[go: up one dir, main page]

JPH0611648B2 - ゼオライトおよびその製造方法 - Google Patents

ゼオライトおよびその製造方法

Info

Publication number
JPH0611648B2
JPH0611648B2 JP62019569A JP1956987A JPH0611648B2 JP H0611648 B2 JPH0611648 B2 JP H0611648B2 JP 62019569 A JP62019569 A JP 62019569A JP 1956987 A JP1956987 A JP 1956987A JP H0611648 B2 JPH0611648 B2 JP H0611648B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
oxide
zeolite
mixture
silicon
aluminum
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP62019569A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS62216914A (ja
Inventor
アイ ゾーンズ ステイシィ
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Chevron USA Inc
Original Assignee
Chevron Research and Technology Co
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Chevron Research and Technology Co filed Critical Chevron Research and Technology Co
Publication of JPS62216914A publication Critical patent/JPS62216914A/ja
Publication of JPH0611648B2 publication Critical patent/JPH0611648B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B01PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
    • B01JCHEMICAL OR PHYSICAL PROCESSES, e.g. CATALYSIS OR COLLOID CHEMISTRY; THEIR RELEVANT APPARATUS
    • B01J29/00Catalysts comprising molecular sieves
    • B01J29/04Catalysts comprising molecular sieves having base-exchange properties, e.g. crystalline zeolites
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B01PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
    • B01JCHEMICAL OR PHYSICAL PROCESSES, e.g. CATALYSIS OR COLLOID CHEMISTRY; THEIR RELEVANT APPARATUS
    • B01J29/00Catalysts comprising molecular sieves
    • B01J29/04Catalysts comprising molecular sieves having base-exchange properties, e.g. crystalline zeolites
    • B01J29/06Crystalline aluminosilicate zeolites; Isomorphous compounds thereof
    • B01J29/70Crystalline aluminosilicate zeolites; Isomorphous compounds thereof of types characterised by their specific structure not provided for in groups B01J29/08 - B01J29/65
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C01INORGANIC CHEMISTRY
    • C01BNON-METALLIC ELEMENTS; COMPOUNDS THEREOF; METALLOIDS OR COMPOUNDS THEREOF NOT COVERED BY SUBCLASS C01C
    • C01B37/00Compounds having molecular sieve properties but not having base-exchange properties
    • C01B37/02Crystalline silica-polymorphs, e.g. silicalites dealuminated aluminosilicate zeolites
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C01INORGANIC CHEMISTRY
    • C01BNON-METALLIC ELEMENTS; COMPOUNDS THEREOF; METALLOIDS OR COMPOUNDS THEREOF NOT COVERED BY SUBCLASS C01C
    • C01B39/00Compounds having molecular sieve and base-exchange properties, e.g. crystalline zeolites; Their preparation; After-treatment, e.g. ion-exchange or dealumination
    • C01B39/02Crystalline aluminosilicate zeolites; Isomorphous compounds thereof; Direct preparation thereof; Preparation thereof starting from a reaction mixture containing a crystalline zeolite of another type, or from preformed reactants; After-treatment thereof
    • C01B39/46Other types characterised by their X-ray diffraction pattern and their defined composition
    • C01B39/48Other types characterised by their X-ray diffraction pattern and their defined composition using at least one organic template directing agent
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B01PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
    • B01JCHEMICAL OR PHYSICAL PROCESSES, e.g. CATALYSIS OR COLLOID CHEMISTRY; THEIR RELEVANT APPARATUS
    • B01J2229/00Aspects of molecular sieve catalysts not covered by B01J29/00
    • B01J2229/10After treatment, characterised by the effect to be obtained
    • B01J2229/26After treatment, characterised by the effect to be obtained to stabilize the total catalyst structure
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B01PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
    • B01JCHEMICAL OR PHYSICAL PROCESSES, e.g. CATALYSIS OR COLLOID CHEMISTRY; THEIR RELEVANT APPARATUS
    • B01J2229/00Aspects of molecular sieve catalysts not covered by B01J29/00
    • B01J2229/30After treatment, characterised by the means used
    • B01J2229/42Addition of matrix or binder particles

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Geology (AREA)
  • General Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Materials Engineering (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Inorganic Chemistry (AREA)
  • Crystallography & Structural Chemistry (AREA)
  • Silicates, Zeolites, And Molecular Sieves (AREA)
  • Catalysts (AREA)
  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
  • Production Of Liquid Hydrocarbon Mixture For Refining Petroleum (AREA)
  • Solid-Sorbent Or Filter-Aiding Compositions (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 天然および合成ゼオライトの結晶質アルミノ硅酸塩は、
触媒および吸収剤として有用である。これらのアルミノ
硅酸塩はX線回折によつて示される独特の結晶構造を持
つている。結晶構造は異なつた種の特長である空洞と細
孔を決める。各結晶質アルミノ硅酸塩の吸収剤および触
媒としての性質は、部分的にその空洞と細孔の寸法によ
つて決まる。かくして、ある特定の用途にある特定のゼ
オライトを用いるということは少なくとも部分的にはそ
の結晶構造に依る。
それらの触媒的特性とともに、それらの独特の分子ふる
い特性によつて、結晶質アルミノ硅酸塩はガスの乾燥お
よび分離および炭化水素転化の如き適用において特に有
用である。数多くの異なつた結晶質アルミノ硅酸塩およ
び硅酸塩が発表されてきているが、ガスの分離と乾燥、
炭化水素と化学的転化およびその他の用途に望ましい性
質を持つ新しいゼオライトとシリケートに対しての継続
的な需要がある。
結晶質アルミノ硅酸塩は通常アルカリ又はアルカリ土類
金属の酸化物、シリカおよびアルミナを含有する水性反
応混合物から作る。「窒素ゼオライト」は有機鋳型剤、
通常窒素含有有機陽イオンを含む反応混合物から作つて
きた。合成の条件および反応混合物の組成を変化させる
ことにより、異なつたゼオライトを同じ鋳型剤を使つて
形成することができる。N,N,N−トリメチルシクロ
ペンチルアンモニウムヨウ化物を、ゼオライトSSZ−
15の分子ふるいの作製に用いることは1982年10
月29日出願の特許出願第437,709号明細書(米
国特許第4,610,854号明細書)『1アゾニアス
ピロ「4.4]ノニルブロマイドおよびN,N,Nトリ
メチル ネオペンチルアンモニウムイオダイドの「ロソ
ド」(Losod)と名づけた分子ふるいの作製への利用』
はヘルブ チム アクタ(Helv.Chim.Acta)1974
年、巻57第1533頁ダブリユー シーベルおよびダ
ブリユー エム マイヤー(W.Sieber and W.M.Meire
r)に発表されている。「NU−3」名づけたゼオライ
トの作製に、クイヌクリデイ ニウム(quinuclidium)
化合物を使用することは欧州特許公報第40016号に
発表されている。1,4ジ(1−アゾニアビシクロ
[2.2.2]オクタン)低級アルキル化合物をゼオラ
イトSSZ−16分子ふるいの作製に使用する方法は米
国特許第4,508,837号明細書に発表されてい
る。N,N,N−トリアルキル−1−アダマンタミンを
ゼオライトSSZ−13の分子ふるいの作製に使用する
ことは米国特許第4,544,538号明細書に発表さ
れている。
発明の要約 本発明者は一群の独特の特性を持つ結晶質アルミノ硅酸
塩の分子ふるい(以下、「ゼオライト(Zeolite)SS
Z−23」、若しくは単に「SSZ−23」と呼ぶ)を
得、さらにSSZ−23を作製するための非常に効果的
な方法を見出した。
SSZ23は、シリコン酸化物、ゲルマニウム酸化物お
よびその混合物から選んだ一つの酸化物の、アルミニウ
ム酸化物、ガリウム酸化物、鉄酸化物、ホウ素酸化物お
よびその混合物から選んだ一つの酸化物に対するモル比
が約50:1より大きく、第1表のX線回折線を有す
る。ゼオライトは、更に、合成のままでしかも無水状態
で、酸化物のモル比で表わして、次の組成を有する。
(0.1〜3.0)QO: (0.1〜2.0)MO:W:(50より大)
YO; ここで、Mはアルカリ金属陽イオン、Wはアルミニウ
ム、ガリウム、鉄、ホウ素およびその混合物から選んだ
もの、Yはシリコン、ゲルマニウムおよびその混合物か
ら選んだもの、Qはアダマンテーン(又はアダマンタン
(adamantane)第4級アンモニウムイオン(adamantane
quaternary ammonium ion)である。SSZ−23ゼオ
ライトは約50:1より大きいYO:Wモル比
を持つことができる。作製されたままで、シリカ対アル
ミナのモル比は典型的には70:1ないし約1500:
1の範囲内にある。高いモル比は、ゼオライトをキレー
ト化剤又は酸で処理し、アルミニウムをゼオライト格子
から抽出することにより、得られる。シリカ対アルミナ
のモル比はシリコンおよび炭素のハロゲン化物およびそ
の他の類似化合物を用いることにより増加することがで
きる。好ましくは、SSZ−23はWがアルミニウムで
ありYがシリコンであるようなアルミノ硅酸塩である。
本発明はSSZ−23ゼオライトの製造方法であつて、
アダマンテーン第4級アンモニウムイオンの給源、アル
ミニウム酸化物、ガリウム酸化物、鉄酸化物、ホウ素酸
化物およびその混合物から選んだ一つの酸化物、および
シリコン酸化物、ゲルマニウム酸化物およびその混合物
から選んだ一つの酸化物を含み、そして組成がモル比で
表わして、 YO/W,50:1〜1500:1 QO/YO,0.05:1〜0.80:1 Yはシリコン、ゲルマニウムおよびその混合物から選ん
だもの、 Wはアルミニウム、ガリウム、鉄、ホウ素およびその混
合物から選んだもの、 Qはアダマンテーン第4級アンモニウムイオンである; 水性混合物を作製し、混合物を少なくとも100℃の温
度に保持して、ゼオライト結晶を形成させ、その結晶を
採取することから成る方法にもまた関する。
SSZ−23ゼオライトは、X線粉末回折パターンが次
の特性線を示す結晶構造を、合成のままで有する。
典型的なSSZ−23アルミノ硅酸塩ゼオライトは以下
の第2表〜第6表のX線回折パターンを有する。
X線粉末回折パターンは標準的な手法で測定した。放射
線は銅のK−アルフア/ダブレツトであり、連続紙ペン
記録装置つきのシンチレーシヨンカウンター分光器を使
用した。ピーク高さIと位置を、θをブラツグ角とする
とき2θの関数として、スペクトロメータ図から読ん
だ。これらの測定値から、相対強度、すなわちIが最
も強いラインの強度又はピークで、dが記録されている
ラインに対応する、オングストロームで表示した格子面
間隔であるとき100I/Iを計算することができ
る。第1表のX線回折パターンはSSZ−23ゼオライ
トの特徴である。ゼオライト中に存在する金属又はその
他の陽イオンを種々の他の陽イオンで交換して作製した
ゼオライトは、格子面間隔の微少の変化と相対強度の微
小な変化はあるが、実質的に同じ回折パターンを示す。
回折パターンの微小の変化は作製において用いた有機化
合物の違いとサンプル間のシリカ対アルミナのモル比の
違いからも生ずる。か焼によつてもX線回折パターンの
微小の変化が起り得る。これらの微小な変化にかかわら
ず、基本的な結晶格子構造は不変である。
か焼の後、SSZ−23ゼオライトは、X線粉末回折パ
ターンが第2表に示す特性線である結晶構造を有する。
SSZ−23ゼオライトは、アルカリ金属酸化物の給
源、アダマンテーン第4級アンモニウムイオン、アルミ
ニウム、ガリウム、鉄、ホウ素又はその混合物の酸化物
およびシリコン又はゲルマニウム又は両者の混合物の酸
化物を含有する水溶液から適切に作製できる。反応混合
物はモル比で次に示す範囲内の組成であるべきである。
Qはアダマンテーン第4級アンモニウムイオン、Yはシ
リコン、ゲルマニウム又はその両者、Wはアルミニウ
ム、ガリウム、鉄、ホウ素又はその混合物である。Mは
アルカリ金属であり、好ましくはナトリウム又はカリウ
ムである。有機アダマンテーン化合物は、採用したアダ
マンテーン第4級アンモニウムイオンの給源として働
き、水酸イオンを供給することができる。
型(template)としてアダマンテーン第4級アンモニウ
ム水酸化物を用いたとき、アルカリ金属水酸化物の量に
対し、アダマンテーン第4級アンモニウム水酸化物化合
物が過剰にあれば、より高純度の型のSSZ−24が作
製されること、およびOH/SiOモル比が0.4
0を越えていれば、M/SiOモル比は0.20よ
り少なくすべきであることが分つた。
結晶混合物のアダマンテーン第4級アンモニウムイオン
成分Qはアダマンテーン第4級アンモニウム化合物から
誘導する。好ましくは、アダマンテーン第4級アンモニ
ウムイオンは次の式の化合物から誘導する。
(式中、Y、YおよびYはそれぞれ独立して低級
アルキルであり、最も好ましくはメチルである。A
ゼオライトの形成に有害でない陰イオンである。R
およびRのそれぞれは独立して水素又は低級アル
キルであり、最も好ましくは水素である。
(式中、R、RおよびRはそれぞれ独立して水素
又は低級のアルキルであり、最も好ましくは水素であ
る。Y、YおよびYのそれぞれは独立して低級ア
ルキルであり、最も好ましくはメチルである。A はゼ
オライトの形成に有害でない陰イオンである。
アダマンテーン第4級アンモニウム化合物は当業で知ら
れている方法により作製する。
低級アルキルとは炭素原子が約1〜5個のアルキルを意
味する。
はゼオライトの形成に有害でない陰イオンである。
陰イオンの典型としてハロゲン、たとえばフツ化物、塩
化物、臭化物およびヨウ化物、水酸化物、酢酸塩、硫酸
塩、カルボン酸塩などがある。水酸化物は最も好ましい
陰イオンである。たとえば、ハロゲン化物を水酸化物イ
オンでイオン交換し、それによつてアルカリ金属水酸化
物の必要量を減らし、あるいはなしとすることが有利で
あることがある。
反応混合物は標準的なゼオライト作製技法を用いて作製
される。反応混合物用のアルミニウム酸化物の典型的な
給源にはアルミン酸塩、アルミナ、およびAlCl
よびAl(SOの如きアルミニウム化合物があ
る。シリコン酸化物の典型的な給源には、硅酸塩、シリ
カヒドロゲル、硅酸、コロイド状シリカ、テトラアルキ
ルオルトシリケート、およびシリカ水酸化物である。ガ
リウム、鉄、ホウ素およびゲルマニウムは、それの対応
するアルミニウムおよびシリコンの含有物質に関連する
形で添加できる。塩、特に塩化ナトリウムの如きアルカ
リ金属ハロゲン化物は反応混合物に添加することがで
き、あるいは反応混合物中に形成することができる。こ
れらは、文献中に、格子中にシリカを吸蔵することなく
ゼオライトの結晶晶出を促進する方法として発表されて
いる。
反応混合物を昇温した温度に保持し、ゼオライト結晶を
形成させる。水熱結晶処理中の温度を典型的に約140
℃〜約200℃に、好ましくは約150℃〜約170℃
に、そして最も好ましくは約135℃〜約165℃に維
持する。結晶時間は典型的には1日より長く、好ましく
は約3日〜約7日である。
水熱結晶は圧力下で行ない、通常反応混合物に自発の圧
力がかかるようにオートクレーブで行なう。反応混合物
は結晶の際に攪拌してよい。
ひとたび、ゼオライト結晶が形成されたら、ろ過の如き
標準的な機械的分離法により、反応混合物から固体生成
物を分離する。結晶は水洗し、次に、例えば90℃〜1
50℃で8〜24時間乾燥し、合成したままの状態のS
SZ−23ゼオライト結晶を得る。乾燥処理は、大気圧
又は大気圧以下で行なうことができる。
水熱結晶処理の際、SSZ−23結晶は反応混合物から
自然に核生成するにまかせることができる。反応混合物
をSSZ−23結晶により接種し、晶出を行ないまた促
進し、同時に希望しないアルミノけい酸塩不純物の形成
を最少とすることもできる。反応混合物をSSZ−23
結晶で接種する場合、有機化合物の濃度を大巾に減少す
ることができ、もしくはなしとすることができるが、し
かし例えばアルコールの如き、ある有機化合物が入つて
いるのが好ましい。
合成SSZ−23ゼオライトは合成のままで使用するこ
とができ、あるいは熱的に処理して(か焼して)使用す
ることができる。通常、イオン交換によりアルカリ金属
陽イオンを除き、それを水素、アンモニウム又は何らか
の希望する金属イオンに置換することは望ましい。ゼオ
ライトは、たとえばEDTA(エチレンジアミン四酢
酸)又は希薄酸溶液のようなキレート化剤で、浸出し、
シリカ対アルミナモル比を上げるこができる。ゼオライ
トは蒸気処理してもよい。蒸気処理により結晶格子は酸
の腐蝕に対し安定となる。たとえば、タングステン、バ
ナジウム、モリブデン、レニウム、ニツケル、コバル
ト、クローム、マンガン、あるいはパラジウム又は白金
の如き貴金属のような水素添加性成分と一緒に、水素添
加−脱水素反応が必要である用途に対しては、ゼオライ
トを用いることができる。典型的な置換陽イオンには、
希土類、すなわち第IIA族および第VII族の金属、およ
びその混合物の如き、金属陽イオンがある。置換する金
属陽イオンの中では、希土類、たとえばMn、Ca、M
g、Zn、Cd、Pt、Pd、Ni、Co、Ti、A
l、Sn、Fe、およびCoのような金属の陽イオンが
特に望ましい。
水素、アンモニウムおよび金属成分はゼオライトへ置換
して入り込ませることができる。ゼオライトに金属を含
浸することもでき、あるいは金属をゼオライトに、当業
で知られている標準的な方法を用いて物理的に密接に混
合することができる。ゼオライトSSZ−23を作製す
る反応混合物中に、希望する金属のイオンとして含有さ
せることにより、金属を結晶格子中に収蔵することがで
きる。
典型的なイオン交換法には、合成ゼオライトを希望す
る、単数又は複数の置換陽イオンの塩を含有する溶液に
接触させる方法がある。広範囲の塩を採用することはで
きるけれど、塩化物とその他のハロゲン化物、硝酸塩、
および硫酸塩が特に好ましい。代表的なイオン交換法
は、米国特許第3,140,249号、第3,140,
251号、第3,140,253号明細書を含む広範囲
の特許に、発表されている。ゼオライトのか焼の前ある
いは後いずれでもイオン交換することができる。
ゼオライトを希望する置換陽イオンの塩溶液との接触さ
せて後、典型的に水で洗い、65℃〜約315℃の範囲
の温度で乾燥する。洗浄の後、空気中又は不活性ガス中
で、約200℃〜820℃の温度で、1〜48時間又は
それ以上の範囲の時間、ゼオライトをか焼し、炭化水素
転化工程に特に有用な、触媒的に活性な生成物を作製す
る。
合成した型のゼオライトに存在する陽イオンにかかわら
ず、ゼオライトの基本的な結晶格子を形成する原子の空
間的な配列は、本質的に不変である。陽イオンの交換は
ゼオライトの格子構造に、たとえあつたとしても、ほと
んど影響がない。
SSZ−23アルミノけい酸塩は多様な物理的な形状に
形成することができる。一般的に、粉末、粒状あるいは
成型生成物、たとえば粒子寸法が、2メツシユ(Tyle
r)スクリーンを通り、400メツシユ(Tyler)スクリ
ーンにひつかかるような押出し品の形とすることができ
る。触媒を、たとえば有機結合剤で押出し法によつて成
型する場合、アルミノ硅酸塩は乾燥前に押出し成型して
よく、あるいは乾燥又は半乾燥してから押出し成型して
もよい。温度、および有機転化工程に採用されるその他
の条件に抵抗力のある、その他の材料と、ゼオライトは
結合することができる。そのような基地材料には、活性
および不活性材料、および合成あるいは天然にあるゼオ
ライトとともに、粘土、シリカおよび金属酸化物の如き
無機材料もまたある。後者は自然にあり、あるいはシリ
カと金属酸化物の混合物を含む、ゼラチン状沈澱、ゾル
又はゲルの形態であることがわかる。活性材料を合成ゼ
オライトと一緒に、すなわちそれと結合して使うとき、
ある有機転化工程の触媒の転化および選択性が改善され
る傾向がある。不活性材料は希釈剤として適切に利用で
き、所定の工程の転化量を制御し、反応速度の制御に他
の方法を使うことなく、経済的に生成物を得ることがで
きる。しばしば、ゼオライト材料は、自然に存する粘
土、たとえばベントナイトとカオリン中に、結合されて
きた。粘土、酸化物の如きこれらの材料は、部分的に、
触媒の結合剤として機能する。良い圧壊強度の触媒が望
ましい。何故ならば、石油精製では触媒は手荒にあつか
われることが再三あることからである。これは触媒が粉
砕して、工程に問題を起こすことになりやすい。
本発明の合成ゼオライトと結合することができる天然に
存する粘土には、モンモリロナイトとカオリン族があ
る。カオリン族は、デキシー、マクナメー(McName
e)、ジヨージアおよびフロリダ粘土、あるいは主な無
機成分がハロイサイト、カオリナイト、デイツカイト、
ナクライト、あるいはアノーザイト(anauxite)である
その他のものである。セピオライトとアタパルジヤイト
の如き繊維質粘土もまは補強剤として使える。かような
粘土は初めに採掘されたままの生で使うことができ、あ
るいは始めに、か焼し、酸処理し、あるいは化学的に改
修して、使うことができる。
前記材料のほかに、SSZ−23ゼオライトは多孔質基
地材料および多孔質基地材料の混合物、すなわちシリ
カ、アルミナ、チタニア、マグネシア、シリカ:アルミ
ナ、シリカ−マグネシア、シリカ−ジルコニア、シリカ
−トリア、シリカ−ベリリア、シリカ−チタニア、チタ
ニア−ジルコニアおよび三元系組成物、たとえば、シリ
カ−アルミナ−トリア、シリカ−アルミナ−ジルコニ
ア、シリカ−アルミナ−マグネシアおよびシリカ−マグ
ネシア−ジルコニアの如きと、結合することができる。
マトリツクスはコゲル(cogel)の形態であることがで
きる。
SSZ−23ゼオライトは合成および天然のフージヤサ
イト(例えばXとY)、エリオナイト、およびモルデナ
イトの如き他のゼオライトと結合できる。これはまたZ
SMシリーズゼオライトの如き、純粋に合成のゼオライ
トと結合することもできる。ゼオライトの組合せを多孔
質無機基地中に結合することができる。
SSZ−23ゼオライトは炭化水素転化反応に有用であ
る。炭素含有化合物を異なつた炭素含有化合物に変化さ
せる、化学的かつ触媒的工程が炭化水素転化反応であ
る。炭化水素転化反応の例には、触媒分解、水素分解、
およびオレフインと芳香族形成の反応がある。触媒はそ
の他の石油精製および炭化水素転化反応、たとえばn−
パラフインとナフテンの異性化、オレフイン又はアセチ
レン化合物、たとえばイソブチレンとブテン−1を重合
およびオリゴマー化、改質、アルキル化、ポリアルキル
置換芳香族(たとえばオルソキシレン)の異性化、およ
び芳香族(たとえばトルエン)を不均化反応させてベン
ゼン、キシレンおよび高級メチルベンゼンの混合物を生
成することにおいて有用である。SSZ−23触媒には
高度の選択性があり、炭化水素転化条件下で、全生成物
に対し高い比率で希望する生成物を得ることができる。
SSZ−23ゼオライトは炭化水素の仕込み物の処理に
利用できる。炭化水素の仕込み物は炭素化合物を含み、
多くの異なつた給源、たとえば処理石油留分、再生石油
留分、けつ岩油湯、液化石炭、タールサンド油から取る
ことができ、そして、一般的にゼオライト触媒反応を起
こしやすい、何らかの炭素含有流体であり得る。炭化水
素仕込み物が通る処理の様式によつて、仕込み物に金属
が含まれていてもよいし、含まれなくてもよい、また高
あるいは低い濃度の窒素又は硫黄不純物が含んでいても
よい。しかし、仕込みの金属、窒素および硫黄含有量が
少なければ少ないほど、一般的に工程は効率的(しかも
触媒はより活性である)であるといえる。
炭化水素仕込み物の転化は適当な方法で、たとえば、流
動床、移動床又は固定床反応器で行なうことができ、希
望する工程の様式によつて選べる。触媒粒子の処法は転
化工程および作業の方法によつてかわる。
金属、たとえば白金を含む本発明の触媒を用いて行なう
ことができるその他の反応には、水素添加−脱水素反
応、脱窒素反応および脱硫黄反応がある。
SSZ−23は炭化水素転化反応に、活性又は不活性の
支援剤とともに、有機又は無機結合剤とともに、そして
添加金属有り他は無しで、用いることができる。これら
の反応は、反応条件と同様に、当業でよく知られてい
る。
SSZ−23は、吸収剤として、紙、ペイント、および
歯磨きの転化剤として、あるいは洗剤中の軟化剤とし
て、利用できる。
以下の実施例でSSZ−23の製法を説明する。
実施例 実施例1 N,N,N−トリメチル−1−アダマンタンアンモニウ
ム水酸化物の作製(型A) 10gの1−アダマンタンアミン(1−adamantanamin
e)(アルドリツチ〔Aldrich〕)を、29gのトリブチ
ルアミンと60mlのジメチルホルムアミドの混合物中に
溶解した。混合物は氷浴中に冷却した。
28.4gのメチルヨウ化物を冷した溶液に連続的に攪
拌しつつ滴下的に加えた。数時間の後に、結晶が現われ
る。反応は一夜継続し、室温に来させた。結晶はろ過
し、テトラヒドロフランで、次にジメチルエーテルで洗
浄し、真空乾燥した。十分の量のジメチルエーテルを反
応ろ液に加えて二相として、更に生成物を得て、それか
ら勢いよく攪拌しながらアセトンを添加し、溶液を一相
とした。連続的に攪拌して結晶を生成させ、同時に溶液
を冷却して更に結晶晶出をさせることができる。生成物
の融点は300℃(decomp.)に近く、元素分析と核磁
気共鳴(NMR)の結果は既知の製造と一致する。真空
乾燥したヨウ化物塩をイオン交換樹脂AG1×8(分子
余剰状態で)でもつて水酸化物型にイオン交換した。イ
オン交換はコラム上で、更に好ましくは樹脂粒およびヨ
ウ化物塩を一夜攪拌して、水溶液を、有機水酸化物の約
0.5モル溶液とすることにより、行なつた。これで型
Aが生成する。
実施例2 N,N,N−トリメチル−2−アダマンタンアンモニウ
ム水酸化物(型B) 5gの2−アダマンタン(アルドリツチ ケミカルカン
パニー〔Aldrich Chemical Co.〕)を、2.63gのギ
酸(88%)と4.5gのジメチルホルムアミドと混合
した。混合物は圧力容器で16時間、190℃加熱し
た。COの発生により反応が経験する圧力の上昇を予
測するように注意を払うべきである。反応はテフロン貼
りのパール4748(Parr4748)反応器中で好都合
に行なつた。仕上げはN,N,N−ジメチル−2−アダ
マンタミンを、塩基性(pH=12)の水溶液から、ジエ
チルエーテルで、抽出することから成つている。いろい
ろな抽出分はNaSOで乾燥し、溶剤を除去し、そ
の生成物を酢酸エチルに溶解した。過剰のメチルヨウ化
物を冷した溶液に添加し、それから室温で数日間攪拌し
た。結晶を採取し、ジメチルエーテルで洗浄し、N,
N,N−トリメチル−2−アダマントアンモニウムヨウ
化物を得た。生成物はC、H、およびNについて微量分
析により検査した。水酸化物型への転化は型Aと同様に
行なつた。
実施例3 0.12gのAl(SO・18HOを、0.
26gのKOH(固体)を実施例1に記載の方法による
0.26モル型水酸化物16mlに溶かした溶液中に溶解
した。1.21gのカボシルM5(CabosilM5)を攪
拌しながらゆつくりと添加し、結果としてできた希薄な
ゲルの内容物をパール4745反応器のテフロン内貼り
に置いた。反応器はブルーMオーブン(Blue M oven)
の中の回転しているスピツト(spit)上に置き、30rp
mで回転し、反応を175℃に7日間加熱した。冷して
すぐに、試料とろ過物、すなわち微細な白い固体を採取
した。X線回折により、生成物は微量のゼオライトSS
Z−13を不純物として含むSSZ−23であると認め
た。窒素の吸収および放出に対して、BET法を採用し
て1,100゜Fにか焼し、NHNOでイオン交換
し(4回)、そして1,000゜Fで再か焼(水素型と
する)した後、ゼオライトの表面積は約400cm/g
であり、ミクロ細孔の容積は約0.16cc/gであつ
た。作製のままの型で、ゼオライトSSZ−23は、型
中での比で、C/Nの比は13に近く、有機物含有物
は生成物体積の約15%に達し、実質的な細孔は合成中
に型で満たされていることを意味する。
実施例4 0.12gのAl(SO・18HO、0.2
6gのKOH(固体)および実施例1に記載の鋳型水酸
化物の1モル溶液4mlを、12mlの水に溶解した。1.
20gのカボシルM5を溶液に混入し、その混合物を加
熱し、実施例3のように処理した。生成物をX線回折に
よる分析の結果、水晶を不純物として含むゼオライトS
SZ−23であつた。
実施例5 0.087gのKOH(固体)、0.06gのAl
(SO・18HO、および実施例1に記載の
鋳型水酸化物の0.74モル溶液5gで、4μモルのメ
チレンブルーを含有するHO4mlに溶解した。0.6
0gのガボシルを、攪拌しながら添加した。反応は実施
例3と同じパール反応器の中に密封し、7日間、30rp
mで、反応温度を160℃に落して加熱した。冷却して
から開き、微細な白い固体をろ過によつて採取した。多
量の蒸留水で処理した後、生成物を一夜空気乾燥した。
100℃で乾燥後、X線回折パターンによる分析で、次
の第3表に示すように、生成物は純粋なSSZ−23で
あることがわかる。この実施例の反応体の比は次のとお
りである。
Si:O/Al=100 KOH/SiO=0.13 型OH/SiO=0.37 HO/SiO=44 正味のOH/SiO=0.45 ゼオライトSSZ−23の作製で最も頻繁にあらわれる
不純物はゼオライトSSZ−13である。後者のゼオラ
イトの生成を最小とするには、(a)調合品からNa
除き、(b)メチレンブルーをメチレンブル/Al
=4.4×10-2の水準で用いるのが効果がある。メチ
レンブルーはあるゼオライト相(ホイツタム等、米国特
許第1,450,411号)の晶出を抑止するものと知
られており、ゼオライトSSZ−13は高シリカキヤバ
ザイト(high silica chabazite)構造だから、この特
殊な染料はその晶出を、ゼオライトSSZ−23を合成
するに際して、抑止する上で効果があると認める。
実施例6 同じ反応物系を実施例5においても用いたが、反応物系
が次のような比になるように変化させた。
SiO/Al=120 KOH/SiO=0.22 型OH/SiO=0.22 HO/SiO=44 OH/SiO=0.38 メチレンブルー/Al=1×10-3 反応混合物は実施例5と同様に加熱して、そして類似の
型に仕上げた。結晶質生成物はトリジマイト様のシリカ
不純物を含むゼオライトSSZ−23だつた。一般的
に、ゼオライトSSZ−23は約1〜6μの長さの円盤
状に結晶する。
実施例7 この例では、実施例5のKOHを0.047gのNaO
Hで置き換えた。その他の試薬は実施例5と同じとし
た。反応を行なわせ、反応時間を6日間とした以外、実
施例5と同じに作り上げた。ゼオライト生成物は再びS
SZ−23であつた。
実施例8 もう1回の試験を段取りして、実施例5のように実施し
た。ここではアルカリ陽イオンをルビジウムとし、ルビ
ジウム水酸化物(Alfa Inorganics)50%溶液0.1
7gを用いて添加した。結晶質生成物は、SSZ−23
だつた。
実施例9 この試験ではアルカリ給源として、COH50%溶液
0.25gを用いる。実施例5と同じ条件で実施し、生
成物はSSZ−23だつた。
実施例10 この反応では、はじめのSiO/Al比は50
とし、したがつてその結果としてのゼオライト生成物中
の比は実施例5〜9より小さい(これらの例では、はじ
めのSiO/Al比は120だつた)。再びパ
ール4745反応器で反応を起こさせた。実施例2
(0.72M)に記載の鋳型B4.15gを、5mlの
水、50%のルビジウム水酸化物0.59gおよびルド
ツクスAS−30(LudoxAS−30)コロイド状シリ
カ2.36gと混合した。反応物を攪拌棒で攪拌した
後、ナルコ1SJ612(Nalco1SJ612)コロイ
ド状シリカ0.78gを、これにアルミナを分散させ
て、混入した。反応器は密封し、スピツトに乗せ、17
5℃に10日間加熱し、30rpmで回転を続け、攪拌棒
は反応器に静止させた。適切な作り込み作業の後できた
生成物はSSZ−23だつた。
実施例11 この例は、SiO/Al=200の混合物から
のSSZ−23の合成を説明する。前記実施例に用いた
と同じ豆粒形の攪拌器を含めて同じ装置を用いて、以下
の反応物を混合した。型A(0.70M)5.6ml、K
OH(S)0.065g、およびAl(SO
18HO0.06gを10.2mlのHOに溶解し
た。1.20gのカボシルM5を添加した。6日間、1
60℃で、30rpmの攪拌をして反応させた。生成分は
結晶質SSZ−23だつた。
実施例12 SSZ−23は本質的にアルミニウムを含まない系から
生成できる。型A(0.72M)54.4gとKOH
(S)0.65gをHO110mlに溶解した。カボシ
ルM5 12.71gを添加し攪拌した。反応混合物を
60ccパー攪拌反応器に乗せ、160℃で6日間、10
0rpmの攪拌をしつつ加熱した。適切な仕上げ後、生成
物は結晶質SSZ−23だつた。生成物のX線回折パタ
ーンを第4表に示す。
実施例13 鋳型Bの0.65M溶液6gを、Al(SO
18HO0.06gおよびKOH(S)0.11gと
ともに10mlの水に溶解した。カボシルM5 1.20
gを添加し、実施例11の如く反応させた。しかし、生
成物は15日後に30rpmの攪拌で仕上げた。生成物は
再びSSZ−23だつた。
実施例14 A 実施例5、10および12の結晶質生成物を次のよ
うにか焼した。試料を、マツフル炉で、室温から540
℃まで、7時間にわたつて徐々に増加する昇温速度で、
加熱した。試料は540℃で更に4時間保持し、それか
ら600℃に上げてまた更に4時間保持した。50/50の
空気と窒素の混合物を、ゼオライト上に20標準立方フ
イート毎時の速度で加熱中に送つた。
実施例12と5の製品をか焼したものはそれぞれ第5、
6表に示す代表的なX線回折パターンであつた。
B 実施例5、10および12の、上記Aのか焼した材
料を、NHNOを用いてイオン交換し、ゼオライト
をK型からNHへ転化し、最終的にH型とした。典型
的には、ゼオライトと同量のNHNOを、HOの
ゼオライトに対する比が50/1のHO中に入れてスラ
リーとした。交換溶液は100℃に2時間加熱し、それ
からろ過した。この手順を4回繰り返した。最後に、最
後の交換をした後、数回水でゼオライトを洗浄し、乾燥
した。Aの場合のように、しかし最後の600℃の処理
を除いて、か焼を繰返した。これによりH型のゼオライ
トが得られる。
実施例15 実施例5、10および12の水素型ゼオライト(実施例
14のAおよびBに記載の処理をした後)0.25g
を、別々にして3/8″のステンレス鋼管中へ、ゼオラ
イト化の両面のアランダムとともに、詰め込んだ、リン
ドバーグ炉(Lindburg furnace)で反応管を加熱した。
反応管へ、ヘリウムを10cc/min.の速度で、かつ大気
圧で導入した。反応器は250゜Fで40分間保持し、
その後800゜Fに昇温した。温度が平衡に達したら、
n−ヘキサンと3−メチルペンタンの50/50、W/Wの
供給物を、反応器中へ0.62cc/hrの速度で導入し
た。供給物の送り込みは手動ポンプによつた。供給物を
10分間導入してからガスクロマトグラフへの直接サン
プリングを始めた。ガスクロマトグラフデータから当業
で知られている方法により拘束指数値を計算した。実施例 拘束指数 10分での転化 温度゜F 5 4 9% 800 12 − 0% 800 10 2 16% 800
フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C07C 6/12 9280−4H C10G 11/04 6958−4H 35/095 6958−4H 45/04 2115−4H 47/16 2115−4H 49/08 2115−4H

Claims (21)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】シリコン酸化物、ゲルマニウム酸化物およ
    びその混合物から選んだ一つの酸化物の、アルミニウム
    酸化物、ガリウム酸化物、鉄酸化物、ホウ素酸化物およ
    びその混合物から選んだ一つの酸化物に対するモル比
    が、約50:1より大きく、かつ第1表のX線回折線を
    有するゼオライト。
  2. 【請求項2】アルミニウム、シリコンを含む、特許請求
    の範囲第(1)項に記載のゼオライト。
  3. 【請求項3】特許請求の範囲第(2)項のゼオライトを、
    約200℃〜820℃の温度で熱的に処理して作成され
    たゼオライト。
  4. 【請求項4】シリコン酸化物又はゲルマニウム酸化物
    の、アルミニウム酸化物、ガリウム酸化物、鉄酸化物又
    はホウ素酸化物に対するモル比が、約50:1〜150
    0:1の範囲にある特許請求の範囲第(1)項に記載のゼ
    オライト。
  5. 【請求項5】水素、アンモニウム、希土類金属、第IIA
    族金属又は第VIII族金属イオンでイオン交換した、特許
    請求の範囲第(1)項に記載のゼオライト。
  6. 【請求項6】希土類金属、第IIA族金属又は第VIII族金
    属がゼオライトに吸蔵される、特許請求の範囲第(1)項
    に記載のゼオライト。
  7. 【請求項7】合成のままかつ無水状態で、酸化物モル比
    で表わして; (0.1〜3.0)QO: (0.1〜2.0)MO:W:(50より大)
    YO ここで、Mはアルカリ金属陽イオン、Wはアルミニウ
    ム、ガリウム、鉄、ホウ素およびその混合物から選んだ
    もの、Yはシリコン、ゲルマニウムおよびその混合物か
    ら選んだもの、Qはアダマンテーン第4級アンモニウム
    イオンである; の組成を持ち、第1表のX線回折線を有するゼオライ
    ト。
  8. 【請求項8】Wがアルミニウム、Yがシリコンである、
    特許請求の範囲第(7)項に記載のゼオライト。
  9. 【請求項9】特許請求の範囲第(7)項のゼオライトを、
    約200℃〜820℃の温度で熱的に処理して作成され
    たゼオライト。
  10. 【請求項10】シリコン酸化物又はゲルマニウム酸化物
    の、アルミニウム酸化物、ガリウム酸化物、鉄酸化物又
    はホウ素酸化物に対するモル比が、約50:1〜150
    0:1の範囲にある特許請求の範囲第(7)項に記載のゼ
    オライト。
  11. 【請求項11】水素、アンモニウム、希土類金属、第II
    A族金属又は第VIII族金属イオンでイオン交換した、特
    許請求の範囲第(7)項に記載のゼオライト。
  12. 【請求項12】希土類金属、第IIA族金属又は第VIII族
    金属がゼオライトに吸蔵される、特許請求の範囲第(7)
    項に記載のゼオライト。
  13. 【請求項13】アダマンテーン第4級アンモニウムイオ
    ンは、式 (式中、Y、YおよびYはそれぞれ独立して低級
    アルキル、A はゼオライトの形成に有害でない陰イオ
    ン、R、RおよびRはそれぞれ独立して水素又は
    低級アルキルである);および (式中、R、RおよびRはそれぞれ独立して水素
    又は低級アルキル、Y、YおよびYはそれぞれ独
    立して低級アルキル、A はゼオライトの形成に有害で
    ない陰イオンである); のアダマンテーン化合物から誘導される、特許請求の範
    囲第(7)項に記載のゼオライト。
  14. 【請求項14】式(a)において、Y、YおよびY
    がそれぞれ独立してメチル又はエチル、A がOH又は
    ハロゲン、R、RおよびRがそれぞれ水素である
    もの、並びに式(b)において、Y、YおよびY
    それぞれ独立してメチル又はエチル、A がOH又はハ
    ロゲン、R、RおよびRが水素である、特許請求
    の範囲第(13)項に記載のゼオライト。
  15. 【請求項15】Y、YおよびYが同一で、それぞ
    れメチルであり、A がOH又はIである、特許請求の
    範囲第(14)項に記載のゼオライト。
  16. 【請求項16】シリコン酸化物、ゲルマニウム酸化物お
    よびその混合物から選んだ一つの酸化物の、アルミニウ
    ム酸化物、ガリウム酸化物、鉄酸化物、ホウ素酸化物お
    よびその混合物から選んだ一つの酸化物に対するモル比
    が、約50:1より大きく、かつ第1表のX線回折線を
    有するゼオライトを製造する方法であって、 (a) アダマンテーン第4級アンモニウムイオンの給
    源、アルミニウム酸化物、ガリウム酸化物、鉄酸化物、
    ホウ素酸化物およびその混合物から選んだ酸化物、およ
    びシリコン酸化物、ゲルマニウム酸化物およびその混合
    物から選んだ酸化物を含む、水性混合物を作り、 (b) 混合物を少なくとも140℃の温度に保持してゼ
    オライト結晶を形成させ、 (c) その結晶を採取する、 ことからなる方法。
  17. 【請求項17】水性混合物の組成が、酸化物のモル比で
    表現して、YO/W、50:1〜1500:
    1、Q/YOは0.05:1〜0.80:1;ここ
    で、Yはシリコン、ゲルマニウムおよびその混合物から
    選んだもの、Wはアルミニウム、ガリウム、鉄、ホウ素
    およびその混合物から選んだもの、そしてQはアダマン
    テーン第4級アンモニウムイオンである; の範囲にある、特許請求の範囲第(16)項に記載の方法。
  18. 【請求項18】アダマンテーン第4級アンモニウムイオ
    ンのアダマンテーン化合物から誘導する、特許請求の範
    囲第(16)項又は第(17)項に記載の方法。
  19. 【請求項19】式(a)において、Y、YおよびY
    がそれぞれ独立してメチル又はエチル、A がOH又は
    ハロゲン、R、RおよびRが水素であり、式(b)
    において、Y、YおよびYがそれぞれ独立してメ
    チル又はエチル、A がOH又はハロゲン、R、R
    およびRが水素である特許請求の範囲第(18)項に記載
    の方法。
  20. 【請求項20】Y、YおよびYが同一でそれぞれ
    メチルであり、A がOH又はIである、特許請求の範
    囲第(19)項に記載の方法。
  21. 【請求項21】シリコン酸化物、ゲルマニウム酸化物お
    よびその混合物から選んだ一つの酸化物の、アルミニウ
    ム酸化物、ガリウム酸化物、鉄酸化物、ホウ素酸化物お
    よびその混合物から選んだ一つの酸化物に対するモル比
    が、約50:1より大きく、かつ第1表のX線回折線を
    有するゼオライト及び無機質マトリックスからなるゼオ
    ライト組成物。
JP62019569A 1986-01-29 1987-01-29 ゼオライトおよびその製造方法 Expired - Lifetime JPH0611648B2 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US82370586A 1986-01-29 1986-01-29
US823705 1986-01-29

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS62216914A JPS62216914A (ja) 1987-09-24
JPH0611648B2 true JPH0611648B2 (ja) 1994-02-16

Family

ID=25239481

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP62019569A Expired - Lifetime JPH0611648B2 (ja) 1986-01-29 1987-01-29 ゼオライトおよびその製造方法

Country Status (7)

Country Link
EP (1) EP0231018A3 (ja)
JP (1) JPH0611648B2 (ja)
AU (1) AU592405B2 (ja)
CA (1) CA1281700C (ja)
IN (1) IN169669B (ja)
NZ (1) NZ218940A (ja)
ZA (1) ZA87652B (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016514730A (ja) * 2013-03-27 2016-05-23 ジョンソン、マッセイ、パブリック、リミテッド、カンパニーJohnson Matthey Public Limited Company 1−アダマンチルトリメチルアンモニウム水酸化物を調製するための方法

Families Citing this family (15)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
NZ218939A (en) * 1986-01-29 1989-11-28 Chevron Res Zeolite ssz-25; mole ratio of sio 2 or geo 2 to other framework oxides greater than 20 to 1
NZ218938A (en) * 1986-01-29 1989-11-28 Chevron Res Zeolite ssz-24: mole ratio of sio 2 or geo 2 to other framework oxides greater than 100 to 1
GB8721202D0 (en) * 1987-09-09 1987-10-14 Shell Int Research Preparation of crystalline(metallo)silicates
US4910006A (en) * 1988-03-23 1990-03-20 Chevron Research Company Zeolite SSZ-26
BR0115153B1 (pt) * 2000-11-03 2010-10-19 zeólito cristalino microporoso, processo para preparar o mesmo, uso do mesmo, e, processos para isomerizar uma mistura de alimentação de não-equilìbrio compreendendo xilenos e etil-benzeno, para monoalquilar compostos aromáticos, para preparar cumeno pela alquilação de benzeno com propileno, e de transalquilação.
US6419895B1 (en) * 2000-11-03 2002-07-16 Uop Llc Crystalline aluminosilicate zeolitic composition: UZM-4
JP2010138087A (ja) * 2008-12-10 2010-06-24 Tosoh Corp N,n,n−トリアルキルアダマンタンアンモニウムアルキルカーボネートの製造方法
CN102348676B (zh) 2009-03-12 2016-02-10 巴斯夫欧洲公司 制备氢氧化1-金刚烷基三甲基铵的方法
JP5428501B2 (ja) * 2009-04-28 2014-02-26 東ソー株式会社 ゼオライト製造用の構造指向剤
CN102115448B (zh) * 2010-12-06 2013-10-30 上海博康精细化工有限公司 金刚烷季铵碱及其制备方法
US20130034482A1 (en) * 2011-08-05 2013-02-07 Chevron U.S.A Inc. Reduction of oxides of nitrogen in a gas stream using molecular sieve ssz-23
US8512674B1 (en) * 2012-03-01 2013-08-20 Chevron U.S.A. Inc. Preparation of molecular sieve SSZ-23
WO2014052698A1 (en) 2012-09-28 2014-04-03 Pacific Industrial Development Corporation An alumina silicate zeolite-type material for use as a catalyst in selective catalytic reduction and process of making thereof
JP6416096B2 (ja) 2012-09-28 2018-10-31 パシフィック インダストリアル デベロップメント コーポレイション 選択触媒還元反応における触媒として使用するためのstt型ゼオライトの調製方法
DE102016120123A1 (de) * 2015-10-22 2017-04-27 Johnson Matthey Public Limited Company Verfahren zum Aluminiumeinbau in in Fluoridmedium hergestellte, einen hohen Siliciumdioxidgehalt aufweisende Zeolithe

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4544538A (en) 1982-07-09 1985-10-01 Chevron Research Company Zeolite SSZ-13 and its method of preparation

Family Cites Families (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3140249A (en) 1960-07-12 1964-07-07 Socony Mobil Oil Co Inc Catalytic cracking of hydrocarbons with a crystalline zeolite catalyst composite
NL132193C (ja) 1961-12-21
US3140253A (en) 1964-05-01 1964-07-07 Socony Mobil Oil Co Inc Catalytic hydrocarbon conversion with a crystalline zeolite composite catalyst
GB1450411A (en) 1973-01-26 1976-09-22 Ici Ltd Zeolites
EP0040016B1 (en) 1980-05-13 1984-09-12 Imperial Chemical Industries Plc Zeolite nu-3
NZ218938A (en) * 1986-01-29 1989-11-28 Chevron Res Zeolite ssz-24: mole ratio of sio 2 or geo 2 to other framework oxides greater than 100 to 1
NZ218939A (en) * 1986-01-29 1989-11-28 Chevron Res Zeolite ssz-25; mole ratio of sio 2 or geo 2 to other framework oxides greater than 20 to 1

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4544538A (en) 1982-07-09 1985-10-01 Chevron Research Company Zeolite SSZ-13 and its method of preparation

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016514730A (ja) * 2013-03-27 2016-05-23 ジョンソン、マッセイ、パブリック、リミテッド、カンパニーJohnson Matthey Public Limited Company 1−アダマンチルトリメチルアンモニウム水酸化物を調製するための方法

Also Published As

Publication number Publication date
AU592405B2 (en) 1990-01-11
JPS62216914A (ja) 1987-09-24
CA1281700C (en) 1991-03-19
NZ218940A (en) 1989-11-28
AU6805887A (en) 1987-07-30
EP0231018A3 (en) 1988-11-02
EP0231018A2 (en) 1987-08-05
ZA87652B (en) 1987-09-30
IN169669B (ja) 1991-11-30

Similar Documents

Publication Publication Date Title
AU592616B2 (en) New zeolite SSZ-25
US4508837A (en) Zeolite SSZ-16
JP2500256B2 (ja) 化合物
KR100279195B1 (ko) 지올라이트 에스에스제트-35
US4859442A (en) Zeolite SSZ-23
US4544538A (en) Zeolite SSZ-13 and its method of preparation
US5053373A (en) Zeolite SSZ-32
US5252527A (en) Zeolite SSZ-32
US5160500A (en) Zeolite synthesis using an alcohol or like molecules
US5268161A (en) Process for preparing molecular sieves using a 1,3,3,8,8-pentamethyl-3-azoniabicyclo [3.2.1] octane template
US4104151A (en) Organic compound conversion over ZSM-23
US4610854A (en) Zeolite SSZ-15 and process for preparing the same
CA2109334A1 (en) Preparation of borosilicate zeolites
JPH09503477A (ja) 合成多孔質結晶性mcm−58,その合成及び用途
JPH05502009A (ja) ゼオライトssz―33
US4834958A (en) Zeolite SSZ-24
JPH0611648B2 (ja) ゼオライトおよびその製造方法
JP2969569B2 (ja) ゼオライトzsm―35の合成
EP0142317A2 (en) Crystalline silicate ZSM-48 and method for its preparation
EP0231019B1 (en) New zeolite ssz-24
EP0394434B1 (en) New zeolite ssz-31
US4902844A (en) New zeolite SSZ-23 and xylene isomerization therewith
EP0522196B1 (en) Zeolite SSZ-32
JPS6077125A (ja) Zsm−12の酸強度の調整製造
US4936977A (en) Zeolite SSZ-24