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JPH0612822B2 - 半導体装置 - Google Patents

半導体装置

Info

Publication number
JPH0612822B2
JPH0612822B2 JP59155223A JP15522384A JPH0612822B2 JP H0612822 B2 JPH0612822 B2 JP H0612822B2 JP 59155223 A JP59155223 A JP 59155223A JP 15522384 A JP15522384 A JP 15522384A JP H0612822 B2 JPH0612822 B2 JP H0612822B2
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JP
Japan
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drain
source
region
mos
gate
Prior art date
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Application number
JP59155223A
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English (en)
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JPS6135562A (ja
Inventor
勝忠 堀内
信義 夏秋
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Ltd
Priority to JP59155223A priority Critical patent/JPH0612822B2/ja
Priority to KR1019850004859A priority patent/KR860001489A/ko
Priority to EP85109416A priority patent/EP0171003A3/en
Publication of JPS6135562A publication Critical patent/JPS6135562A/ja
Publication of JPH0612822B2 publication Critical patent/JPH0612822B2/ja
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Expired - Lifetime legal-status Critical Current

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    • H10D62/13Semiconductor regions connected to electrodes carrying current to be rectified, amplified or switched, e.g. source or drain regions
    • H10D62/149Source or drain regions of field-effect devices
    • H10D62/151Source or drain regions of field-effect devices of IGFETs 
    • HELECTRICITY
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    • HELECTRICITY
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    • H10DINORGANIC ELECTRIC SEMICONDUCTOR DEVICES
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    • H10DINORGANIC ELECTRIC SEMICONDUCTOR DEVICES
    • H10D84/00Integrated devices formed in or on semiconductor substrates that comprise only semiconducting layers, e.g. on Si wafers or on GaAs-on-Si wafers
    • H10D84/01Manufacture or treatment
    • H10D84/0123Integrating together multiple components covered by H10D12/00 or H10D30/00, e.g. integrating multiple IGBTs
    • H10D84/0126Integrating together multiple components covered by H10D12/00 or H10D30/00, e.g. integrating multiple IGBTs the components including insulated gates, e.g. IGFETs
    • H10D84/0156Manufacturing their doped wells

Landscapes

  • Insulated Gate Type Field-Effect Transistor (AREA)
  • Electrodes Of Semiconductors (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の利用分野〕 本発明は半導体装置に係り、特に高耐圧特性と高い電流
駆動能力を製造歩留りよく実現できる超微細MOS型電
界効果トランジスタに関する。
〔発明の背景〕
1μm以下の実効チヤネル長を有する従来の超微細MO
S(Metal-Otied-Semiconductor)型電界効果トランジ
スタ(以降単にMOSと略記する)は5V電源で動作を
可能にする為、第1図のごとき高耐圧構造を有してお
り、Lightly Doped Drain(LDD)構造と称されてい
る。この構成は、S.OGURA et al IEEE Trans,Electro
n Derrices,Vol,ED−27,No8,p1359に開示され
ている。第1図に於て、1はP導電型シリコン基板、2
は素子間分離用の厚いフイルド酸化膜、3は薄いゲート
酸化膜、4はゲート電極、5はゲート保護絶縁膜、6及
び7はN導電型のソース及びドレイン低濃度不純物拡散
層で、ゲート電極4をマスクにし、イオン打込み法等で
形成される。8はゲート側壁絶縁膜、9及び10はN導
電型のソース及びドレイン高濃度不純物拡散層であり、
ゲート側壁絶縁膜8をマスクにして形成される。11は
表面保護絶縁膜、12及ご13は各々ソース及びドレイ
ン電極である。第1図で示される従来構造の超微細MO
Sに於いてドレイン印加電圧はソース及びドレイン低濃
度不純物拡散層(N層)6及び7内で降下する。した
がつて、N層の不純物濃度、又は幅を任意に制御する
ことにより実効チヤネル長が1μm以下の超微細MOS
に於ても5Vなるドレイン電圧印加に対しても雪崩降服
を生じない高耐圧化が可能となる。ソース及びドレイン
高濃度不純物拡散層(N層)9及び10と上記N層6
及び7の不純物導入境界は異なる為、ゲート側壁絶縁膜
8幅を広げればN層幅も拡大され、高耐圧化は原理的
にどこまでも可能となる。しかしながらLDD構造にお
けるN層6及び7領域の一部はゲート電極で覆われて
いない為、上記N領域はゲート電圧で制御されない欠
点を有している。すなわち、LDD構造に於けるN
6及び7は直列抵抗として作用し、高耐圧化のためN
層6及び7幅を増大させるほど電流の低下、すなわち電
流駆動能力を低下する欠点が生ずる。この欠点は半導体
装置の微細化に伴い可能となる高速動作化は著しく阻害
するものでありMOSの超微細化の目的自体を不定する
に等しい重大な問題である。LDD構造の他の欠点はN
層6及び7とN層9及び10の不純物導入境界が異
なることにより生ずる。すなわち、LDD構造に於いて
は、ゲート電極4をマスクにしてN層6及び7を形成
した後、ゲート側壁絶縁膜8を形成し、その後上記絶縁
膜8をマスクにしてN層9及び10を形成する。上記
製造工程に於いて、ゲート側壁絶縁膜8の残置形成は通
常異方性ドライエツチング法によるが、上記エツチング
は制御性に問題がある。したがつて最終的なN層6及
び7領域幅はゲート側壁絶縁幅の変動にともなって変動
する。上記変動はソース・ドレイン間耐圧特性、及び電
流駆動能力の変動となつて表われ、製造歩留りを著しく
低下させる欠点を生ずる。
〔発明の目的〕
本発明の目的は上述した従来技術の欠点を解消し、ソー
ス・ドレイン間耐圧が十分に高く、かつ電流駆動能力の
低下が無視できる超微細MOSを提供することにある。
本発明の他の目的は製造精度の変動に特性が依存しにく
く、良品歩留り高い構造を有するMOSを提供すること
にある。
〔発明の概要〕
本発明は超微細MOSの高耐圧化構造に於てみられる電
流駆動能力の低下が1018cm-3以下の低不純物濃度を有
するソース・及びドレイン拡散層領域上をゲート電極が
覆うか否かに極めて大きく依存することを見出したこと
に基づく。
すなわち、実効チヤネル長が0.3μm、ソース・ドレ
イン拡散層が1020cm-3以上の高不純物表面濃度を有す
る通常構造の超微細MOSにおいてもゲート電極が10
18cm-3以下の不純物濃度を有するソース・ドレイン拡散
層上を覆う構造にした場合、及び1017cm-3以下の低不
純物濃度ソース・ドレイン拡散層上しかゲート電極が覆
わぬ構造にした場合の各ソース・ドレイン電流値を比較
すると前者は通常構造MOSの電流値より1%以下の電
流低下にしかならないのに対し、後者に於ては約5%の
電流低下が生じた。尚、上記の各ゲート構造はゲート側
壁部に絶縁膜を任意の膜厚残置させ、上記ゲート側壁絶
縁膜をソース・ドレイン拡散層形成のマスクとして用い
ることにより実現した。さらに本発明はソース、及びド
レイン拡散層領域1018cm-3以上の不純物濃度分布で構
成されていれば1020cm-3以上の高濃度不純物分布を有
しなくとも電流駆動能力の低下が極めて小さい事実、及
び1018cm-3以上の不純物濃度を有するソース,及びド
レイン拡散層領域内に於いてはソース・ドレイン間電流
経路はドレイン・ソース拡散層内の比較的深部にまで及
び上記拡散層の接合深さが深いほど電流駆動能力は増大
する事実を見出した事に基づく。本発明は上記諸事実に
基づき、高耐圧特性を損わぬ範囲でドレイン・ソース低
不純物濃度分布を拡散層深部に於いても低濃度化するこ
となく拡散層内部も均一濃度化する最適不純物分布を実
現し、高耐圧構造を有する超微細MOSの電流駆動能力
を飛躍的に向上するものである。上記目的を実現する一
手法として本発明に於ては基板内部に於いて最大不純物
濃度分布を構成するイオン打込み法と、上記不純物分布
形状を保持してまま活性化できる高温・短時間熱処理
法、又は低温・長時間熱処理法の組合せを用いた。
上記イオン打込み法により得られる不純物濃度分布は半
導体基板表面に於て、より低不純物濃度となる。したが
つて上記不純物濃度分布によつてのみソース,又はドレ
イン領域が構成された場合半導体基板表面近傍における
ソース,又はドレイン拡散層抵抗が増大したり、極端な
場合はチヤネル領域とソース又はドレイン領域が接続さ
れない事も生ずる恐れがある。本発明に於いては上記事
体を防止し、ソース・ドレイン表面領域の抵抗が増大す
ることがない様、表面不純物濃度が1018cm-3以上に構
成されるごとく別途に低不純物濃度領域を導入した。
〔発明の実施例〕
以下、本発明は実施例によつてさらに詳細に説明する。
説明の都合上、図面をもつて説明するが要部が拡大して
示されているので注意を要する。
実施例1 第2図乃至第4図は本発明による半導体装置の一実施例
を示した図で1はP導電型比抵抗1Ω−cmのシリコン基
板である。半導体基体1に公知の素子分離技術を利用し
て0.6μmなる厚いフイルド酸化膜2を選択的に形成
した後、活性領域の半導体表面を露出し、10μmの清
浄なケート酸化膜3を形成する。しかる後、約0.3μ
mのタングステン(W)薄膜とわずかに燐を添加した
0.2μm厚のゲート保護シリコン酸化膜を遂次ゲート
酸化膜3上に堆積した。上記2層重合せ膜を写真蝕刻法
により加工し、Wゲート電極4及びゲート電極と自己整
合のゲート保護酸化膜5を形成した。上記の写真蝕刻時
に所望の回路構成に従い、外部接続配線も同時に形成し
た。なお上記写真蝕刻後のゲート長は0.5μmであつ
た。次に加工したゲート電極4、及びゲート保護酸化膜
をマスクにして隣イオンを30KeVなる加速エネルギ
ーによりイオン打込みし、続いて1000℃の熱処理に
より注入イオンの活性化を行い第1のソース拡散層1
4、及び第1のドレイン拡散層15を形成した。上記熱
処理は第1のソース,及びドレイン拡散層の接合深さが
約0.2μmになるごとく処理時間を設定した。またイ
オン打込み条件は上記拡散層14、及び15の不純物濃
度が上記熱処理後半導体基板表面で最大となりその表面
不純物濃度が1×1018cm-3乃至5×1018cm-3なる範
囲の種々の条件になるごとく設定した(第2図)。次に
第2の燐イオン打込みを90KeVなる条件でおこなつ
た後1100℃30秒なる条件の短時間高温熱処理を施
し、注入イオンの活性化を行い第2のソース不純物領域
16、及び第2のドレイン不純物領域17を形成した。
上記条件の短時間熱処理に於いては不純物の拡散はほと
んど無視でき、第1のソース拡散層14及びドレイン拡
散層15の分布状態、及び第2のイオン打込みにおける
不純物分布状態を保持したまま活性化できる。上記単時
間熱処理後の第2のソース不純物領域16、及びドレイ
ン不純物領域17の最大不純物濃度点は半導体基板表面
より約0.1μmなる深さに位置した。またその最大不
純物濃度は5×1017cm-3乃至5×1018cm-3の範囲の
種々の条件になるごとく第2の燐イオン打込み量を設定
した。上記の短時間熱処理工程の後、燐をわずかに添加
したシリコン酸化膜(PSG)を450℃なる低温の化
学気相反応により全面に堆積した。上記シリコン酸化膜
の堆積は0.2μm、及び0.4μmなる2種類の条件
について行つた。次に反応性イオンエツチング(異方性
エツチング)により上記堆積酸化膜を半導体基板表面と
垂直方向にエツチングし、平坦部に堆積されたシリコン
酸化膜を除去した。上記エツチングにより堆積したシリ
コン酸化膜はゲート電極4、及びゲート保護絶縁膜5の
各側壁部にのみ残置されゲート側壁絶縁膜18が形成さ
れる。残置されるゲート側壁絶縁膜18の膜厚は堆積時
の膜厚により設定され各々0.2μm、及び0.4μm
であつた。上記の反応性イオンエツチングに於いてソー
ス拡散層14及びドレイン拡散層15上に残置されてい
たゲート酸化膜3も多少エツチされわずかに残置される
が、残置したゲート酸化膜3をフッ酸(HF)の水溶液
により完全に除去し、半導体基板表面を露出させた(第
3図)。次に0.1μm厚のチタン(Ti)膜を全面に
被着させた後、打込みイオン量5×1015cm-3、加速エ
ネルギー50KeVなる条件で燐イオンをイオン注入し
た。当該注入は、後述するように、ソース・ドレイン領
域とのオーミツクコンタクトを良好にする為に行つた。
上記条件のイオン注入に於て、燐イオンはほぼ完全にT
i膜内で阻止され、下地の半導体基板内には注入されな
い。次に600℃の水素雰囲気中で熱処理して露出され
た半導体基板表面部にチタンシリサイド(TiSi2
層19及び20を形成した。上記の熱処理に於てゲート
保護絶縁膜5、ゲート側壁絶縁膜18、及びフイルド酸
化膜2上ではTi膜は反応せずTiSi層は形成されな
い。したがつて上記熱処理の後、過酸化水素水とアンモ
ニア水溶液の混合液で未反応のTi膜を除去すると上記
混合液でエツチングされないTiSi膜19及び20
はソース拡散層14、及びドレイン拡散層15の表面露
出部分にのみ選択的(自己整合的に)に残置された。T
i膜内に多量に注入された燐は上記シリサイド形成時に
シリサイド膜下部の半導体基板との界面部に析出し低不
純物濃度のソース拡散層14、及びドレイン拡散層15
とTiSi層19及び20間の良好なオーミツク接触
を可能にさせた。尚、上記シリサイド形成熱処理温度で
はシリコン基板内の燐の熱拡散は無視できる。したがつ
て、シリサイド形成時に形成される高濃度燐析出層は1
0乃至20μm以下の厚さでシリコン基板内に存在する
ものと推定される。シリサイド層19、及び20形成の
後、燐がわずかに添付されたシリコン酸化膜を全面に堆
積して表面保護絶縁膜11とした。しかる後、シリサイ
ド層19及ご20上の上記表面保護絶縁膜11の所望箇
所に写真蝕刻法を用いて開孔した。続いてタングステン
(W)とアルミニウム(Al)膜を蒸着し、ソース電極
12及びドレイン電極13を含む電極・配線を所望の回
路構成に従つて形成した。上記の電極12及び13はA
l膜で構成したがAl電極と前記シリサイド層19、及
び20とが反応するのを防止する為、表面保護絶縁膜1
1の開孔部分ではW膜21及ご22を介してAl電極と
シリサイド層が接する構成をとつた(第4図)。
上記の製造工程を経て製造された0.1及び0.2μm
厚に設計したゲート側壁絶縁膜18を有する各種MOS
に関してソース及び基板電圧OV、ゲート及びドレイン
電圧5Vにおけるソース・ドレイン間電流IDSを測定し
たところゲート側壁絶縁膜によらず約5.5mAとなつ
た。尚、上記測定MOSの実効チヤネル長は0.3μ
m、ソート・ドレイン拡散層形成に関する第1のイオン
注入により得られたドレイン表面不純物濃度は1×10
18cm-3、第2のソース・ドレイン層形成により得ら
れたドレイン最大不純物濃度は約2×1018cm-3
条件であつた。本実施例に従つて得られたMOSと同一
の実効チヤネル長、及びソース・ドレイン間耐圧特性を
有する従来のLDD構造MOSにおけるLDS値は同一測
定条件に於て最大5mAであり、かつLDS値、及びソー
ス・ドレイン間耐圧共約10%程度のバラツキが同一ウ
エーハ内で観測された。上記、両特性の比較より本実施
例に基づけば従来の高耐圧構造超微細MOSに比べて特
性バラツキに大きく影響するゲート側壁絶縁膜厚の製造
バラツキにまつたく影響されず、かつ従来特性より約1
割も電流値が増大した、すなわち電流駆動能力の大きい
高耐圧構造・超微細MOSが得られたことがわかる。
実施例2 第5図乃至第7図は本発明の他の実施例を示した図であ
る。第1の実施例を示す図の符号と同一の符号は、第2
の実施例の同一又は均等部分を示す。前記第1の実施例
に於て、第2のイオン打込みにより半導体基板内で最大
不純物濃度を有するごとく第2のソース不純物領域16
及び第2のドレイン不純物領域17を形成した後、短時
間高温熱処理を施すことなく表面保護絶縁膜11を堆積
し、所望箇所に開孔した。続いて上記開孔筒所に5×1
15cm-3なる注入量により70、及び30KeVの各加
速エネルギーで第3の燐イオン注入を施した。上記第3
のイオン注入の後、1100℃、30秒なる条件の短時
間高温熱処理を施し第3のイオン注入によるソース高濃
度不純物領域23、及びドレイン高濃度不純物領域24
を形成した。上記の短時間高温熱処理に於て、第2及び
第3のイオン打込みによる注入燐イオンは注入時と不純
物分布が再分布することなく活性化される。尚、第3の
イオン打込み条件は第2のイオン打込みによる最大不純
物濃度領域と半導体基板表面間が高不純物濃度領域で接
続される条件である(第5図)。ソース高不純物濃度領
域23、及びドレイン高不純物濃度領域24の形成の
後、Al膜の蒸着とその写真蝕刻によりソース電極1
2、及びドレイン電極13を含む電極、配線を所望の回
路構成に従い形成した(第6図)。
上記の製造工程に於て、ソース、及びドレイン不純物領
域形成に関する第1及び第2のイオン打込みを種々の条
件により製造した各種MOSのソース・ドレイン間耐
圧、電流IDS、及び伝達コンダクタンスgを測定し
た。ソース・ドレイン間耐圧はソース、基板、及びゲー
トを各々零電位に保ち測定した。IDS、及びgはソー
ス、基板は零電位、ゲート、及びドレイン電圧は5Vの
条件で測定した。第1のイオン注入により得られたドレ
イン拡散層15の表面不純物濃度が1×1018cm-3、第
2のイオン打込みによる得られたドレイン不純物領域1
7の最大不純物濃度が2×1018cm-3、実効チヤネル長
0.3μmなる条件で構成される本実施例に基づくMO
Sのソース・ドレイン間耐圧は約9VでありIDS値は約
5.9mAであつた。上記IDS値、及び耐圧はゲート側
壁絶縁膜厚によらずほぼ一定でバラツキもほぼ無視でき
た。上記結果は前記第一の実施例に基づくMOSの特性よ
りさらに優れており、ソース・ドレイン間耐圧、及び実
効チヤネル長が同一の公知のLDD構造MOSにくらべて
DS値で約20%も改善されていることがわかる。高耐
圧構造を有する超微細MOSに於て、ソース・ドレイン
間耐圧とg値の間には相反する関連がある。第7図は
実効チヤネル長が0.3μmなる条件のもとで従来構造
MOS25、公知のLDD構造MOS26、及び本実施
例に基づくMOS27の各構造に関し、伝達コンダクタ
ンスgとソース・ドレイン間耐圧の関係を実測し、示
したものである。第7図に於て、LDD構造MOSにお
けるソース・ドレイン間耐圧はソース・ドレイン低濃度
拡散層の不純物濃度を変化させることにより各種の値を
得ている。また本実施例に基づくMOSの場合は第1の
イオン打込みにより得られるドレイン拡散層表面不純物
濃度を1×1018cm-3に設定し、第2のイオン打込みに
よるドレイン最大不純物濃度を各種の値に設定すること
により任意のソース・ドレイン間耐圧を得ている。第7
図から明らかなごとく本実施例に基づけば0.3μmな
る実効チヤネル長を有する超微細MOSに於ても9V以
上のソース・ドレイン間耐圧を得ることができ、かつg
値に関してもソース・ドレイン間耐圧が4.8Vにし
か達しない通常構造MOSのg値よりわずかに4%し
か低下しない高電流駆動能力を実現したことがわかる。
上記結果に対し、従来のLDD構造MOSに於てはソー
ス・ドレイン間耐圧9Vの条件に於て、そのg値は通
常構造MOSのg値に比べ20%も劣化している。第
7図に示されるごとく、本実施例に基づくMOSに於て
は従来のLDD構造MOSと比較して、いかなる耐圧条
件の下に於ても伝達コンダクタンスが大きく電流駆動能
力に優れていることが明らかになつた。
〔発明の効果〕
本発明によれば超微細MOSの高耐圧化構造に用いられ
る低不純物濃度領域をゲート電極のみをマスクとして構
成する構造になつている為、側壁絶縁膜の形成バラツキ
の影響をほとんどうけず、特性バラツキが極めて少ない
高耐圧・高電流利得の超微細MOSを得られる効果があ
る。さらに本発明によれば高耐圧特性を損なわぬ範囲で
ソース・ドレイン低不純物濃度領域の深部まで相対的に
高濃度化できる為、ソース・ドレイン間電流経路をより
広く活用できる。したがつて従来のLDD構造に比較
し、同一ソース・ドレイン間耐圧の条件下で伝達コンダ
クタンスを約20%も向上する効果がある。上記は高耐
圧化しない従来構造MOSの伝達コンダクタンスに対し
わずか4%の劣化にしか相当しない優れたものである。
本発明の第1の実施例に於てはTiSi層19、及び
20をソース・ドレイン拡散層14及び15に形成する
例について示したが上記のTiSi層はPt,Pd,
Mo,W,Ni,Ta,Nb,Cr,Pr等の他の高融
点金属又は遷移金属のシリサイド膜で置換えて構成して
もさしつかえない。本発明の第1の実施例に於て、Ti
Si2層とAl電極間にW膜21、及び22を設置する
構造につき説明したが上記W膜は都合により省略しても
さしつかえない。
本発明の第2の実施例に於て、第2のイオン打込みによ
り形成されたソース・ドレイン不純物領域の最大不純物
濃度領域と半導体表面間を接続する手法として高濃度イ
オン打込み法を用いる場合につき説明したが、上記接続
として、高濃度イオン打込みを行うかわりに前記した各
種高融点金属のシリサイド膜を半導体基板内部にまで深
く形成することにより接続してさしつかえない。
前記第1乃至第2の実施例に於ては短時間高温熱処理と
して高温炉が用いる方法につき述べたが上記の工程はラ
ンプ加熱法、レーザー照射法、電子線照射法等の手法、
あるいは長時間低温熱処理など他の手法に基づいてもよ
い。
また本発明の各実施例に於てはソース・ドレイン領域を
燐イオンにより形成する例につき示したが砒素イオン等
によつてもさしつかえない。さらに前記の各実施例にお
いては説明の都合上、P導電型の半導体基板にN導電型
不純物のソース・ドレイン領域を構成するいわゆるNチ
ヤネル型MOSについて示したが本発明に基づく半導体
装置は上記のごときNチヤネル型に限定されることな
く、N導電型の半導体基板とP導電型ソース・ドレイン
領域で構成されるいわゆるPチヤネル型MOSにも適用
できる。本発明の適用は単体MOSに限定されることなく
半導体集積回路装置にも適用されることは言うまでもな
い。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明のLDD構造を有するMOS型電界効果
トランジスタを示す断面図、第2図乃至第4図は本発明
の第1の実施例を示す断面図、第5図乃至第6図は本発
明の第2の実施例を示す断面図、第7図は本発明の第2
の実施域によるMOS型電界効果トランジスタと従来のL
DD構造MOS型電界効果トランジスタ、及び通常構造M
OS電界効果トランジスタの各伝達コンダクタンスとソ
ース・ドレイン間耐圧の関係を示した図である。 1……半導体基板、2……素子分離用絶縁膜、3……ゲ
ート絶縁膜、4……ゲート電極、5……ゲート保護絶縁
膜、6,9,14,16,23……ソース領域、7,1
0,15,17,24……ドレイン領域、11……保護
膜、18……ゲート側壁絶縁膜、19……シリサイド
膜、21……タングステン膜。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】第1導電型を有する半導体基板の表面領域
    に所定の間隔を介して形成された上記第1導電型とは逆
    の第2導電型を有するソースおよびドレイン領域と、当
    該ソースおよびドレイン領域の間の上記半導体基板の表
    面上に絶縁膜を介して形成されたゲート電極を有し、上
    記ドレイン領域は、上記半導体基板の表面に最大不純物
    濃度1×1018cm-3乃至5×1018cm-3を有する第1の
    領域と、当該第1の領域内に形成された、上記半導体基
    板内に最大不純物濃度5×1017cm-3乃至5×1018cm
    -3を有する第2の領域からなり、上記第1の領域のう
    ち、上記第2の領域が形成されていない部分が上記ゲー
    ト電極の下方に形成されていることを特徴とする半導体
    装置。
  2. 【請求項2】上記ドレイン領域上には、低抵抗の導電性
    膜が形成されていることを特徴とする特許請求の範囲第
    1項記載の半導体装置。
  3. 【請求項3】上記導電性膜は、高有点金属若しくは遷移
    金属のシリサイド膜であることを特徴とする特許請求の
    範囲第2項記載の半導体装置。
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