[go: up one dir, main page]

JPH0597154A - 合成樹脂製の蓋 - Google Patents

合成樹脂製の蓋

Info

Publication number
JPH0597154A
JPH0597154A JP28232391A JP28232391A JPH0597154A JP H0597154 A JPH0597154 A JP H0597154A JP 28232391 A JP28232391 A JP 28232391A JP 28232391 A JP28232391 A JP 28232391A JP H0597154 A JPH0597154 A JP H0597154A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
step portion
peripheral wall
horizontal step
projecting part
projecting
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP28232391A
Other languages
English (en)
Inventor
Yasuo Kuroki
安雄 黒木
Chohei Hagita
長平 萩田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
JUJO CENTRAL KK
Original Assignee
JUJO CENTRAL KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by JUJO CENTRAL KK filed Critical JUJO CENTRAL KK
Priority to JP28232391A priority Critical patent/JPH0597154A/ja
Publication of JPH0597154A publication Critical patent/JPH0597154A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Closures For Containers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 積み重ね姿勢が安定し、スタッキングハイツ
を一定に維持でき、剛性が大きく外観も良好な、真空成
形手段で製作された合成樹脂製の蓋を提供すること。 【構成】 蓋の周壁部に、第1,第2の両水平段部を設
け、補強周壁の下縁から前記第2水平段部を張出し形成
されると共に、係止周壁の逆勾配となる抜き勾配角度を
10度乃至15度程度とし、積み重ねた際に、上位の蓋
の補強周壁の下端及びスカート部の内向き突出部の下面
がそれぞれ下位の蓋の第1水平段部と第2水平段部とに
載置される構造とした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、広口容器等に嵌着され
る薄肉の合成樹脂製の蓋に関するもので、多数の蓋を積
み重ねて準備し、自動機械により1個ずつ取り上げ、広
口容器の開口部に自動的に嵌着させる際に使用される蓋
の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の蓋としては、既に実公昭62ー
15147号公報とか、実開昭64ー26261号公報
等に示されるものが知られているが、いずれも真空成形
後の脱型時に、抜き勾配が逆勾配となっている部分の潰
れ、あるいは、スタッキングハイツの不整等を生じやす
い問題を有している。
【0003】すなわち図4に示す実開昭64ー2626
1号公報に示される蓋では、内方突出部Aの抜き勾配が
逆勾配であるため、脱型時に突出部Bの形状に潰れを生
じやすく、この潰れの補強のため補強リブCが設けられ
ているものの、なお若干の変形をまぬがれない。
【0004】また上側の蓋Eと下側の蓋Fとの載置座面
が水平段部Gと内方突出部Aの下面Hとの接触面のみで
あり、ブロッキング現象を防止する間隙Vの範囲で、蓋
E,F群が、個々に双矢印I方向に位置ずれを生じやす
く、しかもスカート部Jに容器口部への嵌着用の内側突
部Kが設けられているため、前記位置ずれに伴い、内側
突部Kと補強リブCの外端面Lとが、上方位置で当接し
てしまうケースが生ずる。
【0005】さらには、前記脱型時の変形、成形金型の
製作誤差等に伴い、前記内側突部Kと補強リブCの外端
面Lとが上方位置で当接してしまい前記水平段部Gと内
方突出部Aの下面Hとが正しく当接せず、積み重ね姿勢
が不整となりスタッキングハイツMが設計値より高くな
り蓋の積み重ね高さが著しく高くなって、保管,運搬あ
るいは自動キャッピング装置への所定数の蓋のセットが
不具合となる等の問題を存している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、真空成形後
の脱型時の変形が殆ど生ぜず、容器口部への嵌着用の内
向き突出部と補強リブたる補強周壁との接触も生ぜず、
しかも上下2段の載置座面で上下の蓋が面接触すること
により積み重ね姿勢が安定し、ブロッキング現象も生ず
ることがなく、常に一定のスタッキングハイツを維持で
きると共に、強度も大で外観も良好な蓋を提供すること
を目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するた
め、本発明は、天板部外周から下垂する上部周壁の下縁
から外向きの第1水平段部が張出し形成され、該第1水
平段部の前縁の複数区分域からは、斜外下向きの補強周
壁が下垂され、該補強周壁の全下縁から、外向きの第2
水平段部が張出し形成され、該第2水平段部の張出し幅
は、前記上部周壁,第1水平段部等の肉厚と略均しくさ
れているという構造とした。
【0008】更に前記複数区分域の補強周壁間に位置す
る前記第1水平段部の前縁からは、角度10度乃至15
度程度の傾斜角で、斜内下向きに係止周壁が下垂され、
該係止周壁の下縁は、前記第2水平段部の位置で外向き
の張出し段部とされて該第2水平段部に連続され、第2
水平段部と張出し段部との前縁からスカート部が下垂さ
れているという構成とした。
【0009】また概ね対向する位置に形成された張出し
段部の下面内端縁間の間隔は、対応する部位の上部周壁
の外周面間隔より大きく、対応する部位の第1水平段部
の前縁間の間隔より小さく設定されているという構成と
した。
【0010】更に、スカート部の複数箇所には容器への
嵌着用の内向きの突出部が形成され、概ね対向する位置
の突出部の内面間の間隔は、対応する部位の前記補強周
壁の下縁間の間隔に均しいか、僅かに大きく設定されて
いるという構成にもした。
【0011】加えて、内向きの突出部の下面と、前記第
2水平段部及び張出し段部の下面との間隔は、第1水平
段部の上面と第2水平段部及び張出し段部の上面との間
隔に均しくされていると共に、前記天板部からスカート
部に至る全部材が一体成形されているという構成とした
ものである。
【0012】
【作用】本発明は、前記構成とされているので、成形時
の抜き勾配が、逆勾配となる係止周壁の傾斜角が角度1
0度乃至15度程度とされているので、脱型時に、該係
止周壁の下部が変形されることがなく、均一な整然とし
た構造を維持できる。
【0013】多数の蓋を積み重ねたとき、下位の蓋の第
1水平段部の外方上面に上位の蓋の張出し段部の下面内
端が載置され、下位の蓋の第2水平段部と張出し段部と
の上面に、上位の蓋の内向きの突出部の下面が載置さ
れ、上下2段の載置座面で蓋同士が積み重ねられるので
蓋の積み重ね姿勢が安定し、ブロッキングも発生せず、
側圧等により崩れることもない。
【0014】既述のごとく、脱型時の変形が生じないこ
とにより、補強周壁の外面上方部分に、前記内向きの突
出部が当接することもなく、スタッキングハイツが一定
に維持される。
【0015】また補強周壁が、第1水平段部の複数区分
域から下垂され、該補強周壁間に係止周壁が形成されて
いることと、第2水平段部が形成されていることとがあ
いまって、蓋全体の剛性が大となる。
【0016】
【実施例】図1は第1の実施例たる蓋1の積み重ね状態
を示し、図2は蓋1の平面図を示している。
【0017】本発明に係る蓋1は、天板部2の外周から
上部周壁3が下垂されており、上部周壁3の下縁4から
外向きに第1水平段部5が張出し形成されている。
【0018】第1水平段部5の前縁6の複数区分域、図
示例では図2に示される区分域7,8,9,10の4域
から斜外下向きに傾斜した補強周壁11が下垂されてい
る。
【0019】補強周壁の全下縁12からは外向きに第2
水平段部13が張出し形成されており、その張出し幅W
は、上部周壁3、第1水平段部5、補強周壁11等、蓋
1を形成する各部の平均的肉厚に略均しくされている。
【0020】前記区分域7,8,9,10から下垂する
補強周壁11間に位置する第1水平段部5の前縁6から
は、斜内下向きに傾斜した係止周壁14が下垂されてい
る。
【0021】前記係止周壁14の傾斜角θは角度10度
乃至15度程度に選定されており、真空成形時の抜き勾
配が逆勾配であっても、係止周壁14全体の弾性変形で
円滑に脱型できる角度に選定されている。
【0022】係止周壁14の下縁15は、前記第2水平
段部13の同一位置で外向きに張出した張出し段部16
とされ、第2水平段部13と一連一体に連続させられて
いる。
【0023】前記第2水平段部13と張出し段部16と
の前縁17からは、スカート部18が下垂されており、
このスカート部18に容器口部へ嵌着されたとき該口部
の凹溝内へ嵌入する内向きの突出部19が形成されてい
る。
【0024】図2に示されるごとく張出し段部16は上
部周壁3に対し、概ね対向する位置にそれぞれ一対とし
て形成されており、その下面内端縁20,20間の間隔
L1は、対応する部位の上部周壁3の外周面間の間隔L
2より大きく、対応する部位の第1水平段部5の前縁6
間の間隔L3より小さく設定されている。
【0025】前記スカート部18の内向きの突出部19
も、図2に示されるごとく、スカート部18に対し、概
ね対向する位置に、それぞれ一対として形成されてお
り、その内面21,21間の間隔L4は、対応する部位
の補強周壁11の下縁12間の間隔L5に均しいか僅か
に大きく設定されている。
【0026】また前記スカート部18の内向きの突出部
19の下面22と、第2水平段部13及び張出し段部1
6の下面23との間隔H1は、第1水平段部5の上面2
4と、第2水平段部13及び張出し段部16の上面25
との間隔H2に均しくされている。
【0027】以上説明した構造の蓋1は、合成樹脂シー
トの真空成形により、開孔部等の無い一体成形品とされ
ている。
【0028】図示実施例の補強周壁11は区分域7,
8,9,10の全体に形成されているが、係止周壁14
の両端に近接した部分にのみ形成されても良いことは勿
論である。
【0029】図3は第2の実施例を示しており、蓋26
が平面視で長方形状とされている点で第1の実施例と相
違しているが、天板部27からスカート部28に至る各
部分の構成は、図1及び図2に示す第1の実施例のもの
と全く同一であり、蓋の平面形状としては、六角形等の
多角形でも、楕円形状でも良いことは勿論である。
【0030】
【発明の効果】本発明では、脱型時の抜き勾配が逆勾配
となる係止周壁の傾斜角度が角度10度乃至15度程度
とされているので、脱型時の係止周壁下部の変形が防止
され均一な整然とした構造の蓋が得られる効果がある。
【0031】積み重ねられた蓋は、上下2段の載置座面
で面接触させられているので、ブロッキング現象や側圧
による崩れ等を生ずることの無い安定した積み重ね姿勢
を維持できる。
【0032】前述のごとく、脱型時の変形が無いこと
と、スカート部の内向き突出部は、補強周壁の下縁から
張出している第2水平段部に載置される構造であること
とがあいまち、積み重ね姿勢が一定となり、ブロッキン
グも生ぜず、スタッキングハイツが一定に維持され、従
って格納,運搬時の嵩が低くなると共に、自動キャッピ
ング装置への装填数も一定に維持でき、作業効率を向上
させうる効果を奏する。
【0033】補強周壁、第1,第2の水平段部の存在等
により蓋全体の剛性が大となり、外観も良好となる効果
も有している。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施の積み重ね状態を示す半截縦断面図
である。
【図2】第1の実施例の平面図である。
【図3】第2の実施例の平面図である。
【図4】従来の蓋の積み重ね状態を示す半截縦断面図で
ある。
【符号の説明】
1 蓋 2 天板部 3 上部周壁 4 下縁 5 第1水平段部 6 前縁 7,8,9,10 区分域 11 補強周壁 12 下縁 13 第2水平段部 14 係止周壁 15 下縁 16 張出し段部 17 前縁 18 スカート部 19 内向き突出部 20 下面内端縁 21 内面 22 突出部の下面 23 張出し段部の下面 24 第1水平段部の上面 25 第2水平段部と張出し段部との上面 L1 対応する張出し段部の下面内端縁間の間隔 L2 対応する上部周壁外周面間の間隔 L3 対応する第1水平段部の前縁間の間隔 L4 対応する突出部の内面間の間隔 L5 対応する補強周壁の下縁間の間隔 H1 突出部の下面と第2水平段部の下面との間隔 H2 第1水平段部の上面と第2水平段部の上面との間
隔 W 張出し幅 θ 傾斜角

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 天板部外周から下垂する上部周壁の下縁
    から外向きの第1水平段部が張出し形成され、該第1水
    平段部の前縁の複数区分域からは、斜外下向きの補強周
    壁が下垂され、該補強周壁の全下縁から、外向きの第2
    水平段部が張出し形成され、該第2水平段部の張出し幅
    は、前記上部周壁,第1水平段部等の肉厚と略均しくさ
    れ、前記複数区分域の補強周壁間に位置する前記第1水
    平段部の前縁からは、角度10度乃至15度程度の傾斜
    角で、斜内下向きに係止周壁が下垂され、該係止周壁の
    下縁は、前記第2水平段部の位置で外向きの張出し段部
    とされて該第2水平段部に連続され、第2水平段部と張
    出し段部との前縁からスカート部が下垂されており、概
    ね対向する位置に形成された前記張出し段部の下面内端
    縁間の間隔は、対応する部位の上部周壁の外周面間の間
    隔より大きく、対応する部位の第1水平段部の前縁間の
    間隔より小さく設定されており、前記スカート部の複数
    箇所には容器への嵌着用の内向きの突出部が形成され、
    概ね対向する位置の突出部の内面間の間隔は、対応する
    部位の前記補強周壁の下縁間の間隔に均しいか、僅かに
    大きく設定されており、前記内向きの突出部の下面と、
    前記第2水平段部及び張出し段部の下面との間隔は、第
    1水平段部の上面と第2水平段部及び張出し段部の上面
    との間隔に均しくされていると共に、前記天板部からス
    カート部に至る全部材が一体成形されている合成樹脂製
    の蓋。
JP28232391A 1991-10-02 1991-10-02 合成樹脂製の蓋 Pending JPH0597154A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP28232391A JPH0597154A (ja) 1991-10-02 1991-10-02 合成樹脂製の蓋

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP28232391A JPH0597154A (ja) 1991-10-02 1991-10-02 合成樹脂製の蓋

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0597154A true JPH0597154A (ja) 1993-04-20

Family

ID=17650921

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP28232391A Pending JPH0597154A (ja) 1991-10-02 1991-10-02 合成樹脂製の蓋

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0597154A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005280733A (ja) * 2004-03-29 2005-10-13 Takeuchi Sangyo Kk インスタント食品用容器の蓋体
JP2008013202A (ja) * 2006-07-05 2008-01-24 Fuji Seal International Inc キャップシール、及びキャップシール積重体
JP2008155922A (ja) * 2006-12-21 2008-07-10 Dainippon Printing Co Ltd 容器の蓋
JP2017024797A (ja) * 2015-07-23 2017-02-02 株式会社エフピコ 包装用容器及び包装用容器の蓋
JP2018079949A (ja) * 2016-11-16 2018-05-24 株式会社エフピコ 包装用容器の蓋と包装用容器

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005280733A (ja) * 2004-03-29 2005-10-13 Takeuchi Sangyo Kk インスタント食品用容器の蓋体
JP2008013202A (ja) * 2006-07-05 2008-01-24 Fuji Seal International Inc キャップシール、及びキャップシール積重体
JP2008155922A (ja) * 2006-12-21 2008-07-10 Dainippon Printing Co Ltd 容器の蓋
JP2017024797A (ja) * 2015-07-23 2017-02-02 株式会社エフピコ 包装用容器及び包装用容器の蓋
JP2018079949A (ja) * 2016-11-16 2018-05-24 株式会社エフピコ 包装用容器の蓋と包装用容器

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4183446A (en) Food container with integral dish and cover
US3447714A (en) Container and lid
US3452896A (en) Container
US5592766A (en) Container lid/closure with printed closure insert
US3539552A (en) Stackable thin walled tubs
US4421244A (en) Plastic lid for containers
US4826039A (en) Container closure with anti-nesting ribs
US3716164A (en) Berry basket and cover
US7063210B2 (en) Stackable crate
GB2129401A (en) Stacking/nesting containers
US20060065568A1 (en) Container with anti-nesting ledge
JPH0597154A (ja) 合成樹脂製の蓋
US3480177A (en) Container lid
JP3928906B2 (ja) 搬送用容器
US5261537A (en) Container
JP3814859B2 (ja) 包装用容器の蓋体
JP4610318B2 (ja) 包装用容器蓋、包装用容器及び食品包装体
JPS6244899Y2 (ja)
JPS584829Y2 (ja) 被せ蓋
EP0028869B1 (en) A plastics crate or tray and a mould for injection moulding the plastics crate or tray
JP4363884B2 (ja) 蓋付き容器
NL1040020C2 (en) Thermoformed container with lockable lid.
US6926857B2 (en) Closure assembly with a formed exterior top
JPS641236Y2 (ja)
JP3277363B2 (ja) 合成樹脂シート製容器