JPH06119430A - 図形表示装置 - Google Patents
図形表示装置Info
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- JPH06119430A JPH06119430A JP4264648A JP26464892A JPH06119430A JP H06119430 A JPH06119430 A JP H06119430A JP 4264648 A JP4264648 A JP 4264648A JP 26464892 A JP26464892 A JP 26464892A JP H06119430 A JPH06119430 A JP H06119430A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 操作者がこれから行おうとしている作業名に
応じて、自動的に図形の移動方向に制約を与えることに
より図形操作の効率向上を図る。 【構成】 作業名とこの作業で移動制約されるオブジェ
クト名およびその移動規制の内容とを対応付けて記憶し
ている作業名−移動制約関係記憶部6を有し、操作者よ
りこれから行おうしている作業名が入力されると、作業
名判定部3にてその作業名を判断し、作業名−移動制約
関係記憶部6を参照してその作業に対して移動規制され
るオブジェクト名およびその移動制約の内容を判定す
る。判定された結果は、オブジェクト制約記憶部7に記
憶される。そしてオブジェクト表示データ生成部11
は、オブジェクト制約記憶部7に記憶された、移動規制
されるオブジェクト名およびその移動制約の内容に従っ
て、該当するオブジェクトの表示データの生成を規制の
範囲内で行う。
応じて、自動的に図形の移動方向に制約を与えることに
より図形操作の効率向上を図る。 【構成】 作業名とこの作業で移動制約されるオブジェ
クト名およびその移動規制の内容とを対応付けて記憶し
ている作業名−移動制約関係記憶部6を有し、操作者よ
りこれから行おうしている作業名が入力されると、作業
名判定部3にてその作業名を判断し、作業名−移動制約
関係記憶部6を参照してその作業に対して移動規制され
るオブジェクト名およびその移動制約の内容を判定す
る。判定された結果は、オブジェクト制約記憶部7に記
憶される。そしてオブジェクト表示データ生成部11
は、オブジェクト制約記憶部7に記憶された、移動規制
されるオブジェクト名およびその移動制約の内容に従っ
て、該当するオブジェクトの表示データの生成を規制の
範囲内で行う。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、計算機ディスプレイ上
に様々な図形を表示して、これを移動させるなど所望の
操作を加えることのできる図形表示装置に関する。
に様々な図形を表示して、これを移動させるなど所望の
操作を加えることのできる図形表示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、計算機ディスプレイの画面を三次
元空間とし、この三次元空間内に立体的な図形(三次元
図形)を表示して、この三次元図形に対する様々な作業
を行えるようにしたシステムが開発されている。
元空間とし、この三次元空間内に立体的な図形(三次元
図形)を表示して、この三次元図形に対する様々な作業
を行えるようにしたシステムが開発されている。
【0003】このようなシステムにおいて、三次元空間
内に配置された図形は、操作者が入力装置を通して与え
た指令通りにその位置や角度などを修正できる。しか
し、実施例で図2を用いて説明するように、例えば、画
面上に2つの三次元図形(以下、オブジェクトと呼
ぶ。)が表示されているものとし、各図形のY軸位置を
変えないようにして、一方のオブジェクトBを他方のオ
ブジェクトAに近づける作業を行う場合、オブジェクト
の移動はあらゆる方向に自在であるため、操作者のちょ
っとした操作ミスなどにより、条件に反した作業(オブ
ジェクトBのY軸方向への移動)が行われてしまうこと
がある。しかも、このような場合、元のY軸上の位置に
オブジェクトBを戻そうとしても、Y軸方向にどの位移
動させてしまったか分からない場合が多く、操作者はそ
の復旧に大変手間取ることがある。
内に配置された図形は、操作者が入力装置を通して与え
た指令通りにその位置や角度などを修正できる。しか
し、実施例で図2を用いて説明するように、例えば、画
面上に2つの三次元図形(以下、オブジェクトと呼
ぶ。)が表示されているものとし、各図形のY軸位置を
変えないようにして、一方のオブジェクトBを他方のオ
ブジェクトAに近づける作業を行う場合、オブジェクト
の移動はあらゆる方向に自在であるため、操作者のちょ
っとした操作ミスなどにより、条件に反した作業(オブ
ジェクトBのY軸方向への移動)が行われてしまうこと
がある。しかも、このような場合、元のY軸上の位置に
オブジェクトBを戻そうとしても、Y軸方向にどの位移
動させてしまったか分からない場合が多く、操作者はそ
の復旧に大変手間取ることがある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このように従来のシス
テムでは、図形を任意の座標軸の方向に移動させる際
に、僅かな操作ミスなどによって望まない方向にも移動
させてしまうことがあった。 本発明はこのような課題
を解決するためのもので、操作者がこれから行おうとし
ている作業名に応じて、自動的に図形の移動方向に制約
を与え、これにより操作者が希望する通りの図形操作を
効率良く行うことのできる図形表示装置の提供を目的と
している。
テムでは、図形を任意の座標軸の方向に移動させる際
に、僅かな操作ミスなどによって望まない方向にも移動
させてしまうことがあった。 本発明はこのような課題
を解決するためのもので、操作者がこれから行おうとし
ている作業名に応じて、自動的に図形の移動方向に制約
を与え、これにより操作者が希望する通りの図形操作を
効率良く行うことのできる図形表示装置の提供を目的と
している。
【0005】また本発明は、操作者がこれから行おうと
している作業名に応じて、指示領域の表示形態を変える
ことができ、操作者に現在の作業内容を直感的に分から
せることのできる図形表示装置の提供を目的とする。
している作業名に応じて、指示領域の表示形態を変える
ことができ、操作者に現在の作業内容を直感的に分から
せることのできる図形表示装置の提供を目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の図形表示装置は
上記した目的を達成するために、図形を表示する表示画
面を有し、この表示画面上に表示された図形に対して、
移動操作を含む各種の作業を行う図形表示装置におい
て、図形に対する作業名とこの作業で移動制約される図
形名およびその移動規制の内容とを対応付けて記憶して
いる記憶手段と、任意に選択された作業名を入力する入
力手段と、入力された作業名に対して移動規制される図
形名およびその移動制約の内容を、前記記憶手段を参照
して判定する判定手段と、前記判定手段により判定され
た、移動規制される図形名およびその移動制約内容を記
憶する規制情報記憶手段と、前記規制情報記憶手段に記
憶された規制内容に従って、移動規制される図形の表示
データを生成する表示データ生成手段と、前記表示デー
タ生成手段により生成された図形の表示データを前記表
示画面上に表示する表示手段とを具備している。
上記した目的を達成するために、図形を表示する表示画
面を有し、この表示画面上に表示された図形に対して、
移動操作を含む各種の作業を行う図形表示装置におい
て、図形に対する作業名とこの作業で移動制約される図
形名およびその移動規制の内容とを対応付けて記憶して
いる記憶手段と、任意に選択された作業名を入力する入
力手段と、入力された作業名に対して移動規制される図
形名およびその移動制約の内容を、前記記憶手段を参照
して判定する判定手段と、前記判定手段により判定され
た、移動規制される図形名およびその移動制約内容を記
憶する規制情報記憶手段と、前記規制情報記憶手段に記
憶された規制内容に従って、移動規制される図形の表示
データを生成する表示データ生成手段と、前記表示デー
タ生成手段により生成された図形の表示データを前記表
示画面上に表示する表示手段とを具備している。
【0007】また本発明は上記した目的を達成するため
に、図形および指示領域を表示する表示画面を有し、こ
の表示画面上の図形の表示位置を前記指示領域で指示し
てこの指示領域を移動操作することにより、前記図形を
前記表示画面上で移動させる図形表示装置において、図
形に対する作業名と指示領域の表示形態とを対応付けて
記憶している記憶手段と、任意に選択された作業名を入
力する入力手段と、前記入力手段により入力された作業
名に対応する指示領域の表示形態を、前記記憶手段を参
照して判定する判定手段と、前記判定手段により判定さ
れた指示領域の表示形態に基づいて、この指示領域の表
示データを生成する表示データ生成手段と、前記表示デ
ータ生成手段により生成された指示領域の表示データを
前記表示画面上に表示する表示手段とを具備している。
に、図形および指示領域を表示する表示画面を有し、こ
の表示画面上の図形の表示位置を前記指示領域で指示し
てこの指示領域を移動操作することにより、前記図形を
前記表示画面上で移動させる図形表示装置において、図
形に対する作業名と指示領域の表示形態とを対応付けて
記憶している記憶手段と、任意に選択された作業名を入
力する入力手段と、前記入力手段により入力された作業
名に対応する指示領域の表示形態を、前記記憶手段を参
照して判定する判定手段と、前記判定手段により判定さ
れた指示領域の表示形態に基づいて、この指示領域の表
示データを生成する表示データ生成手段と、前記表示デ
ータ生成手段により生成された指示領域の表示データを
前記表示画面上に表示する表示手段とを具備している。
【0008】
【作用】すなわち、本発明は、まず判定手段にて、入力
手段により入力された作業名に対して移動規制される図
形名およびその移動制約の内容を記憶手段を参照して判
定し、判定された移動規制される図形名およびその移動
制約内容を規制情報記憶手段に記憶する。この後、表示
データ生成手段は、規制情報記憶手段に記憶された規制
内容に従って、移動規制される図形の表示データを生成
して表示手段に送る。これにより生成された図形の表示
データが表示画面上に表示される。
手段により入力された作業名に対して移動規制される図
形名およびその移動制約の内容を記憶手段を参照して判
定し、判定された移動規制される図形名およびその移動
制約内容を規制情報記憶手段に記憶する。この後、表示
データ生成手段は、規制情報記憶手段に記憶された規制
内容に従って、移動規制される図形の表示データを生成
して表示手段に送る。これにより生成された図形の表示
データが表示画面上に表示される。
【0009】したがって、本発明によれば、操作者がこ
れから行おうしている作業名に応じて、図形の移動方向
に制約を与え、これにより操作者が希望する通りの図形
操作を効率良く行うことができる。
れから行おうしている作業名に応じて、図形の移動方向
に制約を与え、これにより操作者が希望する通りの図形
操作を効率良く行うことができる。
【0010】また本発明は、まず判定手段にて、入力手
段により入力された作業名に対応する指示領域の表示形
態を記憶手段を参照して判定し、判定された指示領域の
表示形態に基づいて、表示データ生成手段により、作業
名に応じた指示領域の表示データを生成する。そして生
成された指示領域の表示データを、表示手段により前記
表示画面上に表示する。
段により入力された作業名に対応する指示領域の表示形
態を記憶手段を参照して判定し、判定された指示領域の
表示形態に基づいて、表示データ生成手段により、作業
名に応じた指示領域の表示データを生成する。そして生
成された指示領域の表示データを、表示手段により前記
表示画面上に表示する。
【0011】したがって、本発明によれば、操作者がこ
れから行おうとしている作業名に応じて、指示領域の表
示形態を変えることができ、操作者に現在の作業内容を
直感的に分からせることができる。
れから行おうとしている作業名に応じて、指示領域の表
示形態を変えることができ、操作者に現在の作業内容を
直感的に分からせることができる。
【0012】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて詳細
に説明する。
に説明する。
【0013】図1は本発明の一実施例の図形表示装置の
全体構成を説明するためのブロック図である。
全体構成を説明するためのブロック図である。
【0014】同図において、1は例えばマウス、キーボ
ード、データグローブなどの入力装置である。2は入力
装置1からの入力信号を処理する入力処理部である。3
はユーザが入力した作業名を判定する作業名判定部であ
る。4は操作者が作業名を選択するために用いるコマン
ド(例えば手の様々な形)と作業名とを対応付けて記憶
しているコマンド−作業名記憶部である。5は入力され
た作業名に応じて三次元図形(以下、オブジェクトと呼
ぶ。)の移動に関する制約を設定するオブジェクト移動
制約設定部である。6は作業名とその作業で移動制約さ
れるオブジェクト名およびその移動規制の内容とを対応
付けて記憶している作業名−移動制約関係記憶部であ
る。すなわち、この作業名−移動制約関係記憶部6は、
オブジェクト移動制約設定部5が入力作業名に対するオ
ブジェクトの移動制約を設定する際に参照される。7は
オブジェクト移動制約設定部5により設定されたオブジ
ェクトの移動制約が記憶されるオブジェクト制約記憶部
である。8は作業者がカーソルなどの指示領域を使って
指示している座標を判定する指示領域座標判定部であ
る。9は作業名とこれに対応する指示領域の表示形態を
記憶している作業名−指示領域表示形態記憶部である。
10は作業名判定部3、指示領域座標判定部8および作
業名−指示領域表示形態記憶部9から得られるデータを
用いて、指示領域の表示データを生成する指示領域表示
データ生成部である。11はオブジェクト制約記憶部
7、オブジェクト座標記憶部12およびオブジェクト形
状記憶部13から得られるデータを用いてオブジェクト
の表示データを生成するオブジェクト表示データ生成部
である。12は各オブジェクトを表示する座標(代表座
標)を記憶しているオブジェクト座標記憶部である。1
3は各オブジェクトの形状を記憶しているオブジェクト
形状記憶部である。14は指示領域表示データ生成部1
0およびオブジェクト表示データ生成部11で生成され
た表示データを表示装置15に表示するための制約を行
う表示制御部である。
ード、データグローブなどの入力装置である。2は入力
装置1からの入力信号を処理する入力処理部である。3
はユーザが入力した作業名を判定する作業名判定部であ
る。4は操作者が作業名を選択するために用いるコマン
ド(例えば手の様々な形)と作業名とを対応付けて記憶
しているコマンド−作業名記憶部である。5は入力され
た作業名に応じて三次元図形(以下、オブジェクトと呼
ぶ。)の移動に関する制約を設定するオブジェクト移動
制約設定部である。6は作業名とその作業で移動制約さ
れるオブジェクト名およびその移動規制の内容とを対応
付けて記憶している作業名−移動制約関係記憶部であ
る。すなわち、この作業名−移動制約関係記憶部6は、
オブジェクト移動制約設定部5が入力作業名に対するオ
ブジェクトの移動制約を設定する際に参照される。7は
オブジェクト移動制約設定部5により設定されたオブジ
ェクトの移動制約が記憶されるオブジェクト制約記憶部
である。8は作業者がカーソルなどの指示領域を使って
指示している座標を判定する指示領域座標判定部であ
る。9は作業名とこれに対応する指示領域の表示形態を
記憶している作業名−指示領域表示形態記憶部である。
10は作業名判定部3、指示領域座標判定部8および作
業名−指示領域表示形態記憶部9から得られるデータを
用いて、指示領域の表示データを生成する指示領域表示
データ生成部である。11はオブジェクト制約記憶部
7、オブジェクト座標記憶部12およびオブジェクト形
状記憶部13から得られるデータを用いてオブジェクト
の表示データを生成するオブジェクト表示データ生成部
である。12は各オブジェクトを表示する座標(代表座
標)を記憶しているオブジェクト座標記憶部である。1
3は各オブジェクトの形状を記憶しているオブジェクト
形状記憶部である。14は指示領域表示データ生成部1
0およびオブジェクト表示データ生成部11で生成され
た表示データを表示装置15に表示するための制約を行
う表示制御部である。
【0015】次に本実施例の図形処理装置の特徴につい
て説明する。
て説明する。
【0016】作業者はまず、作業開始前にどの作業を行
うか入力装置1を使って入力する。この場合の入力方法
としては、例えばキーボードによるコマンド入力、マウ
スによるメニュー選択、データクローブ等による手振り
などがあるが、この実施例ではデータグローブを使った
場合を説明する。
うか入力装置1を使って入力する。この場合の入力方法
としては、例えばキーボードによるコマンド入力、マウ
スによるメニュー選択、データクローブ等による手振り
などがあるが、この実施例ではデータグローブを使った
場合を説明する。
【0017】ここで行おうとしている作業は例えば次の
ようなものである。例えば、図2に示すように、表示装
置15の画面(三次元空間)内に円筒状のオブジェクト
AとオブジェクトBとが表示されているものとする。こ
こでオブジェクトAの側面とオブジェクトBの底面はそ
れぞれ三次元空間のY座標軸に対して平行になってい
る。そしていま、この平行状態を保ったまま、しかもオ
ブジェクトBをY軸方向に動かさないで、オブジェクト
BをオブジェクトAに近づける作業aを行う場合を考え
る。この作業aは、例えばオブジェクトAに対する距離
がある範囲になるようにオブジェクトBの位置決めを行
うといった場合に生じる作業である。
ようなものである。例えば、図2に示すように、表示装
置15の画面(三次元空間)内に円筒状のオブジェクト
AとオブジェクトBとが表示されているものとする。こ
こでオブジェクトAの側面とオブジェクトBの底面はそ
れぞれ三次元空間のY座標軸に対して平行になってい
る。そしていま、この平行状態を保ったまま、しかもオ
ブジェクトBをY軸方向に動かさないで、オブジェクト
BをオブジェクトAに近づける作業aを行う場合を考え
る。この作業aは、例えばオブジェクトAに対する距離
がある範囲になるようにオブジェクトBの位置決めを行
うといった場合に生じる作業である。
【0018】このような作業では、オブジェクトBを様
々な方向に移動させることができると、オブジェクトA
の側面とオブジェクトBの底面を平行に保つことが難し
くなるし、オブジェクトBのY軸座標を動かさないよう
にすることも難しくなる。そこで、オブジェクトBの動
きをX軸方向のみに制約してしまえば、作業はしやすく
なる。しかし始めからオブジェクトBの移動に制約を加
えてしまうと、他の作業を行うときに不都合になる場合
がある。そこで、本実施例では、作業aの場合に限っ
て、オブジェクトBの移動軸をX軸に限定する、という
ような制約を加える。さらに、オブジェクトBの移動に
制限が加わっていること、すなわち現在作業aを行って
いることを明確に作業者に示すため、現在操作者が指示
している三次元空間内のカーソルなどの指示領域の表示
形態を、作業内容に応じたものに変更し、視覚的に作業
者に知らせることにする。
々な方向に移動させることができると、オブジェクトA
の側面とオブジェクトBの底面を平行に保つことが難し
くなるし、オブジェクトBのY軸座標を動かさないよう
にすることも難しくなる。そこで、オブジェクトBの動
きをX軸方向のみに制約してしまえば、作業はしやすく
なる。しかし始めからオブジェクトBの移動に制約を加
えてしまうと、他の作業を行うときに不都合になる場合
がある。そこで、本実施例では、作業aの場合に限っ
て、オブジェクトBの移動軸をX軸に限定する、という
ような制約を加える。さらに、オブジェクトBの移動に
制限が加わっていること、すなわち現在作業aを行って
いることを明確に作業者に示すため、現在操作者が指示
している三次元空間内のカーソルなどの指示領域の表示
形態を、作業内容に応じたものに変更し、視覚的に作業
者に知らせることにする。
【0019】以下、作業に応じてオブジェクトに移動制
約を加え、かつ指示領域の表示を変更する場合の動作を
説明する。
約を加え、かつ指示領域の表示を変更する場合の動作を
説明する。
【0020】はじめに、作業に応じてオブジェクトに移
動制約を加える場合の処理について主に図3および図4
を参照して説明する。
動制約を加える場合の処理について主に図3および図4
を参照して説明する。
【0021】まず操作者が入力した作業名が何かを作業
名判定部3にて判断する(ステップ301)。このとき
の作業名の入力方法の一例を図4の(a)に示す。同図
に示すように、本実施例では、入力装置1としてデータ
グローブを用いており、操作者はこのデータグローブを
手に装着して、手を様々な形(例えばじゃんけんのチョ
キの形)にすることによって作業名を選択する。作業名
判定部3は、データグローブ(入力装置1)からの入力
信号を入力処理部2を通じて入力し、図4の(b)に示
すコマンド−作業名記憶部4を参照して、操作者が入力
した作業名を判定する。例えば、手をチョキの形にする
ことで作業aが入力されたことが判定される。
名判定部3にて判断する(ステップ301)。このとき
の作業名の入力方法の一例を図4の(a)に示す。同図
に示すように、本実施例では、入力装置1としてデータ
グローブを用いており、操作者はこのデータグローブを
手に装着して、手を様々な形(例えばじゃんけんのチョ
キの形)にすることによって作業名を選択する。作業名
判定部3は、データグローブ(入力装置1)からの入力
信号を入力処理部2を通じて入力し、図4の(b)に示
すコマンド−作業名記憶部4を参照して、操作者が入力
した作業名を判定する。例えば、手をチョキの形にする
ことで作業aが入力されたことが判定される。
【0022】次にオブジェクト移動制約設定部5が起動
される。オブジェクト移動制約設定部5は、作業名判定
部3により判定された作業に対し、どのオブジェクトに
どのような移動制約を加えるかを、図4の(c)に示す
作業名−移動制約関係記憶部6を参照して求める(ステ
ップ302)。例えば、作業aに対しては、オブジェク
トAの移動はX軸方向のみであるという制約を加えるこ
とを判断する。
される。オブジェクト移動制約設定部5は、作業名判定
部3により判定された作業に対し、どのオブジェクトに
どのような移動制約を加えるかを、図4の(c)に示す
作業名−移動制約関係記憶部6を参照して求める(ステ
ップ302)。例えば、作業aに対しては、オブジェク
トAの移動はX軸方向のみであるという制約を加えるこ
とを判断する。
【0023】このオブジェクト移動制約設定部5により
判断された、制約を受けるオブジェクト名とその制約内
容はオブジェクト制約記憶部7に記憶される。
判断された、制約を受けるオブジェクト名とその制約内
容はオブジェクト制約記憶部7に記憶される。
【0024】この後、もし手の形が変化したら(ステッ
プ303)、変化後の手の形に基づいて再び作業名を求
める処理に戻り(ステップ301)、この作業に対して
制約を受けるオブジェクト名とその制約内容を判断して
(ステップ302)、これらのデータでオブジェクト制
約記憶部7の内容を更新する。
プ303)、変化後の手の形に基づいて再び作業名を求
める処理に戻り(ステップ301)、この作業に対して
制約を受けるオブジェクト名とその制約内容を判断して
(ステップ302)、これらのデータでオブジェクト制
約記憶部7の内容を更新する。
【0025】以降、オブジェクト表示データ生成部11
は、オブジェクト制約記憶部7、オブジェクト座標記憶
部12およびオブジェクト形状記憶部13にそれぞれ記
憶された、オブジェクトに加える移動制約内容、オブジ
ェクトの代表座標および形状の各データを用いてオブジ
ェクトの表示データを生成し、この表示データを表示制
御部14を送って表示装置15に表示する。例えば、作
業aに対しては、オブジェクトAの移動はX軸方向のみ
であるという制約があるため、この制約の範囲で表示デ
ータを生成する。つまり代表座標におけるY座標とZ座
標の値は固定し、X座標の値のみを変更した表示データ
を生成する。
は、オブジェクト制約記憶部7、オブジェクト座標記憶
部12およびオブジェクト形状記憶部13にそれぞれ記
憶された、オブジェクトに加える移動制約内容、オブジ
ェクトの代表座標および形状の各データを用いてオブジ
ェクトの表示データを生成し、この表示データを表示制
御部14を送って表示装置15に表示する。例えば、作
業aに対しては、オブジェクトAの移動はX軸方向のみ
であるという制約があるため、この制約の範囲で表示デ
ータを生成する。つまり代表座標におけるY座標とZ座
標の値は固定し、X座標の値のみを変更した表示データ
を生成する。
【0026】次に、指示領域の表示形態を変更する処理
について主に図4および図5を参照して説明する。
について主に図4および図5を参照して説明する。
【0027】まず操作者が入力した作業名が何かを作業
名判定部3にて判断する(ステップ501)。この処理
は図3のステップ301の処理と全く同じであるので説
明は省く。
名判定部3にて判断する(ステップ501)。この処理
は図3のステップ301の処理と全く同じであるので説
明は省く。
【0028】次に操作者が指示領域を使って現在指示し
ている座標を指示領域座標判定部8にて求める(ステッ
プ502)。指示座標の検出は、例えば磁気発生ソース
と磁気センサを利用した3次元座標入力装置などを用い
て行う。
ている座標を指示領域座標判定部8にて求める(ステッ
プ502)。指示座標の検出は、例えば磁気発生ソース
と磁気センサを利用した3次元座標入力装置などを用い
て行う。
【0029】続いて指示領域表示データ生成部10が、
図4の(d)に示す作業名−指示領域表示形態記憶部9
の内容を参照して、ステップ501で求めた作業名に応
じた指示領域の表示形態を求める(ステップ503)。
この例では、作業名aに対して指示領域の表示形態とし
て“ハサミの形”が求められる。
図4の(d)に示す作業名−指示領域表示形態記憶部9
の内容を参照して、ステップ501で求めた作業名に応
じた指示領域の表示形態を求める(ステップ503)。
この例では、作業名aに対して指示領域の表示形態とし
て“ハサミの形”が求められる。
【0030】この後、指示領域表示データ生成部10
は、ステップ503で求めた表示形態の指示領域の表示
データを生成し、これをステップ502で求めた指示領
域座標の位置に表示するよう表示制御部14に出力する
ことにより、指示領域の表示を行う(ステップ50
4)。図4の(g)はこの表示の様子を示している。
は、ステップ503で求めた表示形態の指示領域の表示
データを生成し、これをステップ502で求めた指示領
域座標の位置に表示するよう表示制御部14に出力する
ことにより、指示領域の表示を行う(ステップ50
4)。図4の(g)はこの表示の様子を示している。
【0031】この後、もし操作者の手の形が変化したら
(ステップ505)、変化後の手の形に基づいて再び作
業名を求める処理に戻り(ステップ501)、指示座標
および作業名に対応する指示領域の表示形態をそれぞれ
求めて(ステップ502、503)、その表示形態の指
示領域を、指示座標の位置に表示する。
(ステップ505)、変化後の手の形に基づいて再び作
業名を求める処理に戻り(ステップ501)、指示座標
および作業名に対応する指示領域の表示形態をそれぞれ
求めて(ステップ502、503)、その表示形態の指
示領域を、指示座標の位置に表示する。
【0032】この後は、この指示領域を、例えば、操作
したいオブジェクトの現在の位置から目的の位置まで移
動させることにより、オブジェクトに対する移動操作が
行われる。ここで、例えばオブジェクトAの移動はX軸
方向のみであるという制約がある場合、操作者の指示領
域の移動操作によりオブジェクトAはX軸方向へのみ移
動が許される。
したいオブジェクトの現在の位置から目的の位置まで移
動させることにより、オブジェクトに対する移動操作が
行われる。ここで、例えばオブジェクトAの移動はX軸
方向のみであるという制約がある場合、操作者の指示領
域の移動操作によりオブジェクトAはX軸方向へのみ移
動が許される。
【0033】かくして本実施例の図形表示装置によれ
ば、操作者が指定した作業名に応じて、オブジェクトの
移動に制約を加えることができ、三次元空間内での図形
操作の作業効率を向上させることができる。また、作業
名に応じて操作者の指示領域の表示形式を変更すること
ができるので、操作者は現在行っている作業を視覚的に
確認しながら作業を行うことができる。
ば、操作者が指定した作業名に応じて、オブジェクトの
移動に制約を加えることができ、三次元空間内での図形
操作の作業効率を向上させることができる。また、作業
名に応じて操作者の指示領域の表示形式を変更すること
ができるので、操作者は現在行っている作業を視覚的に
確認しながら作業を行うことができる。
【0034】なお、前記の実施例では、オブジェクトの
移動に関する制約として、移動方向を規制することを例
に挙げたが、例えば、移動の範囲(距離)を規制するよ
うにしてもよい。
移動に関する制約として、移動方向を規制することを例
に挙げたが、例えば、移動の範囲(距離)を規制するよ
うにしてもよい。
【0035】また本実施例では、三次元空間中での作業
を想定したが、二次元空間中の作業でも本発明はまった
く同様に応用できる。
を想定したが、二次元空間中の作業でも本発明はまった
く同様に応用できる。
【0036】
【発明の効果】以上説明したように本発明の図形表示装
置によれば、操作者が指定した作業名に応じた図形の移
動制約を加えることで、操作者の意図する図形処理を効
率良く行うことが可能になる。また、作業名に応じて操
作者の指示領域の表示形態を変更することができるの
で、操作者は現在行っている作業を視覚的に確認しなが
ら作業を行うことができる。
置によれば、操作者が指定した作業名に応じた図形の移
動制約を加えることで、操作者の意図する図形処理を効
率良く行うことが可能になる。また、作業名に応じて操
作者の指示領域の表示形態を変更することができるの
で、操作者は現在行っている作業を視覚的に確認しなが
ら作業を行うことができる。
【図1】本発明の一実施例の図形表示装置の全体構成を
説明するためのブロック図である。
説明するためのブロック図である。
【図2】図1の図形表示装置において行われる作業aの
具体例を示す図である。
具体例を示す図である。
【図3】図1の図形表示装置においてオブジェクトに移
動制約を加える場合の処理の手順を示すフローチャート
である。
動制約を加える場合の処理の手順を示すフローチャート
である。
【図4】図1の図形表示装置においてオブジェクトに移
動制約を加えかつ指示領域の表示形態を変更する場合の
動作を説明するための図である。
動制約を加えかつ指示領域の表示形態を変更する場合の
動作を説明するための図である。
【図5】図1の図形表示装置において指示領域の表示形
態を変更する処理の手順を示すフローチャートである。
態を変更する処理の手順を示すフローチャートである。
1…入力装置、2…入力処理部、3…作業名判定部、4
…コマンド−作業名記憶部、5…オブジェクト移動制約
設定部、6…作業名−移動制約関係記憶部、7…オブジ
ェクト制約記憶部、8…指示領域座標判定部、9…作業
名−指示領域表示形態記憶部、10…指示領域表示デー
タ生成部、11…オブジェクト表示データ生成部、12
…オブジェクト座標記憶部、13…オブジェクト形状記
憶部、14…表示制御部、15…表示装置。
…コマンド−作業名記憶部、5…オブジェクト移動制約
設定部、6…作業名−移動制約関係記憶部、7…オブジ
ェクト制約記憶部、8…指示領域座標判定部、9…作業
名−指示領域表示形態記憶部、10…指示領域表示デー
タ生成部、11…オブジェクト表示データ生成部、12
…オブジェクト座標記憶部、13…オブジェクト形状記
憶部、14…表示制御部、15…表示装置。
Claims (2)
- 【請求項1】 図形を表示する表示画面を有し、この表
示画面上に表示された図形に対して、移動操作を含む各
種の作業を行う図形表示装置において、 図形に対する作業名とこの作業で移動制約される図形名
およびその移動規制の内容とを対応付けて記憶している
記憶手段と、 任意に選択された作業名を入力する入力手段と、 入力された作業名に対して移動規制される図形名および
その移動制約の内容を、前記記憶手段を参照して判定す
る判定手段と、 前記判定手段により判定された、移動規制される図形名
およびその移動制約内容を記憶する規制情報記憶手段
と、 前記規制情報記憶手段に記憶された規制内容に従って、
移動規制される図形の表示データを生成する表示データ
生成手段と、 前記表示データ生成手段により生成された図形の表示デ
ータを前記表示画面上に表示する表示手段とを具備する
ことを特徴とする図形表示装置。 - 【請求項2】 図形および指示領域を表示する表示画面
を有し、この表示画面上の図形の表示位置を前記指示領
域で指示してこの指示領域を移動操作することにより、
前記図形を前記表示画面上で移動させる図形表示装置に
おいて、 図形に対する作業名と指示領域の表示形態とを対応付け
て記憶している記憶手段と、 任意に選択された作業名を入力する入力手段と、 前記入力手段により入力された作業名に対応する指示領
域の表示形態を、前記記憶手段を参照して判定する判定
手段と、 前記判定手段により判定された指示領域の表示形態に基
づいて、この指示領域の表示データを生成する表示デー
タ生成手段と、 前記表示データ生成手段により生成された指示領域の表
示データを前記表示画面上に表示する表示手段とを具備
することを特徴とする図形表示装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4264648A JPH06119430A (ja) | 1992-10-02 | 1992-10-02 | 図形表示装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4264648A JPH06119430A (ja) | 1992-10-02 | 1992-10-02 | 図形表示装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06119430A true JPH06119430A (ja) | 1994-04-28 |
Family
ID=17406277
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4264648A Withdrawn JPH06119430A (ja) | 1992-10-02 | 1992-10-02 | 図形表示装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06119430A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002092651A (ja) * | 1999-11-16 | 2002-03-29 | Hitachi Kokusai Electric Inc | 映像データ編集方法及び映像データ編集プログラムを記憶したコンピュータ読み取り可能な記憶媒体 |
JP2005143069A (ja) * | 2004-02-12 | 2005-06-02 | Sony Corp | 制御装置及び制御方法 |
US7545410B2 (en) | 1997-04-24 | 2009-06-09 | Sony Corporation | Video camera system having remote commander |
KR20210068318A (ko) | 2019-02-20 | 2021-06-09 | 스미토모 오사카 세멘토 가부시키가이샤 | 정전 척 장치 |
-
1992
- 1992-10-02 JP JP4264648A patent/JPH06119430A/ja not_active Withdrawn
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7545410B2 (en) | 1997-04-24 | 2009-06-09 | Sony Corporation | Video camera system having remote commander |
JP2002092651A (ja) * | 1999-11-16 | 2002-03-29 | Hitachi Kokusai Electric Inc | 映像データ編集方法及び映像データ編集プログラムを記憶したコンピュータ読み取り可能な記憶媒体 |
JP2005143069A (ja) * | 2004-02-12 | 2005-06-02 | Sony Corp | 制御装置及び制御方法 |
KR20210068318A (ko) | 2019-02-20 | 2021-06-09 | 스미토모 오사카 세멘토 가부시키가이샤 | 정전 척 장치 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20000104 |