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JPH059287Y2 - - Google Patents

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Publication number
JPH059287Y2
JPH059287Y2 JP1986114245U JP11424586U JPH059287Y2 JP H059287 Y2 JPH059287 Y2 JP H059287Y2 JP 1986114245 U JP1986114245 U JP 1986114245U JP 11424586 U JP11424586 U JP 11424586U JP H059287 Y2 JPH059287 Y2 JP H059287Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
bag
opening
suction
foldable
closing
Prior art date
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JP1986114245U
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English (en)
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JPS6321205U (ja
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Publication date
Application filed filed Critical
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Publication of JPS6321205U publication Critical patent/JPS6321205U/ja
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Publication of JPH059287Y2 publication Critical patent/JPH059287Y2/ja
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は折畳み式袋の開袋装置、詳しくは、袋
の内面の密着状態を破壊しながら開袋する折畳み
式袋の開袋装置に関し、特にガセツトを有する折
畳み式袋の開袋に好適に使用され得るものであ
る。
(従来の技術) 折畳み式袋の開袋装置に関する従来の技術とし
ては、特公昭50−16717号公報、特公昭57−30729
号公報、特公昭61−19486号公報、特開昭59−
187523号公報、実公昭54−42854号公報に記載の
もの等が知られている。
上記公報に記載されている従来の技術について
略述すると、特公昭50−16717号公報には、フイ
ルムを開口する際、1度拡げた把持具間隔を一旦
狭め、再度拡げるという操作を少なくとも1回行
なうことが記載されている。
また、特公昭57−30729号公報には、袋に圧接
しこれを吸着移送し得る吸着器と、この吸着器に
連結され袋に圧接し袋の口縁の接合状態を解く当
て盤を有する板ばねからなり、板ばねの作用によ
り袋の上部口縁を、袋の下部口縁から袋の底部側
へずらし袋の口部を開口することが記載されてい
る。
また、特公昭61−19486号公報には、袋の移送
と袋口部の開口とを一対のエンドレス吸着ベルト
によつて行なうことが記載されている。
また、特開昭59−187523号公報には、袋の底部
及び開口部を吸引方向と直角で互に向い合う方向
に押すつかみ爪によつて袋口部の開口を維持せし
めることが記載されている。
また、実公昭54−42854号公報には、袋口両側
面を吸引して開口する吸盤対と、加圧エアー吹込
管と、袋口両側面の全巾を押圧して閉口させる押
圧板対からなり、展開整形を加圧エアーの吹込み
操作で行なうことが記載されている。
(考案が解決しようとする問題点) しかしながら、上記の従来の技術は以下のよう
な問題点を有していた。
即ち、特公昭50−16717号公報に記載の開口方
法は、1度拡げた把持具間隔を一旦狭めるだけで
あるため、フイルムの振りほぐしが充分でなく開
口不良が若干減少するに過ぎないにも拘らず、開
口能力が低下するという問題点があつた。
また、特公昭57−30729号公報に記載の給袋装
置は、袋の片面だけを保持しているため、剛性が
ある厚いフイルムからなる袋については開口なし
得るが、薄いフイルム等からなる袋の場合にはフ
イルムの内面間が強く密着しているため、2枚の
フイルムが密着したまま袋の底部側へずれるに過
ぎず、袋の口部を開口なし得なかつた。
また、特公昭61−19486号公報に記載の袋口開
閉装置は、吸着ベルト式であるため袋を強く吸着
できず、2枚のフイルムが密着している場合には
袋の口部を開口なし得なかつた。
また、特開昭59−187523号公報に記載の開口方
法は、袋に剛性がある場合には適応し得るが、薄
いフイルム等からなる袋の場合には適応し得なか
つた。
また、実公昭54−42854号公報に記載の展開装
置は、フイルムの振りほぐし機構を有しないた
め、開口不良を生じ、且つ、袋を展開整形すると
き押圧板対で袋を閉口する必要があるため、構造
が複雑であるばかりでなく、押圧板対の動作時間
だけ開口能力が低下するという問題点があつた。
従つて、本考案の目的は、折畳み式袋の内面の
密着状態を破壊しながら、折畳み式袋を確実に且
つ能率良く開袋なし得るようにした折畳み式袋の
開袋装置を提供することにある。
(問題点を解決するための手段) 本考案は、 1 折畳み式袋を吸着する吸着部を有する1対の
吸着具と、該吸着具を開閉する吸着具開閉装置
とを備える折畳み式袋の開袋装置において、 少なくとも一方の前記吸着部を取り付ける取
付部材は、吸着具開閉装置によつて開閉駆動さ
れる可動部に対し、取付部材と可動部との開閉
方向の間隔が狭広自在に変形でき且つ間隔が狭
くなれば取付部材が開閉方向と直角に移動する
リンク機構を介して取り付けられ、しかも可動
部と取付部材との間隔を拡げる方向に取付部材
を付勢する付勢手段を備えたことを特徴とする
折畳み式袋の開封装置。
2 リンク機構が平行四辺形リンク機構である実
用新案登録請求の範囲第1項記載の折畳み式袋
の開閉装置。
にある。
(作用) 本考案では、拡げられた位置に置かれた1対の
吸着部の間の空間に袋が挿入された後、吸着具開
閉装置を閉方向に作動させると1対の吸着部は近
接して袋を挟んで接触する。この時一方のリンク
機構のある側の吸着部の取付部材は、開閉方向へ
の移動を停止するが、更に吸着具開閉装置を閉方
向へ作動させるとこの側の可動部は付勢手段に抗
してリンク機構を変形させ、可動部と取付部材と
の間隔を狭くすると共に、取付部材及びそれに取
り付けられた吸着部を開閉方向に対して直角に移
動させる。この吸着部の直角方向の移動によつて
吸着部は接触した袋の表面をこの直角方向へ動か
し、袋の表裏面を相対的にずらして袋の開口を容
易ならしめる。
(実施例) 以下、本考案の折畳み式袋の開袋装置を図面に
示す折畳み式袋の展開装置に用いた実施例につい
て説明する。
第1図は折畳み式袋の展開装置に本考案の折畳
み式袋の開袋装置を用いた一実施例を示す正面
図、第2図はその平面図、第3図はその左側面図
で、これら図面において、1はプールコンベヤ5
上に積重ねられている折畳み式袋8を1枚ずつ分
離し、搬送コンベア2上に供給する送出し装置、
2は折畳み式袋8を1枚ずつ開袋装置3に供給
し、所定位置で折畳み式袋8を保持する搬送コン
ベヤ、3は折畳み式袋8の口部近傍を吸着し開口
する開袋装置、4は開口した折畳み式袋8に空気
を吹込む空気吹込み装置、5は折畳み式袋8を送
出し装置1の下方まで供給するプールコンベヤ、
6は開口及び展開された折畳み式袋8を収納する
コンテナ9を搬送するコンテナ搬送コンベヤで、
上記開袋装置3が本考案の折畳み式袋の開袋装置
の一実施例に相当し、本考案の折畳み式袋の開袋
装置を用いた上記実施例の折畳み式袋の展開装置
は、積重ねられている折畳み式袋8を1枚ずつ分
離し、四角筒状に能率良く且つ確実に展開するた
めの装置であり、本実施例においては2組の折畳
み式袋の展開装置が中心線を対称として勝手違い
に配設されている。尚、第1図及び第2図におい
ては右側の1組の折畳み式袋の展開装置の一部を
省略して図示してある。
実施例における各部について詳述すると、送出
し装置1は、周囲に折畳み式袋8を吸着するため
の多数の孔部11aを有する回転自在な円筒状の
送出しローラ11と、該送出しローラ11を昇降
する送出しローラ昇降装置12と、送出しローラ
11が上昇位置にあるとき該送出しローラ11に
回転を与える送出しローラ駆動装置13と、送出
しローラ11の後側に配設され折畳み式袋8の2
枚送りを防止する補助吸着具14と、該補助吸着
具14を昇降する補助吸着具昇降装置15とを備
えている。第4図に示される如く、送出しローラ
11は内筒11bの外周面に回転自在に嵌合され
ており、周面に折畳み式袋8を吸着するための多
数の孔部11aが形成されている。該孔部11a
は送出しローラ11の両端部近傍の周面上に夫々
3列×多数個配設されている。又、内筒11bは
切欠部11cを両端部近傍の周面上に夫々1個備
えており、送出しローラ11の回転に伴い順次孔
部11aが切欠部11c上を通過するように配設
されている。尚、内筒11bは切欠部11cを下
向きにして送出しローラ昇降装置12のアーム1
2aに固定設置されており、送出しローラ11は
その両端に設けられた押付用ローラ11dを介し
てローラ駆動装置13によつて回動されるように
なつている。
また、送出しローラ昇降装置12は、送出しロ
ーラ11を固定設置したアーム12aと、エアシ
リンダ12bと支軸12cとを備え、アーム12
aは支軸12cを支点としてエアシリンダ12b
によつて揺動されるようになつている。
また、送出しローラ駆動装置13は、送出しロ
ーラ11が上死点にあるとき、送出しローラ11
の押付用ローラ11dに接触する駆動ローラ13
aと、モータ13bとを備え、2個の駆動ローラ
13aが押付用ローラ11dに対応する位置に
夫々配設されている。又、13cは伝導ベルトで
ある。
また、補助吸着具14は、第5図に示される如
く円筒状になつており、その下面にはウレタンゴ
ム14aが貼られており、下面の吸着孔14bで
折畳み式袋8を補助吸着するようになしてある。
また、補助吸着具昇降装置15は、補助吸着具
14に直結されるエアシリンダ15aからなつて
いる。
また、16は送出しローラ11によつて吸着さ
れた折畳み式袋8を送出しローラ11から剥離さ
せるためのエア吹出しノズルであり、2個設けら
れている。尚、エア吹出ノズル16に代えて、送
出しローラ11の内筒11bに真空室と圧空室と
を設け、圧空により折畳み式袋8を送出しローラ
11から剥離させても良い。
また、搬送コンベヤ2は、多数の吸気孔21a
を有する無端ベルト21と、該無端ベルト21の
内側に配設された減圧箱22と、折畳み式袋8を
所定位置で保持するニツプロール23とを備えて
いる。無端ベルト21には2列×多数の吸気孔2
1aが配設されている。又、減圧箱22の上面に
は2本の長孔22aが設けられており、無端ベル
ト21の回転に伴い吸気孔21aが長孔22a上
を通過するように配設されている。又、ニツプロ
ール23は支軸23aを支点として自重によつて
無端ベルト21に押付けられている。尚、21b
は無端ベルト21を駆動するためのブレーキ付モ
ータ、23bはニツプロール23を駆動するため
のモータであり、21c,23cは伝導ベルトで
ある。
また、本考案の折畳み式袋の開袋装置としての
上記開袋装置3は、折畳み式袋8を吸着する吸着
部31aを有する1対の吸着具31と、該吸着具
31を開閉する吸着具開閉装置32とを備え、且
つ、一方の吸着具31はリンク機構31bと、該
リンク機構31bを付勢する付勢具31cとを備
えている。第6図に示される如く、吸着具31は
夫々3個の吸着部31aを備え、該吸着部31a
の吸着面にはシリコンゴムが貼られている。又、
一方(第6図において右側)の吸着具31は平行
四辺形状のリンク機構31bを具備し、該リンク
機構を付勢する弾性体からなる付勢具31c及び
該リンク機構の動作を規制するストツパ31dと
が設けられている。尚、本実施例ではリンク機構
31bを備える吸着具31が吸着具開閉装置32
によつて移動なされるが、リンク機構31bを具
備しない吸着具31を移動しても良く、又、両方
の吸着具31を移動しても良い。又、両方の吸着
具31が互に反対方向にずれるリンク機構31b
を備えていても良い。又、付勢具31cとしてコ
イル状スプリングを用いても良い。
また、吸着具開閉装置32は、一方の吸着具3
1を移動するエアシリンダ32aと、上記吸着具
31の移動を案内するガイドロツド32bとを備
えている。
また、空気吹込み装置4は、開口された折畳み
式袋8の開口部に対向する位置に、送風エアノズ
ル41と、4個の加圧エアノズル42とを備えて
いる。第7図に示される如く、加圧エアノズル4
2は送風エアノズル41の四隅部に配設されてお
り、その先端部を外側に向けて湾曲してある。
又、送風エアノズル41はロータリシリンダ41
aによつて作動されるロータリシヤツタ41bを
介してブロア41cと接続されている。又、加圧
エアノズル42は図外のバルブを介して図外のエ
アコンプレツサに接続されている。尚、第1図で
は、加圧エアノズル42を省略してある。
また、プールコンベア5は、仕切壁51aと袋
8を振りほぐすための枕51bとを有する無端ベ
ルト51と、該無端ベルト51を駆動する駆動部
52とを備えている。尚、51cは折畳み式袋8
の有無を検出するために無端ベルト51にあけら
れた孔である。
また、コンテナ搬送コンベヤ6はローラコンベ
ヤであり、適宜な駆動装置と、搬送された来たコ
ンテナ9を停止するために適宜なストツパとを設
けることが好ましい。
上記実施例の折畳み式袋の展開装置は、上述の
如く構成されているため、例えば、第8図の如く
偏平に折畳まれ、ガセツト81と持ち手82とを
有する折畳み式袋8を四角筒状に展開し、第9図
の如くコンテナ9に収納する場合等に好適に使用
なし得るが、ガセツト81又は持ち手82を有し
ない折畳み式袋等にも適用し得る。尚、83はシ
ール部である。
即ち、プールコンベヤ5の仕切壁51aで仕切
られた各区画53に夫々100枚ずつ積重ねて供給
された折畳み式袋8(以下、袋ともいう)は、プ
ールコンベヤ5により第2図に矢印で示す方向に
搬送され、送出し装置1の下方で停止する。袋8
が送出し装置1によつて1枚ずつ送出され、その
区画53内の袋8が無くなると、無端ベルト51
の駆動プーリと従動プーリとの間に配設された図
外の反射式フオトスイツチが袋8が無いことを検
出し、無端ベルト51を1ピツチ前進させるよう
になしてある。又、上記反射式フオトスイツチと
孔51cとを結ぶ線の延長上には反射板(図示省
略)が設けられている。尚、無端ベルト51を送
出し装置1に対して所定位置に停止なし得るよう
にするために、適宜の無端ベルト位置検出装置
(図示省略)を備えることが好ましい。
送出し装置1の下方に供給された袋8は、1枚
ずつ分離され、搬送コンベヤ2上に供給される。
即ち、先ず、補助吸着具昇降装置15によつて補
助吸着具14を下降する。補助吸着具14が下降
開始と同時に吸着孔14bと図外の配管で繋がれ
た図外の真空発生装置も作動を開始する(補助吸
着具14が上死点にあるときのみ真空発生装置が
停止するようになしてある)。又、同時に送出し
ローラ昇降装置12によつて送出しローラ11も
下降する。尚、送出しローラ11の内筒11bと
図外の配管で繋がれた図外のブロアは常時運転状
態にある。下降した送出しローラ11と補助吸着
具14とによつて袋8が吸着されると、送出しロ
ーラ11と補助吸着具14とが上昇する。送出し
ローラ11が上死点に達すると押付用ローラ11
dが常時回転している駆動ローラ13aに接触
し、送出しローラ11に回転が与えられる。送出
しローラ11の回転に伴い、送出しローラ11に
吸着された袋8は内筒11bの切欠部11cを介
して孔部11aに順次吸引されながら、孔部11
aが切欠部11cをはずれると徐々に吸着状態が
解除され、且つ、エア吹出しノズル16から吹出
される空気によつて、送出しローラ11から剥離
され、搬送コンベヤ2上に供給される。尚、送出
しローラ11が上死点に到達するやや前に補助吸
着具14は上死点に達し、補助吸着具14による
袋の吸着を解除するようになしてあるから、吸着
され送出される袋8がその下に積重ねられている
袋8を引きずることがなく、これら最上段の袋8
とその下の袋8との間の密着状態を破壊するため
の振りほぐし効果を有する。又、送出しローラ1
1をモータ或いはクラツチの入切で操作せず、常
時回転している駆動ローラ13aに送出しローラ
11を押付けることによつてなしてあるので、モ
ータ或いはクラツチを頻繁に入切する場合に生じ
るこれらの寿命等の問題を解決なし得た。尚又、
本実施例においては、エア吹出しノズル16から
空気が常時吹出されるようになしてあるが、送出
しローラ11の上昇時のみ吹出すようになしても
良い。
搬送コンベヤ2上に送出された袋8は、無端ベ
ルト21によつて所定の位置まで搬送され、停止
する。即ち、袋8は吸気孔21aを介して吸引さ
れながら搬送され、ニツプロール23を経て下方
に垂れ下がり、袋8の持ち手82がニツプロール
23によつて保持される位置で停止するように反
射式のフオトスイツチPH1,PH2によつて制
御されている。フオトスイツチPH1,PH2は、
袋8を停止すべき上記所定位置に於て袋8によつ
てフオトスイツチPH1が遮光され、フオトスイ
ツチPH2が遮光されない位置となるように配設
されており(第8図参照)、袋8が所定位置に搬
送されたことをフオトスイツチPH1,PH2に
よつて検出するとブレーキ付モータ21bとモー
タ23bとが停止し、開袋装置3による袋8の開
袋に備える。尚、ブレーキ付モータ21bとモー
タ23bとは、袋8が吸着具31によつて吸着さ
れると再び運転され、次の袋8の搬送に備える。
又、もし、コンテナ9が所定位置に到着してない
時には、フオトスイツチPH1が遮光された時ブ
レーキ付モータ21bとモータ23bとを停止
し、コンテナ9が到着するまで待機する。フオト
スイツチPH1は、コンテナ搬送コンベヤ6上を
搬送されるコンテナ9の上面よりやや上の位置
に、又、フオトスイツチPH2は、吸着部31a
のやや上の位置に配設されることが好ましい。
本考案の折畳み式袋の開袋装置としての上記実
施例における開袋装置3の1対の吸着具31の間
に搬送された袋8は、持ち手82の下部に位置す
る口縁近傍を吸着し開袋するようになしてある。
即ち、吸着具開閉装置32によつて1対の吸着具
31が閉じられるが、この時、一方の吸着具31
がリンク機構31bを具備しているので(第6図
参照)、吸着部31aが袋8に押付けられるにつ
れて、先ず夫々の吸着部31aが対向した位置に
おいて袋8が吸着される。尚、吸着部31aには
図外の真空発生装置が図外の配管で繋がれてお
り、上記真空発生装置は吸着具開閉装置32の閉
動作開始と同時に作動を開始するようになしてあ
る。更に、袋8を吸着している吸着部31aが押
し続けられることによつて、第6図において、吸
着部31aが取り付けられているリンクが下方に
移動される。即ち、右側の吸着部31aが袋8の
片面を吸着した状態において1〜3mm程度下方に
ずれる。従つて、袋8の内面が密着していた場合
であつても、袋8のガセツト81部分がずれによ
つて変形され、袋8の内部に隙間が生じ、その隙
間に空気が入り込むことによつて袋8の内面の密
着状態が破壊される。袋8の内面の密着状態を破
壊した後、1対の吸着具31が袋8を吸着したま
ま、吸着具開閉装置32によつて開かれ、袋8の
口縁が開かれる。
口縁が開かれた袋8は、空気吹込み装置4によ
つて空気を吹込まれ、四角筒状に展開される。即
ち、吸着具開閉装置32によつて、袋8を吸着し
た1対の吸着具31が開かれ、袋8の口縁が開か
れると、空気吹込み装置4によつて送風エアと加
圧エアとが袋8の開口に向つて吹込まれる。例え
ば、袋8の折畳み寸法が巾325mm、深さ600mmの場
合には、使用される送風エアは5mmHgで0.5m3
分以上であることが好ましく、10mmHgで1m3
分以上であることがより好ましい。又、使用され
る加圧エアは1Kg/cm2以上であることが好まし
く、2Kg/cm2以上であることがより好ましい。
尚、送風エア用のブロア41cは常時運転され
ており、ロータリシリンダ41aによつてロータ
リシヤツタ41bの開口率を調整し、送風エアの
吹込みが制御されているが、送風エア圧が低い場
合には、ロータリシリンダ41aを常時開放状態
に保持するように制御しても良い。上記空気吹込
装置4において、上記送風エアは袋8を全体的に
展開するのに有効であり、且つ、上記加圧エアは
袋8の四隅を展開するのに有効であるので、これ
らを併用することによつて、袋8を開口したまま
で、短時間に展開なし得る。
展開された袋8は、吸着具31による吸着状態
から解放され、コンテナ搬送コンベヤ6によつて
搬送されて来たコンテナ9内に自然落下される。
尚、吸着具31の吸引状態の解除と同時に、空気
吹込み装置4による吹込みも停止する。又、本実
施例においては1個のコンテナ9に対して2組の
折畳み式袋の展開装置から夫々1個の袋8が投入
されるようになつているが、この実施例に限定さ
れるものではない。
袋8が投入されたコンテナ9は、コンテナ搬送
コンベヤ6によつて搬出される。以上で全ての動
作が完了するが、例えば、送出し装置1によつて
送出された袋8が搬送コンベヤ2によつて搬送さ
れている時、次の袋8の送出しを開始できるの
で、ある袋8については送出し開始からコンテナ
9の搬出終了まで8秒程度を要しても、ある袋8
と次の袋8との送出し間隔は3〜4秒で袋8を展
開なし得る。
以上、本考案の折畳み式袋の開袋装置の実施例
について説明したが、これらに制限されるもので
はなく、例えば、本考案の折畳み式袋の開袋装置
で口縁を開かれた袋8の口縁に空気吹込み管を挿
入した後、再び上記口縁を密閉し、空気を吹込む
ことにより袋8を展開整形するようになしても良
い。
(考案の効果) 叙上の如く、本考案の折畳み式袋の開袋装置
は、少なくとも一方の吸着具にリンク機構と、該
リンク機構を付勢する付勢具とを備え、折畳み式
袋の内面の密着状態を破壊しながら、折畳み式袋
を確実に且つ能率良く開袋なし得、その産業上の
利用価値が高いものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は折畳み式袋の展開装置に本考案の折畳
み式袋の開袋装置を用いた一実施例を示す正面
図、第2図はその平面図、第3図はその左側面
図、第4図は送出しローラの詳細図でaは断面
図、bはそのA−A矢視図、第5図は補助吸着具
(断面で図示)及び補助吸着具昇降装置の拡大正
面図、第6図は開袋装置の要部拡大平面図、第7
図は空気吹込み装置の送風エアノズル及び加圧エ
アノズルの要部拡大斜視図、第8図は折畳み式袋
の正面図でフオツトスイツチとの位置関係も図示
されており、第9図はコンテナの斜視図である。 3……開袋装置、31……吸着具、31a……
吸着部、31b……リンク機構、31c……付勢
具、32……吸着具開閉装置、8……折畳み式
袋。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1) 折畳み式袋を吸着する吸着部を有する1対
    の吸着具と、該吸着具を開閉する吸着具開閉装
    置とを備える折畳み式袋の開袋装置において、 少なくとも一方の前記吸着部を取り付ける取
    付部材は、吸着具開閉装置によつて開閉駆動さ
    れる可動部に対し、取付部材と可動部との開閉
    方向の間隔が狭広自在に変形でき且つ間隔が狭
    くなれば取付部材が開閉方向と直角に移動する
    リンク機構を介して取り付けられ、しかも可動
    部と取付部材との間隔を拡げる方向に取付部材
    を付勢する付勢手段を備えたことを特徴とする
    折畳み式袋の開封装置。 2) リンク機構が平行四辺形リンク機構である
    実用新案登録請求の範囲第1項記載の折畳み式
    袋の開閉装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS62287832A (ja) * 1986-06-07 1987-12-14 西日本製糖株式会社 自動袋詰め装置における袋体の開口装置

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62287832A (ja) * 1986-06-07 1987-12-14 西日本製糖株式会社 自動袋詰め装置における袋体の開口装置

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