JPH06121313A - スクランブルシステム - Google Patents
スクランブルシステムInfo
- Publication number
- JPH06121313A JPH06121313A JP4271810A JP27181092A JPH06121313A JP H06121313 A JPH06121313 A JP H06121313A JP 4271810 A JP4271810 A JP 4271810A JP 27181092 A JP27181092 A JP 27181092A JP H06121313 A JPH06121313 A JP H06121313A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- video signal
- identification code
- supplied
- deciphering
- video
- Prior art date
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Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04N—PICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
- H04N5/00—Details of television systems
- H04N5/76—Television signal recording
- H04N5/91—Television signal processing therefor
- H04N5/913—Television signal processing therefor for scrambling ; for copy protection
-
- H—ELECTRICITY
- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04N—PICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
- H04N7/00—Television systems
- H04N7/16—Analogue secrecy systems; Analogue subscription systems
- H04N7/167—Systems rendering the television signal unintelligible and subsequently intelligible
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Multimedia (AREA)
- Signal Processing (AREA)
- Two-Way Televisions, Distribution Of Moving Picture Or The Like (AREA)
- Television Systems (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 スクランブル放送の不正視聴の防止が効果的
にできるスクランブルシステムを提供する。 【構成】 暗号装置10によりスクランブルされた映像
信号を、復号装置20でデ・スクランブルするスクラン
ブルシステムにおいて、復号装置20に供給される映像
信号の垂直帰線期間に、復号装置20を特定させる識別
コードを挿入するようにした。
にできるスクランブルシステムを提供する。 【構成】 暗号装置10によりスクランブルされた映像
信号を、復号装置20でデ・スクランブルするスクラン
ブルシステムにおいて、復号装置20に供給される映像
信号の垂直帰線期間に、復号装置20を特定させる識別
コードを挿入するようにした。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、スクランブルされて伝
送されるテレビジョン放送に適用して好適なスクランブ
ルシステムに関する。
送されるテレビジョン放送に適用して好適なスクランブ
ルシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】テレビジョン放送において、契約をした
特定の人だけが視聴できるようにしたスクランブル放送
が実用化されている。このスクランブル放送は、例えば
放送局側から送出されるテレビジョン放送信号として、
通常のテレビジョン受像機では正常な画像が再現されな
いようなスクランブル処理を施した信号とする。そし
て、所定の方法により料金の支払いをした契約者にだ
け、このスクランブルを解除するいわゆるデ・スクラン
ブルする復号装置を配布し、復号装置を受信装置に接続
することで、正常な画像や音声の視聴ができるようにし
てある。
特定の人だけが視聴できるようにしたスクランブル放送
が実用化されている。このスクランブル放送は、例えば
放送局側から送出されるテレビジョン放送信号として、
通常のテレビジョン受像機では正常な画像が再現されな
いようなスクランブル処理を施した信号とする。そし
て、所定の方法により料金の支払いをした契約者にだ
け、このスクランブルを解除するいわゆるデ・スクラン
ブルする復号装置を配布し、復号装置を受信装置に接続
することで、正常な画像や音声の視聴ができるようにし
てある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、このような
スクランブル放送により行われる有料のテレビジョン放
送において、復号装置を悪用して不正視聴されることが
多々あった。即ち、通常の有料放送は、受信したテレビ
ジョン放送のテレビジョン受像機での視聴や、個人的な
VTRでの録画だけが契約で許可されており、受信した
テレビジョン放送を録画したビデオテープを販売した
り、決められたサービスエリア外で受信して視聴するよ
うな行為は、違法なものである。また、家庭内での個人
的な視聴だけについて契約しているのに、ホテルなどの
不特定多数の人が視聴する場所で視聴するような行為
も、違法なものである。
スクランブル放送により行われる有料のテレビジョン放
送において、復号装置を悪用して不正視聴されることが
多々あった。即ち、通常の有料放送は、受信したテレビ
ジョン放送のテレビジョン受像機での視聴や、個人的な
VTRでの録画だけが契約で許可されており、受信した
テレビジョン放送を録画したビデオテープを販売した
り、決められたサービスエリア外で受信して視聴するよ
うな行為は、違法なものである。また、家庭内での個人
的な視聴だけについて契約しているのに、ホテルなどの
不特定多数の人が視聴する場所で視聴するような行為
も、違法なものである。
【0004】ところが、従来のスクランブル放送では、
復号装置が有効なものであれば、このような行為を防止
することは困難で、例えばスクランブル放送された番組
を録画したビデオテープが販売されていても、このビデ
オテープから使用された復号装置を特定することは不可
能である。
復号装置が有効なものであれば、このような行為を防止
することは困難で、例えばスクランブル放送された番組
を録画したビデオテープが販売されていても、このビデ
オテープから使用された復号装置を特定することは不可
能である。
【0005】本発明はかかる点に鑑み、スクランブル放
送の不正視聴の防止が効果的にできるスクランブルシス
テムを提供することを目的とする。
送の不正視聴の防止が効果的にできるスクランブルシス
テムを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、例えば図1に
示すように、暗号装置10によりスクランブルされた映
像信号を、復号装置20でデ・スクランブルするスクラ
ンブルシステムにおいて、復号装置20に供給される映
像信号の垂直帰線期間に、復号装置20を特定させる識
別コードを挿入するようにしたものである。
示すように、暗号装置10によりスクランブルされた映
像信号を、復号装置20でデ・スクランブルするスクラ
ンブルシステムにおいて、復号装置20に供給される映
像信号の垂直帰線期間に、復号装置20を特定させる識
別コードを挿入するようにしたものである。
【0007】またこの場合に、暗号装置10から送出さ
れる映像信号の垂直帰線期間に、ソフト情報に関するコ
ードを挿入するようにしたものである。
れる映像信号の垂直帰線期間に、ソフト情報に関するコ
ードを挿入するようにしたものである。
【0008】さらにこの場合に、識別コードを検出し
て、システムの管理を行うようにしたものである。
て、システムの管理を行うようにしたものである。
【0009】
【作用】本発明によると、復号装置でのデ・スクランブ
ル時に映像信号に挿入された識別コードを検出すること
で、使用された復号装置を特定させることができ、例え
ば不正視聴が行われている場合に、この不正視聴に使用
された復号装置を検出できる。
ル時に映像信号に挿入された識別コードを検出すること
で、使用された復号装置を特定させることができ、例え
ば不正視聴が行われている場合に、この不正視聴に使用
された復号装置を検出できる。
【0010】また、ソフト情報に関するコードが挿入さ
れていることで、映像信号に挿入された識別コードの検
出時に、ソフト情報の検出もでき、映像の送出元などを
特定することができるようになる。
れていることで、映像信号に挿入された識別コードの検
出時に、ソフト情報の検出もでき、映像の送出元などを
特定することができるようになる。
【0011】
【実施例】以下、本発明の一実施例を、添付図面を参照
して説明する。
して説明する。
【0012】図1において、1は番組送出装置を示し、
この番組送出装置1から各種映像プログラムが映像信号
及び音声信号として送出される。また同時に、送出中の
映像プログラムに関するソフト情報(映像プログラムの
送出元の識別,ソフトの内容,送出日時など)を、番組
送出装置1から出力するようにしてある。このソフト情
報としては、所定の方法によりコード化されたデータと
してある。
この番組送出装置1から各種映像プログラムが映像信号
及び音声信号として送出される。また同時に、送出中の
映像プログラムに関するソフト情報(映像プログラムの
送出元の識別,ソフトの内容,送出日時など)を、番組
送出装置1から出力するようにしてある。このソフト情
報としては、所定の方法によりコード化されたデータと
してある。
【0013】そして、この番組送出装置1から送出され
る映像信号,音声信号とソフト情報を、暗号装置10に
供給する。この暗号装置10では、番組送出装置1から
供給される映像信号とソフト情報とを、多重部11に供
給し、映像信号の垂直帰線期間内の所定の1水平ライン
にコード化されたソフト情報を挿入させる。即ち、例え
ば図2のAに示すような垂直帰線期間を有する映像信号
が番組送出装置1から出力されているとする。このと
き、図2のBに示すように、垂直帰線期間内の所定の水
平ラインにソフト情報d1を重畳させる。なお、この情
報が重畳される水平ラインは、垂直同期期間外で垂直同
期処理に影響を及ぼさない箇所とする。
る映像信号,音声信号とソフト情報を、暗号装置10に
供給する。この暗号装置10では、番組送出装置1から
供給される映像信号とソフト情報とを、多重部11に供
給し、映像信号の垂直帰線期間内の所定の1水平ライン
にコード化されたソフト情報を挿入させる。即ち、例え
ば図2のAに示すような垂直帰線期間を有する映像信号
が番組送出装置1から出力されているとする。このと
き、図2のBに示すように、垂直帰線期間内の所定の水
平ラインにソフト情報d1を重畳させる。なお、この情
報が重畳される水平ラインは、垂直同期期間外で垂直同
期処理に影響を及ぼさない箇所とする。
【0014】そして、暗号装置10内の多重部11が出
力する映像信号と、番組送出装置1から供給される音声
信号とを、暗号処理部12に供給し、予め決められた所
定のスクランブル処理を行う。このスクランブル処理と
しては、例えば映像信号については走査線内信号切替方
式や走査線転移方式によりスクランブルし、音声信号に
ついては擬似ランダム系列加算方式によりスクランブル
する(デジタル音声信号の場合)。そして、スクランブ
ルされた映像信号及び音声信号を、暗号装置10から送
信装置3に供給する。
力する映像信号と、番組送出装置1から供給される音声
信号とを、暗号処理部12に供給し、予め決められた所
定のスクランブル処理を行う。このスクランブル処理と
しては、例えば映像信号については走査線内信号切替方
式や走査線転移方式によりスクランブルし、音声信号に
ついては擬似ランダム系列加算方式によりスクランブル
する(デジタル音声信号の場合)。そして、スクランブ
ルされた映像信号及び音声信号を、暗号装置10から送
信装置3に供給する。
【0015】また本例においては、放送局側で視聴契約
の管理に必要な処理を、コンピュータで構成された管理
装置2が行うようにしてあり、この管理装置2が各端末
(復号装置)の管理に必要な情報を暗号装置10に供給
する。そして、暗号装置10内の暗号処理部13で、こ
の管理に必要な情報もスクランブルし、スクランブルさ
れた管理情報を送信装置3に供給する。
の管理に必要な処理を、コンピュータで構成された管理
装置2が行うようにしてあり、この管理装置2が各端末
(復号装置)の管理に必要な情報を暗号装置10に供給
する。そして、暗号装置10内の暗号処理部13で、こ
の管理に必要な情報もスクランブルし、スクランブルさ
れた管理情報を送信装置3に供給する。
【0016】そして、送信装置3では供給される音声信
号と管理情報とを多重化すると共に、この多重化された
音声信号及び管理情報と映像信号とを、所定の送信方法
にて送信処理する。例えば、放送衛星を利用したいわゆ
る衛星放送を行う場合には、衛星放送用の送信チャンネ
ルに変調して、放送衛星に向けて送信させる。
号と管理情報とを多重化すると共に、この多重化された
音声信号及び管理情報と映像信号とを、所定の送信方法
にて送信処理する。例えば、放送衛星を利用したいわゆ
る衛星放送を行う場合には、衛星放送用の送信チャンネ
ルに変調して、放送衛星に向けて送信させる。
【0017】次に、このように送信されるテレビジョン
放送を、受信する側の構成を説明すると、放送波を受信
する受信装置4で、送信装置3から送信されるテレビジ
ョン放送波を受信する。例えば、衛星放送の場合には、
パラボラアンテナで受けた放送波を、ベースバンドの映
像信号及び音声信号に復調すると共に、音声信号に多重
化された管理情報を抽出する。そして、復調した映像信
号と音声信号とを復号装置20に供給する。ここで、本
例においては復号装置20に供給される映像信号を多重
部21に供給して、映像信号の垂直帰線期間内の所定の
1水平ラインに識別コードを挿入させる。即ち、例えば
図2のCに示すように、垂直帰線期間内の所定の水平ラ
インに識別コードd2を重畳させる。この識別コードと
しては、それぞれの復号装置に1台ずつ付与された個別
番号のコードとする。この個別番号のコードの情報は、
復号条件記憶部25に記憶され、復号条件記憶部25か
ら多重部21に供給される。なお、この識別コードが重
畳される水平ラインは、ソフト情報d1が重畳された水
平ラインに隣接した箇所とし、垂直同期処理に影響を及
ぼさない箇所とする。
放送を、受信する側の構成を説明すると、放送波を受信
する受信装置4で、送信装置3から送信されるテレビジ
ョン放送波を受信する。例えば、衛星放送の場合には、
パラボラアンテナで受けた放送波を、ベースバンドの映
像信号及び音声信号に復調すると共に、音声信号に多重
化された管理情報を抽出する。そして、復調した映像信
号と音声信号とを復号装置20に供給する。ここで、本
例においては復号装置20に供給される映像信号を多重
部21に供給して、映像信号の垂直帰線期間内の所定の
1水平ラインに識別コードを挿入させる。即ち、例えば
図2のCに示すように、垂直帰線期間内の所定の水平ラ
インに識別コードd2を重畳させる。この識別コードと
しては、それぞれの復号装置に1台ずつ付与された個別
番号のコードとする。この個別番号のコードの情報は、
復号条件記憶部25に記憶され、復号条件記憶部25か
ら多重部21に供給される。なお、この識別コードが重
畳される水平ラインは、ソフト情報d1が重畳された水
平ラインに隣接した箇所とし、垂直同期処理に影響を及
ぼさない箇所とする。
【0018】そして、多重部21で識別コードが重畳さ
れた映像信号と、送信装置3で受信した音声信号とを、
復号処理部22に供給し、スクランブルを解除するデ・
スクランブル処理を行う。この場合のデ・スクランブル
処理は、復号条件が一致したときに行う。即ち、送信装
置3で受信した管理情報を復号処理部23に供給してデ
・スクランブル処理を行い、デ・スクランブルされた管
理情報を復号条件設定部24に供給する。そして、復号
条件設定部24では、この復号装置に設定された復号条
件に関する情報を復号条件記憶部25より得て、受信し
た放送波に含まれる管理情報が、この装置に設定された
復号条件に一致するか否か判断する。そして、一致する
場合には復号処理部22でのデ・スクランブル処理を許
可する。
れた映像信号と、送信装置3で受信した音声信号とを、
復号処理部22に供給し、スクランブルを解除するデ・
スクランブル処理を行う。この場合のデ・スクランブル
処理は、復号条件が一致したときに行う。即ち、送信装
置3で受信した管理情報を復号処理部23に供給してデ
・スクランブル処理を行い、デ・スクランブルされた管
理情報を復号条件設定部24に供給する。そして、復号
条件設定部24では、この復号装置に設定された復号条
件に関する情報を復号条件記憶部25より得て、受信し
た放送波に含まれる管理情報が、この装置に設定された
復号条件に一致するか否か判断する。そして、一致する
場合には復号処理部22でのデ・スクランブル処理を許
可する。
【0019】そして、復号処理部22でデ・スクランブ
ルされた映像信号及び音声信号を、復号装置20から出
力させる。そして、この復号装置20から出力された映
像信号及び音声信号を、設置された映像機器に供給す
る。例えば、テレビジョン受像機31やVTR32が設
置されている場合には、それぞれの機器31,32に映
像信号や音声信号を供給する。また、受信側が比較的小
規模の共同受信設備である場合には、復号装置20から
出力された映像信号及び音声信号を、再送出装置33に
供給して、この再送出装置33から有線或いは無線によ
り再送出させ、複数のテレビジョン受像機などで受信さ
せる。
ルされた映像信号及び音声信号を、復号装置20から出
力させる。そして、この復号装置20から出力された映
像信号及び音声信号を、設置された映像機器に供給す
る。例えば、テレビジョン受像機31やVTR32が設
置されている場合には、それぞれの機器31,32に映
像信号や音声信号を供給する。また、受信側が比較的小
規模の共同受信設備である場合には、復号装置20から
出力された映像信号及び音声信号を、再送出装置33に
供給して、この再送出装置33から有線或いは無線によ
り再送出させ、複数のテレビジョン受像機などで受信さ
せる。
【0020】そして本例においては、このテレビジョン
放送の受信契約を管理する側で、情報検出装置5を用意
しておく。この情報検出装置5は、映像信号の垂直帰線
期間の所定水平ラインに挿入された識別コードやソフト
情報を検出する装置である。そして、何れかの受信者が
不正視聴していると判断したとき、この受信者が所持す
る復号装置20から出力される映像信号を、情報検出装
置5に供給させ、識別コードを検出させる。
放送の受信契約を管理する側で、情報検出装置5を用意
しておく。この情報検出装置5は、映像信号の垂直帰線
期間の所定水平ラインに挿入された識別コードやソフト
情報を検出する装置である。そして、何れかの受信者が
不正視聴していると判断したとき、この受信者が所持す
る復号装置20から出力される映像信号を、情報検出装
置5に供給させ、識別コードを検出させる。
【0021】このようにして識別コードを検出させるこ
とで、検出した識別コードの番号が付与された復号装置
を受信契約を管理側で判断でき、判断した復号装置での
デ・スクランブルを許可させない管理情報を放送波に多
重させて送信させることで、不正視聴に使用されている
復号装置がデ・スクランブル処理をしないようになり、
不正視聴ができなくなる。或いは、復号装置の所有者に
何らかの警告を行うようにしても良い。
とで、検出した識別コードの番号が付与された復号装置
を受信契約を管理側で判断でき、判断した復号装置での
デ・スクランブルを許可させない管理情報を放送波に多
重させて送信させることで、不正視聴に使用されている
復号装置がデ・スクランブル処理をしないようになり、
不正視聴ができなくなる。或いは、復号装置の所有者に
何らかの警告を行うようにしても良い。
【0022】このような制御ができることで、例えばあ
るサービスエリア内でだけ受信契約をすることが可能な
有料のテレビジョン放送がある場合に、サービスエリア
外にあるホテル(或いはサービスエリア内でも視聴が許
可されていないホテル)で宿泊客へのサービスとして、
このテレビジョン放送を受信して復号装置でデ・スクラ
ンブルさせて、各客室のテレビジョン受像機で視聴でき
るようにしているとする。このとき、何れかの客室のテ
レビジョン受像機に供給される映像信号を情報検出装置
5に供給させて、使用されている復号装置を判別させ
る。このようにすることで、不正視聴が行われていると
思われる箇所に情報検出装置5を持ち込むだけで、容易
に不正使用されている復号装置を特定させることができ
る。この場合、識別コードは垂直帰線期間に挿入されて
いるので、通常の受像画像や受信音声には全く変化がな
く、正常な視聴を妨げることはない。
るサービスエリア内でだけ受信契約をすることが可能な
有料のテレビジョン放送がある場合に、サービスエリア
外にあるホテル(或いはサービスエリア内でも視聴が許
可されていないホテル)で宿泊客へのサービスとして、
このテレビジョン放送を受信して復号装置でデ・スクラ
ンブルさせて、各客室のテレビジョン受像機で視聴でき
るようにしているとする。このとき、何れかの客室のテ
レビジョン受像機に供給される映像信号を情報検出装置
5に供給させて、使用されている復号装置を判別させ
る。このようにすることで、不正視聴が行われていると
思われる箇所に情報検出装置5を持ち込むだけで、容易
に不正使用されている復号装置を特定させることができ
る。この場合、識別コードは垂直帰線期間に挿入されて
いるので、通常の受像画像や受信音声には全く変化がな
く、正常な視聴を妨げることはない。
【0023】また、本例の受信システムで受信したテレ
ビジョン放送をVTR32で録画したビデオテープより
作成したいわゆる海賊版のビデオソフトが存在している
ときには、このビデオソフトを入手して再生させ、再生
した映像信号の垂直帰線期間に挿入されている識別コー
ドを情報検出装置5で検出させることで、海賊版のビデ
オソフト作成に使用された復号装置を判別することがで
きる。この場合、映像プログラムの送出時に暗号装置1
0側で垂直帰線期間内に挿入されたソフト情報を情報検
出装置5で検出させることで、何時放送されたものより
作成されたビデオソフトであるのか等かが判別でき、便
利である。
ビジョン放送をVTR32で録画したビデオテープより
作成したいわゆる海賊版のビデオソフトが存在している
ときには、このビデオソフトを入手して再生させ、再生
した映像信号の垂直帰線期間に挿入されている識別コー
ドを情報検出装置5で検出させることで、海賊版のビデ
オソフト作成に使用された復号装置を判別することがで
きる。この場合、映像プログラムの送出時に暗号装置1
0側で垂直帰線期間内に挿入されたソフト情報を情報検
出装置5で検出させることで、何時放送されたものより
作成されたビデオソフトであるのか等かが判別でき、便
利である。
【0024】なお、上述実施例では1水平ラインにだけ
識別コードを挿入するようにしたが、複数の水平ライン
に跨がって識別コードを挿入するようにしても良く、或
いは複数フィールドの垂直帰線期間の水平ラインに挿入
されたデータを合わせて、一組の識別コードが検出でき
るようにしても良い。また、識別コードは各フィールド
に挿入させなくても、複数フィールド毎に周期的に挿入
するようにしても良い。
識別コードを挿入するようにしたが、複数の水平ライン
に跨がって識別コードを挿入するようにしても良く、或
いは複数フィールドの垂直帰線期間の水平ラインに挿入
されたデータを合わせて、一組の識別コードが検出でき
るようにしても良い。また、識別コードは各フィールド
に挿入させなくても、複数フィールド毎に周期的に挿入
するようにしても良い。
【0025】また、上述実施例では復号装置20の復号
処理部22でデ・スクランブル処理する前段で識別コー
ドを挿入するようにしたが、復号処理部22で処理され
た映像信号に識別コードを挿入するようにしても良い。
また、暗号装置10側でのソフト情報の挿入について
も、同様にスクランブル処理後に挿入するようにしても
良い。何れにしても、通常のスクランブル処理では、垂
直帰線期間の映像信号にはスクランブル処理が施されな
いので、識別コードの挿入状態に変化はない。
処理部22でデ・スクランブル処理する前段で識別コー
ドを挿入するようにしたが、復号処理部22で処理され
た映像信号に識別コードを挿入するようにしても良い。
また、暗号装置10側でのソフト情報の挿入について
も、同様にスクランブル処理後に挿入するようにしても
良い。何れにしても、通常のスクランブル処理では、垂
直帰線期間の映像信号にはスクランブル処理が施されな
いので、識別コードの挿入状態に変化はない。
【0026】また、上述実施例では暗号装置10側で識
別コードと同様な処理で送出中の映像プログラムに関す
るソフト情報を挿入するようにしたので、このソフト情
報を受信側で検出させることで、送出中の映像プログラ
ムの内容などを受信側で自動的に判別できるようにする
こともできる。
別コードと同様な処理で送出中の映像プログラムに関す
るソフト情報を挿入するようにしたので、このソフト情
報を受信側で検出させることで、送出中の映像プログラ
ムの内容などを受信側で自動的に判別できるようにする
こともできる。
【0027】
【発明の効果】本発明によると、復号装置でのデ・スク
ランブル時に映像信号に挿入された識別コードを検出す
ることで、使用された復号装置を特定させることがで
き、例えば不正視聴が行われている場合に、この不正視
聴に使用された復号装置を検出できる。この場合、識別
コードは垂直帰線期間に挿入されているので、通常の視
聴者には識別コードが全く判らず、識別コードの挿入が
正常な視聴を邪魔しない。
ランブル時に映像信号に挿入された識別コードを検出す
ることで、使用された復号装置を特定させることがで
き、例えば不正視聴が行われている場合に、この不正視
聴に使用された復号装置を検出できる。この場合、識別
コードは垂直帰線期間に挿入されているので、通常の視
聴者には識別コードが全く判らず、識別コードの挿入が
正常な視聴を邪魔しない。
【0028】また、ソフト情報に関するコードが挿入さ
れていることで、映像信号に挿入された識別コードの検
出時に、ソフト情報の検出もでき、例えばスクランブル
された放送を録画したビデオソフトが出回っていると
き、このビデオソフトより識別コードと共にソフト情報
を検出させることで、映像の送出元などを特定すること
ができるようになる。
れていることで、映像信号に挿入された識別コードの検
出時に、ソフト情報の検出もでき、例えばスクランブル
された放送を録画したビデオソフトが出回っていると
き、このビデオソフトより識別コードと共にソフト情報
を検出させることで、映像の送出元などを特定すること
ができるようになる。
【図1】本発明の一実施例を示す構成図である。
【図2】一実施例による映像信号状態を示す波形図であ
る。
る。
1 番組送出装置 2 管理装置 3 送信装置 4 受信装置 5 情報検出装置 10 暗号装置 11 多重部 12,13 暗号処理部 20 復号装置 21 多重部 22,23 復号処理部
Claims (3)
- 【請求項1】 暗号装置によりスクランブルされた映像
信号を、復号装置でデ・スクランブルするスクランブル
システムにおいて、 上記復号装置に得られる映像信号の垂直帰線期間に、上
記復号装置を特定させる識別コードを挿入するようにし
たスクランブルシステム。 - 【請求項2】 上記暗号装置から送出される映像信号の
垂直帰線期間に、ソフト情報に関するコードを挿入する
ようにした請求項1記載のスクランブルシステム。 - 【請求項3】 上記識別コードを検出して、システムの
管理を行うようにした請求項1記載のスクランブルシス
テム。
Priority Applications (5)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4271810A JPH06121313A (ja) | 1992-10-09 | 1992-10-09 | スクランブルシステム |
DE69318366T DE69318366T2 (de) | 1992-10-09 | 1993-10-08 | Verschlüsselungssystem zur Verhinderung illegaler Benutzung |
KR1019930020845A KR100263294B1 (ko) | 1992-10-09 | 1993-10-08 | 스크램블 시스템 |
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