JPH06101150A - 軟質発泡体混入フェルトおよびその製造方法 - Google Patents
軟質発泡体混入フェルトおよびその製造方法Info
- Publication number
- JPH06101150A JPH06101150A JP26943392A JP26943392A JPH06101150A JP H06101150 A JPH06101150 A JP H06101150A JP 26943392 A JP26943392 A JP 26943392A JP 26943392 A JP26943392 A JP 26943392A JP H06101150 A JPH06101150 A JP H06101150A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 反発弾性に優れるのみならず、布材の再利用
にも通じるフェルトおよびその製造方法の提供を目的と
する。 【構成】 布材と軟質発泡体を反毛機にかけ、反毛繊維
85〜99重量%、軟質発泡体細片15〜1重量%とし
て得られた反毛品を絡ませてフリースを形成し、該フリ
ースに澱粉糊を含浸し固化させてフェルトを形成するこ
とを特徴とする軟質発泡体混入フェルトの製造方法。
にも通じるフェルトおよびその製造方法の提供を目的と
する。 【構成】 布材と軟質発泡体を反毛機にかけ、反毛繊維
85〜99重量%、軟質発泡体細片15〜1重量%とし
て得られた反毛品を絡ませてフリースを形成し、該フリ
ースに澱粉糊を含浸し固化させてフェルトを形成するこ
とを特徴とする軟質発泡体混入フェルトの製造方法。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、軟質発泡体混入フェル
トおよびその製造方法に関する。
トおよびその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のフェルトとして、繊維にフェノー
ル樹脂等の結着用樹脂を混合して絡み合わせたレジンフ
ェルト等がある。
ル樹脂等の結着用樹脂を混合して絡み合わせたレジンフ
ェルト等がある。
【0003】しかし、フェルトの用途によっては、より
反発弾性の高いものが要求されることがあり、従来のレ
ジンフェルトではその要求を満たすことができなかっ
た。
反発弾性の高いものが要求されることがあり、従来のレ
ジンフェルトではその要求を満たすことができなかっ
た。
【0004】また、布材は所定形状に裁断されて、各種
のカバー材、あるいはカーペット等とされることが多い
が、その際に多量の端材が発生するため、有効な再利用
が求められていた。
のカバー材、あるいはカーペット等とされることが多い
が、その際に多量の端材が発生するため、有効な再利用
が求められていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】そこで本発明は、反発
弾性に優れるのみならず、モケット等のような毛足の短
い布材、および布とウレタンフォーム等の複合材の再利
用にも通じるフェルトおよびその製造方法を提供するも
のである。
弾性に優れるのみならず、モケット等のような毛足の短
い布材、および布とウレタンフォーム等の複合材の再利
用にも通じるフェルトおよびその製造方法を提供するも
のである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明のフェルトは、反
毛繊維85〜99重量%と軟質発泡体細片15〜1重量
%とが絡み合って澱粉糊により結合してなる軟質発泡体
混入フェルトに係る。
毛繊維85〜99重量%と軟質発泡体細片15〜1重量
%とが絡み合って澱粉糊により結合してなる軟質発泡体
混入フェルトに係る。
【0007】また本発明の製造方法は、布材と軟質発泡
体とを反毛機にかけ、反毛繊維85〜99重量%、軟質
発泡体細片15〜1重量%として得られた反毛品を絡ま
せてフリースを形成し、該フリースに澱粉糊を含浸し固
化させてフェルトを形成することを特徴とする軟質発泡
体混入フェルトの製造方法に係る。
体とを反毛機にかけ、反毛繊維85〜99重量%、軟質
発泡体細片15〜1重量%として得られた反毛品を絡ま
せてフリースを形成し、該フリースに澱粉糊を含浸し固
化させてフェルトを形成することを特徴とする軟質発泡
体混入フェルトの製造方法に係る。
【0008】
【作用】本発明のフェルトは、反毛繊維85〜99重量
%に対して軟質発泡体細片15〜1重量%が混入してい
るため、その軟質発泡体の弾性作用によって、繊維のみ
からなる従来のレジンフェルトよりも反発弾性に優れた
ものになる。しかも反毛繊維、すなわち布材を反毛機に
より解繊して繊維状に還元した回収繊維を使用している
ため、布材の再利用にもなる。さらに、反毛繊維および
軟質発泡体細片を結合する澱粉糊は、従来のレジンフェ
ルトに用いられているフェノール樹脂等の結着用樹脂と
異なり、フェルト廃棄時に自然環境を損なうおそれもな
い。
%に対して軟質発泡体細片15〜1重量%が混入してい
るため、その軟質発泡体の弾性作用によって、繊維のみ
からなる従来のレジンフェルトよりも反発弾性に優れた
ものになる。しかも反毛繊維、すなわち布材を反毛機に
より解繊して繊維状に還元した回収繊維を使用している
ため、布材の再利用にもなる。さらに、反毛繊維および
軟質発泡体細片を結合する澱粉糊は、従来のレジンフェ
ルトに用いられているフェノール樹脂等の結着用樹脂と
異なり、フェルト廃棄時に自然環境を損なうおそれもな
い。
【0009】また、本発明の製造方法においては、反毛
機により繊維を解繊する際に同時に軟質発泡体を細かく
して混合できるため、作業が簡略になる。特に、布材と
軟質発泡体が接着または溶着一体化した複合材に対して
は、わざわざ布材と軟質発泡体を分離させる必要がなく
そのまま反毛機にかければよいため、作業がきわめて簡
略に済む。しかも、反毛繊維および軟質発泡体細片を絡
み合わせて結合する澱粉糊は、高温にしなくても乾燥固
化する。そのため、従来のレジンフェルトにおけるフェ
ノール樹脂等のように200℃近くまで加熱しなくても
よく、作業が容易になるとともに設備も簡略になる。
機により繊維を解繊する際に同時に軟質発泡体を細かく
して混合できるため、作業が簡略になる。特に、布材と
軟質発泡体が接着または溶着一体化した複合材に対して
は、わざわざ布材と軟質発泡体を分離させる必要がなく
そのまま反毛機にかければよいため、作業がきわめて簡
略に済む。しかも、反毛繊維および軟質発泡体細片を絡
み合わせて結合する澱粉糊は、高温にしなくても乾燥固
化する。そのため、従来のレジンフェルトにおけるフェ
ノール樹脂等のように200℃近くまで加熱しなくても
よく、作業が容易になるとともに設備も簡略になる。
【0010】
【実施例】以下本発明を実施例に従って詳細に説明す
る。図1は、本発明に係る軟質発泡体混入フェルトの製
造工程を示す図である。以下その工程に従って説明す
る。
る。図1は、本発明に係る軟質発泡体混入フェルトの製
造工程を示す図である。以下その工程に従って説明す
る。
【0011】まず、布材および軟質発泡体をガーネット
ワイヤ等を用いた反毛機にかけて、布材の反毛および軟
質発泡体の細片化を行うと同時にその反毛機において反
毛繊維と軟質発泡体細片を混合する。用いる布材はモケ
ット、平織等の織物、またはトリコット、ダブルラッセ
ル、丸編等の編物のいずれでもよく、繊維の材質も問わ
ない。一方軟質発泡体としては、軟質ウレタンフォー
ム、ポリエチレンフォーム等が用いられる。また、反毛
機によって細片とされた軟質発泡体は、通常2mm以下の
大きさになっている。
ワイヤ等を用いた反毛機にかけて、布材の反毛および軟
質発泡体の細片化を行うと同時にその反毛機において反
毛繊維と軟質発泡体細片を混合する。用いる布材はモケ
ット、平織等の織物、またはトリコット、ダブルラッセ
ル、丸編等の編物のいずれでもよく、繊維の材質も問わ
ない。一方軟質発泡体としては、軟質ウレタンフォー
ム、ポリエチレンフォーム等が用いられる。また、反毛
機によって細片とされた軟質発泡体は、通常2mm以下の
大きさになっている。
【0012】反毛機にかける布材と軟質発泡体の割合は
種々の割合とされるが、通常繊維成分80〜98重量
%、軟質発泡体成分20〜2重量%になるようにする。
これは、反毛中に軟質発泡体が一部粉末になって反毛機
の下部に堆積し、反毛繊維と混合されないものがあるた
め、反毛機にかけた布材と軟質発泡体の割合のままの反
毛品が得られないことによる。このようにして得られた
反毛品において軟質発泡体成分が1重量%より少ない場
合には、成形されたフェルトにおいて軟質発泡体による
反発弾性向上効果が得られず、逆に軟質発泡体が15重
量%より多くなると繊維と軟質発泡体が絡まりにくくな
って良好なフェルトが得にくくなる。
種々の割合とされるが、通常繊維成分80〜98重量
%、軟質発泡体成分20〜2重量%になるようにする。
これは、反毛中に軟質発泡体が一部粉末になって反毛機
の下部に堆積し、反毛繊維と混合されないものがあるた
め、反毛機にかけた布材と軟質発泡体の割合のままの反
毛品が得られないことによる。このようにして得られた
反毛品において軟質発泡体成分が1重量%より少ない場
合には、成形されたフェルトにおいて軟質発泡体による
反発弾性向上効果が得られず、逆に軟質発泡体が15重
量%より多くなると繊維と軟質発泡体が絡まりにくくな
って良好なフェルトが得にくくなる。
【0013】また布材と軟質発泡体は、互いに分離した
ものでも、接着または溶着により積層一体化したもので
も、さらには分離したものと接着あるいは溶着したもの
との両者を含むものであってもよい。接着または溶着に
より布材と軟質ウレタンフォームが積層一体化したもの
としては、自動車用座席、あるいは家具用座席の表皮材
等に用いられている接着積層品、火炎溶着(フレームラ
ミネーション)品等がある。布材と軟質発泡体とが接着
または溶着により積層一体化したものを用いる場合に
は、軟質発泡体の厚みは10mm以下とするのが好まし
い。軟質発泡体が10mmより厚い場合には、反毛時に軟
質発泡体が大きなツブ状になって、反毛繊維と混合され
ることなく反毛機底部に溜まり易くなる。
ものでも、接着または溶着により積層一体化したもので
も、さらには分離したものと接着あるいは溶着したもの
との両者を含むものであってもよい。接着または溶着に
より布材と軟質ウレタンフォームが積層一体化したもの
としては、自動車用座席、あるいは家具用座席の表皮材
等に用いられている接着積層品、火炎溶着(フレームラ
ミネーション)品等がある。布材と軟質発泡体とが接着
または溶着により積層一体化したものを用いる場合に
は、軟質発泡体の厚みは10mm以下とするのが好まし
い。軟質発泡体が10mmより厚い場合には、反毛時に軟
質発泡体が大きなツブ状になって、反毛繊維と混合され
ることなく反毛機底部に溜まり易くなる。
【0014】なお、布材がモケット等の繊維長の短いも
のを主体とするものであって、反毛機にかかりにくい場
合には、綿、麻等の繊維長の長いもの、たとえばこれら
の平織布材を前記布材に混入するのが好ましい。その場
合における繊維長の長い布材の混入率は、該布材を除く
前記布材と軟質発泡体の合計100重量%に対して10
重量%以上、好ましくは20〜50重量%にするのが好
ましい。
のを主体とするものであって、反毛機にかかりにくい場
合には、綿、麻等の繊維長の長いもの、たとえばこれら
の平織布材を前記布材に混入するのが好ましい。その場
合における繊維長の長い布材の混入率は、該布材を除く
前記布材と軟質発泡体の合計100重量%に対して10
重量%以上、好ましくは20〜50重量%にするのが好
ましい。
【0015】反毛機は、通常の繊維製品の反毛に使用さ
れるものが用いられる。たとえば、ドラム表面に多数の
突起を有し、その突起により布材の繊維をかきとるよう
にしたもの、あるいはドラム表面にガーネットワイヤを
設けたものを挙げることができる。
れるものが用いられる。たとえば、ドラム表面に多数の
突起を有し、その突起により布材の繊維をかきとるよう
にしたもの、あるいはドラム表面にガーネットワイヤを
設けたものを挙げることができる。
【0016】次に、前記反毛機により形成された反毛繊
維と軟質発泡体細片との反毛品を絡合機により絡みあわ
せてフリース(薄いシート状の繊維群)を形成する。
維と軟質発泡体細片との反毛品を絡合機により絡みあわ
せてフリース(薄いシート状の繊維群)を形成する。
【0017】次いで、前記フリースに澱粉糊を含浸させ
る。その含浸は、水等の溶媒で薄めた澱粉糊溶液をフリ
ース表面に噴霧することにより、あるいは澱粉糊溶液中
にフリースを通すことにより行うのが簡単である。その
際、澱粉糊はフリースを構成する反毛繊維および軟質発
泡体細片の表面に付着または含浸する。
る。その含浸は、水等の溶媒で薄めた澱粉糊溶液をフリ
ース表面に噴霧することにより、あるいは澱粉糊溶液中
にフリースを通すことにより行うのが簡単である。その
際、澱粉糊はフリースを構成する反毛繊維および軟質発
泡体細片の表面に付着または含浸する。
【0018】そして、前記フリースの澱粉糊を乾燥させ
ながらプレス機または押圧コンベアベルト等で押圧し、
マット状に成形する。その際、乾燥により固化した澱粉
糊が反毛繊維および軟質発泡体細片を結合し、フェルト
を形成する。このとき、前記の繊維長の長いものの混入
比率が高いほど、より繊維が強く絡んだフェルトにな
る。このようにして得られたフェルトは、軟質発泡体が
混入したものとなっている。
ながらプレス機または押圧コンベアベルト等で押圧し、
マット状に成形する。その際、乾燥により固化した澱粉
糊が反毛繊維および軟質発泡体細片を結合し、フェルト
を形成する。このとき、前記の繊維長の長いものの混入
比率が高いほど、より繊維が強く絡んだフェルトにな
る。このようにして得られたフェルトは、軟質発泡体が
混入したものとなっている。
【0019】なお、前記の澱粉糊の乾燥固化は、作業時
間を短くするため通常40〜60℃程度の温風をフリー
スに吹きつけて行う。
間を短くするため通常40〜60℃程度の温風をフリー
スに吹きつけて行う。
【0020】表1は、本発明の実施例1ないし実施例3
に係る軟質発泡体混入フェルトの反発弾性を、比較例と
ともに示すものである。
に係る軟質発泡体混入フェルトの反発弾性を、比較例と
ともに示すものである。
【0021】(実施例1)モケットタイプの布材に厚み
3mmの軟質ウレタンフォーム(密度0.04g/cm3 )
が火炎溶着されたフレームラミネート端材(布と軟質ウ
レタンフォームの重量比85:15)50重量%と、平
織布材50重量%とを反毛機にかけた。得られた反毛品
を絡合機により絡ませてフリースにし、そのフリース表
面に水で10倍に薄めた澱粉糊溶液を噴霧した。そし
て、そのフリースを50℃に設定した温風炉内の押圧コ
ンベアベルト間に通して澱粉糊を固化させ、フェルトを
形成した。
3mmの軟質ウレタンフォーム(密度0.04g/cm3 )
が火炎溶着されたフレームラミネート端材(布と軟質ウ
レタンフォームの重量比85:15)50重量%と、平
織布材50重量%とを反毛機にかけた。得られた反毛品
を絡合機により絡ませてフリースにし、そのフリース表
面に水で10倍に薄めた澱粉糊溶液を噴霧した。そし
て、そのフリースを50℃に設定した温風炉内の押圧コ
ンベアベルト間に通して澱粉糊を固化させ、フェルトを
形成した。
【0022】(実施例2)実施例1と同じフレームラミ
ネート端材70重量%と、平織布材30重量%とを反毛
機にかけ、実施例1と同様にしてフェルトを形成した。
ネート端材70重量%と、平織布材30重量%とを反毛
機にかけ、実施例1と同様にしてフェルトを形成した。
【0023】(実施例3)トリコットからなる布材80
重量%と軟質ウレタンフォーム20重量%とを反毛機に
かけ、実施例1と同様にしてフェルトを形成した。
重量%と軟質ウレタンフォーム20重量%とを反毛機に
かけ、実施例1と同様にしてフェルトを形成した。
【0024】(比較例)比較のために、軟質発泡体を含
有しない従来のレジンフェルトを形成した。
有しない従来のレジンフェルトを形成した。
【0025】
【0026】前記表1から明らかなように実施例1ない
し実施例3のフェルトは、比較例のレジンフェルトに比
べて反発弾性が高くなっている。したがって、フェルト
の密度を従来より低くしても、従来と同様あるいはそれ
より高い反発弾性が得られる。
し実施例3のフェルトは、比較例のレジンフェルトに比
べて反発弾性が高くなっている。したがって、フェルト
の密度を従来より低くしても、従来と同様あるいはそれ
より高い反発弾性が得られる。
【0027】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る軟質
発泡体混入フェルトは、従来のレジンフェルトに比べて
反発弾性が高く、しかも軽量にすることもできるため、
きわめて実用価値の高いものである。
発泡体混入フェルトは、従来のレジンフェルトに比べて
反発弾性が高く、しかも軽量にすることもできるため、
きわめて実用価値の高いものである。
【0028】また、本発明の軟質発泡体混入フェルト
は、反毛繊維を使用するため、廃棄物の再利用につなが
り省資源の効果もある。しかも反毛繊維および軟質発泡
体細片の結合に澱粉糊を使用しているため、フェルト廃
棄時に自然環境を損なうおそれもない。
は、反毛繊維を使用するため、廃棄物の再利用につなが
り省資源の効果もある。しかも反毛繊維および軟質発泡
体細片の結合に澱粉糊を使用しているため、フェルト廃
棄時に自然環境を損なうおそれもない。
【0029】一方本発明の製造方法は、布材と軟質発泡
体を同時に反毛機にかけるため、布材と軟質発泡体が一
体に接着したものであっても、布材と軟質発泡体をわざ
わざ分離させる必要がなく、きわめて作業が簡略に行え
る。さらに、澱粉糊により反毛繊維および澱粉糊を結合
するため、従来のレジンフェルト製造時のように高温に
加熱する必要もなく、作業が簡単になるのみならず、作
業中に軟質発泡体が熱劣化するおそれもない。
体を同時に反毛機にかけるため、布材と軟質発泡体が一
体に接着したものであっても、布材と軟質発泡体をわざ
わざ分離させる必要がなく、きわめて作業が簡略に行え
る。さらに、澱粉糊により反毛繊維および澱粉糊を結合
するため、従来のレジンフェルト製造時のように高温に
加熱する必要もなく、作業が簡単になるのみならず、作
業中に軟質発泡体が熱劣化するおそれもない。
【図1】本発明の一実施例の製造工程の概略を示す図で
ある。
ある。
Claims (3)
- 【請求項1】 反毛繊維85〜99重量%と軟質発泡体
細片15〜1重量%とが絡み合って澱粉糊により結合し
てなる軟質発泡体混入フェルト。 - 【請求項2】 布材と軟質発泡体を反毛機にかけ、反毛
繊維85〜99重量%、軟質発泡体細片15〜1重量%
として得られた反毛品を絡ませてフリースを形成し、該
フリースに澱粉糊を含浸し固化させてフェルトを形成す
ることを特徴とする軟質発泡体混入フェルトの製造方
法。 - 【請求項3】 請求項2において、布材の少なくとも一
部が軟質発泡体と接着または溶着一体化したものである
軟質発泡体混入フェルトの製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26943392A JP3133840B2 (ja) | 1992-09-11 | 1992-09-11 | 軟質発泡体混入フェルトの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26943392A JP3133840B2 (ja) | 1992-09-11 | 1992-09-11 | 軟質発泡体混入フェルトの製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06101150A true JPH06101150A (ja) | 1994-04-12 |
JP3133840B2 JP3133840B2 (ja) | 2001-02-13 |
Family
ID=17472369
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP26943392A Expired - Fee Related JP3133840B2 (ja) | 1992-09-11 | 1992-09-11 | 軟質発泡体混入フェルトの製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3133840B2 (ja) |
-
1992
- 1992-09-11 JP JP26943392A patent/JP3133840B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3133840B2 (ja) | 2001-02-13 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |