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JPH06111494A - 情報記録再生装置 - Google Patents

情報記録再生装置

Info

Publication number
JPH06111494A
JPH06111494A JP26262692A JP26262692A JPH06111494A JP H06111494 A JPH06111494 A JP H06111494A JP 26262692 A JP26262692 A JP 26262692A JP 26262692 A JP26262692 A JP 26262692A JP H06111494 A JPH06111494 A JP H06111494A
Authority
JP
Japan
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data
error
error correction
video
recording
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP26262692A
Other languages
English (en)
Inventor
Chiyousaku Nouzen
長作 能弾
Masahiro Nakashika
正弘 中鹿
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP26262692A priority Critical patent/JPH06111494A/ja
Publication of JPH06111494A publication Critical patent/JPH06111494A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Signal Processing Not Specific To The Method Of Recording And Reproducing (AREA)
  • Television Signal Processing For Recording (AREA)
  • Compression Or Coding Systems Of Tv Signals (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 データの相関を利用した変調方式を使用する
場合に、異なる性質を持ったデータを共通の回路で記録
し、かつ誤り訂正能力を向上させる。 【構成】 性質の異なるデータに対してそれぞれ独立し
た変調回路を用意し、変調後のデータに対して共通の誤
り訂正符号化器により検査シンボルを付加し、共通の記
録回路により記録を行う。 【効果】 それぞれのデータに適した変調方式を使用し
つつ共通の回路で記録できる。またデータの相関を利用
した変調方式を使用しても誤り訂正能力が低下しない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は情報記録再生装置、特に
映像信号の相関性を利用した方式によってデータの変換
を行い音声信号と時分割多重して記録するディジタルV
TRの誤り訂正符号化に関する。
【0002】
【従来の技術】図7は従来のディジタル化された高精細
映像データ及び音声データを記録する磁気記録再生装置
(以下DVTRと略)のブロック構成を示している。
【0003】映像データを記録再生する映像系のうち、
11は映像信号をディジタルデータに変換するA/D変
換器、12は誤り訂正または誤り検出可能な誤り検査シ
ンボルを付加するための第2の誤り訂正符号化器、14
は音声データと映像データとの切り替えを行う選択回
路、15は第1の符号化器、50は磁気記録再生系の特
性に合うようにデータを変換するための変調器である。
磁気記録再生系は直流成分を含む低周波領域の特性が悪
いため低周波成分を抑圧するためのデータ変換を行う。
16は変調されたデータをシリアルデータに変換した後
図示していない磁気テープに記録し、また磁気テープよ
り再生されたデータをパラレル信号に変換する記録再生
回路、51は変調されたデータを元に戻す復調器、17
及び19はそれぞれ再生時に発生した誤りを訂正するた
めの第1及び2の誤り訂正復号器、20は映像データを
アナログ信号に変換するD/A変調器である。
【0004】一方、音声データを記録再生する音声系の
うち、23は音声信号をディジタルデータに変換するA
/D変換器、24は音声データ用の第3の符号化器、符
号化後のデータは選択回路14で映像データに多重され
る。27は第1の符号化器15の出力から音声部分を分
離し誤り訂正を行う第3の復号器、28は音声データは
アナログ信号に変換するD/A変換器である。なお、第
1の符号化器15以降の記録回路と第1の復号器17ま
での再生回路は音声データと映像データで共通に使用さ
れる。
【0005】このように構成されたDVTRではデータ
を非常に高密度で記録しているため、記録再生の過程で
比較的多くの誤りが発生する。この誤りを訂正するため
に、誤り訂正符号化器によりあらかじめ誤り訂正符号化
を行っている。
【0006】変調器における変調方式としては、例えば
8/14ブロック変換のような方式があるが、この方式
では伝送するデータ量が1.75倍に増加してしまうた
め、高精細映像信号のように膨大なデータを持つ場合に
はデータ量が増加しない変調方式が適している。そこ
で、データ量が増加しない変調方式として映像データの
相関を使用した8/8変換を使用する。8/8変換方式
を図3を参照して説明する。8/8変換方式とは相関の
ある、つまりレベルがほぼ等しい2つの画素データ、例
えば隣接する2つの画素データ(40A、40B)の一
方を反転し(40C)、それぞれを直流レベルの順に並
べたテーブルによりコードワード(41A、41B)に
変換し、これらの2つのコードワードを連続して出力す
る方式である。これだけでも十分に低周波成分の抑圧効
果が得られるが、より効果を高めるために、データ42
に示すように2つのコードワード間でビットの入れ替え
を行う。
【0007】また、DVTRではディジタル化された音
声信号の記録も行う。音声データは映像データとは独立
した第3の誤り訂正符号化器により検査シンボルが付加
された後、映像データと時分割で多重され、映像データ
と共通の第1の誤り訂正符号化器15に入力される。再
生時は共通の第1の誤り訂正復号器17の出力から音声
データが分離され、第3の誤り訂正復号器27により誤
り訂正が行われる。
【0008】このように、従来の映像の相関を使用した
変調方式を使用したDVTRは、連続する2つのコード
ワード間でビット入れ替えを行い、これをシリアルデー
タに変換して記録している。そのため、再生時にこのシ
リアルデータ中に複数のビットが連続して誤りとなるバ
ースト誤りが発生した場合、2つのコードワードが同時
に誤りとなる可能性が高いといった問題があった。これ
は、2ビット毎にビット入れ替えを行っている場合には
3ビット連続してエラーになるだけで連続する2つのデ
ータが誤りとなってしまう。実際、DVTRではこのよ
うな誤りは発生していた。
【0009】この結果、連続する2つのデータが同一の
誤り訂正符号に含まれていると、1つの誤り訂正符号の
中に同時に多くの誤りが発生し、誤り訂正が不可能とな
ってしまう問題があった。また異なる誤り訂正符号に属
している場合には、誤りを含む符号が多数発生するとい
った問題があった。
【0010】また、変調方式はデータの相関を使用した
8/8変換方式であるので、音声データのようにデータ
に相関がない場合には変調による低域抑圧効果が得られ
ない。変調器に入力される音声データは映像データと同
様の相関を持っていないため、映像データに対して得ら
れるような低周波成分の抑圧効果を期待できない。その
ため音声データ部分での記録信号が記録再生系の特性と
合わなくなり、再生データ中の誤りの発生確率が増大す
る問題があった。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、従来
のDVTRではパラレル信号として供給される映像デー
タと音声データを時分割多重し映像データの相関を使用
したビットの入れ替えを伴う変調方式を用いて変調した
上でシリアルデータに変換して記録していたため、再生
時にバースト誤り等が発生すると、多くのデータ中に発
生してしまうという問題点があった。
【0012】また、従来では、シリアルデータに対して
映像データの相関を使用した変調方式を使用していたた
め、映像データと同様の相関を持たない音声データの記
録信号が記録再生系の特性と合わなくなり、この結果、
再生した音声データにはデータ誤りの発生確率が増大す
るという問題点があった。
【0013】本発明では連続するデータ間でのビット入
れ替え処理を伴う8/8変換方式のように、再生時に誤
りとなるデータ数が拡大してしまう変調方式を使用した
情報記録再生装置において、誤りの拡大を防ぎ誤り訂正
能力を向上させることを目的とする。
【0014】また、本発明では音声データのように映像
データと同様の相関を持っていないデータを符号化する
場合に、音声データに対しても再生時の誤り発生確率が
悪化しない装置を提供することを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記問題を解決するため
に本発明では、映像データ及び音声データからなる情報
の夫々に対して、これらデータの誤りを訂正可能とする
検査シンボルを付加する手段と、これらの手段によるデ
ータに対して、夫々異なるデータの変換を行う変調手段
と、これらの手段によるデータを時分割多重する手段
と、この手段によるデータに対して、このデータの誤り
を訂正可能とする検査シンボルを付加する手段と、この
手段による信号を記録し、この記録した信号を再生する
手段とを備えたことを特徴とするものである。
【0016】そのとき、前記変調手段としては、データ
の相関を利用した方式であり、少なくとも記録時に連続
する2つのシンボル間においてビットの入れ替えを行う
方式や、M個のデータよりN個のデータを生成する方式
などが使用できる。
【0017】
【作用】本発明によれば、連続するデータ間でのビット
入れ替えのように再生時にデータ誤りが拡大し易い変調
方式を使用した場合でも、記録時に映像データ、音声デ
ータを夫々変調の上、多重化し符号化しているので、再
生時には復号化(誤り訂正)の後にビット入れ替えを伴
う復調を行うことになり、データ誤りが拡大しないた
め、第1の誤り訂正符号の中に含まれる誤りの数が増加
しないので、誤り訂正不可能となる確率が低下し誤り訂
正能力を向上させることができる。
【0018】また本発明によれば、データの相関を使用
した変調方式を使用している場合に、相関の無いデータ
に対して独立して記録再生系の特性にあった変調方式を
使用することができるため、相関の無いデータの誤り発
生確率を低下させることができる。
【0019】
【実施例】以下本発明を高精細テレビジョン信号を記録
再生するディジタルVTR(DVTR)に適用した実施
例を図面を参照して説明する。
【0020】図1は本実施例のブロック構成を示してい
る。映像信号に係るところでは、10は映像信号の入力
端子、11は映像信号のA/D変換器、12は第2の誤
り訂正符号化器、13は映像データブロックのための変
調器、14は映像データブロックと音声データブロック
を切り替える選択回路、15は第1の誤り訂正符号化
器、16は記録再生回路、17は第1の誤り訂正復号
器、18は映像データブロックのための復調器、19は
第2の誤り訂正復号器、20は映像データのD/A変換
器、21は映像信号の出力端子である。また音声信号に
係るところでは22は音声信号の入力端子、23は音声
信号のA/D変換器、24は第3の誤り訂正符号化器、
25は音声データブロックのための変調器、26は音声
データブロックのための復調器、27は第3の誤り訂正
復号器、28は音声データのD/A変換器、29は音声
信号の出力端子である。
【0021】入力された映像信号はディジタルデータに
変換され、まず第2の符号化器12により誤り検査シン
ボルが付加される。ディジタル映像データを図2(A)
のデータ30に示すマトリクスに表現すると、入力され
た映像データは隣接するデータが隣接する列となるよう
にマトリクスの列方向に2列づつ順次配列される。第2
の誤り訂正符号の符号化はこのマトリクスの列方向に行
い、第2の誤り訂正符号化器12で図2(A)の検査シ
ンボル31に示すように第2の誤り検査シンボル31を
マトリクスの下端に付加する。
【0022】第2の検査シンボル31が付加された映像
データは図示していないシャッフリング回路により検査
シンボルを分散し図2(B)に示す映像データブロック
32を作成する。この分散処理は1列内で完結し隣接す
る2つの列の分散パターンは等しいとする。シャッフリ
ング回路より出力される映像データブロックは分散処理
後のマトリクスの行方向に読み出される。これらの処理
は行方向の2つの隣接するシンボルが映像データにおい
ても隣接している関係を満たしている。
【0023】マトリクスより読み出された映像データ3
0と第2の検査シンボル31より構成される映像データ
ブロック32は変調器13によりデータの相関を利用し
たデータ変換を行う。データ変換の方法は図3に示すよ
うに、従来例の変調器50で行うデータ変換と同様の8
ビットのデータを8ビットに変換する8/8変換と、隣
接するシンボル間でのビット入れ替えを組み合わせた方
式である。8/8変換のテーブルは隣接する2つのシン
ボルの相関が高い場合、隣接する一方のデータを反転し
ておくと直流成分が減少するようにあらかじめ作成して
おく。ビット入れ替えは記録データの周波数成分の分布
がより記録再生系の特性に近くするために行う。
【0024】変調された映像データブロックは音声デー
タブロックとの選択回路14を通して第1の誤り訂正符
号化器15に入力される。符号化は図2(B)の映像デ
ータブロック32のマトリクスに対して行方向に行い第
1の検査シンボル33を右端に付加する。第1の符号化
器15により符号化されたデータは第1の検査シンボル
33を分散させた後、所定の同期信号とブロック識別の
ためのアドレスデータを付加して、記録再生回路16に
より磁気テープに記録する。なお、このアドレスデータ
は第1の符号化の前に付加し、第1の誤り訂正符号に含
めてもよい。
【0025】一方、磁気テープより再生されたデータは
記録再生回路16内において同期検出、ジッタ吸収など
の処理が行われ、まず第1の復号器17に入力される。
再生データには磁気テープ上の傷や雑音などの影響によ
り様々な誤りが混入している。従来例の方式では図7に
示すように復号器17に入力する前に復調器51でビッ
ト入れ替えを行っているために、誤りの含まれるシンボ
ルの数が増大する問題が発生していたが、本実施例では
復号を行う前にビット入れ替えの処理を行っていないた
めこのような誤りに拡大は発生しない。
【0026】第1の復号器17では、主に再生データ中
にランダムに発生する誤りを訂正する。誤り訂正符号に
含まれる誤りを訂正すると同時に、その誤り状態に応じ
た信頼度情報を出力する。例えば誤り訂正が不能の場合
にセットされるフラグを付加する方法などがある。本実
施例では従来例のような誤りの拡大がないため、同じ訂
正能力を持った誤り訂正符号でも第1の誤り訂正符号で
みた誤ったデータの数が少ないので、実際には訂正能力
がはるかに向上している。
【0027】例えば符号長が200、最大8シンボルま
での誤りを訂正できる誤り訂正符号で再生データのシン
ボル誤り率が10-4の場合に訂正不能となる確率を概算
してみる。従来例では再生データで5シンボルの独立し
たランダム誤りが、復調にともない誤りが拡大した結
果、訂正符号でみたとき10シンボル誤りとなったとき
に訂正不能となるため、訂正不能となる確率は、2005 ×(10-45 =2.5×10-11 となる。一方、本実施例では9シンボルの誤りが発生し
たときに訂正不能となるため、訂正不能となる確率は、2009 ×(10-49 =1.2×10-21 となり、訂正不能となる確率が1010も低下している。
このように本実施例では第1の誤り訂正符号の訂正能力
を実質的に向上させることができる。
【0028】第1の誤り訂正後の再生データは信頼度情
報と共に映像用の復調器18に入力される。映像用の復
調器18では変調器13でビット入れ替えされたデータ
を、元のビット入れ替え前の状態に戻し、さらに8/8
変換の逆変換を行う。ビット入れ替えを行う隣接したデ
ータは同じ第1の誤り訂正符号に含まれているため同じ
信頼度情報を持っている。従って復調後の隣接したデー
タにも同じ信頼度情報が付加される。第1の復号器17
で訂正できなかった誤りはこの復調器18によって隣接
する2つデータに拡大する可能性がある。しかしこの隣
接する2つのデータは異なる第2の誤り訂正符号に属す
るため、第2の誤り訂正符号の訂正能力にはほとんど影
響を与えない。
【0029】復調後のデータは図示していないデシャッ
フリング回路によって、シャッフリング前の図2(A)
に示すマトリクスに復元される。このマトリクスを列方
向に読みだし第2の誤り訂正復号器19に入力する。こ
の結果マトリクス内にある全ての第2の誤り訂正符号に
は同じ信頼度情報が付加されていることとなる。
【0030】第2の復号器19では第1の復号器17で
付加された信頼度情報を活用し、第1の復号器17で訂
正しきれなかった誤り、特にバースト状に発生した大き
な誤りを訂正する。本実施例では第1の復号器17の訂
正能力が向上しているため、訂正不能となる誤りはほと
んどバースト誤りと考えることができる。
【0031】バースト誤りとは連続する多くのデータが
同時に誤りとなる状態のことである。連続するデータが
同時に誤っているため、復調時に発生する誤りの拡大の
影響はほとんど無い。また独立した誤りが訂正できずに
残っていてもその影響は従来例に比べ非常に小さい。な
ぜなら、復調時の誤りの拡大は復調時にビット入れ替え
を行った2つのデータ、つまり図2(A)に示すマトリ
クスの横方向に起こるため、マトリクス内の誤りは横方
向に2個連続して存在する。一方、第2の誤り訂正はマ
トリクスの縦方向に行うため、マトリクスの左右の端か
ら順に2個の第2の誤り訂正符号に含まれる誤りの個数
は等しくなる。また信頼度フラグはマトリクスの行単位
で付加されるために、マトリクス内の全ての第2の誤り
訂正符号に含まれる信頼度フラグの数は等しくなる。従
って誤りが拡大する場合と拡大しない場合を比較する
と、誤りが拡大しない場合の状態の誤り訂正符号の数が
2倍となるだけで、誤りが拡大しない場合に誤り訂正が
可能であれば、新たに誤り訂正が不可能となる誤り訂正
符号は発生しない。
【0032】そして第2の復号器19で訂正できなかっ
た映像データは図示しない修正回路によって周辺のデー
タにより補間され、D/A変換器20でアナログ信号に
戻して出力される。次に本実施例の音声データに関する
処理について図1を参照して説明する。
【0033】入力された音声信号はディジタルデータに
変換され、第3の符号化器24により誤り検査シンボル
が付加される。音声データは映像データよりも高い訂正
能力が要求されるため、映像データよりも多くの検査シ
ンボルを付加する。符号化後のデータは映像データと同
様にシャッフリングによりデータの並び換えが行われ
る。
【0034】シャッフリング後のデータは音声データ用
の変調器25により記録再生系の特性にあったデータに
変換される。従来は映像データと音声データで変調器を
共用していたが、従来例の変調方式は映像データの相関
を利用した方式であるため、相関の無いデータに対して
はその機能が十分ではない。音声データは映像データの
ような相関がなく、また全く相関の無い検査シンボルが
多く含まれているため、映像データとは異なる変調器が
必要となる。
【0035】変調された音声データと検査シンボルで構
成される音声データブロックは映像データブロックとの
選択回路14を介して第1の符号化器15に入力され
る。第1の符号化器15以降の記録系の回路は映像デー
タと共用する。また再生系の回路も第1の復号器17ま
で映像データと共用して使用する。
【0036】第1の符号器15から出力されたデータ
は、音声データブロックの部分のみが分離され音声デー
タブロック用の復調器26に入力される。復調されたデ
ータは図示しないデシャッフリング回路でシャッフリン
グ前の並びに復元され、第3の復号器27において第1
の復号器17で訂正しきれなかった誤りを訂正する。訂
正しきれなかったデータは図示しない音声用の修整回路
により前後のデータより補間され、D/A変換器により
アナログ信号に変換されて出力される。次に音声データ
の変調方式について説明する。
【0037】音声データ中に訂正しきれない誤りが発生
し、その誤りがそのまま出力されると再生音声中に異音
が発生する。この異音による不快感は映像データ中に誤
りが出力されたときよりも大きい。従って、音声データ
には強力な誤り訂正符号を使用すると共に、再生データ
自体の誤り発生確率を低下させる必要がある。そこで本
実施例では映像データ用の変調器とは独立した、音声デ
ータ専用の変調器を用意し、音声データをより記録再生
系の特性にあった誤り発生確率の低いデータに変換す
る。
【0038】まず音声データを図4の34に示すマトリ
クス状に配置する。音声データの1つのサンプルは24
ビットのデータ量を持っているので、1つのサンプル当
たり3シンボルのデータを占有する。1つのサンプルに
属する3シンボルはマトリクス上で水平方向に配置され
る。第3の符号化器24ではこのデータブロックの列方
向に行われ、第3の誤り訂正符号器24による検査シン
ボル35は各列の下端に付加される。
【0039】第3の符号化後のデータを図4に示すよう
に水平方向に3シンボルのサブブロック単位で取り出
し、このサブブロック毎に図5に示す変換を行う。まず
3シンボル(24ビット)のデータを6ビットづつ4個
のデータに分割する。各々6ビットのデータを8ビット
に変換し4個のシンボルを作成する。この変換処理は音
声データ部分だけでなく第3の符号化器24で付加され
た検査シンボルに対しても適用する。3シンボルのデー
タを6ビット単位に分割する方法は図5に示す組み合せ
に限らず他の組み合せでも良い。
【0040】この変換の結果、音声データブロックのデ
ータ量が4/3倍に増加する。しかし1CH当たりの音
声データブロックのデータは映像データブロックのデー
タと比較するとほんの僅かのデータ量しかないので、音
声ブロックのデータ量が4/3倍となっても全体での記
録データ量はほとんど変わらない。
【0041】6ビットを8ビットに変換する方法には種
々の方式があるが、相関を使った8/8変換方式よりも
低周波成分を抑圧することが可能である。例えば直流成
分が0となる70個の8ビットパターンの中から64個
のパターンのみを使用する方式を使用すると直流成分を
全く持たないデータに変換できる。
【0042】このデータ変換により図4に示したマトリ
クスは、縦方向のデータ数は変わらず横方向のデータ数
のみが4/3倍となる。変換後のマトリクスの横方向の
データ数が図2(A)のマトリクスの横方向のデータ数
と等しくなるように、あらかじめ図4のマトリクスを作
成しておくと良い。
【0043】再生時には変調の逆の処理に当たる復調を
行う。音声データブロックの復調はまず4個のデータを
各データ毎に8ビットを6ビットに変換する。次に6ビ
ットのデータ4個から8ビットのデータ3個に変換す
る。この復調によりデータ量は3/4に減少する。この
データをデシャッフリング後に第2の復号器27に入力
する。4シンボルのデータを8/6変換により3シンボ
ルのデータに変換する際に、1シンボルのエラーが2シ
ンボルに拡大する場合が有り得る。しかしこの復調時の
誤りの拡大は映像データブロックの復調と同様に、拡大
した2つのシンボルはデシャッフリングによりそれぞれ
異なる第3の誤り訂正符号に分配されるため、この誤り
の拡大によって新たに訂正不能となる誤り訂正符号はな
い。このように音声データ部分に対して6/8変換を行
うことにより、音声データ部分の誤り発生確率を下げる
ことができる。
【0044】次に前記音声データの復調時の信頼度フラ
グの処理について説明する。第1の復号器17では音声
ブロックのデータに対しても第1の復号器17によりそ
の誤り状態に応じて信頼度フラグが付加されている。
今、信頼度フラグとして誤り訂正が不能の時にセットさ
れるフラグが付加されているとする。従って正しく訂正
が行われた場合には、フラグがクリアされることからフ
ラグがクリアされている符号には誤りは存在しない。し
かし第1の復号器17で復号を行うときに誤訂正が発生
すると、フラグはクリアされているが誤っているデータ
が発生する場合がある。このような状態が発生すると、
フラグを利用した誤り訂正を正しく行うことができない
ため、第3の復号器27での訂正能力が低下してしまう
問題が発生する。
【0045】そこで音声用の復調器26において6/8
変換の規則に従った逆変換の8/6変換を行う場合に、
入力されたパターンが変換規則に合うか否かチェックす
ることで誤りを検出することができる。6/8変換では
256個ある8ビットのパターンの内64個しか使用し
ていないので、使用していないパターンが入力された場
合には誤ったデータとして扱う。従って、復調器26で
は8/6変換と並行して図6(A)に示す処理を行う。
復調器26に入力されたデータは、まずステップ60に
おいて信頼度フラグが付加されているか否か判断する。
もし信頼度フラグが付加されていなかった場合には、ス
テップ61において6/8変換の規則に合うか否かを判
断する。もし規則に反していれば、第1の復号器17に
おいて誤りの見逃し若しくは誤訂正が発生したと判断す
る。6/8変換規則を利用した誤り検出能力はそれほど
高くないので、第1の誤り訂正符号内に検出できなかっ
たデータが他にもある可能性がある。従ってステップ6
2において、変換規則に反するデータを含む第1の誤り
訂正符号に対して信頼度フラグをセットする。この処理
を行うことにより誤っているデータに対して確実に信頼
度フラグを付加することができるため、第3の復号器2
7の誤り訂正能力を向上させ、第3の復号器27での誤
りの見逃しを防ぐことが可能となる。
【0046】また8/6変換と並行して図6(B)に示
す処理を行い、第3の復号で図6(C)に示す処理を行
うことも可能である。復調器26に入力されたデータは
まずステップ63においてデータが6/8変換の規則に
合うか否かを判断する。もし変換規則に合わなければ少
なくともそのデータは誤りであるので、そのデータに対
して新たに復調フラグをセットする。復調フラグがセッ
トされたデータは誤りである可能性が非常に高い。図6
(B)に示す処理が行われたデータに対して第3の復号
器で誤り訂正を行う場合には図6(C)に示す処理を行
う。入力された誤り訂正符号はまずステップ65におい
て、第3の符号化器24で付加された検査シンボルを利
用して、公知の復号計算方式によりその誤り訂正符号に
含まれる誤ったデータの個数とその位置を計算し、次の
ステップ66で訂正可能か否か判断する。訂正不可能な
場合にはステップ69へ進み、訂正可能な場合にはステ
ップ67の処理を行う。ステップ67では全ての復調フ
ラグが付加されたデータが訂正されるか否か判断す
る。”Y”と判断された場合にはステップ68において
あらかじめ設定されているアルゴリズムに従って誤り訂
正処理を行い修整フラグをクリアする。
【0047】また、復調フラグが付加されたデータは誤
りである可能性が高いので、ステップ66で訂正可能と
判断されたにもかかわらず、復調データの付加されたデ
ータが訂正されない場合には、ステップ65において計
算を誤ってしまったと考えられる。このときステップ6
8の処理を行うと誤訂正により逆に誤りが増加してしま
う。従ってステップ67で”N”と判断した場合にはス
テップ68の処理は行わず、ステップ69の処理を行
う。
【0048】ステップ69で処理される符号は、復調フ
ラグが付加されたデータを含んでいるが誤り訂正が行わ
れない符号である。前にも述べたように復調フラグが付
加さてたデータは誤っている可能性が高い。従ってステ
ップ69では、少なくとも復調フラグが付加されたデー
タが修整回路によって周辺のデータにより補間されるよ
うに、あらかじめ設定されているアルコリズムに従って
修整フラグを付加する。
【0049】このように図6(C)に従って誤り訂正の
処理を行うと、誤訂正を起こす確率を低下させることが
できる。また少なくとも復調フラグがセットされたデー
タに修整フラグを付加しそのデータを修整の対象として
いるので、誤りの見逃しを起こす確率も低下させること
ができる。
【0050】また音声データの変調の特性を利用して誤
りを検出することにより誤り訂正後での誤りの見逃しを
減少させることができる。見逃された誤りは前後のサン
プルからの修整を行うことができないため、そのまま誤
ったデータが出力され異音発生の原因となる。従って見
逃し誤りを減少させることは重要である。
【0051】なお、本実施例は映像データ用の変調方式
として8/8変換、音声データの変調方式として6/8
変換を使用した2種類のデータを記録する例について説
明したが、本発明はこの組み合わせに限定されるもので
はなく、データの種類に応じて複数の変調方式を使用す
る装置に対して適用可能である。データの種類も2種類
に限定されるものではなく、複数の種類のデータに対し
て複数(データの種類に等しいとは限らない)の変調方
式を用意してもよい。
【0052】記録するデータとしては、例えば映像デー
タと音声データと補助データ、高能率符号化技術により
圧縮した映像データと音声データ、コンピュータデータ
と映像データと音声データ等のように様々な組み合わせ
が考えられる。変調方式もデータの性質に依存した方式
だけでなく、データの性質に依存しない方式でもよい。
【0053】また、重要度は高いが小量のデータに対し
て、より性能は高いがデータ量が増加する変調方式を使
用するなど、データの重要度や元のデータ数に応じて異
なる変調方式を使用することも可能である。
【0054】
【発明の効果】このように本発明によれば相関を利用し
た映像信号の変調器を第1の符号化器の前に配置するこ
とにより、第1の復号器の誤り訂正能力が復調にともな
う誤りの拡大によって低下することはないため、誤り訂
正能力が向上する。
【0055】また音声データ等の映像データのような相
関の無いデータを記録する場合に、映像データとは独立
した変調器を設置しているため、音声データの再生時の
誤り発生確率を低下させることができ、同時に第1の符
号化器以降の記録回路と第1の復号器までの再生回路を
共通に使用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施例のブロック構成図
【図2】 映像データの符号化方法を説明するための図
【図3】 映像データブロックの変調方式
【図4】 音声データの符号化方法を説明するための図
【図5】 音声データブロックの変調方式
【図6】 変調規則を利用した処理を説明するための図
【図7】 従来のブロック図
【符号の説明】
10 映像信号の入力端子 11 映像信号用のA/D変換器 12 第2の符号化器 13 映像データブロック用の変調器 14 映像データブロックと音声データブロックの選択
回路 15 第1の符号化器 16 記録再生回路 17 第1の復号器 18 映像データブロック用の復調器 19 第2の復号器 20 映像信号用のD/A変換器 21 映像信号の出力端子 22 音声信号の入力端子 23 音声信号のA/D変換器 24 第3の符号化器 25 音声データブロック用の変調器 26 音声データブロック用の復調器 27 第3の復号器 28 音声信号のD/A変換器 29 音声信号の出力端子

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 映像データ及び音声データからなる情報
    の夫々に対して、これらデータの誤りを訂正可能とする
    検査シンボルを付加する手段と、これらの手段によるデ
    ータに対して、夫々異なるデータの変換を行う変調手段
    と、これらの手段によるデータを時分割多重する手段
    と、この手段によるデータに対して、このデータの誤り
    を訂正可能とする検査シンボルを付加する手段と、この
    手段による信号を記録し、この記録した信号を再生する
    手段とを備えたことを特徴とする情報記録再生装置。
  2. 【請求項2】 前記変調手段の一方は、データの相関を
    利用し、少なくとも記録時に近接する2つのデータ間で
    該データを構成するビットの入れ替えを行う手段を含む
    ことを特徴とする請求項1記載の情報記録再生装置。
  3. 【請求項3】 前記変調手段の他方は、M(M>0)個
    のデータよりN(M<N)個のデータを生成する手段を
    含むことを特徴とする請求項1、2に記載の情報記録再
    生装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014124245A (ja) * 2012-12-25 2014-07-07 Hoya Corp 内視鏡

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014124245A (ja) * 2012-12-25 2014-07-07 Hoya Corp 内視鏡
US9591198B2 (en) 2012-12-25 2017-03-07 Hoya Corporation Endoscope for outputting signal

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