JPH06101356A - 2段式駐車装置 - Google Patents
2段式駐車装置Info
- Publication number
- JPH06101356A JPH06101356A JP27226292A JP27226292A JPH06101356A JP H06101356 A JPH06101356 A JP H06101356A JP 27226292 A JP27226292 A JP 27226292A JP 27226292 A JP27226292 A JP 27226292A JP H06101356 A JPH06101356 A JP H06101356A
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- Japan
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- pallet
- car
- frame
- lower stage
- upper pallet
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Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【目的】下段に自動車を駐車したまま上段のパレットに
自動車を入出庫させることができ、設置が容易でしかも
安全性の高い2段式駐車装置を提供する。 【構成】下端に走行車輪を備える4本の支柱6、6を左
右に2本ずつ垂直に設け、左右それぞれの支柱下端を前
後方向に結ぶ支柱ベースフレームと前後それぞれの支柱
上端を左右方向に結ぶトップフレーム8、8を設け、左
右の前記各支柱ベースフレーム外側に支柱ベースフレー
ムと平行に設けられた走行ガイド3、3に沿って支柱ベ
ースフレームを前後方向に駆動させる走行駆動機構、自
動車を載せるためのパレット5を支承する昇降フレーム
を前記支柱に沿って上下方向に平行に駆動させる昇降駆
動機構、前記パレットを昇降フレーム上で一定方向に9
0度ずつ旋回させる旋回駆動機構を備えた。
自動車を入出庫させることができ、設置が容易でしかも
安全性の高い2段式駐車装置を提供する。 【構成】下端に走行車輪を備える4本の支柱6、6を左
右に2本ずつ垂直に設け、左右それぞれの支柱下端を前
後方向に結ぶ支柱ベースフレームと前後それぞれの支柱
上端を左右方向に結ぶトップフレーム8、8を設け、左
右の前記各支柱ベースフレーム外側に支柱ベースフレー
ムと平行に設けられた走行ガイド3、3に沿って支柱ベ
ースフレームを前後方向に駆動させる走行駆動機構、自
動車を載せるためのパレット5を支承する昇降フレーム
を前記支柱に沿って上下方向に平行に駆動させる昇降駆
動機構、前記パレットを昇降フレーム上で一定方向に9
0度ずつ旋回させる旋回駆動機構を備えた。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は2段式の駐車装置に関す
る。
る。
【0002】
【従来の技術】従来の2段式駐車装置には、図12に示
すようなものがあり、固定ベース54上に4本の支柱5
1、51を垂直に設け、これら各支柱の頂部に設けられ
た昇降駆動装置53、53によって自動車を載せるパレ
ット52を支柱に沿って昇降させるものとしてある。ま
た、パレットをパンタグラフ状のアームで支承し、油圧
手段等によってパレットを昇降させるものもある。
すようなものがあり、固定ベース54上に4本の支柱5
1、51を垂直に設け、これら各支柱の頂部に設けられ
た昇降駆動装置53、53によって自動車を載せるパレ
ット52を支柱に沿って昇降させるものとしてある。ま
た、パレットをパンタグラフ状のアームで支承し、油圧
手段等によってパレットを昇降させるものもある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このような装置におい
ては、上段の自動車を入出庫しようとするばあいには下
段に駐車してある自動車を一旦出庫させ、その後にパレ
ットの昇降動作を行わなければならない。また、前進で
パレット上に載った自動車は後退で出庫しなければなら
ず、特に装置前方の自動車通路が狭いばあいには入出庫
が困難である。
ては、上段の自動車を入出庫しようとするばあいには下
段に駐車してある自動車を一旦出庫させ、その後にパレ
ットの昇降動作を行わなければならない。また、前進で
パレット上に載った自動車は後退で出庫しなければなら
ず、特に装置前方の自動車通路が狭いばあいには入出庫
が困難である。
【0004】本発明は下段に自動車を駐車したまま上段
のパレットに自動車を入出庫させることができ、設置が
容易でしかも安全性の高い2段式駐車装置を提供するこ
とを目的としている。
のパレットに自動車を入出庫させることができ、設置が
容易でしかも安全性の高い2段式駐車装置を提供するこ
とを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の2段式駐車装置は下端に走行車輪を備える
4本の支柱を左右に2本ずつ垂直に設け、左右それぞれ
の支柱下端を前後方向に結ぶ支柱ベースフレームと前後
それぞれの支柱上端を左右方向に結ぶトップフレームを
設け、左右の前記各支柱ベースフレーム外側に支柱ベー
スフレームと平行に設けられた走行ガイドに沿って支柱
ベースフレームを前後方向に駆動させる走行駆動機構、
自動車を載せるためのパレットを支承する昇降フレーム
を前記支柱に沿って上下方向に平行に駆動させる昇降駆
動機構、前記パレットを昇降フレーム上で一定方向に9
0度ずつ旋回させる旋回駆動機構を備えるものとしてあ
る。
に、本発明の2段式駐車装置は下端に走行車輪を備える
4本の支柱を左右に2本ずつ垂直に設け、左右それぞれ
の支柱下端を前後方向に結ぶ支柱ベースフレームと前後
それぞれの支柱上端を左右方向に結ぶトップフレームを
設け、左右の前記各支柱ベースフレーム外側に支柱ベー
スフレームと平行に設けられた走行ガイドに沿って支柱
ベースフレームを前後方向に駆動させる走行駆動機構、
自動車を載せるためのパレットを支承する昇降フレーム
を前記支柱に沿って上下方向に平行に駆動させる昇降駆
動機構、前記パレットを昇降フレーム上で一定方向に9
0度ずつ旋回させる旋回駆動機構を備えるものとしてあ
る。
【0006】
【作用】走行駆動機構の動作により支柱ベースフレーム
が走行ガイドに沿って前方へ案内されてパレットを前進
させ、旋回駆動機構の動作によりパレットが90度旋回
させられ、昇降駆動機構の動作により昇降フレームが降
下させられてパレットを接地させて自動車の入庫および
出庫が行われる。
が走行ガイドに沿って前方へ案内されてパレットを前進
させ、旋回駆動機構の動作によりパレットが90度旋回
させられ、昇降駆動機構の動作により昇降フレームが降
下させられてパレットを接地させて自動車の入庫および
出庫が行われる。
【0007】これにより、下段に止めた自動車を出庫す
ることなく装置上段パレット上へ自動車を入庫させたり
出庫させたりすることができる。
ることなく装置上段パレット上へ自動車を入庫させたり
出庫させたりすることができる。
【0008】また、自動車を格納した状態において、昇
降フレームが誤作動により降下しても昇降フレーム上の
パレットは支柱上端を左右方向に結ぶトップフレームに
よって支承される。
降フレームが誤作動により降下しても昇降フレーム上の
パレットは支柱上端を左右方向に結ぶトップフレームに
よって支承される。
【0009】
【実施例】以下本発明に係る2段式駐車装置の実施例を
図1〜11に基づいて詳細に説明する。図1〜3は本発
明の装置全体をそれぞれ正面、側面、平面から示したも
のであり、図中の符号1は固定ベースフレーム、4は昇
降フレーム、5は自動車を載せるためのパレット、6は
昇降フレーム4を上下に案内する支柱、7は支柱6の下
端を前後方向に連絡する支柱ベースフレーム、8は支柱
上端を左右に連結するトップフレーム、9は始動スイッ
チを示している。
図1〜11に基づいて詳細に説明する。図1〜3は本発
明の装置全体をそれぞれ正面、側面、平面から示したも
のであり、図中の符号1は固定ベースフレーム、4は昇
降フレーム、5は自動車を載せるためのパレット、6は
昇降フレーム4を上下に案内する支柱、7は支柱6の下
端を前後方向に連絡する支柱ベースフレーム、8は支柱
上端を左右に連結するトップフレーム、9は始動スイッ
チを示している。
【0010】固定ベースフレーム1は角パイプよりなる
リアフレーム2の両端にH鋼よりなる走行ガイド3、3
の後端を固定して構成したものとしてあり、走行ガイド
3、3は支柱ベースフレーム7、7を前後方向に案内す
るものとしてある。
リアフレーム2の両端にH鋼よりなる走行ガイド3、3
の後端を固定して構成したものとしてあり、走行ガイド
3、3は支柱ベースフレーム7、7を前後方向に案内す
るものとしてある。
【0011】支柱ベースフレーム7、7の内側に下端を
固定されたH鋼よりなる支柱6、6の上端には支柱間を
左右方向に連結するトップフレーム8、8が固定されて
おり、支柱と支柱ベースフレーム、トップフレームとの
各間には補強材10a、10bをそれぞれわたしてあ
る。また、後方に設けられた左右2本の各支柱の中間に
は自動車の出庫を確認するための光電センサよりなる出
庫センサ41a、41aを前方の各支柱に設けた反射板
41b、41bに向けて設けてある。
固定されたH鋼よりなる支柱6、6の上端には支柱間を
左右方向に連結するトップフレーム8、8が固定されて
おり、支柱と支柱ベースフレーム、トップフレームとの
各間には補強材10a、10bをそれぞれわたしてあ
る。また、後方に設けられた左右2本の各支柱の中間に
は自動車の出庫を確認するための光電センサよりなる出
庫センサ41a、41aを前方の各支柱に設けた反射板
41b、41bに向けて設けてある。
【0012】昇降フレーム4は支柱6、6によって上下
動可能に支持され、昇降フレーム4の上にはパレット5
を載せてある。パレット5の前後端にはフラップ5a、
5aが設けられ、パレット左右端寄りの前後方向には自
動車のタイヤを案内するガイド溝5b、5bを設けてあ
り、またパレット左右辺部の前後には接地用の脚5c、
5cを下方に向かって取り付けてある。また、パレット
下面には旋回駆動機構に支承させるための4本の支持軸
5d、5dを突設してある。
動可能に支持され、昇降フレーム4の上にはパレット5
を載せてある。パレット5の前後端にはフラップ5a、
5aが設けられ、パレット左右端寄りの前後方向には自
動車のタイヤを案内するガイド溝5b、5bを設けてあ
り、またパレット左右辺部の前後には接地用の脚5c、
5cを下方に向かって取り付けてある。また、パレット
下面には旋回駆動機構に支承させるための4本の支持軸
5d、5dを突設してある。
【0013】本発明に係る装置はパレット5を支柱6、
6および支柱ベースフレーム7、7とともに前進、後退
させるための走行駆動機構、パレット5とともに昇降フ
レーム4を上下に動作させるための昇降駆動機構、パレ
ット5を水平に旋回させるための旋回駆動機構を備えて
おり、以下各駆動機構の構造を説明する。
6および支柱ベースフレーム7、7とともに前進、後退
させるための走行駆動機構、パレット5とともに昇降フ
レーム4を上下に動作させるための昇降駆動機構、パレ
ット5を水平に旋回させるための旋回駆動機構を備えて
おり、以下各駆動機構の構造を説明する。
【0014】図4〜6は走行駆動機構を示すものであ
り、リアフレーム2の上部中央に回転軸を下向きにして
設けられた正逆両方向に駆動する走行用モータM1を動
力源としている。走行用モータM1の回転軸にはかさ歯
車11を取り付けてあって、駆動軸12の中央に取り付
けられたかさ歯車13と噛合している。駆動軸12は軸
受14、14により支承され、駆動軸の両端には駆動ス
プロケット15、15を取り付けてある。
り、リアフレーム2の上部中央に回転軸を下向きにして
設けられた正逆両方向に駆動する走行用モータM1を動
力源としている。走行用モータM1の回転軸にはかさ歯
車11を取り付けてあって、駆動軸12の中央に取り付
けられたかさ歯車13と噛合している。駆動軸12は軸
受14、14により支承され、駆動軸の両端には駆動ス
プロケット15、15を取り付けてある。
【0015】走行ガイド3、3のウエブ3a、3aにお
ける前端寄りの内側には、前記駆動スプロケット15、
15と対になる従動スプロケット16、16を設けてあ
り、両スプロケット間には一部を支柱ベースフレーム
7、7の適所に固定したローラチェーン17、17を張
ってある。支柱ベースフレーム7、7の後端外側と走行
ガイド3、3のウエブ3b、3b内側前端寄りには支柱
ベースフレーム7、7を滑らかに案内するためにそれぞ
れ後部ガイドシュー42、42および前部ガイドシュー
43、43を設けてある。
ける前端寄りの内側には、前記駆動スプロケット15、
15と対になる従動スプロケット16、16を設けてあ
り、両スプロケット間には一部を支柱ベースフレーム
7、7の適所に固定したローラチェーン17、17を張
ってある。支柱ベースフレーム7、7の後端外側と走行
ガイド3、3のウエブ3b、3b内側前端寄りには支柱
ベースフレーム7、7を滑らかに案内するためにそれぞ
れ後部ガイドシュー42、42および前部ガイドシュー
43、43を設けてある。
【0016】支柱6、6の下端には図6に示すように支
持体18を介してそれぞれ2個の走行車輪19、19が
取り付けられており、支柱および支柱ベースフレームが
前後に走行できるようになっている。支持体18は支柱
6のウエブにボルトなどで一点支持されたものとしてあ
り、走行車輪19、19を確実に接地させるようになっ
ている。
持体18を介してそれぞれ2個の走行車輪19、19が
取り付けられており、支柱および支柱ベースフレームが
前後に走行できるようになっている。支持体18は支柱
6のウエブにボルトなどで一点支持されたものとしてあ
り、走行車輪19、19を確実に接地させるようになっ
ている。
【0017】片側(図では向かって右側)の支柱ベース
フレーム7の後端上面にはドク20を取り付けてあると
ともに、走行ガイド上面の内側の前後2か所にはそれぞ
れリミットスイッチ21a、21bを設けてあり、支柱
ベースフレームの前進および後退完了位置を検知するよ
うにしてある。なお、図中の符号22はモータM1用の
防水カバー、23はカップリングを示している。
フレーム7の後端上面にはドク20を取り付けてあると
ともに、走行ガイド上面の内側の前後2か所にはそれぞ
れリミットスイッチ21a、21bを設けてあり、支柱
ベースフレームの前進および後退完了位置を検知するよ
うにしてある。なお、図中の符号22はモータM1用の
防水カバー、23はカップリングを示している。
【0018】図7、8は昇降駆動機構および旋回駆動機
構を示すものである。昇降駆動機構は昇降フレーム4の
前後2か所に設けられ、昇降用モータM2、M2を動力
源としており、モータの回転軸に取り付けられた駆動ス
プロケット24と駆動軸25の中央に取り付けられた従
動スプロケット26をローラチェーン27で結び、駆動
軸の両端を昇降フレーム4の左右に突出させて、突出し
た両端にピニオン28、28を取り付けてある。
構を示すものである。昇降駆動機構は昇降フレーム4の
前後2か所に設けられ、昇降用モータM2、M2を動力
源としており、モータの回転軸に取り付けられた駆動ス
プロケット24と駆動軸25の中央に取り付けられた従
動スプロケット26をローラチェーン27で結び、駆動
軸の両端を昇降フレーム4の左右に突出させて、突出し
た両端にピニオン28、28を取り付けてある。
【0019】このピニオン28は支柱6の内側フランジ
の上下方向全長にわたって設けられたラック29と噛合
しており、内側フランジのラック29と反対の側に同じ
く上下方向全長にわたって設けられたガイドプレート3
0を昇降フレーム4の左右外側に突設され頭部が拡径し
たガイドローラ31の拡径頭部で押さえて脱落を防止し
ている。
の上下方向全長にわたって設けられたラック29と噛合
しており、内側フランジのラック29と反対の側に同じ
く上下方向全長にわたって設けられたガイドプレート3
0を昇降フレーム4の左右外側に突設され頭部が拡径し
たガイドローラ31の拡径頭部で押さえて脱落を防止し
ている。
【0020】旋回駆動機構は昇降フレーム4の中央に設
けてあり、2個の旋回用モータM3、M3を動力源とし
て旋回リング32を水平に回転させることによりパレッ
ト5を旋回させるものとしてある。
けてあり、2個の旋回用モータM3、M3を動力源とし
て旋回リング32を水平に回転させることによりパレッ
ト5を旋回させるものとしてある。
【0021】旋回リング32はリブ32aの中央に設け
られたボス33を中心にして、昇降フレーム4上に配設
された支持ローラ34、34上を回転できるようにして
あり、旋回リング32の上面にはパレット5の支持軸5
d、5dを支持する軸受32b、32bを設けてある。
旋回リング32の外側には減速ギア35を介して旋回用
モータM3の回転軸に接続されたウレタン製の駆動ロー
ラ36を設けてあり、この駆動ローラ36の外周面をモ
ータM3に取り付けた圧縮コイルばね37の弾発力で旋
回リング32の外周面に圧接してある。
られたボス33を中心にして、昇降フレーム4上に配設
された支持ローラ34、34上を回転できるようにして
あり、旋回リング32の上面にはパレット5の支持軸5
d、5dを支持する軸受32b、32bを設けてある。
旋回リング32の外側には減速ギア35を介して旋回用
モータM3の回転軸に接続されたウレタン製の駆動ロー
ラ36を設けてあり、この駆動ローラ36の外周面をモ
ータM3に取り付けた圧縮コイルばね37の弾発力で旋
回リング32の外周面に圧接してある。
【0022】旋回リング32下面には2個のドク38
a、38bをボス33を中心として180度の位置に取
り付けてあるとともに、旋回リング32の回転にともな
って移動する前記ドクの回転軌道に沿った内側には2個
の近接スイッチ39a、39bを取り付けてあり、これ
ら近接スイッチはボス33を中心として90度の位置と
なるように配されている。
a、38bをボス33を中心として180度の位置に取
り付けてあるとともに、旋回リング32の回転にともな
って移動する前記ドクの回転軌道に沿った内側には2個
の近接スイッチ39a、39bを取り付けてあり、これ
ら近接スイッチはボス33を中心として90度の位置と
なるように配されている。
【0023】このように構成された本装置各部の動作を
詳細に説明する。走行駆動機構においては、走行用モー
タM1が始動するとその回転はかさ歯車11および13
を介して駆動軸12へ伝達される。駆動軸12の回転に
ともなって駆動スプロケット15、15が回転させら
れ、従動スプロケット16、16との間に張られたロー
ラチェーン17が駆動させられて支柱ベースフレーム
7、7が走行ガイド3、3に沿って前方へ走行駆動す
る。
詳細に説明する。走行駆動機構においては、走行用モー
タM1が始動するとその回転はかさ歯車11および13
を介して駆動軸12へ伝達される。駆動軸12の回転に
ともなって駆動スプロケット15、15が回転させら
れ、従動スプロケット16、16との間に張られたロー
ラチェーン17が駆動させられて支柱ベースフレーム
7、7が走行ガイド3、3に沿って前方へ走行駆動す
る。
【0024】支柱ベースフレーム7が前進して、前進完
了位置まで来ると支柱ベースフレーム7の後端上面に設
けられたドク20が前部のリミットスイッチ21aの接
触端を押し上げ、走行駆動が停止する。
了位置まで来ると支柱ベースフレーム7の後端上面に設
けられたドク20が前部のリミットスイッチ21aの接
触端を押し上げ、走行駆動が停止する。
【0025】後退の際も同様の動作が行われ、支柱ベー
スフレーム7が後退して後退完了位置まで戻ると、後部
のリミットスイッチ21bがドク20を検知して走行駆
動が停止する。
スフレーム7が後退して後退完了位置まで戻ると、後部
のリミットスイッチ21bがドク20を検知して走行駆
動が停止する。
【0026】昇降駆動機構においては、昇降用モータM
2、M2が同時に同じ回転速度で駆動させられ、その回
転は駆動スプロケット24、ローラチェーン27、従動
スプロケット26を介して駆動軸25へ伝達される。駆
動軸25両端のピニオン28、28が回転すると、ピニ
オンは昇降フレーム4とともにラック29に沿って上下
に移動する。
2、M2が同時に同じ回転速度で駆動させられ、その回
転は駆動スプロケット24、ローラチェーン27、従動
スプロケット26を介して駆動軸25へ伝達される。駆
動軸25両端のピニオン28、28が回転すると、ピニ
オンは昇降フレーム4とともにラック29に沿って上下
に移動する。
【0027】旋回駆動機構においては、旋回用モータM
3、M3が同時に同じ回転速度で左回りに回転し、旋回
リング32を駆動ローラ36で摩擦により駆動させる。
駆動ローラ36、36によって回転力を与えられた旋回
リング32はボス33を中心として支持ローラ34、3
4上を右回りに回転する。
3、M3が同時に同じ回転速度で左回りに回転し、旋回
リング32を駆動ローラ36で摩擦により駆動させる。
駆動ローラ36、36によって回転力を与えられた旋回
リング32はボス33を中心として支持ローラ34、3
4上を右回りに回転する。
【0028】旋回リング32は90度ずつ回転するもの
としてあり、90度毎の回転位置の制御は旋回リング3
2の下面2か所に設けられたドクを近接スイッチ39
a、39bで検知することによって行われる。
としてあり、90度毎の回転位置の制御は旋回リング3
2の下面2か所に設けられたドクを近接スイッチ39
a、39bで検知することによって行われる。
【0029】すなわち、ボス33を中心に180度の位
置になるように設けられた2つのドクと90度の位置に
なるように設けられた2つの近接スイッチとはどちらか
一方の近接スイッチが90度毎にドクと対向するので、
これを検知することによって90度毎の回転を制御する
ようにしてある。
置になるように設けられた2つのドクと90度の位置に
なるように設けられた2つの近接スイッチとはどちらか
一方の近接スイッチが90度毎にドクと対向するので、
これを検知することによって90度毎の回転を制御する
ようにしてある。
【0030】上述した各駆動機構は入庫および出庫の
際、図9に流れ図で示すような一連の動作制御が行われ
る。
際、図9に流れ図で示すような一連の動作制御が行われ
る。
【0031】入庫するばあいには、まず始動スイッチ9
をONにする。始動スイッチ9をONにすると走行用モ
ータM1が駆動して支柱ベースフレーム7が前進する。
リミットスイッチ21aが前進完了位置を検知すると走
行用モータM1の駆動は直ちに停止し、次いで旋回用モ
ータM3、M3が駆動させられて旋回リング32が回転
する。
をONにする。始動スイッチ9をONにすると走行用モ
ータM1が駆動して支柱ベースフレーム7が前進する。
リミットスイッチ21aが前進完了位置を検知すると走
行用モータM1の駆動は直ちに停止し、次いで旋回用モ
ータM3、M3が駆動させられて旋回リング32が回転
する。
【0032】旋回リング32の回転によって、その上に
載せられているパレット5が旋回させられ、90度旋回
したところで近接スイッチ39a、39bがこれを検知
して旋回を完了させる。旋回が完了すると昇降用モータ
M2、M2が駆動させられ、昇降フレーム4がパレット
5とともに降下させられる。
載せられているパレット5が旋回させられ、90度旋回
したところで近接スイッチ39a、39bがこれを検知
して旋回を完了させる。旋回が完了すると昇降用モータ
M2、M2が駆動させられ、昇降フレーム4がパレット
5とともに降下させられる。
【0033】図10および11はパレット5が降下した
状態を示すそれぞれ正面図、側面図であり、降下したパ
レット5の奥側は補強材10a、10aに設けられたス
トッパ40、40に支持され、反面パレットの入庫側が
入庫側の支持軸5d、5dを支点として下方へ傾き、パ
レットの入庫側フラップ5aが脚5cとともに接地させ
られる。
状態を示すそれぞれ正面図、側面図であり、降下したパ
レット5の奥側は補強材10a、10aに設けられたス
トッパ40、40に支持され、反面パレットの入庫側が
入庫側の支持軸5d、5dを支点として下方へ傾き、パ
レットの入庫側フラップ5aが脚5cとともに接地させ
られる。
【0034】自動車を前部からパレットに乗り入れた
後、再び始動スイッチ9をONにすると、昇降用モータ
M2、M2が降下時とは逆に駆動して昇降フレーム4が
上昇し、パレット奥側の支持軸5d、5dが旋回リング
の軸受32b、32bに係合してパレットは水平になり
上昇させられる。
後、再び始動スイッチ9をONにすると、昇降用モータ
M2、M2が降下時とは逆に駆動して昇降フレーム4が
上昇し、パレット奥側の支持軸5d、5dが旋回リング
の軸受32b、32bに係合してパレットは水平になり
上昇させられる。
【0035】昇降フレーム4の上昇が完了すると、旋回
用モータM3が駆動してパレットが90度旋回させられ
る。90度の旋回の完了を近接スイッチ39a、39b
が検知すると、旋回用モータM3の駆動は停止し、走行
用モータM1が前進の際とは逆に駆動して、支柱ベース
フレーム7が後退する。リミットスイッチ21bが後退
完了位置を検知すると走行用モータM1は停止させられ
て入庫動作は完了する。
用モータM3が駆動してパレットが90度旋回させられ
る。90度の旋回の完了を近接スイッチ39a、39b
が検知すると、旋回用モータM3の駆動は停止し、走行
用モータM1が前進の際とは逆に駆動して、支柱ベース
フレーム7が後退する。リミットスイッチ21bが後退
完了位置を検知すると走行用モータM1は停止させられ
て入庫動作は完了する。
【0036】出庫するばあいには始動スイッチ9をON
にすることにより、入庫時と同じように支柱ベースフレ
ームの前進、パレットの旋回、昇降フレームの降下が行
われる。なお、パレットの旋回は入庫するばあいと同じ
方向に行われ、これにより自動車は入庫してきた側へ前
進して出庫することができる。
にすることにより、入庫時と同じように支柱ベースフレ
ームの前進、パレットの旋回、昇降フレームの降下が行
われる。なお、パレットの旋回は入庫するばあいと同じ
方向に行われ、これにより自動車は入庫してきた側へ前
進して出庫することができる。
【0037】自動車を発進させてパレットから出ると、
支柱6、6に設けられた出庫センサ41aがこれを検知
する。
支柱6、6に設けられた出庫センサ41aがこれを検知
する。
【0038】出庫センサ41aによってパレット上から
の自動車の出庫が確認されると、適当なタイムラグ(1
0秒程度)をおいて昇降フレームの上昇が開始され、そ
の後パレットの旋回、支柱ベースフレームの後退が入庫
時と同様に行われる。
の自動車の出庫が確認されると、適当なタイムラグ(1
0秒程度)をおいて昇降フレームの上昇が開始され、そ
の後パレットの旋回、支柱ベースフレームの後退が入庫
時と同様に行われる。
【0039】
【発明の効果】上述した構成により本発明の2段式駐車
装置によれば、 a.下段に自動車を止めたまま上段のパレット上の自動
車の入出庫を行うことができる。 b.装置およびパレット上の自動車の荷重は下端に走行
車輪を備える4本の支柱に配分されるので、固定ベース
フレームには垂直荷重および転倒モーメントがかから
ず、アンカー埋設などの基礎工事が不要で設置が容易で
ある。 c.昇降フレーム上のパレットは一定方向に90度ずつ
旋回させられるので、入庫、出庫の際に90度ずつ旋回
したパレット上の自動車は結果的に180度旋回させら
れ、前進で入庫し、同じく前進で入庫してきた方向へ出
庫させることができる。 d.自動車を格納した状態において昇降駆動機構が誤作
動して昇降フレームが降下しても、昇降フレーム上のパ
レットは支柱上端を左右方向に結ぶトップフレームによ
って支承されるので、パレット上の自動車が落下するこ
とがなく安全である。
装置によれば、 a.下段に自動車を止めたまま上段のパレット上の自動
車の入出庫を行うことができる。 b.装置およびパレット上の自動車の荷重は下端に走行
車輪を備える4本の支柱に配分されるので、固定ベース
フレームには垂直荷重および転倒モーメントがかから
ず、アンカー埋設などの基礎工事が不要で設置が容易で
ある。 c.昇降フレーム上のパレットは一定方向に90度ずつ
旋回させられるので、入庫、出庫の際に90度ずつ旋回
したパレット上の自動車は結果的に180度旋回させら
れ、前進で入庫し、同じく前進で入庫してきた方向へ出
庫させることができる。 d.自動車を格納した状態において昇降駆動機構が誤作
動して昇降フレームが降下しても、昇降フレーム上のパ
レットは支柱上端を左右方向に結ぶトップフレームによ
って支承されるので、パレット上の自動車が落下するこ
とがなく安全である。
【図1】本発明の実施例を示す正面図。
【図2】同上の側面図。
【図3】同上の平面図。
【図4】走行駆動機構を示す図2のIV−IV線断面
図。
図。
【図5】同上を示す図2のV−V線断面図。
【図6】同上を図4のVI−VI線から示す断面図。
【図7】昇降フレームを示す平面図。
【図8】同上を一部破断して示す側面図。
【図9】本装置の動作を示す流れ図。
【図10】入出庫時のパレットの状態を示す正面図。
【図11】同上の側面図。
【図12】従来例を示す側面図。
1 固定ベースフレーム 2 リアフレーム 3 走行ガイド 4 昇降フレーム 5 パレット 6 支柱 7 支柱ベースフレーム 8 トップフレーム 9 始動スイッチ 19 走行車輪 21a、b リミットスイッチ 28 ピニオン 29 ラック 32 旋回リング 39a、b 近接スイッチ
Claims (1)
- 【請求項1】下端に走行車輪を備える4本の支柱を左右
に2本ずつ垂直に設け、左右それぞれの支柱下端を前後
方向に結ぶ支柱ベースフレームと前後それぞれの支柱上
端を左右方向に結ぶトップフレームを設け、左右の前記
各支柱ベースフレーム外側に支柱ベースフレームと平行
に設けられた走行ガイドに沿って支柱ベースフレームを
前後方向に駆動させる走行駆動機構、自動車を載せるた
めのパレットを支承する昇降フレームを前記支柱に沿っ
て上下方向に駆動させる昇降駆動機構、前記パレットを
昇降フレーム上で一定方向に90度ずつ旋回させる旋回
駆動機構を備えてなる2段式駐車装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4272262A JP2844509B2 (ja) | 1992-09-16 | 1992-09-16 | 2段式駐車装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4272262A JP2844509B2 (ja) | 1992-09-16 | 1992-09-16 | 2段式駐車装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06101356A true JPH06101356A (ja) | 1994-04-12 |
JP2844509B2 JP2844509B2 (ja) | 1999-01-06 |
Family
ID=17511400
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4272262A Expired - Lifetime JP2844509B2 (ja) | 1992-09-16 | 1992-09-16 | 2段式駐車装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2844509B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN114541840A (zh) * | 2022-03-29 | 2022-05-27 | 广西逸华新能源科技有限公司 | 一种侧向立体停车库的车辆存取方法 |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6222258U (ja) * | 1985-07-25 | 1987-02-10 | ||
JPH02128073A (ja) * | 1988-11-07 | 1990-05-16 | Toshiaki Takabayashi | 立体駐車装置 |
JPH02213570A (ja) * | 1989-02-11 | 1990-08-24 | Myotoku Kk | 駐車装置 |
-
1992
- 1992-09-16 JP JP4272262A patent/JP2844509B2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6222258U (ja) * | 1985-07-25 | 1987-02-10 | ||
JPH02128073A (ja) * | 1988-11-07 | 1990-05-16 | Toshiaki Takabayashi | 立体駐車装置 |
JPH02213570A (ja) * | 1989-02-11 | 1990-08-24 | Myotoku Kk | 駐車装置 |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN114541840A (zh) * | 2022-03-29 | 2022-05-27 | 广西逸华新能源科技有限公司 | 一种侧向立体停车库的车辆存取方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2844509B2 (ja) | 1999-01-06 |
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