JPH06130995A - 統計コードブック及びその作成方法 - Google Patents
統計コードブック及びその作成方法Info
- Publication number
- JPH06130995A JPH06130995A JP4278454A JP27845492A JPH06130995A JP H06130995 A JPH06130995 A JP H06130995A JP 4278454 A JP4278454 A JP 4278454A JP 27845492 A JP27845492 A JP 27845492A JP H06130995 A JPH06130995 A JP H06130995A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- statistical
- excitation
- vector
- codebook
- code
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Abstract
(57)【要約】
【目的】 コード励振線形予測符号化方式に適用し得る
ものであって、しかも符号伝送誤りの影響を再生合成音
声に受けにくくさせる。 【構成】 4グループ化された雑音性の第1の統計励振
コードブック1の各ベクトルに対して係数αを乗算器4
で乗算しα・aijを加算器6に供給する。4グループ
化された雑音性の第2の統計励振コードブックの各ベク
トルに対して係数(1−α)を乗算器5で乗算し、(1
−α)・biを加算器6に供給する。加算器6はα・a
ijと(1−α)・biとの加算を行い、雑音性の第1
の統計励振コードブック1の各ベクトルに対して、グル
ープごとに異なる相関を与える。つまり、同一グループ
内のベクトルは同じ相関を持つ。この様にして重み付け
加算して得られた統計励振コードベクトルcijを構造
化統計励振コードブック2に格納し、符号化及び復号化
に使用する。
ものであって、しかも符号伝送誤りの影響を再生合成音
声に受けにくくさせる。 【構成】 4グループ化された雑音性の第1の統計励振
コードブック1の各ベクトルに対して係数αを乗算器4
で乗算しα・aijを加算器6に供給する。4グループ
化された雑音性の第2の統計励振コードブックの各ベク
トルに対して係数(1−α)を乗算器5で乗算し、(1
−α)・biを加算器6に供給する。加算器6はα・a
ijと(1−α)・biとの加算を行い、雑音性の第1
の統計励振コードブック1の各ベクトルに対して、グル
ープごとに異なる相関を与える。つまり、同一グループ
内のベクトルは同じ相関を持つ。この様にして重み付け
加算して得られた統計励振コードベクトルcijを構造
化統計励振コードブック2に格納し、符号化及び復号化
に使用する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は統計コードブック及び
その作成方法に関し、例えば、コード励振線形予測符号
化方式(CELP)に適用し得るものである。
その作成方法に関し、例えば、コード励振線形予測符号
化方式(CELP)に適用し得るものである。
【0002】
【従来の技術】近年、音声の低ビットレート符号化を目
的とした音声符号化方式の研究開発が行われている。例
えば、この様な目的の音声符号化方式としてコード励振
線形予測符号化方式がある。
的とした音声符号化方式の研究開発が行われている。例
えば、この様な目的の音声符号化方式としてコード励振
線形予測符号化方式がある。
【0003】そして、このコード励振線形予測符号化方
式を適用した符号化装置や復号化装置においては、過去
の原音声ベクトルに対する最適な励振ベクトルを蓄積し
た適応励振コードブックと、予め定められた励振ベクト
ルを蓄積した統計励振コードブックとを備えた符号化装
置や復号化装置が一般的である。
式を適用した符号化装置や復号化装置においては、過去
の原音声ベクトルに対する最適な励振ベクトルを蓄積し
た適応励振コードブックと、予め定められた励振ベクト
ルを蓄積した統計励振コードブックとを備えた符号化装
置や復号化装置が一般的である。
【0004】この様なコード励振線形予測符号化装置や
復号化装置については、例えば、文献:1989年、P
roc.ICASSP、pp65〜pp68、N.S.
Jayant and J.H.Chen,『Spee
ch Coding with Time−Varyi
ng Bit Allocations Excita
tion and LPC Parameters』、
などに示されている。そして、上記文献では音声合成の
ための残差信号が周期性のある信号と、雑音性の信号で
構成されていると考え、統計励振コードブックを雑音性
の信号に対応させ、適応励振コードブックを周期性の信
号に対応させている。
復号化装置については、例えば、文献:1989年、P
roc.ICASSP、pp65〜pp68、N.S.
Jayant and J.H.Chen,『Spee
ch Coding with Time−Varyi
ng Bit Allocations Excita
tion and LPC Parameters』、
などに示されている。そして、上記文献では音声合成の
ための残差信号が周期性のある信号と、雑音性の信号で
構成されていると考え、統計励振コードブックを雑音性
の信号に対応させ、適応励振コードブックを周期性の信
号に対応させている。
【0005】そして、原音声ベクトルに対する最適な励
振ベクトルを選択するために、上記統計励振コードブッ
ク及び適応励振コードブックから読み出された複数個の
適応励振ベクトルと統計励振ベクトルに基づいて複数個
の励振ベクトルを作成している。
振ベクトルを選択するために、上記統計励振コードブッ
ク及び適応励振コードブックから読み出された複数個の
適応励振ベクトルと統計励振ベクトルに基づいて複数個
の励振ベクトルを作成している。
【0006】そして、最適な励振ベクトルを得る統計励
振ベクトルに対応するインデックス情報Isと、最適な
励振ベクトルを得る適応励振ベクトルに対応するインデ
ックス情報Iaなどを多重化して符号化音声信号として
符号化装置から復号化装置に対して伝送している。
振ベクトルに対応するインデックス情報Isと、最適な
励振ベクトルを得る適応励振ベクトルに対応するインデ
ックス情報Iaなどを多重化して符号化音声信号として
符号化装置から復号化装置に対して伝送している。
【0007】そして、復号化装置においては、符号化装
置と同じ統計励振コードブックと適応励振コードブック
とを備えていて、符号化装置から供給されるインデック
ス情報Ia、Isに基づき、これらのインデックス情報
に対応する適応励振ベクトル及び統計励振ベクトルを出
力し、これらの励振ベクトルから音声を合成して再生す
る。
置と同じ統計励振コードブックと適応励振コードブック
とを備えていて、符号化装置から供給されるインデック
ス情報Ia、Isに基づき、これらのインデックス情報
に対応する適応励振ベクトル及び統計励振ベクトルを出
力し、これらの励振ベクトルから音声を合成して再生す
る。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記適
応励振コードブック及び統計励振コードブックのインデ
ックス情報Ia、Isを伝送情報として復号化装置に伝
送しているので、伝送路でインデックス情報Ia、Is
に雑音などが付加されたり、伝送路の特性によっては、
インデックス情報Ia、Isの符号が正常に復号化装置
に伝送されないことが起こり得る。
応励振コードブック及び統計励振コードブックのインデ
ックス情報Ia、Isを伝送情報として復号化装置に伝
送しているので、伝送路でインデックス情報Ia、Is
に雑音などが付加されたり、伝送路の特性によっては、
インデックス情報Ia、Isの符号が正常に復号化装置
に伝送されないことが起こり得る。
【0009】この様なことがおきると、復号化装置でイ
ンデックス情報Ia、Isを取り込むときに、誤ったイ
ンデックス情報Ia、Isで適応励振コードブック及び
統計励振コードブックを検索して、誤った励振コードベ
クトルを得ることになり、この様な誤った励振ベクトル
を得て音声合成に使用すると送信した音声とは異なる音
声が再生されることは当然であり、しかも音声とは異な
る雑音に変化することも起こり得る。
ンデックス情報Ia、Isを取り込むときに、誤ったイ
ンデックス情報Ia、Isで適応励振コードブック及び
統計励振コードブックを検索して、誤った励振コードベ
クトルを得ることになり、この様な誤った励振ベクトル
を得て音声合成に使用すると送信した音声とは異なる音
声が再生されることは当然であり、しかも音声とは異な
る雑音に変化することも起こり得る。
【0010】特に統計励振コードブック内の各励振ベク
トルは、それぞれ雑音性の励振ベクトルで、無相関なも
のであるので、インデックス情報が少しでも異なると、
全く無相関な統計励振ベクトルが選択され、送信した音
声とは全く異なる再生合成音声が得られるので、伝送路
などにおけるインデックス情報の誤りの影響を直接的に
受けるという問題がある。
トルは、それぞれ雑音性の励振ベクトルで、無相関なも
のであるので、インデックス情報が少しでも異なると、
全く無相関な統計励振ベクトルが選択され、送信した音
声とは全く異なる再生合成音声が得られるので、伝送路
などにおけるインデックス情報の誤りの影響を直接的に
受けるという問題がある。
【0011】従って、伝送路誤りの影響を再生合成音声
に受けにくいものが要請されている。
に受けにくいものが要請されている。
【0012】この発明は、以上の課題に鑑み為されたも
のであり、その目的とするところは、コード励振線形予
測符号化方式に適用し得るものであって、しかも符号伝
送誤りの影響を再生合成音声に受けにくくさせる統計コ
ードブックとその作成方法を提供することである。
のであり、その目的とするところは、コード励振線形予
測符号化方式に適用し得るものであって、しかも符号伝
送誤りの影響を再生合成音声に受けにくくさせる統計コ
ードブックとその作成方法を提供することである。
【0013】
【課題を解決するための手段】この第1の発明の統計コ
ードブックは、以上の目的を達成するために、コード励
振線形予測符号化装置又は復号化装置に備えられ、複数
の統計励振コードベクトルを有する統計コードブックに
おいて、以下の様な特徴的な構成で実現した。つまり、
複数の統計励振コードベクトルが少なくとも1以上にグ
ループ化されていて、各グループ内の統計励振コードベ
クトルに対して相関を持たせたことを特徴とする。
ードブックは、以上の目的を達成するために、コード励
振線形予測符号化装置又は復号化装置に備えられ、複数
の統計励振コードベクトルを有する統計コードブックに
おいて、以下の様な特徴的な構成で実現した。つまり、
複数の統計励振コードベクトルが少なくとも1以上にグ
ループ化されていて、各グループ内の統計励振コードベ
クトルに対して相関を持たせたことを特徴とする。
【0014】また、この第2の発明の統計コードブック
の作成方法は、上記統計コードブックに格納する上記各
グループについての相関性を有する複数の統計励振コー
ドベクトルを、複数の雑音性の励振コードベクトルと、
相関付与用の雑音性の励振コードベクトルとの重み付け
加算によって作成することを特徴とする。
の作成方法は、上記統計コードブックに格納する上記各
グループについての相関性を有する複数の統計励振コー
ドベクトルを、複数の雑音性の励振コードベクトルと、
相関付与用の雑音性の励振コードベクトルとの重み付け
加算によって作成することを特徴とする。
【0015】また、上記重み付け加算のための重み付け
係数は、伝送誤りに対する補償性能又は符号化及び復号
化性能をどの程度のレベルに設定するかを表す伝送品質
要求情報によって決定することが好ましい。
係数は、伝送誤りに対する補償性能又は符号化及び復号
化性能をどの程度のレベルに設定するかを表す伝送品質
要求情報によって決定することが好ましい。
【0016】
【作用】従来は無相関な雑音性の統計励振コードベクト
ルだけで統計コードブックが構成されていたが、この第
1の発明の統計コードブック及び第2の発明の作成方法
による統計コードブックによれば、雑音性の統計励振コ
ードベクトルがある数単位でグループ化され、しかも同
一グループごとに統計励振コードベクトルに相関を持た
せているので、統計励振コードベクトルに対応するイン
デックス情報が伝送において誤りを起こしたとしても、
同じグループの統計励振コードベクトルに対するインデ
ックス情報に変化した場合は、例えば、ある僅かな傾向
で相関を持たせると、従来の様に全く異なる無相関の統
計励振コードベクトルを選択するわけではないので、伝
送誤りに対する補償性能を持たせつつ合成音声品質を余
り顕著に劣化させることがない。
ルだけで統計コードブックが構成されていたが、この第
1の発明の統計コードブック及び第2の発明の作成方法
による統計コードブックによれば、雑音性の統計励振コ
ードベクトルがある数単位でグループ化され、しかも同
一グループごとに統計励振コードベクトルに相関を持た
せているので、統計励振コードベクトルに対応するイン
デックス情報が伝送において誤りを起こしたとしても、
同じグループの統計励振コードベクトルに対するインデ
ックス情報に変化した場合は、例えば、ある僅かな傾向
で相関を持たせると、従来の様に全く異なる無相関の統
計励振コードベクトルを選択するわけではないので、伝
送誤りに対する補償性能を持たせつつ合成音声品質を余
り顕著に劣化させることがない。
【0017】また、統計励振コードベクトルをグループ
化しているので、同一グループ内の統計励振コードベク
トル間の相関はあるが、グループ間の相関は無いに等し
いので、符号化及び符号性能を顕著に悪化させない作用
を有する。
化しているので、同一グループ内の統計励振コードベク
トル間の相関はあるが、グループ間の相関は無いに等し
いので、符号化及び符号性能を顕著に悪化させない作用
を有する。
【0018】例えば、グループ数を多くすれば伝送誤り
に対する補償性能よりも符号化及び復号化性能を重視し
た作用をもたらすことができる。逆にグループ数を少な
くすると、符号化及び復号化性能よりも伝送誤りに対す
る補償性能を重視した作用をもたらすことができる。
に対する補償性能よりも符号化及び復号化性能を重視し
た作用をもたらすことができる。逆にグループ数を少な
くすると、符号化及び復号化性能よりも伝送誤りに対す
る補償性能を重視した作用をもたらすことができる。
【0019】更に、第2の発明の統計コードブックの作
成において、重み付け加算によって統計励振コードベク
トルを得るときの重み付け係数を、伝送品質要求情報に
よって、要求される伝送誤りに対する補償性能又は符号
化及び復号化性能にあった最適な重み付け係数を決定す
ることができる。
成において、重み付け加算によって統計励振コードベク
トルを得るときの重み付け係数を、伝送品質要求情報に
よって、要求される伝送誤りに対する補償性能又は符号
化及び復号化性能にあった最適な重み付け係数を決定す
ることができる。
【0020】そして、この伝送品質要求情報は、上記統
計コードブックを備えた符号化装置及び復号化装置の間
で伝送を行う前に、両装置間で伝送品質レベルなどを統
一的に設定させることができる。
計コードブックを備えた符号化装置及び復号化装置の間
で伝送を行う前に、両装置間で伝送品質レベルなどを統
一的に設定させることができる。
【0021】この様な方法として、例えば、符号伝送の
前にトレーニング信号を伝送して、受信側で受信したト
レーニング信号の符号誤りから伝送路誤り率などを検出
し、これに応じた伝送誤り補償性能を伝送品質要求情報
とし、最適な重み付け係数を設定することもできる。ま
た、その他に符号伝送の間に上記トレーニング信号を伝
送することであってもよい。
前にトレーニング信号を伝送して、受信側で受信したト
レーニング信号の符号誤りから伝送路誤り率などを検出
し、これに応じた伝送誤り補償性能を伝送品質要求情報
とし、最適な重み付け係数を設定することもできる。ま
た、その他に符号伝送の間に上記トレーニング信号を伝
送することであってもよい。
【0022】以上の様にして、この統計コードブックは
音声符号伝送誤りに対する補償を行い得る。また、伝送
誤りに対する補償性能と、符号化及び復号化性能との、
いずれをどの程度優先するかを伝送品質要求情報によっ
て最適に選択設定することができる。
音声符号伝送誤りに対する補償を行い得る。また、伝送
誤りに対する補償性能と、符号化及び復号化性能との、
いずれをどの程度優先するかを伝送品質要求情報によっ
て最適に選択設定することができる。
【0023】
【実施例】次にこの発明の統計コードブックの作成方法
及びこの統計コードブックをコード励振線形予測符号化
装置及び復号化装置に適用した場合の好適な一実施例を
図面を用いて説明する。
及びこの統計コードブックをコード励振線形予測符号化
装置及び復号化装置に適用した場合の好適な一実施例を
図面を用いて説明する。
【0024】図1はこの一実施例の構造化統計励振コー
ドブックの説明図である。
ドブックの説明図である。
【0025】この図1において、この一実施例の統計コ
ードベクトルを従来のものと区別する上で構造化統計励
振コードブックと呼び、この構造化統計励振コードブッ
クは次の様にして構成できる。つまり、第1の統計励振
コードブック1と、第2の統計励振コードブック3と、
乗算器4、5と、加算器6とを用意する。
ードベクトルを従来のものと区別する上で構造化統計励
振コードブックと呼び、この構造化統計励振コードブッ
クは次の様にして構成できる。つまり、第1の統計励振
コードブック1と、第2の統計励振コードブック3と、
乗算器4、5と、加算器6とを用意する。
【0026】そして、この第1の統計励振コードブック
1は、従来の雑音性の統計励振コードベクトルが256
個づつ4グループ化され、合計で1024個の統計励振
コードベクトルaij(i=1〜4、j=1〜256)
からなる。従って、各統計励振コードベクトルは完全に
無相関なベクトルである。尚、ベクトル数は2nの個数
にすることが、構成を容易にする上で好ましい。
1は、従来の雑音性の統計励振コードベクトルが256
個づつ4グループ化され、合計で1024個の統計励振
コードベクトルaij(i=1〜4、j=1〜256)
からなる。従って、各統計励振コードベクトルは完全に
無相関なベクトルである。尚、ベクトル数は2nの個数
にすることが、構成を容易にする上で好ましい。
【0027】次に第2の統計励振コードブック3も、雑
音性の統計励振コードベクトルであって、上記第1の統
計励振コードブック1の各グループごとにグループ内の
各統計励振コードベクトルに同じ相関を与えるための雑
音性の統計励振コードベクトルである。従って、上記4
グループに合わせてb1〜b4(bi i=1〜4)の
ベクトルからなる。
音性の統計励振コードベクトルであって、上記第1の統
計励振コードブック1の各グループごとにグループ内の
各統計励振コードベクトルに同じ相関を与えるための雑
音性の統計励振コードベクトルである。従って、上記4
グループに合わせてb1〜b4(bi i=1〜4)の
ベクトルからなる。
【0028】そして、上記第1の統計励振コードブック
1から読み出された統計励振コードベクトルaijは、
乗算器4で重み付け係数α(0≦α≦1)で乗算され、
α・aijが加算器6に供給される。
1から読み出された統計励振コードベクトルaijは、
乗算器4で重み付け係数α(0≦α≦1)で乗算され、
α・aijが加算器6に供給される。
【0029】また、上記第2の統計励振コードブック3
から読み出された統計励振コードベクトルbiは、乗算
器5で重み付け係数(1−α)で乗算され、(1−α)
・biが加算器6に供給される。
から読み出された統計励振コードベクトルbiは、乗算
器5で重み付け係数(1−α)で乗算され、(1−α)
・biが加算器6に供給される。
【0030】そして、加算器6は、上記乗算結果α・a
ijと(1−α)・biとの加算を行い、加算結果α・
aij+(1−α)・bi=cijを得る。このcij
を構造化統計励振コードベクトルとして構造化統計励振
コードブック2に格納して使用する。この構造化統計励
振コードベクトルcijについて、c1j(j=1〜2
56)は、第1の統計励振コードブック1のa1jグル
ープ内のベクトルにb1・(1−α)によって相関を与
えたものである。同様にc2jも、a2jグループ内の
ベクトルにb2・(1−α)によって相関を与えたもの
である。更に、同様にc3jも、a3jグループ内のベ
クトルにb3・(1−α)によって相関を与えたもので
ある。更に、同様にc4jも、a4jグループ内のベク
トルにb4・(1−α)によって相関を与えたものであ
る。
ijと(1−α)・biとの加算を行い、加算結果α・
aij+(1−α)・bi=cijを得る。このcij
を構造化統計励振コードベクトルとして構造化統計励振
コードブック2に格納して使用する。この構造化統計励
振コードベクトルcijについて、c1j(j=1〜2
56)は、第1の統計励振コードブック1のa1jグル
ープ内のベクトルにb1・(1−α)によって相関を与
えたものである。同様にc2jも、a2jグループ内の
ベクトルにb2・(1−α)によって相関を与えたもの
である。更に、同様にc3jも、a3jグループ内のベ
クトルにb3・(1−α)によって相関を与えたもので
ある。更に、同様にc4jも、a4jグループ内のベク
トルにb4・(1−α)によって相関を与えたものであ
る。
【0031】更に、伝送品質要求情報によって重み付け
係数を決定する係数決定回路7を備える。そして、この
伝送品質要求情報は、伝送誤りに対する補償性能(伝送
誤りが起きても合成音声品質を下げにくくさせる性能)
又は符号化及び復号化性能(合成音声品質)をどの程度
のレベルに設定するかを表すものである。
係数を決定する係数決定回路7を備える。そして、この
伝送品質要求情報は、伝送誤りに対する補償性能(伝送
誤りが起きても合成音声品質を下げにくくさせる性能)
又は符号化及び復号化性能(合成音声品質)をどの程度
のレベルに設定するかを表すものである。
【0032】そして、この伝送品質要求情報によって、
要求される伝送誤りに対する補償性能又は符号化及び復
号化性能にあった最適な重み付け係数(例えば、図1の
場合はα、1−α)が決定される。
要求される伝送誤りに対する補償性能又は符号化及び復
号化性能にあった最適な重み付け係数(例えば、図1の
場合はα、1−α)が決定される。
【0033】そして、この伝送品質要求情報は、上記統
計コードブックを備えた符号化装置及び復号化装置の間
で伝送を行う前に、両装置間で伝送品質レベルなどを統
一的に設定させることができる。
計コードブックを備えた符号化装置及び復号化装置の間
で伝送を行う前に、両装置間で伝送品質レベルなどを統
一的に設定させることができる。
【0034】この様な方法として、例えば、符号伝送の
前にトレーニング信号を伝送して、受信側で受信したト
レーニング信号の符号誤りから伝送路誤り率などを検出
し、これに応じた伝送誤り補償性能を伝送品質要求情報
とし、最適な重み付け係数(例えば、図1の場合はα、
1−α)を設定することもできる。また、その他に符号
伝送の間に上記トレーニング信号を伝送することであっ
てもよい。
前にトレーニング信号を伝送して、受信側で受信したト
レーニング信号の符号誤りから伝送路誤り率などを検出
し、これに応じた伝送誤り補償性能を伝送品質要求情報
とし、最適な重み付け係数(例えば、図1の場合はα、
1−α)を設定することもできる。また、その他に符号
伝送の間に上記トレーニング信号を伝送することであっ
てもよい。
【0035】そして、重み付け係数α、(1−α)は、
係数決定回路7において、どの様に決定するかを説明す
る。
係数決定回路7において、どの様に決定するかを説明す
る。
【0036】例えば、伝送品質要求情報の内容によっ
て、伝送誤りに対する補償性能を上げたい場合は、α重
み付け係数を0に近づけることによって、統計励振ベク
トルaijよりもbiに対する重み付けを高くし、同一
グループ内のベクトルの相関を高くすることによって実
現することができる。
て、伝送誤りに対する補償性能を上げたい場合は、α重
み付け係数を0に近づけることによって、統計励振ベク
トルaijよりもbiに対する重み付けを高くし、同一
グループ内のベクトルの相関を高くすることによって実
現することができる。
【0037】また、伝送品質要求情報の内容によって、
伝送誤りに対する補償性能は下がってもよいが、符号化
及び復号化性能(合成音声品質)を上げたい場合は、逆
にα重み付け係数を1に近づけることによって、統計励
振ベクトルbiよりもaijに対する重み付けを高く
し、同一グループ内のベクトルの相関を下げることによ
って実現することができる。
伝送誤りに対する補償性能は下がってもよいが、符号化
及び復号化性能(合成音声品質)を上げたい場合は、逆
にα重み付け係数を1に近づけることによって、統計励
振ベクトルbiよりもaijに対する重み付けを高く
し、同一グループ内のベクトルの相関を下げることによ
って実現することができる。
【0038】以上の係数決定の動作を、例えば、論理ア
ルゴリズムで構成し、この論理アルゴリズムをプログラ
ム言語などで構成することで実現することもできる。ま
た、論理ゲートなどでハードウエア的に実現することも
できる。
ルゴリズムで構成し、この論理アルゴリズムをプログラ
ム言語などで構成することで実現することもできる。ま
た、論理ゲートなどでハードウエア的に実現することも
できる。
【0039】図2はこの一実施例の符号化装置の機能ブ
ロック図である。
ロック図である。
【0040】この図2において、入力音声は声道分析回
路8で声道予測係数αiを求め合成フィルタ9に供給す
る。一方、適応コードブック13から読み出された適応
励振コードベクトルは乗算器14で励振ゲインgaを乗
算し、加算器16に供給する。
路8で声道予測係数αiを求め合成フィルタ9に供給す
る。一方、適応コードブック13から読み出された適応
励振コードベクトルは乗算器14で励振ゲインgaを乗
算し、加算器16に供給する。
【0041】また、上述した構造化された統計コードブ
ック2からも統計励振コードベクトルcijが読み出さ
れて乗算器15で励振ゲインgsを乗算し、加算器16
に供給する。そして、加算器16は加算ベクトルを合成
フィルタ9に供給して、上記声道予測係数αiを使用し
て合成音声ベクトルを生成し、減算器10に供給する。
ック2からも統計励振コードベクトルcijが読み出さ
れて乗算器15で励振ゲインgsを乗算し、加算器16
に供給する。そして、加算器16は加算ベクトルを合成
フィルタ9に供給して、上記声道予測係数αiを使用し
て合成音声ベクトルを生成し、減算器10に供給する。
【0042】そして、減算器10は入力音声ベクトルと
差を取り、差分ベクトルejを聴覚重み付けフィルタ1
1に供給する。そして、聴覚重み付けフィルタ11は差
分ベクトルejに聴覚特性に応じた重み付け処理を施し
てその出力ベクトルewjをインデックス探索回路46
に供給する。
差を取り、差分ベクトルejを聴覚重み付けフィルタ1
1に供給する。そして、聴覚重み付けフィルタ11は差
分ベクトルejに聴覚特性に応じた重み付け処理を施し
てその出力ベクトルewjをインデックス探索回路46
に供給する。
【0043】そして、インデックス探索回路12はベク
トルewjの各成分の2乗平均を計算し、この値が最小
となる適応励振ベクトルVaと統計励振ベクトルVsを
順番に検出し、このベクトルVa及びベクトルVsに対
応するインデックスIa及びIsを探索して適応励振コ
ードブック13及び統計励振コードブック2に供給す
る。
トルewjの各成分の2乗平均を計算し、この値が最小
となる適応励振ベクトルVaと統計励振ベクトルVsを
順番に検出し、このベクトルVa及びベクトルVsに対
応するインデックスIa及びIsを探索して適応励振コ
ードブック13及び統計励振コードブック2に供給す
る。
【0044】そして、上記インデックスIs、Iaと、
声道予測係数αiと、励振ゲインga、gsとを多重化
部17で多重化して得られる符号化音声信号を復号化装
置に供給する。
声道予測係数αiと、励振ゲインga、gsとを多重化
部17で多重化して得られる符号化音声信号を復号化装
置に供給する。
【0045】図3はこの一実施例のコード励振線形予測
復号化装置の機能ブロック図である。
復号化装置の機能ブロック図である。
【0046】この図3において、多重分離部21は供給
される符号化音声信号の多重分離を行い、声道予測係数
αiと、インデックスIa、Isと、励振ゲインga、
gsとをそれぞれ必要な各部に供給する。
される符号化音声信号の多重分離を行い、声道予測係数
αiと、インデックスIa、Isと、励振ゲインga、
gsとをそれぞれ必要な各部に供給する。
【0047】そして、インデックスIaによって適応励
振コードブック13は対応する適応励振コードベクトル
を出力し乗算器22に供給する。更にインデックスIs
によって統計励振コードブック2から対応する統計励振
コードベクトルcijを読み出し、これを乗算器22に
供給して、励振ゲインgaを乗算して、乗算結果を加算
器24に供給する。
振コードブック13は対応する適応励振コードベクトル
を出力し乗算器22に供給する。更にインデックスIs
によって統計励振コードブック2から対応する統計励振
コードベクトルcijを読み出し、これを乗算器22に
供給して、励振ゲインgaを乗算して、乗算結果を加算
器24に供給する。
【0048】このときに伝送誤りによってインデックス
Isが異なる値に変化したとしても、同じグループ内の
統計励振コードベクトルに対応するインデックスIs*
に変化した場合は、同一グループ内で相関を持たせてい
るので、従来の無相関な関係のときよりも、類似した統
計励振コードベクトルが選択される。
Isが異なる値に変化したとしても、同じグループ内の
統計励振コードベクトルに対応するインデックスIs*
に変化した場合は、同一グループ内で相関を持たせてい
るので、従来の無相関な関係のときよりも、類似した統
計励振コードベクトルが選択される。
【0049】この様にして読み出された統計励振コード
ベクトルcijは乗算器23に供給され、励振ゲインg
sが乗算されて、加算器24に供給される。そして、加
算器24は乗算された適応励振コードベクトルと、乗算
された統計励振コードベクトルの加算を行い、加算結果
のベクトルを適応励振コードブック13に更新用に供給
すると共に、合成フィルタ25に供給する。
ベクトルcijは乗算器23に供給され、励振ゲインg
sが乗算されて、加算器24に供給される。そして、加
算器24は乗算された適応励振コードベクトルと、乗算
された統計励振コードベクトルの加算を行い、加算結果
のベクトルを適応励振コードブック13に更新用に供給
すると共に、合成フィルタ25に供給する。
【0050】そして、合成フィルタ25は声道予測係数
αiと上記加算結果のベクトルを用いて合成音声を再生
出力する。
αiと上記加算結果のベクトルを用いて合成音声を再生
出力する。
【0051】従って、伝送誤りによってインデックスI
sが異なる値に変化したとしても、同じグループ内の統
計励振コードベクトルに対応するインデックスIs*に
変化した場合は、同一グループ内で相関を持たせている
ので、従来の様に合成音声の品質が顕著に悪くなること
がない。
sが異なる値に変化したとしても、同じグループ内の統
計励振コードベクトルに対応するインデックスIs*に
変化した場合は、同一グループ内で相関を持たせている
ので、従来の様に合成音声の品質が顕著に悪くなること
がない。
【0052】以上の一実施例によれば、雑音性の統計励
振コードベクトルが256個単位で4グループ化され、
しかも同一グループごとに統計励振コードベクトルに重
み付け加算で相関を持たせているので、統計励振コード
ベクトルに対応するインデックス情報Isが伝送におい
て誤りを起こしたとしても、同じグループ内の統計励振
コードベクトルcijに対するインデックス情報Is*
に変化した場合は、例えば、ある僅かな傾向で相関を持
たせると、従来の様に全く異なる無相関の統計励振コー
ドベクトルを選択するわけではないので、伝送誤りに対
する補償性能を持たせつつ合成音声品質を余り顕著に劣
化させることがない。
振コードベクトルが256個単位で4グループ化され、
しかも同一グループごとに統計励振コードベクトルに重
み付け加算で相関を持たせているので、統計励振コード
ベクトルに対応するインデックス情報Isが伝送におい
て誤りを起こしたとしても、同じグループ内の統計励振
コードベクトルcijに対するインデックス情報Is*
に変化した場合は、例えば、ある僅かな傾向で相関を持
たせると、従来の様に全く異なる無相関の統計励振コー
ドベクトルを選択するわけではないので、伝送誤りに対
する補償性能を持たせつつ合成音声品質を余り顕著に劣
化させることがない。
【0053】また、統計励振コードベクトルcijを4
グループ化しているので、同一グループ内の統計励振コ
ードベクトル間の相関はあるが、グループ間の相関は無
いに等しいので、符号化及び符号性能を顕著に悪化させ
ない作用ももたらすことができる。
グループ化しているので、同一グループ内の統計励振コ
ードベクトル間の相関はあるが、グループ間の相関は無
いに等しいので、符号化及び符号性能を顕著に悪化させ
ない作用ももたらすことができる。
【0054】上記構造化統計励振コードブック2の作成
において、重み付け加算によって統計励振コードベクト
ルを得るときの重み付け係数(α、1−α)を、伝送品
質要求情報によって、要求される伝送誤りに対する補償
性能又は符号化及び復号化性能にあった最適な重み付け
係数を決定することができる。
において、重み付け加算によって統計励振コードベクト
ルを得るときの重み付け係数(α、1−α)を、伝送品
質要求情報によって、要求される伝送誤りに対する補償
性能又は符号化及び復号化性能にあった最適な重み付け
係数を決定することができる。
【0055】尚、以上の一実施例においては、構造化統
計励振コードブック2のグループ数を4としたが、これ
に限定するものではない。例えば、合計の統計励振コー
ドベクトル数を一定として、グループ数を多くすれば伝
送誤りに対する補償性能よりも符号化及び復号化性能を
重視した作用をもたらすことができる。逆にグループ数
を少なくすると、符号化及び復号化性能よりも伝送誤り
に対する補償性能を重視した作用をもたらすことができ
る。
計励振コードブック2のグループ数を4としたが、これ
に限定するものではない。例えば、合計の統計励振コー
ドベクトル数を一定として、グループ数を多くすれば伝
送誤りに対する補償性能よりも符号化及び復号化性能を
重視した作用をもたらすことができる。逆にグループ数
を少なくすると、符号化及び復号化性能よりも伝送誤り
に対する補償性能を重視した作用をもたらすことができ
る。
【0056】また、以上の一実施例においては、第1の
統計励振コードブック1の4グループ化し、このグルー
プに対応した第2の統計励振コードブック3のベクトル
との重み付け加算で、4グループの構造化統計励振コー
ドブック2を作成したが、これに限定するものではな
い。例えば、第1の統計励振コードブック1は1グルー
プの256個の統計励振ベクトルとし、これに第2の統
計励振コードブック3の4個の統計励振コードベクトル
b1〜b4とで重み付け加算し、4グループからなる構
造化統計励振コードベクトルcijを作成することであ
ってもよい。
統計励振コードブック1の4グループ化し、このグルー
プに対応した第2の統計励振コードブック3のベクトル
との重み付け加算で、4グループの構造化統計励振コー
ドブック2を作成したが、これに限定するものではな
い。例えば、第1の統計励振コードブック1は1グルー
プの256個の統計励振ベクトルとし、これに第2の統
計励振コードブック3の4個の統計励振コードベクトル
b1〜b4とで重み付け加算し、4グループからなる構
造化統計励振コードベクトルcijを作成することであ
ってもよい。
【0057】つまり、a1j(j=1〜256)×b1
でc1jを作成し、a1j×b2でc2jを作成し、a
1j×b3でc3jを作成し、a1j×b4でc4jを
作成することであってもよい。
でc1jを作成し、a1j×b2でc2jを作成し、a
1j×b3でc3jを作成し、a1j×b4でc4jを
作成することであってもよい。
【0058】更に、以上の一実施例においては、重み付
け係数αと、(1−α)とを加算した値が1になる関係
にしたが、これに限定するものではない。無関係な値を
選択決定することであってもよい。
け係数αと、(1−α)とを加算した値が1になる関係
にしたが、これに限定するものではない。無関係な値を
選択決定することであってもよい。
【0059】更にまた、以上の一実施例においては、c
ij=α・aij+(1−α)・biで構造化統計励振
コードブック2を作成したが、これに限定するものでは
ない。例えば、cij=α・aij+(1−α)・bi
+β・dの様な構成で作成してもよい。尚、このβも重
み付け係数である。
ij=α・aij+(1−α)・biで構造化統計励振
コードブック2を作成したが、これに限定するものでは
ない。例えば、cij=α・aij+(1−α)・bi
+β・dの様な構成で作成してもよい。尚、このβも重
み付け係数である。
【0060】また、以上の一実施例の図2の符号化装置
及び図3の復号化装置の機能ブロック図は一例であっ
て、これに限定するものではない。
及び図3の復号化装置の機能ブロック図は一例であっ
て、これに限定するものではない。
【0061】
【発明の効果】以上述べた様にこの発明の統計コードブ
ックによれば、複数の統計励振コードベクトルが少なく
とも1以上にグループ化されていて、各グループ内の統
計励振コードベクトルに対して相関を持たせたので、従
来に比べ符号伝送誤りに対する補償を行い得る。
ックによれば、複数の統計励振コードベクトルが少なく
とも1以上にグループ化されていて、各グループ内の統
計励振コードベクトルに対して相関を持たせたので、従
来に比べ符号伝送誤りに対する補償を行い得る。
【0062】しかも、統計励振コードベクトルをグルー
プ化しているので、同一グループ内の統計励振コードベ
クトル間の相関はあるが、グループ間の相関は無いに等
しいので、符号化及び符号性能を顕著に悪化させること
もない。
プ化しているので、同一グループ内の統計励振コードベ
クトル間の相関はあるが、グループ間の相関は無いに等
しいので、符号化及び符号性能を顕著に悪化させること
もない。
【0063】また、この発明の統計コードブックの作成
方法によれば、伝送品質要求情報によって、伝送誤りに
対する補償性能と、符号化及び復号化性能との、いずれ
をどの程度優先するかによって最適な重み付け係数を選
択設定することができる。
方法によれば、伝送品質要求情報によって、伝送誤りに
対する補償性能と、符号化及び復号化性能との、いずれ
をどの程度優先するかによって最適な重み付け係数を選
択設定することができる。
【図1】この発明の統計コードブック(一実施例の構造
化統計励振コードブック)及びその作成方法の一実施例
の説明図である。
化統計励振コードブック)及びその作成方法の一実施例
の説明図である。
【図2】この一実施例の構造化統計励振コードブックを
コード励振線形予測符号化装置に適用した場合の機能ブ
ロック図である。
コード励振線形予測符号化装置に適用した場合の機能ブ
ロック図である。
【図3】この一実施例の構造化統計励振コードブックを
コード励振線形予測復号化装置に適用した場合の機能ブ
ロック図である。
コード励振線形予測復号化装置に適用した場合の機能ブ
ロック図である。
1…第1の統計励振コードブック、2…構造化統計励振
コードブック、3…第2の統計励振コードブック、4、
5…乗算器、6…加算器、7…係数決定回路。
コードブック、3…第2の統計励振コードブック、4、
5…乗算器、6…加算器、7…係数決定回路。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 桂川 浩 東京都港区虎ノ門1丁目7番12号 沖電気 工業株式会社内
Claims (3)
- 【請求項1】 コード励振線形予測符号化装置又は復号
化装置に備えられ、複数の統計励振コードベクトルを有
する統計コードブックにおいて、 複数の統計励振コードベクトルが少なくとも1以上にグ
ループ化されていて、各グループ内の統計励振コードベ
クトルに対して相関を持たせたことを特徴とする統計コ
ードブック。 - 【請求項2】 請求項1に記載の統計コードブックの作
成方法において、上記統計コードブックに格納する上記
各グループについての相関性を有する複数の統計励振コ
ードベクトルを、複数の雑音性の励振コードベクトル
と、相関付与用の雑音性の励振コードベクトルとの重み
付け加算によって作成することを特徴とする統計コード
ブックの作成方法。 - 【請求項3】 上記重み付け加算のための重み付け係数
は、 伝送誤りに対する補償性能又は符号化及び復号化性能を
どの程度のレベルに設定するかを表す伝送品質要求情報
によって決定することを特徴とする請求項2に記載の統
計コードブックの作成方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4278454A JPH06130995A (ja) | 1992-10-16 | 1992-10-16 | 統計コードブック及びその作成方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4278454A JPH06130995A (ja) | 1992-10-16 | 1992-10-16 | 統計コードブック及びその作成方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06130995A true JPH06130995A (ja) | 1994-05-13 |
Family
ID=17597568
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4278454A Pending JPH06130995A (ja) | 1992-10-16 | 1992-10-16 | 統計コードブック及びその作成方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06130995A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO1996011468A1 (fr) * | 1994-10-07 | 1996-04-18 | Nippon Telegraph And Telephone Corporation | Procede de codage de vecteurs et codeur/decodeur associe |
US5826221A (en) * | 1995-11-30 | 1998-10-20 | Oki Electric Industry Co., Ltd. | Vocal tract prediction coefficient coding and decoding circuitry capable of adaptively selecting quantized values and interpolation values |
US5905970A (en) * | 1995-12-18 | 1999-05-18 | Oki Electric Industry Co., Ltd. | Speech coding device for estimating an error of power envelopes of synthetic and input speech signals |
US5915234A (en) * | 1995-08-23 | 1999-06-22 | Oki Electric Industry Co., Ltd. | Method and apparatus for CELP coding an audio signal while distinguishing speech periods and non-speech periods |
-
1992
- 1992-10-16 JP JP4278454A patent/JPH06130995A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO1996011468A1 (fr) * | 1994-10-07 | 1996-04-18 | Nippon Telegraph And Telephone Corporation | Procede de codage de vecteurs et codeur/decodeur associe |
US5915234A (en) * | 1995-08-23 | 1999-06-22 | Oki Electric Industry Co., Ltd. | Method and apparatus for CELP coding an audio signal while distinguishing speech periods and non-speech periods |
US5826221A (en) * | 1995-11-30 | 1998-10-20 | Oki Electric Industry Co., Ltd. | Vocal tract prediction coefficient coding and decoding circuitry capable of adaptively selecting quantized values and interpolation values |
US5905970A (en) * | 1995-12-18 | 1999-05-18 | Oki Electric Industry Co., Ltd. | Speech coding device for estimating an error of power envelopes of synthetic and input speech signals |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
CA2177421C (en) | Pitch delay modification during frame erasures | |
JP3151874B2 (ja) | 音声パラメータ符号化方式および装置 | |
JP3346765B2 (ja) | 音声復号化方法及び音声復号化装置 | |
CA2177414C (en) | Improved adaptive codebook-based speech compression system | |
Chen | A robust low-delay CELP speech coder at 16 kbits/s | |
US5890108A (en) | Low bit-rate speech coding system and method using voicing probability determination | |
US6014618A (en) | LPAS speech coder using vector quantized, multi-codebook, multi-tap pitch predictor and optimized ternary source excitation codebook derivation | |
US6161086A (en) | Low-complexity speech coding with backward and inverse filtered target matching and a tree structured mutitap adaptive codebook search | |
JP3114197B2 (ja) | 音声パラメータ符号化方法 | |
KR100194775B1 (ko) | 벡터양자화장치 | |
SE519552C2 (sv) | Flerkanalig signalkodning och -avkodning | |
EP0747883A2 (en) | Voiced/unvoiced classification of speech for use in speech decoding during frame erasures | |
JP3143956B2 (ja) | 音声パラメータ符号化方式 | |
JPH08179796A (ja) | 音声符号化方法 | |
US6047253A (en) | Method and apparatus for encoding/decoding voiced speech based on pitch intensity of input speech signal | |
CA2342353C (en) | An adaptive criterion for speech coding | |
US5797119A (en) | Comb filter speech coding with preselected excitation code vectors | |
US6704703B2 (en) | Recursively excited linear prediction speech coder | |
JP3095133B2 (ja) | 音響信号符号化方法 | |
JPH06130995A (ja) | 統計コードブック及びその作成方法 | |
US5666464A (en) | Speech pitch coding system | |
CA2170007C (en) | Determination of gain for pitch period in coding of speech signal | |
JP3089967B2 (ja) | 音声符号化装置 | |
EP1100076A2 (en) | Multimode speech encoder with gain smoothing | |
JP3102017B2 (ja) | 音声符号化方法 |