JPH06103590A - 光ディスク用速度検出装置 - Google Patents
光ディスク用速度検出装置Info
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- JPH06103590A JPH06103590A JP4275022A JP27502292A JPH06103590A JP H06103590 A JPH06103590 A JP H06103590A JP 4275022 A JP4275022 A JP 4275022A JP 27502292 A JP27502292 A JP 27502292A JP H06103590 A JPH06103590 A JP H06103590A
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- JP
- Japan
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- speed
- signal
- value
- difference
- light beam
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- Pending
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- Moving Of Head For Track Selection And Changing (AREA)
- Moving Of The Head For Recording And Reproducing By Optical Means (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 ノイズによる異常な速度信号の出力を防止
し、光ヘッドの的確な速度制御を可能にする。 【構成】 光ディスク装置における光ビームの移動速度
を、前記光ビームのトラック横断信号の周期または周波
数の計測値から得る光ディスク用速度検出装置におい
て、前記光ビームのトラック横断信号の周期または周波
数の計測値から速度信号を順次生成する周期または周波
数対速度変換手段(13)と、前記速度信号の値を前回
値として順次記憶する速度メモリ手段(25)と、前記
速度信号と前記速度メモリ手段に記憶された前回値との
差を求める速度差検出手段(27)と、前記速度差検出
手段により求められた速度差が所定値より大きいか否か
を検出する比較手段(29)と、該比較手段の出力に基
づき検出した速度差が所定値より大きい場合には速度メ
モリ手段に記憶された前回値または該前回値などから予
測した補正速度信号値を出力する選択手段(31)とを
備える。
し、光ヘッドの的確な速度制御を可能にする。 【構成】 光ディスク装置における光ビームの移動速度
を、前記光ビームのトラック横断信号の周期または周波
数の計測値から得る光ディスク用速度検出装置におい
て、前記光ビームのトラック横断信号の周期または周波
数の計測値から速度信号を順次生成する周期または周波
数対速度変換手段(13)と、前記速度信号の値を前回
値として順次記憶する速度メモリ手段(25)と、前記
速度信号と前記速度メモリ手段に記憶された前回値との
差を求める速度差検出手段(27)と、前記速度差検出
手段により求められた速度差が所定値より大きいか否か
を検出する比較手段(29)と、該比較手段の出力に基
づき検出した速度差が所定値より大きい場合には速度メ
モリ手段に記憶された前回値または該前回値などから予
測した補正速度信号値を出力する選択手段(31)とを
備える。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、光ディスク用速度検出
装置に関し、特に光ビームの移動速度を該光ビームのト
ラック横断信号から得る光ディスク用速度検出装置にお
いてノイズによる速度検出異常を防止し的確なシーク動
作が行なわれるようにするための技術に関する。
装置に関し、特に光ビームの移動速度を該光ビームのト
ラック横断信号から得る光ディスク用速度検出装置にお
いてノイズによる速度検出異常を防止し的確なシーク動
作が行なわれるようにするための技術に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、光ディスク装置において、光ヘッ
ドをディスク上の所望のトラックにアクセスさせるため
に、光ビームがトラックを横断する場合に検出されるト
ラック横断信号が使用されていた。すなわち、この光ビ
ームのトラック横断信号の周期をカウンタで計測し、そ
の計測値によって得られた周期信号を演算して速度信号
を求め、この速度信号を利用して光ビームの速度検出お
よび光ヘッドの速度制御すなわちシーク制御を行なって
いた。例えば特開昭63−173230号を参照。
ドをディスク上の所望のトラックにアクセスさせるため
に、光ビームがトラックを横断する場合に検出されるト
ラック横断信号が使用されていた。すなわち、この光ビ
ームのトラック横断信号の周期をカウンタで計測し、そ
の計測値によって得られた周期信号を演算して速度信号
を求め、この速度信号を利用して光ビームの速度検出お
よび光ヘッドの速度制御すなわちシーク制御を行なって
いた。例えば特開昭63−173230号を参照。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、このような
従来の装置においては、光ビームの横断信号の周期を計
測する際に、例えばプリフォーマットされた光ディスク
の予め形成されたピット(プリピット)などによってト
ラック横断信号にノイズが生じることがあり、あるいは
トラック横断信号の周期を計数するためのカウンタなど
を含む回路周辺の電気的ノイズを生じることがある。そ
して、このようなノイズが発生した場合には、光ビーム
のトラック横断周期が正しく計測できず、従って光ビー
ムのトラック横断速度の誤検出が生じる恐れがあった。
トラック横断速度の誤検出が生じると、光ヘッドの速度
制御、すなわちシーク制御が的確に行なわれず、所望の
トラックへのアクセスが迅速に行なわれず、あるいはア
クセスできなくなるいう不都合があった。
従来の装置においては、光ビームの横断信号の周期を計
測する際に、例えばプリフォーマットされた光ディスク
の予め形成されたピット(プリピット)などによってト
ラック横断信号にノイズが生じることがあり、あるいは
トラック横断信号の周期を計数するためのカウンタなど
を含む回路周辺の電気的ノイズを生じることがある。そ
して、このようなノイズが発生した場合には、光ビーム
のトラック横断周期が正しく計測できず、従って光ビー
ムのトラック横断速度の誤検出が生じる恐れがあった。
トラック横断速度の誤検出が生じると、光ヘッドの速度
制御、すなわちシーク制御が的確に行なわれず、所望の
トラックへのアクセスが迅速に行なわれず、あるいはア
クセスできなくなるいう不都合があった。
【0004】本発明の目的は、前述の従来例の装置にお
ける問題点に鑑み、光ディスク用速度検出装置におい
て、光ビームのトラック横断信号などにノイズが生じて
も誤った速度検出が行なわれることを防止しかつシーク
制御が安定かつ的確に行なわれるようにすることにあ
る。
ける問題点に鑑み、光ディスク用速度検出装置におい
て、光ビームのトラック横断信号などにノイズが生じて
も誤った速度検出が行なわれることを防止しかつシーク
制御が安定かつ的確に行なわれるようにすることにあ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明によれば、光ディスク装置における光ビーム
の移動速度を、前記光ビームのトラック横断信号の周期
または周波数の計測値から得る光ディスク用速度検出装
置が提供され、該光ディスク用速度検出装置は、
め、本発明によれば、光ディスク装置における光ビーム
の移動速度を、前記光ビームのトラック横断信号の周期
または周波数の計測値から得る光ディスク用速度検出装
置が提供され、該光ディスク用速度検出装置は、
【0006】前記光ビームのトラック横断信号の周期ま
たは周波数の計測値から速度信号を順次生成する周期ま
たは周波数対速度変換手段と、前記速度信号の値を前回
値として順次記憶する速度メモリ手段と、前記速度信号
と前記速度メモリ手段に記憶された前回値との差を求め
る速度差検出手段と、該速度差検出手段により求められ
た速度差が所定値より大きいか否かを検出する比較手段
と、該比較手段の出力に基づき検出した速度差が所定値
より大きい場合には前記速度メモリ手段に記憶された前
回の速度信号値または前回の速度信号値から予測した補
正速度信号値を出力する選択手段とを具備することを特
徴とする。
たは周波数の計測値から速度信号を順次生成する周期ま
たは周波数対速度変換手段と、前記速度信号の値を前回
値として順次記憶する速度メモリ手段と、前記速度信号
と前記速度メモリ手段に記憶された前回値との差を求め
る速度差検出手段と、該速度差検出手段により求められ
た速度差が所定値より大きいか否かを検出する比較手段
と、該比較手段の出力に基づき検出した速度差が所定値
より大きい場合には前記速度メモリ手段に記憶された前
回の速度信号値または前回の速度信号値から予測した補
正速度信号値を出力する選択手段とを具備することを特
徴とする。
【0007】
【作用】上記構成においては、上記周期または周波数対
速度変換手段が光ビームのトラック横断信号の周期また
は周波数の計測値から順次速度信号を生成する。この速
度信号は順次前記速度メモリ手段に前回値として記憶さ
れる。そして、前記速度差検出手段が、前記周期または
周波数対速度変換手段から出力される速度信号と、前記
速度メモリ手段に記憶された前回値との差を求め、この
差を前記比較手段において所定値と比較する。前記選択
手段が、この比較手段の比較に基づき、検出した速度差
が所定値より大きい場合には前記速度メモリ手段に記憶
された前回の速度信号値あるいは該前回の速度信号値か
ら予測した補正速度信号値を出力する。従って、ノイズ
などによって元の速度信号が適切に出力されなかった場
合でも、シーク動作が失敗するほどの異常な速度信号が
出力されることがなくなり、所望のトラックにアクセス
できないなどの重大な誤動作は生じなくなる。
速度変換手段が光ビームのトラック横断信号の周期また
は周波数の計測値から順次速度信号を生成する。この速
度信号は順次前記速度メモリ手段に前回値として記憶さ
れる。そして、前記速度差検出手段が、前記周期または
周波数対速度変換手段から出力される速度信号と、前記
速度メモリ手段に記憶された前回値との差を求め、この
差を前記比較手段において所定値と比較する。前記選択
手段が、この比較手段の比較に基づき、検出した速度差
が所定値より大きい場合には前記速度メモリ手段に記憶
された前回の速度信号値あるいは該前回の速度信号値か
ら予測した補正速度信号値を出力する。従って、ノイズ
などによって元の速度信号が適切に出力されなかった場
合でも、シーク動作が失敗するほどの異常な速度信号が
出力されることがなくなり、所望のトラックにアクセス
できないなどの重大な誤動作は生じなくなる。
【0008】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例につき
説明する。図1は、本発明の1実施例に係わる光ディス
ク用速度検出装置の概略の構成を示す。同図の装置は、
光ディスク1に光ビームを照射する光ヘッド3と、光ヘ
ッド3からのサーボ光を検出するサーボ光検出系5と、
該サーボ光検出系5につながるローパスフィルタ7と、
二値化回路9と、所定の周波数、例えば10MHz、の
クロック信号を用いて計数を行なう周期カウンタ11
と、周期/速度変換器を含むデータプロセッサ15と、
D/A変換器17と、他のローパスフィルタ19と、減
算器21と、電流ドライバ23となどによって構成され
る。
説明する。図1は、本発明の1実施例に係わる光ディス
ク用速度検出装置の概略の構成を示す。同図の装置は、
光ディスク1に光ビームを照射する光ヘッド3と、光ヘ
ッド3からのサーボ光を検出するサーボ光検出系5と、
該サーボ光検出系5につながるローパスフィルタ7と、
二値化回路9と、所定の周波数、例えば10MHz、の
クロック信号を用いて計数を行なう周期カウンタ11
と、周期/速度変換器を含むデータプロセッサ15と、
D/A変換器17と、他のローパスフィルタ19と、減
算器21と、電流ドライバ23となどによって構成され
る。
【0009】図1の装置においては、サーボ光検出系5
は、光ヘッド3が光ディスク1のトラックを例えば半径
方向に移動する時に出力されるサーボ光を検出して周知
の態様で光ビームのトラック横断差信号を生成する。こ
のトラック横断差信号はローパスフィルタ7を介してノ
イズを除去した後、二値化回路9により二値信号に変換
される。図2の(a)および(b)は、それぞれローパ
スフィルタ7を通った後のトラック横断差信号および二
値化信号を示している。なお、図2においては、光ビー
ムがトラックを横断する速度が一定であるものとしてい
る。
は、光ヘッド3が光ディスク1のトラックを例えば半径
方向に移動する時に出力されるサーボ光を検出して周知
の態様で光ビームのトラック横断差信号を生成する。こ
のトラック横断差信号はローパスフィルタ7を介してノ
イズを除去した後、二値化回路9により二値信号に変換
される。図2の(a)および(b)は、それぞれローパ
スフィルタ7を通った後のトラック横断差信号および二
値化信号を示している。なお、図2においては、光ビー
ムがトラックを横断する速度が一定であるものとしてい
る。
【0010】二値化回路9から出力された二値化信号は
周期カウンタ11に入力され、その周期をその周期時間
内にカウントできる10MHzのクロックの数として計
測する。なお、この二値化信号の周期は、該二値化信号
のある立上がりエッジから次の立上がりエッジまでの時
間、あるいはある立下がりエッジから次の立下がりエッ
ジまでの時間として計測する。
周期カウンタ11に入力され、その周期をその周期時間
内にカウントできる10MHzのクロックの数として計
測する。なお、この二値化信号の周期は、該二値化信号
のある立上がりエッジから次の立上がりエッジまでの時
間、あるいはある立下がりエッジから次の立下がりエッ
ジまでの時間として計測する。
【0011】このようにして計測した周期データは、例
えば12ビットの信号として、データプロセッサ15に
取込まれ、割算V=K/Tによって周期を速度に変換す
る。なお、ここで、Vは速度データを、Tは周期データ
を、Kは定数を表すものとする。このようにして求めら
れた速度データはさらにデータプロセッサ15内で、後
に詳細に説明するように、ノイズによる大幅な変動が取
り除かれた後D/A変換器17に入力される。D/A変
換器17によってアナログ信号に変換された速度信号は
スムージング用の他のローパスフィルタ19を通過した
後、検出速度信号として、減算器21に入力される。減
算器21の他の入力には、基準速度信号が印加されてお
り、従って減算器21は、検出された速度信号と基準速
度信号との差分を生成し、この差分が電流ドライバ23
に入力される。そして、電流ドライバ23によって周知
の態様で光ヘッド3の駆動が行なわれ光ビームのシーク
動作などが行なわれる。
えば12ビットの信号として、データプロセッサ15に
取込まれ、割算V=K/Tによって周期を速度に変換す
る。なお、ここで、Vは速度データを、Tは周期データ
を、Kは定数を表すものとする。このようにして求めら
れた速度データはさらにデータプロセッサ15内で、後
に詳細に説明するように、ノイズによる大幅な変動が取
り除かれた後D/A変換器17に入力される。D/A変
換器17によってアナログ信号に変換された速度信号は
スムージング用の他のローパスフィルタ19を通過した
後、検出速度信号として、減算器21に入力される。減
算器21の他の入力には、基準速度信号が印加されてお
り、従って減算器21は、検出された速度信号と基準速
度信号との差分を生成し、この差分が電流ドライバ23
に入力される。そして、電流ドライバ23によって周知
の態様で光ヘッド3の駆動が行なわれ光ビームのシーク
動作などが行なわれる。
【0012】次に、図3および前記図2を参照して本発
明による装置における速度検出動作につき説明する。図
3は、前記図1のデータプロセッサ15付近の詳細な構
成を示す。なお、図3において図1と同じ部分は同一参
照数字で示されている。図3に示されるように、データ
プロセッサ15は周期カウンタ11から入力される周期
信号を速度信号に変換する周期/速度変換器13に加え
て、直前速度メモリ25、速度差検出部27、比較器2
9および切替えスイッチ31などを具備する。直前速度
メモリ25は、周期/速度変換器13から順次出力され
る速度データを前回値として順次記憶するものである。
また、速度差検出部27は、周期/速度変換器13から
の速度信号と直前速度メモリ25から読出された前回の
速度データに対応する速度信号とを減算して両者の差分
を求めるものである。さらに、比較器29は、速度差検
出部27からの前記差分信号と正常範囲レベルを示す基
準信号との比較を行なう。さらに、切替えスイッチ31
は、比較器29の出力に基づき直前速度メモリ25の出
力データと周期/速度変換器13からの速度信号との間
で切替えを行なうものである。
明による装置における速度検出動作につき説明する。図
3は、前記図1のデータプロセッサ15付近の詳細な構
成を示す。なお、図3において図1と同じ部分は同一参
照数字で示されている。図3に示されるように、データ
プロセッサ15は周期カウンタ11から入力される周期
信号を速度信号に変換する周期/速度変換器13に加え
て、直前速度メモリ25、速度差検出部27、比較器2
9および切替えスイッチ31などを具備する。直前速度
メモリ25は、周期/速度変換器13から順次出力され
る速度データを前回値として順次記憶するものである。
また、速度差検出部27は、周期/速度変換器13から
の速度信号と直前速度メモリ25から読出された前回の
速度データに対応する速度信号とを減算して両者の差分
を求めるものである。さらに、比較器29は、速度差検
出部27からの前記差分信号と正常範囲レベルを示す基
準信号との比較を行なう。さらに、切替えスイッチ31
は、比較器29の出力に基づき直前速度メモリ25の出
力データと周期/速度変換器13からの速度信号との間
で切替えを行なうものである。
【0013】以上のような構成を有する装置において
は、図2の(a)に示されるようなトラック横断差信号
が二値化回路9によって二値化されて(b)に示すよう
な二値化出力が生成される。このような二値化出力は、
周期カウンタ11において例えば10MHzの周波数の
クロックによりその周期がカウントされ、図2の(c)
に示すような出力が生成される。なお、図2の(c)に
おいては、周期カウンタの出力は三角波形となっている
が、実際には周期カウンタ出力は階段状に増大する。
は、図2の(a)に示されるようなトラック横断差信号
が二値化回路9によって二値化されて(b)に示すよう
な二値化出力が生成される。このような二値化出力は、
周期カウンタ11において例えば10MHzの周波数の
クロックによりその周期がカウントされ、図2の(c)
に示すような出力が生成される。なお、図2の(c)に
おいては、周期カウンタの出力は三角波形となっている
が、実際には周期カウンタ出力は階段状に増大する。
【0014】プロセッサ15における周期/速度変換器
13は、このような周期カウンタ11の出力(c)の各
計数値、すなわち前記二値化出力(b)の例えば立上が
りエッジから次の立上がりエッジまでの期間のカウント
値Nを取出し、このカウント値Nによって定数Kを除算
してK/Nを求め、これを速度信号値(d)として出力
する。この速度信号値(d)は、直前速度メモリ25に
記憶されるとともに速度差検出部27および切替えスイ
ッチ31に供給される。
13は、このような周期カウンタ11の出力(c)の各
計数値、すなわち前記二値化出力(b)の例えば立上が
りエッジから次の立上がりエッジまでの期間のカウント
値Nを取出し、このカウント値Nによって定数Kを除算
してK/Nを求め、これを速度信号値(d)として出力
する。この速度信号値(d)は、直前速度メモリ25に
記憶されるとともに速度差検出部27および切替えスイ
ッチ31に供給される。
【0015】従って、速度差検出部27は、このような
速度信号値と直前速度メモリ25に記憶された前回値と
を減算し、両者の差分、すなわち速度差信号を出力す
る。この速度差信号は比較器29において正常範囲レベ
ルを示す所定の基準値と比較され、速度差信号が正常範
囲のレベルを超えているか否かが判定される。速度差信
号が正常範囲レベルを超えておらなければ、比較器29
は例えばインアクティブとなり、切替えスイッチ31は
図示の位置のままに留まる。従って、周期/速度変換器
13からの速度信号(d)がそのままD/A変換器17
およびローパスフィルタ19を介して検出速度信号とし
て出力される。
速度信号値と直前速度メモリ25に記憶された前回値と
を減算し、両者の差分、すなわち速度差信号を出力す
る。この速度差信号は比較器29において正常範囲レベ
ルを示す所定の基準値と比較され、速度差信号が正常範
囲のレベルを超えているか否かが判定される。速度差信
号が正常範囲レベルを超えておらなければ、比較器29
は例えばインアクティブとなり、切替えスイッチ31は
図示の位置のままに留まる。従って、周期/速度変換器
13からの速度信号(d)がそのままD/A変換器17
およびローパスフィルタ19を介して検出速度信号とし
て出力される。
【0016】ところが、例えば前記トラック横断差信号
に、図2の(a)の波形の中央部に示すような、ローパ
スフィルタ7によっても除去できなかったノイズが残っ
た場合には、二値化回路9の出力は(b)に示すように
ノイズ部分に対応して信号“0”の部分が生ずる。従っ
て、周期カウンタ11の出力も、(c)に示すように、
周期カウント値としてMのような実際の周期カウント値
よりも小さな値が出力される。このため、周期/速度変
換器13から出力される速度信号は(d)に示されるよ
うに実際の速度とは非常に異なる値K/Mが出力されて
しまう。
に、図2の(a)の波形の中央部に示すような、ローパ
スフィルタ7によっても除去できなかったノイズが残っ
た場合には、二値化回路9の出力は(b)に示すように
ノイズ部分に対応して信号“0”の部分が生ずる。従っ
て、周期カウンタ11の出力も、(c)に示すように、
周期カウント値としてMのような実際の周期カウント値
よりも小さな値が出力される。このため、周期/速度変
換器13から出力される速度信号は(d)に示されるよ
うに実際の速度とは非常に異なる値K/Mが出力されて
しまう。
【0017】しかしながら、本発明によれば、この場合
は速度差検出部27から出力される速度差信号が非常に
大きくなり、比較器29においてこの速度差信号が正常
範囲レベルを超えるものと判定される。このため、比較
器29は異常状態を示す信号、すなわち異常信号を切替
えスイッチ31に与え、該切替えスイッチ31が図3の
点線で示すポジションに切替えられる。このため、D/
A変換器17に供給される速度信号としては周期/速度
変換器13の出力ではなく、直前速度メモリ25に記憶
された直前の速度データが使用される。その結果、検出
速度信号(e)は、前回と同じ値K/Nが出力され、ノ
イズによる異常な速度信号の出力が阻止される。
は速度差検出部27から出力される速度差信号が非常に
大きくなり、比較器29においてこの速度差信号が正常
範囲レベルを超えるものと判定される。このため、比較
器29は異常状態を示す信号、すなわち異常信号を切替
えスイッチ31に与え、該切替えスイッチ31が図3の
点線で示すポジションに切替えられる。このため、D/
A変換器17に供給される速度信号としては周期/速度
変換器13の出力ではなく、直前速度メモリ25に記憶
された直前の速度データが使用される。その結果、検出
速度信号(e)は、前回と同じ値K/Nが出力され、ノ
イズによる異常な速度信号の出力が阻止される。
【0018】なお、図3の実施例においては、比較器2
9が異常信号を出力した場合に、直前速度メモリ25に
記憶された前回の速度データを出力するようにしたが、
速度データの前回値を出力する代わりに、該前回値など
を使用して予測した速度データを出力することも可能で
ある。
9が異常信号を出力した場合に、直前速度メモリ25に
記憶された前回の速度データを出力するようにしたが、
速度データの前回値を出力する代わりに、該前回値など
を使用して予測した速度データを出力することも可能で
ある。
【0019】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、比較的
簡単な構成により、光ディスク装置におけるトラック横
断差信号あるいは周期カウンタ周辺部などのノイズによ
って異常な速度信号が出力されることを的確に防止する
ことができる。このため、例えば光ディスク装置におけ
るダイレクトシーク動作の安定性を向上させることがで
き、所望のトラックに対し迅速かつ的確にアクセスする
ことが可能になる。
簡単な構成により、光ディスク装置におけるトラック横
断差信号あるいは周期カウンタ周辺部などのノイズによ
って異常な速度信号が出力されることを的確に防止する
ことができる。このため、例えば光ディスク装置におけ
るダイレクトシーク動作の安定性を向上させることがで
き、所望のトラックに対し迅速かつ的確にアクセスする
ことが可能になる。
【図1】本発明の1実施例に係わる光ディスク用速度検
出装置の概略の構成を示すブロック図である。
出装置の概略の構成を示すブロック図である。
【図2】図1の装置の動作を説明するための信号波形図
である。
である。
【図3】図1の装置における周期/速度変換器を含む速
度信号処理部の詳細な構成を示すブロック図である。
度信号処理部の詳細な構成を示すブロック図である。
1 光ディスク 3 光ヘッド 5 サーボ光検出系 7,19 ローパスフィルタ 9 二値化回路 11 周期カウンタ 13 周期/速度変換器 15 データプロセッサ 17 D/A変換器 21 減算器 23 電流ドライバ 25 直前速度メモリ 27 速度差検出部 29 比較器 31 切替えスイッチ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 加藤 喜久次 東京都千代田区内幸町1丁目1番6号 日 本電信電話株式会社内
Claims (1)
- 【請求項1】 光ディスク装置における光ビームの移動
速度を、前記光ビームのトラック横断信号の周期または
周波数の計測値から得る光ディスク用速度検出装置であ
って、 前記光ビームのトラック横断信号の周期または周波数の
計測値から速度信号を順次生成する周期または周波数対
速度変換手段と、 前記速度信号の値を前回値として順次記憶する速度メモ
リ手段と、 前記速度信号と前記速度メモリ手段に記憶された前回値
との差を求める速度差検出手段と、 前記速度差検出手段により求められた速度差が所定値よ
り大きいか否かを検出する比較手段と、 該比較手段の出力にもとづき、検出した速度差が所定値
より大きい場合には前記速度メモリ手段に記憶された前
回の速度信号値または前回の速度信号値から予測した補
正速度信号値を出力する選択手段と、 を具備することを特徴とする光ディスク用速度検出装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4275022A JPH06103590A (ja) | 1992-09-18 | 1992-09-18 | 光ディスク用速度検出装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4275022A JPH06103590A (ja) | 1992-09-18 | 1992-09-18 | 光ディスク用速度検出装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06103590A true JPH06103590A (ja) | 1994-04-15 |
Family
ID=17549788
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4275022A Pending JPH06103590A (ja) | 1992-09-18 | 1992-09-18 | 光ディスク用速度検出装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06103590A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6181651B1 (en) * | 1996-03-26 | 2001-01-30 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | Optical recording/reproducing apparatus |
JP2013143175A (ja) * | 2012-01-13 | 2013-07-22 | Hitachi Consumer Electronics Co Ltd | 光ディスク装置 |
-
1992
- 1992-09-18 JP JP4275022A patent/JPH06103590A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6181651B1 (en) * | 1996-03-26 | 2001-01-30 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | Optical recording/reproducing apparatus |
KR100302447B1 (ko) * | 1996-03-26 | 2001-09-22 | 모리시타 요이찌 | 광학식기록재생장치 |
US6339566B1 (en) | 1996-03-26 | 2002-01-15 | Matshushita Electric Industrial Co., Ltd. | Optical recording/reproduction device |
JP2013143175A (ja) * | 2012-01-13 | 2013-07-22 | Hitachi Consumer Electronics Co Ltd | 光ディスク装置 |
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