JPH06124568A - テープカセット - Google Patents
テープカセットInfo
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- JPH06124568A JPH06124568A JP4271341A JP27134192A JPH06124568A JP H06124568 A JPH06124568 A JP H06124568A JP 4271341 A JP4271341 A JP 4271341A JP 27134192 A JP27134192 A JP 27134192A JP H06124568 A JPH06124568 A JP H06124568A
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Links
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Classifications
-
- G—PHYSICS
- G11—INFORMATION STORAGE
- G11B—INFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
- G11B23/00—Record carriers not specific to the method of recording or reproducing; Accessories, e.g. containers, specially adapted for co-operation with the recording or reproducing apparatus ; Intermediate mediums; Apparatus or processes specially adapted for their manufacture
- G11B23/50—Reconditioning of record carriers; Cleaning of record carriers ; Carrying-off electrostatic charges
-
- G—PHYSICS
- G11—INFORMATION STORAGE
- G11B—INFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
- G11B23/00—Record carriers not specific to the method of recording or reproducing; Accessories, e.g. containers, specially adapted for co-operation with the recording or reproducing apparatus ; Intermediate mediums; Apparatus or processes specially adapted for their manufacture
- G11B23/02—Containers; Storing means both adapted to cooperate with the recording or reproducing means
- G11B23/04—Magazines; Cassettes for webs or filaments
- G11B23/08—Magazines; Cassettes for webs or filaments for housing webs or filaments having two distinct ends
- G11B23/087—Magazines; Cassettes for webs or filaments for housing webs or filaments having two distinct ends using two different reels or cores
-
- G—PHYSICS
- G11—INFORMATION STORAGE
- G11B—INFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
- G11B23/00—Record carriers not specific to the method of recording or reproducing; Accessories, e.g. containers, specially adapted for co-operation with the recording or reproducing apparatus ; Intermediate mediums; Apparatus or processes specially adapted for their manufacture
- G11B23/50—Reconditioning of record carriers; Cleaning of record carriers ; Carrying-off electrostatic charges
- G11B23/502—Reconditioning of record carriers; Cleaning of record carriers ; Carrying-off electrostatic charges of tape carriers
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y10—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
- Y10S—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y10S15/00—Brushing, scrubbing, and general cleaning
- Y10S15/13—Magnetic tape cleaner
Abstract
(57)【要約】
【目的】 音楽などのデジタル情報を記録、再生可能な
テ−プを収納するテ−プカセットに関し、エラーレート
の発生を抑制し且つテープの走行テンションを低くする
テープカセットを提供する。 【構成】 中央部がテープ側に突出し、テープ幅方向に
おいてはテープ全幅と一様に接触するが、テープ長さ方
向においては前記中央部においてのみテープと接触する
如く構成されたクリーナーを、自然接触位置から0.0
1mm〜1mm、テープ方向に押し込んで配設してテー
プカセットを構成する。
テ−プを収納するテ−プカセットに関し、エラーレート
の発生を抑制し且つテープの走行テンションを低くする
テープカセットを提供する。 【構成】 中央部がテープ側に突出し、テープ幅方向に
おいてはテープ全幅と一様に接触するが、テープ長さ方
向においては前記中央部においてのみテープと接触する
如く構成されたクリーナーを、自然接触位置から0.0
1mm〜1mm、テープ方向に押し込んで配設してテー
プカセットを構成する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、音楽などの情報を記
録、再生可能な磁気テ−プを収納するテ−プカセットに
関するものである。
録、再生可能な磁気テ−プを収納するテ−プカセットに
関するものである。
【0002】
【従来の技術】音楽などのデジタルによる記録再生の一
つの手段として固定磁気ヘッド(以下ヘッドと略す)に
よるデジタル信号の記録再生がある。このようなデジタ
ルによる記録再生システムでは、小さいエラーレートを
テープカセットで確保することは、原音を忠実に再現す
るという意味で非常に重要である。
つの手段として固定磁気ヘッド(以下ヘッドと略す)に
よるデジタル信号の記録再生がある。このようなデジタ
ルによる記録再生システムでは、小さいエラーレートを
テープカセットで確保することは、原音を忠実に再現す
るという意味で非常に重要である。
【0003】テープカセットには磁気テープ(以下テー
プと略す)と摺動するテープガイドが設けられており、
テープが摺動するときにテープガイドから削り粉が発生
し、これがテープ表面に付着してエラーレートが増加す
る。このような従来のテープカセットでデジタル記録再
生を行ったとき、エラーレートは5×10-3という大き
な値となり、デジタル記録再生においては製品品質上致
命的な欠陥となった。そこで本発明者らは、特願平4−
22392号で不織布からなるクリーナーを設けたテー
プカセットを提案した。
プと略す)と摺動するテープガイドが設けられており、
テープが摺動するときにテープガイドから削り粉が発生
し、これがテープ表面に付着してエラーレートが増加す
る。このような従来のテープカセットでデジタル記録再
生を行ったとき、エラーレートは5×10-3という大き
な値となり、デジタル記録再生においては製品品質上致
命的な欠陥となった。そこで本発明者らは、特願平4−
22392号で不織布からなるクリーナーを設けたテー
プカセットを提案した。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】特願平4−22392
号のテープカセットによれば、エラーレートを10-5台
に安定して抑制することが可能となった。しかし本発明
者らは検討を進めた結果、前記テープカセットでは不織
布からなる部材をフイルムに張り付けた構造のクリーナ
ーを、ガイドローラと対向する位置に設け、クリーナー
とガイドローラとでテープを挟み、且つテープの磁性面
と不織布面とが接触するように構成してある。このため
クリーナーがガイドローラの回転を阻害しテープの走行
テンションが大きくなり、さらにテープと不織布面との
摺動抵抗が大きく、そのためにテープの走行テンション
は40gと非常に高くなるという問題が生じた。走行テ
ンションが高いと、テープの伸びが生じたり、磁気記録
再生装置で電力の消費が大きくなるなどの重大な問題が
生じる。
号のテープカセットによれば、エラーレートを10-5台
に安定して抑制することが可能となった。しかし本発明
者らは検討を進めた結果、前記テープカセットでは不織
布からなる部材をフイルムに張り付けた構造のクリーナ
ーを、ガイドローラと対向する位置に設け、クリーナー
とガイドローラとでテープを挟み、且つテープの磁性面
と不織布面とが接触するように構成してある。このため
クリーナーがガイドローラの回転を阻害しテープの走行
テンションが大きくなり、さらにテープと不織布面との
摺動抵抗が大きく、そのためにテープの走行テンション
は40gと非常に高くなるという問題が生じた。走行テ
ンションが高いと、テープの伸びが生じたり、磁気記録
再生装置で電力の消費が大きくなるなどの重大な問題が
生じる。
【0005】本発明の目的は、テープテンションを低い
状態に保ち且つエラーレートの増加を抑制するテープカ
セットを提供することにある。
状態に保ち且つエラーレートの増加を抑制するテープカ
セットを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に第1の発明のテ−プカセットは、不織布よりなり、中
央部がテープ側に突出し、テープ幅方向においてはテー
プ全幅と一様に接触するが、テープ長さ方向においては
前記中央部においてのみテープと接触する如く構成され
たクリーナーを、自然接触位置から0.01mm〜1m
m、テープ方向に押し込んで配設したテ−プカセットで
あり、第2の発明のテ−プカセットは、カール処理もし
くはクリンプ加工された繊維を支持層に植毛した部材か
らなり、中央部がテープ側に突出し、テープ幅方向にお
いてはテープ全幅と一様に接触するが、テープ長さ方向
においては前記中央部においてのみテープと接触する如
く構成されたクリーナーを、自然接触位置から0.01
mm〜1mm、テープ方向に押し込んで配設したテ−プ
カセットであり、さらに第3の発明のテープカセット
は、テープカセット内部の磁気テープの磁性面側と対向
する壁面に溝を設け、クリーナーを前記溝に取り付けた
ことを特徴とするテ−プカセットである。
に第1の発明のテ−プカセットは、不織布よりなり、中
央部がテープ側に突出し、テープ幅方向においてはテー
プ全幅と一様に接触するが、テープ長さ方向においては
前記中央部においてのみテープと接触する如く構成され
たクリーナーを、自然接触位置から0.01mm〜1m
m、テープ方向に押し込んで配設したテ−プカセットで
あり、第2の発明のテ−プカセットは、カール処理もし
くはクリンプ加工された繊維を支持層に植毛した部材か
らなり、中央部がテープ側に突出し、テープ幅方向にお
いてはテープ全幅と一様に接触するが、テープ長さ方向
においては前記中央部においてのみテープと接触する如
く構成されたクリーナーを、自然接触位置から0.01
mm〜1mm、テープ方向に押し込んで配設したテ−プ
カセットであり、さらに第3の発明のテープカセット
は、テープカセット内部の磁気テープの磁性面側と対向
する壁面に溝を設け、クリーナーを前記溝に取り付けた
ことを特徴とするテ−プカセットである。
【0007】ここで、カール処理もしくはクリンプ加工
された繊維とは、弾性限界以上の引張力を与えたりギヤ
等に噛み合わせることによって、カールや縮れを付与さ
れた繊維を意味する。
された繊維とは、弾性限界以上の引張力を与えたりギヤ
等に噛み合わせることによって、カールや縮れを付与さ
れた繊維を意味する。
【0008】
【作用】上記第1の発明の構成によって、テープ磁性面
に付着した微細な異物はクリーナーで除去されるのでエ
ラーレートの増加は抑制され、且つクリーナーはガイド
ローラの回転を全く阻害せず、且つクリーナーがテープ
を押圧する力は小さいために、テープとクリーナーとの
摺動抵抗は小さく、従ってテープの走行テンションを小
さくすることができる。
に付着した微細な異物はクリーナーで除去されるのでエ
ラーレートの増加は抑制され、且つクリーナーはガイド
ローラの回転を全く阻害せず、且つクリーナーがテープ
を押圧する力は小さいために、テープとクリーナーとの
摺動抵抗は小さく、従ってテープの走行テンションを小
さくすることができる。
【0009】上記第2の発明の構成によって、テープ磁
性面に付着した微細な異物はクリーナーで除去されるの
でエラーレートの増加は抑制され、且つクリーニング部
は合成繊維を支持体に植毛したものであるので、合成繊
維の長手方向でテープと摺動するいわゆる線接触の状態
となる。この結果、不織布などはテープとの面接触であ
るのに比べて非常に摺動抵抗が低く、テープの走行テン
ションを非常に低くすることができる。
性面に付着した微細な異物はクリーナーで除去されるの
でエラーレートの増加は抑制され、且つクリーニング部
は合成繊維を支持体に植毛したものであるので、合成繊
維の長手方向でテープと摺動するいわゆる線接触の状態
となる。この結果、不織布などはテープとの面接触であ
るのに比べて非常に摺動抵抗が低く、テープの走行テン
ションを非常に低くすることができる。
【0010】さらに第3の発明によって、テープカセッ
ト内部の磁気テープの磁性面側と対向する壁面に溝を設
け、その溝にクリーナーを取り付ける構成であるので、
テープとクリーナーとが摺動するときの摩擦抵抗によっ
てクリーナーに剪断力がかかってもクリーナーは前記溝
内で固定されているために、テープカセットからクリー
ナーが外れることはない。
ト内部の磁気テープの磁性面側と対向する壁面に溝を設
け、その溝にクリーナーを取り付ける構成であるので、
テープとクリーナーとが摺動するときの摩擦抵抗によっ
てクリーナーに剪断力がかかってもクリーナーは前記溝
内で固定されているために、テープカセットからクリー
ナーが外れることはない。
【0011】
(実施例1)以下第1の発明の実施例について図面を参
照しながら具体的に説明する。
照しながら具体的に説明する。
【0012】(図1)は本発明の実施例のテープカセッ
トを斜めより見た斜視図である。本体上ケース5、本体
下ケース4には、それぞれヘッド挿入用の窓4b、5b
とピンチローラ挿入用の窓4a、4c、5a、5cが設
けてある。テープガイド2はテープが摺動したときに削
り粉の発生を最小限にするために、カーボンを混入した
ポリアセタール樹脂などで成形し摺動性を向上させてあ
る。シャッタ10は断面略コ字状で、本体ケースの窓4
a、5a、4b、5b、4c、5cを一対のリ−ル台挿
入孔4dと4eの中心を結ぶ方向へ開閉するよう摺動可
能であり、テープカセット外部からの塵挨の進入を防止
してある。ガイド装置11は特願平3−261784に
示されたものであり、テープのヘッドへのヘッドタッチ
を安定にすることを目的として設けてある。従来のアナ
ログコンパクトカセットと同様にシールド9、パッド
8、ハブ6、ガイドローラ7を有している。本実施例に
おけるクリーナー1は、本体上下ケースの下面壁である
4f、4g、5f、5gに取り付ける。
トを斜めより見た斜視図である。本体上ケース5、本体
下ケース4には、それぞれヘッド挿入用の窓4b、5b
とピンチローラ挿入用の窓4a、4c、5a、5cが設
けてある。テープガイド2はテープが摺動したときに削
り粉の発生を最小限にするために、カーボンを混入した
ポリアセタール樹脂などで成形し摺動性を向上させてあ
る。シャッタ10は断面略コ字状で、本体ケースの窓4
a、5a、4b、5b、4c、5cを一対のリ−ル台挿
入孔4dと4eの中心を結ぶ方向へ開閉するよう摺動可
能であり、テープカセット外部からの塵挨の進入を防止
してある。ガイド装置11は特願平3−261784に
示されたものであり、テープのヘッドへのヘッドタッチ
を安定にすることを目的として設けてある。従来のアナ
ログコンパクトカセットと同様にシールド9、パッド
8、ハブ6、ガイドローラ7を有している。本実施例に
おけるクリーナー1は、本体上下ケースの下面壁である
4f、4g、5f、5gに取り付ける。
【0013】(図2)は、本実施例をさらに詳細に説明
するための要部断面図である。クリーナー1は、磁気ヘ
ッド12とピンチローラ13及びキャプスタンピン14
との間に位置し、テープカセットの下面壁である4f、
4gに設けてある。クリーナー1の形状は、磁気テ−プ
3の走行方向に対して中央部が磁気テープ側に突き出て
おり、磁気テープ3の幅方向に対しては磁気テープより
も幅広である。このような形状とすることで、テープが
走行するときにはクリーナー1の中央部のみで磁気テー
プ3の磁性面と摺動するので、クリーナーが磁気テープ
に対して平面で摺動する場合に比べて、テープ幅方向で
均一にテープと接触させることができるので、テープと
の接触面積が小さくても効果的にテープ表面をクリーニ
ングすることができる。その結果テープの走行テンショ
ンを小さくすることが可能となった。さらにまたクリー
ナーを平面で取り付けた場合は、テープとの摩擦抵抗で
クリーナーに剪断力がかかり、クリーナーのエッヂがテ
ープとの摩擦でめくられて、クリーナーが剥される致命
的な問題が生じるが、本実施例のクリーナー形状では、
クリーナー1のエッヂとテープ3とが接触しないのでこ
のような問題は生じない。またクリーナー1を、磁気ヘ
ッド12とピンチローラ13及びキャプスタンピン14
との間に設けることで、磁気ヘッド12の直前でテープ
表面をクリーニングすることができるので、クリニーン
グ効果を最大限に発揮することが可能となる。
するための要部断面図である。クリーナー1は、磁気ヘ
ッド12とピンチローラ13及びキャプスタンピン14
との間に位置し、テープカセットの下面壁である4f、
4gに設けてある。クリーナー1の形状は、磁気テ−プ
3の走行方向に対して中央部が磁気テープ側に突き出て
おり、磁気テープ3の幅方向に対しては磁気テープより
も幅広である。このような形状とすることで、テープが
走行するときにはクリーナー1の中央部のみで磁気テー
プ3の磁性面と摺動するので、クリーナーが磁気テープ
に対して平面で摺動する場合に比べて、テープ幅方向で
均一にテープと接触させることができるので、テープと
の接触面積が小さくても効果的にテープ表面をクリーニ
ングすることができる。その結果テープの走行テンショ
ンを小さくすることが可能となった。さらにまたクリー
ナーを平面で取り付けた場合は、テープとの摩擦抵抗で
クリーナーに剪断力がかかり、クリーナーのエッヂがテ
ープとの摩擦でめくられて、クリーナーが剥される致命
的な問題が生じるが、本実施例のクリーナー形状では、
クリーナー1のエッヂとテープ3とが接触しないのでこ
のような問題は生じない。またクリーナー1を、磁気ヘ
ッド12とピンチローラ13及びキャプスタンピン14
との間に設けることで、磁気ヘッド12の直前でテープ
表面をクリーニングすることができるので、クリニーン
グ効果を最大限に発揮することが可能となる。
【0014】クリーナーに用いる不織布の材質は、レー
ヨン、ナイロン、ポリエステル、ポリプロピレンの繊維
もしくは前記いずれかの繊維を混合したものである。材
質は、テープ磁性面との摺動性における相性で適時選択
することができる。クリーナー1の磁気テープ3側への
突き出し量は、(図3)に示すように、クリーナー1を
取り付けていない自然接触位置、すなわち(図3)にお
いてはテープを破線で示してある状態、からクリーナー
1によりテープ3を強制的に押し込んだ距離Aが0.0
1mm以上、1mm以下の範囲である。この範囲よりも
小さいとクリーニング効果が損なわれる。この範囲より
も大きいとテープとクリーナーとの摺動抵抗が大きくな
り、テープの走行テンションが高くなるので本発明の効
果が損なわれる。
ヨン、ナイロン、ポリエステル、ポリプロピレンの繊維
もしくは前記いずれかの繊維を混合したものである。材
質は、テープ磁性面との摺動性における相性で適時選択
することができる。クリーナー1の磁気テープ3側への
突き出し量は、(図3)に示すように、クリーナー1を
取り付けていない自然接触位置、すなわち(図3)にお
いてはテープを破線で示してある状態、からクリーナー
1によりテープ3を強制的に押し込んだ距離Aが0.0
1mm以上、1mm以下の範囲である。この範囲よりも
小さいとクリーニング効果が損なわれる。この範囲より
も大きいとテープとクリーナーとの摺動抵抗が大きくな
り、テープの走行テンションが高くなるので本発明の効
果が損なわれる。
【0015】本実施例のテープカセットとして、(図
2)に示すクリーナーの取り付け方にしたテープカセッ
トを作成し、テープ走行テンションの測定を行った。走
行テンションの測定方法は、カセットテープレコーダー
に本実施例のテープカセットを挿入し、プレイモードで
テープを走行中にキャプスタンピンと磁気ヘッドとの間
にテンションメーターを挿入して走行テンションを測定
した。その結果、走行テンションは20gであり、特願
平4−22392号のテープカセットが40gであった
のに比べて非常に低いことが判った。さらに本実施例の
テープカセットに記録信号周波数48KHzで記録した
後、そのエラーレートを測定した結果、本実施例による
テープカセットはエラーレートで2×10-5という小さ
いエラーレートであり、製品品質上良好なレベルであっ
た。以上の結果より、本発明のテープカセットによれば
テープ走行テンションは低く、且つエラーレートを抑制
できる効果が顕著であることがわかる。
2)に示すクリーナーの取り付け方にしたテープカセッ
トを作成し、テープ走行テンションの測定を行った。走
行テンションの測定方法は、カセットテープレコーダー
に本実施例のテープカセットを挿入し、プレイモードで
テープを走行中にキャプスタンピンと磁気ヘッドとの間
にテンションメーターを挿入して走行テンションを測定
した。その結果、走行テンションは20gであり、特願
平4−22392号のテープカセットが40gであった
のに比べて非常に低いことが判った。さらに本実施例の
テープカセットに記録信号周波数48KHzで記録した
後、そのエラーレートを測定した結果、本実施例による
テープカセットはエラーレートで2×10-5という小さ
いエラーレートであり、製品品質上良好なレベルであっ
た。以上の結果より、本発明のテープカセットによれば
テープ走行テンションは低く、且つエラーレートを抑制
できる効果が顕著であることがわかる。
【0016】(実施例2)以下第2の発明の実施例につ
いて図面を参照しながら具体的に説明する。
いて図面を参照しながら具体的に説明する。
【0017】(図4)は、本実施例を詳細に説明するた
めの要部断面図である。クリーナー15は、磁気ヘッド
12とピンチローラ13及びキャプスタンピン14との
間に位置し、テープカセットの下面壁である4f、4g
に設けてある。クリーナー15は磁気テープ3の幅方向
に対しては磁気テープよりも幅広である。クリーナー1
5のテープ3側への突き出し量は、(図5)に示すよう
に、クリーナー15を取り付けていない自然接触位置、
すなわち(図5)においてはテープを破線で示してある
状態、からクリーナー15によりテープ3を強制的に押
し込んだ距離Aが0.01mm以上、1mm以下の範囲
である。この範囲よりも小さいとクリーニング効果が損
なわれる。この範囲よりも大きいとテープとクリーナー
との摺動抵抗が大きくなり、テープの走行テンションが
高くなるので本発明の効果が損なわれる。またクリーナ
ー1を、磁気ヘッド12とピンチローラ13及びキャプ
スタンピン14との間に設けることで、磁気ヘッド12
の直前でテープ表面をクリーニングすることができるの
で、クリニーング効果を最大限に発揮することが可能と
なる。
めの要部断面図である。クリーナー15は、磁気ヘッド
12とピンチローラ13及びキャプスタンピン14との
間に位置し、テープカセットの下面壁である4f、4g
に設けてある。クリーナー15は磁気テープ3の幅方向
に対しては磁気テープよりも幅広である。クリーナー1
5のテープ3側への突き出し量は、(図5)に示すよう
に、クリーナー15を取り付けていない自然接触位置、
すなわち(図5)においてはテープを破線で示してある
状態、からクリーナー15によりテープ3を強制的に押
し込んだ距離Aが0.01mm以上、1mm以下の範囲
である。この範囲よりも小さいとクリーニング効果が損
なわれる。この範囲よりも大きいとテープとクリーナー
との摺動抵抗が大きくなり、テープの走行テンションが
高くなるので本発明の効果が損なわれる。またクリーナ
ー1を、磁気ヘッド12とピンチローラ13及びキャプ
スタンピン14との間に設けることで、磁気ヘッド12
の直前でテープ表面をクリーニングすることができるの
で、クリニーング効果を最大限に発揮することが可能と
なる。
【0018】(図6)に本発明で用いるクリーナー15
の詳細な側面図を示す。クリーナー15はカール処理も
しくはクリンプ加工された合成繊維15aを支持層15
bに植毛したものである。繊維をカール処理もしくはク
リンプ加工することにより、(図7)に示すように繊維
が支持体に対して直角方向に植毛されたクリーナーに比
べてテープ表面に付着した異物をクリーニングする効果
は格段に向上した。すなわち本発明におけるクリーナー
のテープカセットへの取り付け方は、前述したようにテ
ープ3への突き込み量が0.01mmから1mmと非常
に小さくしなければならないため、(図7)のように繊
維が直立したものでは繊維の先端部のみで磁気テープと
接触する。このためテープとは点接触の状態となり、繊
維同士の間はクリーニングされず、テープ表面の異物を
補足することができない。これに対して本発明のテープ
カセットにおけるクリーナーは繊維をカール処理もしく
はクリンプ加工してあるので、テープとは繊維の長手方
向でいわゆる線接触の状態となり、テープ表面の異物の
補足効果は優れている。
の詳細な側面図を示す。クリーナー15はカール処理も
しくはクリンプ加工された合成繊維15aを支持層15
bに植毛したものである。繊維をカール処理もしくはク
リンプ加工することにより、(図7)に示すように繊維
が支持体に対して直角方向に植毛されたクリーナーに比
べてテープ表面に付着した異物をクリーニングする効果
は格段に向上した。すなわち本発明におけるクリーナー
のテープカセットへの取り付け方は、前述したようにテ
ープ3への突き込み量が0.01mmから1mmと非常
に小さくしなければならないため、(図7)のように繊
維が直立したものでは繊維の先端部のみで磁気テープと
接触する。このためテープとは点接触の状態となり、繊
維同士の間はクリーニングされず、テープ表面の異物を
補足することができない。これに対して本発明のテープ
カセットにおけるクリーナーは繊維をカール処理もしく
はクリンプ加工してあるので、テープとは繊維の長手方
向でいわゆる線接触の状態となり、テープ表面の異物の
補足効果は優れている。
【0019】クリーナーの合成繊維の材質は、ナイロ
ン、ポリエステルの繊維もしくは前記いずれかの繊維を
混合したものであり、合成繊維の直径は0.1μm以上
40μm以下であり、長さは0.2mm以上2mm以下
であり、前記合成繊維を支持体に植毛するときの密度は
100本/mm2 以上1000本/mm2 以下とする。
以上の範囲外では異物の補足効果が損なわれ、エラーレ
ート抑制効果はなくなる。
ン、ポリエステルの繊維もしくは前記いずれかの繊維を
混合したものであり、合成繊維の直径は0.1μm以上
40μm以下であり、長さは0.2mm以上2mm以下
であり、前記合成繊維を支持体に植毛するときの密度は
100本/mm2 以上1000本/mm2 以下とする。
以上の範囲外では異物の補足効果が損なわれ、エラーレ
ート抑制効果はなくなる。
【0020】本実施例のテープカセットとして、(図
4)に示すクリーナーの取り付け方にしたテープカセッ
トを作成し、テープ走行テンションの測定を行った。走
行テンションの測定方法は、カセットテープレコーダー
に本実施例のテープカセットを挿入し、プレイモードで
テープを走行中にキャプスタンピンと磁気ヘッドとの間
にテンションメーターを挿入して走行テンションを測定
した。その結果、走行テンションは15gであり、特願
平4−22392号のテープカセットが40gであった
のに比べて非常に低く、さらに実施例−1に比べても低
いことが判った。さらに本実施例のテープカセットに記
録信号周波数48KHzで記録した後、そのエラーレー
トを測定した結果、本実施例によるテープカセットはエ
ラーレートで3×10-5という小さいエラーレートであ
り、製品品質上良好なレベルであった。以上の結果よ
り、本発明のテープカセットはテープ走行テンションは
低く且つエラーレートを抑制できる効果が顕著であるこ
とがわかる。
4)に示すクリーナーの取り付け方にしたテープカセッ
トを作成し、テープ走行テンションの測定を行った。走
行テンションの測定方法は、カセットテープレコーダー
に本実施例のテープカセットを挿入し、プレイモードで
テープを走行中にキャプスタンピンと磁気ヘッドとの間
にテンションメーターを挿入して走行テンションを測定
した。その結果、走行テンションは15gであり、特願
平4−22392号のテープカセットが40gであった
のに比べて非常に低く、さらに実施例−1に比べても低
いことが判った。さらに本実施例のテープカセットに記
録信号周波数48KHzで記録した後、そのエラーレー
トを測定した結果、本実施例によるテープカセットはエ
ラーレートで3×10-5という小さいエラーレートであ
り、製品品質上良好なレベルであった。以上の結果よ
り、本発明のテープカセットはテープ走行テンションは
低く且つエラーレートを抑制できる効果が顕著であるこ
とがわかる。
【0021】(実施例3)以下第3の発明の実施例につ
いて図面を参照しながら具体的に説明する。
いて図面を参照しながら具体的に説明する。
【0022】(図8)はテープカセットの下ケース4の
下面壁4f、4gの磁気テープ(図示せず)の磁性面側
と対向する面に溝16を設けた例を示す。なお、図示し
ていないが上ケース5の下面壁5f、5gにも溝16と
同様の溝を、上ケース5と下ケース4とが組み合わされ
た状態でそれぞれの溝が連続するように設ける。(図
9)は例えば(実施例2)に示した構成であるクリーナ
ー、すなわち合成繊維を支持層に植毛したクリーナー1
5の支持層側を溝16に粘着剤、接着剤、もしくは溶着
により取り付けた例を示す。
下面壁4f、4gの磁気テープ(図示せず)の磁性面側
と対向する面に溝16を設けた例を示す。なお、図示し
ていないが上ケース5の下面壁5f、5gにも溝16と
同様の溝を、上ケース5と下ケース4とが組み合わされ
た状態でそれぞれの溝が連続するように設ける。(図
9)は例えば(実施例2)に示した構成であるクリーナ
ー、すなわち合成繊維を支持層に植毛したクリーナー1
5の支持層側を溝16に粘着剤、接着剤、もしくは溶着
により取り付けた例を示す。
【0023】前記した構成とすることで、テープ3とク
リーナー15とが摺動するしたときの摩擦抵抗によって
クリーナー15にテープ走行方向の剪断力がかかっても
クリーナー15は溝16内で固定されているために、テ
ープカセットからクリーナー15が外れることはない。
リーナー15とが摺動するしたときの摩擦抵抗によって
クリーナー15にテープ走行方向の剪断力がかかっても
クリーナー15は溝16内で固定されているために、テ
ープカセットからクリーナー15が外れることはない。
【0024】本実施例のテープカセットを100巻作成
し、カセットテープレコーダに入れ、プレイモードの往
復を200回繰り返した。その結果100巻中100
巻、クリーナーはテープカセットから外れることは無か
った。また、比較例として実施例−2の(図4)に示す
クリーナーの取り付け方、すなわち下ケース4の下面壁
4f、4gに溝16を設けず、クリーナー15を直接下
面壁4f、4gに取り付けたテープカセットを100巻
作成し、カセットテープレコーダに入れ、プレイモード
の往復を200回繰り返した。その結果100巻中10
巻、クリーナーはテープカセットから外れた。以上のこ
とより本発明のクリーナー外れ防止効果が顕著であるこ
とがわかる。
し、カセットテープレコーダに入れ、プレイモードの往
復を200回繰り返した。その結果100巻中100
巻、クリーナーはテープカセットから外れることは無か
った。また、比較例として実施例−2の(図4)に示す
クリーナーの取り付け方、すなわち下ケース4の下面壁
4f、4gに溝16を設けず、クリーナー15を直接下
面壁4f、4gに取り付けたテープカセットを100巻
作成し、カセットテープレコーダに入れ、プレイモード
の往復を200回繰り返した。その結果100巻中10
巻、クリーナーはテープカセットから外れた。以上のこ
とより本発明のクリーナー外れ防止効果が顕著であるこ
とがわかる。
【0025】
【発明の効果】以上のように第1及び第2の発明によれ
ば、テープ磁性面に付着した微細な異物はクリーナーで
除去され、且つテープの走行テンションを低い状態にす
ることが可能となった。その結果固定ヘッドによるデジ
タル記録再生におけるテープカセットの製品品質を格段
に向上させることができた。また第3の発明によって、
クリーナーがテープカセットから外れることが防止でき
るため、製品の信頼性を格段に向上させることができ
た。
ば、テープ磁性面に付着した微細な異物はクリーナーで
除去され、且つテープの走行テンションを低い状態にす
ることが可能となった。その結果固定ヘッドによるデジ
タル記録再生におけるテープカセットの製品品質を格段
に向上させることができた。また第3の発明によって、
クリーナーがテープカセットから外れることが防止でき
るため、製品の信頼性を格段に向上させることができ
た。
【図1】第1の発明の実施例のテープカセットの分解斜
視図
視図
【図2】第1の発明のテープカセットのクリーナー部を
示す断面図
示す断面図
【図3】第1の発明のクリーナーの詳細断面図
【図4】第2の発明のテープカセットのクリーナー部を
示す断面図
示す断面図
【図5】第2の発明のテープカセットのクリーナー部を
示す詳細断面図
示す詳細断面図
【図6】第2の発明のクリーナーの詳細側面図
【図7】従来のクリーナーの側面図
【図8】第3の発明のテープカセット要部斜視図
【図9】第3の発明のテープカセットのクリーナー取り
付け部を示す断面図
付け部を示す断面図
1、15 クリーナー 2 テープガイド 3 テープ 4 下ケース 5 上ケース 6 ハブ 7 ガイドローラ 8 パッド 9 シールド 10 シャッタ 11 ガイド装置 12 磁気ヘッド 13 ピンチローラ 14 キャプスタンピン 16 溝
【手続補正書】
【提出日】平成5年4月15日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【書類名】 明細書
【発明の名称】 テープカセット
【特許請求の範囲】
【請求項2】 クリーナーが、レーヨン、ナイロン、ポ
リエステル、ポリプロピレンから選択される1以上の繊
維の不織布からなる請求項1記載のテープカセット。
リエステル、ポリプロピレンから選択される1以上の繊
維の不織布からなる請求項1記載のテープカセット。
【請求項3】 カール処理もしくはクリンプ加工された
繊維を支持層に植毛した部材からなるクリーナーのテー
プ幅方向寸法はテープ幅より大きくテープ走行方向寸法
は1mm以上6mm以下であって、前記クリーナーを、
自然接触位置から0.01mm〜1mm、テープ方向に
押し込んで配設したテープカセット。
繊維を支持層に植毛した部材からなるクリーナーのテー
プ幅方向寸法はテープ幅より大きくテープ走行方向寸法
は1mm以上6mm以下であって、前記クリーナーを、
自然接触位置から0.01mm〜1mm、テープ方向に
押し込んで配設したテープカセット。
【請求項4】 クリーナーが、磁気記録再生装置に対し
てキャプスタンピンと磁気ヘッドとの間に配設されてな
る請求項1もしくは3記載のテープカセット。
てキャプスタンピンと磁気ヘッドとの間に配設されてな
る請求項1もしくは3記載のテープカセット。
【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、音楽などの情報を記
録、再生可能な磁気テープを収納するテープカセットに
関するものである。
録、再生可能な磁気テープを収納するテープカセットに
関するものである。
【0002】
【従来の技術】音楽などのデジタルによる記録再生の一
つの手段として固定磁気ヘッド(以下ヘッドと略す)に
よるデジタル信号の記録再生がある。このようなデジタ
ルによる記録再生システムでは、小さいエラーレートを
テープカセットで確保することは、原音を忠実に再現す
るという意味で非常に重要である。
つの手段として固定磁気ヘッド(以下ヘッドと略す)に
よるデジタル信号の記録再生がある。このようなデジタ
ルによる記録再生システムでは、小さいエラーレートを
テープカセットで確保することは、原音を忠実に再現す
るという意味で非常に重要である。
【0003】テープカセットには磁気テープ(以下テー
プと略す)と摺動するテープガイドが設けられており、
テープが摺動するときにテープガイドから削り粉が発生
し、これがテープ表面に付着してエラーレートが増加す
る。このような従来のテープカセットでデジタル記録再
生を行ったとき、エラーレートは5×10-3という大き
な値となり、デジタル記録再生においては製品品質上致
命的な欠陥となった。そこで本発明者らは、特願平4−
22392号で不織布からなるクリーナーを設けたテー
プカセットを提案した。
プと略す)と摺動するテープガイドが設けられており、
テープが摺動するときにテープガイドから削り粉が発生
し、これがテープ表面に付着してエラーレートが増加す
る。このような従来のテープカセットでデジタル記録再
生を行ったとき、エラーレートは5×10-3という大き
な値となり、デジタル記録再生においては製品品質上致
命的な欠陥となった。そこで本発明者らは、特願平4−
22392号で不織布からなるクリーナーを設けたテー
プカセットを提案した。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】特願平4−22392
号のテープカセットによれば、エラーレートを10-5台
に安定して抑制することが可能となった。しかし本発明
者らは検討を進めた結果、前記テープカセットでは不織
布からなる部材をフイルムに張り付けた構造のクリーナ
ーを、ガイドローラと対向する位置に設け、クリーナー
とガイドローラとでテープを挟み、且つテープの磁性面
と不織布面とが接触するように構成してある。このため
クリーナーがガイドローラの回転を阻害しテープの走行
テンションが大きくなり、さらにテープと不織布面との
摺動抵抗が大きく、そのためにテープの走行テンション
は40gと非常に高くなるという問題が生じた。走行テ
ンションが高いと、テープの伸びが生じたり、磁気記録
再生装置で電力の消費が大きくなるなどの重大な問題が
生じる。
号のテープカセットによれば、エラーレートを10-5台
に安定して抑制することが可能となった。しかし本発明
者らは検討を進めた結果、前記テープカセットでは不織
布からなる部材をフイルムに張り付けた構造のクリーナ
ーを、ガイドローラと対向する位置に設け、クリーナー
とガイドローラとでテープを挟み、且つテープの磁性面
と不織布面とが接触するように構成してある。このため
クリーナーがガイドローラの回転を阻害しテープの走行
テンションが大きくなり、さらにテープと不織布面との
摺動抵抗が大きく、そのためにテープの走行テンション
は40gと非常に高くなるという問題が生じた。走行テ
ンションが高いと、テープの伸びが生じたり、磁気記録
再生装置で電力の消費が大きくなるなどの重大な問題が
生じる。
【0005】本発明の目的は、テープテンションを低い
状態に保ち且つエラーレートの増加を抑制するテープカ
セットを提供することにある。
状態に保ち且つエラーレートの増加を抑制するテープカ
セットを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に第1の発明のテープカセットは、不織布よりなり、中
央部がテープ側に突出し、テープ幅方向においてはテー
プ全幅と一様に接触するが、テープ長さ方向においては
前記中央部においてのみテープと接触する如く構成され
たクリーナーを、自然接触位置から0.01mm〜1m
m、テープ方向に押し込んで配設したテープカセットで
あり、第2の発明のテープカセットは、カール処理もし
くはクリンプ加工された繊維を支持層に植毛した部材か
らなり、テープ幅方向においてはテープ全幅と一様に接
触するが、テープ長さ方向においては1mm以上6mm
以下の範囲でテープと接触する如く構成されたクリーナ
ーを、自然接触位置から0.01mm〜1mm、テープ
方向に押し込んで配設したテープカセットである。
に第1の発明のテープカセットは、不織布よりなり、中
央部がテープ側に突出し、テープ幅方向においてはテー
プ全幅と一様に接触するが、テープ長さ方向においては
前記中央部においてのみテープと接触する如く構成され
たクリーナーを、自然接触位置から0.01mm〜1m
m、テープ方向に押し込んで配設したテープカセットで
あり、第2の発明のテープカセットは、カール処理もし
くはクリンプ加工された繊維を支持層に植毛した部材か
らなり、テープ幅方向においてはテープ全幅と一様に接
触するが、テープ長さ方向においては1mm以上6mm
以下の範囲でテープと接触する如く構成されたクリーナ
ーを、自然接触位置から0.01mm〜1mm、テープ
方向に押し込んで配設したテープカセットである。
【0007】ここで、カール処理もしくはクリンプ加工
された繊維とは、弾性限界以上の引張力を与えたりギヤ
等に噛み合わせることによって、カールや縮れを付与さ
れた繊維を意味する。
された繊維とは、弾性限界以上の引張力を与えたりギヤ
等に噛み合わせることによって、カールや縮れを付与さ
れた繊維を意味する。
【0008】
【作用】上記第1の発明の構成によって、カール磁性面
に付着した微細な異物はクリーナーで除去されるのでエ
ラーレートの増加は抑制され、且つクリーナーはガイド
ローラの回転を全く阻害せず、且つクリーナーがテープ
を押圧する力は小さいために、テープとクリーナーとの
摺動抵抗は小さく、従ってテープの走行テンションを小
さくすることができる。
に付着した微細な異物はクリーナーで除去されるのでエ
ラーレートの増加は抑制され、且つクリーナーはガイド
ローラの回転を全く阻害せず、且つクリーナーがテープ
を押圧する力は小さいために、テープとクリーナーとの
摺動抵抗は小さく、従ってテープの走行テンションを小
さくすることができる。
【0009】上記第2の発明の構成によって、テープ磁
性面に付着した微細な異物はクリーナーで除去されるの
でエラーレートの増加は抑制され、且つクリーニング部
は合成繊維を支持体に植毛したものであるので、合成繊
維の長手方向でテープと摺動するいわゆる線接触の状態
となる。この結果、不織布などはテープとの面接触であ
るのに比べて非常に摺動抵抗が低く、テープの走行テン
ションを非常に低くすることができる。
性面に付着した微細な異物はクリーナーで除去されるの
でエラーレートの増加は抑制され、且つクリーニング部
は合成繊維を支持体に植毛したものであるので、合成繊
維の長手方向でテープと摺動するいわゆる線接触の状態
となる。この結果、不織布などはテープとの面接触であ
るのに比べて非常に摺動抵抗が低く、テープの走行テン
ションを非常に低くすることができる。
【0010】
【実施例】 (実施例1)以下第1の発明の実施例について図面を参
照しながら具体的に説明する。
照しながら具体的に説明する。
【0011】(図1)は本発明の実施例のテープカセッ
トを斜めより見た斜視図である。本体上ケース5、本体
下ケース4には、それぞれヘッド挿入用の窓4b、5b
とピンチローラ挿入用の窓4a、4c、5a、5cが設
けてある。テープガイド2はテープが摺動したときに削
り粉の発生を最小限にするために、カーボンを混入した
ポリアセタール樹脂などで成形し摺動性を向上させてあ
る。シャッタ10は断面略コ字状で、本体ケースの窓4
a、5a、4b、5b、4c、5cを一対のリール台挿
入孔4dと4eの中心を結ぶ方向へ開閉するよう摺動可
能であり、テープカセット外部からの塵埃の進入を防止
してある。ガイド装置11は特願平3−261784号
に示されたものであり、テープのヘッドへのヘッドタッ
チを安定にすることを目的として設けてある。従来のア
ナログコンパクトカセットと同様にシールド9、パッド
8、ハブ6、ガイドローラ7を有している。本実施例に
おけるクリーナー1は、本体上下ケースの下面壁である
4f、4g、5f、5gに取り付ける。
トを斜めより見た斜視図である。本体上ケース5、本体
下ケース4には、それぞれヘッド挿入用の窓4b、5b
とピンチローラ挿入用の窓4a、4c、5a、5cが設
けてある。テープガイド2はテープが摺動したときに削
り粉の発生を最小限にするために、カーボンを混入した
ポリアセタール樹脂などで成形し摺動性を向上させてあ
る。シャッタ10は断面略コ字状で、本体ケースの窓4
a、5a、4b、5b、4c、5cを一対のリール台挿
入孔4dと4eの中心を結ぶ方向へ開閉するよう摺動可
能であり、テープカセット外部からの塵埃の進入を防止
してある。ガイド装置11は特願平3−261784号
に示されたものであり、テープのヘッドへのヘッドタッ
チを安定にすることを目的として設けてある。従来のア
ナログコンパクトカセットと同様にシールド9、パッド
8、ハブ6、ガイドローラ7を有している。本実施例に
おけるクリーナー1は、本体上下ケースの下面壁である
4f、4g、5f、5gに取り付ける。
【0012】(図2)は、本実施例をさらに詳細に説明
するための要部断面図である。クリーナー1は、磁気ヘ
ッド12とピンチローラ13及びキャプスタンピン14
との間に位置し、テープカセットの下面壁である4f、
4gに設けてある。クリーナー1の形状は、磁気テープ
3の走行方向に対して中央部が磁気テープ側に突き出て
おり、磁気テープ3の幅方向に対しては磁気テープより
も幅広である。このような形状とすることで、テープが
走行するときにはクリーナー1の中央部のみで磁気テー
プ3の磁性面と摺動するので、クリーナーが磁気テープ
に対して平面で摺動する場合に比べて、テープ幅方向で
均一にテープと接触させることができるので、テープと
の接触面積が小さくても効果的にテープ表面をクリーニ
ングすることができる。その結果テープの走行テンショ
ンを小さくすることが可能となった。さらにまたクリー
ナーを平面で取り付けた場合は、テープとの摩擦抵抗で
クリーナーに剪断力がかかり、クリーナーのエッヂがテ
ープとの摩擦でめくられて、クリーナーが剥される致命
的な問題が生じるが、本実施例のクリーナー形状では、
クリーナー1のエッヂとテープ3とが接触しないのでこ
のような問題は生じない。またクリーナー1を、磁気ヘ
ッド12とピンチローラ13及びキャプスタンピン14
との間に設けることで、磁気ヘッド12の直前でテープ
表面をクリーニングすることができるので、クリーニン
グ効果を最大限に発揮することが可能となる。
するための要部断面図である。クリーナー1は、磁気ヘ
ッド12とピンチローラ13及びキャプスタンピン14
との間に位置し、テープカセットの下面壁である4f、
4gに設けてある。クリーナー1の形状は、磁気テープ
3の走行方向に対して中央部が磁気テープ側に突き出て
おり、磁気テープ3の幅方向に対しては磁気テープより
も幅広である。このような形状とすることで、テープが
走行するときにはクリーナー1の中央部のみで磁気テー
プ3の磁性面と摺動するので、クリーナーが磁気テープ
に対して平面で摺動する場合に比べて、テープ幅方向で
均一にテープと接触させることができるので、テープと
の接触面積が小さくても効果的にテープ表面をクリーニ
ングすることができる。その結果テープの走行テンショ
ンを小さくすることが可能となった。さらにまたクリー
ナーを平面で取り付けた場合は、テープとの摩擦抵抗で
クリーナーに剪断力がかかり、クリーナーのエッヂがテ
ープとの摩擦でめくられて、クリーナーが剥される致命
的な問題が生じるが、本実施例のクリーナー形状では、
クリーナー1のエッヂとテープ3とが接触しないのでこ
のような問題は生じない。またクリーナー1を、磁気ヘ
ッド12とピンチローラ13及びキャプスタンピン14
との間に設けることで、磁気ヘッド12の直前でテープ
表面をクリーニングすることができるので、クリーニン
グ効果を最大限に発揮することが可能となる。
【0013】クリーナーに用いる不織布の材質は、レー
ヨン、ナイロン、ポリエステル、ポリプロピレンの繊維
もしくは前記いずれかの繊維を混合したものである。材
質は、テープ磁性面との摺動性における相性で適時選択
することができる。クリーナー1の磁気テープ3側への
突き出し量は、(図3)に示すように、クリーナー1を
取り付けていない自然接触位置、すなわち(図3)にお
いてはテープを破線で示してある状態、からクリーナー
1によりテープ3を強制的に押し込んだ距離Aが0.0
1mm以上、1mm以下の範囲である。この範囲よりも
小さいとクリーニング効果が損なわれる。この範囲より
も大きいとテープとクリーナーとの摺動抵抗が大きくな
り、テープの走行テンションが高くなるので本発明の効
果が損なわれる。
ヨン、ナイロン、ポリエステル、ポリプロピレンの繊維
もしくは前記いずれかの繊維を混合したものである。材
質は、テープ磁性面との摺動性における相性で適時選択
することができる。クリーナー1の磁気テープ3側への
突き出し量は、(図3)に示すように、クリーナー1を
取り付けていない自然接触位置、すなわち(図3)にお
いてはテープを破線で示してある状態、からクリーナー
1によりテープ3を強制的に押し込んだ距離Aが0.0
1mm以上、1mm以下の範囲である。この範囲よりも
小さいとクリーニング効果が損なわれる。この範囲より
も大きいとテープとクリーナーとの摺動抵抗が大きくな
り、テープの走行テンションが高くなるので本発明の効
果が損なわれる。
【0014】本実施例のテープカセットとして、(図
2)に示すクリーナーの取り付け方にしたテープカセッ
トを作成し、テープ走行テンションの測定を行った。走
行テンションの測定方法は、カセットテープレコーダー
に本実施例のテープカセットを挿入し、プレイモードで
テープを走行中にキャプスタンピンと磁気ヘッドとの間
にテンションメーターを挿入して走行テンションを測定
した。その結果、走行テンションは20gであり、特願
平4−22392号のテープカセットが40gであった
のに比べて非常に低いことが判った。さらに本実施例の
テープカセットに記録信号周波数48KHzで記録した
後、そのエラーレートを測定した結果、本実施例による
テープカセットはエラーレートで2×10-5という小さ
いエラーレートであり、製品品質上良好なレベルであっ
た。以上の結果より、本発明のテープカセットによれば
テープ走行テンションは低く、且つエラーレートを抑制
できる効果が顕著であることがわかる。
2)に示すクリーナーの取り付け方にしたテープカセッ
トを作成し、テープ走行テンションの測定を行った。走
行テンションの測定方法は、カセットテープレコーダー
に本実施例のテープカセットを挿入し、プレイモードで
テープを走行中にキャプスタンピンと磁気ヘッドとの間
にテンションメーターを挿入して走行テンションを測定
した。その結果、走行テンションは20gであり、特願
平4−22392号のテープカセットが40gであった
のに比べて非常に低いことが判った。さらに本実施例の
テープカセットに記録信号周波数48KHzで記録した
後、そのエラーレートを測定した結果、本実施例による
テープカセットはエラーレートで2×10-5という小さ
いエラーレートであり、製品品質上良好なレベルであっ
た。以上の結果より、本発明のテープカセットによれば
テープ走行テンションは低く、且つエラーレートを抑制
できる効果が顕著であることがわかる。
【0015】(実施例2)以下第2の発明の実施例につ
いて図面を参照しながら具体的に説明する。
いて図面を参照しながら具体的に説明する。
【0016】(図4)は、本実施例を詳細に説明するた
めの要部断面図である。クリーナー15は、磁気ヘッド
12とピンチローラ13及びキャプスタンピン14との
間に位置し、テープカセットの下面壁である4f、4g
に設けてある。クリーナー15は磁気テープ3の幅方向
に対しては磁気テープよりも幅広である。クリーナー1
5のテープ3側への突き出し量は、(図5)に示すよう
に、クリーナー15を取り付けていない自然接触位置、
すなわち(図5)においてはテープを破線で示してある
状態、からクリーナー15によりテープ3を強制的に押
し込んだ距離Aが0.01mm以上、1mm以下の範囲
である。この範囲よりも小さいとクリーニング効果が損
なわれる。この範囲よりも大きいとテープとクリーナー
との摺動抵抗が大きくなり、テープの走行テンションが
高くなるので本発明の効果が損なわれる。テープ走行方
向(長さ方向)におけるクリーナー15とテープ3との
接触長さは1mm以上6mm以下とする。この範囲より
も小さいとクリーニング効果は損なわれる。またこの範
囲よりも大きくすると接触抵抗が大きくなり本発明の効
果が損なわれる。またクリーナー1を、磁気ヘッド12
とピンチローラ13及びキャプスタンピン14との間に
設けることで、磁気ヘッド12の直前でテープ表面をク
リーニングすることができるので、クリーニング効果を
最大限に発揮することが可能となる。
めの要部断面図である。クリーナー15は、磁気ヘッド
12とピンチローラ13及びキャプスタンピン14との
間に位置し、テープカセットの下面壁である4f、4g
に設けてある。クリーナー15は磁気テープ3の幅方向
に対しては磁気テープよりも幅広である。クリーナー1
5のテープ3側への突き出し量は、(図5)に示すよう
に、クリーナー15を取り付けていない自然接触位置、
すなわち(図5)においてはテープを破線で示してある
状態、からクリーナー15によりテープ3を強制的に押
し込んだ距離Aが0.01mm以上、1mm以下の範囲
である。この範囲よりも小さいとクリーニング効果が損
なわれる。この範囲よりも大きいとテープとクリーナー
との摺動抵抗が大きくなり、テープの走行テンションが
高くなるので本発明の効果が損なわれる。テープ走行方
向(長さ方向)におけるクリーナー15とテープ3との
接触長さは1mm以上6mm以下とする。この範囲より
も小さいとクリーニング効果は損なわれる。またこの範
囲よりも大きくすると接触抵抗が大きくなり本発明の効
果が損なわれる。またクリーナー1を、磁気ヘッド12
とピンチローラ13及びキャプスタンピン14との間に
設けることで、磁気ヘッド12の直前でテープ表面をク
リーニングすることができるので、クリーニング効果を
最大限に発揮することが可能となる。
【0017】(図6)に本発明で用いるクリーナー15
の詳細な側面図を示す。クリーナー15はカール処理も
しくはクリンプ加工された合成繊維15aを支持層15
bに植毛したものである。繊維をカール処理もしくはク
リンプ加工することにより、(図7)に示すように繊維
が支持体に対して直角方向に植毛されたクリーナーに比
べてテープ表面に付着した異物をクリーニングする効果
は格段に向上した。すなわち本発明におけるクリーナー
のテープカセットへの取り付け方は、前述したようにテ
ープ3への突き込み量が0.01mmから1mmと非常
に小さくしなければならないため、(図7)のように繊
維が直立したものでは繊維の先端部のみで磁気テープと
接触する。このためテープとは点接触の状態となり、繊
維同士の間はクリーニングされず、テープ表面の異物を
捕捉することができない。これに対して本発明のテープ
カセットにおけるクリーナーは繊維をカール処理もしく
はクリンプ加工してあるので、テープとは繊維の長手方
向でいわゆる線接触の状態となり、テープ表面の異物の
捕捉効果は優れている。
の詳細な側面図を示す。クリーナー15はカール処理も
しくはクリンプ加工された合成繊維15aを支持層15
bに植毛したものである。繊維をカール処理もしくはク
リンプ加工することにより、(図7)に示すように繊維
が支持体に対して直角方向に植毛されたクリーナーに比
べてテープ表面に付着した異物をクリーニングする効果
は格段に向上した。すなわち本発明におけるクリーナー
のテープカセットへの取り付け方は、前述したようにテ
ープ3への突き込み量が0.01mmから1mmと非常
に小さくしなければならないため、(図7)のように繊
維が直立したものでは繊維の先端部のみで磁気テープと
接触する。このためテープとは点接触の状態となり、繊
維同士の間はクリーニングされず、テープ表面の異物を
捕捉することができない。これに対して本発明のテープ
カセットにおけるクリーナーは繊維をカール処理もしく
はクリンプ加工してあるので、テープとは繊維の長手方
向でいわゆる線接触の状態となり、テープ表面の異物の
捕捉効果は優れている。
【0018】クリーナーの合成繊維の材質は、ナイロ
ン、ポリエステルの繊維もしくは前記いずれかの繊維を
混合したものであり、合成繊維の直径は0.1μm以上
40μm以下であり、長さは0.2mm以上2mm以下
であり、前記合成繊維を支持体に植毛するときの密度は
100本/mm2以上1000本/mm2以下とする。以
上の範囲外では異物の捕捉効果が損なわれ、エラーレー
ト抑制効果はなくなる。
ン、ポリエステルの繊維もしくは前記いずれかの繊維を
混合したものであり、合成繊維の直径は0.1μm以上
40μm以下であり、長さは0.2mm以上2mm以下
であり、前記合成繊維を支持体に植毛するときの密度は
100本/mm2以上1000本/mm2以下とする。以
上の範囲外では異物の捕捉効果が損なわれ、エラーレー
ト抑制効果はなくなる。
【0019】本実施例のテープカセットとして、(図
4)に示すクリーナーの取り付け方にしたテープカセッ
トを作成し、テープ走行テンションの測定を行った。走
行テンションの測定方法は、カセットテープレコーダー
に本実施例のテープカセットを挿入し、プレイモードで
テープを走行中にキャプスタンピンと磁気ヘッドとの間
にテンションメーターを挿入して走行テンションを測定
した。その結果、走行テンションは15gであり、特願
平4−22392号のテープカセットが40gであった
のに比べて非常に低く、さらに実施例−1に比べても低
いことが判った。さらに本実施例のテープカセットに記
録信号周波数48KHzで記録した後、そのエラーレー
トを測定した結果、本実施例によるテープカセットはエ
ラーレートで3×10-5という小さいエラーレートであ
り、製品品質上良好なレベルであった。以上の結果よ
り、本発明のテープカセットはテープ走行テンションは
低く且つエラーレートを抑制できる効果が顕著であるこ
とがわかる。
4)に示すクリーナーの取り付け方にしたテープカセッ
トを作成し、テープ走行テンションの測定を行った。走
行テンションの測定方法は、カセットテープレコーダー
に本実施例のテープカセットを挿入し、プレイモードで
テープを走行中にキャプスタンピンと磁気ヘッドとの間
にテンションメーターを挿入して走行テンションを測定
した。その結果、走行テンションは15gであり、特願
平4−22392号のテープカセットが40gであった
のに比べて非常に低く、さらに実施例−1に比べても低
いことが判った。さらに本実施例のテープカセットに記
録信号周波数48KHzで記録した後、そのエラーレー
トを測定した結果、本実施例によるテープカセットはエ
ラーレートで3×10-5という小さいエラーレートであ
り、製品品質上良好なレベルであった。以上の結果よ
り、本発明のテープカセットはテープ走行テンションは
低く且つエラーレートを抑制できる効果が顕著であるこ
とがわかる。
【0020】(実施例3)以下本発明の別の実施例につ
いて図面を参照しながら具体的に説明する。
いて図面を参照しながら具体的に説明する。
【0021】(図8)はテープカセットの下ケース4の
下面壁4f、4gの磁気テープ(図示せず)の磁性面側
と対向する面に溝16を設けた例を示す。なお、図示し
ていないが上ケース5の下面壁5f、5gにも溝16と
同様の溝を、上ケース5と下ケース4とが組み合わされ
た状態でそれぞれの溝が連続するように設ける。(図
9)は例えば(実施例2)に示した構成であるクリーナ
ー、すなわち合成繊維を支持層に植毛したクリーナー1
5の支持層側を溝16に粘着剤、接着剤、もしくは溶着
により取り付けた例を示す。
下面壁4f、4gの磁気テープ(図示せず)の磁性面側
と対向する面に溝16を設けた例を示す。なお、図示し
ていないが上ケース5の下面壁5f、5gにも溝16と
同様の溝を、上ケース5と下ケース4とが組み合わされ
た状態でそれぞれの溝が連続するように設ける。(図
9)は例えば(実施例2)に示した構成であるクリーナ
ー、すなわち合成繊維を支持層に植毛したクリーナー1
5の支持層側を溝16に粘着剤、接着剤、もしくは溶着
により取り付けた例を示す。
【0022】前記した構成とすることで、テープ3とク
リーナー15とが摺動するときの摩擦抵抗によってクリ
ーナー15にテープ走行方向の剪断力がかかってもクリ
ーナー15は溝16内で固定されているために、テープ
カセットからクリーナー15が外れることはない。
リーナー15とが摺動するときの摩擦抵抗によってクリ
ーナー15にテープ走行方向の剪断力がかかってもクリ
ーナー15は溝16内で固定されているために、テープ
カセットからクリーナー15が外れることはない。
【0023】本実施例のテープカセットを100巻作成
し、カセットテープレコーダーに入れ、プレイモードの
往復を200回繰り返した。その結果100巻中100
巻、クリーナーはテープカセットから外れることは無か
った。また、比較例として実施例−2の(図4)に示す
クリーナーの取り付け方、すなわち下ケース4の下面壁
4f、4gに溝16を設けず、クリーナー15を直接下
面壁4f、4gに取り付けたテープカセットを100巻
作成し、カセットテープレコーダーに入れ、プレイモー
ドの往復を200回繰り返した。その結果100巻中1
0巻、クリーナーはテープカセットから外れた。以上の
ことより本発明のクリーナー外れ防止効果が顕著である
ことがわかる。
し、カセットテープレコーダーに入れ、プレイモードの
往復を200回繰り返した。その結果100巻中100
巻、クリーナーはテープカセットから外れることは無か
った。また、比較例として実施例−2の(図4)に示す
クリーナーの取り付け方、すなわち下ケース4の下面壁
4f、4gに溝16を設けず、クリーナー15を直接下
面壁4f、4gに取り付けたテープカセットを100巻
作成し、カセットテープレコーダーに入れ、プレイモー
ドの往復を200回繰り返した。その結果100巻中1
0巻、クリーナーはテープカセットから外れた。以上の
ことより本発明のクリーナー外れ防止効果が顕著である
ことがわかる。
【0024】
【発明の効果】以上のように第1及び第2の発明によれ
ば、テープ磁性面に付着した微細な異物はクリーナーで
除去され、且つテープの走行テンションを低い状態にす
ることが可能となった。その結果固定ヘッドによるデジ
タル記録再生におけるテープカセットの製品品質を格段
に向上させることができた。またクリーナーがテープカ
セットから外れることが防止できるため、製品の信頼性
を格段に向上させることができた。
ば、テープ磁性面に付着した微細な異物はクリーナーで
除去され、且つテープの走行テンションを低い状態にす
ることが可能となった。その結果固定ヘッドによるデジ
タル記録再生におけるテープカセットの製品品質を格段
に向上させることができた。またクリーナーがテープカ
セットから外れることが防止できるため、製品の信頼性
を格段に向上させることができた。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の発明の実施例のテープカセットの分解斜
視図
視図
【図2】第1の発明のテープカセットのクリーナー部を
示す断面図
示す断面図
【図3】第1の発明のクリーナーの詳細断面図
【図4】第2の発明のテープカセットのクリーナー部を
示す断面図
示す断面図
【図5】第2の発明のテープカセットのクリーナー部を
示す詳細断面図
示す詳細断面図
【図6】第2の発明のクリーナーの詳細側面図
【図7】従来のクリーナーの側面図
【図8】本発明のテープカセット要部斜視図
【図9】本発明のテープカセットのクリーナー取り付け
部を示す断面図
部を示す断面図
【符号の説明】 1、15 クリーナー 2 テープガイド 3 テープ 4 下ケース 5 上ケース 6 ハブ 7 ガイドローラ 8 パッド 9 シールド 10 シャッタ 11 ガイド装置 12 磁気ヘッド 13 ピンチローラ 14 キャプスタンピン 16 溝
Claims (8)
- 【請求項1】不織布よりなり、中央部がテープ側に突出
し、テープ幅方向においてはテープ全幅と一様に接触す
るが、テープ長さ方向においては前記中央部においての
みテープと接触する如く構成されたクリーナーを、自然
接触位置から0.01mm〜1mm、テープ方向に押し
込んで配設したテ−プカセット。 - 【請求項2】クリーナーが、磁気記録再生装置に対して
キャプスタンピンと磁気ヘッドとの間に配設されてなる
請求項1記載のテ−プカセット。 - 【請求項3】クリーナーが、レーヨン、ナイロン、ポリ
エステル、ポリプロピレンから選択される1以上の繊維
の不織布からなる請求項1記載のテ−プカセット。 - 【請求項4】カール処理もしくはクリンプ加工された繊
維を支持層に植毛した部材からなり、中央部がテープ側
に突出し、テープ幅方向においてはテープ全幅と一様に
接触するが、テープ長さ方向においては前記中央部にお
いてのみテープと接触する如く構成されたクリーナー
を、自然接触位置から0.01mm〜1mm、テープ方
向に押し込んで配設したテ−プカセット。 - 【請求項5】カール処理もしくはクリンプ加工された繊
維が、ナイロン、ポリエステルから選択される1以上の
繊維である請求項4記載のテ−プカセット。 - 【請求項6】繊維の直径が0.1μm以上40μm以下
であり、長さが0.2mm以上2mm以下であり、植毛
の密度が100本/mm2 以上1000本/mm2 以下
である請求項4記載のテ−プカセット。 - 【請求項7】クリーナーが、テープカセット内部の磁気
テープの磁性面側と対向する壁面に、取り付けられてな
るテ−プカセット。 - 【請求項8】クリーナーが、支持層上に構成された不織
布もしくは支持層上に植毛された合成繊維からなる請求
項7記載のテ−プカセット。
Priority Applications (6)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4271341A JPH06124568A (ja) | 1992-10-09 | 1992-10-09 | テープカセット |
EP93106779A EP0591611A2 (en) | 1992-10-09 | 1993-04-27 | Tape cassette with tape cleaners |
AU37169/93A AU648714B1 (en) | 1992-10-09 | 1993-04-27 | Tape cassette with tape cleaners |
CA002095168A CA2095168C (en) | 1992-10-09 | 1993-04-29 | Tape cassette with tape cleaners |
US08/056,742 US5396392A (en) | 1992-10-09 | 1993-05-04 | Tape casette with tape cleaners |
KR1019930020683A KR940009948A (ko) | 1992-10-09 | 1993-10-07 | 테이프 카세트 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4271341A JPH06124568A (ja) | 1992-10-09 | 1992-10-09 | テープカセット |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06124568A true JPH06124568A (ja) | 1994-05-06 |
Family
ID=17498715
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4271341A Pending JPH06124568A (ja) | 1992-10-09 | 1992-10-09 | テープカセット |
Country Status (6)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US5396392A (ja) |
EP (1) | EP0591611A2 (ja) |
JP (1) | JPH06124568A (ja) |
KR (1) | KR940009948A (ja) |
AU (1) | AU648714B1 (ja) |
CA (1) | CA2095168C (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2002054391A1 (fr) * | 2000-12-28 | 2002-07-11 | Hitachi Maxell, Ltd. | Bande magnetique, son procede de nettoyage et appareil de nettoyage/formation de servopiste optique |
JP2003157657A (ja) * | 2000-12-28 | 2003-05-30 | Hitachi Maxell Ltd | 磁気テープの光学サーボトラック形成・クリーニング装置 |
JP2003187426A (ja) * | 2000-12-28 | 2003-07-04 | Hitachi Maxell Ltd | 磁気テープのクリーニング方法 |
Families Citing this family (6)
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DE9301653U1 (de) * | 1993-02-06 | 1993-04-01 | BASF Magnetics (Holding) GmbH, 67059 Ludwigshafen | Andruckeinrichtung für bandförmige Aufzeichnungsträger und Kassette damit |
JPH08203040A (ja) * | 1995-01-20 | 1996-08-09 | Mitsumi Electric Co Ltd | 磁気ヘッドのクリーニング機構及びクリーニングブラシの製造方法 |
EP0850476B1 (en) * | 1995-09-14 | 2007-05-23 | Joseph Frederick Fritsch | A cleaning device for cleaning components of a video unit |
US5909335A (en) * | 1997-01-17 | 1999-06-01 | Tandberg Data Asa | Tape drive start up and stop tape speed control |
US20060227459A1 (en) * | 2005-04-11 | 2006-10-12 | Quantum Corporation | Integrated tape and data transducer head cleaning device |
US7558021B2 (en) * | 2006-04-21 | 2009-07-07 | Quantum Corporation | Hub lock/head cleaning dual purpose mechanism |
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JPS5824308Y2 (ja) * | 1979-05-07 | 1983-05-24 | オリンパス光学工業株式会社 | テ−プカセツト |
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NL8301863A (nl) * | 1983-05-26 | 1984-12-17 | Philips Nv | Magneetbandcassette met een reinigingselement voor het reinigen van de kaapstander van een magneetbandapparaat. |
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KR900007190A (ko) * | 1988-10-31 | 1990-05-09 | 쥬디스 알 낼슨 | Cmos 호환성 밴드갭 기준전압 제공회로 및 그 방법 |
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US4984119A (en) * | 1990-01-30 | 1991-01-08 | Minnesota Mining And Manufacturing Company | Cleaning apparatus for magnetic data tape cartridges |
-
1992
- 1992-10-09 JP JP4271341A patent/JPH06124568A/ja active Pending
-
1993
- 1993-04-27 AU AU37169/93A patent/AU648714B1/en not_active Ceased
- 1993-04-27 EP EP93106779A patent/EP0591611A2/en not_active Withdrawn
- 1993-04-29 CA CA002095168A patent/CA2095168C/en not_active Expired - Fee Related
- 1993-05-04 US US08/056,742 patent/US5396392A/en not_active Expired - Fee Related
- 1993-10-07 KR KR1019930020683A patent/KR940009948A/ko not_active Application Discontinuation
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6457469A (en) * | 1987-06-01 | 1989-03-03 | Borudeinon Aburamo | Construction of magnetic supporter pusher element |
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Publication number | Publication date |
---|---|
EP0591611A2 (en) | 1994-04-13 |
KR940009948A (ko) | 1994-05-24 |
AU648714B1 (en) | 1994-04-28 |
CA2095168A1 (en) | 1994-04-10 |
CA2095168C (en) | 1996-09-17 |
EP0591611A3 (ja) | 1994-08-03 |
US5396392A (en) | 1995-03-07 |
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