JPH0592252A - 鋳造装置 - Google Patents
鋳造装置Info
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- JPH0592252A JPH0592252A JP11414391A JP11414391A JPH0592252A JP H0592252 A JPH0592252 A JP H0592252A JP 11414391 A JP11414391 A JP 11414391A JP 11414391 A JP11414391 A JP 11414391A JP H0592252 A JPH0592252 A JP H0592252A
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- 238000005266 casting Methods 0.000 title claims abstract description 112
- 230000007246 mechanism Effects 0.000 claims description 13
- NJPPVKZQTLUDBO-UHFFFAOYSA-N novaluron Chemical compound C1=C(Cl)C(OC(F)(F)C(OC(F)(F)F)F)=CC=C1NC(=O)NC(=O)C1=C(F)C=CC=C1F NJPPVKZQTLUDBO-UHFFFAOYSA-N 0.000 claims description 2
- 238000001125 extrusion Methods 0.000 description 2
- 239000002184 metal Substances 0.000 description 2
- 230000008602 contraction Effects 0.000 description 1
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- Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 本発明は、縦型,横型あるいは可傾型に対応
でき、しかも小型軽量化された鋳造装置を提供する。 【構成】 可動プラテンに設けられた上型,下プラテン
に設けられた下型及び下型を中間に位置させた一対の油
圧シリンダで駆動される側型で鋳型を形成し、その鋳型
は油圧シリンダで水平から垂直まで回動させる。
でき、しかも小型軽量化された鋳造装置を提供する。 【構成】 可動プラテンに設けられた上型,下プラテン
に設けられた下型及び下型を中間に位置させた一対の油
圧シリンダで駆動される側型で鋳型を形成し、その鋳型
は油圧シリンダで水平から垂直まで回動させる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は鋳造装置に係り、特に、
縦型鋳造装置、横型鋳造装置または可傾鋳造装置として
用いることのできる汎用性のある鋳造装置であって、小
型化されたものに関する。
縦型鋳造装置、横型鋳造装置または可傾鋳造装置として
用いることのできる汎用性のある鋳造装置であって、小
型化されたものに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、鋳造される鋳物の形状や大きさ等
によって、鋳型が上下方向に分割される縦型鋳造装置が
採用されたり、鋳型が左右方向に分割される横型鋳造装
置が採用されたり、あるいは湯口の外側に湯溜りを有
し、その湯溜り内の溶湯を鋳型全体を傾斜させて注湯す
る可傾鋳造装置が採用されたりしている。
によって、鋳型が上下方向に分割される縦型鋳造装置が
採用されたり、鋳型が左右方向に分割される横型鋳造装
置が採用されたり、あるいは湯口の外側に湯溜りを有
し、その湯溜り内の溶湯を鋳型全体を傾斜させて注湯す
る可傾鋳造装置が採用されたりしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の鋳造装置は、縦型鋳造装置、横型鋳造装置あるいは
可傾鋳造装置の専用鋳造装置となっているため、あらゆ
る種類の鋳物に対処するために多種類の専用鋳造装置を
備えておく必要があった。このため、設備費が嵩む欠点
があるとともに、設備が遊休化するおそれがあった。
来の鋳造装置は、縦型鋳造装置、横型鋳造装置あるいは
可傾鋳造装置の専用鋳造装置となっているため、あらゆ
る種類の鋳物に対処するために多種類の専用鋳造装置を
備えておく必要があった。このため、設備費が嵩む欠点
があるとともに、設備が遊休化するおそれがあった。
【0004】例えば、鋳造される鋳物が可傾鋳造装置で
作られる場合は、横型鋳造装置や縦型鋳造装置が遊体化
して稼動率が低下するという問題点を有していた。
作られる場合は、横型鋳造装置や縦型鋳造装置が遊体化
して稼動率が低下するという問題点を有していた。
【0005】さらに、可傾鋳造装置においては、装置が
大型化すると重量が大きくなり可傾駆動機構を大型化す
る必要があり、コスト高になる欠点があった。
大型化すると重量が大きくなり可傾駆動機構を大型化す
る必要があり、コスト高になる欠点があった。
【0006】本発明は、上述のような問題点を解決する
ためになされたものであって、縦型鋳造装置としても、
また横型鋳造装置としても、さらには可傾鋳造装置とし
ても使用可能であって、小型化された鋳造装置を提供す
ることを目的としている。
ためになされたものであって、縦型鋳造装置としても、
また横型鋳造装置としても、さらには可傾鋳造装置とし
ても使用可能であって、小型化された鋳造装置を提供す
ることを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明に係る鋳造装置
は、上記目的を達成するために、間隔保持部材で結合さ
れた第1プラテンと第2プラテン間にその間隔保持部材
に案内されて可動する可動プラテンを有し、その可動プ
ラテンと上記第2プラテンの対向する側に合体して鋳型
を形成する第1型と第2型とがそれぞれ設けられるとと
もに、その合体した第1型と第2型の側面に合体する第
3型とが設けられる鋳造部と、第1型または第2型を中
間に位置させて上記第3型を移動させるための上記可動
プラテンまたは上記第2プラテンに設けられた一対の移
動機構からなる第3型移動手段と、上記第1プラテンに
設けられた上記可動プラテンを移動させるための可動プ
ラテン駆動手段と、上記鋳造部を回動自在に軸支した架
台と、一端側が上記鋳造部に回動自在に軸支され、他端
側が前記架台に回動自在に軸支されてその鋳造部を回動
させる鋳造部回動手段とを有することを特徴としてい
る。
は、上記目的を達成するために、間隔保持部材で結合さ
れた第1プラテンと第2プラテン間にその間隔保持部材
に案内されて可動する可動プラテンを有し、その可動プ
ラテンと上記第2プラテンの対向する側に合体して鋳型
を形成する第1型と第2型とがそれぞれ設けられるとと
もに、その合体した第1型と第2型の側面に合体する第
3型とが設けられる鋳造部と、第1型または第2型を中
間に位置させて上記第3型を移動させるための上記可動
プラテンまたは上記第2プラテンに設けられた一対の移
動機構からなる第3型移動手段と、上記第1プラテンに
設けられた上記可動プラテンを移動させるための可動プ
ラテン駆動手段と、上記鋳造部を回動自在に軸支した架
台と、一端側が上記鋳造部に回動自在に軸支され、他端
側が前記架台に回動自在に軸支されてその鋳造部を回動
させる鋳造部回動手段とを有することを特徴としてい
る。
【0008】
【作用】上記構成において、鋳造部は鋳造部回動手段に
より架台に軸支されて回動する。したがって、鋳造部を
回動して直立状態に位置させたときは、その鋳造部は縦
型鋳造装置として用いることが可能となり、また鋳造部
を水平状態に回動させて位置させたときは、その鋳造部
は横型鋳造装置として用いることができる。他方、鋳造
部にセットされた第1型,第2型及び第3型との合体さ
れた鋳型が、その鋳造部の回動に伴って回転させられる
ので、可傾鋳造装置として用いることも可能となる。
より架台に軸支されて回動する。したがって、鋳造部を
回動して直立状態に位置させたときは、その鋳造部は縦
型鋳造装置として用いることが可能となり、また鋳造部
を水平状態に回動させて位置させたときは、その鋳造部
は横型鋳造装置として用いることができる。他方、鋳造
部にセットされた第1型,第2型及び第3型との合体さ
れた鋳型が、その鋳造部の回動に伴って回転させられる
ので、可傾鋳造装置として用いることも可能となる。
【0009】第1型と第2型の合体は可動プラテンの移
動によって行なわれ、第1型と第2型との合体された鋳
型への第3型の合体は、一対の移動機構からなる第3型
移動手段により行なわれる。
動によって行なわれ、第1型と第2型との合体された鋳
型への第3型の合体は、一対の移動機構からなる第3型
移動手段により行なわれる。
【0010】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説
明する。
明する。
【0011】図1は、鋳造装置Aの正面図であって、鋳
造部aが水平方向に回動された状態が示され、また図2
は図1の右側面図で、鋳造部aが直立状態に回動された
状態の拡大を示している。
造部aが水平方向に回動された状態が示され、また図2
は図1の右側面図で、鋳造部aが直立状態に回動された
状態の拡大を示している。
【0012】鋳造部aは、平面形状がほぼ正方形の第1
プラテン(以下、上プラテンという)1と第2プラテン
(以下、下プラテンという)2と可動プラテン3との三
つのプラテンを含み、このうち上,下プラテン1,2
は、図3,図4に示されるように、3箇所の角をタイロ
ッド(間隔保持部材)4で所定の間隔を保ってそれぞれ
結合されている。また、可動プラテン3は、上,下プラ
テン1,2間に設けられ、3本のタイロッド4と、タイ
ロッド4の設けられていない上プラテンの角に設けられ
た摺動筒5とに案内されて移動可能に設けられている。
したがって、可動プラテン3の摺動筒5に対応する角に
は、ガイドロッド6が設けられている。
プラテン(以下、上プラテンという)1と第2プラテン
(以下、下プラテンという)2と可動プラテン3との三
つのプラテンを含み、このうち上,下プラテン1,2
は、図3,図4に示されるように、3箇所の角をタイロ
ッド(間隔保持部材)4で所定の間隔を保ってそれぞれ
結合されている。また、可動プラテン3は、上,下プラ
テン1,2間に設けられ、3本のタイロッド4と、タイ
ロッド4の設けられていない上プラテンの角に設けられ
た摺動筒5とに案内されて移動可能に設けられている。
したがって、可動プラテン3の摺動筒5に対応する角に
は、ガイドロッド6が設けられている。
【0013】可動プラテン3は、上プラテン1に設けら
れた油圧シリンダ(可動プラテン駆動手段)7によって
移動されるように構成されている。すなわち、油圧シリ
ンダ7が上プラテン1の上面に固定されているととも
に、その油圧シリンダ7のピストンロッド7aが上プラ
テン1に設けられた穴2aを貫通して可動プラテン3の
上面に固定されている。したがって、ピストンロッド7
aが上下動すると、それに伴って可動プラテン3も上下
動することができる(矢印イ参照)。
れた油圧シリンダ(可動プラテン駆動手段)7によって
移動されるように構成されている。すなわち、油圧シリ
ンダ7が上プラテン1の上面に固定されているととも
に、その油圧シリンダ7のピストンロッド7aが上プラ
テン1に設けられた穴2aを貫通して可動プラテン3の
上面に固定されている。したがって、ピストンロッド7
aが上下動すると、それに伴って可動プラテン3も上下
動することができる(矢印イ参照)。
【0014】可動プラテン3と下プラテン2の間には、
合体されて一つの鋳型を形成し、所望形状の鋳物を得る
ための第1型(以下、上型という)X,第2型(以下、
下型という)Y及び第3型(以下、側型という)Zが設
けられるが、上型Xと下型Yとは可動プラテン3と下プ
ラテン2の対向する面にそれぞれ固定され、このうち下
型Yは下プラテン2上に載置されるベース8を介して固
定される。また、側型Zはベース8上に載置された後述
する一対の油圧シリンダからなる移動機構の第3型移動
手段を介して設けられている。
合体されて一つの鋳型を形成し、所望形状の鋳物を得る
ための第1型(以下、上型という)X,第2型(以下、
下型という)Y及び第3型(以下、側型という)Zが設
けられるが、上型Xと下型Yとは可動プラテン3と下プ
ラテン2の対向する面にそれぞれ固定され、このうち下
型Yは下プラテン2上に載置されるベース8を介して固
定される。また、側型Zはベース8上に載置された後述
する一対の油圧シリンダからなる移動機構の第3型移動
手段を介して設けられている。
【0015】ベース8は、4角が下プラテン2に設けら
れた油圧シリンダ9で作動されるクランプ機構10で下
プラテン2に固定されるとともに、このクランプ機構1
0が解除されたときには、ベース8の移動が可能となる
ように構成されている。
れた油圧シリンダ9で作動されるクランプ機構10で下
プラテン2に固定されるとともに、このクランプ機構1
0が解除されたときには、ベース8の移動が可能となる
ように構成されている。
【0016】下プラテン2及び可動プラテン3には、上
型Xと下型Yとが離型する際に、鋳物(製品)を鋳型か
ら押出す押出手段11,12がそれぞれ設けられてい
る。このうち、押出手段11は鋳物を上型Xに付ける場
合に用いられ、また押出手段12には鋳物を下型Yに付
ける場合に用いられる。
型Xと下型Yとが離型する際に、鋳物(製品)を鋳型か
ら押出す押出手段11,12がそれぞれ設けられてい
る。このうち、押出手段11は鋳物を上型Xに付ける場
合に用いられ、また押出手段12には鋳物を下型Yに付
ける場合に用いられる。
【0017】なお、上型Xまたは下型Yから鋳物を取出
す際に用いられる排出用押出ピンは別途設けられてい
る。すなわち、上型Xから鋳物を取出す際の排出用押出
ピン11aは、可動プラテン3を貫通して上プラテン1
に設けられ、可動プラテン3が上プラテン1側に移動す
ることにより得られる排出用押出ピン11aの突出を利
用して鋳物の排出が行なわれる(図2参照。なお、図1
には図面の煩雑を避けるため、排出用押出ピン11aは
省略されている。)。また、下型Yから鋳物を取出す際
に用いられる排出用押出ピン12aは、後述の作業テー
ブルbに設けられている。これについては後述する。
す際に用いられる排出用押出ピンは別途設けられてい
る。すなわち、上型Xから鋳物を取出す際の排出用押出
ピン11aは、可動プラテン3を貫通して上プラテン1
に設けられ、可動プラテン3が上プラテン1側に移動す
ることにより得られる排出用押出ピン11aの突出を利
用して鋳物の排出が行なわれる(図2参照。なお、図1
には図面の煩雑を避けるため、排出用押出ピン11aは
省略されている。)。また、下型Yから鋳物を取出す際
に用いられる排出用押出ピン12aは、後述の作業テー
ブルbに設けられている。これについては後述する。
【0018】押出手段11,12の押出機構は、周知の
押出機構と同じく油圧シリンダによって作動する押出ピ
ンを用いて行なわれる。しかし、可動プラテン3側の押
出手段12は、可動プラテン3の上面に設けられた一対
の油圧シリンダ13a,13bと、これら油圧シリンダ
13a,13bのピストンロッド13a′,13b′を
連結し、油圧シリンダ7のピストンロッド7aの貫通す
る開口を有する連結板14と、この連結板14に固定さ
れた押出ピン15とから構成されている。したがって、
可動プラテン3側の押出手段12は小型化でき、結果的
に上,下プラテン1,2の間隔を小さくして鋳造部aを
小型軽量にすることが可能となる。
押出機構と同じく油圧シリンダによって作動する押出ピ
ンを用いて行なわれる。しかし、可動プラテン3側の押
出手段12は、可動プラテン3の上面に設けられた一対
の油圧シリンダ13a,13bと、これら油圧シリンダ
13a,13bのピストンロッド13a′,13b′を
連結し、油圧シリンダ7のピストンロッド7aの貫通す
る開口を有する連結板14と、この連結板14に固定さ
れた押出ピン15とから構成されている。したがって、
可動プラテン3側の押出手段12は小型化でき、結果的
に上,下プラテン1,2の間隔を小さくして鋳造部aを
小型軽量にすることが可能となる。
【0019】鋳造部aの一側面側(図1では下側、図2
では裏面側)には、フレーム16が設けられているとと
もに、そのフレーム16の下プラテン2側が架台17に
設けられた一対の取付片18,18に回動自在に軸支さ
れている。
では裏面側)には、フレーム16が設けられているとと
もに、そのフレーム16の下プラテン2側が架台17に
設けられた一対の取付片18,18に回動自在に軸支さ
れている。
【0020】架台17の左端側には、回動してくる鋳造
部aを水平状態に位置決めするためのストッパ19が設
けられているとともに、その右端側には鋳造部aの直立
状態を位置決めするストッパ20が設けられている。ま
た、その右端側には、直立状態に位置した鋳造部aを固
定するための空圧シリンダで作動する突出ピン21が設
けられている。したがって、下プラテン2には、この突
出ピン21の挿入される孔21aが設けられていて、鋳
造部aが直立したときにその孔21aに突出ピン21を
挿入して鋳造部aの直立状態が保持固定される。
部aを水平状態に位置決めするためのストッパ19が設
けられているとともに、その右端側には鋳造部aの直立
状態を位置決めするストッパ20が設けられている。ま
た、その右端側には、直立状態に位置した鋳造部aを固
定するための空圧シリンダで作動する突出ピン21が設
けられている。したがって、下プラテン2には、この突
出ピン21の挿入される孔21aが設けられていて、鋳
造部aが直立したときにその孔21aに突出ピン21を
挿入して鋳造部aの直立状態が保持固定される。
【0021】フレーム16のほぼ中央位置、すなわち、
フレーム16の軸支位置より上プラテン1側の位置に
は、架台17に回動自在に設けられた油圧シリンダ(鋳
造部回動手段)22のピストンロッド22aの先端部が
回動自在に設けられている。そして、この油圧シリンダ
22の本体は、架台17に回動自在に軸支されている。
このため、油圧シリンダ22が駆動してそのピストンロ
ッド22aが伸長されると、鋳造部aは、図1の矢印ロ
に示されるように軸支位置を中心に回動される。
フレーム16の軸支位置より上プラテン1側の位置に
は、架台17に回動自在に設けられた油圧シリンダ(鋳
造部回動手段)22のピストンロッド22aの先端部が
回動自在に設けられている。そして、この油圧シリンダ
22の本体は、架台17に回動自在に軸支されている。
このため、油圧シリンダ22が駆動してそのピストンロ
ッド22aが伸長されると、鋳造部aは、図1の矢印ロ
に示されるように軸支位置を中心に回動される。
【0022】このような回動により、鋳造部aが直立状
態に保持され、しかも、この直立状態のみで可動プラテ
ン3が作動して鋳造が行なわれるときは、鋳造部aは縦
型鋳造装置として機能することができる。
態に保持され、しかも、この直立状態のみで可動プラテ
ン3が作動して鋳造が行なわれるときは、鋳造部aは縦
型鋳造装置として機能することができる。
【0023】また、鋳造部aが水平状態に保持され、し
かもその水平状態のみで可動プラテン3が作動して鋳造
が行なわれるときは、鋳造部aは横型鋳造装置として機
能することができる。
かもその水平状態のみで可動プラテン3が作動して鋳造
が行なわれるときは、鋳造部aは横型鋳造装置として機
能することができる。
【0024】さらに、鋳造部aが直立状態で鋳型の組立
が行なわれるとともに、その鋳型の湯溜りに注湯され、
その後、鋳造部aが回動されて鋳造されるときは、鋳造
部aは可傾鋳造装置として機能することができる。
が行なわれるとともに、その鋳型の湯溜りに注湯され、
その後、鋳造部aが回動されて鋳造されるときは、鋳造
部aは可傾鋳造装置として機能することができる。
【0025】図5は、図2のC−C線断面図であって、
右半分は側型Zが上型Xと下型Yとの合体された鋳型に
結合(合体)した状態を示し、左半分ははその鋳型から
離れた状態を示しており、側型Zの移動手段(第3型移
動手段)30は、上記押出手段12と同様に構成されて
いる。
右半分は側型Zが上型Xと下型Yとの合体された鋳型に
結合(合体)した状態を示し、左半分ははその鋳型から
離れた状態を示しており、側型Zの移動手段(第3型移
動手段)30は、上記押出手段12と同様に構成されて
いる。
【0026】すなわち、側型Zの移動機構は、下型Yの
左右側に配置され、かつベース8上に固定された一対の
油圧シリンダ31a,31bと、これら油圧シリンダ3
1a,31bのピストンロッド32a,32bに連結さ
れた、かつ側型Zの固定された連結板33とから構成さ
れている。したがって、一対の油圧シリンダ31a,3
1bは、連結板33で同調がとられて側型Zを移動する
ことができる。しかも、これら一対の油圧シリンダ31
a,31bは、ベース8から突出することがないので、
図5に鎖線で示されるような、従来の単一の油圧シリン
ダ34で側型Zを移動するのと比べ各タイバー4,4
(図5の例では上下方向のタイバー)の間隔を大幅に小
さくすることができる。つまり、従来の単一の油圧シリ
ンダ34の場合は、上方のタイバー4,4は鎖線で示し
たタイバー4′,4′となり、タイバー4,4…間隔が
大きくなると、必然的に上プラテン1,下プラテン2,
可動プラテン3も大型化し、さらに可動プラテン3を駆
動する油圧シリンダも大型化してしまう。
左右側に配置され、かつベース8上に固定された一対の
油圧シリンダ31a,31bと、これら油圧シリンダ3
1a,31bのピストンロッド32a,32bに連結さ
れた、かつ側型Zの固定された連結板33とから構成さ
れている。したがって、一対の油圧シリンダ31a,3
1bは、連結板33で同調がとられて側型Zを移動する
ことができる。しかも、これら一対の油圧シリンダ31
a,31bは、ベース8から突出することがないので、
図5に鎖線で示されるような、従来の単一の油圧シリン
ダ34で側型Zを移動するのと比べ各タイバー4,4
(図5の例では上下方向のタイバー)の間隔を大幅に小
さくすることができる。つまり、従来の単一の油圧シリ
ンダ34の場合は、上方のタイバー4,4は鎖線で示し
たタイバー4′,4′となり、タイバー4,4…間隔が
大きくなると、必然的に上プラテン1,下プラテン2,
可動プラテン3も大型化し、さらに可動プラテン3を駆
動する油圧シリンダも大型化してしまう。
【0027】なお、側型Zはベース8に、つまり下プラ
テン2に設けることなく、可動プラテン3に設けるよう
にしてもよい。
テン2に設けることなく、可動プラテン3に設けるよう
にしてもよい。
【0028】このように、鋳造部aが可傾鋳造装置とし
て使用されるときは、可動プラテン3側の押出手段12
が小型化される外に、側型Zの移動機構がベース8上内
に位置してタイバー4,4…間隔を小さくすることによ
り、鋳造部全体が小型化されるので、その回動力は小さ
くてすみ、油圧シリンダ22が小型化できる利点があ
る。
て使用されるときは、可動プラテン3側の押出手段12
が小型化される外に、側型Zの移動機構がベース8上内
に位置してタイバー4,4…間隔を小さくすることによ
り、鋳造部全体が小型化されるので、その回動力は小さ
くてすみ、油圧シリンダ22が小型化できる利点があ
る。
【0029】本実施例に係る鋳造装置Aは、鋳造部aが
直立した状態の下プラテン2の近傍にその下プラテン2
とほぼ同一面を有する作業テーブルbが並設されてい
て、図6は、これら下プラテン2と作業テーブルbとの
平面上の位置関係を示している。
直立した状態の下プラテン2の近傍にその下プラテン2
とほぼ同一面を有する作業テーブルbが並設されてい
て、図6は、これら下プラテン2と作業テーブルbとの
平面上の位置関係を示している。
【0030】下プラテン2と作業テーブルbの上面部材
40には、ベース8を下から支えて左右方向への移動を
助ける複数のローラ41,41…が設けられているとと
もに、ベース8の前後の側面に当接してベース8の前後
方向への移動を規制する複数のローラ42,42…が設
けられている。したがって、ベース8は、クランプ機構
10が解除されたときは、下プラテン2から作業テーブ
ルbへ移動可能であり、逆に、作業テーブルb上のベー
ス8を下プラテン2へ移動することも可能となる。
40には、ベース8を下から支えて左右方向への移動を
助ける複数のローラ41,41…が設けられているとと
もに、ベース8の前後の側面に当接してベース8の前後
方向への移動を規制する複数のローラ42,42…が設
けられている。したがって、ベース8は、クランプ機構
10が解除されたときは、下プラテン2から作業テーブ
ルbへ移動可能であり、逆に、作業テーブルb上のベー
ス8を下プラテン2へ移動することも可能となる。
【0031】ベース8の移動は、下プラテン2の下面に
設けられた油圧シリンダ(移動手段)43によって行な
われる。すなわち、油圧シリンダ43のピストンロッド
43aの伸縮方向(図7矢印ハ参照)は、作業テーブル
b側に向けられているとともに、そのピストンロッド4
3aの先端部には油圧シリンダ44で上下動されるピン
45が設けられている(図7の矢印ニ参照)。
設けられた油圧シリンダ(移動手段)43によって行な
われる。すなわち、油圧シリンダ43のピストンロッド
43aの伸縮方向(図7矢印ハ参照)は、作業テーブル
b側に向けられているとともに、そのピストンロッド4
3aの先端部には油圧シリンダ44で上下動されるピン
45が設けられている(図7の矢印ニ参照)。
【0032】したがって、ピン45がベース8の下面に
設けられている穴8aに挿入され、かつ油圧シリンダ4
3が駆動してそのピストンロッド43aが伸長される
と、ベース8を下プラテン2から作業テーブルbへ移動
でき、また、その伸長されたピストンロッド43aが短
縮されるとベース8を作業テーブルbから下プラテン2
へ移動させることができる。
設けられている穴8aに挿入され、かつ油圧シリンダ4
3が駆動してそのピストンロッド43aが伸長される
と、ベース8を下プラテン2から作業テーブルbへ移動
でき、また、その伸長されたピストンロッド43aが短
縮されるとベース8を作業テーブルbから下プラテン2
へ移動させることができる。
【0033】なお、図6中、43bは、ベース8が作業
テーブルbに位置したときに位置決めする空圧シリンダ
で駆動される固定ピンである。
テーブルbに位置したときに位置決めする空圧シリンダ
で駆動される固定ピンである。
【0034】作業テーブルbの上面部材40は、図8に
示されるように、油圧シリンダ(上昇手段)46によっ
て下プラテン2と同じ位置よりも上方へ移動させること
ができるように構成されている。すなわち、上面部材4
0は、その上面部材40を支持するフレーム47を作業
テーブルbの架台48に設けた油圧シリンダ46で上下
動されるように構成されている。
示されるように、油圧シリンダ(上昇手段)46によっ
て下プラテン2と同じ位置よりも上方へ移動させること
ができるように構成されている。すなわち、上面部材4
0は、その上面部材40を支持するフレーム47を作業
テーブルbの架台48に設けた油圧シリンダ46で上下
動されるように構成されている。
【0035】したがって、作業員が作業テーブルb上で
下型Yに中子をセットしたり、あるいは下型Yから鋳物
を取出す等の作業を行なう際、その作業は中腰となるこ
とがないので、作業性がよい。
下型Yに中子をセットしたり、あるいは下型Yから鋳物
を取出す等の作業を行なう際、その作業は中腰となるこ
とがないので、作業性がよい。
【0036】また、作業テーブルbには、下型Yから鋳
物を取出すための排出用押出ピン12aが設けられてい
る。すなわち、フレーム47aには排出用押出ピン12
aを作動させる油圧シリンダ49が設けられており、こ
の排出用押出ピン12aは上面部材40に設けられた貫
通孔40aとベース8に設けられた貫通孔50を介して
下型Yに達し、下型Y内の鋳物を上方へ排出できるよう
に構成されている。
物を取出すための排出用押出ピン12aが設けられてい
る。すなわち、フレーム47aには排出用押出ピン12
aを作動させる油圧シリンダ49が設けられており、こ
の排出用押出ピン12aは上面部材40に設けられた貫
通孔40aとベース8に設けられた貫通孔50を介して
下型Yに達し、下型Y内の鋳物を上方へ排出できるよう
に構成されている。
【0037】
【発明の効果】本発明に係る鋳造装置は、鋳造部が架台
に水平状態から直立状態まで回動自在に設けられている
ので、鋳造部を直立状態にセットしたときは縦型鋳造装
置とすることができ、また鋳造部を水平状態にセットし
たときは横型鋳造装置とすることができ、さらに鋳造部
を回動させて鋳造を行なうときは可傾鋳造装置として使
用することができ、汎用性の優れた鋳造装置であり、側
型を移動させる第3型移動手段は下プラテンまたは可動
プラテン内に設けられるので、タイバー間隔を小さくし
て鋳造部の全体構造を小型軽量化できる利益がある。
に水平状態から直立状態まで回動自在に設けられている
ので、鋳造部を直立状態にセットしたときは縦型鋳造装
置とすることができ、また鋳造部を水平状態にセットし
たときは横型鋳造装置とすることができ、さらに鋳造部
を回動させて鋳造を行なうときは可傾鋳造装置として使
用することができ、汎用性の優れた鋳造装置であり、側
型を移動させる第3型移動手段は下プラテンまたは可動
プラテン内に設けられるので、タイバー間隔を小さくし
て鋳造部の全体構造を小型軽量化できる利益がある。
【図1】鋳造部を水平状態に回動したときの正面図であ
る。
る。
【図2】鋳造部を直立状態にしたときの図1の拡大右側
面図である。
面図である。
【図3】図1のA−A線拡大断面図である。
【図4】図1のB−B線拡大断面図である。
【図5】図2のC−C線拡大断面図である。
【図6】下プラテンと作業台との位置関係を示す平面図
である。
である。
【図7】移動手段を示す説明図である。
【図8】図6の右側面図である。
A 鋳造装置 X 上型(第1型) Y 下型(第2型) Z 側型(第3型) a 鋳造部 b 作業テーブル 1 上プラテン(第1プラテン) 2 下プラテン(第2プラテン) 7 油圧シリンダ(駆動手段) 8 ベース 17 架台 22 油圧シリンダ(回動手段) 30 上面部材 31a,31b 油圧シリンダ(移動機構) 33 連結板
Claims (1)
- 間隔保持部材で結合された第1プラテンと第2プラテン
間にその間隔保持部材に案内されて可動する可動プラテ
ンを有し、その可動プラテンと上記第2プラテンの対向
する側に合体して鋳型を形成する第1型と第2型とがそ
れぞれ設けられるとともに、その合体した第1型と第2
型の側面に合体する第3型とが設けられる鋳造部と、第
1型または第2型を中間に位置させて上記第3型を移動
させるための上記可動プラテンまたは上記第2プラテン
に設けられた一対の移動機構からなる第3型移動手段
と、上記第1プラテンに設けられた上記可動プラテンを
移動させるための可動プラテン駆動手段と、上記鋳造部
を回動自在に軸支した架台と、一端側が上記鋳造部に回
動自在に軸支され、他端側が前記架台に回動自在に軸支
されてその鋳造部を回動させる鋳造部回動手段と、を有
することを特徴とする鋳造装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11414391A JP2839387B2 (ja) | 1991-04-18 | 1991-04-18 | 鋳造装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11414391A JP2839387B2 (ja) | 1991-04-18 | 1991-04-18 | 鋳造装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0592252A true JPH0592252A (ja) | 1993-04-16 |
JP2839387B2 JP2839387B2 (ja) | 1998-12-16 |
Family
ID=14630224
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11414391A Expired - Fee Related JP2839387B2 (ja) | 1991-04-18 | 1991-04-18 | 鋳造装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2839387B2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN104399955A (zh) * | 2014-12-17 | 2015-03-11 | 济南圣元机械工程有限公司 | 90°倾转式金属型重力铸造机 |
CN107876742A (zh) * | 2017-11-09 | 2018-04-06 | 宁波科达精工科技股份有限公司 | 一种翻转式浇铸机 |
CN118720100A (zh) * | 2024-09-04 | 2024-10-01 | 杭州润德车轮制造有限公司 | 一种轮毂制造用挤压铸造装置 |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN104028736B (zh) * | 2014-05-12 | 2016-06-15 | 新昌县东科精密机械有限公司 | 倾转式自动浇铸机 |
-
1991
- 1991-04-18 JP JP11414391A patent/JP2839387B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN104399955A (zh) * | 2014-12-17 | 2015-03-11 | 济南圣元机械工程有限公司 | 90°倾转式金属型重力铸造机 |
CN107876742A (zh) * | 2017-11-09 | 2018-04-06 | 宁波科达精工科技股份有限公司 | 一种翻转式浇铸机 |
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Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2839387B2 (ja) | 1998-12-16 |
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Legal Events
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