JPH06127450A - 自動二輪車のエンジンの支持構造 - Google Patents
自動二輪車のエンジンの支持構造Info
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- JPH06127450A JPH06127450A JP28003892A JP28003892A JPH06127450A JP H06127450 A JPH06127450 A JP H06127450A JP 28003892 A JP28003892 A JP 28003892A JP 28003892 A JP28003892 A JP 28003892A JP H06127450 A JPH06127450 A JP H06127450A
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- motorcycle
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Links
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- 238000013016 damping Methods 0.000 abstract description 3
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Landscapes
- Motorcycle And Bicycle Frame (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 エンジンの振動の車体への二次方向の伝達を
し難くするだけでなくエンジンの車体上下方向の振動の
減衰作用もすることができるような自動二輪車のエンジ
ンの支持構造を提供する。 【構成】 車体フレ−ム1にエンジン16がラバ−マウ
ントして搭載されており、この車体フレ−ム1にリヤア
−ム10を揺動可能に支持され、このリヤア−ム10に
さらに後輪26が設けられていて、エンジン16の動力
がチェ−ン28を介して後輪26に伝達されるようにな
っている自動二輪車において、エンジン側に支持部材5
2が設けられ、車体フレ−ム1のクロス部材60上に棒
部材59が立設され、その棒部材59に弾性部材61を
介してブラケット付套管63が被嵌されており、しかも
そのブラケット62がエンジン側の支持部材52と連結
された構造が採られている。
し難くするだけでなくエンジンの車体上下方向の振動の
減衰作用もすることができるような自動二輪車のエンジ
ンの支持構造を提供する。 【構成】 車体フレ−ム1にエンジン16がラバ−マウ
ントして搭載されており、この車体フレ−ム1にリヤア
−ム10を揺動可能に支持され、このリヤア−ム10に
さらに後輪26が設けられていて、エンジン16の動力
がチェ−ン28を介して後輪26に伝達されるようにな
っている自動二輪車において、エンジン側に支持部材5
2が設けられ、車体フレ−ム1のクロス部材60上に棒
部材59が立設され、その棒部材59に弾性部材61を
介してブラケット付套管63が被嵌されており、しかも
そのブラケット62がエンジン側の支持部材52と連結
された構造が採られている。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、車体フレームにエンジ
ンをラバーマウントして搭載した自動二輪車に関する。
ンをラバーマウントして搭載した自動二輪車に関する。
【0002】
【従来の技術】車体フレームにエンジンをラバーマウン
トして搭載し、この車体フレームに後端に車輪を設けた
リヤアームを揺動可能に支持するとともに、前記エンジ
ンの動力をチェーンを介して後輪に伝達する自動二輪車
において、エンジンが車体前後方向に大きく揺れるとチ
ェーンの踊りが大きくなるので、それを防止するために
図6に示すようにエンジン側に支持部材52´を設け、
この支持部材52´に車体前後方向へ延びる受部材56
´を設け、この受部材56´を車体フレーム1に設けた
ストッパ部材57´に、該ストッパ部材57´とプレー
ト63a´,63b´で挟持した弾性部材58´,59
´を介してチェーンの所定以上の緩みを規制するように
したものは従来技術として存在していた。
トして搭載し、この車体フレームに後端に車輪を設けた
リヤアームを揺動可能に支持するとともに、前記エンジ
ンの動力をチェーンを介して後輪に伝達する自動二輪車
において、エンジンが車体前後方向に大きく揺れるとチ
ェーンの踊りが大きくなるので、それを防止するために
図6に示すようにエンジン側に支持部材52´を設け、
この支持部材52´に車体前後方向へ延びる受部材56
´を設け、この受部材56´を車体フレーム1に設けた
ストッパ部材57´に、該ストッパ部材57´とプレー
ト63a´,63b´で挟持した弾性部材58´,59
´を介してチェーンの所定以上の緩みを規制するように
したものは従来技術として存在していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ようにエンジン側に支持部材を設け、この支持部材に車
体前後方向に延びる受部材を設け、この受部材を車体フ
レームに設けたストッパ部材に弾性部材を介してチェー
ンの所定以上の緩みを規制する場合には、前後方向の力
を受けるので、弾性部材を金属板等で挟持し、ある程度
強固に締め付けねばならず、そうすると、その弾性部材
は車体フレームに伝わるエンジンの上下方向の振動の減
衰作用はすることができないという問題点が生じた。本
発明は、上記のような従来技術の問題点を解消するため
に創案されたものであり、エンジン振動の車体への二次
元方向の伝達をし難くするだけでなく、エンジンの車体
の上下方向の振動の減衰作用もすることができるような
自動二輪車のエンジンの支持構造を提供することを目的
としている。
ようにエンジン側に支持部材を設け、この支持部材に車
体前後方向に延びる受部材を設け、この受部材を車体フ
レームに設けたストッパ部材に弾性部材を介してチェー
ンの所定以上の緩みを規制する場合には、前後方向の力
を受けるので、弾性部材を金属板等で挟持し、ある程度
強固に締め付けねばならず、そうすると、その弾性部材
は車体フレームに伝わるエンジンの上下方向の振動の減
衰作用はすることができないという問題点が生じた。本
発明は、上記のような従来技術の問題点を解消するため
に創案されたものであり、エンジン振動の車体への二次
元方向の伝達をし難くするだけでなく、エンジンの車体
の上下方向の振動の減衰作用もすることができるような
自動二輪車のエンジンの支持構造を提供することを目的
としている。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の自動二輪車のエンジンの支持構造において
は、車体フレームにエンジンをラバーマウントして搭載
し、この車体フレームに後端に車輪を設けたリヤアーム
を揺動可能に支持するとともに、前記エンジンの動力を
チェーンを介して後輪に伝達する自動二輪車において、
エンジン側に支持部材を設け、前記車体フレームのクロ
ス部材上に棒部材を立設する一方、その棒部材に弾性部
材を介してブラケット付套管を被嵌しかつそのブラケッ
ト付套管のブラケットを前記エンジン側の支持部材と連
結したことを特徴とするものが提供される。
に、本発明の自動二輪車のエンジンの支持構造において
は、車体フレームにエンジンをラバーマウントして搭載
し、この車体フレームに後端に車輪を設けたリヤアーム
を揺動可能に支持するとともに、前記エンジンの動力を
チェーンを介して後輪に伝達する自動二輪車において、
エンジン側に支持部材を設け、前記車体フレームのクロ
ス部材上に棒部材を立設する一方、その棒部材に弾性部
材を介してブラケット付套管を被嵌しかつそのブラケッ
ト付套管のブラケットを前記エンジン側の支持部材と連
結したことを特徴とするものが提供される。
【0005】
【作用】上記のように構成された支持構造を採った自動
二輪車を走行させたとき、エンジンがチェーンを緩める
方向へ揺れると、車体フレームのクロス部材上に立設さ
れた棒部材に弾性部材を介して被嵌したブラケット付套
管のブラケットをエンジン側の支持部材と連結してある
ので、弾性部材はブラケット付套管の壁によってエンジ
ンの前後方向への揺れが規制され、エンジンのチェーン
の緩める方向への規制をエンジン側でなく車体フレーム
側で行われるだけでなく、エンジンが上下方向に揺動す
ることによって発生する振動も緩和ないし防止すること
ができる。
二輪車を走行させたとき、エンジンがチェーンを緩める
方向へ揺れると、車体フレームのクロス部材上に立設さ
れた棒部材に弾性部材を介して被嵌したブラケット付套
管のブラケットをエンジン側の支持部材と連結してある
ので、弾性部材はブラケット付套管の壁によってエンジ
ンの前後方向への揺れが規制され、エンジンのチェーン
の緩める方向への規制をエンジン側でなく車体フレーム
側で行われるだけでなく、エンジンが上下方向に揺動す
ることによって発生する振動も緩和ないし防止すること
ができる。
【0006】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して説明
する。図1は本発明を適用した自動二輪車の側面図であ
る。図2はエンジンのマウント状態に示す側面図、図3
はエンジンの支持構造の要部を示す断面図、図4は図3
のIV−IV断面図である。図5は図3のV−V断面図
である。図6は従来技術のエンジンの支持構造の要部を
示す断面図、図7(a),(b)はハンドル端部の構造を
示す図である。
する。図1は本発明を適用した自動二輪車の側面図であ
る。図2はエンジンのマウント状態に示す側面図、図3
はエンジンの支持構造の要部を示す断面図、図4は図3
のIV−IV断面図である。図5は図3のV−V断面図
である。図6は従来技術のエンジンの支持構造の要部を
示す断面図、図7(a),(b)はハンドル端部の構造を
示す図である。
【0007】図において、符号1は自動二輪車の車体フ
レームで、この車体フレーム1を構成するヘッドパイプ
2には下端部に前輪4を有するフロントフォーク3が旋
回可能に取り付けられている。またヘッドパイプ2の上
部には左右一対のメインフレーム5が、下部には左右一
対のダウンチューブ6が溶接によって取着されている。
ヘッドパイプ2に回動自在に嵌入された操舵軸(符号な
し)の上部には管状のハンドル65が取着されており、
その先端部にゴムと合成樹脂からなる二重管構造のグリ
ップ66が嵌め込まれていて、その先端にはハンドルの
振動防止用の重錘67が装着されている。そしてその取
付構造は図7(a),(b)に示すようになっている。
レームで、この車体フレーム1を構成するヘッドパイプ
2には下端部に前輪4を有するフロントフォーク3が旋
回可能に取り付けられている。またヘッドパイプ2の上
部には左右一対のメインフレーム5が、下部には左右一
対のダウンチューブ6が溶接によって取着されている。
ヘッドパイプ2に回動自在に嵌入された操舵軸(符号な
し)の上部には管状のハンドル65が取着されており、
その先端部にゴムと合成樹脂からなる二重管構造のグリ
ップ66が嵌め込まれていて、その先端にはハンドルの
振動防止用の重錘67が装着されている。そしてその取
付構造は図7(a),(b)に示すようになっている。
【0008】即ち、図7(a)に示す実施例においては
管状のハンドル65の先端開口部に弾性部材68を焼き
付けたカラー69が嵌入されており、その外側に被覆筒
70が被嵌されている。重錘67は三枚の環体671 ,
672 ,673 から構成され、その三枚を重ねた後、ね
じ72でハンドル65の先端に一体に締付固定されてい
る。その場合の3枚の環体671 ,672 ,673 より
なる重錘67はハンドル65の固有振動数に合わせて重
錘67の環体671 ,672 ,673 の中の必要な環体
を取替え可能になっているのがよい。図7(b)に示す
他の実施例においては、弾性部材68を焼き付けた部材
が先端にねじが切られた中実の栓軸73を形成してお
り、弾性部材68の外側には被覆筒70が同様に嵌め込
まれ、ハンドル65に固定後、重錘67を栓軸73の先
端にねじ込んで一体に取り付けられている。このように
ハンドル65の部分を構成することによって走行中にお
ける車体からの振動の乗員の握った手への伝達を防止し
ていることはいうまでもなく、また構造も簡単であっ
て、取付けも簡単であるので、コスト的にも安価であ
る。さらに、転倒時にも弾性部材が破損することもない
ので、長持ちするものである。
管状のハンドル65の先端開口部に弾性部材68を焼き
付けたカラー69が嵌入されており、その外側に被覆筒
70が被嵌されている。重錘67は三枚の環体671 ,
672 ,673 から構成され、その三枚を重ねた後、ね
じ72でハンドル65の先端に一体に締付固定されてい
る。その場合の3枚の環体671 ,672 ,673 より
なる重錘67はハンドル65の固有振動数に合わせて重
錘67の環体671 ,672 ,673 の中の必要な環体
を取替え可能になっているのがよい。図7(b)に示す
他の実施例においては、弾性部材68を焼き付けた部材
が先端にねじが切られた中実の栓軸73を形成してお
り、弾性部材68の外側には被覆筒70が同様に嵌め込
まれ、ハンドル65に固定後、重錘67を栓軸73の先
端にねじ込んで一体に取り付けられている。このように
ハンドル65の部分を構成することによって走行中にお
ける車体からの振動の乗員の握った手への伝達を防止し
ていることはいうまでもなく、また構造も簡単であっ
て、取付けも簡単であるので、コスト的にも安価であ
る。さらに、転倒時にも弾性部材が破損することもない
ので、長持ちするものである。
【0009】メインフレーム5には左右一対のタンクレ
ール7が連結され、このタンクレール7の前端はダウン
チューブ6の前側に繋がり、後側は屈曲して下方に延び
てリヤアームブラケット8の上部へ連結されており、ま
たダウンチューブ6の後側は後方へ延びてリヤアームブ
ラケット8の下部へ連結されている。リヤアームブラケ
ット8にはリヤアームピボット9を介してリヤアーム1
0の前側が軸支され、その後端部はリヤクッション11
を介してシートレール12に支持され、リヤアーム10
はリヤアームピボット9において枢支されていて、揺動
可能に構成されている。
ール7が連結され、このタンクレール7の前端はダウン
チューブ6の前側に繋がり、後側は屈曲して下方に延び
てリヤアームブラケット8の上部へ連結されており、ま
たダウンチューブ6の後側は後方へ延びてリヤアームブ
ラケット8の下部へ連結されている。リヤアームブラケ
ット8にはリヤアームピボット9を介してリヤアーム1
0の前側が軸支され、その後端部はリヤクッション11
を介してシートレール12に支持され、リヤアーム10
はリヤアームピボット9において枢支されていて、揺動
可能に構成されている。
【0010】シートレール12の前側はタンクレール7
の屈曲部に連結され、リヤアームブラケット8の上部に
連結されたバックステー13で支持されている。タンク
レール7の上面には燃料タンク14がメインフレーム5
を跨ぐように載置され、その後方にシート15がシート
レール12の上側に載置されている。タンクレール7、
ダウンチューブ6及びリヤアームブラケット8で囲まれ
た空間部分にはV型エンジン16がラバーマウントして
搭載され、その気筒17、18の間に気化器19が配置
され、それぞれの吸気管20,21から混合気体がそれ
らの気筒17,18に供給される。気筒17の前側から
は排気管22がV型エンジン16の下方を通って後方へ
延びており、また気筒18の後側からは排気管23がV
型エンジンの前側に延びた後、後方へ向かい、最終的に
は排気管22と集合している。
の屈曲部に連結され、リヤアームブラケット8の上部に
連結されたバックステー13で支持されている。タンク
レール7の上面には燃料タンク14がメインフレーム5
を跨ぐように載置され、その後方にシート15がシート
レール12の上側に載置されている。タンクレール7、
ダウンチューブ6及びリヤアームブラケット8で囲まれ
た空間部分にはV型エンジン16がラバーマウントして
搭載され、その気筒17、18の間に気化器19が配置
され、それぞれの吸気管20,21から混合気体がそれ
らの気筒17,18に供給される。気筒17の前側から
は排気管22がV型エンジン16の下方を通って後方へ
延びており、また気筒18の後側からは排気管23がV
型エンジンの前側に延びた後、後方へ向かい、最終的に
は排気管22と集合している。
【0011】V型エンジン16の出力軸24のスプロケ
ット25と、リヤアーム10に設けられた後輪26のス
プロケット27との間にはチェーン28が掛け渡され、
V型エンジン16の駆動力はチェーン28を介して後輪
26に伝達される。このV型エンジン16の前側には支
持ボルト29が挿通され、その支持ボルト29の頭部側
と先端部側(図示しない)には弾性部材30を介して取
付ブラケット31の筒体32がそれぞれ支持され、これ
らのそれぞれの取付ブラケット31はダウンチューブ6
にボルト33で固定されている。また、このV型エンジ
ン16の後側上部には前記同様に支持ボルト34が挿通
され、この支持ボルト34も頭部側と先端部側にカラー
35をそれぞれ挿入してナット36で締付固定され、さ
らにカラー35に焼付けされた弾性部材37を介してエ
ンジン側取付ブラケット38の筒体39がそれぞれ左右
で支持されている。焼き付けされた弾性部材37とエン
ジン側ブラケット38の筒体39との間には内筒39a
が嵌入されている。
ット25と、リヤアーム10に設けられた後輪26のス
プロケット27との間にはチェーン28が掛け渡され、
V型エンジン16の駆動力はチェーン28を介して後輪
26に伝達される。このV型エンジン16の前側には支
持ボルト29が挿通され、その支持ボルト29の頭部側
と先端部側(図示しない)には弾性部材30を介して取
付ブラケット31の筒体32がそれぞれ支持され、これ
らのそれぞれの取付ブラケット31はダウンチューブ6
にボルト33で固定されている。また、このV型エンジ
ン16の後側上部には前記同様に支持ボルト34が挿通
され、この支持ボルト34も頭部側と先端部側にカラー
35をそれぞれ挿入してナット36で締付固定され、さ
らにカラー35に焼付けされた弾性部材37を介してエ
ンジン側取付ブラケット38の筒体39がそれぞれ左右
で支持されている。焼き付けされた弾性部材37とエン
ジン側ブラケット38の筒体39との間には内筒39a
が嵌入されている。
【0012】左右一対のエンジン側取付ブラケット38
には支点支持筒40と、左右一対の連結支持筒41が溶
接されていて、支点支持筒40には支点支持ボルト42
が貫通され、その支点支持ボルト42には中央部に中央
カラー43がその両側にスペーサ44を介して弾性部材
46を焼き付けた端部カラー45が挿通され、これらの
端部カラー45は弾性部材46を介して支点支持筒40
に挿通されている。また左右一対の連結支持筒41には
それぞれ連結支持ボルト47が貫通され、この連結支持
ボルト47に挿通されたカラー48は弾性部材49を介
して連結支持筒41に支持されている。さらに、弾性部
材46と支点支持筒40間及び弾性部材49と連結支持
筒41間にはそれぞれ内筒40a、41aが介在してい
る。支点支持ボルト42の両端及び連結支持ボルト47
は左右一対の車体側取付ブラケット50に取り付けら
れ、これらの車体側取付ブラケット50は左右一対のタ
ンクレ−ル7間に溶接されている。
には支点支持筒40と、左右一対の連結支持筒41が溶
接されていて、支点支持筒40には支点支持ボルト42
が貫通され、その支点支持ボルト42には中央部に中央
カラー43がその両側にスペーサ44を介して弾性部材
46を焼き付けた端部カラー45が挿通され、これらの
端部カラー45は弾性部材46を介して支点支持筒40
に挿通されている。また左右一対の連結支持筒41には
それぞれ連結支持ボルト47が貫通され、この連結支持
ボルト47に挿通されたカラー48は弾性部材49を介
して連結支持筒41に支持されている。さらに、弾性部
材46と支点支持筒40間及び弾性部材49と連結支持
筒41間にはそれぞれ内筒40a、41aが介在してい
る。支点支持ボルト42の両端及び連結支持ボルト47
は左右一対の車体側取付ブラケット50に取り付けら
れ、これらの車体側取付ブラケット50は左右一対のタ
ンクレ−ル7間に溶接されている。
【0013】上記のように、V型エンジン16の後側上
部はエンジン側取付ブラケット38を介して支持ボルト
34、支持ボルト42及び連結支持ボルト47の3点で
支持され、V型エンジン16は支持ボルト42を支点と
して揺動し、これは弾性部材37、46、49で吸収さ
れる。また、支持ボルト34の弾性部材37と、支点支
持ボルト42の弾性部材46の弾性力が、連結支持ボル
ト47の弾性部材49の弾性力より小さく構成すること
によって急加速や急激なエンジンブレ−キをかけた場合
のチェ−ン28の緩む方向のV型エンジン16の揺動に
よるチェ−ン28の踊りが防止される。さらに、V型エ
ンジン16は支点支持ボルト42を支点とし、左右の両
側の連結支持ボルト47で支持され、V型エンジン16
に横揺れが生じても、連結支持ボルト47に弾性部材4
9を介して連結支持筒41に広い接触面積で揺動を受け
るようになっているから、V型エンジン16の捩じれや
横揺れが確実に防止される。
部はエンジン側取付ブラケット38を介して支持ボルト
34、支持ボルト42及び連結支持ボルト47の3点で
支持され、V型エンジン16は支持ボルト42を支点と
して揺動し、これは弾性部材37、46、49で吸収さ
れる。また、支持ボルト34の弾性部材37と、支点支
持ボルト42の弾性部材46の弾性力が、連結支持ボル
ト47の弾性部材49の弾性力より小さく構成すること
によって急加速や急激なエンジンブレ−キをかけた場合
のチェ−ン28の緩む方向のV型エンジン16の揺動に
よるチェ−ン28の踊りが防止される。さらに、V型エ
ンジン16は支点支持ボルト42を支点とし、左右の両
側の連結支持ボルト47で支持され、V型エンジン16
に横揺れが生じても、連結支持ボルト47に弾性部材4
9を介して連結支持筒41に広い接触面積で揺動を受け
るようになっているから、V型エンジン16の捩じれや
横揺れが確実に防止される。
【0014】以上はV型エンジンの主として前後方向の
揺動を緩和、防止するようにした基本的支持構造の説明
であるが、その上に付加したエンジンの上下方向の振動
を減衰するようにした支持構造について以下説明する。
図3及び図4に示すように、車体側取付ブラケットフレ
−ム1の下部のクロスパイプ60上に穿孔し、その孔に
軸部材59を挿入にて立設し、その外側に周面に断面波
型形状の弾性部材61を嵌め込み、さらにその外側にブ
ラケット付套管63を被せた後、そのブラケット付套管
63のブラケット62をV型エンジン16の支持部材5
2の頭部側に挿通した支持構造が採られている。そして
そのブラケット62には横長の長孔57が開かれてお
り、ブラケット62を支持部材52の頭部側に挿通して
エンジンと組み付けた場合に、その組み付け方によって
弾性部材が摩擦による片減りを生じないように、またチ
ェーン28に引張力が働いて引っ張られた場合にもスト
ッパ作用を十分に果たすように、その長孔57の中心が
支持部材52の中心からずれて取り付けられるようにな
っている。V型エンジン16のこの部分の取付は上記の
ように構成されており、断面波型形状が弾性部材61の
外周部に形成されているので、その部分で一定の摩擦力
で滑ることができる結果、上下の振動の伝達或いは減衰
が十分に行われる。なお、上記断面波型形状は弾性部材
の内周面にあって、その面で滑るようになっていてもよ
い。
揺動を緩和、防止するようにした基本的支持構造の説明
であるが、その上に付加したエンジンの上下方向の振動
を減衰するようにした支持構造について以下説明する。
図3及び図4に示すように、車体側取付ブラケットフレ
−ム1の下部のクロスパイプ60上に穿孔し、その孔に
軸部材59を挿入にて立設し、その外側に周面に断面波
型形状の弾性部材61を嵌め込み、さらにその外側にブ
ラケット付套管63を被せた後、そのブラケット付套管
63のブラケット62をV型エンジン16の支持部材5
2の頭部側に挿通した支持構造が採られている。そして
そのブラケット62には横長の長孔57が開かれてお
り、ブラケット62を支持部材52の頭部側に挿通して
エンジンと組み付けた場合に、その組み付け方によって
弾性部材が摩擦による片減りを生じないように、またチ
ェーン28に引張力が働いて引っ張られた場合にもスト
ッパ作用を十分に果たすように、その長孔57の中心が
支持部材52の中心からずれて取り付けられるようにな
っている。V型エンジン16のこの部分の取付は上記の
ように構成されており、断面波型形状が弾性部材61の
外周部に形成されているので、その部分で一定の摩擦力
で滑ることができる結果、上下の振動の伝達或いは減衰
が十分に行われる。なお、上記断面波型形状は弾性部材
の内周面にあって、その面で滑るようになっていてもよ
い。
【0015】
【発明の効果】以上詳述したように本発明は構成されて
いるので、エンジン振動の二次元方向の伝達を車体に伝
え難くするだけでなく、エンジン側に支持部材を設け、
車体フレ−ムのクロス部材上に棒部材を立設する一方、
その棒部材に弾性部材を介してブラケット付套管を被嵌
しかつ該ブラケット付套管のブラケットを前記エンジン
側の支持部材と連結した構造を採ることによってエンジ
ンの上下方向の振動の減衰作用を十分に果たすことがで
きるので、走行時における乗り心地の向上を図ることが
でき、また上記のような構造であるので、その組付けも
簡単であり、その結果、コスト低減に繋がる等の効果を
奏するものである。
いるので、エンジン振動の二次元方向の伝達を車体に伝
え難くするだけでなく、エンジン側に支持部材を設け、
車体フレ−ムのクロス部材上に棒部材を立設する一方、
その棒部材に弾性部材を介してブラケット付套管を被嵌
しかつ該ブラケット付套管のブラケットを前記エンジン
側の支持部材と連結した構造を採ることによってエンジ
ンの上下方向の振動の減衰作用を十分に果たすことがで
きるので、走行時における乗り心地の向上を図ることが
でき、また上記のような構造であるので、その組付けも
簡単であり、その結果、コスト低減に繋がる等の効果を
奏するものである。
【図1】本発明を適用した自動二輪車の側面図である。
【図2】エンジンのマウント状態を示す側面図である。
【図3】エンジンの支持構造の要部を示す断面図であ
る。
る。
【図4】図3のIV−IV断面図である。
【図5】図3のV−V断面図である。
【図6】従来技術のエンジンの支持構造の要部を示す断
面図である。
面図である。
【図7】(a)はハンドル端部の構造を示す図である。
(b)はハンドル端部の構造の別の実施例を示す図であ
る。
(b)はハンドル端部の構造の別の実施例を示す図であ
る。
1 車体フレ−ム 10 リヤア−ム 16 V型エンジン 26 後輪 28 チェ−ン 52 支持部材 57 長孔 59 軸部材 60 クロスメンバ− 61 弾性部材 62 ブラケット 63 ブラケット付套管
Claims (1)
- 【請求項1】 車体フレームにエンジンをラバーマウン
トして搭載し、この車体フレームに後端に車輪を設けた
リヤアームを揺動可能に支持するとともに、前記エンジ
ンの動力をチェーンを介して後輪に伝達する自動二輪車
において、エンジン側に支持部材を設け、前記車体フレ
ームのクロス部材上に棒部材を立設する一方、その棒部
材に弾性部材を介してブラケット付套管を被嵌しかつそ
のブラケット付套管のブラケットを前記エンジン側の支
持部材と連結したことを特徴とする自動二輪車のエンジ
ンの支持構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28003892A JPH06127450A (ja) | 1992-10-19 | 1992-10-19 | 自動二輪車のエンジンの支持構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28003892A JPH06127450A (ja) | 1992-10-19 | 1992-10-19 | 自動二輪車のエンジンの支持構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06127450A true JPH06127450A (ja) | 1994-05-10 |
Family
ID=17619435
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP28003892A Pending JPH06127450A (ja) | 1992-10-19 | 1992-10-19 | 自動二輪車のエンジンの支持構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06127450A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH1095387A (ja) * | 1996-08-02 | 1998-04-14 | Yamaha Motor Co Ltd | 動力補助自転車 |
JP2011073639A (ja) * | 2009-10-01 | 2011-04-14 | Kawasaki Heavy Ind Ltd | 鞍乗型車両のエンジンアース |
US10183720B2 (en) | 2014-09-24 | 2019-01-22 | Kawasaki Jukogyo Kabushiki Kaisha | Engine support structure for saddled vehicle |
-
1992
- 1992-10-19 JP JP28003892A patent/JPH06127450A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH1095387A (ja) * | 1996-08-02 | 1998-04-14 | Yamaha Motor Co Ltd | 動力補助自転車 |
JP2011073639A (ja) * | 2009-10-01 | 2011-04-14 | Kawasaki Heavy Ind Ltd | 鞍乗型車両のエンジンアース |
US10183720B2 (en) | 2014-09-24 | 2019-01-22 | Kawasaki Jukogyo Kabushiki Kaisha | Engine support structure for saddled vehicle |
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