JPH06130916A - 液晶表示装置 - Google Patents
液晶表示装置Info
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- JPH06130916A JPH06130916A JP24787992A JP24787992A JPH06130916A JP H06130916 A JPH06130916 A JP H06130916A JP 24787992 A JP24787992 A JP 24787992A JP 24787992 A JP24787992 A JP 24787992A JP H06130916 A JPH06130916 A JP H06130916A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- data
- reference voltage
- liquid crystal
- types
- switch
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
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- Liquid Crystal (AREA)
- Liquid Crystal Display Device Control (AREA)
- Control Of Indicators Other Than Cathode Ray Tubes (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 本発明は、液晶表示装置に関し、基準電源の
出力電流による消費電力を低減し、ひいては装置全体と
しての低電力化に寄与することを目的とする。 【構成】 複数種類の基準電圧V1〜VMを発生する基
準電源50Aと、該基準電圧または所定の基準電圧VB
のいずれかを選択出力するスイッチ回路SWと、ディジ
タルの表示用データをそれぞれサンプル・ホールドして
その複数の保持値をデコードし、前記スイッチ回路を通
して選択出力された前記複数種類の基準電圧のいずれか
を前記デコードの結果に基づき選択して液晶表示部10
のデータラインXjへ出力するデータドライバ20とを
具備し、前記画像データの非表示期間に前記スイッチ回
路により前記所定の基準電圧を選択出力し、それにより
前記データドライバを介して前記データラインの分布容
量CDの電圧を強制的に該所定の基準電圧とするように
構成する。
出力電流による消費電力を低減し、ひいては装置全体と
しての低電力化に寄与することを目的とする。 【構成】 複数種類の基準電圧V1〜VMを発生する基
準電源50Aと、該基準電圧または所定の基準電圧VB
のいずれかを選択出力するスイッチ回路SWと、ディジ
タルの表示用データをそれぞれサンプル・ホールドして
その複数の保持値をデコードし、前記スイッチ回路を通
して選択出力された前記複数種類の基準電圧のいずれか
を前記デコードの結果に基づき選択して液晶表示部10
のデータラインXjへ出力するデータドライバ20とを
具備し、前記画像データの非表示期間に前記スイッチ回
路により前記所定の基準電圧を選択出力し、それにより
前記データドライバを介して前記データラインの分布容
量CDの電圧を強制的に該所定の基準電圧とするように
構成する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、液晶表示装置(LC
D)に係り、特に、電池駆動を必要とするノート型パソ
コン等に適用されるLCDにおいて低電力化を図る技術
に関する。LCDは、従来のCRTを代替する表示装置
として期待されており、大規模市場に発展することが予
想されている。そのため、その技術開発は盛んに行われ
ている。その中でも特に、薄膜トランジスタ(TFT;
Thin Film Transistor)を用いたLCDは原理的に高品
質の表示が可能であり、しかも表示速度が速いことか
ら、高速且つ高画質のカラー表示用ディスプレイの主流
になることが期待されている。
D)に係り、特に、電池駆動を必要とするノート型パソ
コン等に適用されるLCDにおいて低電力化を図る技術
に関する。LCDは、従来のCRTを代替する表示装置
として期待されており、大規模市場に発展することが予
想されている。そのため、その技術開発は盛んに行われ
ている。その中でも特に、薄膜トランジスタ(TFT;
Thin Film Transistor)を用いたLCDは原理的に高品
質の表示が可能であり、しかも表示速度が速いことか
ら、高速且つ高画質のカラー表示用ディスプレイの主流
になることが期待されている。
【0002】
【従来の技術】TFTを用いたLCDでは、TFTをス
イッチング素子として用い、画素毎の液晶容量に対応す
るTFTを介して画像データ信号の大きさに比例したア
ナログ電圧信号(情報)を書き込むことにより、画像表
示を行う。図14に従来形の一例としてのLCDの構成
が示され、図15にはその要部の構成が示される。
イッチング素子として用い、画素毎の液晶容量に対応す
るTFTを介して画像データ信号の大きさに比例したア
ナログ電圧信号(情報)を書き込むことにより、画像表
示を行う。図14に従来形の一例としてのLCDの構成
が示され、図15にはその要部の構成が示される。
【0003】図示の例では、表示制御形態としてディジ
タル・ドライバ方式を用いたTFT型LCDの構成が示
され、また、説明の簡単化のために画素数を4×4とし
て示してある。実際には、画素数は640×480程度
が典型例であり、しかもカラー表示のためには赤
(R)、緑(G)および青(B)の別に画素を持つ必要
があるので、さらに3倍の画素数を必要とする。
タル・ドライバ方式を用いたTFT型LCDの構成が示
され、また、説明の簡単化のために画素数を4×4とし
て示してある。実際には、画素数は640×480程度
が典型例であり、しかもカラー表示のためには赤
(R)、緑(G)および青(B)の別に画素を持つ必要
があるので、さらに3倍の画素数を必要とする。
【0004】図中、10は液晶表示部(液晶パネル)を
示し、その中のP11〜P44が画素と称する最小の表
示単位を表している。各画素P11〜P44は、図15
に示すように、複数のデータラインX1〜X4と複数の
ゲートラインY1〜Y4の交差部に配設され、対応する
ゲートラインが選択された時に対応するデータライン上
の電圧情報を伝達するトランスファゲート用トランジス
タ(TFT)と、対応するTFTを介して伝達された情
報を記憶する液晶容量とから成っている。この図で横方
向の画素の並び(例えばP11〜P14)を一ラインと
称し、LCDへの表示用のデータはこの一ライン毎に書
き込まれ、それを一秒間に60回程度繰り返して、人の
目にはちらつきのない画像として見せる。
示し、その中のP11〜P44が画素と称する最小の表
示単位を表している。各画素P11〜P44は、図15
に示すように、複数のデータラインX1〜X4と複数の
ゲートラインY1〜Y4の交差部に配設され、対応する
ゲートラインが選択された時に対応するデータライン上
の電圧情報を伝達するトランスファゲート用トランジス
タ(TFT)と、対応するTFTを介して伝達された情
報を記憶する液晶容量とから成っている。この図で横方
向の画素の並び(例えばP11〜P14)を一ラインと
称し、LCDへの表示用のデータはこの一ライン毎に書
き込まれ、それを一秒間に60回程度繰り返して、人の
目にはちらつきのない画像として見せる。
【0005】図14において、HSは水平同期信号、V
Sは垂直同期信号、D1〜DNは画像データ、CLKは
該画像データと同期して与えられるタイミング信号(ク
ロッく)を示す。なお、Nは階調表示するためのビット
数を表す。また、クロックCLKは水平同期信号HSの
周期を計測して内部で生成することが可能であり、イン
タフェースとして本質的に必要とするものではない。
Sは垂直同期信号、D1〜DNは画像データ、CLKは
該画像データと同期して与えられるタイミング信号(ク
ロッく)を示す。なお、Nは階調表示するためのビット
数を表す。また、クロックCLKは水平同期信号HSの
周期を計測して内部で生成することが可能であり、イン
タフェースとして本質的に必要とするものではない。
【0006】40はLCD全体を制御する制御回路を示
し、水平同期信号HS、垂直同期信号VSおよびクロッ
クCLKに応答して画像データD1〜DNの書き込みの
ための各種制御信号を発生する。また、50は複数の種
類の基準電圧V1〜VMを発生する基準電源を示す。2
0はデータドライバを示し、シフトレジスタ21と、そ
れぞれNビットの容量を持つメモリ(M)61〜64
と、同じくNビットの容量をそれぞれ有するメモリ
(M)71〜74と、デコーダ(DEC)81〜84
と、スイッチ(SW)91〜94とを有し、通常の形態
として集積回路化されている。なお、基準電源50は、
通常、集積回路の中には含まれない。それは、LCDで
必要とするデータドライバ20は通常複数個のICで構
成するのに対して、基準電源50は共通に一個設けられ
ていればよいからである。
し、水平同期信号HS、垂直同期信号VSおよびクロッ
クCLKに応答して画像データD1〜DNの書き込みの
ための各種制御信号を発生する。また、50は複数の種
類の基準電圧V1〜VMを発生する基準電源を示す。2
0はデータドライバを示し、シフトレジスタ21と、そ
れぞれNビットの容量を持つメモリ(M)61〜64
と、同じくNビットの容量をそれぞれ有するメモリ
(M)71〜74と、デコーダ(DEC)81〜84
と、スイッチ(SW)91〜94とを有し、通常の形態
として集積回路化されている。なお、基準電源50は、
通常、集積回路の中には含まれない。それは、LCDで
必要とするデータドライバ20は通常複数個のICで構
成するのに対して、基準電源50は共通に一個設けられ
ていればよいからである。
【0007】データドライバ20において、シフトレジ
スタ21は、1ライン毎に制御回路40から供給される
スタート信号T1により動作を開始し、制御回路40か
ら供給されるクロックCK1により歩進してタイミング
信号TA1〜TA4を生成する。メモリ61〜64は、
制御回路40を通して供給される表示用のデータDT1
〜DTNをそれぞれタイミング信号TA1〜TA4に応
答して取り込み(つまりデータの書き込み)。また、メ
モリ71〜74は、メモリ61〜64にデータが書き込
まれた後、次のラインのデータが到来する前に該メモリ
61〜64内のデータを制御回路40からのタイミング
信号T2に応答して取り込む(データの書き込み)。デ
コーダ81〜84は、それぞれメモリ71〜74に蓄積
されたディジタルの表示データをデコードする。スイッ
チ91〜94は、対応するデコーダ81〜84のデコー
ド結果に基づき、基準電源50から出力される複数種類
の基準電圧V1〜VMのいずれかを選択出力する。つま
りスイッチ91〜94は、メモリ71〜74に蓄積され
たディジタル・データに対応したアナログ信号を発生さ
せるための一種のディジタル・アナログ変換回路として
機能する。このようにしてV1〜VMのM種の電圧のい
ずれかが選択され、データラインX1〜X4に出力され
る。M種の基準電圧V1〜VMとメモリ71〜74に蓄
積されたNビットのデータとの関係は、データが2進数
の場合、M=2N で表される。例えばN=3の場合はM
=8、N=4の場合はM=16となる。
スタ21は、1ライン毎に制御回路40から供給される
スタート信号T1により動作を開始し、制御回路40か
ら供給されるクロックCK1により歩進してタイミング
信号TA1〜TA4を生成する。メモリ61〜64は、
制御回路40を通して供給される表示用のデータDT1
〜DTNをそれぞれタイミング信号TA1〜TA4に応
答して取り込み(つまりデータの書き込み)。また、メ
モリ71〜74は、メモリ61〜64にデータが書き込
まれた後、次のラインのデータが到来する前に該メモリ
61〜64内のデータを制御回路40からのタイミング
信号T2に応答して取り込む(データの書き込み)。デ
コーダ81〜84は、それぞれメモリ71〜74に蓄積
されたディジタルの表示データをデコードする。スイッ
チ91〜94は、対応するデコーダ81〜84のデコー
ド結果に基づき、基準電源50から出力される複数種類
の基準電圧V1〜VMのいずれかを選択出力する。つま
りスイッチ91〜94は、メモリ71〜74に蓄積され
たディジタル・データに対応したアナログ信号を発生さ
せるための一種のディジタル・アナログ変換回路として
機能する。このようにしてV1〜VMのM種の電圧のい
ずれかが選択され、データラインX1〜X4に出力され
る。M種の基準電圧V1〜VMとメモリ71〜74に蓄
積されたNビットのデータとの関係は、データが2進数
の場合、M=2N で表される。例えばN=3の場合はM
=8、N=4の場合はM=16となる。
【0008】30はゲートドライバを示し、シフトレジ
スタ31と、各ゲートラインY1〜Y4に対応して設け
られたドライバDV1〜DV4とから構成されている。
シフトレジスタ31は、制御回路40から供給されるス
タート信号T3により動作を開始し、同じく制御回路4
0から供給されるクロックCK2により歩進して液晶パ
ネル10の1ライン毎のTFTを駆動するための信号を
順次発生する。なお、スタート信号T3は垂直同期信号
VSと同じ周期を有し、クロックCK2は水平同期信号
HSと同じ周期を有する。ドライバDV1〜DV4は、
シフトレジスタ31の出力からTFTのオンとオフを制
御できる電圧にレベル変換を行い、それぞれ対応するゲ
ートラインY1〜Y4に出力する2値出力回路として機
能する。これによって、アナログスイッチであるTFT
のゲート電圧を制御してスイッチ機能をオン・オフする
ことができ、データドライバ20から出力されるデータ
ラインX1〜X4上の画像データの信号電圧を1ライン
毎にTFTを通して液晶容量に書き込むことができる。
スタ31と、各ゲートラインY1〜Y4に対応して設け
られたドライバDV1〜DV4とから構成されている。
シフトレジスタ31は、制御回路40から供給されるス
タート信号T3により動作を開始し、同じく制御回路4
0から供給されるクロックCK2により歩進して液晶パ
ネル10の1ライン毎のTFTを駆動するための信号を
順次発生する。なお、スタート信号T3は垂直同期信号
VSと同じ周期を有し、クロックCK2は水平同期信号
HSと同じ周期を有する。ドライバDV1〜DV4は、
シフトレジスタ31の出力からTFTのオンとオフを制
御できる電圧にレベル変換を行い、それぞれ対応するゲ
ートラインY1〜Y4に出力する2値出力回路として機
能する。これによって、アナログスイッチであるTFT
のゲート電圧を制御してスイッチ機能をオン・オフする
ことができ、データドライバ20から出力されるデータ
ラインX1〜X4上の画像データの信号電圧を1ライン
毎にTFTを通して液晶容量に書き込むことができる。
【0009】図15は、図14におけるスイッチ(S
W)91〜94および液晶パネル10と基準電源50の
部分の詳細を示したものである。図示の構成は、スイッ
チ91〜94の各個の中の1個のアナログスイッチのみ
をオンにして基準電圧V1〜V4の中から1つの電圧を
選択する例を示している。つまりこの場合は、前述のN
が2の場合に相当している。
W)91〜94および液晶パネル10と基準電源50の
部分の詳細を示したものである。図示の構成は、スイッ
チ91〜94の各個の中の1個のアナログスイッチのみ
をオンにして基準電圧V1〜V4の中から1つの電圧を
選択する例を示している。つまりこの場合は、前述のN
が2の場合に相当している。
【0010】基準電源50は、図15にも示すように、
基準となる電圧VRを抵抗R1〜R5により分圧して必
要とする種類(この場合V1〜V4の4種類)の基準電
圧を生成し、それをオペアンプ回路A1〜A4を通して
出力するのが一般的な構成例である。この場合、各オペ
アンプ回路A1〜A4は多数のデータラインを駆動する
ため、大電流を取り出すことができるよう大電流出力を
可能とする出力形態となっている。
基準となる電圧VRを抵抗R1〜R5により分圧して必
要とする種類(この場合V1〜V4の4種類)の基準電
圧を生成し、それをオペアンプ回路A1〜A4を通して
出力するのが一般的な構成例である。この場合、各オペ
アンプ回路A1〜A4は多数のデータラインを駆動する
ため、大電流を取り出すことができるよう大電流出力を
可能とする出力形態となっている。
【0011】このオペアンプ回路A1〜A4の具体的な
構成例は図16に示される。図中、オペアンプ回路A1
を例にとると、大電流出力を可能とするために、その出
力部はNPN型トランジスタP11とPNP型トランジ
スタP12を縦続接続して電流の流出および流入を可能
とする形態となっている。これは、データドライバ内の
スイッチ91〜94を介して液晶パネル10のデータラ
インXjへ基準電圧V1〜V4を印加した時、基準電源
50の出力部からデータラインXjに電流が流出する場
合(破線IPで図示)と、データラインXjから基準電
源50の出力部に電流が流入する場合(破線IMで図
示)とがあるからである。
構成例は図16に示される。図中、オペアンプ回路A1
を例にとると、大電流出力を可能とするために、その出
力部はNPN型トランジスタP11とPNP型トランジ
スタP12を縦続接続して電流の流出および流入を可能
とする形態となっている。これは、データドライバ内の
スイッチ91〜94を介して液晶パネル10のデータラ
インXjへ基準電圧V1〜V4を印加した時、基準電源
50の出力部からデータラインXjに電流が流出する場
合(破線IPで図示)と、データラインXjから基準電
源50の出力部に電流が流入する場合(破線IMで図
示)とがあるからである。
【0012】図16において、RDはデータラインXj
の等価抵抗、CDは等価容量(つまりデータラインの分
布容量)を表している。例えば10.4インチの液晶パ
ネルの場合、1ライン当たり、RDの抵抗値は約10K
Ω、CDの容量値は約100pFが典型例である。64
0×480画素でカラーの液晶パネルの場合、全てのラ
インを合計した等価抵抗と等価容量は以下のようにな
る。
の等価抵抗、CDは等価容量(つまりデータラインの分
布容量)を表している。例えば10.4インチの液晶パ
ネルの場合、1ライン当たり、RDの抵抗値は約10K
Ω、CDの容量値は約100pFが典型例である。64
0×480画素でカラーの液晶パネルの場合、全てのラ
インを合計した等価抵抗と等価容量は以下のようにな
る。
【0013】 RD=10KΩ/(640×3)≒5.2Ω………………………(1) CD=100pF×640×3=0.192μF…………………(2) この計算による値が基準電源50の負荷となるのは、画
像データが全てのラインで同一の場合である。例えば、
表示が全部「黒」、全部「白」、1ラインおきに全部
「黒」または全部「白」の場合等がそうである。
像データが全てのラインで同一の場合である。例えば、
表示が全部「黒」、全部「白」、1ラインおきに全部
「黒」または全部「白」の場合等がそうである。
【0014】次に、基準電源の出力電流が「流出」形態
または「流入」形態となる場合について説明する。これ
を説明するために液晶パネルのT−V特性、すなわち液
晶の透過度(T)と液晶にかける印加電圧(V)との関
係を図17に示す。この図は、液晶に電圧を掛けていな
い状態で透過度が最大となる、いわゆるノーマリ・ホワ
イトの例を示している。この図から、液晶に電圧を印加
して表示を行うためには、5Vとすると「黒」となり、
約2V以下で「白」となることが分かる。一方、液晶は
直流を長時間印加すると劣化する性質があるので、これ
に対処するため、一定時間毎に極性を反転するいわゆる
交流化駆動を行う。具体的にはこれは、液晶容量の両端
にかかる電圧を実効的に一定周期で反転すればよい訳
で、このため、液晶容量の一端である共通電極の電圧を
約7Vとし、液晶容量の他端に印加するデータ電圧をこ
の値を中心としてそれより高い電圧と低い電圧にして交
互に与えればよいことになる。
または「流入」形態となる場合について説明する。これ
を説明するために液晶パネルのT−V特性、すなわち液
晶の透過度(T)と液晶にかける印加電圧(V)との関
係を図17に示す。この図は、液晶に電圧を掛けていな
い状態で透過度が最大となる、いわゆるノーマリ・ホワ
イトの例を示している。この図から、液晶に電圧を印加
して表示を行うためには、5Vとすると「黒」となり、
約2V以下で「白」となることが分かる。一方、液晶は
直流を長時間印加すると劣化する性質があるので、これ
に対処するため、一定時間毎に極性を反転するいわゆる
交流化駆動を行う。具体的にはこれは、液晶容量の両端
にかかる電圧を実効的に一定周期で反転すればよい訳
で、このため、液晶容量の一端である共通電極の電圧を
約7Vとし、液晶容量の他端に印加するデータ電圧をこ
の値を中心としてそれより高い電圧と低い電圧にして交
互に与えればよいことになる。
【0015】全「黒」表示を例にとると、交流化駆動に
よりデータラインへ与える電圧は、図17の特性図か
ら、7V+5V=12Vと7V−5V=2Vとなる。つ
まり、データラインを1ライン時間(約30μ秒)毎に
12Vと2Vの間で充放電することになる。図16を参
照すると、データラインXjへの印加電圧が2Vから1
2Vに変化した時、等価容量CDに対して、基準電源5
0の出力部(オペアンプ回路Ai)から電流の流出が起
こる(破線IPで図示)。逆に、12Vから2Vに変化
した時、基準電源50の出力部(オペアンプ回路Ai)
に対して、等価容量CDから電流の流入が起こる(破線
IMで図示)。つまり、基準電源50は電流の流出と流
入の能力を必要とする。この最大電流は、データドライ
バ20のオン抵抗を無視すれば、先に計算した式(1)
のデータラインの等価抵抗RDの最小値より、以下のよ
うになる。
よりデータラインへ与える電圧は、図17の特性図か
ら、7V+5V=12Vと7V−5V=2Vとなる。つ
まり、データラインを1ライン時間(約30μ秒)毎に
12Vと2Vの間で充放電することになる。図16を参
照すると、データラインXjへの印加電圧が2Vから1
2Vに変化した時、等価容量CDに対して、基準電源5
0の出力部(オペアンプ回路Ai)から電流の流出が起
こる(破線IPで図示)。逆に、12Vから2Vに変化
した時、基準電源50の出力部(オペアンプ回路Ai)
に対して、等価容量CDから電流の流入が起こる(破線
IMで図示)。つまり、基準電源50は電流の流出と流
入の能力を必要とする。この最大電流は、データドライ
バ20のオン抵抗を無視すれば、先に計算した式(1)
のデータラインの等価抵抗RDの最小値より、以下のよ
うになる。
【0016】 (12−2)/5.2=1.92A…………………………………(3) 基準電源50からの流出または流入電流は、この値を初
期値として時定数(RD×CD)/2で減衰する。
期値として時定数(RD×CD)/2で減衰する。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】基準電源の出力部に使
用するオペアンプ回路は、式(3)で計算した電流値を
流出または流入する能力を備えている必要がある。もし
能力が不足すると、データラインへの電圧の書換え時間
が長くなり、限られた時間内で液晶容量へ正しく画像デ
ータ電圧を書き込むことができないという不都合が生じ
る。
用するオペアンプ回路は、式(3)で計算した電流値を
流出または流入する能力を備えている必要がある。もし
能力が不足すると、データラインへの電圧の書換え時間
が長くなり、限られた時間内で液晶容量へ正しく画像デ
ータ電圧を書き込むことができないという不都合が生じ
る。
【0018】このため、従来の構成では図16に示すよ
うに、基準電源50の出力部に使用するオペアンプ回路
Aiは、NPN型およびPNP型の出力トランジスタを
縦続接続して電流の流出および流入を可能とした形態と
する必要があった。このオペアンプ回路が大電流を出力
できるためには、そのバイアス回路として、出力トラン
ジスタに十分なベース電流を供給するための回路(例え
ばオペアンプ回路A1の場合、抵抗器RA1、ダイオー
ドDA1、ダイオードDB1および抵抗器RB1から成
る回路)を必要とする。
うに、基準電源50の出力部に使用するオペアンプ回路
Aiは、NPN型およびPNP型の出力トランジスタを
縦続接続して電流の流出および流入を可能とした形態と
する必要があった。このオペアンプ回路が大電流を出力
できるためには、そのバイアス回路として、出力トラン
ジスタに十分なベース電流を供給するための回路(例え
ばオペアンプ回路A1の場合、抵抗器RA1、ダイオー
ドDA1、ダイオードDB1および抵抗器RB1から成
る回路)を必要とする。
【0019】しかしながら、基準電源50の負荷電流が
小さい場合には、高電位の電源ラインVPから低電位の
電源ラインVMに向かって流れる電流が相対的に大きく
なるため、LCD全体としての低電力化が損なわれると
いう問題点があった。LCDの低電力化は特に電池駆動
を必要とするノート型パソコン用の表示装置として強く
要望されているものである。基準電源に使用するオペア
ンプは大電流出力型として集積回路化されているものを
使用するのが通常の形態であり、例えばこれに適したも
のとしてモトローラ社のTCA0372がある。このオ
ペアンプは、最大出力電流は1Aと大きいが、無負荷時
の消費電流は最大14mAであり、この素子を基準電源用
として使用して電源電圧(VP−VM)を15Vとすれ
ば、16階調の場合、基準電源の数は16個必要となる
ので、その全体の消費電力は最大16×15×14mA=
3.36Wにもなってしまう。
小さい場合には、高電位の電源ラインVPから低電位の
電源ラインVMに向かって流れる電流が相対的に大きく
なるため、LCD全体としての低電力化が損なわれると
いう問題点があった。LCDの低電力化は特に電池駆動
を必要とするノート型パソコン用の表示装置として強く
要望されているものである。基準電源に使用するオペア
ンプは大電流出力型として集積回路化されているものを
使用するのが通常の形態であり、例えばこれに適したも
のとしてモトローラ社のTCA0372がある。このオ
ペアンプは、最大出力電流は1Aと大きいが、無負荷時
の消費電流は最大14mAであり、この素子を基準電源用
として使用して電源電圧(VP−VM)を15Vとすれ
ば、16階調の場合、基準電源の数は16個必要となる
ので、その全体の消費電力は最大16×15×14mA=
3.36Wにもなってしまう。
【0020】本発明は、かかる従来技術における課題に
鑑み創作されたもので、基準電源の出力電流による消費
電力を低減し、ひいては装置全体としての低電力化に寄
与することができる液晶表示装置を提供することを目的
としている。
鑑み創作されたもので、基準電源の出力電流による消費
電力を低減し、ひいては装置全体としての低電力化に寄
与することができる液晶表示装置を提供することを目的
としている。
【0021】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明では、基準電源とデータドライバの間にアナ
ログスイッチ手段を設け、該スイッチ手段を切り換え制
御することで基準電源が電流の流出(または流入)のみ
を可能とする出力形態を採用している。従って本発明の
液晶表示装置は、その基本形態として図1(a)の原理
構成図に示されるように、複数のデータラインXjおよ
びゲートラインYiに沿ってマトリクス状に配列された
複数の表示素子Pijを有し、選択された表示素子に対
して対応するデータラインから画像データを書き込み表
示する液晶表示部10と、少なくとも水平同期信号HS
と垂直同期信号VSに応答して前記画像データの書き込
み表示のための制御を行う制御回路40Aと、複数の種
類の基準電圧V1〜VMを発生する基準電源50Aと、
該基準電源から発生された基準電圧または所定の基準電
圧VBのいずれかを前記制御回路からの制御に基づき選
択出力するスイッチ回路SWと、ディジタルの表示用デ
ータをそれぞれサンプル・ホールドしてその複数の保持
値をデコードし、前記スイッチ回路を通して選択出力さ
れた前記複数の種類の基準電圧のいずれかを前記デコー
ドの結果に基づき選択して前記データラインへ出力する
データドライバ20とを具備している。そして画像デー
タの非表示期間に、前記スイッチ回路により前記所定の
基準電圧を選択出力し、それにより前記データドライバ
を介して前記データラインの分布容量CDの電圧を強制
的に該所定の基準電圧とすることを特徴としている。
め、本発明では、基準電源とデータドライバの間にアナ
ログスイッチ手段を設け、該スイッチ手段を切り換え制
御することで基準電源が電流の流出(または流入)のみ
を可能とする出力形態を採用している。従って本発明の
液晶表示装置は、その基本形態として図1(a)の原理
構成図に示されるように、複数のデータラインXjおよ
びゲートラインYiに沿ってマトリクス状に配列された
複数の表示素子Pijを有し、選択された表示素子に対
して対応するデータラインから画像データを書き込み表
示する液晶表示部10と、少なくとも水平同期信号HS
と垂直同期信号VSに応答して前記画像データの書き込
み表示のための制御を行う制御回路40Aと、複数の種
類の基準電圧V1〜VMを発生する基準電源50Aと、
該基準電源から発生された基準電圧または所定の基準電
圧VBのいずれかを前記制御回路からの制御に基づき選
択出力するスイッチ回路SWと、ディジタルの表示用デ
ータをそれぞれサンプル・ホールドしてその複数の保持
値をデコードし、前記スイッチ回路を通して選択出力さ
れた前記複数の種類の基準電圧のいずれかを前記デコー
ドの結果に基づき選択して前記データラインへ出力する
データドライバ20とを具備している。そして画像デー
タの非表示期間に、前記スイッチ回路により前記所定の
基準電圧を選択出力し、それにより前記データドライバ
を介して前記データラインの分布容量CDの電圧を強制
的に該所定の基準電圧とすることを特徴としている。
【0022】
【作用】上述した構成によれば、スイッチ回路SWは、
画像データの非表示期間に、制御回路40Aからの切り
換え制御により所定の基準電圧VBを選択してデータド
ライバ20に出力する。具体的には、スイッチ回路SW
内の基準電源50A側に接続されたスイッチSAi(i
=1,2,…,M)をオフにし、基準電圧VB側に接続
されたスイッチSBiをオンにする。これによって、液
晶表示部10内のデータラインXjの等価容量(分布容
量CD)に蓄積された電荷は、1水平期間の終わりすな
わち表示期間の終わり毎に放電される。これは、データ
ドライバ20中のオンになっている基準電圧選択スイッ
チとスイッチ回路SW内のオンになっているスイッチS
Biを介して行われる。そして最終的に、データライン
Xjの分布容量CDの電位は基準電圧VBのレベルとな
る。この動作タイミングの関係は図1の(b)に示され
る。
画像データの非表示期間に、制御回路40Aからの切り
換え制御により所定の基準電圧VBを選択してデータド
ライバ20に出力する。具体的には、スイッチ回路SW
内の基準電源50A側に接続されたスイッチSAi(i
=1,2,…,M)をオフにし、基準電圧VB側に接続
されたスイッチSBiをオンにする。これによって、液
晶表示部10内のデータラインXjの等価容量(分布容
量CD)に蓄積された電荷は、1水平期間の終わりすな
わち表示期間の終わり毎に放電される。これは、データ
ドライバ20中のオンになっている基準電圧選択スイッ
チとスイッチ回路SW内のオンになっているスイッチS
Biを介して行われる。そして最終的に、データライン
Xjの分布容量CDの電位は基準電圧VBのレベルとな
る。この動作タイミングの関係は図1の(b)に示され
る。
【0023】従って、次のラインへのデータに応じた基
準電圧が選択された時のデータラインXjへの基準電源
50Aからの出力電流は、流出のみとなる。つまり、従
来例の基準電源が必要としていた流出と流入の両方の能
力を必要としないので、その分だけ消費電力を削減する
ことができる。これは、LCD全体としての低電力化に
大いに寄与する。
準電圧が選択された時のデータラインXjへの基準電源
50Aからの出力電流は、流出のみとなる。つまり、従
来例の基準電源が必要としていた流出と流入の両方の能
力を必要としないので、その分だけ消費電力を削減する
ことができる。これは、LCD全体としての低電力化に
大いに寄与する。
【0024】なお、基準電源50Aの出力電流が流出の
みとなるのは、スイッチ回路SW内の基準電圧VBを、
該基準電源から発生される複数の種類の基準電圧V1〜
VMの各電圧値よりも低い値に選定した場合である。逆
に、基準電圧VBを各基準電圧V1〜VMの値よりも高
い値に選定した場合には、1水平期間の終わり毎にデー
タラインXjの分布容量CDは充電される。つまり、基
準電源50Aの出力電流は、流入となる。この場合も同
様に、消費電力の低減が可能となる。
みとなるのは、スイッチ回路SW内の基準電圧VBを、
該基準電源から発生される複数の種類の基準電圧V1〜
VMの各電圧値よりも低い値に選定した場合である。逆
に、基準電圧VBを各基準電圧V1〜VMの値よりも高
い値に選定した場合には、1水平期間の終わり毎にデー
タラインXjの分布容量CDは充電される。つまり、基
準電源50Aの出力電流は、流入となる。この場合も同
様に、消費電力の低減が可能となる。
【0025】なお、本発明の他の構成上の特徴および作
用の詳細については、添付図面を参照しつつ以下に記述
される実施例を用いて説明する。
用の詳細については、添付図面を参照しつつ以下に記述
される実施例を用いて説明する。
【0026】
【実施例】図2に本発明の第1の実施例としてのLCD
の構成が示され、図3にはその要部の構成が示される。
本実施例は図1の原理図に示す形態と基本的に同じもの
である。本実施例では図3に示すように、基準電源50
Aは、その出力部にNPN型の出力トランジスタQN1
〜QN4を備えている。これによって、基準電源50A
の出力電流は流出のみとなるので、従来例に比して消費
電力を削減することができ、ひいてはLCD全体として
の低電力化を図ることが可能となる。
の構成が示され、図3にはその要部の構成が示される。
本実施例は図1の原理図に示す形態と基本的に同じもの
である。本実施例では図3に示すように、基準電源50
Aは、その出力部にNPN型の出力トランジスタQN1
〜QN4を備えている。これによって、基準電源50A
の出力電流は流出のみとなるので、従来例に比して消費
電力を削減することができ、ひいてはLCD全体として
の低電力化を図ることが可能となる。
【0027】なお、本実施例では出力トランジスタQN
1〜QN4にバイポーラ型素子を用いているが、VMO
Sと言われるMOS型の素子で構成してもよい。図4に
本発明の第2の実施例としてのLCDの構成が示され、
図5にはその要部の構成が示される。第1の実施例との
相違点は、スイッチ回路SWAの構成と、制御回路40
Bがデータドライバ20A内の第2のメモリ71A〜7
4Aに対してクリア信号T6を供給することである。
1〜QN4にバイポーラ型素子を用いているが、VMO
Sと言われるMOS型の素子で構成してもよい。図4に
本発明の第2の実施例としてのLCDの構成が示され、
図5にはその要部の構成が示される。第1の実施例との
相違点は、スイッチ回路SWAの構成と、制御回路40
Bがデータドライバ20A内の第2のメモリ71A〜7
4Aに対してクリア信号T6を供給することである。
【0028】図5に示すように、本実施例で用いられる
スイッチ回路SWAは、基準電源50Aから発生される
4種類の基準電圧のうち基準電圧V4に対応する出力信
号線にのみ1組のスイッチ(SA4とSB4)を有して
おり、該スイッチを通して、データラインの分布容量に
蓄積された電荷を放電させるようにしている。すなわ
ち、クリア信号T6によりメモリ71A〜74Aの内容
を0にした時のデコーダ81〜84のデコーダ結果に基
づき、それぞれ対応するスイッチ91〜94内部のアナ
ログスイッチのうち、基準電圧V4に対応するスイッチ
のみをオンとすることにより、該スイッチと上記スイッ
チSB4を介してデータライン上の電荷を放電させるこ
とができる。この場合、スイッチ回路SWA内の基準電
圧VBは、基準電源50Aから発生される各基準電圧V
1〜V4の値よりも低い値に選定しておく必要がある。
スイッチ回路SWAは、基準電源50Aから発生される
4種類の基準電圧のうち基準電圧V4に対応する出力信
号線にのみ1組のスイッチ(SA4とSB4)を有して
おり、該スイッチを通して、データラインの分布容量に
蓄積された電荷を放電させるようにしている。すなわ
ち、クリア信号T6によりメモリ71A〜74Aの内容
を0にした時のデコーダ81〜84のデコーダ結果に基
づき、それぞれ対応するスイッチ91〜94内部のアナ
ログスイッチのうち、基準電圧V4に対応するスイッチ
のみをオンとすることにより、該スイッチと上記スイッ
チSB4を介してデータライン上の電荷を放電させるこ
とができる。この場合、スイッチ回路SWA内の基準電
圧VBは、基準電源50Aから発生される各基準電圧V
1〜V4の値よりも低い値に選定しておく必要がある。
【0029】図6に本発明の第3の実施例としてのLC
Dの構成が示され、図7にはその要部の構成が示され
る。第2の実施例との相違点は、第2の実施例における
スイッチ回路SWAを取り除き、データラインの分布容
量に蓄積された電荷を放電させるために基準電源50B
の回路構成を工夫したことである。
Dの構成が示され、図7にはその要部の構成が示され
る。第2の実施例との相違点は、第2の実施例における
スイッチ回路SWAを取り除き、データラインの分布容
量に蓄積された電荷を放電させるために基準電源50B
の回路構成を工夫したことである。
【0030】すなわち図7に示すように、本実施例で用
いられる基準電源50Bは、4種類の基準電圧V1〜V
4のうち基準電圧V4を発生する回路部分のみを、電流
の流出および流入が可能な構成としている。この回路部
分の構成は、基本的には図16に示すオペアンプ回路A
iと同等である。この場合、基準電圧V4は、全ての基
準電圧V1〜V4の中で最低の電圧値に設定しておく必
要がある。また、第2の実施例と同様に、制御回路40
Cからクリア信号T6を与えてメモリ71A〜74Aの
内容を0にする機能は必須である。
いられる基準電源50Bは、4種類の基準電圧V1〜V
4のうち基準電圧V4を発生する回路部分のみを、電流
の流出および流入が可能な構成としている。この回路部
分の構成は、基本的には図16に示すオペアンプ回路A
iと同等である。この場合、基準電圧V4は、全ての基
準電圧V1〜V4の中で最低の電圧値に設定しておく必
要がある。また、第2の実施例と同様に、制御回路40
Cからクリア信号T6を与えてメモリ71A〜74Aの
内容を0にする機能は必須である。
【0031】図8に本発明の第4の実施例としてのLC
Dの構成が示され、図9にはその要部の構成が示され
る。第3の実施例との相違点は基準電源50Cの回路構
成にある。本実施例では図9に示すように、基準電源5
0Cは、4種類の基準電圧V1〜V4のうち基準電圧V
4を発生する回路部分にPNP型の出力トランジスタQ
P4を有し、それによって電流の流入のみが可能な構成
としている。この場合、第3の実施例と同様に、基準電
圧V4は全ての基準電圧V1〜V4の中で最低の電圧値
に設定しておく必要がある。
Dの構成が示され、図9にはその要部の構成が示され
る。第3の実施例との相違点は基準電源50Cの回路構
成にある。本実施例では図9に示すように、基準電源5
0Cは、4種類の基準電圧V1〜V4のうち基準電圧V
4を発生する回路部分にPNP型の出力トランジスタQ
P4を有し、それによって電流の流入のみが可能な構成
としている。この場合、第3の実施例と同様に、基準電
圧V4は全ての基準電圧V1〜V4の中で最低の電圧値
に設定しておく必要がある。
【0032】図10に本発明の第5の実施例としてのL
CDの構成が示される。本実施例では、第2〜第4の実
施例においてクリア信号T6によりデータドライバ20
A内の第2のメモリ71A〜74Aの内容をクリアする
のと同等の機能をデコーダ81A〜84Aに作用させて
いる。すなわち、制御回路40Dからデータドライバ2
0B内のデコーダ81A〜84Aに対してクリア信号T
6Aを供給するようにしている。このデコーダのデコー
ド結果に基づき、それぞれ対応するスイッチ91〜94
内部のアナログスイッチのうち、特定のスイッチを強制
的にオンとすることにより、該スイッチを介してデータ
ラインの分布容量を放電させることができる。これを実
現するためのデコーダの回路構成例は図11に示され
る。
CDの構成が示される。本実施例では、第2〜第4の実
施例においてクリア信号T6によりデータドライバ20
A内の第2のメモリ71A〜74Aの内容をクリアする
のと同等の機能をデコーダ81A〜84Aに作用させて
いる。すなわち、制御回路40Dからデータドライバ2
0B内のデコーダ81A〜84Aに対してクリア信号T
6Aを供給するようにしている。このデコーダのデコー
ド結果に基づき、それぞれ対応するスイッチ91〜94
内部のアナログスイッチのうち、特定のスイッチを強制
的にオンとすることにより、該スイッチを介してデータ
ラインの分布容量を放電させることができる。これを実
現するためのデコーダの回路構成例は図11に示され
る。
【0033】図11に示すデコーダ81Aは、クリア信
号T6Aに応答するインバータG0と、対応するメモリ
71からのデータD1,D0にそれぞれ応答するインバ
ータG1,G2と、データD1およびD0に応答するノ
アゲートG3と、データD1およびインバータG2の出
力に応答するノアゲートG4と、データD0およびイン
バータG1の出力に応答するノアゲートG5と、インバ
ータG1およびG2の出力に応答するノアゲートG6
と、インバータG0の出力およびノアゲートG3〜G5
の各出力にそれぞれ応答するアンドゲートG7〜G9
と、ノアゲートG6の出力およびクリア信号T6Aに応
答するオアゲートG10とを有している。
号T6Aに応答するインバータG0と、対応するメモリ
71からのデータD1,D0にそれぞれ応答するインバ
ータG1,G2と、データD1およびD0に応答するノ
アゲートG3と、データD1およびインバータG2の出
力に応答するノアゲートG4と、データD0およびイン
バータG1の出力に応答するノアゲートG5と、インバ
ータG1およびG2の出力に応答するノアゲートG6
と、インバータG0の出力およびノアゲートG3〜G5
の各出力にそれぞれ応答するアンドゲートG7〜G9
と、ノアゲートG6の出力およびクリア信号T6Aに応
答するオアゲートG10とを有している。
【0034】デコーダ81Aの最終段のゲートG7〜G
10から出力される信号は、対応するスイッチ91内部
のスイッチ91A〜91Dをそれぞれオン・オフするの
に用いられる。図示の例では、クリア信号T6Aが
"H" レベルの時、アンドゲートG7〜G9にはインバ
ータG0を通して "L" レベルの信号が供給されるので
該アンドゲートは全て無効となり、一方、オアゲートG
10の出力は "H" レベルとなるので、それに対応する
スイッチ91Dのみがオンとなる。これによって、デー
タラインX1の分布容量に蓄積された電荷は該スイッチ
91Dを通して放電させることができる。
10から出力される信号は、対応するスイッチ91内部
のスイッチ91A〜91Dをそれぞれオン・オフするの
に用いられる。図示の例では、クリア信号T6Aが
"H" レベルの時、アンドゲートG7〜G9にはインバ
ータG0を通して "L" レベルの信号が供給されるので
該アンドゲートは全て無効となり、一方、オアゲートG
10の出力は "H" レベルとなるので、それに対応する
スイッチ91Dのみがオンとなる。これによって、デー
タラインX1の分布容量に蓄積された電荷は該スイッチ
91Dを通して放電させることができる。
【0035】図12に本発明の第6の実施例としてのL
CDの構成が示され、図13にはその要部の構成が示さ
れる。本実施例は基本的には第2の実施例と同等であ
る。第2の実施例との相違点は基準電源50Eの回路構
成にある。本実施例では図13に示すように、基準電源
50Eは、その出力部にPNP型の出力トランジスタQ
P1〜QP4を備えている。これによって、基準電源5
0Eの出力電流は流入のみとなるので,LCD全体とし
ての低電力化を図ることができる。この場合、スイッチ
回路SWA内の基準電圧VBは、基準電源50Eから発
生される各基準電圧V1〜V4の値よりも高い値に選定
しておく必要がある。
CDの構成が示され、図13にはその要部の構成が示さ
れる。本実施例は基本的には第2の実施例と同等であ
る。第2の実施例との相違点は基準電源50Eの回路構
成にある。本実施例では図13に示すように、基準電源
50Eは、その出力部にPNP型の出力トランジスタQ
P1〜QP4を備えている。これによって、基準電源5
0Eの出力電流は流入のみとなるので,LCD全体とし
ての低電力化を図ることができる。この場合、スイッチ
回路SWA内の基準電圧VBは、基準電源50Eから発
生される各基準電圧V1〜V4の値よりも高い値に選定
しておく必要がある。
【0036】なお、第6の実施例と同様の考え方は、第
2の実施例以外の各実施例にも適用可能である。例えば
第1の実施例に適用する場合には、図2、図3の構成に
おいて、スイッチ回路SW内の基準電圧VBを各基準電
圧V1〜V4よりも高い値に選定し、さらに基準電源5
0Aの出力部に用いる出力トランジスタをNPN型に代
えてPNP型とすればよい。同様に第3の実施例に適用
する場合には、図6、図7の構成において、基準電圧V
4を全ての基準電圧V1〜V4の中で最大値となるよう
に設定し、さらに基準電圧V1〜V3に対応する出力ト
ランジスタをNPN型に代えてPNP型とすればよい。
同様に第4の実施例に適用する場合には、図8、図9の
構成において、基準電圧V4を全ての基準電圧V1〜V
4の中で最大値となるように設定し、さらに基準電圧V
4に対応する出力トランジスタをNPN型とし、基準電
圧V1〜V3に対応する出力トランジスタをPNP型と
すればよい。また、同様にして第5の実施例に対しても
適用することができる。
2の実施例以外の各実施例にも適用可能である。例えば
第1の実施例に適用する場合には、図2、図3の構成に
おいて、スイッチ回路SW内の基準電圧VBを各基準電
圧V1〜V4よりも高い値に選定し、さらに基準電源5
0Aの出力部に用いる出力トランジスタをNPN型に代
えてPNP型とすればよい。同様に第3の実施例に適用
する場合には、図6、図7の構成において、基準電圧V
4を全ての基準電圧V1〜V4の中で最大値となるよう
に設定し、さらに基準電圧V1〜V3に対応する出力ト
ランジスタをNPN型に代えてPNP型とすればよい。
同様に第4の実施例に適用する場合には、図8、図9の
構成において、基準電圧V4を全ての基準電圧V1〜V
4の中で最大値となるように設定し、さらに基準電圧V
4に対応する出力トランジスタをNPN型とし、基準電
圧V1〜V3に対応する出力トランジスタをPNP型と
すればよい。また、同様にして第5の実施例に対しても
適用することができる。
【0037】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、基
準電源の出力電流による消費電力の低減が可能となり、
それによってLCD全体の低電力化を図ることができ
る。従って、ノート型パソコン等に適したLCDとして
大いに利用することができる。
準電源の出力電流による消費電力の低減が可能となり、
それによってLCD全体の低電力化を図ることができ
る。従って、ノート型パソコン等に適したLCDとして
大いに利用することができる。
【図1】本発明の液晶表示装置の原理図である。
【図2】本発明の第1の実施例としてのLCDの構成図
である。
である。
【図3】図2の要部の構成図である。
【図4】本発明の第2の実施例としてのLCDの構成図
である。
である。
【図5】図4の要部の構成図である。
【図6】本発明の第3の実施例としてのLCDの構成図
である。
である。
【図7】図6の要部の構成図である。
【図8】本発明の第4の実施例としてのLCDの構成図
である。
である。
【図9】図8の要部の構成図である。
【図10】本発明の第5の実施例としてのLCDの構成
図である。
図である。
【図11】図10におけるデコーダの構成図である。
【図12】本発明の第6の実施例としてのLCDの構成
図である。
図である。
【図13】図12の要部の構成図である。
【図14】従来形の一例としてのLCDの構成図であ
る。
る。
【図15】図14の要部の構成図である。
【図16】従来例の問題点を説明するための図である。
【図17】液晶の印加電圧と透過度との関係を示すグラ
フである。
フである。
10…液晶表示部 20,20A,20B…データドライバ 40A,40B,40C,40D…制御回路 50A,50B,50C,50D,50E…基準電源 61〜64,71〜74,71A〜74A…メモリ
(M) 81〜84,81A〜84A…デコーダ(DEC) 91〜94…スイッチ(SW) CD…データラインの等価容量(分布容量) CLK…画像データの周期クロック D1〜DN…画像データ HS…水平同期信号 Pij…表示素子(画素) SW,SWA…スイッチ回路 V1〜VM…基準電源から発生される基準電圧 VB…所定の基準電圧 VS…垂直同期信号 X1〜X4…データライン Y1〜Y4…ゲートライン
(M) 81〜84,81A〜84A…デコーダ(DEC) 91〜94…スイッチ(SW) CD…データラインの等価容量(分布容量) CLK…画像データの周期クロック D1〜DN…画像データ HS…水平同期信号 Pij…表示素子(画素) SW,SWA…スイッチ回路 V1〜VM…基準電源から発生される基準電圧 VB…所定の基準電圧 VS…垂直同期信号 X1〜X4…データライン Y1〜Y4…ゲートライン
Claims (12)
- 【請求項1】 複数のデータライン(Xj)およびゲー
トライン(Yi)に沿ってマトリクス状に配列された複
数の表示素子(Pij)を有し、選択された表示素子に
対して対応するデータラインから画像データを書き込み
表示する液晶表示部(10)と、 少なくとも水平同期信号(HS)と垂直同期信号(V
S)に応答して前記画像データの書き込み表示のための
制御を行う制御回路(40A,40B)と、 複数の種類の基準電圧(V1〜VM)を発生する基準電
源(50A,50E)と、 該基準電源から発生された基準電圧または所定の基準電
圧(VB)のいずれかを前記制御回路からの制御に基づ
き選択出力するスイッチ回路(SW,SWA)と、 ディジタルの表示用データをそれぞれサンプル・ホール
ドしてその複数の保持値をデコードし、前記スイッチ回
路を通して選択出力された前記複数の種類の基準電圧の
いずれかを前記デコードの結果に基づき選択して前記デ
ータラインへ出力するデータドライバ(20,20A)
とを具備し、 前記画像データの非表示期間に前記スイッチ回路により
前記所定の基準電圧を選択出力し、それにより前記デー
タドライバを介して前記データラインの分布容量(C
D)の電圧を強制的に該所定の基準電圧とすることを特
徴とする液晶表示装置。 - 【請求項2】 前記所定の基準電圧は、前記複数の種類
の基準電圧の各電圧値よりも低い値、または高い値とな
るように選定されていることを特徴とする請求項1に記
載の液晶表示装置。 - 【請求項3】 前記スイッチ回路(SW)は、前記複数
の種類の基準電圧の各信号線にそれぞれ直列に接続され
た第1のスイッチ群(SA1〜SA4)と、前記所定の
基準電圧を該信号線にそれぞれ接続する第2のスイッチ
群(SB1〜SB4)とを有し、 前記基準電源(50A)は、前記複数の種類の基準電圧
の各信号線にそれぞれ電流を流出するタイプの出力トラ
ンジスタ(QN1〜QN4)を有し、 前記制御回路からの制御信号(T4,T5)により前記
第1のスイッチ群または第2のスイッチ群を選択的にオ
ンにすることを特徴とする請求項1に記載の液晶表示装
置。 - 【請求項4】 前記スイッチ回路(SWA)は、前記複
数の種類の基準電圧のうち特定の基準電圧(V4)に対
応する信号線にのみ直列に接続された第1のスイッチ
(SA4)と、前記所定の基準電圧を当該信号線に接続
する第2のスイッチ(SB4)とを有し、 前記基準電源(50A)は、前記複数の種類の基準電圧
の各信号線にそれぞれ電流を流出するタイプの出力トラ
ンジスタ(QN1〜QN4)を有し、 前記データドライバ(20A)は、前記ディジタルの表
示用データを保持すると共に前記制御回路から供給され
るクリア信号(T6)によりその内容がクリアされるメ
モリ手段(71A〜74A)を有し、 前記制御回路からの制御信号(T41,T51)により
前記第1のスイッチまたは第2のスイッチを選択的にオ
ンにすると共に、前記メモリ手段の内容をクリアした時
のデコード結果に基づいて前記特定の基準電圧に対応す
る信号線を対応するデータラインに接続するようにした
ことを特徴とする請求項1に記載の液晶表示装置。 - 【請求項5】 前記スイッチ回路(SWA)は、前記複
数の種類の基準電圧のうち特定の基準電圧(V4)に対
応する信号線にのみ直列に接続された第1のスイッチ
(SA4)と、前記所定の基準電圧を当該信号線に接続
する第2のスイッチ(SB4)とを有し、 前記基準電源(50E)は、前記複数の種類の基準電圧
の各信号線からそれぞれ電流を流入するタイプの出力ト
ランジスタ(QP1〜QP4)を有し、 前記データドライバ(20A)は、前記ディジタルの表
示用データを保持すると共に前記制御回路から供給され
るクリア信号(T6)によりその内容がクリアされるメ
モリ手段(71A〜74A)を有し、 前記制御回路からの制御信号(T41,T51)により
前記第1のスイッチまたは第2のスイッチを選択的にオ
ンにすると共に、前記メモリ手段の内容をクリアした時
のデコード結果に基づいて前記特定の基準電圧に対応す
る信号線を対応するデータラインに接続するようにした
ことを特徴とする請求項1に記載の液晶表示装置。 - 【請求項6】 前記スイッチ回路は、前記複数の種類の
基準電圧の各信号線にそれぞれ直列に接続された第1の
スイッチ群と、前記所定の基準電圧を該信号線にそれぞ
れ接続する第2のスイッチ群とを有し、 前記基準電源は、前記複数の種類の基準電圧の各信号線
からそれぞれ電流を流入するタイプの出力トランジスタ
を有し、 前記制御回路からの制御に基づいて前記第1のスイッチ
群または第2のスイッチ群を選択的にオンにすることを
特徴とする請求項1に記載の液晶表示装置。 - 【請求項7】 複数のデータライン(Xj)およびゲー
トライン(Yi)に沿ってマトリクス状に配列された複
数の表示素子(Pij)を有し、選択された表示素子に
対して対応するデータラインから画像データを書き込み
表示する液晶表示部(10)と、 少なくとも水平同期信号(HS)と垂直同期信号(V
S)に応答して前記画像データの書き込み表示のための
制御を行う制御回路(40C,40D)と、 複数の種類の基準電圧(V1〜VM)を発生する基準電
源(50B,50C,50D)と、 ディジタルの表示用データをそれぞれサンプル・ホール
ドしてその複数の保持値をデコードし、前記基準電源か
ら発生された前記複数の種類の基準電圧のいずれかを前
記デコードの結果に基づき選択して前記データラインへ
出力するデータドライバ(20A,20B)とを具備
し、 前記画像データの非表示期間に前記データラインの分布
容量を充電または放電させるための手段を前記基準電源
に設けたことを特徴とする液晶表示装置。 - 【請求項8】 前記基準電源(50B)は、前記複数の
種類の基準電圧の中で最低の基準電圧(V4)を生成す
る回路部分に、電流を流出するタイプの出力トランジス
タ(QN4)と電流を流入するタイプの出力トランジス
タ(QP4)を有し、 前記データドライバ(20A)は、前記ディジタルの表
示用データを保持すると共に前記制御回路から供給され
るクリア信号(T6)によりその内容がクリアされるメ
モリ手段(71A〜74A)を有し、 該メモリ手段の内容をクリアした時のデコード結果に基
づいて前記最低の基準電圧に対応する信号線を対応する
データラインに接続するようにしたことを特徴とする請
求項7に記載の液晶表示装置。 - 【請求項9】 前記基準電源(50C)は、前記複数の
種類の基準電圧の中で最低の基準電圧(V4)を生成す
る回路部分に電流を流入するタイプの出力トランジスタ
(QP4)を有し、 前記データドライバ(20A)は、前記ディジタルの表
示用データを保持すると共に前記制御回路から供給され
るクリア信号(T6)によりその内容がクリアされるメ
モリ手段(71A〜74A)を有し、 該メモリ手段の内容をクリアした時のデコード結果に基
づいて前記最低の基準電圧に対応する信号線を対応する
データラインに接続するようにしたことを特徴とする請
求項7に記載の液晶表示装置。 - 【請求項10】 前記基準電源(50D)は、前記複数
の種類の基準電圧の中で最低の基準電圧を生成する回路
部分に、電流を流出するタイプの出力トランジスタと電
流を流入するタイプの出力トランジスタを有し、 前記データドライバ(20B)は、前記保持されたディ
ジタルの表示用データをデコードすると共に前記制御回
路から供給されるクリア信号(T6A)によりその内容
がクリアされるデコーダ(81A〜84A)を有し、 該デコーダの出力に基づいて前記最低の基準電圧に対応
する信号線を対応するデータラインに接続するようにし
たことを特徴とする請求項7に記載の液晶表示装置。 - 【請求項11】 前記基準電源は、前記複数の種類の基
準電圧の中で最高の基準電圧を生成する回路部分に、電
流を流出するタイプの出力トランジスタと電流を流入す
るタイプの出力トランジスタを有し、 前記データドライバは、前記ディジタルの表示用データ
を保持すると共に前記制御回路から供給されるクリア信
号によりその内容がクリアされるメモリ手段を有し、 該メモリ手段の内容をクリアした時のデコード結果に基
づいて前記最高の基準電圧に対応する信号線を対応する
データラインに接続するようにしたことを特徴とする請
求項7に記載の液晶表示装置。 - 【請求項12】 前記基準電源は、前記複数の種類の基
準電圧の中で最高の基準電圧を生成する回路部分に、電
流を流出するタイプの出力トランジスタと電流を流入す
るタイプの出力トランジスタを有し、 前記データドライバは、前記保持されたディジタルの表
示用データをデコードすると共に前記制御回路から供給
されるクリア信号によりその内容がクリアされるデコー
ダを有し、 該デコーダの出力に基づいて前記最高の基準電圧に対応
する信号線を対応するデータラインに接続するようにし
たことを特徴とする請求項7に記載の液晶表示装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24787992A JPH06130916A (ja) | 1992-09-17 | 1992-09-17 | 液晶表示装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24787992A JPH06130916A (ja) | 1992-09-17 | 1992-09-17 | 液晶表示装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06130916A true JPH06130916A (ja) | 1994-05-13 |
Family
ID=17169970
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP24787992A Withdrawn JPH06130916A (ja) | 1992-09-17 | 1992-09-17 | 液晶表示装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06130916A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6350273B1 (en) | 1998-03-11 | 2002-02-26 | Nec Corporation | Corneum puncture needle |
US6504522B2 (en) | 1997-06-04 | 2003-01-07 | Sharp Kabushiki Kaisha | Active-matrix-type image display device |
USRE39366E1 (en) | 1994-06-21 | 2006-10-31 | Hitachi, Ltd. | Liquid crystal driver and liquid crystal display device using the same |
KR20170128616A (ko) * | 2015-06-02 | 2017-11-22 | 이 잉크 코포레이션 | 디스플레이들을 구동하기 위한 장치 |
-
1992
- 1992-09-17 JP JP24787992A patent/JPH06130916A/ja not_active Withdrawn
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