JPH0612219U - 車両搭載コンピュータ装置 - Google Patents
車両搭載コンピュータ装置Info
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- JPH0612219U JPH0612219U JP1078792U JP1078792U JPH0612219U JP H0612219 U JPH0612219 U JP H0612219U JP 1078792 U JP1078792 U JP 1078792U JP 1078792 U JP1078792 U JP 1078792U JP H0612219 U JPH0612219 U JP H0612219U
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- JP
- Japan
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- circuit
- vehicle
- power supply
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Links
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Abstract
(57)【要約】
【目的】自己診断回路を備えた車両搭載コンピュータ装
置において、故障状態の把握を確実にする。 【構成】電源のスイッチ回路を2系統備え、故障箇所を
自動検出したときには、変速機のギヤ位置を中立位置に
して主系統からの電源供給を停止し、副系統からの電源
供給に自動的に切り替えて、故障診断情報の消失を防
ぐ。
置において、故障状態の把握を確実にする。 【構成】電源のスイッチ回路を2系統備え、故障箇所を
自動検出したときには、変速機のギヤ位置を中立位置に
して主系統からの電源供給を停止し、副系統からの電源
供給に自動的に切り替えて、故障診断情報の消失を防
ぐ。
Description
【0001】
本考案は、自動車の自動運転制御を行うために車両に搭載されるコンピュータ 装置に関し、特に、自己診断回路を含む車両搭載コンピュータ装置の電源回路に 利用される。
【0002】
自動車の運転操作をプログラム制御することにより操縦者の運転操作の負担を 軽減し、制御性を向上しようとするため、車両にコンピュータを搭載し自動運転 制御をすることが広く行われている。
【0003】 さらにこの車両用コンピュータに自己診断回路を設け、周期的にコンピュータ 回路の故障診断をプログラム化する方式のものがある。
【0004】
しかし、車両用コンピュータにおいては、車両停車時には自動車の主電源スイ ッチであるキースイッチが開放されるために、車両用コンピュータの電源も開放 されてしまう。従ってコンピュータ内部に記憶された診断情報も消失する欠点が あった。
【0005】 また、故障を検出したときに、診断情報の記憶するメモリに対してのみ電源を 供給しようとする技術も提案されている(特開昭58−210340号)。しか し、メモリに対する供給電流はきわめて小さいものであるため、メモリに対して のみ電源供給を行うことは回路構成を複雑にする。また、故障を検出したときに は利用者のキースイッチの解放により電子制御を停止する構成であって、コンピ ュータによる制御を復帰位置に戻してから停止していないため、再開動作の制御 が複雑となり、利用者に対する安全を確保できない場合もある。
【0006】 本考案はこの欠点を解決して、キースイッチが切られても故障診断を行うため に必要な診断情報を保持することができるとともに利用者に対して安全に動作す る車両搭載コンピュータ装置を提供することを目的とする。
【0007】
本考案は、故障診断プログラムを実行する手段を備えた車両搭載コンピュータ 装置において、その電源供給回路は、車両の主電源スイッチを経由する回路およ びその主電源スイッチをバイパスする第二の経路の回路の二系統を設け、上記主 電源スイッチを経由する回路にその電源供給を接断する第一のリレーおよび第二 の経路の回路にその電源供給を接断する第二のリレーを設け、上記故障診断プロ グラムが実行された後に故障箇所が検出されたときには、変速装置のギヤを中立 位置に復帰させた後上記第一のリレーにより上記主電源スイッチを経由する回路 からの電源供給を遮断し、上記第二のリレーにより第二の経路の回路からの電源 を上記コンピュータ装置に供給する手段を備えたことを特徴とする。
【0008】
自動車の主電源スイッチであるキースイッチに並列にバイパス回路を設け、こ の回路に自己診断回路のプログラムによって故障箇所が検出されたときには、自 動的に閉成される回路を設けておく。故障箇所を検出したときには変速機のギヤ 位置を中立位置に復帰させてから主系統からの電源供給を遮断し、第二の系統か らコンピュータに電源を供給する。これにより、自動車の故障箇所の検出により 主系統からの電源供給が絶たれ、装置のコンピュータ制御を一時中断するが、コ ンピュータに保持された診断情報が消失することはない。
【0009】
本考案の一実施例を図面に基づいて説明する。
【0010】 図1は本実施例の回路を構成するブロック構成図である。
【0011】 コンピュータによりプログラム制御される自動車の制御電源は、バッテリ1よ り主電源スイッチであるキースイッチ2を経由して、コンピュータ4に入力され る。一方、自動車の各制御回路であるエンジン制御部5、クラッチ制御部6、エ アコン制御部7および変速機制御部8には、上記キースイッチ2からの制御電源 および上記コンピュータ4の入出力インタフェース3からの制御信号がそれぞれ 入力される。
【0012】 コンピュータ4の中央制御装置4Aは故障診断プログラムを収容しており、こ の故障診断プログラムにより故障箇所が検出されると自己診断回路4Bは信号を 送出し、キースイッチ2に直列接続されているリレー10の接点10Aを開放し電源 の供給が絶たれ自動車の各制御回路はオフ状態となる。ただし変速機制御部8に はギヤ中立位置復帰部11の動作により変速装置のギヤが中立位置に復帰するまで 電源が供給される。
【0013】 ここで本考案の特徴とするところは、キースイッチ2および第一のリレーの接 点10Aと並列なバイパス回路を設け、この回路に自己診断回路4Bが故障箇所を 検出したとき、閉成される接点12Aを備えた第二のリレー12を接続し、故障箇所 を検出したとき、変速機のギヤ位置を中立位置に戻した後第一のリレー10により キースイッチ2からの電源を遮断し、第二のリレー12による電源供給に切り替え るようにしたことにある。
【0014】 すなわち、この第一のリレー10の接点10Aによって他の各制御回路の電源の供 給が絶たれても、コンピュータ回路のみは第二のリレー12の接点12Aにより、電 源が付与されこれによって上記診断情報の消失を防止できる。符号13はコンピュ ータ4以外の他の回路に電源が逆流することを防止するためのダイオードである 。
【0015】
本考案は、以上説明したように、車両搭載コンピュータ装置の自己診断によっ て故障箇所を検出したときは、変速機の変速ギヤ位置を中立位置に戻してから主 系統からの電源供給を停止してコンピュータ制御を停止するが、保持された診断 情報は第二の系統からの電源供給により消失せずに保持しておくことができるの で、サービス者が関与できるようになってからでも故障状況が認識でき、修理お よび復旧の処置、故障対策の検討に大きな効果がある。
【0016】 また、故障検出によりギヤが中立位置に戻ってから自動的にコンピュータ制御 が停止になるため、再復旧動作が簡単で利用者の安全をはかることができる。
【図1】本考案の一実施例の回路の構成を示すブロック
構成図。
構成図。
【符号の説明】 1 バッテリ 2 キースイッチ 3 コンピュータの入出力インタフェース 4 コンピュータ 4A 中央制御装置 4B 自己診断回路(DAG) 5 エンジン制御部 6 クラッチ制御部 7 エアコン制御部 8 変速機制御部 9 診断回路用のインタフェース 10 第一のリレー 10A リレー(10)の接点 11 ギヤ中立位置復帰部(GN復帰) 12 第二のリレー 12A リレー(12)の接点 13 ダイオード 14 診断結果表示部(DAG表示部) 15 手動スイッチ
Claims (1)
- 【請求項1】 故障診断プログラムを実行する手段を備
えた車両搭載コンピュータ装置において、 その電源供給回路は、車両の主電源スイッチを経由する
回路およびその主電源スイッチをバイパスする第二の経
路の回路の二系統が設けられ、 上記主電源スイッチを経由する回路にその電源供給を接
断する第一のリレーおよび第二の経路の回路にその電源
供給を接断する第二のリレーを設け、 上記故障診断プログラムが実行された後に故障箇所が検
出されたときには、変速装置のギヤを中立位置に復帰さ
せた後上記第一のリレーにより上記主電源スイッチを経
由する回路からの電源供給を遮断し、上記第二のリレー
により第二の経路の回路からの電源を上記コンピュータ
装置に供給する手段を備えたことを特徴とする車両搭載
コンピュータ装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1078792U JPH0612219U (ja) | 1992-03-04 | 1992-03-04 | 車両搭載コンピュータ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1078792U JPH0612219U (ja) | 1992-03-04 | 1992-03-04 | 車両搭載コンピュータ装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0612219U true JPH0612219U (ja) | 1994-02-15 |
Family
ID=11760052
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1078792U Pending JPH0612219U (ja) | 1992-03-04 | 1992-03-04 | 車両搭載コンピュータ装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0612219U (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH08186880A (ja) * | 1994-12-28 | 1996-07-16 | Yazaki Corp | 車載多重伝送システム |
JP2015509195A (ja) * | 2012-01-20 | 2015-03-26 | トヨタ モーター エンジニアリング アンド マニュファクチャリング ノース アメリカ,インコーポレイティド | インテリジェントナビゲーションシステム |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5822740A (ja) * | 1981-07-31 | 1983-02-10 | Fujitsu Ten Ltd | 自動車用時限電源装置 |
JPS58210340A (ja) * | 1982-05-31 | 1983-12-07 | Nissan Motor Co Ltd | 車両用電子制御システムの故障デ−タ保持装置 |
-
1992
- 1992-03-04 JP JP1078792U patent/JPH0612219U/ja active Pending
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5822740A (ja) * | 1981-07-31 | 1983-02-10 | Fujitsu Ten Ltd | 自動車用時限電源装置 |
JPS58210340A (ja) * | 1982-05-31 | 1983-12-07 | Nissan Motor Co Ltd | 車両用電子制御システムの故障デ−タ保持装置 |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JPH08186880A (ja) * | 1994-12-28 | 1996-07-16 | Yazaki Corp | 車載多重伝送システム |
JP2015509195A (ja) * | 2012-01-20 | 2015-03-26 | トヨタ モーター エンジニアリング アンド マニュファクチャリング ノース アメリカ,インコーポレイティド | インテリジェントナビゲーションシステム |
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