JPH06109809A - 半導体集積回路の試験装置 - Google Patents
半導体集積回路の試験装置Info
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- JPH06109809A JPH06109809A JP4256676A JP25667692A JPH06109809A JP H06109809 A JPH06109809 A JP H06109809A JP 4256676 A JP4256676 A JP 4256676A JP 25667692 A JP25667692 A JP 25667692A JP H06109809 A JPH06109809 A JP H06109809A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 LSI試験装置の異常によるLSIの機能テ
ストの判定ミスを防止し、信頼性を向上する。 【構成】 テスタ1に、ストローブ判定回路9を設置し
て、ストローブ信号STR1〜yが正常に発生されてい
るかどうかを判定する。その判定結果とLSI2のファ
ンクションテストの判定結果とを処理回路10で一括判
定することによって、ファンクションテストの都度スト
ローブ信号発生の有無を判定することができる。
ストの判定ミスを防止し、信頼性を向上する。 【構成】 テスタ1に、ストローブ判定回路9を設置し
て、ストローブ信号STR1〜yが正常に発生されてい
るかどうかを判定する。その判定結果とLSI2のファ
ンクションテストの判定結果とを処理回路10で一括判
定することによって、ファンクションテストの都度スト
ローブ信号発生の有無を判定することができる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、半導体集積回路の論理
的な機能を試験する機能試験回路を有する半導体集積回
路の試験装置に関する。
的な機能を試験する機能試験回路を有する半導体集積回
路の試験装置に関する。
【0002】
【従来の技術】半導体集積回路の試験装置(以下、テス
タという)は、半導体集積回路(以下、LSIという)
の論理的な機能を試験するために、予め定められたLS
I端子への電圧印加パターンをテスタのパターンメモリ
内に記憶している。この電圧印加パターンは、メモリに
記憶されている論理値1あるいは0に対応して、各LS
I端子に、ハイレベルあるいはローレベルの2値電圧と
して印加され、その出力パターンと、論理回路が正常に
動作している場合に出力が期待される出力パターンとを
比較することによって、LSIの良否を判定する。この
ような試験を機能試験(ファンクションテスト)とい
う。この場合、電圧印加パターンはLSIの中に含まれ
る全ての回路を漏れなく動作させ、かつその動作の結果
が出力パターンで判別できるように作成されたものであ
る。このとき、LSIの出力と、期待値とを比較するた
めのタイミング信号をストローブ信号という。ファンク
ションテストにおいて、出力パターンを電気的にレベル
比較した結果は、一般に判定回路としての排他的論理和
(EX−OR)回路で比較結果が一致した場合には論理
値0、一致しない場合は論理値1が出力される。また、
判定回路として、EX−NOR回路を使用した場合は、
判定結果は、これと逆の論理値で出力される。これらの
判定結果はラッチ回路に保持される。このとき、ラッチ
回路はストローブ信号に同期して判定結果の値を保持す
る。
タという)は、半導体集積回路(以下、LSIという)
の論理的な機能を試験するために、予め定められたLS
I端子への電圧印加パターンをテスタのパターンメモリ
内に記憶している。この電圧印加パターンは、メモリに
記憶されている論理値1あるいは0に対応して、各LS
I端子に、ハイレベルあるいはローレベルの2値電圧と
して印加され、その出力パターンと、論理回路が正常に
動作している場合に出力が期待される出力パターンとを
比較することによって、LSIの良否を判定する。この
ような試験を機能試験(ファンクションテスト)とい
う。この場合、電圧印加パターンはLSIの中に含まれ
る全ての回路を漏れなく動作させ、かつその動作の結果
が出力パターンで判別できるように作成されたものであ
る。このとき、LSIの出力と、期待値とを比較するた
めのタイミング信号をストローブ信号という。ファンク
ションテストにおいて、出力パターンを電気的にレベル
比較した結果は、一般に判定回路としての排他的論理和
(EX−OR)回路で比較結果が一致した場合には論理
値0、一致しない場合は論理値1が出力される。また、
判定回路として、EX−NOR回路を使用した場合は、
判定結果は、これと逆の論理値で出力される。これらの
判定結果はラッチ回路に保持される。このとき、ラッチ
回路はストローブ信号に同期して判定結果の値を保持す
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前述のストローブ信号
がなんらかの障害によってラッチ回路に入力されない場
合、ファンクションテストの結果いかんにかかわらず、
ラッチ回路は入力となる判定結果を保持せず、ラッチ回
路はリセット状態のまま初期値を保持する。したがっ
て、このような場合、ラッチ回路は、ファンクションテ
ストの結果を伝達するという本来の機能を果たせなくな
ってしまう。
がなんらかの障害によってラッチ回路に入力されない場
合、ファンクションテストの結果いかんにかかわらず、
ラッチ回路は入力となる判定結果を保持せず、ラッチ回
路はリセット状態のまま初期値を保持する。したがっ
て、このような場合、ラッチ回路は、ファンクションテ
ストの結果を伝達するという本来の機能を果たせなくな
ってしまう。
【0004】一般にこのようなテスタの機能の障害を発
見するため、定期的に、機能診断用プログラムや機能診
断用の各種治具などを用いてテスタの全機能および精度
を検査する。検査には時間がかかり、また、検査までの
期間には、前述のような障害によって、不良品を良品と
判定してしまうことも起こり得る。
見するため、定期的に、機能診断用プログラムや機能診
断用の各種治具などを用いてテスタの全機能および精度
を検査する。検査には時間がかかり、また、検査までの
期間には、前述のような障害によって、不良品を良品と
判定してしまうことも起こり得る。
【0005】本発明の目的は、ファンクションテストに
おいてLSIの機能判定と同時に、ストローブ信号の出
力を自己診断することができる信頼性の高い半導体集積
回路の試験装置を提供することである。
おいてLSIの機能判定と同時に、ストローブ信号の出
力を自己診断することができる信頼性の高い半導体集積
回路の試験装置を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、半導体集積回
路に予め定める試験条件を与え、半導体集積回路からの
出力を予め定めるタイミングで発生するストローブ信号
に同期して判定する半導体集積回路の試験装置におい
て、ストローブ信号を発生すべきタイミングの基準とな
るクロック信号を発生するクロック発生手段と、クロッ
ク信号に応答して、ストローブ信号の発生の有無を判定
するストローブ判定手段と、半導体集積回路からのスト
ローブ信号に同期した出力の判定結果およびストローブ
判定手段からの判定結果に応答し、ストローブ信号が発
生し、かつ半導体集積回路から試験条件に対応して予め
定める出力が導出されるときにのみ、半導体集積回路の
動作が正常であると判定する処理手段とを含むことを特
徴とする半導体集積回路の試験装置である。
路に予め定める試験条件を与え、半導体集積回路からの
出力を予め定めるタイミングで発生するストローブ信号
に同期して判定する半導体集積回路の試験装置におい
て、ストローブ信号を発生すべきタイミングの基準とな
るクロック信号を発生するクロック発生手段と、クロッ
ク信号に応答して、ストローブ信号の発生の有無を判定
するストローブ判定手段と、半導体集積回路からのスト
ローブ信号に同期した出力の判定結果およびストローブ
判定手段からの判定結果に応答し、ストローブ信号が発
生し、かつ半導体集積回路から試験条件に対応して予め
定める出力が導出されるときにのみ、半導体集積回路の
動作が正常であると判定する処理手段とを含むことを特
徴とする半導体集積回路の試験装置である。
【0007】
【作用】本発明に従えば、半導体集積回路の試験装置
は、半導体集積回路に予め定める試験条件を与え、半導
体集積回路からの出力を、予め定めるタイミングで発生
するストローブ信号に同期して判定する。クロック発生
手段は、ストローブ信号を発生すべきタイミングの基準
となるクロック信号を発生する。ストローブ判定手段
は、クロック信号に応答して、ストローブ信号の発生の
有無を判定する。処理手段は、半導体集積回路からのス
トローブ信号に同期した出力の判定結果およびストロー
ブ判定手段からの判定結果に応答し、ストローブ信号が
発生しかつ半導体集積回路から試験条件に対応して予め
定める出力が導出されるときにのみ半導体集積回路の動
作が正常であると判定する。このようにして、半導体集
積回路の試験と同時に、ストローブ信号の発生の有無を
判定することができ、試験装置の信頼性を向上すること
ができる。
は、半導体集積回路に予め定める試験条件を与え、半導
体集積回路からの出力を、予め定めるタイミングで発生
するストローブ信号に同期して判定する。クロック発生
手段は、ストローブ信号を発生すべきタイミングの基準
となるクロック信号を発生する。ストローブ判定手段
は、クロック信号に応答して、ストローブ信号の発生の
有無を判定する。処理手段は、半導体集積回路からのス
トローブ信号に同期した出力の判定結果およびストロー
ブ判定手段からの判定結果に応答し、ストローブ信号が
発生しかつ半導体集積回路から試験条件に対応して予め
定める出力が導出されるときにのみ半導体集積回路の動
作が正常であると判定する。このようにして、半導体集
積回路の試験と同時に、ストローブ信号の発生の有無を
判定することができ、試験装置の信頼性を向上すること
ができる。
【0008】
【実施例】図1は、本発明の一実施例であるテスタ1の
全体の構成を示すブロック図である。テスタ1は、半導
体集積回路(LSI)2の論理的な機能を試験し、LS
I2が良品であるか不良品であるかを判定する。この
際、試験条件設定回路3は、論理値データの形で記憶し
ているLSI端子への電圧印加パターンを、クロック発
生回路4からのクロック信号に基づいて電圧波形に変換
し、LSI2の対応する端子に印加する。クロック発生
回路4は、各回路に同期タイミングを与えるクロックパ
ルスを発生する。また、試験条件設定回路3によってL
SI2に印加された電圧印加パターンに対応して、LS
I2が正常に動作している場合に出力が期待される期待
値データCOM1〜nが期待値データ回路5から出力さ
れる。使用可否データ回路6は、データの比較判定をす
る、しないを制御する信号である使用可否データCPE
1〜xを出力する。使用可否データCPE1〜xの数
は、試験条件によって変えることができる。ストローブ
信号発生回路7は、クロック発生回路4からのクロック
信号に基づいてデータのラッチタイミングを与えるスト
ローブ信号STR1〜yを、出力する。ストローブ信号
STR1〜yの数は、試験条件によって変えることがで
きる。データ判定回路8は、LSI2からの出力データ
DATA1〜nと、期待値データCOM1〜nとを比較
し、判定結果FAIL1〜nを後述の処理回路10に出
力する。出力データDATA1〜nの数は、テスタ1の
最大入力チャネル数以下とする。ストローブ判定回路9
は、ストローブ信号発生回路7からストローブ信号ST
R1〜yが出力されているかどうかを判定する。その判
定結果FAIL STR1〜yを処理回路10に出力す
る。処理回路10は、データバス26を介して、テスタ
1全体を制御するマイクロコンピュータなどのCPU
(中央処理回路)27に接続され、データ判定回路8お
よびストローブ判定回路9からの判定結果FAIL1〜
n,FAL STR1〜y全体からLSI2の良否を決
定し、この結果を、データバス26を通じてCPU27
に出力する。リセット回路11は、各回路を強制的に初
期化する回路である。
全体の構成を示すブロック図である。テスタ1は、半導
体集積回路(LSI)2の論理的な機能を試験し、LS
I2が良品であるか不良品であるかを判定する。この
際、試験条件設定回路3は、論理値データの形で記憶し
ているLSI端子への電圧印加パターンを、クロック発
生回路4からのクロック信号に基づいて電圧波形に変換
し、LSI2の対応する端子に印加する。クロック発生
回路4は、各回路に同期タイミングを与えるクロックパ
ルスを発生する。また、試験条件設定回路3によってL
SI2に印加された電圧印加パターンに対応して、LS
I2が正常に動作している場合に出力が期待される期待
値データCOM1〜nが期待値データ回路5から出力さ
れる。使用可否データ回路6は、データの比較判定をす
る、しないを制御する信号である使用可否データCPE
1〜xを出力する。使用可否データCPE1〜xの数
は、試験条件によって変えることができる。ストローブ
信号発生回路7は、クロック発生回路4からのクロック
信号に基づいてデータのラッチタイミングを与えるスト
ローブ信号STR1〜yを、出力する。ストローブ信号
STR1〜yの数は、試験条件によって変えることがで
きる。データ判定回路8は、LSI2からの出力データ
DATA1〜nと、期待値データCOM1〜nとを比較
し、判定結果FAIL1〜nを後述の処理回路10に出
力する。出力データDATA1〜nの数は、テスタ1の
最大入力チャネル数以下とする。ストローブ判定回路9
は、ストローブ信号発生回路7からストローブ信号ST
R1〜yが出力されているかどうかを判定する。その判
定結果FAIL STR1〜yを処理回路10に出力す
る。処理回路10は、データバス26を介して、テスタ
1全体を制御するマイクロコンピュータなどのCPU
(中央処理回路)27に接続され、データ判定回路8お
よびストローブ判定回路9からの判定結果FAIL1〜
n,FAL STR1〜y全体からLSI2の良否を決
定し、この結果を、データバス26を通じてCPU27
に出力する。リセット回路11は、各回路を強制的に初
期化する回路である。
【0009】図2は、図1図示の実施例のテスタ1のデ
ータ判定回路8の構成を具体的に示す図である。各デー
タ判定回路8は、図2に示すように、排他的論理和(E
X−OR)回路a1、論理積(AND)回路a2、フリ
ップフロップ回路a3が接続されて構成され、これら
は、テスタ1のチャネルの数だけ設けられる。1つのデ
ータ判定回路8に着目してみると、EX−OR回路a1
にLSI2からの出力データであるDATA1と、期待
値データであるCOM1とが入力される。出力データD
ATA1と期待値データCOM1とが一致すれば、EX
−OR回路a1はロー(L)レベル(論理値0)を出力
し、出力データDATA1と期待値データCOM1とが
一致しない場合はハイ(H)レベル(論理値1)を出力
する。次のAND回路a2には、入力としてEX−OR
回路a1の出力、すなわち、出力データDATA1の判
定結果と、使用可否データCPE1とが入力され、使用
可否データCPE1によって実際に判定結果を処理回路
10に出力するかどうかが制御される。すなわち、EX
−OR回路a1の出力は、LSI2が正常に動作してい
る場合には、論理値0であり、異常であれば論理値1で
ある。AND回路a2において使用可否データCPE1
が論理値1であれば、出力データDATA1の異常を表
す論理値1が次のフリップフロップ回路a3に出力され
うる。使用可否データCPE1が論理値0であれば、E
X−OR回路a1からの出力が論理値1であっても、次
のフリップフロップ回路a3には、論理値0のLレベル
が出力され、EX−OR回路a1の判定結果は無視され
ることになる。AND回路a2の出力は、フリップフロ
ップ回路a3によって、ストローブ信号STR1で与え
られるタイミングで保持され、処理回路10に、フェイ
ル信号FAIL1として出力される。また、フリップフ
ロップ回路a3は、リセット信号RSTによって初期化
される。
ータ判定回路8の構成を具体的に示す図である。各デー
タ判定回路8は、図2に示すように、排他的論理和(E
X−OR)回路a1、論理積(AND)回路a2、フリ
ップフロップ回路a3が接続されて構成され、これら
は、テスタ1のチャネルの数だけ設けられる。1つのデ
ータ判定回路8に着目してみると、EX−OR回路a1
にLSI2からの出力データであるDATA1と、期待
値データであるCOM1とが入力される。出力データD
ATA1と期待値データCOM1とが一致すれば、EX
−OR回路a1はロー(L)レベル(論理値0)を出力
し、出力データDATA1と期待値データCOM1とが
一致しない場合はハイ(H)レベル(論理値1)を出力
する。次のAND回路a2には、入力としてEX−OR
回路a1の出力、すなわち、出力データDATA1の判
定結果と、使用可否データCPE1とが入力され、使用
可否データCPE1によって実際に判定結果を処理回路
10に出力するかどうかが制御される。すなわち、EX
−OR回路a1の出力は、LSI2が正常に動作してい
る場合には、論理値0であり、異常であれば論理値1で
ある。AND回路a2において使用可否データCPE1
が論理値1であれば、出力データDATA1の異常を表
す論理値1が次のフリップフロップ回路a3に出力され
うる。使用可否データCPE1が論理値0であれば、E
X−OR回路a1からの出力が論理値1であっても、次
のフリップフロップ回路a3には、論理値0のLレベル
が出力され、EX−OR回路a1の判定結果は無視され
ることになる。AND回路a2の出力は、フリップフロ
ップ回路a3によって、ストローブ信号STR1で与え
られるタイミングで保持され、処理回路10に、フェイ
ル信号FAIL1として出力される。また、フリップフ
ロップ回路a3は、リセット信号RSTによって初期化
される。
【0010】図3は、図1図示の実施例のテスタ1のス
トローブ判定回路9の具体的構成を示す図である。スト
ローブ判定回路9は、ストローブ信号STR1の出力を
判定し、その判定結果をフェイル信号FAIL STR
1として出力するストローブ判定回路9aと、ストロー
ブ判定回路9aに、クロック信号SCLKを選択的に供
給する遅延回路9bとから成る。ストローブ判定回路9
aは、ファンクションテストにおいて使用されるストロ
ーブ信号STR1〜yの数だけ必要となる。遅延回路9
bは、任意の数設けられてもよい。
トローブ判定回路9の具体的構成を示す図である。スト
ローブ判定回路9は、ストローブ信号STR1の出力を
判定し、その判定結果をフェイル信号FAIL STR
1として出力するストローブ判定回路9aと、ストロー
ブ判定回路9aに、クロック信号SCLKを選択的に供
給する遅延回路9bとから成る。ストローブ判定回路9
aは、ファンクションテストにおいて使用されるストロ
ーブ信号STR1〜yの数だけ必要となる。遅延回路9
bは、任意の数設けられてもよい。
【0011】ストローブ判定回路9aは、AND回路F
15の出力を入力Dに入力するフリップフロップ(以
下、FFと表記する)回路A16と、FF回路B17
と、EX−NOR回路E19と、FF回路C18とが接
続されて構成される。AND回路F15は、Hレベル
(+5V)の電圧供給源V1から抵抗R1を介して、一
方入力端子にHレベルすなわち論理値1の電圧を入力さ
れ、FF回路A16の反転出力/Qの出力を他方入力端
子に入力する。したがって、AND回路F15の一方入
力端子は、常に論理値1であり、他方入力端子が論理値
1を入力すれば論理値1、論理値0を入力すれば、論理
値0を出力する。したがって、一種の遅延回路として動
作する。
15の出力を入力Dに入力するフリップフロップ(以
下、FFと表記する)回路A16と、FF回路B17
と、EX−NOR回路E19と、FF回路C18とが接
続されて構成される。AND回路F15は、Hレベル
(+5V)の電圧供給源V1から抵抗R1を介して、一
方入力端子にHレベルすなわち論理値1の電圧を入力さ
れ、FF回路A16の反転出力/Qの出力を他方入力端
子に入力する。したがって、AND回路F15の一方入
力端子は、常に論理値1であり、他方入力端子が論理値
1を入力すれば論理値1、論理値0を入力すれば、論理
値0を出力する。したがって、一種の遅延回路として動
作する。
【0012】FF回路A16は、ファンクションテスト
で使用されるストローブ信号のうちの1つであるストロ
ーブ信号STR1の立上がりエッジをラッチタイミング
として、入力Dから入力されるAND回路F15の出力
を保持し、一定の遅延をもって出力Qおよび反転出力/
Qの各端子に出力する。反転出力/Qからの出力は、A
ND回路F15を経て再び入力Dに入力され、FF回路
A16は、次のストローブ信号STR1でこの反転出力
/Qからの出力を保持する。したがって、FF回路A1
6の出力は、ストローブ信号STR1が入力される毎に
反転することになる。
で使用されるストローブ信号のうちの1つであるストロ
ーブ信号STR1の立上がりエッジをラッチタイミング
として、入力Dから入力されるAND回路F15の出力
を保持し、一定の遅延をもって出力Qおよび反転出力/
Qの各端子に出力する。反転出力/Qからの出力は、A
ND回路F15を経て再び入力Dに入力され、FF回路
A16は、次のストローブ信号STR1でこの反転出力
/Qからの出力を保持する。したがって、FF回路A1
6の出力は、ストローブ信号STR1が入力される毎に
反転することになる。
【0013】FF回路B17は、FF回路A16の出力
Qからの出力を入力Dに入力する。この入力は、ストロ
ーブ信号STR1と出力周期が等しく、かつ、ストロー
ブ信号STR1から予め定める遅延をもって供給される
クロック発生回路4からのクロック信号MCLKをラッ
チタイミングとして保持される。さらに、FF回路B1
7は、入力Dからの入力を一定時間の遅延をもって出力
Qから出力する。
Qからの出力を入力Dに入力する。この入力は、ストロ
ーブ信号STR1と出力周期が等しく、かつ、ストロー
ブ信号STR1から予め定める遅延をもって供給される
クロック発生回路4からのクロック信号MCLKをラッ
チタイミングとして保持される。さらに、FF回路B1
7は、入力Dからの入力を一定時間の遅延をもって出力
Qから出力する。
【0014】EX−NOR回路E19は、FF回路B1
7の入力データを一方端子に、FF回路B17の出力Q
からの出力を他方端子に入力し、入力データは一致すれ
ば論理値1、すなわちHレベルの出力データを出力し、
入力データは一致しなければ論理値0すなわちLレベル
の出力データを一定時間の遅延をもって出力する。
7の入力データを一方端子に、FF回路B17の出力Q
からの出力を他方端子に入力し、入力データは一致すれ
ば論理値1、すなわちHレベルの出力データを出力し、
入力データは一致しなければ論理値0すなわちLレベル
の出力データを一定時間の遅延をもって出力する。
【0015】FF回路C18は、EX−NOR回路E1
9からの出力を入力Dから入力し、遅延回路9bからの
出力をラッチタイミングとして保持し、さらに一定時間
の遅延をもって出力Qから、フェイル信号FAIL_S
TR1として出力する。
9からの出力を入力Dから入力し、遅延回路9bからの
出力をラッチタイミングとして保持し、さらに一定時間
の遅延をもって出力Qから、フェイル信号FAIL_S
TR1として出力する。
【0016】FF回路A16の出力Qからの出力は、ス
トローブ信号STR1毎に反転し、一定時間の遅延をも
つてFF回路B17に入力される。FF回路B17は、
1回のテスト周期(テストレート)の基準信号となるク
ロック信号MCLKをラッチタイミングとして入力デー
タを保持し、さらに一定時間の遅延ののち、出力データ
を出力する。FF回路A16の出力Qからの出力が反転
してFF回路B17から出力されるまでの期間は、FF
回路B17の入力と出力とは反転している。したがっ
て、この期間は、EX−NOR回路E19は、論理値0
すなわちLレベルの出力データを出力する。ストローブ
信号STR1が与えられてFF回路A16の出力が反転
しなければ、クロック信号MCLKが与えられた後では
FF回路B17の入力と出力とは同レベルであるのでE
X―NOR回路E19は、Hレベルの出力を保持する。
前述のFF回路B17の入力と出力とが反転し、かつE
X−NOR回路E19がLレベルの出力データを出力す
る期間内に、FF回路C18にラッチタイミングを与え
るような遅延回路9bを予め設けておけば、FF回路C
18はストローブ信号STR1が出力されているか、い
ないかの正しい判定結果をフェイル信号FAIL ST
R1として出力することができる。
トローブ信号STR1毎に反転し、一定時間の遅延をも
つてFF回路B17に入力される。FF回路B17は、
1回のテスト周期(テストレート)の基準信号となるク
ロック信号MCLKをラッチタイミングとして入力デー
タを保持し、さらに一定時間の遅延ののち、出力データ
を出力する。FF回路A16の出力Qからの出力が反転
してFF回路B17から出力されるまでの期間は、FF
回路B17の入力と出力とは反転している。したがっ
て、この期間は、EX−NOR回路E19は、論理値0
すなわちLレベルの出力データを出力する。ストローブ
信号STR1が与えられてFF回路A16の出力が反転
しなければ、クロック信号MCLKが与えられた後では
FF回路B17の入力と出力とは同レベルであるのでE
X―NOR回路E19は、Hレベルの出力を保持する。
前述のFF回路B17の入力と出力とが反転し、かつE
X−NOR回路E19がLレベルの出力データを出力す
る期間内に、FF回路C18にラッチタイミングを与え
るような遅延回路9bを予め設けておけば、FF回路C
18はストローブ信号STR1が出力されているか、い
ないかの正しい判定結果をフェイル信号FAIL ST
R1として出力することができる。
【0017】遅延回路9bは、FF回路D20とAND
回路G21とから成る。FF回路D20は、入力DにH
レベルの電圧供給源V2から抵抗R2を介してHレベ
ル、すなわち論理値1のデータが与えられ、クロック発
生回路4からのクロック信号MCLKをラッチタイミン
グとして入力データを保持する。さらにFF回路D20
は、保持した入力データを一定の遅延をもって出力Qか
ら出力する。したがってFF回路D20の出力Qは、リ
セット信号RSTが与えられた後にLレベルとなり、第
1のクロック信号MCLKを入力した一定時間後は、H
レベルすなわち論理値1の出力データを一定値として出
力する。
回路G21とから成る。FF回路D20は、入力DにH
レベルの電圧供給源V2から抵抗R2を介してHレベ
ル、すなわち論理値1のデータが与えられ、クロック発
生回路4からのクロック信号MCLKをラッチタイミン
グとして入力データを保持する。さらにFF回路D20
は、保持した入力データを一定の遅延をもって出力Qか
ら出力する。したがってFF回路D20の出力Qは、リ
セット信号RSTが与えられた後にLレベルとなり、第
1のクロック信号MCLKを入力した一定時間後は、H
レベルすなわち論理値1の出力データを一定値として出
力する。
【0018】AND回路G21は、FF回路D20から
の出力を一方入力端子から入力し、クロック発生回路4
からクロック信号MCLKを他方入力端子から入力す
る。したがってAND回路G21は、FF回路D20が
リセット後の初期状態の間は、Lレベルの出力で、FF
回路D20からの出力がHレベルになった後は、クロッ
ク信号SCLKを一定の遅延をもって出力する。しか
し、リセット後第1のクロック信号MCLKを入力して
からFF回路D20からの出力がHレベルになるまでの
遅延によって、第1のクロック信号MCLKは出力しな
い。このAND回路G21の出力は、遅延回路9bから
のクロック信号SCLKとして、FF回路C18のクロ
ック入力CLKに入力される。
の出力を一方入力端子から入力し、クロック発生回路4
からクロック信号MCLKを他方入力端子から入力す
る。したがってAND回路G21は、FF回路D20が
リセット後の初期状態の間は、Lレベルの出力で、FF
回路D20からの出力がHレベルになった後は、クロッ
ク信号SCLKを一定の遅延をもって出力する。しか
し、リセット後第1のクロック信号MCLKを入力して
からFF回路D20からの出力がHレベルになるまでの
遅延によって、第1のクロック信号MCLKは出力しな
い。このAND回路G21の出力は、遅延回路9bから
のクロック信号SCLKとして、FF回路C18のクロ
ック入力CLKに入力される。
【0019】また、ストローブ判定回路9を構成するF
F回路A〜D16,17,18,20は、リセット信号
RSTによって初期化される。また、抵抗R1,R2は
C−MOS形ICのラッチアップを防止するための電流
制限抵抗である。
F回路A〜D16,17,18,20は、リセット信号
RSTによって初期化される。また、抵抗R1,R2は
C−MOS形ICのラッチアップを防止するための電流
制限抵抗である。
【0020】図4は、図1図示の実施例のテスタ1の処
理回路10の具体的な構成を示す図である。処理回路1
0はデータ判定回路8とストローブ判定回路9とからの
判定結果であるフェイル信号FAIL1〜n,FAIL
STR1〜yをOR回路H24に入力し、OR回路H
24は1つでも異常を示すデータがあるか、ないかを判
定結果として出力する。OR回路H24の出力は、バッ
ファ回路I25に与えられ、イネーブル信号ENによっ
てデータバス26を介してCPU27に読込まれる。
理回路10の具体的な構成を示す図である。処理回路1
0はデータ判定回路8とストローブ判定回路9とからの
判定結果であるフェイル信号FAIL1〜n,FAIL
STR1〜yをOR回路H24に入力し、OR回路H
24は1つでも異常を示すデータがあるか、ないかを判
定結果として出力する。OR回路H24の出力は、バッ
ファ回路I25に与えられ、イネーブル信号ENによっ
てデータバス26を介してCPU27に読込まれる。
【0021】図5は、図3図示のストローブ判定回路9
の動作を説明するためのタイミングチャートである。ス
トローブ判定回路9を構成する各回路は、ストローブ信
号STR1〜y、クロック信号MCLKなどの各信号の
立上りに同期して動作する。図5においてt1で示すリ
セット信号RSTが入力されると、t2に示すようにF
F回路A16の入力DはHレベル(論理値1)に、FF
回路A16の出力QはLレベル(論理値0)に、FF回
路B17の出力QはLレベル(論理値0)に、FF回路
C18の出力QであるFAIL STR1はLレベル
(論理値0)に、FF回路D20の出力QはLレベル
(論理値0)にそれぞれ初期化される。また、FF回路
A16の出力QがLレベル(論理値0)で、FF回路B
17の出力QがLレベル(論理値0)であるのでEX―
NOR回路E19の初期値はHレベル(論理値1)であ
る。
の動作を説明するためのタイミングチャートである。ス
トローブ判定回路9を構成する各回路は、ストローブ信
号STR1〜y、クロック信号MCLKなどの各信号の
立上りに同期して動作する。図5においてt1で示すリ
セット信号RSTが入力されると、t2に示すようにF
F回路A16の入力DはHレベル(論理値1)に、FF
回路A16の出力QはLレベル(論理値0)に、FF回
路B17の出力QはLレベル(論理値0)に、FF回路
C18の出力QであるFAIL STR1はLレベル
(論理値0)に、FF回路D20の出力QはLレベル
(論理値0)にそれぞれ初期化される。また、FF回路
A16の出力QがLレベル(論理値0)で、FF回路B
17の出力QがLレベル(論理値0)であるのでEX―
NOR回路E19の初期値はHレベル(論理値1)であ
る。
【0022】t3に示す第1のクロック信号MCLKが
出力されると、これをラッチタイミングとして、FF回
路B17は、FF回路A16からの出力データを保持
し、出力する。このとき、FF回路A16の出力は初期
値Lレベル(論理値0)のままであるから、FF回路B
17の出力もLレベル(論理値0)のまま変化しない。
FF回路D20も、第1のクロック信号MCLKをラッ
チタイミングとして動作するが、FF回路D20は、抵
抗R2を介してHレベル(論理値1)の電圧源から電圧
を供給されており、これを保持して、一定時間の遅延を
もってHレベル(論理値1)の出力データを出力し、こ
の状態を保持する。このためAND回路G21を介して
クロック信号SCLKがFF回路C18に与えられる。
出力されると、これをラッチタイミングとして、FF回
路B17は、FF回路A16からの出力データを保持
し、出力する。このとき、FF回路A16の出力は初期
値Lレベル(論理値0)のままであるから、FF回路B
17の出力もLレベル(論理値0)のまま変化しない。
FF回路D20も、第1のクロック信号MCLKをラッ
チタイミングとして動作するが、FF回路D20は、抵
抗R2を介してHレベル(論理値1)の電圧源から電圧
を供給されており、これを保持して、一定時間の遅延を
もってHレベル(論理値1)の出力データを出力し、こ
の状態を保持する。このためAND回路G21を介して
クロック信号SCLKがFF回路C18に与えられる。
【0023】t4に示すストローブ信号STR1が出力
されると、FF回路A16は、FF回路A16の入力D
の初期値であるHレベル(論理値1)の入力データを保
持する。出力QはHレベル(論理値1)の出力データ
を、反転出力/QはLレベル(論理値0)の出力データ
を、それぞれ一定時間の遅延をもって出力する。このと
き、FF回路A16の出力Qおよび反転出力/Qは、初
期化された状態から反転していることになる。反転出力
/QのLレベル(論理値0)の出力データは、AND回
路F15に入力され、AND回路F15は、Lレベル
(論理値0)の出力データを再びFF回路A16の入力
Dに入力する。FF回路A16は、次のストローブ信号
STR1が入力されるまで、この状態を保持する。FF
回路A16の出力が初期化された状態から反転しても、
FF回路B17は、クロック信号MCLKが入力されな
いので初期値のままLレベル(論理値0)である。した
がって、EX−NOR回路E19の出力は反転してLレ
ベル(論理値0)となる。
されると、FF回路A16は、FF回路A16の入力D
の初期値であるHレベル(論理値1)の入力データを保
持する。出力QはHレベル(論理値1)の出力データ
を、反転出力/QはLレベル(論理値0)の出力データ
を、それぞれ一定時間の遅延をもって出力する。このと
き、FF回路A16の出力Qおよび反転出力/Qは、初
期化された状態から反転していることになる。反転出力
/QのLレベル(論理値0)の出力データは、AND回
路F15に入力され、AND回路F15は、Lレベル
(論理値0)の出力データを再びFF回路A16の入力
Dに入力する。FF回路A16は、次のストローブ信号
STR1が入力されるまで、この状態を保持する。FF
回路A16の出力が初期化された状態から反転しても、
FF回路B17は、クロック信号MCLKが入力されな
いので初期値のままLレベル(論理値0)である。した
がって、EX−NOR回路E19の出力は反転してLレ
ベル(論理値0)となる。
【0024】t5に示すように、第2のクロック信号M
CLKが出力されると、これに同期して、FF回路B1
7はFF回路A16の出力QからのHレベル(論理値
1)の出力データを保持し、t6に示すように一定時間
の遅延をもって出力QからEX−NOR回路E19に出
力する。これによって、EX−NOR回路E19の入力
は、いずれもHレベル(論理値1)となり、EX−NO
R回路E19の出力はHレベル(論理値1)となる。ク
ロック信号MCLKに同期してFF回路D20も動作す
るが、前述のように、入力DがHレベル(論理値1)で
一定であるのでFF回路D20はHレベル(論理値1)
の一定した出力データを出力する。したがって、クロッ
ク発生回路4から出力されるクロック信号MCLKは、
AND回路G21を介してFF回路C18に入力され、
FF回路C18はt7に示すようにFF回路G17のラ
ッチタイミングから出力までの遅延の間に、EX−NO
R回路E19のLレベル(論理値0)の出力を保持する
ことになる。したがってFF回路C18の出力データで
あり、ストローブ信号STR1発生の判定結果であるフ
ェイル信号FAIL STR1は、初期値から一定でL
レベル(論理値0)を示す。
CLKが出力されると、これに同期して、FF回路B1
7はFF回路A16の出力QからのHレベル(論理値
1)の出力データを保持し、t6に示すように一定時間
の遅延をもって出力QからEX−NOR回路E19に出
力する。これによって、EX−NOR回路E19の入力
は、いずれもHレベル(論理値1)となり、EX−NO
R回路E19の出力はHレベル(論理値1)となる。ク
ロック信号MCLKに同期してFF回路D20も動作す
るが、前述のように、入力DがHレベル(論理値1)で
一定であるのでFF回路D20はHレベル(論理値1)
の一定した出力データを出力する。したがって、クロッ
ク発生回路4から出力されるクロック信号MCLKは、
AND回路G21を介してFF回路C18に入力され、
FF回路C18はt7に示すようにFF回路G17のラ
ッチタイミングから出力までの遅延の間に、EX−NO
R回路E19のLレベル(論理値0)の出力を保持する
ことになる。したがってFF回路C18の出力データで
あり、ストローブ信号STR1発生の判定結果であるフ
ェイル信号FAIL STR1は、初期値から一定でL
レベル(論理値0)を示す。
【0025】t8は、なんらかの障害によって、ストロ
ーブ信号STR1が出力されなくなった場合を示す。t
8の破線で示すストローブ信号STR1が出力されない
とき、FF回路A16は、ストローブ信号STR1の入
力がないのでラッチタイミングが得られない。したがっ
て、AND回路F15を介して入力されているFF回路
A16のLレベル(論理値0)の反転出力/Qの出力デ
ータを取り込めない。したがってFF回路A16の出力
Qは、t9に示すように反転せずHレベル(論理値1)
の一定出力データとなる。
ーブ信号STR1が出力されなくなった場合を示す。t
8の破線で示すストローブ信号STR1が出力されない
とき、FF回路A16は、ストローブ信号STR1の入
力がないのでラッチタイミングが得られない。したがっ
て、AND回路F15を介して入力されているFF回路
A16のLレベル(論理値0)の反転出力/Qの出力デ
ータを取り込めない。したがってFF回路A16の出力
Qは、t9に示すように反転せずHレベル(論理値1)
の一定出力データとなる。
【0026】t10に示す次のクロック信号MCLKが
出力されると、FF回路B17は、Hレベル(論理値
1)の一定出力データとなったFF回路A16からの出
力を保持するので、FF回路B17の出力もHレベル
(論理値1)の一定出力データとなる。したがって、t
11に示すように、FF回路A16の出力は反転してい
るがFF回路B17の出力は反転していないという期間
がなくなり、かつFF回路A,B16,17の出力は同
レベルで一定となるので、EX−NOR回路E19の出
力もまたHレベル(論理値1)で一定となる。
出力されると、FF回路B17は、Hレベル(論理値
1)の一定出力データとなったFF回路A16からの出
力を保持するので、FF回路B17の出力もHレベル
(論理値1)の一定出力データとなる。したがって、t
11に示すように、FF回路A16の出力は反転してい
るがFF回路B17の出力は反転していないという期間
がなくなり、かつFF回路A,B16,17の出力は同
レベルで一定となるので、EX−NOR回路E19の出
力もまたHレベル(論理値1)で一定となる。
【0027】t12のクロック信号SCLKは、遅延回
路9bのAND回路G21を介して、FF回路C18に
ラッチタイミングを与える。FF回路C18は、Hレベ
ル(論理値1)で一定となったEX−NOR回路E19
の出力を保持し、一定時間の遅延をもってストローブ信
号STR1発生の有無の判定結果として、Hレベル(論
理値1)で一定のフェイル信号FAIL STR1を出
力する。この、Hレベル(論理値1)のフェイル信号F
AIL STR1は、ストローブ信号が発生していない
ことを示すものである。
路9bのAND回路G21を介して、FF回路C18に
ラッチタイミングを与える。FF回路C18は、Hレベ
ル(論理値1)で一定となったEX−NOR回路E19
の出力を保持し、一定時間の遅延をもってストローブ信
号STR1発生の有無の判定結果として、Hレベル(論
理値1)で一定のフェイル信号FAIL STR1を出
力する。この、Hレベル(論理値1)のフェイル信号F
AIL STR1は、ストローブ信号が発生していない
ことを示すものである。
【0028】以上のように本実施例によれば、テスタ1
にストローブ判定回路9を備えることによって、ストロ
ーブ信号STR1〜y発生の判定結果を、ファンクショ
ンテストの判定結果と同時にCPU27で処理すること
ができるので、LSI2のファンクションテストのたび
にストローブ信号STR1〜yが正常に発生しているか
どうかを診断でき、テスタ1の信頼性を向上し、特別に
テスタ1を検査する手間と時間を省くことができる。
にストローブ判定回路9を備えることによって、ストロ
ーブ信号STR1〜y発生の判定結果を、ファンクショ
ンテストの判定結果と同時にCPU27で処理すること
ができるので、LSI2のファンクションテストのたび
にストローブ信号STR1〜yが正常に発生しているか
どうかを診断でき、テスタ1の信頼性を向上し、特別に
テスタ1を検査する手間と時間を省くことができる。
【0029】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、半導体集
積回路の試験装置において、ストローブ判定手段はクロ
ック信号に応答してストローブ信号の発生の有無を判定
する。処理手段はストローブ信号が発生し、かつ半導体
集積回路から試験条件に対応して予め定める出力が導出
されるときにのみ半導体集積回路の動作が正常であると
判定する。したがって、ストローブ信号発生の有無の診
断が半導体集積回路の試験の都度実施でき、試験装置の
信頼性を向上するとともに、試験装置の診断のためにか
かる時間と手間を省くことができる。
積回路の試験装置において、ストローブ判定手段はクロ
ック信号に応答してストローブ信号の発生の有無を判定
する。処理手段はストローブ信号が発生し、かつ半導体
集積回路から試験条件に対応して予め定める出力が導出
されるときにのみ半導体集積回路の動作が正常であると
判定する。したがって、ストローブ信号発生の有無の診
断が半導体集積回路の試験の都度実施でき、試験装置の
信頼性を向上するとともに、試験装置の診断のためにか
かる時間と手間を省くことができる。
【図1】本発明の一実施例であるテスタ1の全体の構成
を示すブロック図である。
を示すブロック図である。
【図2】図1図示の実施例のテスタ1のデータ判定回路
8の構成を示すブロック図である。
8の構成を示すブロック図である。
【図3】図1図示の実施例のテスタ1のストローブ判定
回路9の電気回路図である。
回路9の電気回路図である。
【図4】図1図示の実施例のテスタ1の処理回路10の
構成を示すブロック図である。
構成を示すブロック図である。
【図5】図1図示の実施例のテスタ1のストローブ判定
回路9の動作を説明するためのタイミングチャートであ
る。
回路9の動作を説明するためのタイミングチャートであ
る。
1 半導体集積回路の試験装置(テスタ) 2 半導体集積回路(LSI) 4 クロック発生回路 9 ストローブ判定回路 10 処理回路
Claims (1)
- 【請求項1】 半導体集積回路に予め定める試験条件を
与え、半導体集積回路からの出力を予め定めるタイミン
グで発生するストローブ信号に同期して判定する半導体
集積回路の試験装置において、 ストローブ信号を発生すべきタイミングの基準となるク
ロック信号を発生するクロック発生手段と、 クロック信号に応答して、ストローブ信号の発生の有無
を判定するストローブ判定手段と、 半導体集積回路からのストローブ信号に同期した出力の
判定結果およびストローブ判定手段からの判定結果に応
答し、ストローブ信号が発生し、かつ半導体集積回路か
ら試験条件に対応して予め定める出力が導出されるとき
にのみ、半導体集積回路の動作が正常であると判定する
処理手段とを含むことを特徴とする半導体集積回路の試
験装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4256676A JPH06109809A (ja) | 1992-09-25 | 1992-09-25 | 半導体集積回路の試験装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4256676A JPH06109809A (ja) | 1992-09-25 | 1992-09-25 | 半導体集積回路の試験装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06109809A true JPH06109809A (ja) | 1994-04-22 |
Family
ID=17295924
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4256676A Pending JPH06109809A (ja) | 1992-09-25 | 1992-09-25 | 半導体集積回路の試験装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06109809A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US11230037B2 (en) | 2017-09-26 | 2022-01-25 | Honda Motor Co., Ltd. | Mold device and method for manufacturing resin molded article |
-
1992
- 1992-09-25 JP JP4256676A patent/JPH06109809A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US11230037B2 (en) | 2017-09-26 | 2022-01-25 | Honda Motor Co., Ltd. | Mold device and method for manufacturing resin molded article |
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