)〜(1
4)のように表せる。
【数10】 式(12)、(13)、(14)は同一形式であるか
ら、データ演算部15の演算プログラムを共通化して効
率化することができ、さらに、式(13)は式(12)
の演算結果を用いないので計算誤差が累積されない。ま
た、センサ数の増加により被検出面情報が増加するの
で、ロボット教示時のオペレータへの情報も増加する。
【0029】〔実施例 3〕図6は内側ユニット11を
六面体形状として製作を容易化した場合の斜視図であ
る。実施例1、2と同等な効果を得ることができる。
【0030】〔実施例 4〕図7は各変位センサ13を
内側ユニット11側に取り付けた場合である。この場合
は内側ユニット座標系に対する外側ユニット座標系の座
標変換行列を求めることになり、これは式(8)の逆行
列となる。
【0031】〔実施例 5〕図8は上記変位センサ13
a〜13dの他に傾斜センサ81を設けた場合である。
座標系O'−x'y'z'の座標系O−xyzに対する最も好ましい
位置・姿勢が、平面O'x'y'が平面Oxyに平行になるとき
とすれば、そのときの平面O'x'y'の法線ベクトルは式
(15)のようになる。
【数11】 傾斜センサ81を内側ユニット11の底面に取り付け、
平面O'x'y'がz軸回りにφ回転した際の、y軸回りの回転
θとx軸回りの回転ψを計測する。測定時の平面O'x'y'
の法線ベクトルを式(16)とすると、式(15)と
(16)の関係は式(17)のようになる。
【0032】式(17)より、平面O'x'y'の法線ベクト
ルを求め、センサ13aの出力と式(3)あるいは式
(6)より平面O'x'y'を算出する。平面O'y'zと、平面
O'z'x'を実施例1と同様にして求め、座標系O−xyzに対
する座標系O'−x'y'z'の位置・姿勢を求める。本実施例
では変位センサの数、および平面を求めるための演算量
を減らすことができる。
【0033】〔実施例 6〕本実施例では水平多関節形
のスカラ形ロボット90に変位センサ13a〜13dを
図9のように配置する。スカラ形ロボットの多くは4自
由度ロボットであるため、ロボットハンドの姿勢をあら
わすパラメータ3個のうち2個は既知である。したがっ
て、本実施例ではロボットハンド位置・姿勢データを4
個になる。 〔0034〕〔実施例 7〕図10は本発明によるティ
ーチング位置・姿勢データ修正方法をウェハカセット搬
送作業用多関節ロボットに適用した場合のシステムの構
成例である。多関節ロボット1001、ロボットハンド
1002、ロボットハンド位置・姿勢計測装置100
3、ロボットコントローラ1004、グリッパ1005
及び一対のツメ1006から構成される。 〔0035〕図11は多関節ロボット1001の関節構
成図である。6つの関節J1、J2、J3、J4、J
5、J6からなり、L1、L2、L3、L4、LY1、LY
2、LY3、LXはその機構パラメータである。ロボット
の座標系、座標変換行列を以下のように定義する。 O0−X000:ロボットベースに固定された座標系 Oi−Xiii:ロボットのi番目の被駆動部に固定さ
れた座標系 O6−X666:ロボットハンド1002取付面に固定
された座標系 Ot−Xttt:ロボットハンド1002に固定された
座標系(工具座標系) Ti:Oi−XiiiからO
i-1−Xi-1i-1i-1への座標変換行列 〔0036〕周知のように任意の点を座標系O0−X0
00であらわしたベクトルX0と座標系O6−X666
であらわしたベクトルX6の間には式(18)の関係が
ある。Tは4行4列の行列であり、θ1,θ2,θ3,θ4,θ
5,θ6は各関節の回転角である。また、Tを式(19)
のように定義する。
【数12】 6を座標Ot−Xttt上であらわしたものをXtとす
ると式(20)の関係が得られる 〔0037〕ここでTtは4行4列の行列で、α,β,γ
は座標系O6−X666で表現した座標系Ot−Xtt
tの姿勢をあらわす角度であり、たとえばオイラー角
とすることもできる。また、Px,Py,Pzは座標系O6
666で表現した座標系Otの位置である。したがっ
て、式(18)、(20)より式(21)が得られる。
tをたとえばロボットハンド1002中心位置に設定
して式(21)の座標変換を行うことにより、ロボット
コントローラ1004はティーチングされたロボットの
位置及びT、Ttにより定まる座標系O0−X000
対する姿勢を求めて記憶装置に記憶し、プレイバック時
には式(21)を逆変換して角関節角度を求め多関節ロ
ボット1001を動作させる。 〔0038〕図12はロボットコントローラ1004の
構成図である。ロボットコントローラ1004の記憶装
置1202には、作業者がティーチングBOX1208
を用いてあらかじめティーチングしたティーチングデー
タやCAD情報などより得られるオフラインデータと動
作シーケンスが記憶される。CPU1201はこれらの
データを座標変換して角関節の目標角度を算出し、エン
コーダ1207のカウンタ1206より得られる角関節
角度の現在値が目標値となるようにD/Aコンバータ1
203に指令を与え、サーボアンプ1204、モータ1
205を駆動し多関節ロボット1001を動作させる。 〔0039〕図13は対象ワークであるウェハカセット
1301の斜視図である。ウェハカセット1301はテ
フロンもしくはポリプロピレン等で成形され、その上端
は開口し、内部に半導体ウェハを並列して収納する溝1
302を備えている。また、開口部の上端には外部に突
出した被把持部1303を有し、さらに被把持部130
3に垂直で収納された半導体ウェハに平行な突起130
4を持つ。ロボットハンド1002のツメ1006に
は、ウェハカセット1301の被把持部1303と突起
1304の形状にマッチするガイド部を設け、被把持部
1303に嵌入してウェハカセット1301を把持する
ようにする。 〔0040〕図14は本発明によるロボットハンド位置
・姿勢計測装置1003の構成図である。ロボットハン
ド位置・姿勢計測装置1003は、被把持部1402、
内側ユニット1403、外側ユニット1404、センサ
1210a〜1210fとから構成される。被把持部1
402の形状はウェハカセットの被把持部1303と同
一である。内側ユニット1403は被把持部1402と
一体に成型され互いに非平行な少なくとも3つの面から
構成され、その重量をウェハカセット1301とほぼ同
等にする。 〔0041〕外側ユニット1404の製造装置の装着位
置に装着する部分1405の形状をウェハカセット13
01の下部1305と同一とし、内側ユニット1403
の面を取り囲む平面を有し、6個のセンサ1210a〜
1210fを取付けて内側ユニット1403と外側ユニ
ット1404間の距離を測定する。 〔0042〕図15はロボットハンド位置・姿勢計測装
置1003の座標系を示す図であり、次のように定義す
る。 Os−XsYsZs:ロボットハンド位置・姿勢計測装置1
003の外側ユニット1404に固定された座標系 Ow−XwYwZw:ロボットハンド位置・姿勢計測装置1
003の内側ユニット1403に固定された座標系 センサ1210a〜1210cは面Os−XsYsに直線
状に並ばないように取り付けられ、相対する面Ow−Xw
Ywとの距離を測定する。 〔0043〕センサ1210d、1210eはこれらを
結ぶ直線の方向ベクトルが内側ユニット1403の面O
w−YwZwの法線ベクトルと一致することがないように
面Os−YsZsに取り付けられ、上記面Ow−YwZwとの
距離を測定する。センサ1210fは面Os−XsZsに
取り付けられ、相対する面Ow−XwZwとの距離を測定
する。次に、外側ユニット1404に固定された座標系
Os−XsYsZsに対するロボットハンド1002の位置
・姿勢の測定手順について説明する。 〔0044〕まず、ロボットハンド位置・姿勢計測装置
1003を製造装置の装着場所に装着し、多関節ロボッ
ト1001を記憶装置1202に記憶したティーチング
データもしくはティーチングBOX1208を用いて動
作させ、ロボットハンド1002で被把持部1402を
把持させる。外側ユニット1404の寸法、センサ12
10a〜1210fの取り付け位置は既知であるのでセ
ンサ1210a〜1210cの出力から内側ユニットの
平面Ow−XwYw上の3点を測定して平面Ow−XwYwの
式(22)を算出する。 〔0045〕
【数13】 ここでP1(X1,Y1,Z1)、P2(X2,Y2,Z2)、P3
(X3,Y3,Z3)は、センサ1210a〜1210cの
出力から求められる平面Ow−XwYw上の点である。ま
た、センサ1210d、1210eの出力と内側ユニッ
ト1403の平面Ow−XwYwとOw−YwZwの直交関係
より平面Ow−YwZwの式(23)が算出される。P
4(X4,Y4,Z4)、P5(X5,Y5,Z5)はセンサ121
0d、1210eの出力から求められる点であり、(A
1,B1,C1)は平面Ow−XwYwの法線ベクトルである。 〔0046〕また、センサ1210fの出力と内側ユニ
ット1403の平面Ow−XwYw、Ow−YwZw、Ow−
XwZw間の直交関係より平面Ow−XwZwの式(24)
を算出する。なお、P6(X6,Y6,Z6)はセンサ121
0fの出力から求めた点であり、(A2,B2,C3)は平
面Ow−YwZwの法線ベクトルである。式(25)、
(26)、(27)は式(22)、(23)、(24)
を標準系に書き直したものがである。 〔0047〕
【数14】
【数15】
【数16】 以上の手順により内側ユニット1403の互いに直交す
る3平面の式を求めたので、外側ユニット1404に固
定された座標系Os−XsYsZsに対する内側ユニット座
標系Ow−XwYwZwが定められる。 〔0048〕内側ユニット座標系の原点は平面Ow−Xw
Yw、Ow−XwZw、Ow−YwZwの交点であるから式
(28)の様に外側ユニット座標系によって記述され
る。また、平面Ow−XwYw、Ow−YwZw、Ow−XwZ
wの各法線ベクトル(A11,C1)、(A2,B2,C2)、
(A3,B3,C3)が内側ユニット座標系の各軸の方向を
示し、これより外側ユニット座標系に対する内側ユニッ
ト座標系の位置・姿勢は式(29)に示す4行4列の座
標変換行列となる。 〔0049〕
【数17】
【数18】 また、内側ユニット1403と被把持部1402の位置
関係は既知であることより、ロボットハンド1002の
位置・姿勢を同様にして求めることができる。 〔0050〕次ぎに、ロボットハンド1002を交換し
た場合における本発明によるティーチングデータ修正方
法について述べる。多関節ロボット1001を現場に導
入して搬送作業が可能となった時点で、ロボットハンド
位置・姿勢計測装置1003を用いて各ウェハカセット
装着位置毎にロボットハンド1002の外側ユニット1
404に対する位置・姿勢を計測し、記憶装置1202
に記憶する。外側ユニット1404の下部1405の形
状はウェハカセット1301の下部1305と同一であ
るから、ロボットハンド位置・姿勢計測装置1003を
作業位置にしっかりと装着できる。 〔0051〕また、被把持部1402の形状はウェハカ
セット1301と同一であるからロボットハンド100
2を交換せずに計測することができる。さらに、内側ユ
ニット1403の重量はウェハカセット1301の重量
と同一であるから、多関節ロボット1001にかかる負
荷を実作業と同一になる。したがって、実作業と計測時
の条件は同一になる。ここで、衝突等によりロボットハ
ンド1002が変形したのでこれを交換した場合を考え
る。 〔0052〕図16はロボットハンド1002の交換前
と後の多関節ロボット1001の把持ポイントの位置・
姿勢を示す図である。変形がロボットハンド1002の
みであればロボットハンド1002以外の機構パラメー
タは前回ティーチング時と同一である。したがって多関
節ロボット1001自体は式(18)に従って衝突前の
位置・姿勢で動く。しかし、ロボットハンド1002を
交換した場合はそれが同形のものであっても寸法誤差や
取付誤差により式(20)のTtが変化するので、図1
6に示したように前回のティーチング時とは異なる位置
・姿勢をとり、そのままでは搬送作業を行えなくなる。 〔0053〕そこでティーチング位置・姿勢を修正す
る。まず、多関節ロボット1001を装着位置の1つに
移動し、装着位置に装着したロボットハンド位置・姿勢
計測装置1003の内側ユニット1403の被把持部1
402をロボットハンド1002により把持する。ロボ
ットハンド位置・姿勢計測装置1003は内側ユニット
1403と外側ユニット1404との間に十分な間隙を
持つので、ロボットハンド1002の位置・姿勢が前回
のティーチングの位置・姿勢からずれていても内側ユニ
ット1403の被把持部1402を外側ユニット140
4をずらす事なく把持する事ができる。 〔0054〕次いで、ロボットハンド位置・姿勢計測装
置1003は外側ユニット1404に固定された座標系
Os−XsYsZsに対するロボットハンド1002の位置
・姿勢を求める。図17は外側ユニット1404の座標
系Os−XsYsZsに対するロボットハンド1002交換
前と後の各座標系の関係を示すものである。ここで座標
変換行列を以下のように定義する。 〔0055〕Tt :ロボットハンド交換前のOt−Xt
ttからO6−X666への座標変換行列 Tt' :ロボットハンド交換後のOt'−Xt'Yt'Zt'か
らO6−X666への座標変換行列 Ts :Os−XsYsZsからO0−X000への座標変換
行列 Tw :Ow−XwYwZwからOt−Xtttへの座標変換
行列 TR1:ロボットハンド交換前のロボットハンド位置・姿
勢計測装置1003により検出されるOw−XwYwZwか
らOs−XsYsZsへの座標変換行列 TR2:ロボットハンド交換後のロボットハンド位置・姿
勢計測装置1003により検出されるOw−XwYwZwか
らOs−XsYsZsへの座標変換行列 〔0056〕多関節ロボット1001の機構パラメータ
は変っていないから、O6−X666の位置・姿勢も不
変である。しかし、ロボットハンド1002の機構パラ
メータが変化しているためOt−XtttはOt'−Xt'
t'Zt''に変化している。なお、Ow−XwYwZwは変
化していない。したがって、図17より式(30)、
(31)の関係が成り立ち、これよりロボットハンド交
換後の座標変換行列Tt'式(32)が求められる。 〔0057〕
【数19】 図18は本実施例のシステム構成図である。変形がロボ
ットハンドのみに限定される場合は、装着位置に拘らず
R1、R2の値が等しいから、一つの装着位置に対する
測定で全ての装着位置に対する位置・姿勢を修正するこ
とができる。このとき、ロボットコントローラ1004
は図18に示すようにロボットハンド位置・姿勢計測装
置1003から送られた計測データをもとに記憶装置1
202中のTtをTt’に更新するだけでよく、再ティー
チング作業によりティーチングデータを変更する必要は
ない。 〔0057〕〔実施例 8〕次ぎに、変形がロボットハ
ンド1002に留まらず多関節ロボット1001にまで
及んだ場合の修正方法を説明する。変形が前記多関節ロ
ボット1001まで及んだ場合には、ロボットハンド1
002の機構パラメータの他に多関節ロボット1001
の機構パラメータも修正する必要がある。 〔0058〕そこで、多関節ロボット1001を装着位
置に移動し、装着位置に装着したロボットハンド位置・
姿勢計測装置1003の内側ユニット1403の被把持
部1402をロボットハンド1002により把持し、ロ
ボットハンド1002の位置・姿勢を求める。ただし、
多関節ロボット1001を現場に導入し搬送作業が可能
となった時点で、ロボットハンド位置・姿勢計測装置1
003を用いて各装着位置毎のロボットハンド1002
の外側ユニット1404に対する位置・姿勢を計測し、
予め記憶装置1202に記憶させておく。 〔0059〕〔実施例 9〕図19は4つの装着位置を
持つ製造装置の斜視図である。したがって、多関節ロボ
ット1001のロボットハンド1002の製造装置19
05に対する把持ポイントは装着位置1901、190
2、1903、1904のように4つ存在する。 〔0060〕図20は装着位置1901における外側ユ
ニット1404の座標系に対するロボットハンド100
2の交換前と後の座標系の関係を示すものである。衝突
により多関節ロボット1001の機構パラメータが変化
し、O6−X666の位置・姿勢も変化しているので、
一つの装着位置に対する測定により全領域の動作を修正
する事は出来ない。したがって、ここで多関節ロボット
1001の機構パラメータを測定して座標変換行列T0,
1,T2,T3,T4,T5,T6等を修正すべきであるが、こ
れは困難な作業であり長大な時間を要する。 〔0061〕そこで、多関節ロボット1001の変形に
よるズレとロボットハンド1002交換によるズレをロ
ボットハンドそのもののズレに換算して位置・姿勢を修
正することを考える。図21は本実施例のシステム構成
図である。一つの装着位置に対する測定で得られた座標
変換行列Ttで多関節ロボット1001の全ての動作領
域に対する修正を行うことは出来ない。しかし、図21
に示すように記憶装置1202に各装着位置の座標変換
行列Ttをテーブルデータ(TtI,TtII,TtIII,TtI
V)として持たせ、CPU1201で各装着位置のロボ
ットハンドの座標変換行列を選択してティーチング位置
・姿勢を修正するようにする。 〔0062〕〔実施例 10〕衝突等により故障した多
関節ロボット1001を同型のものと入れ換える場合の
修正に関し説明する。ここでは、図22に示すようにテ
ィーチングデータを持つ多関節ロボット2201とティ
ーチングデータを持たない同一形式の多関節ロボット2
202を交換することを考える。厳密には、多関節ロボ
ット2201と同2202の機構パラメータは同一でな
いので、多関節ロボット2201のティーチングデータ
を同2202にコピーしても同じようには動かない。 〔0063〕そこで、多関節ロボット2201のティー
チングデータを同2202の記憶装置1202にコピー
後、上記2202のロボットハンドの位置・姿勢を修正
する。図23に示すように、現場搬入前にステージ23
01とロボットハンド位置・姿勢計測装置1003を用
いて多関節ロボット2201に代表点のティーチングを
行い、外側ユニット1404の各代表点におけるロボッ
トハンド1002の位置・姿勢を記憶装置1202に記
憶する。 〔0064〕なお、多関節ロボット2201が作業する
製造装置の構成は既知であるから、上記代表点として多
関節ロボット2201がウェハカセット1301を把持
するポイントを選ぶようにする。多関節ロボット220
1が故障した場合は、交換用の多関節ロボット2202
に多関節ロボット2201と同一のティーチング点を把
持させてその位置・姿勢を求める。 〔0065〕図24は、上記外側ユニット1404の代
表点における多関節ロボット2201と同2202のロ
ボットハンド1002の座標系の関係図である。上記座
標系とその座標変換行列は以下のようになる。 OtA−XtAtAtA:多関節ロボット2201のロボッ
トハンドに固定された座標系 OtB−XtBtBtB:多関節ロボット2202のロボッ
トハンドに固定された座標系 TtA:多関節ロボット2201のロボットハンドのOtA
−XtAtAtAからO6−X666への座標変換行列 TtB:多関節ロボット2202のロボットハンドのOtB
−XtBtBtBからO6−X666への座標変換行列 〔0066〕多関節ロボット2201と同2202の機
構パラメータは厳密には同一ではないものの、全ての代
表点について両ロボットのロボットハンドに固定された
座標系の関係が既知であれば、ロボットの入れ換えによ
るズレを実施例1と同様の座標変換行列の演算により修
正することができる。図22に示したように、多関節ロ
ボット2201のティーチングデータと、多関節ロボッ
トB2202のロボットハンドの座標変換行列のテーブ
ルデータ(TtIB,TtIIB,TtIIIB,TtIVB)とから多関
節ロボット2202の現場搬入前に上記修正を容易に行
えるのでライン停止時間を低減することができる。 〔0067〕〔実施例 11〕図25は故障等によりテ
ィーチング済みの製造装置をティーチングされていない
ものに入れ替える場合を説明する図である。入れ替えに
は装置の設置誤差や加工誤差等が入るため、入れ替え後
の製造装置2502を入れ替え前の製造装置2501に
対するティーチングデータで動作する多関節ロボット1
001で作業させてもロボットハンドの位置・姿勢は同
一にはならない。 〔0068〕このためティーチング位置・姿勢デ−タを
の修正する。本発明では、上記製造装置の位置ズレをロ
ボットハンドの機構パラメータが変化したものとして修
正する。まず、多関節ロボット1001を製造装置D2
502の位置に移動して、その装着位置に装着したロボ
ットハンド位置・姿勢計測装置1003の内側ユニット
1403の被把持部1402を把持して、ロボットハン
ド1002の位置・姿勢を求める。 〔0069〕図25に示したように、製造装置2501
に対する多関節ロボット1001のティーチングデータ
と、CPU1201が選択するロボットコントローラ1
04の記憶装置1202に記憶した製造装置D2502
の各装着位置に対する多関節ロボット1001のロボッ
トハンドの座標変換行列のテーブルデータ(TID,
I ID,TIIID,TIVD)より各装着位置のティーチング位
置・姿勢を修正する。 〔0070〕〔実施例 12〕上記の修正方法は図26
のように多数の製造装置が存在するベイ方式の半導体前
工程ライン内で自走するロボットのティーチング位置・
姿勢の修正にも適用することができる。図26におい
て、自走式ロボット2601は例えば製造装置1905
のティーチングデータを持ち、他の製造装置については
上記の位置・姿勢修正方法を適用する。これにより修正
作業を効率化することができる。 〔0071〕〔実施例 13〕図27は本発明による他
のロボットハンド位置・姿勢計測装置の構成図である。
演算装置2701はセンサ1210a〜1210fの出
力から内側ユニット1403と外側ユニット1404の
相対位置・姿勢を演算し、記憶装置2702はその演算
結果と製造装置の装着位置番号とを記憶する。また、イ
ンターフェース部2703はロボットコントローラ10
04とI/Oユニットを介して情報を交換する。 〔0072〕図28はロボットコントローラ1004の
構成図である。ロボットハンド位置・姿勢計測装置10
03の内側ユニット1403の被把持部1402を把持
した後ティーチング位置・姿勢を自動的に修正するの
で、ティーチング作業が不要となる。また、本実施例で
は実施例1に比べ、CPU1201の負担を軽減し、記
憶装置1202の容量も低減することができる。 〔0073〕〔実施例 14〕本発明のロボットハンド
位置・姿勢計測装置を用いたロボットティーチング位置
・姿勢データ修正方法の一実施例を図面を用いて説明す
る。図29はロボットの機構図である。6自由度の関節
型ロボット2901は回転関節#1〜#6とロボットハ
ンド2902により構成されている。θ1〜θ6は各関節
の回転角である。ロボット2901の座標系と座標変換
行列及びベクトルは以下のようになる。 O0−X000:ロボット2901のベースに固定され
た基準座標系 Oi−Xiii:ロボット2901のi番目の被駆動部
に固定された座標系 OH−XHHH:ロボットハンド2902に固定された
座標系 Ti:Oi−XiiiからOi-1−Xi-1i-1i-1への
座標変換行列 TH:OH−XHHHからO6−X666への座標変換
行列 X0:O0−X000であらわした非斉次位置ベクトル XH:OH−XHHHであらわした非斉次位置ベクトル 〔0074〕これらのベクトルには式(33)の関係が
成り立つ。ただし、Tは式(34)で定義される。
【数20】 1〜T6はロボット2901の関節回転角及び機構パラ
メータに依存し、THはロボットハンド2902の形状
パラメータに依存する。ロボット2901の位置はXH
をハンド中心位置ベクトルとして求めることができ、ロ
ボット2901の姿勢はロボットハンド2902の基準
座標に対する姿勢角であるから、この姿勢角(例えばオ
イラー角)は座標変換行列Tより求めることができる。 〔0075〕図30(a)に示すように、ロボットハン
ド位置・姿勢計測装置3001は内側ユニット3001
bと距離センサを取り付けた外側ユニット3001aと
からなり、内側ユニット3001bは外側ユニット30
01a内で任意の位置・姿勢をとることができる。図3
2に示すように、オペレータは外側ユニット3001a
を装置3201上に位置決めしてロボット2901に内
側ユニット3001bの上部を把持させる。ティーチン
グと測定とを同時に行うために、外側ユニット3001
aの位置決め部と内側ユニット3001bのロボット把
持部との形状が実搬送ワークと同一とする。例えばロボ
ットの搬送ワークが図33(a)のウエハカセット33
01の場合、ロボットハンド位置・姿勢計測装置300
1の形状を同図(b)のようにする。 〔0076〕図30(b)は外側ユニット3001aの
構造と座標系OS−XSSSの関係図である。内側の平
面XSS上に3個の距離センサ3002a、3002
b、3002c、平面YSS上に2個の距離センサ30
02d、3002e、平面ZSSに1個の距離センサ3
002fをとりつけ,取付平面と内側ユニット3001
bの平面間の距離を測定する。図30(c)は内側ユニ
ット3001bの構造と座標系OW−XWWWの関係図
である。 〔0077〕図31は座標系OS−XSSSとOW−XW
WWの関係図である。平面XWW上の3点をP1
2、P3、平面YWW上の2点をP4、P5、平面ZWW
上の点をP6、空間内の任意の点をPとする。ここでベ
クトルPi(i=1〜6)、P、P0を式(35)のよう
に定義する。まず、平面XWW上の3点P1、P2、P3
を通る平面の方程式の標準形は式(36)のようにな
る。NZは平面XWWと直交する単位ベクトルであり、
Zは原点OSから平面XWWへの距離である。同様に、
平面YWW上の2点P4、P5を通りベクトルNZを含む
平面の方程式の標準形は式(37)のようになる。 〔0078〕
【数21】 Xは、平面YWWと直交する単位ベクトルであり、dX
は原点OSから平面YWWへの距離である。同様に平面
WW上の点P6を通りベクトルNZとNXを含む平面の
方程式の標準形は式(38)のようになる。NYは、平
面ZWWと直交する単位ベクトルであり、dYは原点OS
から平面ZWWへの距離である。ベクトルP0は3平面
の交点であり式(39)のようになる。ここで、任意の
点Pの座標OS−XSSSとであらわした非斉次位置ベ
クトルをXS、座標OW−XWWWであらわした非斉次
位置ベクトルをXWとおけば、座標OS−XSSSとOW
−XWWWとの座標変換は式(40)でとなる。 〔0079〕ここでTRは4×4の座標変換行列、RR
座標の回転をあらわす3×3の行列、PRは座標平行移
動をあらわす3次元ベクトルである。ベクトルNX
Y、NZとP0を座標OS−XSSSであらわせば座標
変換行列TRは式(41)となる。
【数22】 〔0080〕外側ユニット3001aを位置決めしてロ
ボットに内側ユニット3001bの上部を把持させた時
の座標変換行列TRをTRaとすると、座標変換行列TR1
は測定器3の外側ユニット3001a及び内側ユニット
3001bの形状データを用いて式(41)より算出で
きる。ここで座標変換行列を以下のように定義する。 Ta :ティーチングしたい位置・姿勢における式(3
4)であらわされる座標変換行列 Tb :ロボットの現在位置・姿勢における式(34)で
あらわされる座標変換行列 TRb:ロボットの現在位置・姿勢における式(41)よ
り計算される座標変換行列 TW :OW−XWWWからOH−XHHHへの座標変換
行列 TS :OS−XSSSからO0−X000への座標変換
行列 〔0081〕図34はこれらの座標系と座標変換行列の
関係図である。ここでは便宜的に座標変換行列を原点を
結ぶベクトルで示した。これよりが成立する。TWはロ
ボットハンド2902が内側ユニット3001bを把持
した時の位置関係をあらわす座標変換行列である。式
(42)よりティーチングしたい位置・姿勢における式
(34)であらわした座標変換行列Taは式(43)の
ようになり、ティーチングしたい位置・姿勢の位置デー
タは式(44)より計算することができる。ティーチン
グしたい位置・姿勢の姿勢角は座標変換行列Taよりも
とめることができる。例えばオイラー角をZ軸回りの回
転角φ、φ回転後のY軸回りの回転角θ、θ回転後のZ
軸回りの回転角ψとし、式(45)のように座標変換行
列Taを定義すればオイラー角は式(46)よりもとま
る。 〔0082〕
【数23】 〔0083〕〔実施例 15〕図35は本発明によるシ
ステム構成図である。手動操作時には、CPU3501
はインターフェース3507を介してティーチングボッ
クス3506より動作方向情報を受け取って各関節の目
標角度を算出し、D/Aコンバータ3503を指令して
カウンタ3505からの各関節角度の現在値が目標値と
なるようにアンプ3504、モータを駆動してロボット
2901を動作させる。 〔0084〕自動運転時には、CPU3501はメモリ
3502が記憶する位置・姿勢のティーチングデータと
動作シーケンスとから各関節の目標角度を算出し、手動
操作時と同様にしてロボット2901を駆動する。ま
た、ティーチング時及びティーチング位置・姿勢修正時
には、CPU3501はロボットハンド2902が把持
するロボットハンド位置・姿勢計測装置3001からセ
ンサ3002a〜3002fの値をインターフェース3
508を介して取り込み、式(41)を用いて座標変換
行列TRBを算出し、式(44)、(46)よりティーチ
ング位置・姿勢を算出する。 〔0085〕図36は上記ティーチング時のフローチャ
−トである。まず、ロボットハンド位置・姿勢計測装置
3001の外側ユニット3001aをティーチングした
い位置・姿勢に位置決めし、ロボット2901をおよそ
の位置・姿勢に誘導する。次いで内側ユニット3001
bをロボットハンド2902で把持してロボットハンド
位置・姿勢計測装置3001の出力を取り込み、式(4
1)を用いて座標変換行列TRBを算出し、式(44)、
(46)よりティーチング位置・姿勢を算出し、メモリ
3502に記憶する。 〔0086〕図37はティーチング位置・姿勢修正時の
フローチャ−トである。外側ユニット3001aの位置
決め後、ロボット2901をメモリ3502に記憶した
位置・姿勢にする。次いで内側ユニット3001bをロ
ボットハンド2902で把持してロボットハンド位置・
姿勢計測装置3001の出力を取り込み、式(41)を
用いて座標変換行列TRBを算出し、式(44)、(4
6)よりティーチング位置・姿勢を算出してティーチン
グ済の位置・姿勢データを修正し、修正後のティーチン
グデータをメモリ3502に記憶する。なお、正確な修
正が不要なポイントがこの修正済みのポイントの近傍に
ある場合、この位置・姿勢を修正済みポイントの座標変
換行列TRBを用いて修正することもできる。 〔0087〕図38は2台のロボットにティーチングす
る場合のフローチャ−トである。まず、一台目をティー
チングし、そのティーチング位置・姿勢データを二台目
にコピーする。次いでこのコピーしたデータにより二台
目のロボットを動作させ、同様にしてロボットハンド位
置・姿勢計測装置3001の出力より式(41)を用い
て座標変換行列TRbを算出し、式(44)、(46)よ
りティーチング位置・姿勢を算出して二台目のロボット
のティーチング済の位置・姿勢データを修正する。これ
により二台目のロボットの教示時間を短縮することがで
きる。 〔0088〕〔実施例 16〕図39は、システムの第
2の構成例である。図39では図35のCPU3501
とインターフェース3508間に測定器用CPU400
1とインターフェース4002が追加されている。手動
操作時と自動運転時の動作は実施例 と同様である。テ
ィーチング時とティーチング位置・姿勢修正時には、測
定器用CPU4001はCPU3501からの現在位置
・姿勢のティーチングデータをインターフェース400
2を介して受取り、ティーチングしたい位置・姿勢を算
出し、算出結果をCPU3501に戻すようにする。 〔0089〕〔実施例 17〕本発明のロボットのティ
ーチングおよびティーチング位置・姿勢修正方法は、ス
ルーザウォールタイプの装置に対するティーチング作業
を最適化できる。対象装置がウェハカセット搬送作業も
行う場合には、図41に示すようなウェハカセット33
01の装着位置が前面パネルより奥にあるスルーザウォ
ールタイプの装置が用いられることがある。スルーザウ
ォールタイプの装置4101の装着位置4102は前面
パネルより奥にあり、その周囲の間隙が狭いものが多
く、オペレータはロボットハンドの位置・姿勢を確認す
ることが困難になる。このため熟練作業者でも教示作業
に多大な時間を要するという問題があった。
〔0090〕まず、ロボットハンド位置・姿勢計測装置
3001を装着位置4102に設置し、ロボットハンド
位置・姿勢計測装置3001の内側ユニット3001b
が把持できる程度の粗いティーチングデータを与える。
内側ユニット3001bと外側ユニット3001aとの
間に十分な間隙を持つから、粗いティーチングデータで
あっても装着位置4102から内側ユニット3001b
を把持し、ロボットハンド位置・姿勢計測装置3001
は外側ユニット3001aに対する内側ユニット300
1bの位置・姿勢を計測することができる。 〔0091〕また、ウェハカセット3301の設計値か
ら外側ユニット3001aに対する内側ユニット300
1bの最適な位置・姿勢を求めることもできる。センサ
3302a〜3302fの出力によりロボット2901
を制御し、内側ユニット3001bの位置・姿勢を最適
位置姿勢に一致するようにする。なお、上記各実施例は
ウェハカセット搬送作業用多関節ロボットの他に、部品
挿入作業等のティーチングプレイバック方式の産業用ロ
ボット等にも適用して同様の効果を得ることができる。 〔0092〕
【発明の効果】本発明では、ロボットハンド位置・姿勢
計測装置の内側ユニットをロボットハンドで把持したと
きの測定値をもとにティーチング位置・姿勢の修正作業
を行なうので、ティーチング作業やその修正作業を容易
化することができる。また、内側ユニットの被把持部の
形状、重量、外側ユニットの下部形状等を把持対象物と
同一にするので、ティーチングやその修正時の測定条件
を実作業と同一にして測定精度を高めることができる。
さらに半導体前工程のベイ内のように同型の装置が複数
台導入されている場合には、1台の装置の測定データで
他の装置のティーチングデータを修正することができる
のでティーチングデータ修正時間を大幅に短縮すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるロボット位置・姿勢データ計測装
置の斜視図である。
【図2】図1におけるA−A断面図である。
【図3】図1におけるB−B断面図である。
【図4】本発明における座標系の説明図である。
【図5】図1におけるロボットハンド把持用爪部と内側
ユニットの構成図である。
【図6】本発明によるロボット位置・姿勢データ計測装
置実施例の斜視図である。
【図7,8】本発明によるロボット位置・姿勢データ計
測装置実施例の断面図である。
【図9】本発明によるスカラロボット用のロボット位置
・姿勢データ計測装置実施例の断面図である。
【図10】本発明による多関節ロボットシステムの構成
図である。
【図11】図10の関節構成図である。
【図12】本発明のロボットコントローラの構成図であ
る。
【図13】ウェハカセットの斜視図である。
【図14】本発明によるロボット位置・姿勢データ計測
装置実施例の断面図である。
【図15】ロボットハンド位置・姿勢計測装置に固定さ
れた座標系を示す図である。
【図16】ロボットハンドのズレを示す図である。
【図17】本発明における座標系の説明図である。
【図18】本発明実施例のブロック図である。
【図19】製造装置の外観図である。
【図20】外側ユニット座標系とロボットハンド座標系
の関係を示すベクトル図である。
【図21】本発明実施例のブロック図である。
【図22,23】本発明装置のロボット入れ換え時の動
作説明図である。
【図24】外側ユニット座標系とロボットハンド座標系
の関係を示すベクトル図である。
【図25】本発明装置の製造装置入れ換え時の動作説明
図である。
【図26】半導体前工程ベイの構成図である。
【図27】本発明によるロボット位置・姿勢データ計測
装置実施例の断面図である。
【図28】本発明のロボットコントローラの構成図であ
る。
【図29】ロボットの機構図である。
【図30,31】本発明における座標系の説明図であ
る。
【図32】本発明におけるロボットの測定器把持状態を
示す図である。
【図33】本発明による測定器の外観図である。
【図34】外側ユニット座標系とロボットハンド座標系
の関係を示すベクトル図である。
【図35】本発明装置のシステム構成図である。
【図36,37,38】本発明装置のティーチングと位
置・姿勢修正方法を説明するフローチャ−トである。
【図39,40】本発明装置のシステム構成図である。
【符号の説明】
11…内側ユニット、12…外側ユニット、13(13
a〜13f)…変位センサ、14…把持用爪部、15…
データ演算部、16…データ表示部、17…インタフェ
ース部、21、1002、2902…ロボットハンド、
22…ロボットアーム、23…作業ステーション、10
01…多関節ロボット、1003…ロボットハンド位置
・姿勢計測装置、1004…ロボットコントローラ、1
201、3501…CPU、1202…記憶装置、12
10…センサ、1301、3301…ウェハカセット、
1402…把持部、1905…製造装置、2601…自
走式ロボット、2901…ロボット、3001…測定
器、3001a…外側ユニット、3001b…内側ユニ
ット、3201…装置、3502…メモリ、3503…
D/Aコンバータ、3504…アンプ、3505…カウ
ンタ、3506…ティーチングボックス、3507、3
508、4002…インターフェース、4001…測定
器用CPU。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G05B 19/18 H 9064−3H 19/403 P 9064−3H H01L 21/52 F 7376−4M 21/68 A 8418−4M // G01B 21/00 E 7355−2F (72)発明者 浜田 豊秀 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 株 式会社日立製作所生産技術研究所内 (72)発明者 高橋 勇夫 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 株 式会社日立製作所生産技術研究所内 (72)発明者 大録 範行 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 株 式会社日立製作所生産技術研究所内 (72)発明者 山田 正 東京都小平市上水本町五丁目20番1号 株 式会社日立製作所武蔵工場内

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ロボットハンドの把持用爪により作業対
    象物を把持して作業を行うロボット装置において、内側
    ユニットと、内側ユニットの外周に配置される外側ユニ
    ットと、外側ユニットまたは内側ユニットに固定した複
    数の変位センサと、演算部とを備え、外側ユニットを作
    業対象物と同様に作業台上に固定し、内側ユニットをロ
    ボットハンドの把持用爪部に取付けて各変位センサの出
    力により外側ユニットと内側ユニット間の距離を測定し
    てロボットハンドの位置・姿勢値を算出するようにした
    ことを特徴とするロボット装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、内側ユニットに外側
    ユニットの3つの面とほぼ平行な3つの面を具備するよ
    うにしたことを特徴とするロボット装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または2において、内側ユニッ
    トの把持部を作業対象物の把持部と同一形状としたこと
    を特徴とするロボット装置。
  4. 【請求項4】 請求項1ないし3のいずれかにおいて、
    外側ユニットの作業台設置面を作業対象物の作業台設置
    面と同一形状にしたことを特徴とするロボット装置。
  5. 【請求項5】 請求項1ないし4のいずれかにおいて、
    内側ユニットを作業対象物と同一重量としたことを特徴
    とするロボット装置。
  6. 【請求項6】 請求項1ないし5のいずれかにおいて、
    外側ユニットまたは内側ユニットに傾斜センサを設け、
    各変位センサと傾斜センサとの出力により外側ユニット
    と内側ユニット間の距離、角度等を測定してロボットハ
    ンドの位置・姿勢値を算出するようにしたことを特徴と
    するロボット装置。
  7. 【請求項7】 請求項1ないし6のいずれかにおいて、
    上記演算部が演算するロボットハンドの位置・姿勢デー
    タを表示する表示部を設け、および/またはロボットハ
    ンドの位置・姿勢データをロボットコントローラに受け
    渡すインタフェース部を設けたこと特徴とするロボット
    装置。
  8. 【請求項8】 請求項1ないし7のいずれかにおいて、
    上記作業対象物を半導体ウエハホルダとしたことを特徴
    とするロボット装置。
  9. 【請求項9】 請求項1ないし8に記載のロボット装置
    を用いたロボット装置のティ−チング方法において、外
    側ユニットおよび/または内側ユニットの交換前と交換
    後の位置・姿勢データを記憶し、両ユニットの交換前と
    交換後の位置・姿勢データを比較して交換後のロボット
    ハンドの機構パラメータを修正するようにしたことを特
    徴とするロボット装置のティ−チング方法。
  10. 【請求項10】 請求項9において、ロボットハンドの
    交換前と交換後の位置・姿勢データを記憶し、ロボット
    ハンドの交換前と交換後の位置・姿勢データを比較して
    交換後のロボットハンドの機構パラメータを修正するよ
    うにしたことを特徴とするロボット装置のティ−チング
    方法。
  11. 【請求項11】 請求項9または10において、装着位
    置毎のロボットハンドの座標変換行列を記憶してロボッ
    トハンドの機構パラメータを修正するようにしたことを
    特徴とするロボット装置のティ−チング方法。
  12. 【請求項12】 請求項9ないし11のいずれかにおい
    て、複数台の上記ロボット装置を備え、ティーチングデ
    ータを持つロボット装置のロボットハンドの機構パラメ
    ータおよびそのロボットハンド位置・姿勢計測装置から
    得られる測定値と、ティーチングデータを持たないロボ
    ットのロボットハンド位置・姿勢計測装置から得られる
    測定値とから、ティーチングデータを持たないロボット
    のロボットハンドの機構パラメータを修正するようにし
    たことを特徴とするロボット装置のティ−チング方法。
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