JPH06125356A - 同期回路 - Google Patents
同期回路Info
- Publication number
- JPH06125356A JPH06125356A JP4275834A JP27583492A JPH06125356A JP H06125356 A JPH06125356 A JP H06125356A JP 4275834 A JP4275834 A JP 4275834A JP 27583492 A JP27583492 A JP 27583492A JP H06125356 A JPH06125356 A JP H06125356A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- synchronization
- bit
- cell
- frame
- pattern
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Synchronisation In Digital Transmission Systems (AREA)
- Use Of Switch Circuits For Exchanges And Methods Of Control Of Multiplex Exchanges (AREA)
- Data Exchanges In Wide-Area Networks (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 セル間にガードタイムが必要とされ、しか
も、ガードタイムが遅延変動のために一定しないATM
スイッチなどの系に適用可能であって、1セル毎にビッ
ト同期およびセルフレーム同期を取り直すことのできる
同期回路を得る。 【構成】 第1のパターン発生手段は、各データセルに
ビット同期用パターンを付加し、第2のパターン発生手
段は、各データセルにフレーム同期用パターンを付加す
る。受信側において、ビット位相同期手段は、あるセル
の受信後ビット位相検出動作を開始し、次の受信セルの
ビット同期用パターンを検出したらその旨を出力し、セ
ルフレーム位相同期手段は、ビット位相同期手段がビッ
ト同期用パターンを検出したら受信セルのフレーム位相
検出動作を開始し、フレーム同期用パターンを検出した
らデータセルの開始を示す信号を出力する。
も、ガードタイムが遅延変動のために一定しないATM
スイッチなどの系に適用可能であって、1セル毎にビッ
ト同期およびセルフレーム同期を取り直すことのできる
同期回路を得る。 【構成】 第1のパターン発生手段は、各データセルに
ビット同期用パターンを付加し、第2のパターン発生手
段は、各データセルにフレーム同期用パターンを付加す
る。受信側において、ビット位相同期手段は、あるセル
の受信後ビット位相検出動作を開始し、次の受信セルの
ビット同期用パターンを検出したらその旨を出力し、セ
ルフレーム位相同期手段は、ビット位相同期手段がビッ
ト同期用パターンを検出したら受信セルのフレーム位相
検出動作を開始し、フレーム同期用パターンを検出した
らデータセルの開始を示す信号を出力する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ATM交換機のスイッ
チ回路部分などにおけるセル転送に用いられる同期回路
に関し、特に、セル間にガードタイムを設ける転送方式
に適する同期回路に関する。
チ回路部分などにおけるセル転送に用いられる同期回路
に関し、特に、セル間にガードタイムを設ける転送方式
に適する同期回路に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の転送速度が数Gビット/秒以下の
ATMスイッチでは、高性能の素子を用いればスイッチ
切り替え時間は1ビット時間よりも十分小さくなる。従
って、転送されるセル間にガードタイムを設ける必要は
なく、受信側においても、図7に示すように、セルフレ
ームは周期的に受信されるものとして処理することがで
きた。従って、同期回路は、電源投入時および雑音混入
などによる同期外れ時にのみ同期確立処理を行えばよ
く、回路構成も、いくつかのセルについて同期確立のた
めの処理を施す比較的簡単なもので十分であった。
ATMスイッチでは、高性能の素子を用いればスイッチ
切り替え時間は1ビット時間よりも十分小さくなる。従
って、転送されるセル間にガードタイムを設ける必要は
なく、受信側においても、図7に示すように、セルフレ
ームは周期的に受信されるものとして処理することがで
きた。従って、同期回路は、電源投入時および雑音混入
などによる同期外れ時にのみ同期確立処理を行えばよ
く、回路構成も、いくつかのセルについて同期確立のた
めの処理を施す比較的簡単なもので十分であった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、最近の光AT
MスイッチなどのATMスイッチでは、転送速度が10
Gビット/秒以上になり、スイッチ切り替え時間を無視
できない。すなわち、スイッチ切り替え前後のビットの
正確性が保証されず、セル間にガードタイムを設ける必
要がでてきた。しかも、スイッチ切り替えに伴うわずか
な経路長の変化によって受信側で受信される信号におけ
るガードタイムが一定せず、セルフレーム位相の変動が
1ビットを越えてしまう。
MスイッチなどのATMスイッチでは、転送速度が10
Gビット/秒以上になり、スイッチ切り替え時間を無視
できない。すなわち、スイッチ切り替え前後のビットの
正確性が保証されず、セル間にガードタイムを設ける必
要がでてきた。しかも、スイッチ切り替えに伴うわずか
な経路長の変化によって受信側で受信される信号におけ
るガードタイムが一定せず、セルフレーム位相の変動が
1ビットを越えてしまう。
【0004】従って、1セル毎にビット同期およびセル
フレーム同期を取り直すことが要求されるが、従来の同
期回路は上記のようにそれらの要求を考慮していないの
で、従来の同期回路をそのようなATMスイッチに適用
することはできない。
フレーム同期を取り直すことが要求されるが、従来の同
期回路は上記のようにそれらの要求を考慮していないの
で、従来の同期回路をそのようなATMスイッチに適用
することはできない。
【0005】本発明は、セル間にガードタイムが必要と
され、しかも、ガードタイムが遅延変動のために一定し
ないATMスイッチなどの系に適用しうるものであっ
て、1セル毎にビット同期およびセルフレーム同期を取
り直すことのできる同期回路を提供することを目的とす
る。
され、しかも、ガードタイムが遅延変動のために一定し
ないATMスイッチなどの系に適用しうるものであっ
て、1セル毎にビット同期およびセルフレーム同期を取
り直すことのできる同期回路を提供することを目的とす
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明に係る同期回路
は、送信側からのセルを受信側に転送するATMスイッ
チなどのセル転送系における受信セルの同期を確立する
同期回路であって、送信側は、各データセル間にガード
タイムを設定するガードタイム設定手段と、各データセ
ルにビット同期用パターンを付加するビット同期用パタ
ーン発生手段と、各データセルにフレーム同期用パター
ンを付加するフレーム同期用パターン発生手段とを備
え、受信側に、あるセルの受信後ビット位相検出動作を
開始し、次の受信セルのビット同期用パターンを検出し
たらその旨を出力するビット位相同期手段と、ビット位
相同期手段がビット同期用パターンを検出したら受信セ
ルのフレーム位相検出動作を開始し、フレーム同期用パ
ターンを検出したらデータセルの開始を示す信号を出力
するフレーム位相同期手段とを備えたものである。
は、送信側からのセルを受信側に転送するATMスイッ
チなどのセル転送系における受信セルの同期を確立する
同期回路であって、送信側は、各データセル間にガード
タイムを設定するガードタイム設定手段と、各データセ
ルにビット同期用パターンを付加するビット同期用パタ
ーン発生手段と、各データセルにフレーム同期用パター
ンを付加するフレーム同期用パターン発生手段とを備
え、受信側に、あるセルの受信後ビット位相検出動作を
開始し、次の受信セルのビット同期用パターンを検出し
たらその旨を出力するビット位相同期手段と、ビット位
相同期手段がビット同期用パターンを検出したら受信セ
ルのフレーム位相検出動作を開始し、フレーム同期用パ
ターンを検出したらデータセルの開始を示す信号を出力
するフレーム位相同期手段とを備えたものである。
【0007】
【作用】本発明におけるビット位相同期手段およびフレ
ーム位相同期手段は、受信信号におけるガードタイムが
遅延変動のために一定せず、しかも、ガードタイムにお
いて出現するビットパターンが不定である系に対して
も、正確な同期確立を保証する。すなわち、ビット位相
同期手段は、前のセルの受信が終了したら、次の受信セ
ルに含まれるビット同期用パターンの検出を開始し、フ
レーム位相同期手段は、ビット位相同期手段がビット同
期用パターンを検出したらその受信セルに含まれるフレ
ーム同期用パターンの検出を行う。このとき、ビット位
相同期手段がすでにビット同期を確立しているので、フ
レーム位相同期手段は、フレーム同期用パターンを確実
に捕らえることができる。
ーム位相同期手段は、受信信号におけるガードタイムが
遅延変動のために一定せず、しかも、ガードタイムにお
いて出現するビットパターンが不定である系に対して
も、正確な同期確立を保証する。すなわち、ビット位相
同期手段は、前のセルの受信が終了したら、次の受信セ
ルに含まれるビット同期用パターンの検出を開始し、フ
レーム位相同期手段は、ビット位相同期手段がビット同
期用パターンを検出したらその受信セルに含まれるフレ
ーム同期用パターンの検出を行う。このとき、ビット位
相同期手段がすでにビット同期を確立しているので、フ
レーム位相同期手段は、フレーム同期用パターンを確実
に捕らえることができる。
【0008】
【実施例】図1は、本発明に係る同期回路の基本的な構
成を示すブロック図であり、図2は図1に示された各ブ
ロックの入出力データおよび処理タイミングを示すタイ
ミング図である。図2(a)〜(d)に示すように、デ
ータセルである入力データ(XXXXX)に、第1のパ
ターン発生手段101でビット同期用パターン(BBB
B)が付加され、第2のパターン発生手段102でフレ
ーム同期用パターン(HIJK)が付加され、送信セル
となる。ある送信セルと次の送信セルとの間には、一定
長のガードタイム(GGG)が残される。
成を示すブロック図であり、図2は図1に示された各ブ
ロックの入出力データおよび処理タイミングを示すタイ
ミング図である。図2(a)〜(d)に示すように、デ
ータセルである入力データ(XXXXX)に、第1のパ
ターン発生手段101でビット同期用パターン(BBB
B)が付加され、第2のパターン発生手段102でフレ
ーム同期用パターン(HIJK)が付加され、送信セル
となる。ある送信セルと次の送信セルとの間には、一定
長のガードタイム(GGG)が残される。
【0009】なお、入力データ(XXXXX)のビット
パターンに制限はないが、ビット同期用パターン(BB
BB)は、変化点が多い方が有効なため一般に「0」,
「1」の交番とされる。また、フレーム同期用パターン
(HIJK)は、ビット同期用パターンと区別し易く、
かつ、受信側で一部分だけが正常に受信されてもフレー
ム位相が検出されうる符号列、例えば、「1234」の
ような数字列とされる。
パターンに制限はないが、ビット同期用パターン(BB
BB)は、変化点が多い方が有効なため一般に「0」,
「1」の交番とされる。また、フレーム同期用パターン
(HIJK)は、ビット同期用パターンと区別し易く、
かつ、受信側で一部分だけが正常に受信されてもフレー
ム位相が検出されうる符号列、例えば、「1234」の
ような数字列とされる。
【0010】光ATMスイッチ等を通過し受信側に到達
した受信信号におけるガードタイムは、異なる送信元か
らの各信号(XXXXX,YYYYY,ZZZZZ)が
スイッチにおいて切り替えられたことに起因して、送信
信号におけるそれに比べて伸縮し、かつ、ビットパター
ンが不定となっている場合がある。そこで、ビット位相
同期手段103およびセルフレーム位相同期手段104
によって、ビット位相同期の確立およびフレーム位相同
期の確立がなされる。
した受信信号におけるガードタイムは、異なる送信元か
らの各信号(XXXXX,YYYYY,ZZZZZ)が
スイッチにおいて切り替えられたことに起因して、送信
信号におけるそれに比べて伸縮し、かつ、ビットパター
ンが不定となっている場合がある。そこで、ビット位相
同期手段103およびセルフレーム位相同期手段104
によって、ビット位相同期の確立およびフレーム位相同
期の確立がなされる。
【0011】ビット位相同期手段103は、受信信号中
のあるセルの受信が完了すると、次のセルのビット位相
同期の確立のために、ビット位相検出動作を開始してい
る(図2(f)参照)。ビット位相を検出するには、
「0」から「1」へ、または「1」から「0」への変化
点を検出する必要があり、しかも、確実な同期確立のた
めに複数の変化点を検出するのが一般的である。ビット
位相同期が確立すると、ビット位相同期手段103から
クロック出力が開始されるとともに、ビット位相同期手
段103からセルフレーム位相同期手段104に対して
開始信号(ST1)が送られる(図2(g)参照)。セ
ルフレーム位相同期手段104は、ST1に応じてフレ
ーム位相検出動作を開始する(図2(h)参照)。すで
にビット位相同期が確立しているので、セルフレーム位
相同期手段104は、確実にフレーム同期用パターンを
捕えることができ、受信セルにおけるデータの開始時点
でフレーム信号(F)を発生できる(図2(i)参
照)。
のあるセルの受信が完了すると、次のセルのビット位相
同期の確立のために、ビット位相検出動作を開始してい
る(図2(f)参照)。ビット位相を検出するには、
「0」から「1」へ、または「1」から「0」への変化
点を検出する必要があり、しかも、確実な同期確立のた
めに複数の変化点を検出するのが一般的である。ビット
位相同期が確立すると、ビット位相同期手段103から
クロック出力が開始されるとともに、ビット位相同期手
段103からセルフレーム位相同期手段104に対して
開始信号(ST1)が送られる(図2(g)参照)。セ
ルフレーム位相同期手段104は、ST1に応じてフレ
ーム位相検出動作を開始する(図2(h)参照)。すで
にビット位相同期が確立しているので、セルフレーム位
相同期手段104は、確実にフレーム同期用パターンを
捕えることができ、受信セルにおけるデータの開始時点
でフレーム信号(F)を発生できる(図2(i)参
照)。
【0012】図3は、本発明の一実施例による同期回路
を光スイッチとともに示すブロック図である。送信側に
おいて、1は図1における第1のパターン発生手段10
1に対応するビット同期用パターン発生回路、2は図1
における第2のパターン発生手段102に対応するフレ
ーム同期用パターン発生回路、6は入力データを一時格
納するエラステックストア回路である。
を光スイッチとともに示すブロック図である。送信側に
おいて、1は図1における第1のパターン発生手段10
1に対応するビット同期用パターン発生回路、2は図1
における第2のパターン発生手段102に対応するフレ
ーム同期用パターン発生回路、6は入力データを一時格
納するエラステックストア回路である。
【0013】エラステックストア回路6は、入力データ
を取り込み、図2(a)に示すように、セル間が一定時
間空いた形式の各データを作成する。そして、エラステ
ックストア回路6から出力されたデータは、ORゲート
8で、ビット同期用パターン発生回路1が出力するビッ
ト同期用パターンおよびフレーム同期用パターン発生回
路2が出力するフレーム同期用パターンと合成される。
ここで、エラステックストア回路6からのデータの読
出、ビット同期用パターン発生回路1およびフレーム同
期用パターン発生回路2からのパターン発生、および光
スイッチ10の切り替えタイミングは、制御回路7から
の開始信号で開始される。従って、配線長による誤差を
除きクロック源13からのクロックに同期した図2
(d)に示す送信信号が電気−光変換回路9に与えられ
る。なお、配線長による位相の誤差は、光スイッチ10
による遅延変動とともにガードタイムに吸収される。
を取り込み、図2(a)に示すように、セル間が一定時
間空いた形式の各データを作成する。そして、エラステ
ックストア回路6から出力されたデータは、ORゲート
8で、ビット同期用パターン発生回路1が出力するビッ
ト同期用パターンおよびフレーム同期用パターン発生回
路2が出力するフレーム同期用パターンと合成される。
ここで、エラステックストア回路6からのデータの読
出、ビット同期用パターン発生回路1およびフレーム同
期用パターン発生回路2からのパターン発生、および光
スイッチ10の切り替えタイミングは、制御回路7から
の開始信号で開始される。従って、配線長による誤差を
除きクロック源13からのクロックに同期した図2
(d)に示す送信信号が電気−光変換回路9に与えられ
る。なお、配線長による位相の誤差は、光スイッチ10
による遅延変動とともにガードタイムに吸収される。
【0014】電気−光変換回路9は、送信信号を光信号
に変換し光スイッチ10に供給する。光スイッチ10
は、所定の交換を行う。そして、受信側回路おいて、
光、電気変換回路11は、光信号を電気信号に変換しそ
れを等化増幅器12に出力する。等化増幅器12は、レ
ベル等化を行い、受信信号であるディジタル波形を再生
する。
に変換し光スイッチ10に供給する。光スイッチ10
は、所定の交換を行う。そして、受信側回路おいて、
光、電気変換回路11は、光信号を電気信号に変換しそ
れを等化増幅器12に出力する。等化増幅器12は、レ
ベル等化を行い、受信信号であるディジタル波形を再生
する。
【0015】3は図1におけるビット位相同期手段10
3を構成するビット位相同期回路であるが、クロック源
13からのクロックを用いて位相調整を行い、ビット同
期用ターンの変化点の位相に対して最適の再生用クロッ
クを発生する。そして、それをD−フリップフロップか
らなるデータ識別回路14、フレーム位相同期回路4お
よびカウンタ5に与える。また、ビット位相同期回路3
は、位相調整が完了すると、フレーム位相同期回路4に
開始信号(ST1)を与える。カウンタ5は、供給され
るクロックのクロック数を計数し、計数値がデータセル
のビット数に応じた値になると、次のセルに対するビッ
ト位相検出を指示するためにビット位相同期回路3に開
始信号(ST3)を与える。
3を構成するビット位相同期回路であるが、クロック源
13からのクロックを用いて位相調整を行い、ビット同
期用ターンの変化点の位相に対して最適の再生用クロッ
クを発生する。そして、それをD−フリップフロップか
らなるデータ識別回路14、フレーム位相同期回路4お
よびカウンタ5に与える。また、ビット位相同期回路3
は、位相調整が完了すると、フレーム位相同期回路4に
開始信号(ST1)を与える。カウンタ5は、供給され
るクロックのクロック数を計数し、計数値がデータセル
のビット数に応じた値になると、次のセルに対するビッ
ト位相検出を指示するためにビット位相同期回路3に開
始信号(ST3)を与える。
【0016】図4は、ビット位相同期回路3の一構成例
を示すブロック図である。多相クロック発生回路30
は、図5(c)〜(h)に示すようなクロック源13か
らのクロックと周期が同一で位相がT/n(Tはクロッ
ク周期)ずつずれたn通りのクロックを発生する(ただ
し、図5はn=6の場合)。また、エッジ検出回路31
は、受信信号のデータ変化点からT/nのハイレベル区
間を有するパルスを生ずる。よって、n通りのクロック
のそれぞれに対応したn個のORゲート32のうちデー
タ変化点の直前または直後に立上がるクロックが入力す
るものの出力に正のパルスが現れる。図5に示す例で
は、(c)〜(d),(g)〜(h)のクロックが入力
するものに正のパルスが現れている。
を示すブロック図である。多相クロック発生回路30
は、図5(c)〜(h)に示すようなクロック源13か
らのクロックと周期が同一で位相がT/n(Tはクロッ
ク周期)ずつずれたn通りのクロックを発生する(ただ
し、図5はn=6の場合)。また、エッジ検出回路31
は、受信信号のデータ変化点からT/nのハイレベル区
間を有するパルスを生ずる。よって、n通りのクロック
のそれぞれに対応したn個のORゲート32のうちデー
タ変化点の直前または直後に立上がるクロックが入力す
るものの出力に正のパルスが現れる。図5に示す例で
は、(c)〜(d),(g)〜(h)のクロックが入力
するものに正のパルスが現れている。
【0017】制御回路35は、開始信号(ST3)を受
けると選択回路33を起動する。選択回路33は、正の
パルスが現れないORゲート32に入るものを再生用ク
ロックとして選択する回路である。この場合には、選択
回路33は、図5(e)〜(f)に示すクロックのいず
れかを選択する。いずれを選択するかは、回路設計上の
問題である。また、選択回路33の構成を、複数ビット
にわたるデータ変化点について選択処理を行い、多数決
をとるなどの確実な同期確立処理を行うものとしてもよ
い。そして、選択回路33は、再生用クロックを決定し
たらそれの出力を開始する。
けると選択回路33を起動する。選択回路33は、正の
パルスが現れないORゲート32に入るものを再生用ク
ロックとして選択する回路である。この場合には、選択
回路33は、図5(e)〜(f)に示すクロックのいず
れかを選択する。いずれを選択するかは、回路設計上の
問題である。また、選択回路33の構成を、複数ビット
にわたるデータ変化点について選択処理を行い、多数決
をとるなどの確実な同期確立処理を行うものとしてもよ
い。そして、選択回路33は、再生用クロックを決定し
たらそれの出力を開始する。
【0018】パターン検出回路34は、ビット同期用パ
ターンを検出する回路であり、選択回路33が決定した
再生用クロックを用いて受信信号のデータの中からその
検出を行う。そしてパターン検出回路34は、ビット同
期用パターンを検出すると、開始信号(ST1)を出力
する。また、制御回路35に検出を通知する。制御回路
35は、それに応じて選択回路33の動作を停止す
る。。
ターンを検出する回路であり、選択回路33が決定した
再生用クロックを用いて受信信号のデータの中からその
検出を行う。そしてパターン検出回路34は、ビット同
期用パターンを検出すると、開始信号(ST1)を出力
する。また、制御回路35に検出を通知する。制御回路
35は、それに応じて選択回路33の動作を停止す
る。。
【0019】図6は、フレーム位相同期回路4の一構成
例を示すブロック図である。フレーム同期用パターン
を、一例として、「100001001100」(先頭
寄りを下位として4ビット単位でよむと”123”)と
する。受信側では、部分的なビット誤りを許容して”1
2”または”23”を検出できれば同期が確立したもの
とする。
例を示すブロック図である。フレーム同期用パターン
を、一例として、「100001001100」(先頭
寄りを下位として4ビット単位でよむと”123”)と
する。受信側では、部分的なビット誤りを許容して”1
2”または”23”を検出できれば同期が確立したもの
とする。
【0020】データ識別回路14からのデータは、ビッ
ト同期回路3からのクロックで駆動される長さ12(=
フレーム同期用パターンの長さ)のシフトレジスタ41
に入る。フレーム同期用パターンが到着しその先頭ビッ
トがシフトレジスタ41の最終段に達すると、4ビット
ごとの検査を行うゲート42〜44の出力がハイレベル
になる。すると、ANDゲート45,46の出力がハイ
レベルになる。また、ビット誤りがあってフレーム同期
用パターンの先頭4ビットまたは末尾4ビットに誤りが
あってもANDゲート45,46のいずれか一方の出力
はハイレベルになる。ANDゲート45,46の45,
46の出力のうち少なくとも一方がハイレベルになれ
ば、ORゲート47の出力はハイレベルになる。RSフ
リップフロップ48はビット同期回路3からの開始信号
(ST1)でセットされるので、ANDゲート49の出
力はハイレベルになり、その結果、開始信号(ST1)
を受けた後最初にフレーム同期用パターンが検出される
と、Dフリップフロップ50の出力がハイレベルにな
る。
ト同期回路3からのクロックで駆動される長さ12(=
フレーム同期用パターンの長さ)のシフトレジスタ41
に入る。フレーム同期用パターンが到着しその先頭ビッ
トがシフトレジスタ41の最終段に達すると、4ビット
ごとの検査を行うゲート42〜44の出力がハイレベル
になる。すると、ANDゲート45,46の出力がハイ
レベルになる。また、ビット誤りがあってフレーム同期
用パターンの先頭4ビットまたは末尾4ビットに誤りが
あってもANDゲート45,46のいずれか一方の出力
はハイレベルになる。ANDゲート45,46の45,
46の出力のうち少なくとも一方がハイレベルになれ
ば、ORゲート47の出力はハイレベルになる。RSフ
リップフロップ48はビット同期回路3からの開始信号
(ST1)でセットされるので、ANDゲート49の出
力はハイレベルになり、その結果、開始信号(ST1)
を受けた後最初にフレーム同期用パターンが検出される
と、Dフリップフロップ50の出力がハイレベルにな
る。
【0021】このようにして、Dフリップフロップ50
からフレーム信号出力(F)が出力される(図2(i)
参照)。フレーム信号出力によってRSフリップフロッ
プ48はリセットされるので、偶然セル中にフレーム同
期用パターンと同じビット列が現れたとしても、そのと
きにフレーム信号出力が出力されることはない。また、
カウンタ5は、フレーム信号出力と同時に出力される開
始信号(ST3)の入力を契機としてビット同期回路3
からのクロックを計数し、計数値がセルデータのビット
長と等しくなったときに開始信号(ST1)を出力す
る。すると、ビット同期回路3は、次のセル受信のため
にビット同期用パターンの検出を再開する。
からフレーム信号出力(F)が出力される(図2(i)
参照)。フレーム信号出力によってRSフリップフロッ
プ48はリセットされるので、偶然セル中にフレーム同
期用パターンと同じビット列が現れたとしても、そのと
きにフレーム信号出力が出力されることはない。また、
カウンタ5は、フレーム信号出力と同時に出力される開
始信号(ST3)の入力を契機としてビット同期回路3
からのクロックを計数し、計数値がセルデータのビット
長と等しくなったときに開始信号(ST1)を出力す
る。すると、ビット同期回路3は、次のセル受信のため
にビット同期用パターンの検出を再開する。
【0022】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、A
TMスイッチ等に用いられる同期回路が、セル受信終了
後次のセル受信のためにビット位相検出を開始し、ビッ
ト同期が確立されたらフレーム位相検出を開始する構成
であるので、セル間にガードタイムが必要とされ、受信
側においてガードタイム長が変動したりガードタイムに
おけるビットパターンが不定であったりする場合にも、
確実に受信セルの同期がとれるものを提供できる効果が
ある。
TMスイッチ等に用いられる同期回路が、セル受信終了
後次のセル受信のためにビット位相検出を開始し、ビッ
ト同期が確立されたらフレーム位相検出を開始する構成
であるので、セル間にガードタイムが必要とされ、受信
側においてガードタイム長が変動したりガードタイムに
おけるビットパターンが不定であったりする場合にも、
確実に受信セルの同期がとれるものを提供できる効果が
ある。
【図1】本発明に係る同期回路の基本的な構成を示すブ
ロック図ある。
ロック図ある。
【図2】入出力データおよび処理タイミングを示すタイ
ミング図である。
ミング図である。
【図3】本発明の一実施例による同期回路を示すブロッ
ク図である。
ク図である。
【図4】ビット位相同期回路の一構成例を示すブロック
図である。
図である。
【図5】多相クロックの一例を示すタイミング図であ
る。
る。
【図6】フレーム位相同期回路の一構成例を示すブロッ
ク図である。
ク図である。
【図7】従来の受信信号形式の一例を示す説明図であ
る。
る。
1 ビット同期用パターン発生回路 2 フレーム同期用パターン発生回路 3 ビット位相同期回路 4 フレーム位相同期回路 5 カウンタ 6 エラステックストア回路 7 制御回路 9 電気−光変換回路 10 光スイッチ 11 光−電気変換回路 13 クロック源 30 多相クロック発生回路 31 変化点検出回路 33 選択回路 34 パターン検出回路 35 制御回路 101 第1のパターン発生手段 102 第2のパターン発生手段 103 ビット位相同期手段 104 セルフレーム同期手段 105 カウンタ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山崎 王義 東京都千代田区内幸町1丁目1番6号 日 本電信電話株式会社内
Claims (1)
- 【請求項1】 送信側からのセルを受信側に転送する系
における受信セルの同期を確立する同期回路において、 送信側に、各データセル間にガードタイムを設定するガ
ードタイム設定手段と、 前記各データセルにビット同期用パターンを付加するビ
ット同期用パターン発生手段と、 前記各データセルにフレーム同期用パターンを付加する
フレーム同期用パターン発生手段とを備え、 受信側に、あるセルの受信後ビット位相検出動作を開始
し、次の受信セルのビット同期用パターンを検出したら
その旨を出力するビット位相同期手段と、 前記ビット位相同期手段がビット同期用パターンを検出
したら受信セルのフレーム位相検出動作を開始し、フレ
ーム同期用パターンを検出したらデータセルの開始を示
す信号を出力するフレーム位相同期手段とを備えたこと
を特徴とする同期回路。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4275834A JPH06125356A (ja) | 1992-10-14 | 1992-10-14 | 同期回路 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4275834A JPH06125356A (ja) | 1992-10-14 | 1992-10-14 | 同期回路 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06125356A true JPH06125356A (ja) | 1994-05-06 |
Family
ID=17561083
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4275834A Pending JPH06125356A (ja) | 1992-10-14 | 1992-10-14 | 同期回路 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06125356A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6760346B1 (en) | 1999-01-06 | 2004-07-06 | Nec Corporation | Packet switching network |
-
1992
- 1992-10-14 JP JP4275834A patent/JPH06125356A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6760346B1 (en) | 1999-01-06 | 2004-07-06 | Nec Corporation | Packet switching network |
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