JPH059199Y2 - - Google Patents
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Description
(産業上の利用分野)
本考案は接着剤を利用して常温転写しさらにV
カツト加工を施して化粧材を作る為の転写化粧シ
ートに関するものであり、合板に透明インキ層を
転写することにより被転写体のもつ素材感が活か
し、尚かつ印刷により意匠性を高める為のもので
ある。 (従来の技術) 合板等の基材表面に、印刷した塩ビフイルムを
貼り合わせて化粧板を作る技術は良く知られてい
る。この方法によれば、基材表面に塩ビフイルム
を貼りつけた後、この貼着したビフイルムを残し
て基材のVカツト加工を行う。このようにすると
Vカツトされた基材はフイルムによつて連係され
ており、バラバラに分離することがないが、この
ような化粧板では、使用時の過酷な寒熱繰り返
し、乾湿繰り返しにより、経時的にフイルムが剥
離してふくれてしまうことがあつた。また、塩ビ
フイルムは、Vカツトされた基材を連係させるた
めに、通常100μ以上の厚いものを使用するため、
得られた化粧板にはこのフイルムを貼り合わせた
ことが歴然としており、意匠効果上好ましくなか
つた。 前記特願昭60−236135号はこのような欠点を解
消するためになされたもので、離型性基体シート
上にトツプコート(剥離ニス)層、アンダーコー
ト層、柄印刷層を設けた転写シートを、接着材を
介して基板に貼り合わせ、基体シートを剥離せず
に上述のVカツト加工を行ない、しかる後基体シ
ートを剥離するもので、こうすることにより、
塩ビフイルムが存在していないから経時的に剥離
やふくれが生じない、Vカツト加工時には基体
シートが貼り合わせてあるから基材は連係されて
おり、得られた化粧板表面には厚さ10μ〜50μ程
度のコート層が存在するだけであるから、意匠効
果を損えわない、という効果を有するものであつ
た。 (考案が解決しようとする問題点) ところで、剥離ニスに硬化型の樹脂を用いる
と、これを硬化させるため、80℃程度の高温で長
時間エージングする必要があるので、この高温時
に軟化することのない紙をベースとし、この上に
離型性のポリオレフイン樹脂をエキストルーダー
コーテイングした基体シートが用いられていた。 しかし、特願昭60−236135号の方法において
は、Vカツト加工時に基体シートが剥離しないこ
とが要求されると共に、化粧板製造後には基体シ
ートが容易に剥離できることが要求され、このた
め、離型性樹脂と剥離ニスが50〜400g/25mm程
度の接着力で接着することが望まれる。また、こ
の際に、紙と離型性樹脂の接着強度が、離型性樹
脂と剥離ニスとの接着強度より大きいことが要求
されるのは当然である。しかるにポリオレフイン
樹脂としてポリエチレン、ポリプロピレン、ある
いはその両者の混合物を検討した結果、いずれも
この二つの要求、すなわち、離型性樹脂と剥離ニ
スの接着強度Aが50〜500g/25mmであること、
紙と離型性樹脂の接着強度BがAより大きいこと
の二つの要求を満たしていないのである。 そこで、本考案はこの二つの要求を満たした転
写化粧シートを提供することを目的とする。 (問題点を解決するための手段) この目的を達成するため、本考案は、紙の表面
にポリプロピレン樹脂が86〜98%でポリエチレン
樹脂を2〜14%含む下地フイルム層と、ポリプロ
ピレン樹脂が70〜75%でポリエチレン樹脂を25〜
30%含む上地フイルム層を設けて基体シートに、
塩素化ポリプロピレン樹脂を含む剥離ニス層を設
け、この剥離ニス層上に少なくとも柄印刷層を有
することを特徴とする転写化粧シートを提供す
る。 (作用) 本考案における下地フルイム層との紙との接着
強度は380〜430g/25mm程度、上地フイルム層と
剥離ニス層との接着強度は200〜400g/25mmであ
り、下地フイルムと上地フイルムとは両者ともポ
リプロピレンとポリエチレンの混合物であつて両
者の接着強度は極めて大きい。この結果、上地フ
イルムと下地フイルムの両者が一体となつて離型
性樹脂層を構成し、Vカツト加工時に基体シート
が剥離することがなく、化粧板製造後には容易に
基体シートを剥離できる転写化粧シートが得られ
る。 (実施例の説明) 以下、図面を参照して本考案の実施例を説明す
る。第1図は本考案の転写化粧シートの断面図、
第2図はVカツト加工後、基体シートを剥してい
るところを示す図である。 第1図において8は基体シート、1は裏打紙、
2は下地フイルム、3は上地フイルム、9は転写
層を示す。 裏打紙1としては坪量50g/m2程度の表面の平
滑なホーム用紙グレードのものが使用できる。上
地フイルム3としては、ポリプロプレン/ポリエ
チレンの混合比率が70〜75/15〜25のオレフイン
系樹脂が使用できず、下地フイルム2としては、
ポリプロピレン/ポリエチレンの混合比率が86〜
98/2〜14のオレフイン系樹脂が使用でき、これ
らの樹脂は共押出し可能なエクストルーダーによ
り一体化された離型製樹脂層4として裏打紙1の
表面にラミネートすることができる。 転写層9は剥離ニス層5、柄印刷層6、接着ニ
ス層から成り、剥離ニス層5には、残存OH基を
有するポリマー又はプレポリマーとイソシアネー
トの混合物から成る二液硬化型の樹脂に塩素化ポ
リプロピレンを添加したものが使用できる。二液
硬化型の樹脂としては二液硬化型ウレタン樹脂又
は二液硬化型のセルロースアセテートブチレート
樹脂が例示できる。 柄印刷層6は塩化ビニルー酢酸ビニル共重合樹
脂あるいはこれにアクリル樹脂を混合したものを
バインダーとし、透明顔料を着色剤としたインキ
を印刷して形成できる。 接着ニス層7は柄印刷層まで施された転写シー
ト80℃で24〜48時間エージングした後、塩化ビニ
ルー酢酸ビニル共重合樹脂を塗布して形成する。 この転写化粧シートは第2図に示すように合板
等の被転写基材11上にエマルジヨンタイプある
いは油性タイプの接着剤10を塗布し、転写化粧
シートをラミネートし、その硬化後に転写化粧シ
ートのラミネート面の反対面から台板11にV字
状溝を形成し、このV字状溝に接着剤を注入し、
台板を折り曲げて固定する。接着剤が硬化した
後、基体シート8のみを剥離除去して化粧材が得
られる。尚、この後その表面保護のため耐摩耗性
のある塗料を塗布しても良い。 (試験例) 坪量52.3g/m2の表面の平滑なホーム用紙表面
にエクストルーダーにより共押出しで、下地フイ
ルム用樹脂10μと上地フイルム用樹脂10μを同時
に押出してラミネートして基体シートを得た。次
に二液硬化型ウレタン系樹脂に塩素化ポプロピレ
ンを添加した剥離ニスをグラビア印刷によつて1
〜2μの厚さにコーテングした。次に塩化ビニル
ー酢酸ビニル共重合樹脂をバインダーとし、透明
顔料を接着剤とする透明インキで木目柄をグラビ
ア印刷し、80℃で48時間エージングさせた。その
後塩化ビニルー酢酸ビニル共重合樹脂よりなる接
着ニスをグラビアコートして転写化粧シートを得
た。 なお、下地フイルム用樹脂の組成はポリプロピ
レン93%、ポリエチレン7%であり、上地フルイ
ム用樹脂はポリプロピレン75%、ポリエチレン25
%で、上地フイルムと剥離ニスの接着強度Aは
200〜400g/25mm、下地フイルムと紙との接着強
度Bは380〜430g/25mmで、いずれの場合もB〉
Aであつた。 (比較例) 下地フイルムと上地フイルムの二層の代わり
に、単層の樹脂を用いた外は試験例と同様に転写
化粧シートを作製した。この時用いた樹脂(離型
性樹脂)の組成、接着強度A(g/25mm)、接着強
度B(g/25mm)を以下の表に示す。なお表中
「PP」はポリプロピレン、PEはポリエチレンを
意味する。
カツト加工を施して化粧材を作る為の転写化粧シ
ートに関するものであり、合板に透明インキ層を
転写することにより被転写体のもつ素材感が活か
し、尚かつ印刷により意匠性を高める為のもので
ある。 (従来の技術) 合板等の基材表面に、印刷した塩ビフイルムを
貼り合わせて化粧板を作る技術は良く知られてい
る。この方法によれば、基材表面に塩ビフイルム
を貼りつけた後、この貼着したビフイルムを残し
て基材のVカツト加工を行う。このようにすると
Vカツトされた基材はフイルムによつて連係され
ており、バラバラに分離することがないが、この
ような化粧板では、使用時の過酷な寒熱繰り返
し、乾湿繰り返しにより、経時的にフイルムが剥
離してふくれてしまうことがあつた。また、塩ビ
フイルムは、Vカツトされた基材を連係させるた
めに、通常100μ以上の厚いものを使用するため、
得られた化粧板にはこのフイルムを貼り合わせた
ことが歴然としており、意匠効果上好ましくなか
つた。 前記特願昭60−236135号はこのような欠点を解
消するためになされたもので、離型性基体シート
上にトツプコート(剥離ニス)層、アンダーコー
ト層、柄印刷層を設けた転写シートを、接着材を
介して基板に貼り合わせ、基体シートを剥離せず
に上述のVカツト加工を行ない、しかる後基体シ
ートを剥離するもので、こうすることにより、
塩ビフイルムが存在していないから経時的に剥離
やふくれが生じない、Vカツト加工時には基体
シートが貼り合わせてあるから基材は連係されて
おり、得られた化粧板表面には厚さ10μ〜50μ程
度のコート層が存在するだけであるから、意匠効
果を損えわない、という効果を有するものであつ
た。 (考案が解決しようとする問題点) ところで、剥離ニスに硬化型の樹脂を用いる
と、これを硬化させるため、80℃程度の高温で長
時間エージングする必要があるので、この高温時
に軟化することのない紙をベースとし、この上に
離型性のポリオレフイン樹脂をエキストルーダー
コーテイングした基体シートが用いられていた。 しかし、特願昭60−236135号の方法において
は、Vカツト加工時に基体シートが剥離しないこ
とが要求されると共に、化粧板製造後には基体シ
ートが容易に剥離できることが要求され、このた
め、離型性樹脂と剥離ニスが50〜400g/25mm程
度の接着力で接着することが望まれる。また、こ
の際に、紙と離型性樹脂の接着強度が、離型性樹
脂と剥離ニスとの接着強度より大きいことが要求
されるのは当然である。しかるにポリオレフイン
樹脂としてポリエチレン、ポリプロピレン、ある
いはその両者の混合物を検討した結果、いずれも
この二つの要求、すなわち、離型性樹脂と剥離ニ
スの接着強度Aが50〜500g/25mmであること、
紙と離型性樹脂の接着強度BがAより大きいこと
の二つの要求を満たしていないのである。 そこで、本考案はこの二つの要求を満たした転
写化粧シートを提供することを目的とする。 (問題点を解決するための手段) この目的を達成するため、本考案は、紙の表面
にポリプロピレン樹脂が86〜98%でポリエチレン
樹脂を2〜14%含む下地フイルム層と、ポリプロ
ピレン樹脂が70〜75%でポリエチレン樹脂を25〜
30%含む上地フイルム層を設けて基体シートに、
塩素化ポリプロピレン樹脂を含む剥離ニス層を設
け、この剥離ニス層上に少なくとも柄印刷層を有
することを特徴とする転写化粧シートを提供す
る。 (作用) 本考案における下地フルイム層との紙との接着
強度は380〜430g/25mm程度、上地フイルム層と
剥離ニス層との接着強度は200〜400g/25mmであ
り、下地フイルムと上地フイルムとは両者ともポ
リプロピレンとポリエチレンの混合物であつて両
者の接着強度は極めて大きい。この結果、上地フ
イルムと下地フイルムの両者が一体となつて離型
性樹脂層を構成し、Vカツト加工時に基体シート
が剥離することがなく、化粧板製造後には容易に
基体シートを剥離できる転写化粧シートが得られ
る。 (実施例の説明) 以下、図面を参照して本考案の実施例を説明す
る。第1図は本考案の転写化粧シートの断面図、
第2図はVカツト加工後、基体シートを剥してい
るところを示す図である。 第1図において8は基体シート、1は裏打紙、
2は下地フイルム、3は上地フイルム、9は転写
層を示す。 裏打紙1としては坪量50g/m2程度の表面の平
滑なホーム用紙グレードのものが使用できる。上
地フイルム3としては、ポリプロプレン/ポリエ
チレンの混合比率が70〜75/15〜25のオレフイン
系樹脂が使用できず、下地フイルム2としては、
ポリプロピレン/ポリエチレンの混合比率が86〜
98/2〜14のオレフイン系樹脂が使用でき、これ
らの樹脂は共押出し可能なエクストルーダーによ
り一体化された離型製樹脂層4として裏打紙1の
表面にラミネートすることができる。 転写層9は剥離ニス層5、柄印刷層6、接着ニ
ス層から成り、剥離ニス層5には、残存OH基を
有するポリマー又はプレポリマーとイソシアネー
トの混合物から成る二液硬化型の樹脂に塩素化ポ
リプロピレンを添加したものが使用できる。二液
硬化型の樹脂としては二液硬化型ウレタン樹脂又
は二液硬化型のセルロースアセテートブチレート
樹脂が例示できる。 柄印刷層6は塩化ビニルー酢酸ビニル共重合樹
脂あるいはこれにアクリル樹脂を混合したものを
バインダーとし、透明顔料を着色剤としたインキ
を印刷して形成できる。 接着ニス層7は柄印刷層まで施された転写シー
ト80℃で24〜48時間エージングした後、塩化ビニ
ルー酢酸ビニル共重合樹脂を塗布して形成する。 この転写化粧シートは第2図に示すように合板
等の被転写基材11上にエマルジヨンタイプある
いは油性タイプの接着剤10を塗布し、転写化粧
シートをラミネートし、その硬化後に転写化粧シ
ートのラミネート面の反対面から台板11にV字
状溝を形成し、このV字状溝に接着剤を注入し、
台板を折り曲げて固定する。接着剤が硬化した
後、基体シート8のみを剥離除去して化粧材が得
られる。尚、この後その表面保護のため耐摩耗性
のある塗料を塗布しても良い。 (試験例) 坪量52.3g/m2の表面の平滑なホーム用紙表面
にエクストルーダーにより共押出しで、下地フイ
ルム用樹脂10μと上地フイルム用樹脂10μを同時
に押出してラミネートして基体シートを得た。次
に二液硬化型ウレタン系樹脂に塩素化ポプロピレ
ンを添加した剥離ニスをグラビア印刷によつて1
〜2μの厚さにコーテングした。次に塩化ビニル
ー酢酸ビニル共重合樹脂をバインダーとし、透明
顔料を接着剤とする透明インキで木目柄をグラビ
ア印刷し、80℃で48時間エージングさせた。その
後塩化ビニルー酢酸ビニル共重合樹脂よりなる接
着ニスをグラビアコートして転写化粧シートを得
た。 なお、下地フイルム用樹脂の組成はポリプロピ
レン93%、ポリエチレン7%であり、上地フルイ
ム用樹脂はポリプロピレン75%、ポリエチレン25
%で、上地フイルムと剥離ニスの接着強度Aは
200〜400g/25mm、下地フイルムと紙との接着強
度Bは380〜430g/25mmで、いずれの場合もB〉
Aであつた。 (比較例) 下地フイルムと上地フイルムの二層の代わり
に、単層の樹脂を用いた外は試験例と同様に転写
化粧シートを作製した。この時用いた樹脂(離型
性樹脂)の組成、接着強度A(g/25mm)、接着強
度B(g/25mm)を以下の表に示す。なお表中
「PP」はポリプロピレン、PEはポリエチレンを
意味する。
【表】
(効果)
以上のような転写化粧シートを使用して、Vカ
ツト化粧材を作製することにより、基体シートの
剥し作業をスムーズに行なえるようになつた。
ツト化粧材を作製することにより、基体シートの
剥し作業をスムーズに行なえるようになつた。
図面は、本考案の実施例を示し、第1図は本考
案の転写化粧シートの断面図、第2図はVカツト
加工品である。 1……裏打紙、2……下地フイルム、3……上
地フイルム、4……離型性樹脂層、5……剥離ニ
ス、6……透明インキ、7……接着ニス、8……
基体シート、9……転写層、10……接着剤、1
1……台板。
案の転写化粧シートの断面図、第2図はVカツト
加工品である。 1……裏打紙、2……下地フイルム、3……上
地フイルム、4……離型性樹脂層、5……剥離ニ
ス、6……透明インキ、7……接着ニス、8……
基体シート、9……転写層、10……接着剤、1
1……台板。
Claims (1)
- 紙の表面にポリプロピレン樹脂が86〜98%でポ
リエチレン樹脂を2〜14%含む下地フイルム層
と、ポリプロピレン樹脂が70〜75%でポリエチレ
ン樹脂を25〜30%含む上地フイルム層を設けた基
体シートに塩素化ポリプロピレン樹脂を含む剥離
ニス層を設け、この剥離ニス層上に少なくとも柄
印刷層を有することを特徴とする転写化粧シー
ト。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1606187U JPH059199Y2 (ja) | 1987-02-05 | 1987-02-05 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1606187U JPH059199Y2 (ja) | 1987-02-05 | 1987-02-05 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS63124199U JPS63124199U (ja) | 1988-08-12 |
JPH059199Y2 true JPH059199Y2 (ja) | 1993-03-08 |
Family
ID=30807577
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1606187U Expired - Lifetime JPH059199Y2 (ja) | 1987-02-05 | 1987-02-05 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH059199Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2873014B2 (ja) * | 1989-02-09 | 1999-03-24 | 日本クラウンコルク株式会社 | 懸賞用樹脂キャップ |
-
1987
- 1987-02-05 JP JP1606187U patent/JPH059199Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS63124199U (ja) | 1988-08-12 |
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