JPH0611534B2 - 内装材の製造方法 - Google Patents
内装材の製造方法Info
- Publication number
- JPH0611534B2 JPH0611534B2 JP5704587A JP5704587A JPH0611534B2 JP H0611534 B2 JPH0611534 B2 JP H0611534B2 JP 5704587 A JP5704587 A JP 5704587A JP 5704587 A JP5704587 A JP 5704587A JP H0611534 B2 JPH0611534 B2 JP H0611534B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cotton layer
- base material
- impregnated
- synthetic resin
- molding
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Laminated Bodies (AREA)
- Vehicle Interior And Exterior Ornaments, Soundproofing, And Insulation (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は主として自動車の成形天井材、ドアトリム材、
リアパーセル材等に供せられる内装材の製造方法に関す
るものである。
リアパーセル材等に供せられる内装材の製造方法に関す
るものである。
従来、この種の内装材はレジンボード、ダンボール、ポ
リスチレン発泡体ボード、合成樹脂含浸ポリウレタン発
泡体ボード等が基材となっている。そして例えばダンボ
ールのような伸延性のない基材の場合には成形時に表面
にしわや亀裂を生ずるので、このようなしわや亀裂を防
止するためにしわ取り材が表面に貼着される。またポリ
スチレン発泡体ボードや合成樹脂含浸ポリウレタン発泡
体ボード等の強度の小さい基材では補強のために補強材
が重合される。またレジンボードのような成形後の形状
安定性の悪いものも形状安定化のために補強材が重合さ
れる場合がある。
リスチレン発泡体ボード、合成樹脂含浸ポリウレタン発
泡体ボード等が基材となっている。そして例えばダンボ
ールのような伸延性のない基材の場合には成形時に表面
にしわや亀裂を生ずるので、このようなしわや亀裂を防
止するためにしわ取り材が表面に貼着される。またポリ
スチレン発泡体ボードや合成樹脂含浸ポリウレタン発泡
体ボード等の強度の小さい基材では補強のために補強材
が重合される。またレジンボードのような成形後の形状
安定性の悪いものも形状安定化のために補強材が重合さ
れる場合がある。
従来、この種のしわ取り材や補強材としてはガラス繊維
層、不織布、紙等が用いられている(例えば特開昭61
−51544号)。
層、不織布、紙等が用いられている(例えば特開昭61
−51544号)。
しかしながら上記従来のしわ取り材や補強材は伸延性や
可撓性が不足し、成形した時特に深絞り成形部分におい
て上記しわ取り材や補強材に亀裂を生ずると云う問題点
があった。
可撓性が不足し、成形した時特に深絞り成形部分におい
て上記しわ取り材や補強材に亀裂を生ずると云う問題点
があった。
本発明は上記従来の問題点を解決する手段として、基材
(1)および/または綿層(2)に合成樹脂を含浸させて該基
材(1)の片面またま両面に綿層(2)を重合した後、該綿層
(2)を該基材(1)に圧着するものである。
(1)および/または綿層(2)に合成樹脂を含浸させて該基
材(1)の片面またま両面に綿層(2)を重合した後、該綿層
(2)を該基材(1)に圧着するものである。
本発明に用いられる基材としてはレジンボード、ダンボ
ール、ポリスチレン発泡体ボード、合成樹脂含浸ポリウ
レタン発泡体ボード等が例示されるが、該基材には所望
なればウレタン樹脂,メラミン樹脂,フェノール樹脂,
エポキシ樹脂,アクリル樹脂,ポリエチレン,ポリプロ
ピレン等の種々な熱硬化性または熱可塑性合成銃脂の単
独またはこれら相互の二種以上の混合物が含浸されても
よいし、あるいは上記合成樹脂を形成するプレポリマ
ー、モノマー等を含浸しその後高分子化してもよい。該
基材に対する合成樹脂含浸量は30〜150重量%程度
が一般的である。
ール、ポリスチレン発泡体ボード、合成樹脂含浸ポリウ
レタン発泡体ボード等が例示されるが、該基材には所望
なればウレタン樹脂,メラミン樹脂,フェノール樹脂,
エポキシ樹脂,アクリル樹脂,ポリエチレン,ポリプロ
ピレン等の種々な熱硬化性または熱可塑性合成銃脂の単
独またはこれら相互の二種以上の混合物が含浸されても
よいし、あるいは上記合成樹脂を形成するプレポリマ
ー、モノマー等を含浸しその後高分子化してもよい。該
基材に対する合成樹脂含浸量は30〜150重量%程度
が一般的である。
本発明に用いられる綿層としてはポリエステル繊維,ポ
リアミド繊維,アクリル繊維,アセテート繊維,綿繊
維,麻繊維等の合成繊維または天然繊維、あるいはこれ
らの再生繊維の単独または二種以上の混合物を軽度に絡
合して綿状にしたものであり着色されてもよく、また通
常目付けは20〜100g/m2、厚さは10〜50mmの
綿層が用いられ、所望ならば上記基材に含浸せられてい
る合成樹脂、プレポリマー、モノマー等と同様な合成樹
脂、プレポリマー、モノマー等が含浸される。該綿層に
対する合成樹脂含浸量は通常100〜200重量%であ
る。
リアミド繊維,アクリル繊維,アセテート繊維,綿繊
維,麻繊維等の合成繊維または天然繊維、あるいはこれ
らの再生繊維の単独または二種以上の混合物を軽度に絡
合して綿状にしたものであり着色されてもよく、また通
常目付けは20〜100g/m2、厚さは10〜50mmの
綿層が用いられ、所望ならば上記基材に含浸せられてい
る合成樹脂、プレポリマー、モノマー等と同様な合成樹
脂、プレポリマー、モノマー等が含浸される。該綿層に
対する合成樹脂含浸量は通常100〜200重量%であ
る。
本発明においては上記合成樹脂は基材または綿層のどち
らか一方または両方に含浸されているべきである。
らか一方または両方に含浸されているべきである。
本発明の内装材を製造するには基材の両面または片面に
綿層を重合し圧着するが、基材は綿層が圧着される際に
同時に成形されてもよいし、基材のみを予め成形しその
後綿層を圧着してもよい。上記綿層を圧着する際に合成
皮革、繊維編織物等の表皮を同時に貼着してもよい。し
かしながら綿層が着色されている場合には綿層自体が表
皮となるから別材の表皮を用意する必要はない。また綿
層を表皮とする場合には圧着と同時にエンボス、パター
ン付けを行なってもよい。
綿層を重合し圧着するが、基材は綿層が圧着される際に
同時に成形されてもよいし、基材のみを予め成形しその
後綿層を圧着してもよい。上記綿層を圧着する際に合成
皮革、繊維編織物等の表皮を同時に貼着してもよい。し
かしながら綿層が着色されている場合には綿層自体が表
皮となるから別材の表皮を用意する必要はない。また綿
層を表皮とする場合には圧着と同時にエンボス、パター
ン付けを行なってもよい。
上記基材あるいは基基材と綿層との重合物の成形はプレ
ス成形、真空成形等の一般的な成形法によって行われ
る。
ス成形、真空成形等の一般的な成形法によって行われ
る。
基材に綿層を圧着すると該綿層は基材および/または綿
層に含浸されている合成樹脂の浸出によって基材に接着
されるとともに厚みが圧縮されつゝ成形される。この場
合綿層は軽度に絡合されているだけであるから大きな伸
延性を有しいかなる深絞り成形形状にも適合する。圧着
圧縮後は綿層の組織は緻密になって基材を補強するがな
お弾性を有し、基材表面にしわ、亀裂等にもとずく凹凸
がある場合には綿層の厚みにより該凹凸を吸収する。
層に含浸されている合成樹脂の浸出によって基材に接着
されるとともに厚みが圧縮されつゝ成形される。この場
合綿層は軽度に絡合されているだけであるから大きな伸
延性を有しいかなる深絞り成形形状にも適合する。圧着
圧縮後は綿層の組織は緻密になって基材を補強するがな
お弾性を有し、基材表面にしわ、亀裂等にもとずく凹凸
がある場合には綿層の厚みにより該凹凸を吸収する。
したがって本発明においてはしわ取り材や補強材の層が
どのような深絞り成形部分においても成形形状に適合し
て亀裂等を生ずることがなく、表面が平滑な内装材が得
られる。そして綿層と基材との接着には綿層および/ま
たは基材に含浸されている合成樹脂が用いられるから別
な接着剤は全く不要である。
どのような深絞り成形部分においても成形形状に適合し
て亀裂等を生ずることがなく、表面が平滑な内装材が得
られる。そして綿層と基材との接着には綿層および/ま
たは基材に含浸されている合成樹脂が用いられるから別
な接着剤は全く不要である。
更に綿層は基材に圧着された後も適度な弾性を有するか
らその上に貼着される表皮が例えばポリ塩化ビニルシー
トのようなクッション性がないものであっても該表皮に
ポリウレタン発泡体シートのようなクッション材を裏打
ちする必要はないし、また綿層を着色すればそれ自体が
表皮にもなる。
らその上に貼着される表皮が例えばポリ塩化ビニルシー
トのようなクッション性がないものであっても該表皮に
ポリウレタン発泡体シートのようなクッション材を裏打
ちする必要はないし、また綿層を着色すればそれ自体が
表皮にもなる。
本発明は第1図〜第3図に示す実施例によって更に具体
的に説明する。
的に説明する。
第1図に示すように厚さ6mmのポリウレタン発泡体に1
00重量%のウレタンプレポリマーを含浸させた基材
(1)と、グレーに着色し目付50g/m2、厚さ30mmのポ
リエステル繊維綿層(2)とを重合し、ホットプレス(3)の
下型(3)B上にセットし、次いで第2図に示すように型
面にエンボス(31)Aを有する上型(3)Aを下降させてプ
レス成形を行うと同時に綿層(2)を圧着しかつエンボス
を行なう。かくして綿層(2)から表皮(2)Aが形成され、
基材(1)は成形されて第3図に示すような成形天井(4)が
製造される。この場合の成形条件は温度140℃、圧力
2kg/cm2で1分間行なう。
00重量%のウレタンプレポリマーを含浸させた基材
(1)と、グレーに着色し目付50g/m2、厚さ30mmのポ
リエステル繊維綿層(2)とを重合し、ホットプレス(3)の
下型(3)B上にセットし、次いで第2図に示すように型
面にエンボス(31)Aを有する上型(3)Aを下降させてプ
レス成形を行うと同時に綿層(2)を圧着しかつエンボス
を行なう。かくして綿層(2)から表皮(2)Aが形成され、
基材(1)は成形されて第3図に示すような成形天井(4)が
製造される。この場合の成形条件は温度140℃、圧力
2kg/cm2で1分間行なう。
第1図〜第3図は本発明の一実施例に関するものであ
り、第1図は成形前説明図、第2図は成形後説明図、第
3図は成形天井斜視図である。 図中 (1)……基材、(2)……綿層、(3)……ホットプレ
ス、(4)……成形天井
り、第1図は成形前説明図、第2図は成形後説明図、第
3図は成形天井斜視図である。 図中 (1)……基材、(2)……綿層、(3)……ホットプレ
ス、(4)……成形天井
Claims (1)
- 【請求項1】基材および/または綿層に合成樹脂を含浸
させて該基材の片面または両面に綿層を重合した後、該
綿層を該基材に圧着することを特徴とする内装材の製造
方法
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5704587A JPH0611534B2 (ja) | 1987-03-12 | 1987-03-12 | 内装材の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5704587A JPH0611534B2 (ja) | 1987-03-12 | 1987-03-12 | 内装材の製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS63222851A JPS63222851A (ja) | 1988-09-16 |
JPH0611534B2 true JPH0611534B2 (ja) | 1994-02-16 |
Family
ID=13044480
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5704587A Expired - Lifetime JPH0611534B2 (ja) | 1987-03-12 | 1987-03-12 | 内装材の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0611534B2 (ja) |
-
1987
- 1987-03-12 JP JP5704587A patent/JPH0611534B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS63222851A (ja) | 1988-09-16 |
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