JPH059819A - 紡機における満ボビン搬送方法 - Google Patents
紡機における満ボビン搬送方法Info
- Publication number
- JPH059819A JPH059819A JP16315491A JP16315491A JPH059819A JP H059819 A JPH059819 A JP H059819A JP 16315491 A JP16315491 A JP 16315491A JP 16315491 A JP16315491 A JP 16315491A JP H059819 A JPH059819 A JP H059819A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- peg
- bobbin
- spinning machine
- full bobbin
- full
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Spinning Or Twisting Of Yarns (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 ぺッグトレイを一時的に蓄えるリザーブライ
ンを長くしなくても、精紡機で玉揚げされた満ボビンが
装着されたぺッグトレイを効率良く満ボビン搬送路へ搬
出する。 【構成】 精紡機1から搬出された満ボビン付きのぺッ
グトレイ12を送り装置21より上流側の満ボビン搬送
路5a,4aに一時的に蓄え、ワインダ2の処理能力に
応じて適宜前記ぺッグトレイ12を下流へ送り出す。各
精紡機1毎に送り装置21より上流側の満ボビン搬送路
5a,4aに貯留可能なぺッグトレイ12の最大数が設
定される。精紡機1から満ボビン付きのぺッグトレイ1
2の搬出を行う場合に、送り装置21より上流側にある
ぺッグトレイ12の数と、当該精紡機1に設定された前
記最大数とを比較し、最大数の方が大きなときに搬出コ
ンベア16が駆動されてぺッグトレイ12が搬出され
る。
ンを長くしなくても、精紡機で玉揚げされた満ボビンが
装着されたぺッグトレイを効率良く満ボビン搬送路へ搬
出する。 【構成】 精紡機1から搬出された満ボビン付きのぺッ
グトレイ12を送り装置21より上流側の満ボビン搬送
路5a,4aに一時的に蓄え、ワインダ2の処理能力に
応じて適宜前記ぺッグトレイ12を下流へ送り出す。各
精紡機1毎に送り装置21より上流側の満ボビン搬送路
5a,4aに貯留可能なぺッグトレイ12の最大数が設
定される。精紡機1から満ボビン付きのぺッグトレイ1
2の搬出を行う場合に、送り装置21より上流側にある
ぺッグトレイ12の数と、当該精紡機1に設定された前
記最大数とを比較し、最大数の方が大きなときに搬出コ
ンベア16が駆動されてぺッグトレイ12が搬出され
る。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は複数台の紡機と1台又は
複数台のワインダとの間で、上面にペッグが突設された
ペッグトレイを使用して空ボビン及び満ボビンの搬送を
行うボビン搬送システムにおける満ボビン搬送方法に関
するものである。
複数台のワインダとの間で、上面にペッグが突設された
ペッグトレイを使用して空ボビン及び満ボビンの搬送を
行うボビン搬送システムにおける満ボビン搬送方法に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に精紡機特にリング精紡機によって
生産された糸は、ワインダにより後工程に適した大き
さ、形状のパッケージに巻返される。そして、省力化及
び生産性向上を目的として精紡機とワインダとをボビン
搬送路で直結し、精紡機上がりの満ボビン(管糸)をワ
インダへ、ワインダで使用された後の空ボビンを精紡機
へそれぞれ搬送供給する精紡ワインダが種々提案されて
いる(例えば、特開昭60−67369号公報、特公平
1−27943号公報等)。
生産された糸は、ワインダにより後工程に適した大き
さ、形状のパッケージに巻返される。そして、省力化及
び生産性向上を目的として精紡機とワインダとをボビン
搬送路で直結し、精紡機上がりの満ボビン(管糸)をワ
インダへ、ワインダで使用された後の空ボビンを精紡機
へそれぞれ搬送供給する精紡ワインダが種々提案されて
いる(例えば、特開昭60−67369号公報、特公平
1−27943号公報等)。
【0003】精紡機とワインダ間で満ボビン及び空ボビ
ンの搬送を行う場合は、ワインダからの満ボビン要求信
号に応じて精紡機側から満ボビンの供給が行われるよう
になっている。そのため、精紡機とワインダという異種
の機台間で信号の授受を行う必要がある。そして、精紡
機とワインダとが1対1で連結された精紡ワインダの場
合は、両者間の信号授受及びそれに基づく精紡機からワ
インダへの満ボビンの供給、ワインダからの空ボビンの
受入れ等の制御は比較的容易である。しかし、複数台の
精紡機と1台又は複数台のワインダとをボビン搬送路で
連結した場合は、複数の精紡機とワインダ間の信号授受
が必要となり、制御が複雑になる。又、異種機台間の信
号線の結線を両機種の設置後に行うため、結線ミスが起
こる可能性がある。そして、結線ミスによるトラブルが
発生した場合、異種機台間に跨がる問題のためトラブル
原因の発見が難しいという問題もある。
ンの搬送を行う場合は、ワインダからの満ボビン要求信
号に応じて精紡機側から満ボビンの供給が行われるよう
になっている。そのため、精紡機とワインダという異種
の機台間で信号の授受を行う必要がある。そして、精紡
機とワインダとが1対1で連結された精紡ワインダの場
合は、両者間の信号授受及びそれに基づく精紡機からワ
インダへの満ボビンの供給、ワインダからの空ボビンの
受入れ等の制御は比較的容易である。しかし、複数台の
精紡機と1台又は複数台のワインダとをボビン搬送路で
連結した場合は、複数の精紡機とワインダ間の信号授受
が必要となり、制御が複雑になる。又、異種機台間の信
号線の結線を両機種の設置後に行うため、結線ミスが起
こる可能性がある。そして、結線ミスによるトラブルが
発生した場合、異種機台間に跨がる問題のためトラブル
原因の発見が難しいという問題もある。
【0004】前記の問題点を解決するため本願出願人
は、複数の精紡機と1台又は複数台のワインダとの間
で、満ボビン及び空ボビンを直接供給搬送する場合、精
紡機とワインダ間での信号の授受を必要とせず、搬送シ
ステム全体の制御が簡単となる紡機におけるボビン搬送
システムを先に提案した(特願平2−195810
号)。このシステムは例えば図8に示すように、精紡機
61の機台群とワインダ62との間に、ペッグトレイ6
3を使用して空ボビン及び満ボビンの搬送を行う搬送用
コンベア64,65と、ワインダに供給される満ボビン
が装着されたぺッグトレイ63が回遊する回遊ライン6
6が設けられ、一方の搬送用コンベア65の下流側にぺ
ッグトレイ63と係合してぺッグトレイ63の移動を一
時的に阻止可能な送り装置67が設けられている。そし
て、精紡機61で玉揚げされた満ボビンが装着されたぺ
ッグトレイ63が精紡機機台に装備された搬送装置上か
ら連結装置68を介して搬送用コンベア64へ搬出され
る。ぺッグトレイ63はリザーブラインとしての一方の
搬送用コンベア65に一時蓄えられた後、回遊ライン6
6に逐次送り出される。又、回遊ライン66を巡回する
満ボビン付きのぺッグトレイ63はワインダ連結装置6
9を介してワインダ62に逐次取り込まれる。回遊ライ
ン66への満ボビン付きのぺッグトレイ63の送り出し
はワインダ62からの満ボビン要求信号を基に行われる
のではなく、ワインダ62の処理能力に応じて適宜行わ
れる。
は、複数の精紡機と1台又は複数台のワインダとの間
で、満ボビン及び空ボビンを直接供給搬送する場合、精
紡機とワインダ間での信号の授受を必要とせず、搬送シ
ステム全体の制御が簡単となる紡機におけるボビン搬送
システムを先に提案した(特願平2−195810
号)。このシステムは例えば図8に示すように、精紡機
61の機台群とワインダ62との間に、ペッグトレイ6
3を使用して空ボビン及び満ボビンの搬送を行う搬送用
コンベア64,65と、ワインダに供給される満ボビン
が装着されたぺッグトレイ63が回遊する回遊ライン6
6が設けられ、一方の搬送用コンベア65の下流側にぺ
ッグトレイ63と係合してぺッグトレイ63の移動を一
時的に阻止可能な送り装置67が設けられている。そし
て、精紡機61で玉揚げされた満ボビンが装着されたぺ
ッグトレイ63が精紡機機台に装備された搬送装置上か
ら連結装置68を介して搬送用コンベア64へ搬出され
る。ぺッグトレイ63はリザーブラインとしての一方の
搬送用コンベア65に一時蓄えられた後、回遊ライン6
6に逐次送り出される。又、回遊ライン66を巡回する
満ボビン付きのぺッグトレイ63はワインダ連結装置6
9を介してワインダ62に逐次取り込まれる。回遊ライ
ン66への満ボビン付きのぺッグトレイ63の送り出し
はワインダ62からの満ボビン要求信号を基に行われる
のではなく、ワインダ62の処理能力に応じて適宜行わ
れる。
【0005】又、前記搬送用コンベア65の上流側端部
寄りにリザーブライン満検知センサ70が設けられ、前
記搬送用コンベア65上に前記送り装置67から前記満
検知センサ70と対応する位置までぺッグトレイ63が
連続した時点で、精紡機61からのぺッグトレイ63の
搬出が停止されるようになっている。そして、満ボビン
付きのぺッグトレイ63の貯留領域の最大範囲は図8に
矢印Aで示す範囲に固定されており、満検知センサ70
は貯留領域の最大範囲の端部よりも下流側に配置されて
いる。この理由は貯留領域から最も離れた精紡機からの
搬出の場合、搬送途中のぺッグトレイ63を収容する領
域を確保する必要があるためである。
寄りにリザーブライン満検知センサ70が設けられ、前
記搬送用コンベア65上に前記送り装置67から前記満
検知センサ70と対応する位置までぺッグトレイ63が
連続した時点で、精紡機61からのぺッグトレイ63の
搬出が停止されるようになっている。そして、満ボビン
付きのぺッグトレイ63の貯留領域の最大範囲は図8に
矢印Aで示す範囲に固定されており、満検知センサ70
は貯留領域の最大範囲の端部よりも下流側に配置されて
いる。この理由は貯留領域から最も離れた精紡機からの
搬出の場合、搬送途中のぺッグトレイ63を収容する領
域を確保する必要があるためである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】前記従来システムにお
いては、精紡機からのぺッグトレイの搬出停止信号を出
力する満検知センサの配置位置が、貯留領域から最も離
れた精紡機を基準にして貯留領域の最大範囲の端部より
も下流側に配置されているため、貯留領域に余裕がある
にも拘らず精紡機からのぺッグトレイの搬出ができない
場合が生じる。又、リザーブラインを構成する搬送用コ
ンベアが長くなるという問題がある。
いては、精紡機からのぺッグトレイの搬出停止信号を出
力する満検知センサの配置位置が、貯留領域から最も離
れた精紡機を基準にして貯留領域の最大範囲の端部より
も下流側に配置されているため、貯留領域に余裕がある
にも拘らず精紡機からのぺッグトレイの搬出ができない
場合が生じる。又、リザーブラインを構成する搬送用コ
ンベアが長くなるという問題がある。
【0007】本発明は前記の問題点に鑑みてなされたも
のであって、その目的は複数の精紡機と1台又は複数台
のワインダとの間で、満ボビン及び空ボビンを直接供給
搬送するボビン搬送システムにおいて、精紡機とワイン
ダ間での信号の授受を必要とせず、搬送システム全体の
制御が簡単となるとともに、ぺッグトレイを一時的に蓄
えるリザーブラインを長くしなくても、紡機で玉揚げさ
れた満ボビンが装着されたぺッグトレイを効率良く満ボ
ビン搬送路へ搬出することができる紡機における満ボビ
ン搬送方法を提供することにある。
のであって、その目的は複数の精紡機と1台又は複数台
のワインダとの間で、満ボビン及び空ボビンを直接供給
搬送するボビン搬送システムにおいて、精紡機とワイン
ダ間での信号の授受を必要とせず、搬送システム全体の
制御が簡単となるとともに、ぺッグトレイを一時的に蓄
えるリザーブラインを長くしなくても、紡機で玉揚げさ
れた満ボビンが装着されたぺッグトレイを効率良く満ボ
ビン搬送路へ搬出することができる紡機における満ボビ
ン搬送方法を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記の目的を達成するた
め本発明においては、複数台の紡機と1台又は複数台の
ワインダとの間で、上面にペッグが突設されたペッグト
レイを使用して空ボビン及び満ボビンの搬送を行うボビ
ン搬送システムにおいて、紡機機台群とワインダ間に設
けられ満ボビン搬送路と空ボビン搬送路とからなるボビ
ン搬送ラインの満ボビン搬送路の途中に、ぺッグトレイ
と係合してぺッグトレイの移動を阻止可能な係止手段を
設け、各紡機機台毎に前記係止手段より上流側の満ボビ
ン搬送路に貯留可能なぺッグトレイの最大数を設定し、
紡機機台から搬出された満ボビンが装着されたぺッグト
レイを前記係止手段より上流側の満ボビン搬送路に一時
的に蓄えるとともに、ワインダの処理能力に応じて適宜
前記ぺッグトレイを下流へ送り出し、各紡機機台の左右
両側に設けられた搬送装置から前記満ボビン搬送路へ搬
出されたぺッグトレイの数と、前記係止手段より下流側
へ送り出されたぺッグトレイの数とをカウントし、その
値から前記係止手段より上流側にあるぺッグトレイの数
を求め、紡機機台から満ボビンが装着されたぺッグトレ
イの搬出を行う場合に、前記係止手段より上流側にある
ぺッグトレイの数と、当該機台に設定された前記貯留可
能なぺッグトレイの最大数とを比較し、貯留可能なぺッ
グトレイの最大数の方が大きなときにぺッグトレイの搬
出を行うようにした。
め本発明においては、複数台の紡機と1台又は複数台の
ワインダとの間で、上面にペッグが突設されたペッグト
レイを使用して空ボビン及び満ボビンの搬送を行うボビ
ン搬送システムにおいて、紡機機台群とワインダ間に設
けられ満ボビン搬送路と空ボビン搬送路とからなるボビ
ン搬送ラインの満ボビン搬送路の途中に、ぺッグトレイ
と係合してぺッグトレイの移動を阻止可能な係止手段を
設け、各紡機機台毎に前記係止手段より上流側の満ボビ
ン搬送路に貯留可能なぺッグトレイの最大数を設定し、
紡機機台から搬出された満ボビンが装着されたぺッグト
レイを前記係止手段より上流側の満ボビン搬送路に一時
的に蓄えるとともに、ワインダの処理能力に応じて適宜
前記ぺッグトレイを下流へ送り出し、各紡機機台の左右
両側に設けられた搬送装置から前記満ボビン搬送路へ搬
出されたぺッグトレイの数と、前記係止手段より下流側
へ送り出されたぺッグトレイの数とをカウントし、その
値から前記係止手段より上流側にあるぺッグトレイの数
を求め、紡機機台から満ボビンが装着されたぺッグトレ
イの搬出を行う場合に、前記係止手段より上流側にある
ぺッグトレイの数と、当該機台に設定された前記貯留可
能なぺッグトレイの最大数とを比較し、貯留可能なぺッ
グトレイの最大数の方が大きなときにぺッグトレイの搬
出を行うようにした。
【0009】
【作用】本発明においては、各紡機機台毎に前記係止手
段より上流側の満ボビン搬送路に貯留可能なぺッグトレ
イの最大数が設定される。紡機機台から搬出された満ボ
ビンが装着されたぺッグトレイが係止手段の作用により
該係止手段より上流側の満ボビン搬送路に一時的に蓄え
られ、ワインダの処理能力に応じて適宜下流へ送り出さ
れる。各紡機機台の左右両側に設けられた搬送装置から
前記満ボビン搬送路へ搬出されたぺッグトレイの数と、
前記係止手段より下流側へ送り出されたぺッグトレイの
数とがカウントされ、その値から前記係止手段より上流
側にあるぺッグトレイの数が求められる。そして、紡機
機台から満ボビンが装着されたぺッグトレイの搬出を行
う場合に、当該紡機機台に設定された貯留可能なぺッグ
トレイの最大数と、前記係止手段より上流側にあるぺッ
グトレイの数とが比較され、貯留可能なぺッグトレイの
最大数の方が大きなときにぺッグトレイの搬出が行われ
る。
段より上流側の満ボビン搬送路に貯留可能なぺッグトレ
イの最大数が設定される。紡機機台から搬出された満ボ
ビンが装着されたぺッグトレイが係止手段の作用により
該係止手段より上流側の満ボビン搬送路に一時的に蓄え
られ、ワインダの処理能力に応じて適宜下流へ送り出さ
れる。各紡機機台の左右両側に設けられた搬送装置から
前記満ボビン搬送路へ搬出されたぺッグトレイの数と、
前記係止手段より下流側へ送り出されたぺッグトレイの
数とがカウントされ、その値から前記係止手段より上流
側にあるぺッグトレイの数が求められる。そして、紡機
機台から満ボビンが装着されたぺッグトレイの搬出を行
う場合に、当該紡機機台に設定された貯留可能なぺッグ
トレイの最大数と、前記係止手段より上流側にあるぺッ
グトレイの数とが比較され、貯留可能なぺッグトレイの
最大数の方が大きなときにぺッグトレイの搬出が行われ
る。
【0010】
【実施例】以下、本発明を具体化した一実施例を図面に
従って説明する。図1に示すように複数台の精紡機1が
平行に設置された精紡工程と、複数台のワインダ2が平
行に設置されたワインダ工程とが天井に架設されたボビ
ン搬送ライン3を介して連結されている。ボビン搬送ラ
イン3は精紡機1のアウトエンド側上方位置において精
紡機1の長手方向とほぼ直交する状態で架設された第1
の搬送用コンベア4と、該搬送用コンベア4とその一端
で直交するように配置された第2の搬送用コンベア5
と、該搬送用コンベア5の他端において直交するように
配置されるとともに満ボビンが装着されたぺッグトレイ
が回遊する回遊ライン6とから構成されている。回遊ラ
イン6は一組の搬送用コンベア7,8から構成されてい
る。各搬送用コンベア4,5,7,8はいずれも上下2
組合計4個の被動プーリ9と、1個の駆動プーリ10
と、各プーリ9,10間に巻き掛けられた無端状のベル
ト11と、駆動用モータMと、ぺッグトレイ12を案内
するガイドレール13a,13bとから構成されてい
る。そして、上段が満ボビン搬送路4a,5aに、下段
が空ボビン搬送路4b,5bとなっている(図2に第1
の搬送用コンベア4及び第2の搬送用コンベア5の一部
について図示)。
従って説明する。図1に示すように複数台の精紡機1が
平行に設置された精紡工程と、複数台のワインダ2が平
行に設置されたワインダ工程とが天井に架設されたボビ
ン搬送ライン3を介して連結されている。ボビン搬送ラ
イン3は精紡機1のアウトエンド側上方位置において精
紡機1の長手方向とほぼ直交する状態で架設された第1
の搬送用コンベア4と、該搬送用コンベア4とその一端
で直交するように配置された第2の搬送用コンベア5
と、該搬送用コンベア5の他端において直交するように
配置されるとともに満ボビンが装着されたぺッグトレイ
が回遊する回遊ライン6とから構成されている。回遊ラ
イン6は一組の搬送用コンベア7,8から構成されてい
る。各搬送用コンベア4,5,7,8はいずれも上下2
組合計4個の被動プーリ9と、1個の駆動プーリ10
と、各プーリ9,10間に巻き掛けられた無端状のベル
ト11と、駆動用モータMと、ぺッグトレイ12を案内
するガイドレール13a,13bとから構成されてい
る。そして、上段が満ボビン搬送路4a,5aに、下段
が空ボビン搬送路4b,5bとなっている(図2に第1
の搬送用コンベア4及び第2の搬送用コンベア5の一部
について図示)。
【0011】複数台平行に設置された精紡機1の長手方
向左右両側には搬送装置14a,14bが精紡機1に沿
って延設されている。搬送装置14a,14bは上面に
ペッグが突設されたペッグトレイ12を使用して空ボビ
ン及び満ボビンの搬送を行うため、ペッグトレイ12を
案内するガイドレ―ルと、ペッグトレイ12を搬送する
ベルトコンベア(いずれも図示せず)とから構成されて
いる。又、両搬送装置14a,14bは精紡機1の一端
側からぺッグトレイ12の搬出及び搬入を行うため、ベ
ルトコンベアが正逆回転駆動可能に構成されている。
向左右両側には搬送装置14a,14bが精紡機1に沿
って延設されている。搬送装置14a,14bは上面に
ペッグが突設されたペッグトレイ12を使用して空ボビ
ン及び満ボビンの搬送を行うため、ペッグトレイ12を
案内するガイドレ―ルと、ペッグトレイ12を搬送する
ベルトコンベア(いずれも図示せず)とから構成されて
いる。又、両搬送装置14a,14bは精紡機1の一端
側からぺッグトレイ12の搬出及び搬入を行うため、ベ
ルトコンベアが正逆回転駆動可能に構成されている。
【0012】又、各精紡機1のアウトエンド側端部には
搬送装置14a,14bと前記第1の搬送用コンベア4の
両ボビン搬送路4a,4b間で満ボビン付きのぺッグト
レイ12及び空ボビン付きのぺッグトレイ12の受渡し
を行うため、連結コンベア15、搬出コンベア16及び
搬入コンベア17が配設されている。連結コンベア15
は公知の構成で前記搬送装置14a,14bから搬送され
たペッグトレイ12を搬出コンベア16へ送り出し、搬
入コンベア17から搬入されたペッグトレイ12を搬送
装置14a,14bへ送り出すようになっている。なお、
図7(a)に示すように第1の搬送用コンベア4の空ボ
ビン搬送路4bは前記搬入用コンベア17と対応する側
が切り欠かれて側方に開放され、切欠部と対応する箇所
のガイドレ―ル13b上にはロ―タリソレノイド18が
固定され、その駆動軸には空ボビン搬送路4bの長手方
向と交差する面内において回動され、ペッグトレイ12
上の空ボビンEと係合可能な作用位置と係合不能な待機
位置とに移動されてペッグトレイ12の移動方向を規制
する規制部材19が固定されている。
搬送装置14a,14bと前記第1の搬送用コンベア4の
両ボビン搬送路4a,4b間で満ボビン付きのぺッグト
レイ12及び空ボビン付きのぺッグトレイ12の受渡し
を行うため、連結コンベア15、搬出コンベア16及び
搬入コンベア17が配設されている。連結コンベア15
は公知の構成で前記搬送装置14a,14bから搬送され
たペッグトレイ12を搬出コンベア16へ送り出し、搬
入コンベア17から搬入されたペッグトレイ12を搬送
装置14a,14bへ送り出すようになっている。なお、
図7(a)に示すように第1の搬送用コンベア4の空ボ
ビン搬送路4bは前記搬入用コンベア17と対応する側
が切り欠かれて側方に開放され、切欠部と対応する箇所
のガイドレ―ル13b上にはロ―タリソレノイド18が
固定され、その駆動軸には空ボビン搬送路4bの長手方
向と交差する面内において回動され、ペッグトレイ12
上の空ボビンEと係合可能な作用位置と係合不能な待機
位置とに移動されてペッグトレイ12の移動方向を規制
する規制部材19が固定されている。
【0013】第1の搬送用コンベア4の満ボビン搬送路
4a上から第2の搬送用コンベア5の満ボビン搬送路5
a上、あるいは第2の搬送用コンベア5の空ボビン搬送
路5b上から第1の搬送用コンベア4の空ボビン搬送路
5b上へのぺッグトレイ12の移行を円滑にするため、
両搬送コンベア4,5はそのベルト11が互いに近接し
た状態で交差するように配置されている。図2に示すよ
うに、第2の搬送用コンベア5のベルト11は第1の搬
送用コンベア4のベルト11の内側に配置され、ガイド
レール13a,13bはそれぞれ交差部近傍まで延出さ
れている。そして、交差部にはぺッグトレイ12と係合
してその移動方向を転換させるガイド板20が両ガイド
レール13a,13b間に取付けられている。又、第2
の搬送用コンベア5と回遊ライン6の搬送用コンベア7
との交差部も同様に構成されている。
4a上から第2の搬送用コンベア5の満ボビン搬送路5
a上、あるいは第2の搬送用コンベア5の空ボビン搬送
路5b上から第1の搬送用コンベア4の空ボビン搬送路
5b上へのぺッグトレイ12の移行を円滑にするため、
両搬送コンベア4,5はそのベルト11が互いに近接し
た状態で交差するように配置されている。図2に示すよ
うに、第2の搬送用コンベア5のベルト11は第1の搬
送用コンベア4のベルト11の内側に配置され、ガイド
レール13a,13bはそれぞれ交差部近傍まで延出さ
れている。そして、交差部にはぺッグトレイ12と係合
してその移動方向を転換させるガイド板20が両ガイド
レール13a,13b間に取付けられている。又、第2
の搬送用コンベア5と回遊ライン6の搬送用コンベア7
との交差部も同様に構成されている。
【0014】図1及び図3に示すように第2の搬送用コ
ンベア5の満ボビン搬送路5aには回遊ライン6寄り位
置に、ぺッグトレイ12と係合してその移動を一時的に
阻止するとともにぺッグトレイ12を1個ずつ送り出し
可能な係止手段としての送り装置21が配設されてい
る。図4,5に示すように、送り装置21はガイドレー
ル13aにブラケット22を介して固定されたモータ2
3と、モータ23の駆動軸23aと一体回転可能に固定
された係合板24とから構成されている。係合板24は
5個の係合突起24aを有し、ぺッグ12aの基部と係
合してぺッグトレイ12の移動を一時的に阻止するとと
もに1/5回転する毎に満ボビンFが装着されたぺッグ
トレイ12を1個ずつ下流側に送り出す作用をなす。
又、第1の搬送用コンベア4の空ボビン搬送路4bには
第2の搬送用コンベヤ5の最も近くに配置された精紡機
1寄りの位置に、前記送り装置21と同様に構成された
送り装置(図示せず)が配設されている。
ンベア5の満ボビン搬送路5aには回遊ライン6寄り位
置に、ぺッグトレイ12と係合してその移動を一時的に
阻止するとともにぺッグトレイ12を1個ずつ送り出し
可能な係止手段としての送り装置21が配設されてい
る。図4,5に示すように、送り装置21はガイドレー
ル13aにブラケット22を介して固定されたモータ2
3と、モータ23の駆動軸23aと一体回転可能に固定
された係合板24とから構成されている。係合板24は
5個の係合突起24aを有し、ぺッグ12aの基部と係
合してぺッグトレイ12の移動を一時的に阻止するとと
もに1/5回転する毎に満ボビンFが装着されたぺッグ
トレイ12を1個ずつ下流側に送り出す作用をなす。
又、第1の搬送用コンベア4の空ボビン搬送路4bには
第2の搬送用コンベヤ5の最も近くに配置された精紡機
1寄りの位置に、前記送り装置21と同様に構成された
送り装置(図示せず)が配設されている。
【0015】前記各搬出コンベア16の出口付近には、
搬出されるペッグトレイ12の数をカウントする検知セ
ンサS1が配設され、検知センサS1の出力信号が精紡
側搬送制御装置25を介してメインコントローラ26に
送られる。精紡側搬送制御装置25は所定数の精紡機1
につき1台ずつ設けられている。又、送り装置21と対
応する箇所には送り装置21がペッグトレイ12を1個
送り出す毎に1パルスの検知信号を出力する検知センサ
S2が配設され、検知センサS2の出力信号がワインダ
側搬送制御装置27を介してメインコントローラ26に
送られる。なお、送り装置21の上流側には係合板24
と係合して移動が阻止された状態にあるぺッグトレイ1
2に連続するぺッグトレイ12の有無を検知するセンサ
S3が配設され、センサS3からぺッグトレイ有りの信
号が出力された状態で送り装置21が駆動可能となって
いる。前記両搬送制御装置25,27とメインコントロ
ーラ26とは双方向通信手段により接続され、メインコ
ントローラ26から両搬送制御装置25,27に指示信
号が送られるようになっている。メインコントローラ2
6は精紡機群、前記各搬送用コンベア4,5,7,8、
搬送装置14a,14b、連結コンベア15、搬出コン
ベア16、搬入コンベア17及び玉揚機(図示せず)を
制御する機能をもち、シーケンサで構成されている。
搬出されるペッグトレイ12の数をカウントする検知セ
ンサS1が配設され、検知センサS1の出力信号が精紡
側搬送制御装置25を介してメインコントローラ26に
送られる。精紡側搬送制御装置25は所定数の精紡機1
につき1台ずつ設けられている。又、送り装置21と対
応する箇所には送り装置21がペッグトレイ12を1個
送り出す毎に1パルスの検知信号を出力する検知センサ
S2が配設され、検知センサS2の出力信号がワインダ
側搬送制御装置27を介してメインコントローラ26に
送られる。なお、送り装置21の上流側には係合板24
と係合して移動が阻止された状態にあるぺッグトレイ1
2に連続するぺッグトレイ12の有無を検知するセンサ
S3が配設され、センサS3からぺッグトレイ有りの信
号が出力された状態で送り装置21が駆動可能となって
いる。前記両搬送制御装置25,27とメインコントロ
ーラ26とは双方向通信手段により接続され、メインコ
ントローラ26から両搬送制御装置25,27に指示信
号が送られるようになっている。メインコントローラ2
6は精紡機群、前記各搬送用コンベア4,5,7,8、
搬送装置14a,14b、連結コンベア15、搬出コン
ベア16、搬入コンベア17及び玉揚機(図示せず)を
制御する機能をもち、シーケンサで構成されている。
【0016】回遊ライン6は図6に示すように、搬送用
コンベア7,8の満ボビン搬送路7a,8aにより構成
され、両搬送用コンベヤ7,8のベルト11が互いに逆
方向に駆動されるようになっている。搬送用コンベア7
のガイドレール13aには、第2の搬送用コンベア5の
ガイドレール13aとの連結部からベルト11に沿って
延びるガイド溝28の他に、隣接する搬送用コンベア8
のガイドレール13aに形成されたガイド溝29に連通
する連通溝28aが形成されている。そして、ガイド溝
28、連通溝28a及びガイド溝29によりぺッグトレ
イ12の周回路が形成されている。ガイド溝29には、
各ワインダ2に設けられたワインダ連結装置の満ボビン
搬入装置30の端部と対応する位置に、ぺッグトレイ1
2を満ボビン搬入装置30へ案内する分岐部29aが形
成されている。そして、ガイド部材(図示しない)の作
用により、ガイド溝29を移動するぺッグトレイ12は
分岐部29aに他のぺッグトレイ12が存在しない場合
は当該分岐部29aに進入し、分岐部29aに他のぺッ
グトレイ12が存在する場合はガイド溝29に沿って移
動を続けるようになっている。
コンベア7,8の満ボビン搬送路7a,8aにより構成
され、両搬送用コンベヤ7,8のベルト11が互いに逆
方向に駆動されるようになっている。搬送用コンベア7
のガイドレール13aには、第2の搬送用コンベア5の
ガイドレール13aとの連結部からベルト11に沿って
延びるガイド溝28の他に、隣接する搬送用コンベア8
のガイドレール13aに形成されたガイド溝29に連通
する連通溝28aが形成されている。そして、ガイド溝
28、連通溝28a及びガイド溝29によりぺッグトレ
イ12の周回路が形成されている。ガイド溝29には、
各ワインダ2に設けられたワインダ連結装置の満ボビン
搬入装置30の端部と対応する位置に、ぺッグトレイ1
2を満ボビン搬入装置30へ案内する分岐部29aが形
成されている。そして、ガイド部材(図示しない)の作
用により、ガイド溝29を移動するぺッグトレイ12は
分岐部29aに他のぺッグトレイ12が存在しない場合
は当該分岐部29aに進入し、分岐部29aに他のぺッ
グトレイ12が存在する場合はガイド溝29に沿って移
動を続けるようになっている。
【0017】図7(b)に示すように、搬送用コンベヤ
7,8の空ボビン搬送路7b,8bを構成するガイドレ
ール13bに形成されたガイド溝31,32はその一端
において互いに接続されている。空ボビン搬送路8bに
形成されたガイド溝32には各ワインダ2に設けられた
ワインダ連結装置の空ボビン搬出装置33の端部と対応
する位置に、空ボビン搬出装置33に連通する分岐部3
2aが形成され、空ボビン搬出装置33によりワインダ
2から搬出されるぺッグトレイ12が分岐部32aを経
て空ボビン搬送路8bに案内されるようになっている。
7,8の空ボビン搬送路7b,8bを構成するガイドレ
ール13bに形成されたガイド溝31,32はその一端
において互いに接続されている。空ボビン搬送路8bに
形成されたガイド溝32には各ワインダ2に設けられた
ワインダ連結装置の空ボビン搬出装置33の端部と対応
する位置に、空ボビン搬出装置33に連通する分岐部3
2aが形成され、空ボビン搬出装置33によりワインダ
2から搬出されるぺッグトレイ12が分岐部32aを経
て空ボビン搬送路8bに案内されるようになっている。
【0018】次に前記のように構成された装置の作用を
説明する。精紡機群、搬送装置14a,14b、連結コ
ンベア15、搬出コンベア16、搬入コンベア17、各
搬送用コンベア4,5,7,8及び玉揚機(図示せず)
はメインコントローラ26により制御される。一方、ワ
インダ2及びワインダ連結装置の満ボビン搬入装置30
及び空ボビン搬出装置33は別の制御装置(図示せず)
により制御される。
説明する。精紡機群、搬送装置14a,14b、連結コ
ンベア15、搬出コンベア16、搬入コンベア17、各
搬送用コンベア4,5,7,8及び玉揚機(図示せず)
はメインコントローラ26により制御される。一方、ワ
インダ2及びワインダ連結装置の満ボビン搬入装置30
及び空ボビン搬出装置33は別の制御装置(図示せず)
により制御される。
【0019】さて、精紡機1が満管停止し、予め搬送装
置14a ,14b 上に準備されたペッグトレイ12上の
空ボビンとスピンドル上の満ボビンとが管替機により交
換される管替作業が完了すると、満ボビンの搬出が可能
な状態となる。そして、満ボビン搬送路4a,5a上に
満ボビン付きのぺッグトレイ12の搬出余地がある状態
で、まず精紡機機台1の他方の搬送装置14bからの満
ボビン付きのぺッグトレイ12の搬出が行われる。連結
コンベア15が他方の搬送装置14bから移載された満
ボビン付きのぺッグトレイ12を搬出コンベア16へ案
内する状態にセットされた後、連結コンベア15及び搬
出コンベア16が駆動されるとともに、他方の搬送装置
14bが正転駆動される。これにより他方の搬送装置1
4b上の満ボビン付きのぺッグトレイ12が精紡機1の
アウトエンド端部まで移送されるとともに、連結コンベ
ア15及び搬出コンベア16を介して満ボビン搬送路4
a上へ順次搬出される。精紡機1から搬出された満ボビ
ン付きのぺッグトレイ12は送り装置21より上流側の
満ボビンリザーブ領域に一時蓄えられる。送り装置21
はワインダ2の処理能力に合わせて逐次駆動され、ぺッ
グ12aと係合する係合板24が1/5回転駆動する毎
に1個ずつぺッグトレイ12を送り出す。ベルト11の
移動速度は係合板24の回転速度より大きいため、送り
装置21より上流側において互いに当接する状態にあっ
たぺッグトレイ12が所定間隔をおいた状態で回遊ライ
ン6へと移送される。
置14a ,14b 上に準備されたペッグトレイ12上の
空ボビンとスピンドル上の満ボビンとが管替機により交
換される管替作業が完了すると、満ボビンの搬出が可能
な状態となる。そして、満ボビン搬送路4a,5a上に
満ボビン付きのぺッグトレイ12の搬出余地がある状態
で、まず精紡機機台1の他方の搬送装置14bからの満
ボビン付きのぺッグトレイ12の搬出が行われる。連結
コンベア15が他方の搬送装置14bから移載された満
ボビン付きのぺッグトレイ12を搬出コンベア16へ案
内する状態にセットされた後、連結コンベア15及び搬
出コンベア16が駆動されるとともに、他方の搬送装置
14bが正転駆動される。これにより他方の搬送装置1
4b上の満ボビン付きのぺッグトレイ12が精紡機1の
アウトエンド端部まで移送されるとともに、連結コンベ
ア15及び搬出コンベア16を介して満ボビン搬送路4
a上へ順次搬出される。精紡機1から搬出された満ボビ
ン付きのぺッグトレイ12は送り装置21より上流側の
満ボビンリザーブ領域に一時蓄えられる。送り装置21
はワインダ2の処理能力に合わせて逐次駆動され、ぺッ
グ12aと係合する係合板24が1/5回転駆動する毎
に1個ずつぺッグトレイ12を送り出す。ベルト11の
移動速度は係合板24の回転速度より大きいため、送り
装置21より上流側において互いに当接する状態にあっ
たぺッグトレイ12が所定間隔をおいた状態で回遊ライ
ン6へと移送される。
【0020】送り装置21より上流側の満ボビン搬送路
5a,4a上に貯留可能なぺッグトレイの最大数Nmi
は、送り装置21から各精紡機1毎に設けられた搬出コ
ンベア16の出口までの満ボビン搬送路5a,4aの長
さに対応して各精紡機1毎に異なる。すなわち、各精紡
機1と直交する状態で配置された第1の搬送用コンベア
4の満ボビン搬送路4aもペッグトレイ12の貯留領域
に利用される。各精紡機1毎に貯留可能なぺッグトレイ
の最大数Nmiは予めメインコントローラ26に記憶され
ている。搬出コンベア16からペッグトレイ12が1個
搬出される毎に検知センサS1からパルス信号が出力さ
れ、精紡側搬送制御装置25を介してメインコントロー
ラ26に送られる。又、送り装置21からペッグトレイ
12が1個送り出される毎に検知センサS2からパルス
信号が出力され、ワインダ側搬送制御装置27を介して
メインコントローラ26に送られる。メインコントロー
ラ26は両検知センサS1,S2が出力するパルス信号
に基づいて満ボビン搬送路5a,4aへ搬出されたペッ
グトレイ12の数と、送り装置21から送り出されたぺ
ッグトレイ12の数とがそれぞれカウントされ、両カウ
ント値から送り装置21より上流側にあるぺッグトレイ
12の数Np を算出する。すなわち、送り装置21より
上流側にあるぺッグトレイ12の数Np は、検知センサ
S1から1パルス出力されると1加算され、検知センサ
S2から1パルス出力されると1減算される。
5a,4a上に貯留可能なぺッグトレイの最大数Nmi
は、送り装置21から各精紡機1毎に設けられた搬出コ
ンベア16の出口までの満ボビン搬送路5a,4aの長
さに対応して各精紡機1毎に異なる。すなわち、各精紡
機1と直交する状態で配置された第1の搬送用コンベア
4の満ボビン搬送路4aもペッグトレイ12の貯留領域
に利用される。各精紡機1毎に貯留可能なぺッグトレイ
の最大数Nmiは予めメインコントローラ26に記憶され
ている。搬出コンベア16からペッグトレイ12が1個
搬出される毎に検知センサS1からパルス信号が出力さ
れ、精紡側搬送制御装置25を介してメインコントロー
ラ26に送られる。又、送り装置21からペッグトレイ
12が1個送り出される毎に検知センサS2からパルス
信号が出力され、ワインダ側搬送制御装置27を介して
メインコントローラ26に送られる。メインコントロー
ラ26は両検知センサS1,S2が出力するパルス信号
に基づいて満ボビン搬送路5a,4aへ搬出されたペッ
グトレイ12の数と、送り装置21から送り出されたぺ
ッグトレイ12の数とがそれぞれカウントされ、両カウ
ント値から送り装置21より上流側にあるぺッグトレイ
12の数Np を算出する。すなわち、送り装置21より
上流側にあるぺッグトレイ12の数Np は、検知センサ
S1から1パルス出力されると1加算され、検知センサ
S2から1パルス出力されると1減算される。
【0021】そして、メインコントローラ26はペッグ
トレイ12の搬出を行おうとする当該精紡機1に設定さ
れた貯留可能なぺッグトレイの最大数Nmiと、前記送り
装置21より上流側にあるぺッグトレイの数Np とを比
較し、最大数Nmiが数Np より大きなときに精紡側搬送
制御装置25に対して搬出コンベア16の運転指示信号
を出力し、最大数Nmiが数Np以下のときには精紡側搬
送制御装置25に対して搬出コンベア16の停止指示信
号を出力する。この指示信号に従って搬出コンベア16
が駆動、停止され、ぺッグトレイ12の搬出が行われ
る。すなわち、送り装置21とペッグトレイ12の搬出
を必要とする精紡機1の搬出コンベア16との間にペッ
グトレイ12が貯留可能な状態の間、確実に搬出コンベ
ア16が駆動されてペッグトレイ12の搬出が行われ
る。
トレイ12の搬出を行おうとする当該精紡機1に設定さ
れた貯留可能なぺッグトレイの最大数Nmiと、前記送り
装置21より上流側にあるぺッグトレイの数Np とを比
較し、最大数Nmiが数Np より大きなときに精紡側搬送
制御装置25に対して搬出コンベア16の運転指示信号
を出力し、最大数Nmiが数Np以下のときには精紡側搬
送制御装置25に対して搬出コンベア16の停止指示信
号を出力する。この指示信号に従って搬出コンベア16
が駆動、停止され、ぺッグトレイ12の搬出が行われ
る。すなわち、送り装置21とペッグトレイ12の搬出
を必要とする精紡機1の搬出コンベア16との間にペッ
グトレイ12が貯留可能な状態の間、確実に搬出コンベ
ア16が駆動されてペッグトレイ12の搬出が行われ
る。
【0022】他方の搬送装置14b上の満ボビン付きの
ぺッグトレイ12の搬出完了後、当該精紡機1に設けら
れた搬入コンベア17と対応する位置に配置されたロ―
タリソレノイド18が作動されて規制部材19が空ボビ
ン搬送路4b上のペッグトレイ12と係合可能な作用位
置に配置され、空ボビン搬送路4b上を移動するペッグ
トレイ12の移動方向が規制部材19により規制されて
搬入コンベア17側へ案内される状態になる。又、連結
コンベア15が一方の搬送装置14aから搬出された満
ボビン付きのぺッグトレイ12を搬出コンベア16へ案
内し、搬入コンベア17により搬入された空ボビン付き
のぺッグトレイ12を他方の搬送装置14bへ案内する
状態にセットされる。これにより、一方の搬送装置14
aからの満ボビン付きのペッグトレイ12の搬出と、他
方の搬送装置14bへの空ボビン付きのペッグトレイ1
2の搬入とが可能な状態となる。そして、第1の搬送用
コンベア4の空ボビン搬送路4bに設けられた送り装置
が駆動され、空ボビン付きぺッグトレイ12が送り装置
より下流側の空ボビン搬送路4bに送り出される。又、
一方の搬送装置14aが正転駆動され、他方の搬送装置
14bが逆転駆動される。送り装置から送り出される空
ボビン付きのペッグトレイ12の数は検知センサ(図示
せず)により検知され、所定数のペッグトレイが送り出
されるまで送り装置の駆動が継続される。空ボビン搬送
路4b上を移動する空ボビン付きのペッグトレイ12は
規制部材19によりその移動方向が規制されて搬入コン
ベア17上へと案内され、連結コンベア15を介して他
方の搬送装置14b上へと送り込まれる。又、一方の搬
送装置14a上の満ボビン付きのペッグトレイ12は前
記と同様に満ボビン搬送路4aへ搬出される。
ぺッグトレイ12の搬出完了後、当該精紡機1に設けら
れた搬入コンベア17と対応する位置に配置されたロ―
タリソレノイド18が作動されて規制部材19が空ボビ
ン搬送路4b上のペッグトレイ12と係合可能な作用位
置に配置され、空ボビン搬送路4b上を移動するペッグ
トレイ12の移動方向が規制部材19により規制されて
搬入コンベア17側へ案内される状態になる。又、連結
コンベア15が一方の搬送装置14aから搬出された満
ボビン付きのぺッグトレイ12を搬出コンベア16へ案
内し、搬入コンベア17により搬入された空ボビン付き
のぺッグトレイ12を他方の搬送装置14bへ案内する
状態にセットされる。これにより、一方の搬送装置14
aからの満ボビン付きのペッグトレイ12の搬出と、他
方の搬送装置14bへの空ボビン付きのペッグトレイ1
2の搬入とが可能な状態となる。そして、第1の搬送用
コンベア4の空ボビン搬送路4bに設けられた送り装置
が駆動され、空ボビン付きぺッグトレイ12が送り装置
より下流側の空ボビン搬送路4bに送り出される。又、
一方の搬送装置14aが正転駆動され、他方の搬送装置
14bが逆転駆動される。送り装置から送り出される空
ボビン付きのペッグトレイ12の数は検知センサ(図示
せず)により検知され、所定数のペッグトレイが送り出
されるまで送り装置の駆動が継続される。空ボビン搬送
路4b上を移動する空ボビン付きのペッグトレイ12は
規制部材19によりその移動方向が規制されて搬入コン
ベア17上へと案内され、連結コンベア15を介して他
方の搬送装置14b上へと送り込まれる。又、一方の搬
送装置14a上の満ボビン付きのペッグトレイ12は前
記と同様に満ボビン搬送路4aへ搬出される。
【0023】前記の搬出、搬入作業の完了後、連結コン
ベア15は搬入コンベア17により搬入された空ボビン
付のペッグトレイ12を搬送装置14aへ案内する状態
にセットされる。再び送り装置が駆動されて空ボビン付
きのぺッグトレイ12が送り出されるとともに、一方の
搬送装置14aが逆転駆動されて該搬送装置14aへの
空ボビン付きのペッグトレイ12の搬入作業が行われ
る。搬入コンベア17の入口には空ボビン搬送路4bか
ら搬入コンベア17へ送り込まれる空ボビン付のペッグ
トレイ12の数を検知するセンサ(図示せず)が配設さ
れ、該センサの検知信号に基づいてカウントされたペッ
グトレイの数が所定の本数に達した時点でロ―タリソレ
ノイド18が作動されて規制部材19がペッグトレイ1
2と係合不能な待機位置に移動される。従って、搬入コ
ンベア17には必要数以上ペッグトレイ12が送り込ま
れることはない。
ベア15は搬入コンベア17により搬入された空ボビン
付のペッグトレイ12を搬送装置14aへ案内する状態
にセットされる。再び送り装置が駆動されて空ボビン付
きのぺッグトレイ12が送り出されるとともに、一方の
搬送装置14aが逆転駆動されて該搬送装置14aへの
空ボビン付きのペッグトレイ12の搬入作業が行われ
る。搬入コンベア17の入口には空ボビン搬送路4bか
ら搬入コンベア17へ送り込まれる空ボビン付のペッグ
トレイ12の数を検知するセンサ(図示せず)が配設さ
れ、該センサの検知信号に基づいてカウントされたペッ
グトレイの数が所定の本数に達した時点でロ―タリソレ
ノイド18が作動されて規制部材19がペッグトレイ1
2と係合不能な待機位置に移動される。従って、搬入コ
ンベア17には必要数以上ペッグトレイ12が送り込ま
れることはない。
【0024】前述したように精紡機1からの満ボビン付
きのペッグトレイ12の搬出と、精紡機1への空ボビン
付きのペッグトレイ12の搬入はワインダ2の状況とは
関係なく、搬送装置14a,14b上のぺッグトレイ1
2、送り装置21より上流側の満ボビン付きのぺッグト
レイ12の状況に関する情報に基づいて行われる。そし
て、満ボビン付きのぺッグトレイ12の搬出あるいは、
空ボビン付きのぺッグトレイ12の搬入は精紡機1の片
側分ずつ行われる。
きのペッグトレイ12の搬出と、精紡機1への空ボビン
付きのペッグトレイ12の搬入はワインダ2の状況とは
関係なく、搬送装置14a,14b上のぺッグトレイ1
2、送り装置21より上流側の満ボビン付きのぺッグト
レイ12の状況に関する情報に基づいて行われる。そし
て、満ボビン付きのぺッグトレイ12の搬出あるいは、
空ボビン付きのぺッグトレイ12の搬入は精紡機1の片
側分ずつ行われる。
【0025】回遊ライン6を巡回する満ボビン付きのぺ
ッグトレイ12は、ガイド溝28の分岐部29aに他の
ぺッグトレイ12が存在しない場合は当該分岐部29a
に進入し、その位置で待機する。分岐部29aに他のぺ
ッグトレイ12が存在する場合は、ぺッグトレイ12は
当該分岐部29aを通過してガイド溝29に沿って移動
を続ける。そして、ワインダ2が先に取り込んだ満ボビ
ンを処理すると、ワインダ連結装置が作動されて空ボビ
ン付きのぺッグトレイ12が空ボビン搬出装置33を介
して空ボビン搬送路8b上に搬出される。又、満ボビン
搬入装置30上に待機している満ボビン付きのぺッグト
レイ12がワインダ2側に移動され、分岐部29aに待
機していたぺッグトレイ12が満ボビン搬入装置30上
に移動して分岐部29aにぺッグトレイ12が進入可能
な状態となる。すなわち、送り装置21によりワインダ
2の処理能力に合わせて回遊ライン6に送り込まれた満
ボビン付きのぺッグトレイ12は回遊ライン6を巡回す
る間に満ボビンを必要とするワインダ2に分岐部29a
を介して逐次取り込まれる。従って、ワインダ2は精紡
機1側の玉揚げ状況等と関係なく、満ボビンFの取り入
れ、空ボビンEの排出が可能となる。
ッグトレイ12は、ガイド溝28の分岐部29aに他の
ぺッグトレイ12が存在しない場合は当該分岐部29a
に進入し、その位置で待機する。分岐部29aに他のぺ
ッグトレイ12が存在する場合は、ぺッグトレイ12は
当該分岐部29aを通過してガイド溝29に沿って移動
を続ける。そして、ワインダ2が先に取り込んだ満ボビ
ンを処理すると、ワインダ連結装置が作動されて空ボビ
ン付きのぺッグトレイ12が空ボビン搬出装置33を介
して空ボビン搬送路8b上に搬出される。又、満ボビン
搬入装置30上に待機している満ボビン付きのぺッグト
レイ12がワインダ2側に移動され、分岐部29aに待
機していたぺッグトレイ12が満ボビン搬入装置30上
に移動して分岐部29aにぺッグトレイ12が進入可能
な状態となる。すなわち、送り装置21によりワインダ
2の処理能力に合わせて回遊ライン6に送り込まれた満
ボビン付きのぺッグトレイ12は回遊ライン6を巡回す
る間に満ボビンを必要とするワインダ2に分岐部29a
を介して逐次取り込まれる。従って、ワインダ2は精紡
機1側の玉揚げ状況等と関係なく、満ボビンFの取り入
れ、空ボビンEの排出が可能となる。
【0026】ワインダ2から搬送用コンベヤ8の空ボビ
ン搬送路8b上に排出された空ボビン付きのぺッグトレ
イ12はガイド溝32,31に案内されて空ボビン搬送
路5b,4bへと移動し、送り装置と係合した状態で一
時蓄えられる。そして、メインコントローラ26からの
指令により送り装置が駆動され、ぺッグトレイ12が第
1の搬送用コンベヤ4の空ボビン搬送路4b上に送り出
される。
ン搬送路8b上に排出された空ボビン付きのぺッグトレ
イ12はガイド溝32,31に案内されて空ボビン搬送
路5b,4bへと移動し、送り装置と係合した状態で一
時蓄えられる。そして、メインコントローラ26からの
指令により送り装置が駆動され、ぺッグトレイ12が第
1の搬送用コンベヤ4の空ボビン搬送路4b上に送り出
される。
【0027】なお、本発明は前記両実施例に限定される
ものではなく、例えば、精紡側搬送制御装置25及びワ
インダ側搬送制御装置27を無くして検知センサS1,
S2の検知信号を直接メインコントローラ26へ出力す
るとともに、各駆動部をメインコントローラ26が直接
駆動制御する構成としてもよい。又、搬送装置14a,
14bからの満ボビン付きのペッグトレイ12の搬出を
連続して行った後、空ボビン付きのペッグトレイ12の
搬入を連続して行うようにしたり、両搬送装置14a,
14bをギヤエンド側で連結用レールにより連結して満
ボビンの搬出を常に一方の搬送装置14a側から行い、
空ボビンの搬入を常に他方の搬送装置14b側から行う
ようにしてもよい。又、送り装置としてぺッグトレイ1
2の外周面と係合する構成のものを採用したり、ペッグ
トレイ12の搬出、搬入を行う連結コンベア15、搬出
コンベア16及び搬入コンベア17に代えて特開平1−
321268号公報に開示された装置のように移動式の
ボビン搬送装置を複数の精紡機機台1で共用してもよ
い。さらには、1台のワインダ2と複数台の精紡機機台
1とを連結したり、精紡機以外にリング撚糸機とワイン
ダとの間のボビン搬送に採用してもよい。
ものではなく、例えば、精紡側搬送制御装置25及びワ
インダ側搬送制御装置27を無くして検知センサS1,
S2の検知信号を直接メインコントローラ26へ出力す
るとともに、各駆動部をメインコントローラ26が直接
駆動制御する構成としてもよい。又、搬送装置14a,
14bからの満ボビン付きのペッグトレイ12の搬出を
連続して行った後、空ボビン付きのペッグトレイ12の
搬入を連続して行うようにしたり、両搬送装置14a,
14bをギヤエンド側で連結用レールにより連結して満
ボビンの搬出を常に一方の搬送装置14a側から行い、
空ボビンの搬入を常に他方の搬送装置14b側から行う
ようにしてもよい。又、送り装置としてぺッグトレイ1
2の外周面と係合する構成のものを採用したり、ペッグ
トレイ12の搬出、搬入を行う連結コンベア15、搬出
コンベア16及び搬入コンベア17に代えて特開平1−
321268号公報に開示された装置のように移動式の
ボビン搬送装置を複数の精紡機機台1で共用してもよ
い。さらには、1台のワインダ2と複数台の精紡機機台
1とを連結したり、精紡機以外にリング撚糸機とワイン
ダとの間のボビン搬送に採用してもよい。
【0028】
【発明の効果】以上詳述したように本発明によれば、複
数の紡機と1台又は複数台のワインダとの間で、満ボビ
ン及び空ボビンを直接供給搬送する場合、ぺッグトレイ
を一時的に蓄えるリザーブラインを長くしなくても、紡
機で玉揚げされた満ボビンが装着されたぺッグトレイを
効率良く満ボビン搬送路へ搬出することができ、しかも
紡機とワインダ間での信号の授受を必要とせず、搬送シ
ステム全体の制御が簡単となる。
数の紡機と1台又は複数台のワインダとの間で、満ボビ
ン及び空ボビンを直接供給搬送する場合、ぺッグトレイ
を一時的に蓄えるリザーブラインを長くしなくても、紡
機で玉揚げされた満ボビンが装着されたぺッグトレイを
効率良く満ボビン搬送路へ搬出することができ、しかも
紡機とワインダ間での信号の授受を必要とせず、搬送シ
ステム全体の制御が簡単となる。
【図1】本発明を具体化した一実施例の概略平面図であ
る。
る。
【図2】第1及び第2の搬送用コンベアの交差部を示す
概略斜視図である。
概略斜視図である。
【図3】第2の搬送用コンベアの満ボビン搬送路の平面
図である。
図である。
【図4】送り装置を示す平面図である。
【図5】送り装置を示す一部破断側面図である。
【図6】回遊ラインの平面図である。
【図7】(a)は空ボビン搬送路と搬入コンベアの連結
部の平面図、(b)は空ボビン搬送路とワインダ連結装
置の位置関係を示す平面図である。
部の平面図、(b)は空ボビン搬送路とワインダ連結装
置の位置関係を示す平面図である。
【図8】従来装置の概略平面図である。
1…精紡機、2…ワインダ、3…ボビン搬送ライン、
4,5,7,8…搬送用コンベア、6…回遊ライン、4
a,5a,7a,8a…満ボビン搬送路、12…ペッグ
トレイ、14a,14b…搬送装置、15…連結コンベ
ア、16…搬出コンベア、21…係止手段としての送り
装置、26…メインコントローラ、S1,S2…検知セ
ンサ。
4,5,7,8…搬送用コンベア、6…回遊ライン、4
a,5a,7a,8a…満ボビン搬送路、12…ペッグ
トレイ、14a,14b…搬送装置、15…連結コンベ
ア、16…搬出コンベア、21…係止手段としての送り
装置、26…メインコントローラ、S1,S2…検知セ
ンサ。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 【請求項1】 複数台の紡機と1台又は複数台のワイン
ダとの間で、上面にペッグが突設されたペッグトレイを
使用して空ボビン及び満ボビンの搬送を行うボビン搬送
システムにおいて、 紡機機台群とワインダ間に設けられ満ボビン搬送路と空
ボビン搬送路とからなるボビン搬送ラインの満ボビン搬
送路の途中に、ぺッグトレイと係合してぺッグトレイの
移動を阻止可能な係止手段を設け、各紡機機台毎に前記
係止手段より上流側の満ボビン搬送路に貯留可能なぺッ
グトレイの最大数を設定し、紡機機台から搬出された満
ボビンが装着されたぺッグトレイを前記係止手段より上
流側の満ボビン搬送路に一時的に蓄えるとともに、ワイ
ンダの処理能力に応じて適宜前記ぺッグトレイを下流へ
送り出し、各紡機機台の左右両側に設けられた搬送装置
から前記満ボビン搬送路へ搬出されたぺッグトレイの数
と、前記係止手段より下流側へ送り出されたぺッグトレ
イの数とをカウントし、その値から前記係止手段より上
流側にあるぺッグトレイの数を求め、紡機機台から満ボ
ビンが装着されたぺッグトレイの搬出を行う場合に、前
記係止手段より上流側にあるぺッグトレイの数と、当該
機台に設定された前記貯留可能なぺッグトレイの最大数
とを比較し、貯留可能なぺッグトレイの最大数の方が大
きなときにぺッグトレイの搬出を行う紡機における満ボ
ビン搬送方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16315491A JPH059819A (ja) | 1991-07-03 | 1991-07-03 | 紡機における満ボビン搬送方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16315491A JPH059819A (ja) | 1991-07-03 | 1991-07-03 | 紡機における満ボビン搬送方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH059819A true JPH059819A (ja) | 1993-01-19 |
Family
ID=15768255
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP16315491A Pending JPH059819A (ja) | 1991-07-03 | 1991-07-03 | 紡機における満ボビン搬送方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH059819A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN109183213A (zh) * | 2018-10-22 | 2019-01-11 | 经纬纺织机械股份有限公司 | 一种细纱机拨轮式凸盘输送装置 |
CN110438603A (zh) * | 2019-07-31 | 2019-11-12 | 经纬智能纺织机械有限公司 | 一种环锭细纱机短车集落车头导轨转向装置 |
-
1991
- 1991-07-03 JP JP16315491A patent/JPH059819A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN109183213A (zh) * | 2018-10-22 | 2019-01-11 | 经纬纺织机械股份有限公司 | 一种细纱机拨轮式凸盘输送装置 |
CN110438603A (zh) * | 2019-07-31 | 2019-11-12 | 经纬智能纺织机械有限公司 | 一种环锭细纱机短车集落车头导轨转向装置 |
CN110438603B (zh) * | 2019-07-31 | 2024-02-13 | 经纬智能纺织机械有限公司 | 一种环锭细纱机短车集落车头导轨转向装置 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP6272667B2 (ja) | 綾巻きパッケージを製造する繊維機械用の紡績コップ及び巻管用搬送システム | |
JP3538241B2 (ja) | 列型に配列された多数の巻成部を有する綾巻パッケージ生産用の繊維機械 | |
JP2680042B2 (ja) | 紡機におけるボビン搬送装置 | |
JPS647943B2 (ja) | ||
JP2774271B2 (ja) | 自動巻取機 | |
JPH059819A (ja) | 紡機における満ボビン搬送方法 | |
GB1567587A (en) | Workpiece transfer mechanisms | |
JP2871027B2 (ja) | 紡機におけるボビン搬送システム | |
JPH09110305A (ja) | トレイ搬送システム | |
JPS639051B2 (ja) | ||
JPH0219212B2 (ja) | ||
JPS60153372A (ja) | ボビン搬送システム | |
JPH0738297Y2 (ja) | 自動ワインダーにおける玉揚パッケージの処理装置 | |
JPH07110743B2 (ja) | 複数のスプーリングステーションを備えたスプール機械 | |
TW202319604A (zh) | 紙管補充裝置 | |
JP2882123B2 (ja) | 連結コンベアの駆動方法 | |
JPH077334Y2 (ja) | ボビン搬送システム | |
JPH06191735A (ja) | 巻取りユニットへの管糸供給装置 | |
JPH01220685A (ja) | 精紡機のボビン搬送装置 | |
JPH0581166U (ja) | トレイ搬送装置 | |
JPH0577168U (ja) | トレイ搬送装置 | |
JPH0248369A (ja) | 精紡ワインダーにおける品種切換システム | |
JP2606567B2 (ja) | 処理装置の制御システム | |
JPH07323961A (ja) | 紡機におけるボビン搬送供給装置 | |
JP2020100503A (ja) | 少なくとも2つの供給アセンブリおよび少なくとも1つの巻取り機を備えた複合システム |